JP3096980U - 寝装品用の立毛生地 - Google Patents

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坪田 博
伊藤 實
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大津毛織株式会社
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Abstract

【課題】極めて優美で華麗な外観を呈し、高級感のある寝装品用の立毛生地を提供する。
【解決手段】基布の片面にカットパイルによる立毛が形成されてなる寝装品用の立毛生地Aで、基布1の裏面側から塗布された染液を立毛面3側まで浸透させて立毛2の根本側2aに先端側2bよりも高濃度の染色を施し、立毛面3をデザインカットにより毛足の長さに差をつけた2種の立毛領域3a,3bとし、これらの領域にナッピング処理による立毛繊維の集まりからなるナップ粒5a,5bを多数形成する。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、カットパイルによる立毛を有する寝装品用の立毛生地に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
毛布等の寝装品用の立毛生地としては、近年、消費者の好みの多様化や高級志向により、従来にない特徴を有するものが求められており、本出願人は、これに応えるものとして、立毛の根本側と先端側とが異なる色に染色した新しいタイプの寝装品用の立毛生地を提案している(下記の特許文献1)。
【0003】
この立毛生地は、立毛の染色状態に趣向を凝らしたものであり、比較的簡単な工程で、ニュアンスのある色合いを有するものが得られるのであるが、市場には、ある程度は高価格になっても、染色による色合いや模様に加えて、外観的にさらに趣向を凝らした製品や、消費者のより一層の高級志向に応える製品を求めるニーズもある。すなわち、従来の寝装品用にはなかった外観を呈する立毛製品が求められている。
【0004】
本考案は、上記に鑑みてなしたものであり、従来にない極めて優美で華麗な外観を呈し、高級感のある寝装品用の立毛生地を提供するものである。
【0005】
【特許文献1】
実用新案登録第3089128号公報
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する本考案は、カットパイルによる立毛が形成されてなる寝装品用の立毛生地であって、立毛面における前記立毛の根本側に先端側よりも高濃度の染色が施されるとともに、該立毛面が毛足の長さに差をつけた複数種の立毛領域からなり、少なくとも最も毛足の長い立毛領域の部分に、ナッピング処理による立毛繊維の集まりからなるナップ粒が多数形成されてなることを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、編織手段により製され、基布の片面にカットパイルによる立毛が形成されてなる寝装品用の立毛生地であって、前記基布の裏面側から塗布された染液が立毛面側まで浸透せしめられることにより、立毛面における前記立毛の根本側に先端側よりも高濃度の染色が施されるとともに、該立毛面がデザインカットにより毛足の長さに差をつけた2種の立毛領域からなり、少なくとも毛足の長い立毛領域の部分に、ナッピング処理による立毛繊維の集まりからなるナップ粒が多数形成されてなることを特徴とする。
【0008】
前記いずれの考案の立毛生地においても、立毛の根本側が高濃度に染色されたことで、この染色の濃度差により独特な風合いを呈することに加え、立毛面を毛足の長さに差をつけたことによる立毛の風合いの差異、毛足の長い立毛領域と短い立毛領域との色や模様の濃淡、さらに少なくとも毛足の長い立毛領域の部分のナップ粒による立毛表面の凹凸感や立体感等が相俟って、前記染色がさらに変化に富み、2種類あるいはそれ以上の風合いを呈し、外観的に極めて奥行きのある優美な高級感のある外観を呈する。
【0009】
前記の立毛生地において、前記2種の立毛領域の双方にナップ粒が形成され、毛足の長い立毛領域のナップ粒が、毛足の短い立毛領域のナップ粒より大きくなっているものが好ましく、これにより大きいナップ粒の部分と小さいナップ粒の部分とにより、さらに変化のある立体感を呈する。また、前記立毛が、アクリル繊維等の合成繊維よりなるものの場合、立毛が合成繊維で有るにも拘わらず、前記ナップ粒により独特なシープ調の外観を呈するものになる。
【0010】
さらに、前記の立毛生地において、前記立毛面における立毛の染色が、前記基布の裏面側からスプレー塗布されて立毛面側に浸透する染液によるものであって、該染液の種類、塗布量、塗布範囲、色及びスプレー圧や方向等の塗布条件等の調整により、柄模様を呈するように染色されたものが好ましい。これにより、染色による柄模様に濃淡や柄の変化を与えることができる。
