JP2010173536A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に搭載される電池パックの部品点数を低減できる蓄電装置を提供する。
【解決手段】複数の蓄電素子が電気的に接続された蓄電モジュール10を有する。蓄電モジュールの収容スペースを、車両ボディのうち蓄電モジュールの底面と対向する部分40と、車両ボディに固定され、蓄電モジュールのうち、底面以外の面を囲むケース20とで形成している。蓄電モジュールを挟む位置で車両の左右方向に延びる第一および第二のクロスメンバ91,92を用いることができる。第一および第二のクロスメンバは、一部の領域が収容スペースに面し、蓄電モジュールへの空気の供給、排出を許容する吸気口および排気口を有している。車両ボディの一部を用いて、蓄電モジュールの収容スペースを形成しているため、蓄電装置の部品点数を減らすことができ、従来の電池パックで用いられているロアーケースを省略することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数の蓄電素子を備え、車両に搭載される蓄電装置に関するものである。
電池パックが搭載された車両では、電池パックの出力を車両の走行エネルギとして用いたり、車両の制動時に発生する運動エネルギを回生電力として電池パックに蓄えたりしている。ここで、電池パックは、複数の単電池(二次電池)が電気的に直列に接続された電池モジュールと、電池モジュールを収容するケースとで構成されている。そして、ケースはアッパーケースおよびロアーケースで構成されており、電池モジュールをアッパーケースおよびロアーケースで覆うようにしている。
特開2004−243882号公報(段落0036、図4) 特開2007−237779号公報(段落0017,0018) 特開2007−166728号公報(段落0012,0016) 特開2001−138753号公報(段落0040,0043)
上述した電池パックを車両に搭載する構造では、電池パックの部品点数を低減できる余地がある。
そこで、本発明の目的は、車両に搭載される蓄電装置において、部品点数を低減することができる蓄電装置を提供することにある。
本発明は、車両に搭載される蓄電装置であって、複数の蓄電素子が電気的に接続された蓄電モジュールを有する。そして、蓄電モジュールの収容スペースを、車両ボディのうち蓄電モジュールの底面と対向する部分と、車両ボディに固定され、蓄電モジュールのうち、底面以外の面を囲むケースとで形成している。
ここで、車両ボディとして、ケースが固定され、蓄電モジュールを挟む位置で車両の左右方向に延びる第1および第2のクロスメンバを用いることができる。この場合において、第1のクロスメンバは、一部の領域が収容スペースに面し、蓄電モジュールへの空気の供給を許容する吸気口を有している。また、第2のクロスメンバは、一部の領域が収容スペースに面し、蓄電モジュールからの空気の排出を許容する排気口を有している。そして、第1又は第2のクロスメンバの内側に、吸気口から排気口に向かって空気を流動させるためのファンを配置している。
本発明によれば、車両ボディの一部を用いて、蓄電モジュールの収容スペースを形成しているため、蓄電装置の部品点数を減らすことができる。すなわち、従来の電池パックで用いられているロアーケースを省略することができる。
本発明の実施例1である電池パックの構成を示す分解斜視図である。 実施例1の電池パックの構成を示す外観図である。 実施例1において、電池パックの温度調節構造を示す概略図である。 実施例1の変形例において、電池パックの温度調節構造を示す概略図である。 本発明の実施例2である電池パックの構成を示す分解斜視図である。 実施例2の電池パックの構成を示す外観図である。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1である電池パックについて、図1および図2を用いて説明する。ここで、図1は、電池パックの構成を示す分解斜視図であり、図2は、組立後の電池パックの構成を示す外観図である。本実施例の電池パック1は、車両に搭載されるものであり、車両の走行に用いられるエネルギを出力(放電)したり、車両の制動時に発生する運動エネルギを回生電力として蓄えたりする。なお、車両の外部から電力を供給することにより、電池パック1を充電することもできる。
電池パック1は、複数の単電池11が電気的に直列に接続された電池モジュール10を有している。複数の単電池11は、一方向に並んで配置されており、隣り合って配置された2つの単電池11の間には、スペーサ(不図示)が設けられている。スペーサは、隣り合って配置された2つの単電池11の間にスペースを設けるために用いられている。そして、単電池11の間に形成されたスペースは、後述するように、空気が移動する通路として用いられる。
単電池11としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタを用いることができる。
電池モジュール10のうち、単電池11の配列方向における両端には、一対のエンドプレート(不図示)が配置されており、一対のエンドプレートには、単電池11の配列方向に延びる拘束ロッド(不図示)が接続されている。具体的には、拘束ロッドは、電池モジュール10の上面および底面に沿って配置されている。これにより、一対のエンドプレートは、隣り合って配置された2つの単電池11を互いに近づかせる力によって、複数の単電池11を拘束することができる。
なお、本実施例では、エンドプレートおよび拘束ロッドを用いて、複数の単電池11に対して拘束力を与えているが、これに限るものではなく、複数の単電池11に拘束力を与えない構造とすることもできる。
ケース20は、上面部21と、上面部21と接続されて互いに向かい合う2つの側面部22と、側面部22に接続されたフランジ部23とを有している。ケース20の上面部21は、電池モジュール10の上面と向かい合っており、各側面部22は、電池モジュール10(複数の単電池11)の側面と向かい合っている。
電池モジュール10は、ケース20の各側面部22に対して、複数の締結部材30によって固定される。具体的には、電池モジュール10を構成する各単電池11が、締結部材30によってケース20の各側面部22に固定されている。なお、図2では、2つの側面部22のうち、一方の側面部22だけを示しているが、他方の側面部22に対しても締結部材30によって電池モジュール10が固定されている。
電池モジュール10がケース20に固定された状態において、電池モジュール10の上面とケース20の上面部21との間には、スペースS1が形成されるようになっている。このスペースS1は、後述するように、電池モジュール10の温度を調節するための空気が移動するスペース(具体的には、吸気通路)となる。また、電池モジュール10の底面は、ケース20のフランジ部23と同一面内に位置するようになっている。
ケース20のフランジ部23は、締結部材31によって車両ボディの一部であるフロアパネル40に固定される。ここで、フロアパネル40には、2つの凸部41が設けられており、各凸部41に対してケース20の各フランジ部23が固定されるようになっている。各凸部41は、一方向(単電池11の配列方向)に延びており、ケース20のフランジ部23を取り付けることができるようになっている。
フランジ部23をフロアパネル40の凸部41に固定すると、電池モジュール10の底面(一部)も凸部41に接触する。これにより、電池モジュール10の下方にもスペースS2が形成される。このスペースS2は、後述するように、電池モジュール10の温度を調節するための空気が移動するスペース(具体的には、排気通路)となる。
車両における電池パック1の配置場所は、適宜設定することができる。例えば、車両のラゲージルームや、乗員の乗車するスペースに、電池パック1を配置することができる。乗員の乗車するスペースのうち、電池パック1を配置することができるスペースとしては、例えば、座席の下方に位置するスペースや、座席と隣り合って配置されたコンソールボックス内のスペースがある。
なお、本実施例では、電池モジュール10をケース20に固定しているが、これに限るものではない。例えば、フロアパネル40の凸部41に対して、電池モジュール10の底面およびケース20のフランジ部23を固定することができる。ここで、本実施例のように、電池モジュール10をケース20に固定しておけば、電池モジュール10およびケース20を、車両に容易に搭載することができる。
また、本実施例では、フロアパネル40の一部を曲げ形成することにより、凸部41を形成しているが、これに限るものではない。具体的には、平坦面で構成されたフロアパネル40にクロスメンバ(車両ボディの一部)が接続されていれば、ケース20のフランジ部23をクロスメンバに固定することができる。クロスメンバは、車両のフレーム構造において、車両の前後方向に延びるサイドメンバと接続され、車両の左右方向に延びるフレーム部材である。この構成でも、電池モジュール10の下方に、空気の移動スペースを形成することができる。
さらに、凸部41を設けることなく、平坦面で構成されたフロアパネル40に、電池モジュール10を配置することができる。具体的には、電池モジュール10をケース20に固定した状態において、フランジ部23が電池モジュール10の底面よりも下方に位置するようにしておけばよい。そして、フランジ部23をフロアパネル30に固定すれば、電池モジュール10の底面をフロアパネル40から離すことができ、電池モジュール10の下方に空気の移動スペースを形成することができる。
次に、本実施例の電池パック1において、電池モジュール10の温度を調節するための構造について、図3を用いて説明する。ここで、図3は、電池モジュール10の温度調節構造を示す概略図である。なお、図3の点線で示す矢印は、空気の移動方向を示している。
電池パック1の上部には、ファン50が配置されている。具体的には、ファン50は、ケース20の上面部21に固定されている。ファン50には、第1の吸気ダクト61および第2の吸気ダクト62が接続されている。第1の吸気ダクト61は、一端に位置する開口部がファン50に接続され、他端に位置する開口部が車室内に面している。ここで、車室とは、乗員が乗車するスペースである。
第2の吸気ダクト62は、一端に位置する開口部がファン50に接続され、他端に位置する開口部が、ケース20の上面部に接続されている。そして、第2の吸気ダクト62からの空気は、電池モジュール10の上方に形成されたスペースS1に導かれるようになっている。なお、電池モジュール10のうち単電池11の配列方向における両端面と向かい合う位置には、カバー24が配置されており、カバー24は、ケース20に固定されている。
一方、電池パック1の下部には、排気ダクト70が接続されている。排気ダクト70は、一端に位置する開口部がフロアパネル40に接続され、他端に位置する開口部が車両の外面に位置している。排気ダクト70には、電池モジュール10の下方に形成されたスペースS2からの空気が移動するようになっている。
上述した温度調節構造において、ファン50を駆動すると、車室内の空気が第1の吸気ダクト61に取り込まれ、第2の吸気ダクト62を通過して電池パック1に導かれる。ここで、第2の吸気ダクト62からの空気は、電池モジュール10の上方に位置するスペースS1に移動し、隣り合って配置された2つの単電池11の間を通過する。このとき、空気が単電池11と接触することにより、空気および単電池11の間で熱交換が行われ、熱交換後の空気は、電池モジュール10の下方に位置するスペースS2に移動する。そして、熱交換後の空気は、排気ダクト70を通過して、車両の外部に排出される。
ここで、単電池11が充放電等によって発熱している場合には、冷却用の空気を単電池11と接触させることにより、単電池11の温度上昇を抑制することができる。また、単電池11が過度に冷却される場合には、加温用の空気を単電池11と接触させることにより、単電池11の温度低下を抑制することができる。
なお、電池モジュール10の温度を調節するための構造としては、図3に示す構造に限るものではない。例えば、図4に示す構造を用いることができる。ここで、図3で説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一符号を用いている。なお、図4の点線で示す矢印は、空気の移動方向を示している。
図4に示す構造では、ファン50を駆動することにより、電池モジュール10の下方に位置するスペースに、車室内の空気を供給している。そして、電池モジュール10の下方に導かれた空気は、隣り合って配置された2つの単電池11の間を通過して、電池モジュール10の上方に位置するスペースに移動する。ここで、空気が単電池11と接触することにより、空気および単電池11の間で熱交換が行われ、単電池11の温度を調節することができる。電池モジュール10の上方スペースに移動した空気は、排気ダクト70を介して、車両の外部に排出される。
なお、図3および図4で説明した温度調節構造では、電池パック1における一側面に吸気ダクトおよび排気ダクトを接続しているが、これに限るものではない。電池パック1に温度調節用の空気を供給するとともに、熱交換後の空気を電池パック1から排出させることができればよい。例えば、電池パック1のうち、互いに向かい合う2つの側面(2つのカバー24が設けられた面)に対して、吸気ダクトおよび排気ダクトをそれぞれ接続することができる。
また、図3および図4に示す温度調節構造では、電池パック1に導かれる空気の通路(吸気通路)上に、ファン50を配置しているが、これに限るものではない。具体的には、電池パック1から排出される空気の通路(排気通路)上に、ファン50を配置することができる。この場合であっても、ファン50を駆動することにより、図3又は図4で説明したように空気を流動させることができる。
さらに、本実施例では、空気を電池モジュール10に供給することにより、電池モジュール10の温度を調節しているが、これに限るものではない。例えば、電池モジュール10を収容するスペースを密閉状態としておき、このスペースに液体を充填させておくことができる。この場合には、液体が、ケース20の内壁面やフロアパネル40の上面に接触することになる。そして、液体としては、例えば、絶縁性を有する液体を用いることができ、より具体的には、絶縁油、シリコーンオイル、フッ素系不活性液体、脂肪酸エステルを用いることができる。
上述した液体を用いた場合において、電池モジュール10が発熱すれば、この熱を液体に伝達させ、ケース20やフロアパネル40を介して外部に放出させることができる。これにより、電池モジュール10の温度上昇を抑制することができる。また、電池モジュール10が過度に冷えているような場合には、例えば、ケース20に熱を与えることにより、この熱を、液体を介して電池モジュール10に伝達することができ、電池モジュール10の温度低下を抑制することができる。
ここで、液体を用いる場合には、本実施例のように、電池モジュール10の上方および下方にスペースを形成する必要がない。ただし、ファン等を用いて、電池パック内で液体を強制的に循環させる場合には、本実施例と同様に、電池モジュール10の周囲にスペースを設けて、液体の循環経路を確保することができる。
本実施例によれば、フロアパネル40に対して、車両ボディとしての本来の機能を持たせるとともに、電池パック1のロアーケースとしての機能を持たせている。すなわち、フロアパネル40における一部の領域およびケース20を用いて、電池モジュール10を収容するためのスペースを形成している。
これにより、電池パック1のロアーケースを省略することができ、電池パック1の重量、ひいては、電池パック1が搭載された車両の重量を軽減することができる。しかも、ロアーケースを省略することで、電池パック1の部品点数を減らして、コストを低減することができるとともに、電池パック1が配置されるスペースを小さくすることができる。
電池パック1の配置スペースを小さくできれば、車両内のスペースを効率良く利用することができる。例えば、電池パック1を車両のラゲージルームに配置する場合には、ラゲージルームとして使用できるスペース(荷物等を収容するスペース)を増加させることができる。また、電池パック1を座席の下方に配置する場合には、座席の下方に形成されたスペースを効率良く利用して、電池パック1を配置することができる。さらに、コンソールボックス内に電池パック1を配置する場合には、コンソールボックスを小型化したり、コンソールボックスのサイズを変更せずに、コンソールボックスに設けられる収納スペースを大型化したりすることができる。
次に、本発明の実施例2である電池パックについて、図5および図6を用いて説明する。ここで、図5は、電池パックの構成を示す分解斜視図であり、図6は、電池パックの構成を示す外観図である。なお、実施例1で説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一符号を用い、詳細な説明は省略する。また、図5および図6に示す矢印は、空気の移動方向を示している。
本実施例の電池パック1でも、実施例1と同様に、車両ボディの一部およびケース20によって、電池モジュール10を収容するためのスペースを形成している。これにより、実施例1で説明したように、電池パック1の部品点数を低減することができる。一方、本実施例では、実施例1と異なる構成において、電池モジュール10の温度を調節するようにしている。以下、具体的に説明する。
電池モジュール10の底面には、金属といった熱伝導性に優れた材料で形成された熱伝達部材80が設けられている。熱伝達部材80の上面は、電池モジュール10に接触しており、熱伝達部材80の底部には、複数のフィン81が形成されている。各フィン81は、ケース20における一方のフランジ部23から他方のフランジ部23に向かって延びている。また、複数のフィン81は、単電池11の配列方向において並んで設けられている。
フロアパネル40には、第1および第2のクロスメンバ91,92が接続されており、各クロスメンバ91,92およびフロアパネル40は、閉断面の構造を有している。第1のクロスメンバ91およびフロアパネル40によって囲まれたスペース(閉断面構造の内部)には、ファン100が配置されている。ファン100としては、例えば、公知の構成のクロスフローファンを用いることができる。第1のクロスメンバ91およびフロアパネル40によって囲まれたデッドスペースを用いてファン100を配置することにより、ファン100の配置スペースを別途確保する必要が無くなる。
第1のクロスメンバ91のうち互いに向かい合う2つの側面には、開口部(吸気口)91a,91bがそれぞれ形成されている。同様に、第2のクロスメンバ92のうち互いに向かい合う2つの側面には、開口部(排気口)92a,92bがそれぞれ形成されている。なお、本実施例では、各クロスメンバ91,92における各側面に対して、1つの開口部(各開口部91a,91b,92a,92b)を形成しているが、各側面に複数の開口部を形成することもできる。
熱伝達部材80は、第1および第2のクロスメンバ91,92の間に位置し、フィン81の先端において、フロアパネル40に接触している。また、第1および第2のクロスメンバ91,92には、ケース20に形成されたフランジ部23が固定される。ここで、クロスメンバ91,92およびフランジ部23は、締結部材を用いて固定したり、溶接によって固定したりすることができる。
ケース20のフランジ部23をクロスメンバ91,92に固定することにより、ケース20、クロスメンバ91,92およびフロアパネル40によって、電池モジュール10および熱伝達部材80を収容するためのスペースが形成される。なお、不図示ではあるが、電池モジュール10のうち単電池11の配列方向における両端面と対向する位置には、実施例1と同様に、カバー(図3,4に示すカバー24に相当)が配置されている。このカバーは、ケース20やフロアパネル40とともに、電池モジュール10等を収容するためのスペースを形成する。また、熱伝達部材80が固定された電池モジュール10は、実施例1と同様に、ケース20に固定されている。
本実施例の電池パック1において、ファン100を駆動すると、車室内の空気が、第1のクロスメンバ91における開口部91aに進入する。ここで、第1のクロスメンバ91のうち、開口部91aが形成された側面は、車室内に面しており、開口部91aを介して車室内の空気を取り込むことができるようになっている。開口部91aから取り込まれた空気は、ファン100が配置されたスペースを通過し、開口部91bを介して、電池モジュール10の収容スペースに移動する。
電池モジュール10の収容スペースに移動した空気は、熱伝達部材80と接触することにより、熱伝達部材80との間で熱交換が行われる。ここで、電池モジュール10が充放電等によって発熱すると、この熱が熱伝達部材80に伝達される。この場合において、熱伝達部材80に冷却用の空気を接触させれば、熱伝達部材80に伝達された熱を奪うことができ、電池モジュール10の温度上昇を抑制することができる。また、電池モジュール10が過度に冷却されている場合において、加温用の空気を用いることにより、熱伝達部材80を介して電池モジュール10に熱を与えれば、電池モジュール10の温度低下を抑制することができる。
熱伝達部材80との間で熱交換された空気は、第2のクロスメンバ92に形成された2つの開口部92b,92aを通過することにより、電池モジュール10の収容スペースから排出される。ここで、第2のクロスメンバ92における開口部92aから排出された空気は、排気通路に沿って車両の外部に排出させることができる。この排気通路は、ダクトを用いて形成することもできるし、車両に搭載される内装部品を用いて形成することもできる。
本実施例では、電池モジュール10の底面に設けられた熱伝達部材80を用いて、電池モジュール10の温度を調節するようにしているため、実施例1のように、電池モジュール10の上面にスペースを形成する必要がなくなる。すなわち、ケース20の上面部21を電池モジュール10の上面に近づけて配置することができる。
なお、本実施例では、各クロスメンバ91,92およびフロアパネル40を用いて閉断面の構造としているが、これに限るものではなく、クロスメンバ自体を閉断面の構造とすることもできる。この場合には、クロスメンバの内側にファンを配置すればよい。
また、本実施例では、熱伝達部材80のフィン81が第1のクロスメンバ91から第2のクロスメンバ92に向かって延びているが、フィン81の形状は適宜設定することができる。すなわち、フィン81を設けることにより、ファン100から供給される空気との接触面積を増加させたり、空気の流れを整えたりすることができればよい。
さらに、本実施例では、第2のクロスメンバ92に2つの開口部92a,92bを形成しているが、これに限るものではない。例えば、本実施例で説明した第2のクロスメンバ92において、開口部92aを塞いでおき、開口部92bを介して第2のクロスメンバ92の内側に進入した空気を、フロアパネル40の位置する側から車両の外部に排出させることができる。この場合には、第2のクロスメンバ92を開断面の構造としておく必要がある。
上述した実施例1,2では、電池モジュール10の底面と対向するフロアパネル40を用いて、電池モジュール10の収容スペースを形成しているが、これに限るものではない。すなわち、車両ボディの一部を用いて、電池モジュール10の収容スペースを形成することができればよい。具体的には、車両ボディを構成するフロントボディ、リヤボディ、サイドボディおよびアンダーボディのうち、少なくとも一部を用いて、電池モジュール10の収容スペースを形成することができる。
1:電池パック(蓄電装置)
10:電池モジュール(蓄電モジュール)
11:単電池(蓄電素子)
20:ケース
30,31:締結部材
40:フロアパネル
41:凸部
91:第1のクロスメンバ
91a,91b:開口部(吸気口)
92:第2のクロスメンバ
92a,92b:開口部(排気口)

Claims (2)

  1. 車両に搭載される蓄電装置であって、
    複数の蓄電素子が電気的に接続された蓄電モジュールを有し、
    前記蓄電モジュールの収容スペースが、車両ボディのうち前記蓄電モジュールの底面と対向する部分と、前記車両ボディに固定され、前記蓄電モジュールのうち、前記底面以外の面を囲むケースとで形成されていることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記車両ボディは、前記ケースが固定され、前記蓄電モジュールを挟む位置で前記車両の左右方向に延びる第1および第2のクロスメンバを有し、
    前記第1のクロスメンバは、一部の領域が前記収容スペースに面し、前記蓄電モジュールへの空気の供給を許容する吸気口を有するとともに、前記第2のクロスメンバは、一部の領域が前記収容スペースに面し、前記蓄電モジュールからの空気の排出を許容する排気口を有しており、
    前記第1又は第2のクロスメンバの内側には、前記吸気口から前記排気口に向かって前記空気を流動させるためのファンが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
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