JP2010164520A - 指示計器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、発光指針を照明する光源からの漏れ光によって表示板を照らし出してしまうことを防ぐことのできる指示計器を提供すること。
【解決手段】 指針軸2を有する計器本体3と、透光性の指針4と、指針軸2が挿通される挿通孔部54を有する表示板5と、指針本体41を光輝させる光源6と、表示板5の前面側に位置し指針4の回動中心部領域を覆うように配置された表示ユニット9と、計器本体3および表示ユニット9が組み付け保持されるケース体8と、を備えてなる指示計器において、表示板5の挿通孔部54周縁箇所に略平板形状からなる調光部材13を配置し、その調光部材13には、指針4側へと導かれた照明光が表示ユニット9の周縁端部から漏れないように導き案内するための光矯正反射部134を設けてなることを特徴とする指示計器。
【選択図】 図3

Description

本発明は、本発明は、例えば自動車、オートバイ、船舶をはじめとする移動体に搭載される指示計器に関し、特に指針の回転軌道内に各種情報を表示する表示ユニットを備えるタイプの指示計器に関する。
この種の指示計器としては、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この指示計器は、指針の先端側を露出させ回転基部側を遮蔽するように表示板及び指針の前面側に配置される表示ユニットを備えている。この表示ユニットは、外縁形状が正面視円形となるケース部材と、このケース部材に収納される正面視円形の表示パネルとからなり、ケース部材には正面視円形の窓部が形成され、この窓部を通じて表示パネルに表示される各種情報を視認できるように構成されている。このように指示計器の中央部分に表示ユニットが配置され、その外周部分に指針の指示によるアナログ式計器が配置されているため、通常の指示計器と各種情報を表示する表示ユニットの表示情報を集中して読み取ることができるものであり、判読しやすい指示計器を提供することができるという効果がある。
特開2002−39807号公報
ところで、上記特許文献1などにおいては、夜間などにおいてアナログ式計器である指針の照明を行うために透光性の指針を用いて光源である発光ダイオードからの照明光を指針の基部側へと導き入れて指針の指示部を発光照明するようにしている。しかしながら、指針の指示部は明るく照らしだされるため問題はないものの、光源である発光ダイオードからの照明光の一部が表示ユニットの背面側などを介して表示板の表面上において表示ユニットの周縁部分が薄ぼんやりと洩れ出た光線によって部分的に照らし出されてしまい、指針照明箇所と表示板上との明暗によるコントラストがはっきりしないという問題があり、見かけ上において良好とは言えないものとなり、指示計器の照明効果の点において問題がある。
本発明は前述した問題点に着目し、発光指針を照明する光源からの漏れ光によって表示板をぼんやりと照らし出してしまうことを未然に防ぐことのできる指示計器を提供することを目的とするものである。
本発明は、前記目的を達成するため、指針軸を有する計器本体と、前記指針軸に取り付けられ回動中心領域に受光部を有する透光性の指針本体と前記回動中心領域を覆う遮蔽部材とが設けられた指針と、この指針の背後に所定距離を隔てて配置され前記指針の指示に対応する箇所に指標部が形成されるとともに前記指針軸が挿通される挿通孔部を有する表示板と、この表示板の背後に配置され前記表示板の挿通孔部を通じて前記受光部に照明光を供給することにより前記指針本体を光輝させる光源と、前記表示板の前面側に位置し前記指針の回動中心部領域である前記遮蔽部材を覆うように配置された表示ユニットと、前記計器本体および前記表示ユニットが組み付け保持されるケース体と、を備えてなる指示計器において、前記表示板の前記挿通孔部周縁箇所に略平板形状からなる調光部材を配置するとともに、前記調光部材の前記指針との対向面には、前記挿通孔部から前記指針側へと導かれた照明光が前記表示体の周縁端部から漏れないように導き案内するための光矯正反射部を設けてなることを特徴とする指示計器である。