【0011】
前記のナップ粒が形成された毛足の長い領域部分の毛羽が剪毛処理されてなるものの場合、表面の外観がさらに良好なものになる。
【0012】
なお、本考案において、ナップ粒とは、ナッピング処理によって立毛面の立毛繊維が軽く絡んで集まってできるランダムな玉状、渦巻き状、波状等の少なくとも一種からなる繊維の集合部分を指す意味で使用している。
【0013】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
【0014】
図1は本考案に係る立毛生地の斜視図、図2は同上の一部の拡大斜視図、図3は立毛を模式的に示す断面図である。
【0015】
図示する実施例の立毛生地Aは、カットパイルによる立毛2が形成されてなるもので、主として編織手段により、基布1の片面にカットパイルを形成するように編織したものよりなる。
【0016】
例えば、ダブルラッシェル機により、基布となる表裏素地を経編編成するとともに、該表裏両素地をこれに交互に掛け渡されるパイル糸(連結糸)により連結するようにして二重編地を編成し、この二重編地の前記パイル糸を表裏素地間の中央でセンターカットすることにより得られるカットパイル生地で、マイヤー毛布等の寝装品に広く使用されているものである。いずれにしても、後述する染色後にカットパイルよりなる立毛が毛捌き加工される。
【0017】
前記立毛生地Aは、図示するように、前記立毛2の根本側2aに先端側2bよりも高濃度の染色が施されている。その染色の手段として、前記基布1の裏面側に対し染液が塗布され、その染液が立毛面3側まで徐々に浸透せしめられることにより、前記立毛2の根本側2aに先端側2bよりも高濃度の染色が施される。このため、立毛2の先端側2bは、ほとんど染色されないか、あるいは淡く染色された状態になっている。
【0018】
なお、前記基布1の裏面側に対する染液の塗布は、通常、スプレー捺染機等により、柄に応じて全面に同一色となるようにスプレー塗布するほか、一部範囲に模様状に塗布したり、あるいは部分的に色や濃淡を異にするように塗布することができる。4は前記のように塗布されて立毛面3にぼかし柄として現れた染色模様を示す。
【0019】
また、前記立毛生地Aの立毛面3は、主として立毛2の毛足の長さを揃える剪毛加工の後のデザインカットの手段により、所要の領域の立毛2がさらに短くカットされて、毛足の長さに差をつけた複数種の立毛領域、例えば図のように2種の立毛領域3a,3bが形成されている。
【0020】
この両立毛領域3a,3bの立毛の長さについては、特に限定はされないが、実施上は、後述するナップ粒の形成の効果の点から、少なくとも毛足の長い立毛領域3aでは、8mm以上、好ましくは10〜15mmとし、毛足の短い立毛領域3bでは、前記立毛領域3aよりも2mm以上、好ましくは少なくとも5mm程度の差をつけるようにする。
【0021】
そして、前記の複数種、通常は2種の立毛領域3a,3bのうち、少なくとも毛足の長い立毛領域3aの部分、例えば図のように立毛領域3a,3bの双方の部分に、それぞれナッピング処理により立毛繊維が軽く絡んで集まった所謂ナップ粒5a,5bが全面に渡って多数形成されており、全体としてあたかもシープ調の外観を呈するものとなっている。
【0022】
特に、前記の毛足の長い立毛領域3aの部分のナップ粒5aは、毛足の短い立毛領域3bの部分のナップ粒5bより大きくなっており、これにより、双方の立毛領域3a,3bの外観に、毛足の長さの差異のみでなく大小のナップ粒5a,5bの差異によっても差を出している。
【0023】
いずれにしても、前記毛足の長い立毛領域3aにおいて、大きいナップ粒5aが形成された立毛2の毛羽が剪毛処理しておくと、外観上の体裁はさらに良好なものになる。
【0024】
なお、前記立毛生地Aの立毛2の素材は、染色が可能なものであればよいが、外観上の風合い、染色の容易性、堅牢度等の点から、合成繊維の中でもアクリル繊維が特に好適に用いられる。もちろん他の繊維を用いることも可能である。
【0025】
また、前記立毛生地Aの基布1の素材や構造は、基布1の裏面側から塗布される染液の立毛側への浸透を妨げるようなものでなければよく、それ以外は特に限定されないが、実施上は上記の編織手段によるものが好ましい。
【0026】
次に、前記の立毛生地Aを得るための加工方法の1例について説明する。
【0027】
(1)染色工程
先ず、染色工程において、本考案の立毛生地Aに加工する前の生地A1、例えば編織手段等により製されたカットパイル生地を走行させながら、立毛2に対してその根本側に先端側よりも高濃度の染色を施す。
