JP2005127893A - 車両用計器 - Google Patents

車両用計器 Download PDF

Info

Publication number
JP2005127893A
JP2005127893A JP2003364471A JP2003364471A JP2005127893A JP 2005127893 A JP2005127893 A JP 2005127893A JP 2003364471 A JP2003364471 A JP 2003364471A JP 2003364471 A JP2003364471 A JP 2003364471A JP 2005127893 A JP2005127893 A JP 2005127893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
light
pointer
light source
emitting unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003364471A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4513051B2 (ja
Inventor
Hideaki Honma
英昭 本間
Yasuo Shinpo
康夫 新保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP2003364471A priority Critical patent/JP4513051B2/ja
Publication of JP2005127893A publication Critical patent/JP2005127893A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4513051B2 publication Critical patent/JP4513051B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 異種の発光部を同時に発光させるにあたって、これら発光部周辺の照明構造をシンプルにすることが可能な車両用計器を提供する。
【解決手段】 第1の発光部L1を有する前面パネル130と、この第1の発光部L1に並設された第2の発光部L2を有する指針6とを備え、第1の発光部L1と第2の発光部L2との間に回路基板120を介在させると共に、回路基板120には第1,第2の発光部L1,L2をそれぞれ発光させる第1の光源140と第2の光源150とが配置されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば自動車を代表とする各種車両に搭載される車両用計器に関する。
従来、この種の車両用計器にあっては、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。特許文献1に記載の車両用計器は、配線板と、この配線板に装着され回転軸が前方側に延びる計器本体と、この計器本体の回転軸が貫通する孔部を中央部に備えた文字板と、文字板の孔部を貫通して文字板前方に突出した回転軸の突出端部(先端部)に装着される指針と、指針と文字板を露出しそれ以外の箇所を隠蔽する見返し板とから構成されている。この場合、文字板は線状に延びる指針の回転軌道に沿うように円弧状に配列された目盛や数字からなる指標部を有しており、指針が指標部を指示することで観察者側に例えば計器の速度を表示している。また、指標部の目盛の周囲に位置する見返し板箇所には、時速5km/h刻みでLEDからなる複数のインジケータがドット状に配置されており、これらインジケータは定速走行時における設定車速を発光表示するための表示器を形成している。
実開平4−102059号公報
また、かかる特許文献1に記載のごときインジケータからなる表示器を車両用計器内に別途、組み込む場合には、この表示器を照明するためのLEDを配線板とは別の専用の表示用配線板に搭載し、この表示用配線板に搭載されたLEDの点灯により表示器を照明するものが知られている。例えば下記特許文献2には、表示器の背後に平行に回路基板を配置し、この回路基板上に表示器をバックライト照明するための表示用光源を搭載した点が記載されており、この際、表示用光源はメイン基板となる本体基板とは別の専用の回路基板上に搭載されており、この回路基板と本体基板とはコネクタを通じて機械的且つ電気的に連結されている。
特開2001−91306号公報
一方、前記特許文献1に記載されたインジケータからなる表示器とは別の表示装置を文字板の中央背後に配置し、この表示装置によって表示される走行距離情報等の各種情報を文字板の中央領域に設けた透視部を通じて観察者側に臨ませると共に、文字板の透視部周囲に指針を回転駆動させる、所謂センターレスタイプの車両用計器が既に知られている。すなわち、この種のセンターレスタイプの車両用計器にあっては、例えば下記特許文献3に記載されているものがあり、特許文献3に記載の車両用計器は、中央部領域に貫通孔状の透視部を有する環状の文字板と、この文字板の透視部に臨む液晶表示器と、この液晶表示器と文字板との間に配置され透視部に対応する貫通部を有するリング状の回転体と、透視部の内縁を通して回転体に装着され文字板上に延びる指針と、透視部を外れた箇所に配置され回転体を回転駆動させる駆動装置とを備え、駆動装置によって回転体を回転駆動することにより文字板上に延びる指針を回転移動させる構成である。
特開2000−131099号公報
また、指針が発光するセンターレスタイプの車両用計器も知られており、例えば下記特許文献4には、表示器を透視可能な透明円板からなる回転体に指針とこの指針を照明する発光ダイオードからなる指針用光源を搭載し、この指針用光源への電力供給を回転体の背面側に位置する帯状の柔軟性導体(FPC)にて行う点が記載されている。この際、FPCは回転体に対して同心的に湾曲され且つ180度曲げ返し部を備えており、回転体の移動に伴って180度曲げ返し部の位置が移動するようになっている。なお、この場合、FPCの導体路における一方の端部は指針用光源に導通接続され、他方の端部はメイン基板となるプリント配線基板の導体路に接続されている。
特開2000−186948号公報
ところで、特許文献4に記載の指針発光部を備えたセンターレスタイプの車両用計器において、文字板の周囲に設定車速を発光表示してなる表示器(発光部)を追加して組み込む場合には、指針を照明するための指針用光源の他に設定車速を発光表示するための表示用光源が必要となる。しかも、このとき指針用光源を搭載した帯状FPCは回転体の背面側に引き回されるようになっており、加えて表示用光源の搭載された表示用配線板はメイン基板とは別基板により構成されているため、指針と設定車速部を同時に発光させたときに、これら発光部周辺の照明構造が複雑化し、また部品点数も多くなってしまうという問題があり、更なる改良の余地が残されていた。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、異種の発光部を同時に発光させるにあたって、これら発光部周辺の照明構造をシンプルにすることが可能な車両用計器の提供を目的とするものである。
本発明は、第1の発光部と、この第1の発光部に並設された第2の発光部とを備え、前記第1の発光部と前記第2の発光部との間に回路基板を介在させると共に、前記回路基板には前記第1,第2の発光部をそれぞれ発光させる第1の光源と第2の光源とが配置されていることを特徴とする。
また本発明は、第1の透視部とこの第1の透視部を取り巻く指標部とを有する指標板と、前記第1の透視部に対応する第2の透視部を有する回転体と、この回転体に固定され前記第1の透視部の周囲を前記指標部に沿って移動する透光性材料からなる指針と、前記回転体を回転駆動し前記指針を移動させる駆動装置と、前記指標板の背後に配置され前記第1,第2の透視部を通じて観察者に所定情報を表示する表示装置と、前記指針の先端側と前記指標部とを前記観察者側に露出するように前記指針の前方に配置され前記指標部に沿った第1の発光部を有する前面パネルとを備え、前記第1の発光部と前記指針との間に回路基板を介在させると共に、前記回路基板には前記第1の発光部を発光させる第1の光源と、少なくとも前記指針を第2の発光部として発光させる第2の光源とが配置されていることを特徴とする。
また本発明は、前記第1の光源の発光面が前記第1の発光部側を向き、前記第2の光源の発光面が前記第2の発光部側を向くように、前記第1,第2の光源が前記回路基板の両面にそれぞれ配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、初期の目的を達成でき、異種の発光部を同時に発光させるにあたって、これら発光部周辺の照明構造をシンプルにすることが可能な車両用計器を提供できる。
(第1実施形態)以下、図面に基づいて本発明による車両用計器の第1実施形態について説明する。図1〜図4は、本発明の第1実施形態を示すもので、図1は本発明の第1実施形態による車両用計器の正面図、図2は図1のA−A断面図、図3は同実施形態による駆動装置と回転体との連結状態、並びに回転体に固定される指針を示す斜視図、図4は図2中、B部を拡大して示す要部断面図である。
