JP2010168959A - 可変容量圧縮機及びその斜板最小傾角設定方法 - Google Patents

可変容量圧縮機及びその斜板最小傾角設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】斜板の傾角が最小傾角にあるときに、斜板の回転運動に起因するモーメントが傾角増大方向または傾角減少方向にほとんど作用しない状態を実現できる可変容量圧縮機及びその斜板最小傾角設定方法を提供する。
【解決手段】斜板の慣性乗積を、斜板の傾角(θ)が所定の傾角(θs)未満の領域では斜板を傾角増大方向へ向かわせる回転運動のモーメントを生じ、かつ所定の傾角(θs)より大きい領域では斜板を傾角減少方向へ向かわせる回転運動のモーメントを生じるべく設定するとともに、斜板を所定の傾角(θs)未満の傾角まで駆動軸に対して傾角変化可能に構成しつつ、斜板の最小傾角(θmin)が所定の傾角(θs)となるように、斜板の傾角変化を規制することを特徴とする斜板最小傾角設定方法、及び、その最小傾角に設定された可変容量圧縮機。
【選択図】図1

Description

本発明は、斜板式の可変容量圧縮機とその斜板の最小傾角設定方法に関し、とくに、車両空調装置用の圧縮機として好適な可変容量圧縮機及びその斜板最小傾角設定方法に関する。
斜板式可変容量圧縮機の斜板の傾角に関する技術として、特許文献1に記載の技術が知られている。この特許文献1には、斜板の慣性乗積について記載されており、斜板の傾角が小さい場合には回転運動のモーメントが傾角増大方向に作用し、斜板の傾角が大きい場合には回転運動のモーメントが傾角減少方向に作用するように斜板が設計されている。
特開2000−2180号公報
ところが、上記特許文献1に記載の技術では、以下のような問題を生じるおそれがある。すなわち、斜板の回転運動(遠心力)に起因するモーメントは、斜板の回転数の2乗、つまり圧縮機の回転数の2乗に比例する。例えば、圧縮機の駆動源として車両のエンジンが使用され、車両のアイドリング状態(例えばエンジン回転数で500〜800rpm)では、斜板の回転運動に起因するモーメントは極めて小さくほとんど無視できるとしても、中、高回転数領域では上記の如く回転数の2乗で効いてくるから無視できないほど大きな値となる。
上記特許文献1に開示されている圧縮機では、圧縮機を作動させていない状態(OFF運転)では、斜板の傾角が小さく、斜板の回転運動に起因するモーメントが傾角増大方向に作用しているため、例えば、高回転数領域では、アイドリング状態に比べ、圧縮機の消費動力が増大するという問題がある。
また、斜板の回転運動に起因するモーメントが傾角増大方向に作用しているため、例えばOFF運転から圧縮機を作動(ON)させようとした場合、高回転数領域では、アイドリング状態に比べ、圧縮機の起動トルクが急激に増大し易く、これによるトルクショックが無視できないことになる。これはエンジン回転数制御に少なからず影響し、エンジン回転数制御が不安定となる恐れがある。
上記のような問題を改善するためには、斜板の回転運動に起因するモーメントをゼロまたは傾角減少方向に作用させることが考えられるが、傾角減少方向にモーメントが作用した場合、高回転数領域で圧縮機を作動(ON)できない、つまり容量復帰できなくなる恐れがある。したがって、理想的には狙いを斜板の回転運動に起因するモーメントがゼロとなる状態にすることであるが、斜板の寸法上のばらつきがあるため、現実的にはゼロとすることは困難である。
そこで本発明の課題は、斜板の傾角が最小傾角にあるときに、斜板の回転運動に起因するモーメントが傾角増大方向または傾角減少方向にほとんど作用しない状態を実現できる可変容量圧縮機及びその斜板最小傾角設定方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る可変容量圧縮機の斜板最小傾角設定方法は、内部に吐出室、吸入室、クランク室及びシリンダボアが区画形成されたハウジングと、シリンダボアに配設されたピストンと、ハウジング内に回転可能に支持された駆動軸と、駆動軸に同期回転可能に固定されたロータと、ロータと連結する案内機構を介して駆動軸に対し傾角変化可能でかつ同期回転可能に連結される斜板と、斜板の回転をピストンの往復動に変換する変換機構と、クランク室の圧力を調整する容量制御弁とを具備し、容量制御弁の開度調整によりクランク室の圧力を変化させ、斜板の傾角を変更してピストンのストロークを調整し、吸入室からシリンダボアに吸入された冷媒を圧縮して吐出室に排出する可変容量圧縮機の斜板の最小傾角の設定方法であって、
斜板の慣性乗積を、斜板の傾角(θ)が所定の傾角(θs)未満の領域では斜板を傾角増大方向へ向かわせる回転運動のモーメントを生じ、かつ前記所定の傾角(θs)より大きい領域では斜板を傾角減少方向へ向かわせる回転運動のモーメントを生じるべく設定するとともに、
斜板を前記所定の傾角(θs)未満の傾角まで駆動軸に対して傾角変化可能に構成しつつ、斜板の最小傾角(θmin)が前記所定の傾角(θs)となるように、斜板の傾角変化を規制することを特徴とする方法からなる。
このような本発明に係る可変容量圧縮機の斜板最小傾角設定方法においては、斜板の最小傾角(θmin)が所定の傾角(θs)となるように斜板の傾角変化が規制されるので、斜板が最小傾角(θmin)にあるときにおいては、斜板の回転による傾角増大方向または傾角減少方向のモーメントはほとんど作用しなくなり、最小傾角(θmin)において高回転数領域での圧縮機の消費動力の増大が抑制される。また、圧縮機は斜板の傾角が小さい状態にて起動されるので、圧縮機の起動特性が回転数によらず安定化する。
また、上記本発明に係る斜板最小傾角設定方法においては、上記所定の傾角(θs)は例えば次のように設定される。すなわち、駆動軸、ロータ及び斜板の連結体を駆動軸の軸心を中心に予め定めた所定の回転数で回転させ、斜板が傾角変化可能な範囲の中で傾角に関して静止する位置を上記所定の傾角(θs)として設定することができる。このようにすれば、駆動軸、ロータ及び斜板の連結体の実際の部品に基づいて、傾角増大方向または傾角減少方向のモーメントがほとんど作用しない所定の傾角(θs)を確実に設定できるようになる。
また、上記斜板最小傾角設定方法においては、斜板の最小傾角(θmin)が上記所定の傾角(θs)となるように、最小傾角規制手段により斜板の傾角変化を、機械的に規制することができる。機械的な規制手段による規制であるから、設定された最小傾角(θmin)に確実に斜板を位置決めできるようになる。
また、上記斜板最小傾角設定方法においては、上記可変容量圧縮機がクラッチレスの圧縮機からなる場合、上記所定の傾角(θs)を、斜板が駆動軸に対して直交するときの斜板の傾角を0°とした場合、0°近傍に設定することが好ましい。斜板の傾角が0°近傍では圧縮機回転に伴う消費動力は少なくて済むから、圧縮機を作動させていない状態(OFF運転)での微小な斜板の傾角において、最小傾角(θmin)が多少ばらついたとしても、圧縮機の消費動力の増大が抑制される。
このような本発明に係る可変容量圧縮機の斜板最小傾角設定方法は、とくに、可変容量圧縮機が車両空調装置用の圧縮機からなる場合に好適なものであり、本発明の適用により、エンジン等の圧縮機駆動源の消費動力の増大が適切に抑制されることになる。
本発明に係る可変容量圧縮機は、内部に吐出室、吸入室、クランク室及びシリンダボアが区画形成されたハウジングと、シリンダボアに配設されたピストンと、ハウジング内に回転可能に支持された駆動軸と、駆動軸に同期回転可能に固定されたロータと、ロータと連結する案内機構を介して駆動軸に対し傾角変化可能でかつ同期回転可能に連結される斜板と、斜板の回転をピストンの往復動に変換する変換機構と、クランク室の圧力を調整する容量制御弁とを具備し、容量制御弁の開度調整によりクランク室の圧力を変化させ、斜板の傾角を変更してピストンのストロークを調整し、吸入室からシリンダボアに吸入された冷媒を圧縮して吐出室に排出する可変容量圧縮機において、
斜板の慣性乗積が、斜板の傾角(θ)が所定の傾角(θs)未満の領域では斜板を傾角増大方向へ向かわせる回転運動のモーメントを生じ、かつ前記所定の傾角(θs)より大きい領域では斜板を傾角減少方向へ向かわせる回転運動のモーメントを生じるべく設定されており、