【0028】
この染色工程においては、例えばオーロラ機と称するスプレー捺染機を使用して、図4のように、前記生地A1を送りながら、該生地A1の幅方向に並設した複数のスプレーガン11、例えば上下二段に並列配置されたスプレーガン11により、染液を前記生地Aの裏面側(基布の立毛面とは反対側の面)に対し塗布する。塗布された染液は基布裏面側から立毛面3側へ浸透する。図の12は染液タンクを示している。
【0029】
前記スプレーガン11による染液塗布において、スプレーガン11のノズル口径、スプレー圧や方向等の塗布条件、さらには染液の濃度、塗布量、塗布範囲、色等は、繊維や染料の種類、及び染液の浸透による立毛の染色範囲(長さ)や立毛面の染色模様等によって適宜決定される。また、前記の染液の種類、塗布量、塗布範囲、色及びスプレー圧や方向等の塗布条件等の調整により、所要の柄模様を呈するように染色できるとともに、前記の各条件を前記生地A1の走行に合わせて適宜変化させることも可能であり、これにより、立毛面の染色状態や濃度差(浸透差)及び柄に変化を与えることができる。
【0030】
前記のように染液を塗布された生地A1に対しては、引き続きスチーマー14でスチーム処理を行って、染料を固着させる。このスチーム処理の条件「温度、時間等」は繊維や染料の種類によって決定される。
【0031】
また、前記スチーム処理の後、洗浄、脱水、柔軟、乾燥の各工程を経て、後の仕上げ工程に送る。
【0032】
(2)仕上げ工程
前記のように染色された生地を、次の各工程の仕上げ加工処理を施して、本考案の立毛生地を得る。
【0033】
a.捌き工程
前記の染色された生地について、カットパイルよりなる立毛に対してナップ粒が生じ易くなる捌きの程度で毛捌き加工を行う。
【0034】
b.剪毛工程
前記の毛捌き加工を行った生地について、その立毛面を、毛足の長い立毛領域に合わせて剪毛加工を行い、大きいナップ粒を形成するのに適合する毛足の長さ(例えば12mm)に揃える。
【0035】
c.デザインカット工程
前記の剪毛加工された生地の立毛面を、柄に応じて所要の領域範囲の立毛をさらに短くカットし、このカット部分と残余の非カット部分との毛足の長さに差をつける。すなわち、前記カット部分が、図1〜図3の立毛面3における毛足の短い立毛領域3bとなり、前記非カット部分が毛足の長い立毛領域3aとなる。
【0036】
このデザインカットの柄については、例えば図1のように市松柄とするほか、連続ダイヤ柄、太いストライブ柄その他の任意の柄形状とすることができる。いずれにしても、後工程での大小のナップ粒形成の効果の点、特に大小のナップ粒の差異が目立つ程度に、比較的大柄のものとして、最小の一単位の領域の面積を広くしておく。また、デザインカットによる毛足の長さの寸法差については、立毛面3の凹凸が明瞭になるように、好ましくは5mm程度の差をつけ、毛足の短い立毛領域3bの立毛長を例えば7mmとする。
【0037】
d.ナップ粒形成工程
前記のデザインカットされた生地をタンブラー機でナッピング処理を施して、前記立毛面に多数のナップ粒を形成する。すなわち、タンブラー機による乾熱条件、湿熱条件や冷却条件を適当に組み合わせることにより、前記立毛面の表面に立毛繊維が軽く絡んで集まってできるランダムな玉状、渦巻き状、波状等の少なくとも一種からなる所謂ナップ粒5a,5bを多数形成する。
【0038】
この際、前記の毛足の長い領域3aには、毛足の長い立毛繊維が絡んで集まることにより比較的大きいナップ粒5aが形成され、また毛足の短い立毛領域3bには、毛足の短い立毛繊維のために比較的小さいナップ粒5bが形成されることになる。
【0039】
なお、前記毛足の短い立毛領域5bの部分の毛足の長さによっては、ナップ粒が形成されない場合もある。
【0040】
e.第2の剪毛工程
前記のナップ粒形成工程で比較的大きいナップ粒が形成された毛足の長い立毛領域3aの部分の立毛先端の毛羽を再度剪毛処理する。すなわち、ナップ粒形成工程の加工処理により、前記立毛繊維に長く延びた毛羽が発生することになるので、これを剪毛処理する。これにより立毛面の表面が比較的なめらかに揃い綺麗なものになる。
【0041】
上記の工程を経て加工処理されることにより、図1〜3に示す立毛生地Aが得られる。
【0042】
この立毛生地Aは、前記立毛2の先端側2bがほとんど染色されないか、あるいは淡く染色されて、前記立毛2の根本側2aが高濃度に染色されたことで、前記染色による模様にぼかし効果が付与されるとともに、部分的な濃度差等により独特な印象を呈するものになる。これに加えて、立毛面3において毛足の長さに差をつけて、毛足の長い立毛領域3aの部分と毛足の短い立毛領域3bとを設けたことによる凹凸感や立毛2の風合いの差異、及び両領域3a,3bの染色の色や模様の濃淡(濃度差)、さらに前記両領域3a,3bの大小のナップ粒5a,5bによる立毛表面の凹凸感や立体感等が相俟って、前記染色の濃度差等による模様がさらに変化に富み、外観的に極めて奥行きのある優美な外観を呈する。特に、毛足の長い立毛領域に比較的大きいナップ粒5aが形成されているために、該ナップ粒5aが浮きだって見え、さらに模様に深みがあって、斬新なデザイン性を発揮できる。
【0043】
しかも、ナップ粒5a,5bによる毛割れ部分においても、高濃度の立毛2の根本側2aの染色部分が現れるために不体裁にならない。
【0044】
なお、上記の仕上げ加工の工程を経ることにより、毛足の短い立毛領域3bの部分に比較的小さいナップ粒5bが形されるが、デザインカット工程とナップ粒形成工程の前後を逆にした場合には、立毛面の全体に比較的大きいナップ粒が形成された後でデザインカットされて、毛足の短い立毛領域3bの部分では前記ナップ粒がクリアカットされる結果、ナップ粒が生じないことになる。すなわち、前記毛足の長い立毛領域3aの部分にのみ比較的大きいナップ粒5aが形成され、毛足の短い立毛領域3bの部分にはナップが存在しないものとなり、立毛面のデザインカットの凹凸感や立体感をさらに明瞭なものにできる。
【0045】
また、前記の仕上げ加工の工程において、剪毛工程を省略してデザインカットの工程に供することにより、毛足の長い立毛領域の立毛のナップ粒の状態及び外観がさらに自然なシープ調になり、より一層の高級感を与えることができる。
【0046】
このように加工された立毛生地は、これを単独で、あるいは2枚重ねにして毛布等の寝装品に使用するもので、例えば、裏面に無地柄の立毛生地を重ね合わせてマイヤー毛布等として使用する。この使用において、本考案の生地により、前記のように華麗かつ優美で斬新なデザイン性を発揮し、高級感のある外観を呈し、需要者の高級志向を充分に満足させるものとなる。
【0047】
【考案の効果】
上記したように本考案によれば、立毛の根本側に高濃度の染色を施した特殊な染色による色合いや模様に加えて、立毛面の毛足の長さに差をつけたことによる立体感、またナップ粒の有無や大小による凹凸感等が相俟って、従来に例をみない極めて優美で華麗な外観を呈し、付加価値の高い、高級感のある寝装品用の立毛生地を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の立毛生地の略示斜視図である。
【図2】同上の立毛生地の一部の略示拡大斜視図である。
【図3】同上の立毛を模式的に示す断面図である。
【図4】同上の立毛生地をえるための染色工程の説明図である。
【符号の説明】
A  立毛生地
1  基布
2  立毛
2a 根本側
2b 先端側
3  立毛面
3a 毛足の長い立毛領域
3b 毛足の短い立毛領域
4  染色模様
5a 大きいナップ粒
5b 小さいナップ粒

Claims (6)

  1. カットパイルによる立毛が形成されてなる立毛生地であって、立毛面における立毛の根本側に先端側よりも高濃度の染色が施されるとともに、該立毛面が毛足の長さに差をつけた複数種の立毛領域からなり、少なくとも最も毛足の長い立毛領域の部分に、ナッピング処理による立毛繊維の集まりからなるナップ粒が多数形成されてなることを特徴とする寝装品用の立毛生地。
  2. 編織手段により製され、基布の片面にカットパイルによる立毛が形成されてなる立毛生地であって、
    前記基布の裏面側から塗布された染液が立毛面側まで浸透せしめられることにより、立毛面における前記立毛の根本側に先端側よりも高濃度の染色が施されるとともに、該立毛面がデザインカットにより毛足の長さに差をつけた2種の立毛領域からなり、少なくとも毛足の長い立毛領域の部分に、ナッピング処理による立毛繊維の集まりからなるナップ粒が多数形成されてなることを特徴とする寝装品用の立毛生地。
  3. 前記2種の立毛領域の双方にナップ粒が形成され、毛足の長い立毛領域のナップ粒が、毛足の短い立毛領域のナップ粒より大きくなっている請求項2に記載の寝装品用の立毛生地。
  4. 前記立毛が、アクリル繊維等の合成繊維よりなる請求項2または3に記載の寝装品用の立毛生地。
  5. 前記立毛面における立毛の染色が、前記基布の裏面側からスプレー塗布されて立毛面側に浸透する染液によるものであって、該染液の種類、塗布量、塗布範囲、色及びスプレー圧や方向等の塗布条件等の調整により、柄模様を呈するように染色されてなる請求項4に記載の寝装品用の立毛生地。
  6. ナップ粒が形成された毛足の長い立毛領域の毛羽が剪毛処理されてなる請求項5に記載の寝装品用の立毛生地。
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