このように構成することにより、指針を照明するための光源からの照明光が表示板の挿通孔部を介して表示板表面上へと導かれ、指針の受光部を介して指針の指示部となる指針本体へと導光案内され、指針本体が光輝する。これと同時に、指針の回動中心領域に導かれた照明光の一部が反射して表示板の挿通孔部の周縁箇所である表示板の表面上に照射したとしても挿通孔部の周縁に配置された略平板形状からなる調光部材の表面に設けた光矯正反射部によって表示ユニットの外周から洩れ出ることなく表示ユニットの背面部分に向けて照明光を矯正案内することができ、これにより視線方向への反射光を未然に防ぐことができるため、指針を明るく照明することができるとともに、指針回りの表示板上が薄明るく光ってしまうという問題を未然に解決することができる。
また請求項1に記載の指示計器において、請求項2では、前記調光部材に設けられた前記光矯正反射部は、前記指針軸を基点として同心円状の反射面によって形成してなることを特徴とするものである。
このように構成することにより、指針の回動中心領域に導かれた照明光の一部が反射して表示板の挿通孔部の周縁箇所である表示板の表面上に照射したとしても挿通孔部の周縁に配置された略平板形状からなる調光部材の表面に設けられた光矯正反射部としての同心円状の反射面によって指針の外側方向(表示板の外周方向)へと広がることなく指針の真上方向へと矯正して反射導光することによって表示ユニットの外周から洩れ出ることなく表示ユニットの背面部分に向けて照明光を矯正案内することができ、これにより視線方向への反射光を未然に防ぐことができ、指針を明るく照明することができるとともに、指針回りの表示板上が薄明るく光ってしまうという問題を未然に解決することができる。
また請求項1または請求項2に記載の指示計器において、請求項3では、前記調光部材に設けられた前記光矯正反射部と対向する前記指針の回動中心領域に、他の光矯正反射部を設けてなることを特徴とするものである。
このように構成することにより、光源からの照明光は、指針の受光部を介して指針の指示部となる指針本体へと導光案内され、指針本体が光輝する。これと同時に、指針の回動中心領域に導かれた照明光の一部が他の光矯正反射部を介して反射して表示板の挿通孔部の周縁箇所である表示板の表面上に照射されるため、挿通孔部の周縁に配置された略平板形状からなる調光部材によって表示ユニットの外周から洩れ出ることなく表示ユニットの背面部分に向けて照明光を矯正案内することができ、これにより視線方向への反射光を未然に防ぐことができる。
また請求項3に記載の指示計器において、請求項4では、前記指針に設けられた他の光矯正反射部は、前記指針軸を基点として同心円状の反射面によって形成してなることを特徴とするものである。
このように構成することにより、指針の受光部を介して指針の指示部となる指針本体へと導光案内され、指針本体が光輝する。これと同時に、指針の回動中心領域に導かれた照明光の一部が調光部材と対向する指針の回動中心領域の表面に設けられた同心円状の反射面によって表示板の外周方向へと広がることなく調光部材側へと導くことができるため、表示ユニットの背面部分に向けて照明光を矯正案内することができ、これにより視線方向への反射光を未然に防ぐことができる。
また請求項1から請求項4のいずれかに記載の指示計器において、請求項5では、前記調光部材の前記指針との対向面には、前記指針の回動中心領域を覆う前記遮蔽部材の内側に位置してリング状壁部を一体に突設してなることを特徴とするものである。
このように構成することにより、指針の回動中心領域に導かれた照明光の一部が表示板の外周方向へと照明光が回折しようとしてもリング状壁部によってその一部が遮断され表示板の挿通孔部の周縁箇所である表示板の表面上に照射することを抑制することができるものであり、これにより視線方向への反射光を未然に抑えることができる。
本発明では、指針軸を有する計器本体と、前記指針軸に取り付けられ回動中心領域に受光部を有する透光性の指針本体と前記回動中心領域を覆う遮蔽部材とが設けられた指針と、この指針の背後に所定距離を隔てて配置され前記指針の指示に対応する箇所に指標部が形成されるとともに前記指針軸が挿通される挿通孔部を有する表示板と、この表示板の背後に配置され前記表示板の挿通孔部を通じて前記受光部に照明光を供給することにより前記指針本体を光輝させる光源と、前記表示板の前面側に位置し前記指針の前面側に配置され前記指針の回動中心部領域である前記遮蔽部材を覆うように配置された表示ユニットと、前記計器本体および前記表示ユニットが組み付け保持されるケース体と、を備えてなる指示計器において、前記表示板の前記貫通孔部周縁箇所に略平板形状からなる調光部材を配置するとともに、前記調光部材の前記指針との対向面には、前記挿通孔部から前記指針側へと導かれた照明光が前記表示ユニットの周縁端部から漏れないように導き案内するための光矯正反射部を設けてなることを特徴とする指示計器であるため、指針を照明するための光源からの照明光が表示板の挿通孔部を介して表示板の表面上へと導かれ、指針の光導入部を介して指針の指示部となる指針本体へと導光案内され、指針本体が光輝する。これと同時に、指針の回動中心領域に導かれた照明光の一部が反射して表示板の挿通孔部の周縁箇所である表示板の表面上に照射したとしても挿通孔部の周縁に配置された略平板形状からなる調光部材の表面に設けた光矯正反射部によって表示ユニットの外周から洩れ出ることなく表示ユニットの背面部分に向けて照明光を矯正案内することができ、これにより視線方向への反射光を未然に防ぐことができるため、指針を明るく照明することができるとともに、指針回りの表示板上が薄明るく光ってしまうという問題を未然に解決することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態である指示計器を示す正面図。 図2は、図1の要部箇所を示す指示計器の断面図。 図3は、図2の要部を示す拡大断面図。 図4は、本発明の第2の実施形態である指示計器の要部を示す拡大断面図。
図1から図3は本発明の第1の実施形態を示すもので、以下、これらに基づいて本発明の実施形態をたとえば自動車に搭載される指示計器に適用した場合について説明する。
図1から図3において、本実施形態による指示計器は、回路基板1と、この回路基板1の配線パターンに導通装着され指針軸2が前方に延びる計器本体3と、指針軸2にて回転駆動される発光式の指針4と、この指針4の背後に配置される表示板5と、指針4を照明する指針用光源6と、表示板5に設けられた後述する目盛や文字,数字,記号などの指標部を透過照明する表示用光源7と、回路基板1と表示板5との間に配置されるケース体8と、回路基板1に導通状態にて組み付けられ指針4の前方に配置される実像表示による表示ユニット9とから構成される。
回路基板1は、たとえばガラスエポキシ系基材に配線パターン(図示せず)を施した硬質回路基板からなり、指針用光源6と、表示ユニット9の後述する接続部材に接続され表示ユニット9の後述する液晶による表示素子や光源に電力を供給するためのコネクタ1aと、たとえば計器本体3の駆動・制御を行う駆動手段(図示せず)や抵抗、コンデンサ等の各種回路部品(図示せず)が前記配線パターンに導通接続されている。
計器本体3は、可動磁石式計器またはステッピングモータからなり、指針軸2が回路基板1を貫通するように、その主要部が回路基板1の背後に装着され、且つ半田付け等の適宜導通手段により前記配線パターン(前記駆動手段)に電気接続される。
指針4は、透光性合成樹脂からなり、後述する表示板5に設けられた指標部に対応して指示する指示部を有する指針本体41と、この指針本体41と一体的に形成され回転軸2に組み付け固定される回転中心部となる指針基部42と、この指針基部42の外周を覆う遮光性合成樹脂からなる遮蔽部材43(カバー部材)とを備えている。
また指針4の指針本体41は、線状に延びその先端側が表示ユニット9の後述する枠体から先端側が露出するように設けられており、この指針本体41の回転中心部側に位置する指針基部42の底面側には、背後に配置された指針用光源6から発せられる照明光を受光する受光部44が設けられるとともに、その受光部44を介して導光された照明光を指針本体41の指示部先端側に反射導光する反射面部45が形成されている。
表示板5は、指針4の回転軌道に沿った円弧状の配列形状を有し指針4の指示対象となる目盛,数字,文字などからなる指標部51と、この指標部51の背景を形成する背景部52とを有している。これら指標部51、背景部52は透光性合成樹脂からなる薄板状の基材53の前面に形成された印刷層からなる。
この場合、指標部51は白色系の透過性インクにより形成され、背景部52は黒色系の遮光性インクにより形成され、指標部51は表示用光源7が点灯するとケース体8を通じて白色に透過照明される。
また表示板5には、計器本体3の指針軸2が挿通される挿通孔部54が形成されている。
指針用光源6は、たとえば赤色光を発するチップ型発光ダイオードからなり、指針4の回転中心近傍に複数個配置され、表示板5の挿通孔部54を介して指針4の受光部44を通じて指針4の反射面部45を介して指示部材41を赤色に発光させる発光体である。
表示用光源7は、たとえば白色光を発するチップ型発光ダイオードからなり、ケース体8内に配置され、指標部51を白色に発光させる発光体である。
ケース体8は、たとえば白色系の合成樹脂からなり、表示板5を保持する保持部材としての機能、指針用光源6、表示用光源7を収納するハウジングとしての機能、指針用光源6、表示用光源7の光を前方側に反射する反射部材としての機能、計器本体3が組み付けられた回路基板1や表示ユニット9を保持する保持部材としての機能を有している。この場合、ケース体8には指針4を照明表示するするための発光ダイオードからなる指針用光源6と表示板5の指標部51などを透過照明するための発光ダイオードからなる表示用光源7との照明領域を区画する円筒形の仕切り壁81が設けられている。
表示ユニット9は回路基板1の前方側に配置され、その一部が指針4の遮蔽部材43を含んで指針4の指針本体41の一部である末端側を覆っている。この表示ユニット9は液晶表示素子などからなる表示素子などの内機部品10と、この内機部品10を収納する枠体11とを備えている。
内機部品10は枠体11の後述する開口部に臨む表示素子101と、この表示素子101をバックライト照明する光源102と、この光源102から表示素子101に至る照明経路中に配置される導光体103と、表示素子101に駆動用電力を供給するとともに光源102に点灯用電力を供給する素子用基板104とを有している。
表示素子101はたとえば透過型の液晶表示素子からなり、図示しない各種センサ等の検出信号(電気信号)に基づいて、車両の走行距離や燃料消費、外気温、時刻等の情報を複数の表示セグメント101aにより情報表示するものである。
光源102はたとえば青色光を発するチップ型発光ダイオードからなり、素子用基板104に搭載され導光体103内に光供給する発光体である。
導光体103は透光性合成樹脂からなり、表示素子101の背面に沿って配置され、その一側面が光源102と対向する板状部材に成形されている。なお、導光体103の背面は光源102から離間するに従って表示素子101側に傾斜するように肉薄となる傾斜部が成形され、この傾斜部によって光源102の光を表示素子101にバランスよく供給するための反射面として機能するように構成している。
素子用基板104は硬質の回路基板からなり、回路基板1と表示素子101との間に配置され表示素子101の板面方向(回路基板1の板面方向)と直交する方向に板状に延びている。また、素子用基板104は光源102と、抵抗、コンデンサなどの各種回路部品(図示せず)が前記配線パターンに導通接続されている。
また、105は表示素子101と素子用基板104とを電気的に接続するためのフレキシブルプリント基板であり、このフレキシブルプリント基板106は素子用基板104側に設けたコネクタ104aを介して素子用基板104の前記配線パターンに導通接続されている。また、106は回路基板1と素子用基板104の前記配線パターン同士を電気的に接続するための接続部材であり、その先端側が回路基板1のコネクタ1aに装着されることにより素子用基板104に電力を供給するようにしている。
枠体11は合成樹脂からなり、箱形形状に成形され、本実施形態の場合、上側枠体111と下側枠体112とに分割形成されており、上側枠体111には表示素子101の表示面が臨む開口部113が設けられている。
下側枠体112は断面略L字状に成形され、導光体103が保持されるとともに、光源102の光を効率的に表示素子101側に反射させるための反射板としての機能を有している。
また本実施形態にあっては、表示板5の挿通孔部54の周縁箇所が指針用光源6からの照明光によって薄明るく照らし出されることを防ぐために、表示板5の挿通孔部54の周縁箇所に遮光性の合成樹脂材料からなる略平板形状の調光部材13が配置されている。
調光部材13は、表示板5の挿通孔部54の周縁箇所を覆う平板状のフランジ部131と、表示板5の挿通孔部54に挿入される筒状部132と、この筒状部132の下端部にケース体8側に係合する弾性を有する係合爪からなる係合部133と、指針4側と対向するフランジ部131の表面部分に挿通孔部54から指針4側へと導かれた照明光を表示ユニット9の周縁箇所から漏れないように導き案内するための光矯正反射部134と、を有している。
光矯正反射部134は、指針軸2を基点として同心円状の反射面134aによって形成されている。この際、反射面134aとして指針軸2の回転中心を取り巻く同心円状の鋸歯突部によって形成されているため、反射面134aの高さを低く設定することができる。
本実施形態にあっては、調光部材13を表示板5を介してケース体7に係合部133によって係合固定すると同時に、指針4の周辺部に位置する表示板5の挿通孔部54の周縁箇所が浮き上がることなく保持される。
このように構成された第1の実施形態における指示計器では、指針4を照明するための指針用光源6からの照明光が表示板5の挿通孔部54を介して表示板5上へと導かれ、指針4の受光部44から指針基部42に設けられた反射面部45を介して指針4の指示部となる指針本体41へと導光案内され、指針本体41の指示部側が光輝する。これと同時に、指針4の回動中心領域に導かれた照明光の一部が指針4の回動中心領域である指針基部45の底面箇所にて反射して表示板5の挿通孔部54の周縁箇所である表面上に照射したとしても挿入孔部54の周縁に配置された略平板状からなる調光部材13のフランジ部131に設けられた光矯正反射部134によって表示ユニット9の背面側に矯正的に反射光が導かれるため表示ユニット9の外周から洩れ出ることがなく、これにより視線方向への反射光を未然に防ぐことができ、指針4を明るく照明することができるとともに、指針4回りの表示板5上が薄明るく光ってしまうという問題を未然に解決することができる。
この際、光矯正反射部134は、指針軸2を基点として同心円状の鋸歯状突部からなる反射面134aによって形成することにより、調光部材13の表面(フランジ部131の表面)に設けられた同心円状の鋸歯状突部からなる反射面134aによって指針4の外周方向(表示板5の外周方向)へと広がることなく指針4の真上方向(中心方向)へと矯正されて反射導光される。このように指針4の真上方向に矯正されて案内されるため、表示ユニット9の外周から洩れ出ることが抑えられ表示ユニット9の背面部分に向けて照明光を矯正案内することができる。
図4は、本発明の第2の実施形態を示す要部拡大断面図であり、前述した第1の実施形態と同一部分、均等箇所については同一符号を付して説明する。
この第2の実施形態にあっては、回路基板1と、この回路基板1の配線パターンに導通装着され指針軸2が前方に延びる計器本体3と、指針軸2にて回転駆動される発光式の指針4と、この指針4の背後に配置される表示板5と、指針4を照明する指針用光源6と、表示板5に設けられた後述する目盛や文字,数字,記号などの指標部を透過照明する表示用光源7と、回路基板1と表示板5との間に配置されるケース体8とによってアナログ式指示計器が構成されている。また、指針4の回動中心領域の前面側にて見返しパネルからなる枠体11aによって表示ユニット部9aを構成している。
また、指針4と指針用光源6との間には指針用導光部材20が配設されるとともに、表示板5と表示用光源7との間に表示用導光部材21が配設されている。本実施形態にあっては、指針用導光部材20と表示用導光部材21とが連結部材22を介して一体的に繋がるように設けられている。
また本実施形態にあっては、表示板5の挿通孔部54の周縁箇所が指針用光源6からの照明光によって薄明るく照らし出されることを防ぐために、表示板5の挿通孔部54の周縁箇所に遮光性の合成樹脂材料からなる略平板形状の調光部材30が配置されている。
調光部材30には、表示板5の挿通孔部54の周縁箇所を覆う平板状のフランジ部31が設けられるとともに、表示板5の挿通孔部54に挿入される筒状部32が設けられ、この筒状部32の下端部に指針用導光部材20の外周面部分に設けられた係止部20aと係合する弾性を有する係合爪からなる係合部33が設けられている。また、調光部材30には、指針4の背面側と対向するフランジ部31の表面部分に挿通孔部54から指針4側へと導かれた照明光を見返しパネルからなる枠体11aの周縁箇所から漏れないように導き案内するための光矯正反射部34が設けられるともに、調光部材30の指針4との対向する面に、指針4の回動中心領域を覆う遮蔽部材43の内側に位置してリング状壁部35が一体に突設されている。
また調光部材30のフランジ部31の表面に設けられた光矯正反射部34は、指針軸2を基点として同心円状の反射面34aによって形成されている。この際、反射面34aは指針軸2の回転中心を取り巻く同心円状の鋸歯突部によって形成されているため、反射面34aの高さを低く設定することができるように設けられている。
指針4は、前述した第1の実施形態とほぼ同様にして、透光性合成樹脂からなる指示部を有する指針本体41と、この指針本体41の回転中心部である指針基部42の外周を覆う遮光性合成樹脂からなる遮蔽部材43とを備えており、指針本体41の指示部先端側が表示ユニット部9aである見返しパネルとなる枠体11aから露出するように設けられている。この指針本体41の指針基部42には、背後に配置された指針用光源6から発せられる照明光を指針用導光部材20を介して受光する受光部44が形成されるとともに、その受光部44を介して導光された照明光を指針本体41の指示部側へと反射導光する反射面部45が形成され、さらに指針4の回動中心領域である指針基部42の背面側、すなわち調光部材30に設けられた光矯正反射部34と対向する受光部44以外の指針4の回動中心領域である指針基部42の背面側に他の光矯正反射部46が設けられている。
この場合、指針4に設けられた他の光矯正反射部46は、指針軸3を基点として同心円状の反射面46aによって形成されているものであり、この反射面46aとして指針軸3の回転中心を取り巻くように同心円状の鋸歯突部によって形成されている。
このように構成された第2の実施形態における指示計器では、指針4を照明するための指針用光源6からの照明光が指針用導光部材20へと入光し、この指針用導光部材20を介して指針4の受光部44から指針4の反射面部45を介して指針本体41の指示部側へと導光案内され、指針4の指示部材41が光輝する。これと同時に、指針4の回動中心領域に導かれた照明光の一部が指針4の回動中心領域の底面箇所に設けられた同心円状の鋸歯突部によって形成された反射面46aにて反射し、表示板5の挿通孔部54の周縁箇所である表面上が照らされる。
この際、表示板5の挿通孔部54の周縁箇所には略平板状からなる調光部材30のフランジ部31が配設されているため、フランジ部31に設けられた光矯正反射部34によって表示ユニット部9aの背面側に矯正的に反射光が導かれるために枠体11aの外周から光が洩れ出ることがなく、これにより視線方向への反射光を未然に防ぐことができ、指針4を明るく照明することができるとともに、指針4回りの表示板5上が薄明るく光ってしまうという問題を未然に解決することができる。
この際、光矯正反射部34は、指針軸2を基点として同心円状の鋸歯状突部からなる反射面34aによって形成することにより、調光部材31の表面(フランジ部31の表面)に設けられた同心円状の鋸歯状突部からなる反射面34aによって指針4の外周方向(表示板5の外周方向)へと広がることなく指針4の真上方向(中心方向)へと矯正されて反射導光されることによって表示ユニット部9aである見返しパネルとなる枠体11aの外周から洩れ出ることが抑えられ枠体11aの背面部分に向けて照明光を矯正案内することができる。
また、指針4の回動中心領域の背面側の受光部44を除く箇所には、すなわち調光部材30に設けられた光矯正反射部34と対向する指針4の回動中心領域である指針基部42の背面側に設けられた他の光矯正反射部46には、指針軸2を基点として同心円状の鋸歯突部によって形成された反射面46aにより表示板5の外周方向へと広がることなく調光部材30側へと導くことができ、表示ユニット部9aの背面部分に向けて照明光を矯正案内することができ、これにより視線方向への反射光を未然に防ぐことができる。
また、調光部材30の指針4との対向する面に、指針4の回動中心領域を覆う遮蔽部材43の内側に位置してリング状壁部35が一体に突設されているため、指針4の回動中心領域に導かれた照明光の一部が表示板5の外周方向へと照明光が回折しようとしてもリング状壁部35によってその一部が遮断され表示板5の挿通孔部54の周縁箇所である表示板5の表面上に照射することを抑制することができ、これにより視線方向への反射光をさらに抑えることができる。
なお、前述した第1および第2の実施形態にあっては、たとえば表示板5上に配設される調光部材13,30のフランジ部131,31の大きさやフランジ部131,31の表面上に設けた同心円状の鋸歯突部によって形成された光矯正反射部134,34の反射面134a,34aの傾斜角度や数などは適宜設定すればよいものである。
また、前述した実施形態においては、その適用例として車両用計器やオートバイなどの指示計器を例にして説明したが、車両用の指示計器に限らず船舶用の指示計器あるいは農業用機械や建設機械などの特殊車両の指示計器などにおいても適用することが可能である。
1 回路基板
1a コネクタ
2 指針軸
3 計器本体
4 指針
5 表示板
6 指針用光源
7 表示用光源
8 ケース体
9 表示ユニット
9a 表示ユニット部
10 内器部品
11,11a 枠体
13 調光部材
20 指針用導光部材
20a 係止部
21 表示用導光部材
22 連結部
30 調光部材
31 フランジ部
32 筒状部
33 係合部
34 光矯正反射部
34a 反射面
35 リング状壁部
41 指示部材
42 指針基部
43 遮蔽部材
44 受光部
45 反射面部
46 他の光矯正反射部
46a 反射面
51 指標部
52 背景部
53 基材
54 挿通孔部
81 仕切り壁
101 表示素子
101a 表示セグメント
102 光源
103 導光体
104 素子用基板
104a コネクタ
105 フレキシブルプリント基板
106 接続部材
111 上側枠体
112 下側枠体
113 開口部
131 フランジ部
132 筒状部
133 係合部
134 光矯正反射部
134a 反射面

Claims (5)

  1. 指針軸を有する計器本体と、前記指針軸に取り付けられ回動中心領域に受光部を有する透光性の指針本体と前記回動中心領域を覆う遮蔽部材とが設けられた指針と、この指針の背後に所定距離を隔てて配置され前記指針の指示に対応する箇所に指標部が形成されるとともに前記指針軸が挿通される挿通孔部を有する表示板と、この表示板の背後に配置され前記表示板の挿通孔部を通じて前記受光部に照明光を供給することにより前記指針本体を光輝させる光源と、前記表示板の前面側に位置し前記指針の回動中心部領域である前記遮蔽部材を覆うように配置された表示ユニットと、前記計器本体および前記表示ユニットが組み付け保持されるケース体と、を備えてなる指示計器において、前記表示板の前記挿通孔部周縁箇所に略平板形状からなる調光部材を配置するとともに、前記調光部材の前記指針との対向面には、前記挿通孔部から前記指針側へと導かれた照明光が前記表示体の周縁端部から漏れないように導き案内するための光矯正反射部を設けてなることを特徴とする指示計器。
  2. 前記調光部材に設けられた前記光矯正反射部は、前記指針軸を基点として同心円状の反射面によって形成してなることを特徴とする請求項1に記載の指示計器。
  3. 前記調光部材に設けられた前記光矯正反射部と対向する前記指針の回動中心領域に、他の光矯正反射部を設けてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の指示計器。
  4. 前記指針に設けられた他の光矯正反射部は、前記指針軸を基点として同心円状の反射面によって形成してなることを特徴とする請求項3に記載の指示計器。
  5. 前記調光部材の前記指針との対向面には、前記指針の回動中心領域を覆う前記遮蔽部材の内側に位置してリング状壁部を一体に突設してなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の指示計器。
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