JP2010174417A - 立毛布帛およびその製造方法 - Google Patents
立毛布帛およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010174417A JP2010174417A JP2009020284A JP2009020284A JP2010174417A JP 2010174417 A JP2010174417 A JP 2010174417A JP 2009020284 A JP2009020284 A JP 2009020284A JP 2009020284 A JP2009020284 A JP 2009020284A JP 2010174417 A JP2010174417 A JP 2010174417A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pile
- raised
- napped
- fabric
- yarn
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Woven Fabrics (AREA)
- Carpets (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Knitting Of Fabric (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
Abstract
【解決手段】地組織部2と、パイル4による立毛部3とをよりなる立毛布帛1で、地組織部2のパイル面側に挿入糸5を配し、立毛部3のパイル4を抜蝕加工または刈り込み加工により部分的に除去することにより、挿入糸5の側面が表面に露出した凹部8と、パイルの切断端を頂点とする立毛部3による凸部7とを有するものとする。
【選択図】図2
Description
パイル密度(dtex)=D×A×B×2
D : パイルを構成する糸条の繊度(dtex)
A : ウェル密度(w/インチ)、または、経糸密度(本/インチ)
B : コース密度(c/インチ)、または、緯糸密度(本/インチ)
洗浄処理には、従来公知の洗浄装置や染色機を用いることができる。
28Gで6枚の筬を有するダブルラッセル編機を使用して、筬L1、L3、L5、L6には地糸として潜在捲縮性を有するサイドバイサイド型複合繊維(2種ともポリエチレンテレフタレート)からなる110dtex/48fのマルチフィラメント糸をフルセットで用い、筬L2には挿入糸として167dtex/72fの三角断面のポリエステルマルチフィラメント加工糸をフルセットで用い、筬L4にはパイル糸として潜在捲縮性を有するアルカリ溶解分割型複合繊維(アルカリ難溶解成分:ポリエチレンテレフタレート、アルカリ易溶解成分:共重合ポリエチレンテレフタレート(カチオン染料可染型ポリエチレンテレフタレート、以下CDPと称す))からなる84dtex/25f(単糸繊度3.36dtex)のマルチフィラメント糸と、高収縮性を有する33dtex/12fのポリエステルマルチフィラメント糸の複合糸をフルセットで用いて、筬L1は2−1・1−1・0−1・1−1、筬L2は0−0・0−0・1−1・1−1・0−0・0−0・1−1・1−1・0−0・0−0・2−2・2−2、筬L3は0−1・1−1・2−1・1−1、筬L4は1−2・1−0・1−0・1−2、筬L5は1−1・2−1・1−1・0−1、筬L6は1−1・0−1・1−1・2−1の組織で、編機上の密度が57コース/インチのダブルラッセル編地を編成した。このダブルラッセル編地をセンターカットして、立毛状のパイルからなる立毛部を形成した。
<繊維処理剤:処方1>
糊剤(デンプン) 80g/l
糊剤(カルボキシメチルセルロース) 20g/l
48重量%水酸化ナトリウム 400g/l
水 残
次いで、液流染色機を用いて下記処方の洗浄液にて50℃で15分間洗浄処理し、さらに常温で水洗した。
次いで、ピンテンターを用いて150℃で1.5分間熱処理して仕上げセットを行い、本発明の凹凸意匠を有する立毛布帛を得た。
<洗浄液:処方>
48重量%水酸化ナトリウム 2g/l
ハイドロサルファイト 1g/l
界面活性剤 1g/l
水 残
実施例1で得られた立毛布帛(繊維処理剤を付与する前のもの)にマングルを用いてカルボキシメチルセルロースを付与量2g/m2となるよう付与して受容層を設け、インクジェットを用い、下記条件にて繊維処理剤を付与した。
<繊維処理剤:処方2>
炭酸グアニジン 25部
水 73部
プロピレングリコール 2部
<インクジェット印写条件>
印写装置 : オンデマンド方式シリアル走査線型インクジェット印写装置
ノズル径 : 50μm
駆動電圧 : 100V
周波数 : 5KHz
解像度 : 360dpi
<柄>
1.5〜3.0mmで巾が変化するタテ楊柳柄
実施例1で得られた立毛布帛(繊維処理剤を付与する前のもの)を20×25mm四方の市松模様となるようにパターンシャーリング機によりパイルを刈り込み、本発明の凹凸意匠を有する立毛布帛を得た。
得られた立毛布帛は、パイルの切断端を頂点とする立毛部による凸部と、タテ方向の挿入糸の側面が表面に露出した織物調の凹部を有し、凸部と凹部の質感がやや異なる、異素材感のある優れた意匠性を有していた。
28Gで6枚の筬を有するダブルラッセル編機を使用して、筬L1、L6に地糸として潜在捲縮性を有するサイドバイサイド型複合繊維(2種ともポリエチレンテレフタレート)からなる110dtex/48fのマルチフィラメント糸をフルセットで用い、筬L2、L5に地糸兼挿入糸として167dtex/72fの三角断面のポリエステルマルチフィラメント加工糸をフルセットで用い、筬L3、L4にパイル糸として潜在捲縮性を有するアルカリ溶解分割型複合繊維(アルカリ難溶解成分:ポリエチレンテレフタレート、アルカリ易溶解成分:共重合ポリエチレンテレフタレート(CDP))からなる84dtex/25f(単糸繊度3.36dtex)のマルチフィラメント糸と、高収縮性を有する33dtex/12fのポリエステルマルチフィラメント糸の複合糸を1IN1OUTで用いて、筬L1は2−1・1−1・0−1・1−1、筬L2は0−1・1−1・5−4・4−4、筬L3、L4は共に1−2・1−0・1−0・1−2、筬L5は1−1・5−4・4−4・0−1、筬L6は1−1・0−1・1−1・2−1の組織で、編機上の密度が48コース/インチのダブルラッセル編地を編成した。このダブルラッセル編地をセンターカットして、立毛状のパイルからなる立毛部を形成した。
得られた立毛布帛に、実施例1と同様のロータリースクリーン捺染、湿熱処理、洗浄処理、熱処理(仕上げセット)を行い、本発明の凹凸意匠を有する立毛布帛を得た。
実施例4で得られた立毛布帛(繊維処理剤を付与する前のもの)に、実施例2と同様の受容層形成、インクジェット捺染、湿熱処理、実施例1と同様の洗浄処理、熱処理(仕上げセット)を行い、本発明の凹凸意匠を有する立毛布帛を得た。
得られた立毛布帛は、パイルの切断端を頂点とする立毛部による凸部と、ヨコ方向の挿入糸の側面が表面に露出した織物調の凹部を有し、凸部と凹部の質感が異なる、異素材感のある優れた意匠性を有していた。
実施例4で得られた立毛布帛(繊維処理剤を付与する前のもの)に、実施例3と同様のパターンシャーリング機によるパイルの刈り込み加工を行い、本発明の凹凸意匠を有する立毛布帛を得た。
得られた立毛布帛は、パイルの切断端を頂点とする立毛部による凸部と、ヨコ方向の挿入糸の側面が表面に露出した織物調の凹部を有し、凸部と凹部の質感がやや異なる、異素材感のある優れた意匠性を有していた。
22Gで6枚の筬を有するダブルラッセル編機を使用して、筬L1、L3、L5、L6に地糸として潜在捲縮性を有するサイドバイサイド型複合繊維(2種ともポリエチレンテレフタレート)からなる110dtex/48fのマルチフィラメント糸をフルセットで用い、筬L2に挿入糸として167dtex/72fの三角断面のポリエステルマルチフィラメント加工糸の双糸をフルセットで用い、筬L4にパイル糸として潜在捲縮性を有するアルカリ溶解分割型複合繊維(アルカリ難溶解成分:ポリエチレンテレフタレート、アルカリ易溶解成分:共重合ポリエチレンテレフタレート(CDP))からなる84dtex/25f(単糸繊度3.36dtex)のマルチフィラメント糸と、高収縮性を有する33dtex/12fのポリエステルマルチフィラメント糸の複合糸の双糸をフルセットで用いて、筬L1は2−1・1−1・0−1・1−1、筬L2は0−0・0−0・1−1・1−1・0−0・0−0・1−1・1−1・0−0・0−0・2−2・2−2、筬L3は0−1・1−1・2−1・1−1、筬L4は1−2・1−0・1−0・1−2、筬L5は1−1・2−1・1−1・0−1、筬L6は1−1・0−1・1−1・2−1の組織で、編機上の密度が48コース/インチのダブルラッセル編地を編成した。このダブルラッセル編地をセンターカットして、立毛状のパイルからなる立毛部を形成した。
得られた立毛布帛に、実施例1と同様のロータリースクリーン捺染、湿熱処理、洗浄処理、熱処理(仕上げセット)を行い、本発明の凹凸意匠を有する立毛布帛を得た。
22Gで6枚の筬を有するダブルラッセル編機を使用して、筬L1、L6に地糸として潜在捲縮性を有するサイドバイサイド型複合繊維(2種ともポリエチレンテレフタレート)からなる110dtex/48fのマルチフィラメント糸をフルセットで用い、筬L2、L5に地糸兼挿入糸として167dtex/72fの三角断面のポリエステルマルチフィラメント加工糸の双糸をフルセットで用い、筬L3、L4にパイル糸として潜在捲縮性を有するアルカリ溶解分割型複合繊維(アルカリ難溶解成分:ポリエチレンテレフタレート、アルカリ易溶解成分:共重合ポリエチレンテレフタレート(CDP))からなる84dtex/25f(単糸繊度3.36dtex)のマルチフィラメント糸と、高収縮性を有する33dtex/12fのポリエステルマルチフィラメント糸の複合糸の双糸を1IN1OUTで用いて、筬L1は2−1・1−1・0−1・1−1、筬L2は0−1・1−1・5−4・4−4、筬L3、L4は1−2・1−0・1−0・1−2、筬L5は1−1・5−4・4−4・0−1、筬L6は1−1・0−1・1−1・2−1の組織で、編機上の密度が43コース/インチのダブルラッセル編地を編成した。このダブルラッセル編地をセンターカットして、立毛状のパイルからなる立毛部を形成した。
得られた立毛布帛に、実施例1と同様のロータリースクリーン捺染、湿熱処理、洗浄処理、熱処理(仕上げセット)を行い、本発明の凹凸意匠を有する立毛布帛を得た。
28Gで4枚の筬を有するトリコット編機を使用して、筬L1に地糸として84dtex/36fのポリエステルマルチフィラメント糸をフルセットで用い、筬L2に挿入糸として167dtex/72fの三角断面のポリエステルマルチフィラメント加工糸をフルセットで用い、筬L3に地糸として潜在捲縮性を有するサイドバイサイド型複合繊維(2種ともポリエチレンテレフタレート)からなる110dtex/48fのマルチフィラメント糸をフルセットで用い、筬L4にパイル糸として潜在捲縮性を有するアルカリ溶解分割型複合繊維(アルカリ難溶解成分:ポリエチレンテレフタレート、アルカリ易溶解成分:共重合ポリエチレンテレフタレート(CDP))からなる84dtex/25f(単糸繊度3.36dtex)のマルチフィラメント糸と、高収縮性を有する33dtex/12fのポリエステルマルチフィラメント糸の複合糸をフルセットで用いて、筬L1は2−3・1−0、筬L2は1−0・1−1・0−0・1−1・0−0・1−1・0−0・1−1、筬L3は1−0・1−2、筬L4は1−0・4−5の組織で、編機上の密度が62コース/インチのトリコット編地を編成した。
得られた立毛布帛に、実施例1と同様のロータリースクリーン捺染、湿熱処理、洗浄処理、熱処理(仕上げセット)を行い、本発明の凹凸意匠を有する立毛布帛を得た。
28Gで4枚の筬を有するトリコット編機を使用して、筬L1に地糸として84dtex/36fのポリエステルマルチフィラメント糸をフルセットで用い、筬L2に挿入糸として167dtex/72fの三角断面のポリエステルマルチフィラメント加工糸をフルセットで用い、筬L3に地糸として潜在捲縮性を有するサイドバイサイド型複合繊維(2種ともポリエチレンテレフタレート)からなる84dtex/36fのマルチフィラメント糸をフルセットで用い、筬L4にパイル糸として潜在捲縮性を有するアルカリ溶解分割型複合繊維(アルカリ難溶解成分:ポリエチレンテレフタレート、アルカリ易溶解成分:共重合ポリエチレンテレフタレート(CDP))からなる84dtex/25f(単糸繊度3.36dtex)のマルチフィラメント糸と、高収縮性を有する33dtex/12fのポリエステルマルチフィラメント糸の複合糸をフルセットで用いて、筬L1は2−3・1−0、筬L2は2−2・0−0・0−0・1−1・0−0・1−1・0−0・1−1・0−0・0−0、筬L3は1−0・1−2、筬L4は1−0・4−5の組織で、編機上の密度が62コース/インチのトリコット編地を編成した。
得られた立毛布帛に、実施例1と同様のロータリースクリーン捺染、湿熱処理、洗浄処理、熱処理(仕上げセット)を行い、本発明の凹凸意匠を有する立毛布帛を得た。
28Gのポールシンカー付きのトリコット編機(ポールシンカー高さ1.5mm)を使用して、筬L2に地糸として潜在捲縮性を有するサイドバイサイド型複合繊維(2種ともポリエチレンテレフタレート)からなる110dtex/48fのマルチフィラメント糸をフルセットで用い、筬L3に挿入糸として84dtex/36fの三角断面のポリエステルマルチフィラメント加工糸をフルセットで用い、筬L4にパイル糸として潜在捲縮性を有するアルカリ溶解分割型複合繊維(アルカリ難溶解成分:ポリエチレンテレフタレート、アルカリ易溶解成分:共重合ポリエチレンテレフタレート(CDP))からなる84dtex/25f(単糸繊度3.36dtex)のマルチフィラメント糸と、高収縮性を有する33dtex/12fのポリエステルマルチフィラメント糸の複合糸をフルセットで用いて、筬L2は1−0・1−2、筬L3は1−0・1−1・1−1・1−1・1−1・1−1・1−1・1−1、筬L4は1−0・0−1の組織で、編機上の密度が65コース/インチのポールトリコット編地を編成した。
得られた立毛布帛に、実施例1と同様のロータリースクリーン捺染、湿熱処理、洗浄処理、熱処理(仕上げセット)を行い、本発明の凹凸意匠を有する立毛布帛を得た。
28Gで6枚の筬を有するダブルラッセル編機を使用して、筬L1、L2、L5、L6に地糸として潜在捲縮性を有するサイドバイサイド型複合繊維(2種ともポリエチレンテレフタレート)からなる110dtex/48fのマルチフィラメント糸をフルセットで用い、筬L3、L4にパイル糸として潜在捲縮性を有するアルカリ溶解分割型複合繊維(アルカリ難溶解成分:ポリエチレンテレフタレート、アルカリ易溶解成分:共重合ポリエチレンテレフタレート(CDP))からなる84dtex/25f(単糸繊度3.36dtex)のマルチフィラメント糸と、高収縮性を有する33dtex/12fのポリエステルマルチフィラメント糸の複合糸を1IN1OUTで用いて、筬L1は2−1・1−1・0−1・1−1、筬L2は0−1・1−1・2−1・1−1、筬L3、L4は1−2・1−0・1−0・1−2、筬L5は1−1・2−1・1−1・0−1、筬L6は1−1・0−1・1−1・2−1の組織で、編機上の密度が58コース/インチのダブルラッセル編地を編成した。このダブルラッセル編地をセンターカットして、パイル部を形成した。
得られた立毛布帛の立毛面に、8mm四方の正方形からなるスクエア柄のエンボスロールを用いて、エンボスロール温度195℃、加工速度4m/分、圧力4MPaの条件でエンボス加工を行い、凹凸意匠を有する立毛布帛を得た。
比較例1で得られた立毛布帛(エンボス加工を施す前のもの)に、実施例1と同様のロータリースクリーン捺染、湿熱処理、洗浄処理、熱処理(仕上げセット)を行い、凹凸意匠を有する立毛布帛を得た。
得られた立毛布帛は、パイルの切断端を頂点とする立毛部による凸部と同じくパイルの切断端を頂点とする凹部を有し、凸部と凹部の質感が全く同じで、意匠性に乏しいものであった。
Claims (11)
- 地組織部と、パイルによる立毛部を有する立毛布帛であって、地組織部の立毛面側に挿入糸が配されてなり、立毛部のパイルが部分的に除去されることにより、挿入糸の側面が表面に露出した凹部と、パイルの切断端を頂点とする立毛部による凸部とを有することを特徴とする立毛布帛。
- 地組織部が織成または編成され、パイル糸が地組織部に織り込まれるか、または編み込まれることにより、地組織部の少なくとも片面にパイルによる立毛部が形成され、該立毛部のパイルが部分的に除去されてなる請求項1に記載の立毛布帛。
- 地組織部の少なくとも片面に、起毛処理されて形成された起毛パイルによる立毛部を有し、該立毛部の起毛パイルが部分的に除去されてなる請求項1に記載の立毛布帛。
- 立毛部のパイルが、抜蝕加工あるいは刈り込み加工により部分的に除去されてなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の立毛布帛。
- 挿入糸は、地組織部の立毛面側に織り込まれるか、または編み込まれることにより適宜間隔で地組織部に係止されて、各係止部分間の部分で側面が地組織部の面上にあるように立毛面側全域に配置されており、立毛部のパイルを除去した凹部において表面に露出している請求項1〜4のいずれか1項に記載の立毛布帛。
- 地組織部の少なくとも片面にパイルによる立毛部を有する立毛布帛を、該地組織部の立毛面側に挿入糸を配して形成しておいて、その後の工程で、立毛部のパイルを部分的に除去する加工を施し、パイルを除去した凹部における表面に挿入糸の側面を露出させることを特徴とする立毛布帛の製造方法。
- 地組織部と、地組織部に織り込まれるか、または編み込まれるパイル糸と、地組織部の立毛面側にタテ方向、および/または、ヨコ方向に挿入配置される挿入糸とにより、地組織部の少なくとも片面にパイルによる立毛部を有する立毛布帛を織成または編成しておいて、該立毛部のパイルを除去する加工を施す請求項6に記載の立毛布帛の製造方法。
- 地組織部の少なくとも片面に、起毛処理して形成した起毛パイルによる立毛部を形成しておいて、該立毛部の起毛パイルを除去する加工を施す請求項6に記載の立毛布帛の製造方法。
- 挿入糸を、地組織部の立毛面側に織り込むか、または編み込んで適宜間隔で地組織部に係止させて、各係止部分間の部分で側面が地組織部の面上にあるように立毛面側全域にわって挿入しておく請求項6〜8のいずれか1項に記載の立毛布帛の製造方法。
- 立毛部のパイルを部分的に除去する加工方法として、
立毛布帛の立毛面に、パイルを抜蝕可能な薬剤を含有する繊維処理剤を部分的に塗布する工程と、
繊維処理剤を塗布した立毛布帛に熱処理を行うことにより繊維処理剤を塗布されたパイルを脆化する工程と、
熱処理後の立毛布帛を洗浄処理し、脆化したパイルを除去する工程と
を有してなる請求項6〜9のいずれか1項に記載の立毛布帛の製造方法。 - 立毛部のパイルを部分的に除去する加工方法として、立毛布帛の立毛部において、パターンシャーリング機、デザインシャーリング機、ハンドカットのいずれかの手法により、パイルを刈り込んで、立毛部のパイルを部分的に除去する工程を有してなる請求項6〜9のいずれか1項に記載の立毛布帛の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009020284A JP5430163B2 (ja) | 2009-01-30 | 2009-01-30 | 立毛布帛およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009020284A JP5430163B2 (ja) | 2009-01-30 | 2009-01-30 | 立毛布帛およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010174417A true JP2010174417A (ja) | 2010-08-12 |
JP5430163B2 JP5430163B2 (ja) | 2014-02-26 |
Family
ID=42705648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009020284A Active JP5430163B2 (ja) | 2009-01-30 | 2009-01-30 | 立毛布帛およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5430163B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015504982A (ja) * | 2012-09-21 | 2015-02-16 | クレンボン カンパニー リミテッド | カットループ組織を有する生地、その製造方法及びそれを用いた製品 |
JP2015098314A (ja) * | 2013-11-20 | 2015-05-28 | トヨタ紡織株式会社 | タフテッドカーペット |
JP2021069811A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | トーア紡マテリアル株式会社 | タフトカーペット及びその製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05331785A (ja) * | 1992-02-05 | 1993-12-14 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | パイル布帛の抜蝕加工方法 |
JPH10140464A (ja) * | 1996-09-13 | 1998-05-26 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 意匠性に優れた立毛繊維製品の製造方法 |
JP2004027438A (ja) * | 2002-06-27 | 2004-01-29 | Tamai Towel:Kk | タオル地及びその製造方法 |
-
2009
- 2009-01-30 JP JP2009020284A patent/JP5430163B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05331785A (ja) * | 1992-02-05 | 1993-12-14 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | パイル布帛の抜蝕加工方法 |
JPH10140464A (ja) * | 1996-09-13 | 1998-05-26 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 意匠性に優れた立毛繊維製品の製造方法 |
JP2004027438A (ja) * | 2002-06-27 | 2004-01-29 | Tamai Towel:Kk | タオル地及びその製造方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015504982A (ja) * | 2012-09-21 | 2015-02-16 | クレンボン カンパニー リミテッド | カットループ組織を有する生地、その製造方法及びそれを用いた製品 |
US9683320B2 (en) | 2012-09-21 | 2017-06-20 | Clembon Co., Ltd. | Fabric material having cut loop texture, method of manufacturing same and product using same |
JP2015098314A (ja) * | 2013-11-20 | 2015-05-28 | トヨタ紡織株式会社 | タフテッドカーペット |
JP2021069811A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | トーア紡マテリアル株式会社 | タフトカーペット及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5430163B2 (ja) | 2014-02-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101914695B1 (ko) | 파일의 기립상태가 개선된 날염 파일 니트 원단의 제조방법 | |
JP3887201B2 (ja) | 畝状ダブル・ラッシェル地 | |
JP5430163B2 (ja) | 立毛布帛およびその製造方法 | |
JP4343014B2 (ja) | 緻密超短立毛布帛およびその製造方法およびカーシート部材 | |
JP4500266B2 (ja) | 立毛布帛の製造方法 | |
JP2008038332A (ja) | 抜蝕加工カーテン用布帛 | |
JP4531811B2 (ja) | 凹凸加工用布帛 | |
JP2008002029A (ja) | 立毛布帛の製造方法および立毛布帛およびカーシート | |
JP3989883B2 (ja) | 凹凸模様付き多色パイル布帛 | |
US20020127936A1 (en) | Decorative texturized fabric | |
KR20050022785A (ko) | 표면과 이면의 염색특성이 상이한 스웨이드조 경편지 및그의 제조방법. | |
KR100816862B1 (ko) | 이수축 혼섬사를 이용한 무늬가 형성된 직물 | |
JP2010100977A (ja) | 立毛パイル布帛及びその製造方法 | |
JP2008050722A (ja) | 立毛布帛およびカーシート部材 | |
JPH10331075A (ja) | 人工皮革 | |
JP5090985B2 (ja) | 立毛経編地の製造方法および立毛経編地および内装材 | |
JP4878204B2 (ja) | シート用起毛織物およびその製造方法 | |
JPH05287669A (ja) | パイル・シャーリング編地の製造方法 | |
JP4902421B2 (ja) | 起毛編地およびその製造方法および衣料 | |
JPH0782656A (ja) | パイルファブリック | |
KR100667677B1 (ko) | 하이 파일 또는 보아 직물의 번-아웃 방법 | |
JP2009138291A (ja) | 立毛布帛および車輌内装材 | |
JP3096980U (ja) | 寝装品用の立毛生地 | |
JP2010084259A (ja) | パイル布帛およびその製造方法 | |
JPH10331082A (ja) | 先細立毛を有する織編物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130326 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130409 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130530 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131203 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5430163 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |