JPH0782656A - パイルファブリック - Google Patents
パイルファブリックInfo
- Publication number
- JPH0782656A JPH0782656A JP22886993A JP22886993A JPH0782656A JP H0782656 A JPH0782656 A JP H0782656A JP 22886993 A JP22886993 A JP 22886993A JP 22886993 A JP22886993 A JP 22886993A JP H0782656 A JPH0782656 A JP H0782656A
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- JP
- Japan
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- pile
- yarn
- pile fabric
- fabric
- denier
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Knitting Of Fabric (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】パイルファブリックの風合の硬化や表面タッチ
の粗硬化あるいは地組織の透けの問題を惹起することな
く、毛倒れの起こりにくいパイルファブリックをコスト
アップすることなく得ること。 【構成】パイル長さが１．４〜２．５ｍｍ、パイル密度
が６０万デニール／inch 2 以下のパイルファブリックに
おいて、該パイルファブリックを構成するパイル糸が、
少なくともその１部に捲縮糸を含む空気交絡混繊糸であ
る。
の粗硬化あるいは地組織の透けの問題を惹起することな
く、毛倒れの起こりにくいパイルファブリックをコスト
アップすることなく得ること。 【構成】パイル長さが１．４〜２．５ｍｍ、パイル密度
が６０万デニール／inch 2 以下のパイルファブリックに
おいて、該パイルファブリックを構成するパイル糸が、
少なくともその１部に捲縮糸を含む空気交絡混繊糸であ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車輌内装材のシート地
等に好適なパイルファブリックに関するものであり、さ
らに詳しくは、製造工程や使用時に毛倒れが起こりにく
いパイルファブリックに関する。
等に好適なパイルファブリックに関するものであり、さ
らに詳しくは、製造工程や使用時に毛倒れが起こりにく
いパイルファブリックに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、車輌内装材などのパイルファ
ブリックには、強度や染色堅牢性の点からポリエステル
繊維が主として用いられてきたが、製造工程や使用時に
毛倒れを起こすという問題があった。毛倒れは、パイル
部に荷重がかかった際にパイル部が倒れ（以下パイル倒
れと称する）、倒れたパイル部が熱などによってそのま
まの状態に固定されるためにその部分が白く見える現象
で、パイルファブリックの品位を大きく損なう。
ブリックには、強度や染色堅牢性の点からポリエステル
繊維が主として用いられてきたが、製造工程や使用時に
毛倒れを起こすという問題があった。毛倒れは、パイル
部に荷重がかかった際にパイル部が倒れ（以下パイル倒
れと称する）、倒れたパイル部が熱などによってそのま
まの状態に固定されるためにその部分が白く見える現象
で、パイルファブリックの品位を大きく損なう。
【０００３】このような現象を防止するために、従来よ
り以下のような対策が講じられてきた。 パイルの打ち込み密度を高めてパイル密度を大きくす
る パイルの単繊維繊度を大きくする パイルの長さを短くする しかしながら、これらの対策は、パイル倒れを起こりに
くくする効果はあるものの、一旦パイル倒れが起こって
しまえば回復が困難でやはり毛倒れが起こる上、では
目付が大きくなり、パイルファブリックの風合が硬くな
る、ではパイルの表面タッチが粗硬化する、では地
組織が透けて見え、パイルの豪華さを損ねるなどの欠点
が生じる。
り以下のような対策が講じられてきた。 パイルの打ち込み密度を高めてパイル密度を大きくす
る パイルの単繊維繊度を大きくする パイルの長さを短くする しかしながら、これらの対策は、パイル倒れを起こりに
くくする効果はあるものの、一旦パイル倒れが起こって
しまえば回復が困難でやはり毛倒れが起こる上、では
目付が大きくなり、パイルファブリックの風合が硬くな
る、ではパイルの表面タッチが粗硬化する、では地
組織が透けて見え、パイルの豪華さを損ねるなどの欠点
が生じる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の有する問題点、即ち、パイルファブリックの
風合の硬化や表面タッチの粗硬化あるいは地組織の透け
の問題を惹起することなく、毛倒れの起こりにくいパイ
ルファブリックを提供することにある。
従来技術の有する問題点、即ち、パイルファブリックの
風合の硬化や表面タッチの粗硬化あるいは地組織の透け
の問題を惹起することなく、毛倒れの起こりにくいパイ
ルファブリックを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者らが上記目的を
達成するため鋭意検討した結果、パイルファブリックの
パイル糸に、少なくともその１部に捲縮糸を含む空気交
絡混繊糸を用いるとき、毛倒れの起こりにくいパイルフ
ァブリックが得られることを究明した。
達成するため鋭意検討した結果、パイルファブリックの
パイル糸に、少なくともその１部に捲縮糸を含む空気交
絡混繊糸を用いるとき、毛倒れの起こりにくいパイルフ
ァブリックが得られることを究明した。
【０００６】かくして本発明によれば、パイル長さが
１．４〜２．５ｍｍ、パイル密度が６０万デニール／in
ch2 以下のパイルファブリックにおいて、該パイルファ
ブリックを構成するパイル糸が、少なくともその１部に
捲縮糸を含む空気交絡混繊糸であることを特徴とするパ
イルファブリックが提供される。
１．４〜２．５ｍｍ、パイル密度が６０万デニール／in
ch2 以下のパイルファブリックにおいて、該パイルファ
ブリックを構成するパイル糸が、少なくともその１部に
捲縮糸を含む空気交絡混繊糸であることを特徴とするパ
イルファブリックが提供される。
【０００７】以下、本発明の構成要件を詳述する。本発
明のパイルファブリックは、パイル長さが１．４〜２．
５ｍｍのものを前提とする。
明のパイルファブリックは、パイル長さが１．４〜２．
５ｍｍのものを前提とする。
【０００８】前述のように、パイルファブリックの毛倒
れは、パイル長さが短いほど起こりにくいが、パイル長
さが１．４ｍｍより短くなると地組織の透け等の問題が
発生する。
れは、パイル長さが短いほど起こりにくいが、パイル長
さが１．４ｍｍより短くなると地組織の透け等の問題が
発生する。
【０００９】一方、パイル長さが２．５ｍｍを越える
と、本発明の解決手段を適用しても毛倒れが目立ち易く
なる。
と、本発明の解決手段を適用しても毛倒れが目立ち易く
なる。
【００１０】また、本発明のパイルファブリックはパイ
ル密度が６０万デニール／inch2 以下のものを対象とす
る。
ル密度が６０万デニール／inch2 以下のものを対象とす
る。
【００１１】ここで、パイル密度とは、単位面積当たり
のパイル繊維の全繊度をいい、１inch当たりのコース数
およびウエール数の積にパイル糸の繊度の２倍を乗じた
値である。
のパイル繊維の全繊度をいい、１inch当たりのコース数
およびウエール数の積にパイル糸の繊度の２倍を乗じた
値である。
【００１２】パイル密度が６０万デニール／inch2 を越
えると目付が必要以上に大きくなり、パイルファブリッ
クの風合が硬化する上、コストアップの原因になる。た
だ、パイル密度があまり小さすぎるとパイルファブリッ
クの品位が損なわれるので３５万デニール／inch2 程度
に止めるのが好ましい。
えると目付が必要以上に大きくなり、パイルファブリッ
クの風合が硬化する上、コストアップの原因になる。た
だ、パイル密度があまり小さすぎるとパイルファブリッ
クの品位が損なわれるので３５万デニール／inch2 程度
に止めるのが好ましい。
【００１３】さらに、パイルを構成する繊維の単繊維繊
度は４デニール以下であることが好ましい。
度は４デニール以下であることが好ましい。
【００１４】一般に、繊維の曲げ硬さはデニールの２乗
に比例するので、単繊維繊度を大きくするとパイルの表
面タッチが著しく粗硬化する。ただ、単繊維繊度があま
り小さすぎるとパイルの脱落等が起こりやすくなるの
で、２デニール程度に止めるのが好ましい。
に比例するので、単繊維繊度を大きくするとパイルの表
面タッチが著しく粗硬化する。ただ、単繊維繊度があま
り小さすぎるとパイルの脱落等が起こりやすくなるの
で、２デニール程度に止めるのが好ましい。
【００１５】上記のような前提が付け得るパイルファブ
リックにおいて、本発明によれば、以下に述べる手段を
採用することにより毛倒れが防止できる。
リックにおいて、本発明によれば、以下に述べる手段を
採用することにより毛倒れが防止できる。
【００１６】即ち、本発明においては、パイル糸に、少
なくともその１部に捲縮糸を含む空気交絡混繊糸を用い
ているので、パイル倒れの起こりにくいパイルファブリ
ックを得ることが可能となる。
なくともその１部に捲縮糸を含む空気交絡混繊糸を用い
ているので、パイル倒れの起こりにくいパイルファブリ
ックを得ることが可能となる。
【００１７】ここで、捲縮糸とは、沸騰水中で捲縮発現
が可能なサイドバイサイド型あるいはシースコア型のコ
ンジュゲートフィラメントあるいは仮撚加工糸などが例
示され、捲縮発現の容易さの点からは仮撚加工糸が特に
好ましく例示される。
が可能なサイドバイサイド型あるいはシースコア型のコ
ンジュゲートフィラメントあるいは仮撚加工糸などが例
示され、捲縮発現の容易さの点からは仮撚加工糸が特に
好ましく例示される。
【００１８】また、空気交絡混繊糸とは、上記捲縮糸の
２種以上あるいは上記捲縮糸と非捲縮糸とを、空気交絡
による絡みを有するように混繊した糸条をいう。
２種以上あるいは上記捲縮糸と非捲縮糸とを、空気交絡
による絡みを有するように混繊した糸条をいう。
【００１９】上記の混繊が、空気交絡によるものでない
場合には、捲縮糸との絡みが不足し、本発明の作用が充
分に奏せられない。
場合には、捲縮糸との絡みが不足し、本発明の作用が充
分に奏せられない。
【００２０】また、捲縮糸と混繊する糸条は捲縮糸であ
っても、非捲縮糸であっても構わないが、非捲縮糸の方
が濃淡や色の深みが増し、ナチュラルで高級感のあるパ
イルファブリックが得られる。
っても、非捲縮糸であっても構わないが、非捲縮糸の方
が濃淡や色の深みが増し、ナチュラルで高級感のあるパ
イルファブリックが得られる。
【００２１】本発明のパイルファブリックは、例えば上
記の方法で得られた混繊糸を通常のトリコット編機のフ
ロント糸として用い、常法により編立て、染色起毛仕上
げを行なうことにより得られる。
記の方法で得られた混繊糸を通常のトリコット編機のフ
ロント糸として用い、常法により編立て、染色起毛仕上
げを行なうことにより得られる。
【００２２】本発明のパイルファブリックのパイル部を
構成する繊維の種類には特に制限はなく、ポリエステル
繊維やポリアミド繊維などの合成繊維、木綿などの天然
繊維、レーヨンなどの再生繊維等を自由に用いてよい
が、テレフタル酸を主たる酸成分とし、アルキレングリ
コールを主たるグリコール成分とするポリエステル繊維
が特に好ましく例示される。
構成する繊維の種類には特に制限はなく、ポリエステル
繊維やポリアミド繊維などの合成繊維、木綿などの天然
繊維、レーヨンなどの再生繊維等を自由に用いてよい
が、テレフタル酸を主たる酸成分とし、アルキレングリ
コールを主たるグリコール成分とするポリエステル繊維
が特に好ましく例示される。
【００２３】また、地組織を形成するミドル糸およびバ
ック糸としては、上記混繊糸の他、ポリエステル繊維や
ポリアミド繊維などの合成繊維、木綿などの天然繊維、
レーヨンなどの再生繊維等を自由に用いることができ
る。
ック糸としては、上記混繊糸の他、ポリエステル繊維や
ポリアミド繊維などの合成繊維、木綿などの天然繊維、
レーヨンなどの再生繊維等を自由に用いることができ
る。
【００２４】かくして得られる本発明のパイルファブリ
ックは、毛倒れが起こりにくいという特徴を有している
ので、パイル密度を６０万デニール／inch2 以下とする
ことが可能であり、目付が小さく良好な風合を有するも
のが得られる。
ックは、毛倒れが起こりにくいという特徴を有している
ので、パイル密度を６０万デニール／inch2 以下とする
ことが可能であり、目付が小さく良好な風合を有するも
のが得られる。
【００２５】
【作用】前述のように、毛倒れを防ぐには、まずパイル
倒れを起こりにくくすることが肝要であるが、パイル密
度を高めたり、パイル長さを短くしてパイル倒れを起こ
りにくくした場合は、パイルファブリックの目付が増加
して風合が硬化したり、地組織が透けて見える等の問題
が発生する。
倒れを起こりにくくすることが肝要であるが、パイル密
度を高めたり、パイル長さを短くしてパイル倒れを起こ
りにくくした場合は、パイルファブリックの目付が増加
して風合が硬化したり、地組織が透けて見える等の問題
が発生する。
【００２６】これに対して、本発明のパイルファブリッ
クは、パイル糸に少なくともその１部に捲縮糸を含む空
気交絡混繊糸を用いているので、パイル倒れが起こりに
くく、またたとえパイル倒れが起こっても弾性回復作用
が働き、毛倒れとなりにくい。
クは、パイル糸に少なくともその１部に捲縮糸を含む空
気交絡混繊糸を用いているので、パイル倒れが起こりに
くく、またたとえパイル倒れが起こっても弾性回復作用
が働き、毛倒れとなりにくい。
【００２７】即ち、パイル糸の１部に捲縮糸を含ませ、
この捲縮糸を他のパイル構成成分と空気交絡により絡み
合わせるとき、捲縮糸が「ばね」の作用を呈してパイル
倒れが防止でき、またたとえパイル倒れが起こっても上
記作用により弾性回復が起こり、毛倒れになりにくいの
である。
この捲縮糸を他のパイル構成成分と空気交絡により絡み
合わせるとき、捲縮糸が「ばね」の作用を呈してパイル
倒れが防止でき、またたとえパイル倒れが起こっても上
記作用により弾性回復が起こり、毛倒れになりにくいの
である。
【００２８】さらに、本発明のパイルファブリックは、
パイル糸中に捲縮糸が含まれるので、パイル糸が適度に
開繊され、パイルの隙間から地組織が見える地透けが少
ないという特徴も有している。
パイル糸中に捲縮糸が含まれるので、パイル糸が適度に
開繊され、パイルの隙間から地組織が見える地透けが少
ないという特徴も有している。
【００２９】以下、実施例により本発明をさらに具体的
に説明する。なお、実施例中の各物性は下記の方法によ
り測定した。
に説明する。なお、実施例中の各物性は下記の方法によ
り測定した。
【００３０】(１) パイル長さ ＪＩＳ １０１８−７７に準じ、パイル部分と地糸部分
の両方を含むファブリックの厚さを厚み計にて読み取っ
た。
の両方を含むファブリックの厚さを厚み計にて読み取っ
た。
【００３１】(２) 毛倒れの起こりやすさ 直径８０ｍｍφ、重さ２ｋｇの荷重をパイルファブリッ
クのパイル面に載荷した状態で８０℃、２時間乾熱処理
する。荷重を取り除いた後、パイルが毛倒れした部分を
視感判定し、○（毛倒れが目立たない）、△（毛倒れが
少し目立つ）、×（毛倒れが目立つ）の３段階で評価し
た。
クのパイル面に載荷した状態で８０℃、２時間乾熱処理
する。荷重を取り除いた後、パイルが毛倒れした部分を
視感判定し、○（毛倒れが目立たない）、△（毛倒れが
少し目立つ）、×（毛倒れが目立つ）の３段階で評価し
た。
【００３２】
【実施例１】常法により得られた５０デニール／３６フ
ィラメントのポリエステル仮撚加工糸と５０デニール／
３６フィラメントのポリエステルフラットヤーンとを５
％のオーバーフィード率で空気交絡ノズルに供給し、圧
空圧力６ｋｇ／ｃｍ2 、速度２５０ｍ／分の条件で混繊
した。得られた混繊糸の交絡数は４５ケ／ｍであった。
ィラメントのポリエステル仮撚加工糸と５０デニール／
３６フィラメントのポリエステルフラットヤーンとを５
％のオーバーフィード率で空気交絡ノズルに供給し、圧
空圧力６ｋｇ／ｃｍ2 、速度２５０ｍ／分の条件で混繊
した。得られた混繊糸の交絡数は４５ケ／ｍであった。
【００３３】該混繊糸をフロント糸に、またミドル糸お
よびバック糸には、別に作製した７５デニール／３６フ
ィラメントのポリエステルマルチフィラメントを配し、
カールマイヤー製ＫＳ４型２８ゲージ経編機を用いて編
み立てを行なった。次いで、該編地を常法に従って染
色、起毛加工し、表１に示す物性を有するパイルファブ
リックを得た。
よびバック糸には、別に作製した７５デニール／３６フ
ィラメントのポリエステルマルチフィラメントを配し、
カールマイヤー製ＫＳ４型２８ゲージ経編機を用いて編
み立てを行なった。次いで、該編地を常法に従って染
色、起毛加工し、表１に示す物性を有するパイルファブ
リックを得た。
【００３４】
【実施例２】実施例１のパイルファブリックを剪毛し、
パイル高さ１．５ｍｍのパイルファブリックを得た。得
られたパイルファブリックの物性を表１に示す。
パイル高さ１．５ｍｍのパイルファブリックを得た。得
られたパイルファブリックの物性を表１に示す。
【００３５】
【比較例１】実施例１において、空気交絡に代えて７５
Ｔ／ｍの撚糸を施した混繊糸を使用した以外は実施例１
と同様に実施した。得られたパイルファブリックの物性
を表１に示す。
Ｔ／ｍの撚糸を施した混繊糸を使用した以外は実施例１
と同様に実施した。得られたパイルファブリックの物性
を表１に示す。
【００３６】
【比較例２】比較例１のパイルファブリックを剪毛し、
パイル高さ１．３ｍｍのパイルファブリックを得た。得
られたパイルファブリックの物性を表１に示す。
パイル高さ１．３ｍｍのパイルファブリックを得た。得
られたパイルファブリックの物性を表１に示す。
【００３７】
【比較例３】実施例１において、混繊糸に代えて７５デ
ニール／３６フィラメントのポリエステルフラットヤー
ン２本を筬上で引き揃え、編み立てを行なった以外は実
施例１と同様に実施した。得られたパイルファブリック
の物性を表１に示す。
ニール／３６フィラメントのポリエステルフラットヤー
ン２本を筬上で引き揃え、編み立てを行なった以外は実
施例１と同様に実施した。得られたパイルファブリック
の物性を表１に示す。
【００３８】
【表１】
【００３９】実施例１、２は本発明のパイルファブリッ
クであり、毛倒れが目立たず良好な風合を有している。
クであり、毛倒れが目立たず良好な風合を有している。
【００４０】これに対して、比較例１はパイル糸が充分
な絡み合いを有する混繊糸ではなく、毛倒れが目立つ。
また、比較例２はパイル高さを低くすることによって毛
倒れを目立たなくさせているので、パイルの地組織が透
けて見える。
な絡み合いを有する混繊糸ではなく、毛倒れが目立つ。
また、比較例２はパイル高さを低くすることによって毛
倒れを目立たなくさせているので、パイルの地組織が透
けて見える。
【００４１】さらに、比較例３はパイル密度を大きくす
ることによって毛倒れを目立たなくさせているので、目
付が大きく、風合が硬い。
ることによって毛倒れを目立たなくさせているので、目
付が大きく、風合が硬い。
【００４２】
【発明の効果】本発明によれば、パイルファブリックの
風合の硬化や表面タッチの粗硬化あるいは地組織の透け
の問題を惹起することなく、毛倒れの起こりにくいパイ
ルファブリックがコストアップすることなく得られる。
風合の硬化や表面タッチの粗硬化あるいは地組織の透け
の問題を惹起することなく、毛倒れの起こりにくいパイ
ルファブリックがコストアップすることなく得られる。
Claims (2)
- 【請求項１】 パイル長さが１．４〜２．５ｍｍ、パイ
ル密度が６０万デニール／inch2 以下のパイルファブリ
ックにおいて、該パイルファブリックを構成するパイル
糸が、少なくともその１部に捲縮糸を含む空気交絡混繊
糸であることを特徴とするパイルファブリック。 - 【請求項２】 捲縮糸が仮撚加工糸である請求項１記載
のパイルファブリック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22886993A JP3155130B2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | パイルファブリック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22886993A JP3155130B2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | パイルファブリック |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0782656A true JPH0782656A (ja) | 1995-03-28 |
| JP3155130B2 JP3155130B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=16883154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22886993A Ceased JP3155130B2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | パイルファブリック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3155130B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1006227A1 (en) * | 1998-03-25 | 2000-06-07 | Teijin Limited | Pile fabric |
| WO2005100660A1 (ja) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Teijin Fibers Limited | 立毛布帛およびその製造方法 |
| US7303804B2 (en) | 2002-04-12 | 2007-12-04 | N.I. Teijin Shoji Co., Ltd. | Pile cloth for cleaning |
| JP2009235600A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Teijin Fibers Ltd | 立毛経編地の製造方法および立毛経編地および内装材 |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP22886993A patent/JP3155130B2/ja not_active Ceased
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1006227A1 (en) * | 1998-03-25 | 2000-06-07 | Teijin Limited | Pile fabric |
| EP1006227A4 (en) * | 1998-03-25 | 2001-06-13 | Teijin Ltd | FUR FABRIC |
| US6537640B1 (en) | 1998-03-25 | 2003-03-25 | Teijin Limited | Pile fabric |
| US7303804B2 (en) | 2002-04-12 | 2007-12-04 | N.I. Teijin Shoji Co., Ltd. | Pile cloth for cleaning |
| WO2005100660A1 (ja) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Teijin Fibers Limited | 立毛布帛およびその製造方法 |
| JP2009235600A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Teijin Fibers Ltd | 立毛経編地の製造方法および立毛経編地および内装材 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3155130B2 (ja) | 2001-04-09 |
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