本実施形態による車両用計器は、図1〜図3に示すように、配線基板1と、この配線基板1上に配置される表示装置2と、この表示装置2の周囲を覆うように配置されるケース体3と、このケース体3内に収納される導光体4と、この導光体4の前方に位置する指標板5と、この指標板5の後述する指標部を指示する指針6と、この指針6を固定する回転体7と、この回転体7を回転駆動させるための駆動装置8と、回転体7を回転可能に支持する支持体9と、指標板5の前記指標部並びに指針6を露出させるための被覆部材10とから構成されている。
配線基板1は、例えば硬質の回路基板からなり、表示装置2や駆動装置8を作動させる図示しない駆動制御回路が搭載されている。
表示装置2は、例えばTFT(薄膜トランジスタ)型の液晶表示素子または有機電界発光素子からなる表示パネルを枠体内に組み込んでなり、前記表示パネルの表示面が観察者に臨むように、配線基板1上に配置されている。なお表示装置2の表示情報は任意であるが、一例として例えば走行距離情報、ナビゲーション情報、シフトポジション情報、外気温情報の他、各種映像情報が挙げられる。
ケース体3は、その中央部領域に例えば円形の貫通孔からなる第1の貫通部31の形成された概略円環形状の白色板材からなり、その材質は合成樹脂からなる。この場合、第1の貫通部31は表示装置2の前記表示面に対応して開口形成されている。またケース体3には、図4に示すように内側環状突出部32と、外側環状突出部33と、底壁部34とが形成されている。内側環状突出部32は、第1の貫通部31を取り巻くように指標板5側に延び、指標板5の後述する第3の貫通部の周囲を背後から支持している。また外側環状突出部33は、内側環状突出部32の外側に位置しており、導光体4や指標板5、回転体7、支持体9等を取り囲むように被覆部材10の後述する見返し板に延び、この見返し板の後述する外側環状突出部を背後から支持している。そして、内側環状突出部32、外側環状突出部33、底壁部34によって形成される凹部に導光体4が収納保持されている。なお、第1の貫通部31は貫通部ではなく、透明部であってもよい。
導光体4は、ケース体3の第1の貫通部31に対応する第2の貫通部41を有する概略円環形状の板材からなり、その材質は透光性の合成樹脂からなる。なお、42は後述する第2の光源からの光を入射する第1の入射部であり、この第1の入射部42は導光体4の外周部表面に設けられている。43は第1の入射部42を通じて導光体4内に採り入れた光を第2の貫通部41側に拡散反射させるための第1の反射部であり、この第1の反射部43は傾斜形状に形成され、第1の入射部42の真下、つまり導光体4の外周部背面に位置している。そして、第1の入射部42に入射した前記第2の光源からの光は、第1の反射部43を通じて第2の貫通部41側に拡散反射され、指標板5の背面と当接する導光体4の表面箇所から出射して導光体4上に積層配置されている指標板5内に入射される。
指標板5は、第1,第2の貫通部31,41に対応する第3の貫通部(第1の透視部)51を有する概略円環形状の板材からなり、第3の貫通部51の周囲には、指針6の移動経路に沿って円弧状に配列された文字や目盛等の指標部52が形成されている(図1参照)。なお、53は指標部52の背景を形成する地色部である。これら指標部52、地色部53は、概略円環プレート形状を有する透光性合成樹脂材からなる図示しない基材上に印刷形成された印刷層からなり、指標部52は例えば白色系の透光性インクにより形成され、地色部53は黒色系の遮光性インクにより形成されている。なお、これら指標部52、地色部53の各印刷層はスクリーン印刷等の手段により形成されている。また、第3の貫通部51は貫通部ではなく、透明部であってもよい。
指針6は、透光性の合成樹脂からなり、図3に示すように回転体7の後述する指針固定部に装着固定される概略扇形形状からなる基部61と、この基部61から指標板5上に向けて延びる線状の指示部62とを有している。この場合、基部61はその外側の一部(図3中、点線Pの左側)が回転体7の周囲に露出するように前記指針固定部に装着固定されており、この回転体7周囲に露出した基部61の露出部63の表面は前記第2の光源の発光面と対向している。すなわち、露出部63の表面には前記第2の光源からの光が入射する第2の入射部64が設けられ、さらにこの第2の入射部64の真下となる露出部63の背面には第2の入射部64を通じて基部61内に採り入れた光を指針6の先端側となる指示部62側に拡散反射させるための傾斜形状からなる第2の反射部65が設けられている。なお、66は指示部62の前面に形成される赤色の透光性ホットスタンプ層である(図4参照)。