斜板が前記所定の傾角(θs)未満の傾角まで駆動軸に対して傾角変化可能に構成されているとともに、斜板の最小傾角(θmin)が前記所定の傾角(θs)となるように、斜板の傾角変化を規制する斜板の最小傾角規制手段を有することを特徴とするものからなる。この最小傾角規制手段により、斜板の最小傾角(θmin)が確実に上記所定の傾角(θs)に設定され、この最小傾角の状態では、斜板の回転による傾角増大方向または傾角減少方向のモーメントはほとんど作用しなくなるので、高回転数領域での圧縮機の消費動力の増大が抑制される。また、圧縮機は斜板の傾角が小さい状態にて起動され、この傾角の小さい状態では斜板の回転による傾角増大方向または傾角減少方向のモーメントはほとんど作用しなくなるので、圧縮機の起動特性が回転数によらず安定化する。
この可変容量圧縮機においては、上記所定の傾角(θs)は、前述したように、駆動軸、ロータ及び斜板の連結体を駆動軸の軸心を中心に予め定めた所定の回転数で回転させたとき、斜板が傾角変化可能な範囲の中で傾角に関して静止する位置として設定されることができる。
また、上記最小傾角規制手段としては、駆動軸上に設けられ、斜板または斜板の支持体に当接して斜板の駆動軸の軸心に沿う方向の移動を規制する手段からなる構成を採ることができる。すなわち、後述の実施の形態にも示すように、斜板は、その傾角が変更される際に、同時に駆動軸の軸心に沿う方向に移動されるので、この軸方向の移動が規制されることにより、斜板の傾角変化も規制され、その規制を介して、斜板の最小傾角(θmin)が上記所定の傾角(θs)に設定される。
さらに、上記可変容量圧縮機がクラッチレスの圧縮機からなる場合、上記所定の傾角(θs)が、斜板が駆動軸に対して直交するときの斜板の傾角を0°とした場合、0°近傍に設定されていることが好ましい。これにより、前述の如く、圧縮機を作動させていない状態(OFF運転)での微小な斜板の傾角において、最小傾角(θmin)が多少ばらついたとしても、圧縮機の消費動力の増大が抑制される。
このような本発明に係る可変容量圧縮機は、とくに、車両空調装置用の圧縮機からなる場合に好適なものである。
本発明に係る可変容量圧縮機及びその斜板最小傾角設定方法によれば、斜板の最小傾角(θmin)が所定の傾角(θs)となるように斜板の傾角変化を規制し、その規制を介して、斜板が傾角が最小傾角にあるときには、斜板の回転運動に起因するモーメントが傾角増大方向または傾角減少方向にほとんど作用しない状態を実現でき、とくに高回転数領域での圧縮機の消費動力の増大を抑制することができる。また、斜板の傾角が小さい状態にあるときからの圧縮機の起動特性を回転数によらず安定化することができる。
本発明の一実施態様に係る可変容量圧縮機およびその容量を制御するための容量制御弁の縦断面図である。 図1の可変容量圧縮機における駆動軸、ロータ及び斜板の連結体部分の縦断面図である。 図2の連結体の部分拡大断面図である。 図1の可変容量圧縮機における傾角減少バネと傾角増大バネの合力と斜板の傾角との関係図である。 図2の連結体部分から傾角減少バネ、傾角増大バネ及びストッパを除いた場合の縦断面図である。 斜板の慣性乗積を示す特性図である。
以下に、本発明の望ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施態様に係る可変容量斜板式圧縮機100を示しており、とくに車両用空調装置の冷凍回路内に設けられる圧縮機を示している。図1に示すように、可変容量斜板式圧縮機100はクラッチレス圧縮機であって、複数のシリンダボア101aを備えたシリンダブロック101と、シリンダブロック101の一端に設けられたフロントハウジング102と、バルブプレート103を介してシリンダブロック101の他端に設けられたリアハウジング104とを備えている。
シリンダブロック101とフロントハウジング102とによって画成されるクランク室105内を横断して、駆動軸106が配設されている。駆動軸106は斜板107に挿通されている。斜板107は、駆動軸106に固定されたロータ108と連結部材109を介して結合し、駆動軸106により傾角可変に支持されている。ロータ108と斜板107との間に、斜板107を最小傾角へ向けて付勢する傾角減少バネ110が配設されている。斜板107を挟んで傾角減少バネ110とは反対側に、最小傾角状態にある斜板107を傾角増大方向へ付勢する傾角増大バネ111が配設されている。
駆動軸106の一端はフロントハウジング102のボス部102aを貫通してフロントハウジング102外まで延在しており、電磁クラッチを介することなく、図示しない動力伝達装置を介して図示しない車両エンジン等の駆動源に直結されている。駆動軸106とボス部102aとの間には軸封装置112が配設されている。駆動軸106は、ベアリング113、114、115、116によりラジアル方向及びスラスト方向に支持されている。
シリンダボア101a内にピストン117が配設され、ピストン117の一端部の窪み117a内に収容された一対のシュー118が斜板107の外周部を相対摺動可能に挟持している。駆動軸106の回転は、斜板107とシュー118とを介してピストン117の往復動に変換される。
リアハウジング104には、吸入室119と吐出室120とが形成されている。吸入室119は、バルブプレート103に形成された連通孔103a(吸入孔)と図示しない吸入弁とを介してシリンダボア101aに連通し、吐出室120は図示しない吐出弁とバルブプレート103に形成された連通孔103b(吐出孔)とを介してシリンダボア101aに連通している。吸入室119は吸入ポート104aを介して図示しない車両空調装置の蒸発器に接続している。
フロントハウジング102、シリンダブロック101、バルブプレート103、リアハウジング104は、協働して、駆動軸106、ロータ108、連結部109、斜板107、シュー118、ピストン117、シリンダボア101a、吸入弁、吐出弁等で形成される圧縮機構を収容するハウジングを形成している。
シリンダブロック101の外側には、本実施態様ではマフラ121が配設されている。マフラ121は、シリンダブロック101とは別体の有底筒状の蓋部材122を、シリンダブロック101の外面に立設した筒状壁101bにシール部材を介して接合することにより、形成されている。蓋部材122には、吐出ポート122aが形成されている。吐出ポート122aは図示しない車両空調装置の凝縮器に接続している。
マフラ121を吐出室120に連通させる連通路123が、シリンダブロック101とバルブプレート103とリアハウジング104とにわたって形成されている。マフラ121と連通路123とは、吐出室120と吐出ポート122aとの間に延在する吐出通路を形成しており、マフラ121は該吐出通路の途中に配設された拡張空間(マフラ空間)を形成している。マフラ121の入口を開閉する逆止弁200が、マフラ121内に配設されている。
フロントハウジング102、シリンダブロック101、バルブプレート103、リアハウジング104は図示しないガスケットを介して隣接し、複数の通しボルト130を用いて一体に組付けられている。
リアハウジング104には容量制御弁300が取り付けられている。容量制御弁300は、吐出室120とクランク室105との間の連通路124の開度を調整し、クランク室105への吐出冷媒ガスの導入量を制御する。クランク室105内の冷媒ガスは、ベアリング115、116と駆動軸106との間の隙間と、シリンダブロック101に形成された空間125と、バルブプレート103に形成されたオリフィス孔103cとを介して吸入室119へ流入する。
容量制御弁300により、クランク室105の内圧を可変制御して、可変容量斜板式圧縮機100の吐出容量を可変制御することができる。容量制御弁300は、外部信号に基づいて内蔵するソレノイド301への通電量を調整し、連通路126を介して容量制御弁300の感圧室に導入される吸入室119の内圧が所定値になるように、可変容量斜板式圧縮機100の吐出容量を可変制御し、また内蔵するソレノイド301への通電をOFFとすることにより連通路124を強制開放して、可変容量斜板式圧縮機100の吐出容量を最小に制御する。容量制御弁300は、外部環境に応じて、吸入圧力を最適制御することができる。
次に、駆動軸、ロータ及び斜板の連結体について説明する。図2に可変容量斜板式圧縮機100の、駆動軸106、ロータ108及び斜板107の連結体400を示す。
斜板107は、円環状の斜板体107aと、駆動軸106を挿通し、駆動軸106に対して摺動可能に支持される支持孔107b1、バランスウエイト107b2及びアーム107b3が形成された斜板体107bと、斜板体107aと斜板体107bとを結合固定するリベット107cから構成されている。
ロータ108は、駆動軸106に固定される本体部108aと、アーム108bから構成されており、アーム108bとアーム107b3が連結部材109を介して連結されることにより、斜板107は駆動軸106に対して同期回転可能でかつ傾角変化可能となっている。
ロータ本体部108aと斜板体107bとの間には傾角減少バネ110が配設されており、斜板107を挟んで傾角減少バネ110の反対側には傾角増大バネ111が配設されており、傾角増大バネ111の一端は最小傾角規制手段としてのストッパ150に当接支持されている。
図3に示すように、ストッパ150は駆動軸106を内挿し、傾角増大バネ111を収容するようにほぼ円筒形状に形成されており、斜板107と当接する先端部150aと、内側に傾角増大バネ111の一端を当接支持する支持部150bと、ストッパ150を駆動軸106に形成された環状溝106aに固定するための固定部150cから構成されている。
斜板107の最大傾角(θmax)は、斜板体107bがロータ108の本体部108aに当接することにより規定される。また、斜板107の最小傾角(θmin)は、斜板体107bがストッパ150の先端部150aに当接することにより機械的に規定されるようになっている。したがって、斜板107は最大傾角(θmax)と最小傾角(θmin)の範囲で傾角変位可能となっている。
この斜板107の最大傾角(θmax)と最小傾角(θmin)の範囲において、傾角減少バネ110と傾角増大バネ111の付勢力の合力は、例えば図4に示すような特性となっており、両バネの付勢力がバランスする傾角(θa)は、傾角増大バネ111が無くてもピストンの往復動作によって容量復帰可能な角度に設定されている。
次に、上記斜板107の最小傾角設定方法について説明する。
図5は、図2から傾角減少バネ110、傾角増大バネ111及びストッパ150を除いて示したものである。図5の状態、つまりストッパ150が無い状態において、斜板体107aが駆動軸106に対して直交するときの斜板の傾角を0°とした場合、斜板107は0°まで傾角変位可能な状態にある。
また、斜板107の慣性乗積は、図6に示すように、斜板の傾角(θ)が、所定の傾角(θs)未満の領域では斜板107を傾角増大方向へ向かわせる回転運動のモーメントを生じ、所定の傾角(θs)より大きい領域では斜板107を傾角減少方向へ向かわせる回転運動のモーメントを生じるべく設定されている。
所定の傾角(θs)は、斜板107の形状と重量分布から、予め求めておくことができる。ここで所定の傾角(θs)の狙いは0°近傍に設定されている(例えば0.1〜1°の範囲内の角度)。この所定の傾角(θs)を斜板の最小傾角(θmin)として設定する。
駆動軸106、ロータ108及び斜板107の連結体400にストッパ150を位置決め固定する組立工程において、斜板107の傾角(θ)が、この設定された最小傾角(θmin)となるようにストッパ150の先端部150aを位置決めしてストッパ150を駆動軸106に固定する。すなわち、斜板107の最小傾角(θmin)が上記所定の傾角(θs)となるように、斜板107の傾角を機械的に規制するストッパ150により、斜板107の最小傾角(θmin)が設定される。
この方法によれば、所定の傾角(θs)に基づいて最小傾角(θmin)が設定されるため、最小傾角(θmin)において斜板107の回転による傾角増大方向または傾角減少方向のモーメントはほとんど作用しなくなる。
ただし現実的には寸法上のばらつきがあるため、所定の傾角(θs)は部品毎に多少異なる。つまり、駆動軸106、ロータ108及び斜板107の連結体400の個体毎に所定の傾角(θs)にばらつきが生じる。この個体毎の所定の傾角(θs)を求めるため、駆動軸106、ロータ108及び斜板107の連結体400を駆動軸106の軸心を中心に所定の回転数で回転させてもよい。
図6から、駆動軸106、ロータ108及び斜板107の連結体400を駆動軸106の軸心を中心に所定の回転数で回転させれば、斜板107の傾角(θ)が、所定の傾角(θs)未満の領域にあれば斜板107は傾角増大方向に変位して所定の傾角(θs)で静止し、また斜板107の傾角(θ)が、所定の傾角(θs)より大きい領域にあれば斜板107は傾角減少方向に変位して所定の傾角(θs)で静止することが分かる。つまり、斜板107の傾角(θ)がどの位置にあっても、所定の回転数で回転させれば、所定の傾角(θs)で斜板107は静止する。
例えば、図5の駆動軸106、ロータ108及び斜板107の連結体400を専用の試験装置にセットし、実際に駆動軸106を回転させ、斜板107が静止している傾角(又はこれに相当する基準からの位置)を計測し、これを駆動軸106、ロータ108及び斜板107の連結体400の個体毎に行えば、それぞれの連結体400に対応した所定の傾角(θs1、θs2、θs3、…θsn)が設定できる。個体数nから統計的に所定の傾角(θs)の分布を求め、その中央値を斜板の最小傾角(θmin)として設定する。
駆動軸106、ロータ108及び斜板107の連結体400にストッパ150を位置決め固定する組立工程において、斜板107の傾角(θ)が、この設定された最小傾角(θmin)となるようにストッパ150の先端部150aを位置決めしてストッパ150を駆動軸106に固定する。これによれば所定の傾角(θs)は部品毎の実体を反映して設定され、所定の傾角(θs)に基づいて最小傾角(θmin)が設定されるため、最小傾角(θmin)において斜板107の回転による傾角増大方向または傾角減少方向のモーメントはほとんど作用しないか、作用してもその程度は小さく、最小傾角(θmin)からの起動速度が回転数によらず安定化できる。例えば製造ロット毎に前述のような最小傾角設定方法で斜板107の最小傾角を設定すれば良い。
また、製造するすべての駆動軸106、ロータ108及び斜板107の連結体400について、実際に駆動軸106を回転させて斜板107の最小傾角(θmin)を設定すれば、最小傾角においては個体差に関係無く、斜板107の回転による傾角増大方向または傾角減少方向のモーメントはほとんど作用せず、最小傾角(θmin)からの起動速度が回転数によらずさらに安定化できる。
なお、所定の傾角(θs)に合わせて最小傾角(θmin)を設定調整することになるため、個体によって最小傾角(θmin)がばらつくが、所定の傾角(θs)の狙いは0°近傍であるためその影響は小さい。
また、図5は傾角減少バネ110、傾角増大バネ111及びストッパ150を除いたものであるが、図5に傾角減少バネ110を装着した状態でも、装置側で傾角減少バネ110を収縮させておけば斜板をフリー状態にすることができ、前述の試験装置で斜板の最小傾角(θmin)を設定できる。
可変容量斜板式圧縮機100の動作は以下のようになる。車両エンジン作動状態で空調装置非作動とすると、可変容量圧縮機100の容量制御弁300のソレノイド301へは電流は流れず、弁体が強制開放されて最大開度になり、吐出ガスが常時クランク室105に導入されて吐出容量は最小となっている(OFF運転)。なお、OFF運転時の斜板107の傾角は、最小傾角(θmin)または最小傾角(θmin)より僅かに大きな傾角となっている。このとき斜板107の回転による傾角増大方向または傾角減少方向のモーメントはほとんど作用していないため、回転数を上昇させて高回転数領域としても消費動力の増大が抑制される。
この時逆止弁200は常時閉じるようにバネの付勢力が設定されており、その結果空調システム側への冷媒循環は遮断される。したがって、最小の吐出容量で吐出室120に吐出された冷媒は容量制御弁300を含む吐出室120とクランク室105との連通路124を経てクランク室105に流入し、さらにクランク室105から、ベアリング115、116と駆動軸106との隙間を抜け、空間125、固定オリフィス103cを介して吸入室119に戻り、再びシリンダボア101aに吸入されて圧縮される内部循環回路を循環している。
空調装置を作動(ON)させると、容量制御弁300のソレノイド301へ所定の電流が流れ、吐出室120とクランク室105の連通路124が遮断されるため、クランク室105の圧力が低下して吸入室119の圧力と同等となり、斜板107の傾角が増大し、ピストンストロークが増大する。このとき斜板107の回転による傾角増大方向または傾角減少方向のモーメントはほとんど作用していないため、斜板107の傾角の増大は主として傾角増大バネ111の付勢力に支配される。したがって、高回転数領域から圧縮機を作動(ON)しても可変容量圧縮機100の起動トルクが急上昇せず、ソフトで確実な起動が可能となる。
ほぼ同時に吐出室120の圧力が高まり、逆止弁200の弁体の前後差圧が所定値を超えると逆止弁200が開弁して、圧縮冷媒が空調システム側に流れる。可変容量圧縮機100が作動している場合、制御装置は、容量制御弁300のソレノイド301へ所定の電流を通電し、所定の吸入圧力を維持するように圧縮機100の吐出容量が制御される。
上記のような構造においては、例えば、支持孔107b1の一部に斜板107の最小傾角を規制可能な最小傾角規制部を設け、これに駆動軸106を当接させて斜板107の最小傾角を規制する方法において、斜板107の試験用サンプルにおいて、上述したような連結体400を所定回転数で回転させる最小傾角規制方法によって最小傾角(θmin)を設定し、設定された最小傾角(θmin)に基づいて、実際に製造する斜板の支持孔107b1の最小傾角規制部を加工することができる。これによれば、所定の傾角(θs)に基づいて最小傾角(θmin)が設定されるため、最小傾角(θmin)において斜板107の回転による傾角増大方向または傾角減少方向のモーメントはほとんど作用しないか、作用してもその程度は小さく、最小傾角(θmin)からの起動速度が回転数によらず安定化できるとともに、最小傾角規制手段を別途設ける必要が無く、構造が簡素化できる。
また、前述の実施態様では、斜板107は0°まで傾角変化可能な状態にあるとしているが、負の角度まで変化可能な構造としてもよい。
また、前述の実施態様で示した可変容量圧縮機100(クラッチレス圧縮機)では傾角減少バネ、傾角増大バネ両方を使用しているが、例えばピストンの圧縮反力により容量復帰可能となるように最小傾角を多少増大させれば、傾角増大バネは無くてもよい。
また、前述の実施態様ではクラッチレス圧縮機としたが、電磁クラッチを装着した可変容量圧縮機としてもよい。この場合、前述の実施態様で示した傾角減少バネ、傾角増大バネ両方が無くても特に本案の趣旨を逸脱するものではない。
また、ロータと斜板とを連結する案内機構は前述の実施態様に示したものには限定されない。例えばいわゆるリンク機構(例えば、特開2002−188565号公報に示されているようなリンク機構)であってもよい。
また、前述の実施態様では斜板が駆動軸に直接支持された構造であるが、駆動軸に滑動可能に嵌装された斜板支持体(スリーブ)に支持される斜板構造であってもよい。
さらに、最小傾角規制手段は前述の実施態様で示したものに限定されない。例えば止め輪を駆動軸に固定し、止め輪と斜板との間に駆動軸を内挿する環状部材を配置して、環状部材の高さを調整して最小傾角を規制してもよい。
本発明に係る可変容量圧縮機は、傾角可変の斜板を有するあらゆる圧縮機に適用可能であり、とくに、車両用空調装置に用いられる可変容量圧縮機として好適なものである。
100 可変容量圧縮機
101 シリンダブロック
101a シリンダボア
102 フロントハウジング
103 バルブプレート
104 リアハウジング
105 クランク室
106 駆動軸
106a 環状溝
107 斜板
107b、107a、107b 斜板体
107b1 支持孔
107b2 バランスウエイト107b2
107b3 アーム
107c リベット
108 ロータ
108a ロータ本体部
108b アーム108
109 連結部材
110 傾角減少バネ
111 傾角増大バネ
117 ピストン
118 シュー
119 吸入室
120 吐出室
121 マフラ
122 蓋部材
123 連通路
130 通しボルト
150 最小傾角規制手段としてのストッパ
150a 先端部
150b 支持部
150c 固定部
200 逆止弁
300 容量制御弁
301 ソレノイド
400 連結体

Claims (10)

  1. 内部に吐出室、吸入室、クランク室及びシリンダボアが区画形成されたハウジングと、シリンダボアに配設されたピストンと、ハウジング内に回転可能に支持された駆動軸と、駆動軸に同期回転可能に固定されたロータと、ロータと連結する案内機構を介して駆動軸に対し傾角変化可能でかつ同期回転可能に連結される斜板と、斜板の回転をピストンの往復動に変換する変換機構と、クランク室の圧力を調整する容量制御弁とを具備し、容量制御弁の開度調整によりクランク室の圧力を変化させ、斜板の傾角を変更してピストンのストロークを調整し、吸入室からシリンダボアに吸入された冷媒を圧縮して吐出室に排出する可変容量圧縮機の斜板の最小傾角の設定方法であって、
    斜板の慣性乗積を、斜板の傾角(θ)が所定の傾角(θs)未満の領域では斜板を傾角増大方向へ向かわせる回転運動のモーメントを生じ、かつ前記所定の傾角(θs)より大きい領域では斜板を傾角減少方向へ向かわせる回転運動のモーメントを生じるべく設定するとともに、
    斜板を前記所定の傾角(θs)未満の傾角まで駆動軸に対して傾角変化可能に構成しつつ、斜板の最小傾角(θmin)が前記所定の傾角(θs)となるように、斜板の傾角変化を規制することを特徴とする、可変容量圧縮機の斜板最小傾角設定方法。
  2. 駆動軸、ロータ及び斜板の連結体を駆動軸の軸心を中心に予め定めた所定の回転数で回転させ、斜板が傾角変化可能な範囲の中で傾角に関して静止する位置を前記所定の傾角(θs)として設定する、請求項1に記載の可変容量圧縮機の斜板最小傾角設定方法。
  3. 斜板の最小傾角(θmin)が前記所定の傾角(θs)となるように、最小傾角規制手段により斜板の傾角変化を機械的に規制する、請求項1または2に記載の可変容量圧縮機の斜板最小傾角設定方法。
  4. 前記可変容量圧縮機がクラッチレスの圧縮機からなり、前記所定の傾角(θs)を、斜板が駆動軸に対して直交するときの斜板の傾角を0°とした場合、0°近傍に設定する、請求項1〜3のいずれかに記載の可変容量圧縮機の斜板最小傾角設定方法。
  5. 前記可変容量圧縮機が車両空調装置用の圧縮機からなる、請求項1〜4のいずれかに記載の可変容量圧縮機の斜板最小傾角設定方法。
  6. 内部に吐出室、吸入室、クランク室及びシリンダボアが区画形成されたハウジングと、シリンダボアに配設されたピストンと、ハウジング内に回転可能に支持された駆動軸と、駆動軸に同期回転可能に固定されたロータと、ロータと連結する案内機構を介して駆動軸に対し傾角変化可能でかつ同期回転可能に連結される斜板と、斜板の回転をピストンの往復動に変換する変換機構と、クランク室の圧力を調整する容量制御弁とを具備し、容量制御弁の開度調整によりクランク室の圧力を変化させ、斜板の傾角を変更してピストンのストロークを調整し、吸入室からシリンダボアに吸入された冷媒を圧縮して吐出室に排出する可変容量圧縮機において、
    斜板の慣性乗積が、斜板の傾角(θ)が所定の傾角(θs)未満の領域では斜板を傾角増大方向へ向かわせる回転運動のモーメントを生じ、かつ前記所定の傾角(θs)より大きい領域では斜板を傾角減少方向へ向かわせる回転運動のモーメントを生じるべく設定されており、
    斜板が前記所定の傾角(θs)未満の傾角まで駆動軸に対して傾角変化可能に構成されているとともに、斜板の最小傾角(θmin)が前記所定の傾角(θs)となるように、斜板の傾角変化を規制する斜板の最小傾角規制手段を有することを特徴とする可変容量圧縮機。
  7. 前記所定の傾角(θs)が、駆動軸、ロータ及び斜板の連結体を駆動軸の軸心を中心に予め定めた所定の回転数で回転させたとき、斜板が傾角変化可能な範囲の中で傾角に関して静止する位置として設定されている、請求項6に記載の可変容量圧縮機。
  8. 前記最小傾角規制手段が、駆動軸上に設けられ、斜板または斜板の支持体に当接して斜板の駆動軸の軸心に沿う方向の移動を規制する手段からなる、請求項6または7に記載の可変容量圧縮機。
  9. クラッチレスの圧縮機からなり、前記所定の傾角(θs)が、斜板が駆動軸に対して直交するときの斜板の傾角を0°とした場合、0°近傍に設定されている、請求項6〜8のいずれかに記載の可変容量圧縮機。
  10. 車両空調装置用の圧縮機からなる、請求項6〜9のいずれかに記載の可変容量圧縮機。
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