回転体7は、指標板5の第3の貫通部51に対応した円形の貫通孔からなる第4の貫通部(第2の透視部)71を有する概略円環形状の板材からなり、その材質は合成樹脂からなる。この回転体7には、歯車部72と、指針固定部73とが形成されている。歯車部72は、回転体7の指針固定部73を除いた円板部74外周の全周にわたって形成されており、駆動装置8の後述する駆動歯車に連結される。指針固定部73は、第4の貫通部71を取り巻く円板部74の一部に切り欠き形成された凹部からなり、この凹部に指針6の指示部62と露出部63との間に位置する基部61箇所が嵌め込まれている。なお、75は支持体9の後述する内側環状突出部の外縁に案内される環状突出部である。また、第4の貫通部71は貫通部ではなく、透明部であってもよい。
駆動装置8は、例えばステッピングモータや交差コイル式ムーブメントからなり、回転体7の第4の貫通部71の外側(回転体7の外周側)に位置しており、その回転軸81には、回転体7の歯車部72に連結される駆動歯車82が固定されている。そして、駆動装置8の回転軸81が計測量に応じて回転することにより、回転体7の指針固定部73に固定された指針6が指標板5の第3の貫通部51の周囲を指標部52に沿って移動するようになっている。なお、本実施形態の場合、駆動装置8はケース体3の外側環状突出部33の一部に切り欠き形成された図示しない切り欠き部に配設されている。
支持体9は、第4の貫通部71に対応する第5の貫通部91を有する概略円環形状の板材からなり、その材質は合成樹脂からなる。この支持体9には、内側環状突出部92と、隆起部93とが形成されている。また、支持板9は回転体7の背後に配置され、回転体7を支持している。なお、第5の貫通部91は貫通部ではなく、透明部であってもよい。
内側環状突出部92は、第5の貫通部91を取り巻くように指針6側に延び、またその外形形状は回転体7の第4の貫通部71の開口形状よりもやや径小に設定されている。なお、内側環状突出部92の背面には概略円環形状の切り欠き部からなる溝部94が形成されており、この溝部94に指標板5の外周部が嵌合固定されている。また、内側環状突出部92の内壁面には、この内壁面よりも外側に位置する回転体7や支持体9等の内機部品が視認されるのを防止するための黒色印刷層が施されている。なお、かかる黒色印刷層は支持体9の背面にも形成されており、この支持体9の背面に形成された黒色印刷層は導光体4の第1の反射部43を通じて第2の貫通部41側に拡散反射された光が支持体9内に供給されるのを防止している。
隆起部93は、内側環状突出部92の外側に位置する支持体9の表面95箇所から回転体7(円板部74)側に隆起形成されたリブ形状の凸部からなり、その表面は曲面(球)形状に設定されている。そして、本実施形態では隆起部93が円板部74に沿うように等間隔に3つ形成されている。従って、回転体7の支持体9への組み付け時には、内側環状突出部92が第4の貫通部71の内縁に沿うように挿入(案内)されることで、回転体7は支持体9によって支持されるが、このとき回転体7はその円板部74背面が隆起部93に点接触するように支持体9に支持されるため、回転体7と支持体9との摩擦抵抗が抑えられ、これにより回転体7を円滑に回転させることが可能となる。
被覆部材10は、指標部52、指示部62のそれぞれを露出し、それ以外の領域を遮蔽するように指針6の基部61の前方に配置されている。また被覆部材10は、見返し板110と、この見返し板110内に装着固定される回路基板120と、見返し板110の前方に配置される前面パネル130と、この表前面パネル130の後述する第1の発光部L1を発光させる第1の光源140と、指標部52及び指示部62からなる第2の発光部L2を発光させる第2の光源150とを有している。なお、この場合、第1の光源140はその発光面が第1の発光部L1側を向き、第2の光源150はその発光面が第2の発光部L2側を向くように、各光源140,150が回路基板120の両面(前後面)にそれぞれ搭載されている。
見返し板110は、第5の貫通部91に対応した第6の貫通部111を有する黒色の板材からなり、その材質は遮光性の合成樹脂からなる。この見返し板110には、内側環状突出部112と、外側環状突出部113と、壁部114とが形成されている。内側環状突出部112は第6の貫通部111を取り巻くように背後(基部61と指示部62との境界部側)に延び、指針6のうち指示部62のみを露出させ、被覆部材10の背後に位置する基部61や回転体7を見えにくくさせる立壁部からなる。なお、第6の貫通部111は貫通部ではなく、透明部であってもよい。
外側環状突出部113は、内側環状突出部112の外側に位置しており、ケース体3の外側環状突出部33の上面に向けて延びている。そして、両突出部112,113の間に位置する壁部114の内側環状突出部112側には壁部114を貫通する概略円環状の開口部115が形成されている。
回路基板120は、第6の貫通部111に対応する第7の貫通部121を有する概略円環形状の硬質回路基板からなり、両突出部112,113並びに壁部114によって形成される凹部内にフック等の適宜手段を用いて収納固定されている。また、回路基板120は、第1,第2の光源140,150と、例えば抵抗、コンデンサ等の各種回路部品(図示せず)が配線パターンに導通接続されている。
前面パネル130は、第6の貫通部111に対応する第8の貫通部131を有する概略円環形状の板材からなり、第8の貫通部131の周囲には指標部52に対応して円弧状に並設された複数の第1の発光部L1が形成されている。これら第1の発光部L1は、例えば定速走行時における車両の設定速度を発光表示する表示部からなり、本実施形態では、各第1の発光部L1は例えば時速10km/h毎に配置された指標部52の各目盛間にそれぞれ形成されており、その形状は略細長矩形状に設定されている。なお、この場合、各第1の発光部L1は第2の発光部L2に対し、視線方向(前面パネル130の板厚方向)に対して前後差を有するように設けられている。そして、観察者(運転者)が例えば操作スイッチ等により定速走行時の設定速度を時速40kmから時速50kmに設定すると、これに応じて各第1の発光部L1のうち時速40kmから時速50kmに対応する第1の発光部D箇所のみが点灯するようになっている。
なお、132は第1の発光部L1の背景を形成する背景部であり、第1の発光部L1並びに背景部132は透光性合成樹脂からなる図示しない基材上に形成された印刷層からなり、第1の発光部L1は例えば暗色系の半透光性インクにより形成され、背景部132は例えば黒色系の遮光性インクにより形成されている。なお、これら第1の発光部L1、背景部132の各印刷層はスクリーン印刷等の手段を用いて印刷形成されている。なお、第8の貫通部131は貫通部ではなく、透明部であってもよい。
第1の光源140は、例えば青色光を発するチップ型発光ダイオードからなり、各表示部132に沿うように回路基板120上に円弧状に複数個搭載されている。また第1の光源140は、前面パネル130、開口部115及び回路基板120によって囲まれる空間部内に配置されており、本実施形態では個々の第1の発光部L1に対応して各第1の発光部L1の背後に第1の光源140がそれぞれ配置されている。また隣接する第1の光源140同士の間には図示しない仕切壁が設けられているため、所定の第1の光源140の点灯時にはこれに対応する第1の発光部L1のみが発光し、この所定の第1の光源140からの光はこれに対応する第1の発光部L1に隣接する第1の発光部L1箇所には洩れないようになっている。
そして、前記操作スイッチの操作に応じて、例えば定速走行の設定速度が時速40kmから時速50kmに設定されると、この時速40kmから時速50kmの間に位置する第1の発光部D箇所の背後に位置する第1の光源140のみが点灯し、この第1の光源140からの光が第1の発光部D内を透過することにより第1の発光部Dが青色に発光する。
第2の光源150は、例えば白色光を発するチップ型発光ダイオードからなり、第1の光源140とは反対側となる回路基板120の背面側に円弧状に複数個配列され、その発光面は指針6の位置していない箇所では導光体4の第1の入射部42に対向し、指針6の位置している箇所では指針6の第2の入射部64に対向している。そして、第2の光源150が点灯すると、各光源150から発せられた光は、指針6の位置していない箇所では導光体4の第1の入射部42にそれぞれ入射され、第1の入射部42によって導光体4内に採り入れられた光は第1の入射部42の真下に位置する第1の反射部43を通じて指標板5に沿うように第2の貫通部41側に拡散反射される。さらに、第2の貫通部41側に拡散反射された拡散反射光は、指標板5に背面に当接する導光体4の表面箇所から出射して指標部52内を透過することで、指標部52が白色に発光する。
また、指針6の位置している箇所では各第2の光源150のうち隣接する2つの第2の光源150から発せられた光が略扇形形状からなる基部61の外側に位置する第2の入射部64にそれぞれ入射され、この第2の入射部64によって基部61内に採り入れられた光は、第2の入射部64の真下に位置する第2の反射部65に到達する。この第2の反射部65に到達した光は第2の反射部65によって指示部62の先端側に反射導光される反射光と、第2の反射部65を通過して第2の反射部65の真下に位置する導光体4の第1の入射部42側に照射される照射光とに大別される。
指示部62の先端側に反射導光された反射光は透光性ホットスタンプ層66によって着色されることで指示部62が赤色に発光する。また、第2の反射部65を通過して導光体4側に照射される照射光は導光体4の第1の入射部42を通じて導光体4内に供給され、指標部52が白色に発光する。
従って、各光源140,150の点灯時には、第1の光源140の点灯により所定の第1の発光部Dが青色に発光すると共に、第2の光源150の点灯により指標部52並びに指示部62からなる第2の発光部L2が所定色に発光する。つまり指標部52が白色に発光し、指示部62が赤色に発光する。この際、各光源140,150のうち第1の光源140が回路基板120の前面に搭載され、且つ第2の光源150が回路基板120の背面に搭載されている。従って、従来のように設定速度表示用の光源と指針用の光源をそれぞれ異なる配線板上に配置することが不要となり、光源搭載用の回路基板が共用化されるため部品点数が削減されコスト上昇を抑えることができる。しかも、この場合、回路基板120を第1の発光部L1と第2の発光部L2(指示部62もしくは指標部52)との間に介在させて、且つ回路基板120の両面に各発光部L1,L2を照明する光源140,150をそれぞれ搭載した構成となっていることから、回路基板120の板厚方向に対する計器の厚さを極力抑えることができると同時に、回路基板120の周辺部における第1の発光部L1並びに第2の発光部L2の照明構造を簡素化することができる。
また本実施形態では、第1の光源140の発光面が第1の発光部L1側を向き、第2の光源150の発光面が第2の発光部L2側を向くように、第1,第2の光源140,150が回路基板120の両面にそれぞれ配置されていることにより、光源と発光部との間に導光部材等を別途、配設することが不要となるため、発光部の照明構造をコンパクトにすることが可能となる。
(第2実施形態)図5は本発明の第2実施形態を示しており、本実施形態では前記第1実施形態における見返し板110の外側環状突出部112近傍に設けた開口部115を外側環状突出部113側に延長形成して、この外側環状突出部113側に第1の発光部L1を照明するための第1の光源140を搭載した場合を示している。
すなわち、この第2実施形態における見返し板200は、第5の貫通部91に対応した第6の貫通部201を有する白色の板材からなり、その材質は合成樹脂からなる。この見返し板200には、内側環状突出部202と、外側環状突出部203と、壁部204とが形成されており、この壁部204には前記第1実施形態にて採用した開口部115よりも幅広く設定された開口部205が設けられている。
そして、第1の発光部L1の直下から離れた位置となる外側環状突出部203側には側面照射型の第1の光源210が回路基板120上に搭載されている。つまり第1の光源210の発光面211は内側環状突出部202側となる壁部204の内壁面と対向しており、この壁部204の内壁面には発光面211から発せられた光を第1の発光部L1側に反射させるための第3の反射部202aが形成されている。この第3の反射部202aは内側環状突出部202から外側に向かうに従って回路基板120に近接する皿形状の環状壁により形成されている。また、第3の反射部202aは前記環状壁ではなく傾斜面に形成してもよい。なお、内側環状突出部202の内壁面には黒色印刷層が形成されている。かかる実施形態においても、第1の光源210の点灯時には、この光が第3の反射部202aを通じて第1の発光部L1を透過することで第1の発光部L1が青色に発光するため、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また前記各実施形態では、第1の光源140の点灯により第1の発光部Dを常時、発光させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば第1の光源140を所定時間毎に点灯、消灯させて第1の発光部Dを点滅表示させるようにしてもよい。
また前記各実施形態では、定速走行時における車両の設定速度を時速40kmから時速50kmに設定して、これに対応する第1の発光部Dを発光させた場合について説明したが、例えば車両の設定速度を時速40kmから時速50kmに設定したとき、これに対応する第1の発光部Dだけではなく時速0kmから時速50kmに位置する第1の発光部L1を全て発光または点滅発光させるようにしてもよい。
また前記各実施形態では、リブ形状からなる支持体9の隆起部93が回転体7の円板部74上に沿うように3箇所形成された場合について説明したが、隆起部93の形成個数は3箇所に限らず、円板部74に沿うように4箇所以上設けてもよい。また、隆起部93の形状はリブ形状に限らず、円板部74に沿うように略円環形状からなる凸形状に設定してもよいし、隆起部93の表面は曲面ではなく角形に形成してもよい。
本発明の第1実施形態による車両用計器の正面図である。 図1のA−A断面図である。 同実施形態による回転体と駆動装置の連結状態、並びに回転体に固定される指針を示す斜視図である。 図2中、B部を拡大して示す要部断面図である。 本発明の第2実施形態における車両用計器の要部断面図である。
符号の説明
1 配線基板
2 表示装置
3 ケース体
4 導光体
5 指標板
6 指針
7 回転体
8 駆動装置
9 支持体
10 被覆部材
51 第3の貫通部(第1の透視部)
52 指標部
62 指示部
71 第4の貫通部(第2の透視部)
110 見返し板
115 開口部
120 回路基板
130 前面パネル
140 第1の光源
150 第2の光源
L1 発光部(第1の発光部)
L2 第2の発光部

Claims (3)

  1. 第1の発光部と、この第1の発光部に並設された第2の発光部とを備え、
    前記第1の発光部と前記第2の発光部との間に回路基板を介在させると共に、前記回路基板には前記第1,第2の発光部をそれぞれ発光させる第1の光源と第2の光源とが配置されていることを特徴とする車両用計器。
  2. 第1の透視部とこの第1の透視部を取り巻く指標部とを有する指標板と、
    前記第1の透視部に対応する第2の透視部を有する回転体と、
    この回転体に固定され前記第1の透視部の周囲を前記指標部に沿って移動する透光性材料からなる指針と、
    前記回転体を回転駆動し前記指針を移動させる駆動装置と、
    前記指標板の背後に配置され前記第1,第2の透視部を通じて観察者に所定情報を表示する表示装置と、
    前記指針の先端側と前記指標部とを前記観察者側に露出するように前記指針の前方に配置され前記指標部に沿った第1の発光部を有する前面パネルとを備え、
    前記第1の発光部と前記指針との間に回路基板を介在させると共に、前記回路基板には前記第1の発光部を発光させる第1の光源と、少なくとも前記指針を第2の発光部として発光させる第2の光源とが配置されていることを特徴とする車両用計器。
  3. 前記第1の光源の発光面が前記第1の発光部側を向き、前記第2の光源の発光面が前記第2の発光部側を向くように、前記第1,第2の光源が前記回路基板の両面にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用計器。
JP2003364471A 2003-10-24 2003-10-24 車両用計器 Expired - Fee Related JP4513051B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003364471A JP4513051B2 (ja) 2003-10-24 2003-10-24 車両用計器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003364471A JP4513051B2 (ja) 2003-10-24 2003-10-24 車両用計器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005127893A true JP2005127893A (ja) 2005-05-19
JP4513051B2 JP4513051B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=34643437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003364471A Expired - Fee Related JP4513051B2 (ja) 2003-10-24 2003-10-24 車両用計器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4513051B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7571696B1 (en) * 2007-06-19 2009-08-11 Yazaki North America, Inc. System and method for analog vehicle gauge with embedded driver information
JP2010230327A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Denso Corp 計器装置
JP2015071412A (ja) * 2009-03-20 2015-04-16 ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー 表示計器
JP2017138203A (ja) * 2016-02-03 2017-08-10 矢崎総業株式会社 指針装置
WO2020235682A1 (ja) * 2019-05-23 2020-11-26 日本精機株式会社 表示装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09292267A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Nippon Seiki Co Ltd 計器装置
JP2000131099A (ja) * 1998-10-26 2000-05-12 Mannesmann Vdo Ag 指示計器
JP2003237413A (ja) * 2002-02-20 2003-08-27 Denso Corp 車両用指針計器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09292267A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Nippon Seiki Co Ltd 計器装置
JP2000131099A (ja) * 1998-10-26 2000-05-12 Mannesmann Vdo Ag 指示計器
JP2003237413A (ja) * 2002-02-20 2003-08-27 Denso Corp 車両用指針計器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7571696B1 (en) * 2007-06-19 2009-08-11 Yazaki North America, Inc. System and method for analog vehicle gauge with embedded driver information
JP2015071412A (ja) * 2009-03-20 2015-04-16 ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー 表示計器
JP2010230327A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Denso Corp 計器装置
JP2017138203A (ja) * 2016-02-03 2017-08-10 矢崎総業株式会社 指針装置
WO2020235682A1 (ja) * 2019-05-23 2020-11-26 日本精機株式会社 表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4513051B2 (ja) 2010-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101100940B1 (ko) 지침식 계기
JP4802980B2 (ja) 表示装置
JP2008014931A (ja) 指針計器
KR101687843B1 (ko) 지침식 계기
JP4513051B2 (ja) 車両用計器
JP4437550B2 (ja) 車両用指針計器
JP2003254794A (ja) 照明装置
JP2003315106A (ja) 照明装置
WO2020235682A1 (ja) 表示装置
JP2010025567A (ja) 自発光指針及び車両用表示装置
JP2005189168A (ja) 指針式計器
JP2006118892A (ja) 指針計器
JP2003344118A (ja) 照明装置
JP6563981B2 (ja) 車両表示装置
JP2011246082A (ja) 表示装置
JP5288119B2 (ja) 指示計器
JP4298546B2 (ja) 指針式計器
JP2009204390A (ja) 表示装置
JP6338087B2 (ja) 表示装置
JP4737494B2 (ja) 計器装置
JP2005181054A (ja) 計器装置
JP2005156461A (ja) 指針式計器
JP2006177826A (ja) 指針式計器
JP2005127915A (ja) 指針式計器
JP2003344119A (ja) メータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090826

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100416

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100429

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees