JP2010163025A - 車両の人員拘束装置用ガス発生器 - Google Patents

車両の人員拘束装置用ガス発生器 Download PDF

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Abstract

【課題】燃焼室に充填されたガス発生剤の着火性を向上させるガス発生器の提供。
【解決手段】ハウジング11内に内筒部材20が配置され、内部には伝火薬32と点火器31が収容されている。点火器31が作動して発生した火炎は、通気部27から燃焼室40内に放出され、下から上に向かってガス発生剤41の全部を着火していく。
【選択図】図1

Description

本発明は、エアバッグ装置等の車両の人員拘束装置用ガス発生器に関する。
ガス発生剤を使用するガス発生器には、ハウジング内の中心部に配置された円筒内に点火器が収容され、円筒の外側が、ガス発生剤が収容された燃焼室となっているものが知られている。このようなガス発生器の場合には、点火器が作動したとき、円筒に形成された孔から燃焼室内に火炎等が噴出し、ガス発生剤が着火される。このとき、前記孔は点火器の上方向にあるため、燃焼室の上側のガス発生剤は前記火炎で着火燃焼され、下側のガス発生剤は、他のガス発生剤の燃焼を受けて着火燃焼されることになる。このため、下側のガス発生剤の着火性が劣ることになる。
特許文献1はガス発生器の発明が開示されており、イニシエータシェル1とクロージャシェル2で形成されたハウジング3内部に内筒体16が配置され、内筒体16を取り囲むように燃焼室5が形成され、ガス発生剤4が充填されている。内筒体16は、ハウジング3の中心部に配置され、内部には伝火剤17と点火器18が配置されている。
内筒体16には、ハウジング3の軸方向に沿って複数の伝火孔が形成されているが、点火器18側とそれよりも下(イニシエータシェル1)側には全く伝火孔が形成されていない。このため、上記したように、イニシエータシェル1側に存在しているガス発生剤4の着火性は、他のガス発生剤4よりもよくない。
特許文献2には、エアバッグインフレータの発明が開示されている。ディフューザカバー104とベースウォール106からなるハウジング102内部に筒状部材120が配置され、内側が点火室124で、外側が燃焼室・フィルタ室132となっている。両室を連通する孔130が筒状部材120の周壁面に斜めに形成され、点火室124から発生した燃焼生成物は、燃焼室・フィルタ室132の下側(ベースウォール106)寄りに排出される。
しかし、曲面形状である筒状部材120の周壁面に斜めに孔を形成する加工は難しく、煩雑である。また、筒状部材120の肉厚が薄い場合、斜めに開けた孔130による燃焼生成物の噴出方向規制機能が低くなり、着火性に課題が残るし、筒状部材120の肉厚を厚くすると、軽量化の観点から望ましくない。
特開2005−53382号公報 米国特許第5458371
本発明は、燃焼室に充填されたガス発生剤全体の着火性を向上させることができる、車両の人員拘束装置用ガス発生器を提供することを課題とする。
〔請求項1〕
本願発明は、課題の解決手段として、
外殻容器を形成し、ガス排出口が形成された周壁部を有し、さらに第1端および該第1端の反対端部である第2端がそれぞれ閉塞されたハウジング内にカップ状の内筒部材が配置され、その内部は点火手段が収容された点火手段室で、その外部空間にはガス発生剤が充填された燃焼室が形成されているガス発生器であって、
前記カップ状の内筒部材が、底面が前記ハウジングの第1端の底板側に位置し、開口部側の端部に燃焼生成物を通過させる通気部が形成されたものであり、
前記点火手段の点火器が、前記ハウジングの第2端に形成された点火器固定部に取り付けられたものであり、
前記カップ状の内筒部材の内壁面と前記点火器固定部との間に前記通気部に至る燃焼生成物の通過経路が形成されている、車両の人員拘束装置用ガス発生器を提供する。
ハウジングはガス発生器の外殻容器となり、特開平10−95302号公報の図1のような、ディフューザシェルとクロージャシェルとから形成される短尺円柱状(直径が軸方向の長さよりも大きい形状)のもの、特開2007−15573公報の図1に示すように、両端が開放されたシリンダー部の両端を閉塞部材で閉塞した長尺円柱状(シリンダー状)など、いずれでもよく、その構成は限定しない。
本発明のガス発生器では、カップ状の内筒部材の内壁面と点火器固定部の外周面との間に、通気部に至るガス通過経路が形成されており、作動前の状態にて、内筒部材内部と燃焼室は通気部にて連通されている。
作動時には、点火手段が作動して生じた燃焼生成物は、通気部から燃焼室のハウジング第2端の底面側に放出されることになり、それにより、燃焼室内のガス発生剤の燃焼が前記第2端の底面側からハウジング第1端底面側に、即ち下から上に向かって燃焼が進行する。このため、燃焼室内に充填されたガス発生剤全体の着火性が高められる。
カップ状の筒状部材は、点火器の固定部に取り付けられた状態で、通気部から燃焼室にかけて、点火手段室内で発生した燃焼生成物が通過する通路が形成される。該筒状部材は固定部に対して圧入によって固定されるのが好ましいが、かしめに代えて溶接やかしめなど、そのほかの公知の固定方法を使用することもできる。
また本発明のガス発生器は、従来から使用されているフィルタやクーラントを使用してもよいし、使用しなくてもよい。ここでいうフィルタとは、ガス発生剤の周囲に配置され、ガス発生剤の燃焼ガスの冷却や、燃焼残渣のろ過を行うフィルタ、例えばガス発生剤の周囲に円筒状に配置されるフィルタ(特開2005−53382号公報に記載のもの)、ガス発生剤の上に配置するフィルタ(米国特許第6142515号明細書に記載のもの)、燃焼室においてガス発生剤の間に介在させるフィルタ等である。
本発明のガス発生器では、本発明の課題を解決できる範囲において、上記通気部とは別に、内筒部材の周壁面に燃焼生成物を燃焼室へ放出する孔を形成することができる。
〔請求項2〕
本願発明は、課題の解決手段として、前記カップ状の内筒部材が、前記開口部とその近傍に形成された、他の部分よりも外径が大きい拡径部を有しており、
前記拡径部の内壁面と前記点火器固定部との間に、前記通気部に至る燃焼生成物の通過経路が形成されている、請求項1記載の車両の人員拘束装置用ガス発生器を提供する。
カップ状の内筒部材の肉厚は均一であり、拡径部の内径も同様に大きくなっている。
軸方向に形成された溝は、内筒部材の周壁面のみに形成されていてもよいし、周壁から拡径部にまたがって形成されていてもよい。
軸方向に形成された溝、環状溝及び固定部の外周面の組み合わせによりガス通過経路が形成されるため、溝の形状、深さ、幅に対応したガス通過経路が容易に形成できる。
軸方向に形成された溝は1本又は2本以上であるが、2〜8本の溝が均等間隔で形成されていることが望ましい。
〔請求項3〕
本願発明は、課題の解決手段として、前記通気部が、前記カップ状の内筒部材の開口部を形成する周壁面が部分的に切除された切り欠き部と前記ハウジング第2端の底板により形成される孔である、請求項1記載の車両の人員拘束装置用ガス発生器を提供する。
上記した通気部にすることで、燃焼室内のガス発生剤の燃焼がハウジング第2端の底面側からハウジング第1端底面側に進行させることができるため、燃焼室内に充填されたガス発生剤全体の着火性が高められる。
〔請求項4〕
本願発明は、課題の解決手段として、前記通気部が、前記カップ状の内筒部材の開口部近傍の周壁面に形成された孔である、請求項1記載の車両の人員拘束装置用ガスを提供する。
上記した通気部にすることで、燃焼室内のガス発生剤の燃焼がハウジング第2端の底面側からハウジング第1端の底面側に進行させることができるため、燃焼室内に充填されたガス発生剤全体の着火性が高められる。
〔請求項5〕
本願発明は、課題の解決手段として、前記点火器固定部が、ベース周面と、前記ベース周面から突出し、周方向に間隔を設けて形成されたカップ状の内筒部材を支持する複数の支持部を有しており、
前記カップ状の内筒部材の内壁面と前記ベース周面により、前記通気部に至る燃焼生成物の通過経路が形成されている、請求項1記載の車両の人員拘束装置用ガスを提供する。
点火器固定部により、内筒部材が半径方向に支持されていると共に、通気部に至るガス通過経路の形成が容易になる。支持部は、2〜4個が望ましい。この点火器固定部は、金属製の点火器カラーを切削や鍛造などで、ベース周面と支持部を形成する以外にも、公知の耐熱性の樹脂を用いて射出成型によってベース周面と支持部を金属カラーに対して一体に形成することができる。
〔請求項6〕
本願発明は、課題の解決手段として、前記点火器固定部の複数の支持部が、更に前記カップ状の内筒部材の開口部を支持する第2の支持部を有し、
前記カップ状の内筒部材の開口部が、前記第2の支持部に当接し、
前記通気部が、前記カップ状の内筒部材の開口部と前記ハウジング第2端の底板との間の間隙により形成されている、請求項5記載の車両の人員拘束装置用ガス発生器を提供する。
第2の支持部によって、内筒部材が軸方向に支持されると同時に、通気部が形成される。第2の支持部は、点火器固定部を金属製の点火器カラーを切削や鍛造などで形成する場合、支持部に一体に形成する以外にも、耐熱性の樹脂を用いて射出成型によって支持部に対して一体に形成することができる。
〔請求項7〕
本願発明は、課題の解決手段として、前記カップ状の内筒部材の内壁面が、内側に突出された突起部を有し、前記突起部が前記点火器固定部の外周面に当接されており、
前記カップ状の内筒部材の内壁面の前記点火器固定部と接触していない部分と前記点火器固定部の外周面により、前記通気部に至る燃焼生成物の通過経路が形成されている、請求項1記載の車両の人員拘束装置用ガス発生器を提供する。
突起部の高さに対応した間隔のガス通過経路が形成されるため、ガス通過経路の形成が容易になる。突起部は1個又は2個以上であるが、3〜8個が均等間隔をおいて形成されていることが望ましい。
突起部は内筒部材の外壁面をプレスなどによって変形させて形成できる。よって突起部の形成、点火器の取り付け部に対する内筒部材の固定と、燃焼生成物の通過経路の形成を容易に行える。
〔請求項8〕
本願発明は、課題の解決手段として、前記燃焼室が、前記外部空間内に配置された外周用筒状部材により外周面が形成され、前記カップ状の内筒部材により内周面が形成され、前記ハウジング第2端の底板により底面が形成され、前記外周面と内周面との間に設けた環状の多孔部材により上面が形成されており、
前記外周用筒状部材が、一端開口部側がハウジング第2端の底板側に当接されており、
前記環状の多孔部材が、多数の通気孔を有し、前記ハウジング第1端の底板との間に空間が形成されるように配置されており、
前記外周用筒状部材と前記ハウジング第1端の側面部との間にガス排出経路が形成されており、
前記空間と前記ガス排出経路が、前記外周用筒状部材の他端開口部側に設けた連通部で連通されている、請求項1〜7のいずれか1項記載の車両の人員拘束装置用ガス発生器を提供する。
本発明のガス発生器は、燃焼室内のガス発生剤の燃焼がクロージャシェルの底面側からハウジング第1端底面側に、即ち下から上に向かって燃焼が進行する。このとき、外周用筒状部材の作用により、燃焼ガスも下から上に向かって流れて行き、多孔部材を通って、空間に流入して更に環状のガス排出経路を通った後で、ガス排出口から排出される。なお、本発明の目的が達成される限りは、連通部以外にも外周用筒状部材の周壁面に燃焼室とガス排出径路とを連通させる開口が形成されていてもよい。また、フィルタを配置する場合は、多孔部材とハウジング第1端の底板に形成された空間や、燃焼室中、および外周用筒状部材の内外周壁面に沿って配置させることができる。
このようなガスの排出過程において、燃焼ガスは多孔部材に衝突し、次にハウジング第1端の底面に衝突し、次にハウジング第1端の側壁面に衝突し、ガス排出経路の壁面と接触しながらガス排出口から排出される。このため、燃焼ガスに含まれる残渣は、前記の衝突をするたびに衝突面に付着保持され、量が減少されることになる。よって、質量が大きく、ガス発生器質量や体積の大きな割合を占めているフィルタを簡素、小型にできるため、全体の小型、軽量化に大きく寄与できる。
〔請求項9〕
本願発明は、課題の解決手段として、前記ガス発生剤の燃焼により生じたガスを冷却及び濾過するためのフィルタを備えていない、請求項1〜8のいずれか1項記載の車両の人員拘束装置用ガス発生器を提供する。
ガス発生器質量や体積の大きな割合を占めているフィルタを廃止できるため、全体の小型、軽量化に大きく寄与できる。
本発明のガス発生器によれば、簡単な構造により、ガス発生剤の着火性を向上させることができる。
本発明のガス発生器の軸方向断面図。 図1で使用している内筒部材の斜視図。 図1で使用している多孔部材の部分斜視図。 別実施形態のガス発生器の軸方向断面図。 (a)は、図4で使用している内筒部材の部分斜視図、(b)は別実施形態の内筒部材の部分斜視図。 別実施形態のガス発生器の軸方向断面図。 図6で使用している点火器と内筒部材の部分斜視図。 別実施形態のガス発生器の軸方向断面図。 図8で使用している内筒部材の部分斜視図。
(1)図1〜図3のガス発生器
図1は、ガス発生器10の軸方向の断面図である。図2は、図1のガス発生器で用いている内筒部材の軸方向の部分拡大斜視図であるが、形状を理解し易くするため、図1では図2におけるI−I間の断面図で示している。図3は、図1で用いている多孔部材の斜視図である。
金属製のハウジング11は、ディフューザシェル12とクロージャシェル13が接触部において溶接固定されたものである。ディフューザシェル12とクロージャシェル13はそれぞれ一端側が開口したカップ形状であり、ディフューザシェルの底板12aがハウジング11の第1端、そしてクロージャシェルの底板12bがハウジング11の第2端になる。ディフューザシェル12の開口部には、ハウジングをエアバッグモジュール(図示せず)等へ固定する孔12cを有したフランジ12bが形成されている。図1に示すとおり、ハウジング11は、ディフューザシェル12内にクロージャシェル13が嵌め込まれた状態にて接触部が溶接固定されており(溶接固定部15)、溶接固定部15の内周面には図1に示すような段差15aが生じている。
ディフューザシェル12は、その側面部に複数のガス排出口14を有しており、ガス排出口14は、防湿のため、内側からアルミニウムテープで閉塞されている。
クロージャシェル13の底板13aの中央部には、点火手段室30に突出した筒状部分13bと筒状部分13bから内側に向いた内向きフランジ13cを有した点火器の固定部が形成されている。この固定部は、プレス成型によってクロージャシェル13の底面13aと一体に形成されている。図1のように点火器の固定部がクロージャシェルと一体に形成されている以外にも、従来のような別体の金属製の点火器カラー(点火器が固定されている)を点火器固定部として、クロージャシェルに溶接、かしめなどの方法で固定してもよい。
ハウジング11の中央部には、カップ状の内筒部材20が配置されている。内筒部材20は、底面21がディフューザシェル12の底板(図1の状態では天板)12aから離れて、開口部29がクロージャシェル13の底板13aに当接された状態で、点火器の固定部に対して圧入されている。なお、底面21はディフューザシェル12の底板(図1の状態では天板)12aに当接されていてもよい。また圧入以外にも内筒部材20をかしめや溶接等の公知の方法によって、点火器の固定部に固定してもよい。
内筒部材20は、開口部29とその近傍の周壁面22に形成された、他の部分よりも外径が大きく、内径も大きい拡径部23を有している。
周壁面22から拡径部23にまたがる内壁面には、軸方向に形成された複数の溝(図2では2本)24が形成されており、拡径部23の内壁面には、開口部29側に位置する溝24の端部と連絡されるように環状溝(環状曲面)25が形成されている。
拡径部23の開口部(内筒部材20の開口部)は、図2に示すような、部分的に切除された複数の切り欠き部26を有しており、切り欠き部26とクロージャシェルの底板13aにより、燃焼生成物を通過させるための4つの通気部27が形成されている。
内筒部材20の内部は、点火器31と伝火薬(又はガス発生剤)32が収容された点火手段室30である。ガス発生剤を伝火薬として用いることもできる。
点火器31は、着火薬を収容した点火部33を有しており、点火手段室30内に突出した点火器の固定部に、樹脂17で一体に取り付けられている。
内筒部材20の外部の筒状空間は、ガス発生剤41が充填された燃焼室40となっている。図1では、点火器31がハウジング11の中心軸と同軸に配置されているが、例えば点火器31が中心軸から偏芯している場合、燃焼室において、ガス発生剤が多く存在しているほうに、切り欠き部26や溝24の数を多く形成することができる。(例えば、特開2008−114718の図1で示されるガス発生器の伝火チューブ18および点火器カラー32に、本発明の筒状部材および点火器の固定部を適用して、点火手段室と燃焼室の連通構造を形成してもよい)
燃焼室40は、筒状空間内に配置された外周用筒状部材42により外周面が形成され、内筒部材20により内周面が形成され、クロージャシェルの底板13aにより底面が形成されており、外周面と内周面の間のディフューザシェルの底板12a側の環状開口部に、複数の通気孔51を有する環状の多孔部材50を設けることにより上面が形成されている。
外周用筒状部材42は、一端側の開口部端部43が内向きフランジ状になり、クロージャシェルの底板13aに当接され、他端側の開口部44がディフューザシェルの底板12aから離れて配置されている。そして周壁のおよそ下半分がクロージャシェル13の内周壁面に当接されている。このとき、溶接固定部15の近傍に形成された段差15aにより、外周用筒状部材42の周壁のおよそ上半分とディフューザシェル12の内周壁面との間には、筒状のガス排出経路16が形成されている。外周用筒状部材42の開口部44の周縁が、部分的に切除された切り欠き部42a(図1の切り欠き部26のようなもの)になっている。
環状の多孔部材50は、多数の通気孔51を有する環状の底板52と、環状の底板52の内周縁から形成された内側環状壁53と、環状の底板52の外周縁から形成された外側環状壁54を有している。
さらに、図1に示すように、環状の多孔部材50は、外周用筒状部材42と内筒部材20の間に嵌め込まれており、環状の多孔部材50、外周用筒状部材42、内筒部材20、ディフューザシェルの底板12aにより、環状の空間60が形成されている。
外側環状壁54は、周方向に8面の凸部壁54aと8面の凹部壁54bが交互に形成されており、外周用筒状部材42の切り欠き部42aとともに、環状の空間60と排出経路16と連通させる連通部45を形成している。図1に示すように環状の多孔部材50を外周用筒状部材42と内筒部材20の間に嵌め込むとき、外周用筒状部材42の切り欠き部42aと8面の凹部壁54bの位置を合わせて連通部45を形成する。
次に、図1〜図3に示すガス発生器10を周知の車両用のエアバッグ装置に組み込んだときの動作を説明する。
点火器31が作動すると、点火部33から発生した火炎により、伝火薬(又はガス発生剤)32が着火燃焼され、燃焼生成物(火炎、燃焼ガス等)が発生する。
燃焼生成物は、内筒部材20の溝24と環状溝25、さらに点火器固定部(筒状部分13b)の外周面に形成されるガス通過経路(溝24や環状溝25からなる通過経路)を通って、通気部27から燃焼室40内のクロージャシェルの底板13a付近に放出される。ガス発生器の作動時に、内筒部材20が上方(ディフューザシェル12の底板12a側)に移動しても、点火器固定部(筒状部分13b)と内筒部材20との間に形成される通過径路の断面積はほぼ一定であり、ガス発生器の作動性能が安定している。
このようにして、燃焼生成物がクロージャシェルの底板13a付近に放出されるため、燃焼室40内に充填されたガス発生剤41は、図1の下から上方向に順次、着火・燃焼が進行されるため、ガス発生剤41全体の着火性が向上される。
ガス発生剤41から発生したガスと共に生じた燃焼残渣の一部は、多孔部材50の通気孔51を通過する過程において、環状の底板52等に衝突して付着保持される。多孔部材50の通気孔51の大きさ(径)は、ガス発生剤41の大きさ(1つ当たりの大きさ)よりも小さい。好ましくは、ガス発生剤の燃焼途中でもガス発生剤が通気孔51を貫通せず、燃焼室40内部にとどまって焼尽する程度の大きさの通気孔51にするのがよい。あるいは、通気孔51の大きさは、ガス発生剤41の大きさ(1つあたりの大きさ)よりも大きく設定し、ガス発生剤41と、環状の底板52との間に粗い目の金網やスクリーンなど公知のフィルタやクーラントなどを配置してもよい。
そして、通気孔51を通過した燃焼残渣は、環状の空間60に流入したときにディフューザシェルの底板12aに衝突して、そこに付着保持される。
さらに環状空間60内に流入した燃焼ガスは、連通部45から流出する過程において、多孔部材50の外側環状壁54(凸部壁54aと凹部壁54b)に衝突して、そこに燃焼残渣が付着保持される。
その後、連通部45を通過した燃焼ガスは、連通部45と正対するディフューザシェル12の内周壁面に衝突して、そこに燃焼残渣が付着保持される。
その後、燃焼ガスはガス排出経路16を通り、ガス排出口14に貼られているアルミニウムテープを破って、ガス排出口14からエアバッグ内部に放出される。
このように燃焼室40内のガス発生剤41が燃焼したとき、燃焼ガスがガス排出口14から放出される過程において、複数面に衝突を繰り返し、それらの面に燃焼残渣が付着保持されるため、燃焼ガスを冷却及び濾過するためのフィルタが簡素化、あるいは省略することができる。図1では公知のフィルタを使用していないが、フィルタを使用する場合は、上述の多孔部材50(燃焼室40の上部)や、空間60内、ガス排出径路16に配置させることができる。さらには外周用筒状部材41の周壁面にも連通孔を形成しておき、フィルタを外周用筒状部材41の内外周壁面に沿って配置させることもできる。
(2)図4、図5のガス発生器
図4は、ガス発生器10Aの軸方向の断面図であり、図1のものとは、カップ状の内筒部材20Aを用いていることを除いて同じである。図5(a)は、図4のガス発生器で用いている内筒部材20Aの部分斜視図、図5(b)は、別実施形態の内筒部材20A’の部分斜視図である。
図5(a)に示す内筒部材20Aは、周壁面22の開口部側に拡径部23を有している。そして、拡径部23の開口部近傍には、計4個の矩形の孔(通気部)27aが均等間隔で形成されている。
図5(b)に示す内筒部材20A’は、周壁面22の開口部側に拡径部23を有している。そして、拡径部23の開口部近傍には、1組が3個の円形の孔(通気部)27bが計4組(12個)均等間隔で形成されている。
内筒部材20A、20A’の拡径部23と点火器の固定部(筒状部分13b)との間には、燃焼生成物のガス通過経路が形成されている。
(3)図6、図7のガス発生器
図6は、ガス発生器10Bの軸方向の断面図であり、図1のものとは、カップ状の内筒部材20Bを使用していることと、点火器を固定する構造が異なることを除いて同じである。図7は、内筒部材20Bと点火器の部分斜視図である。但し、形状を理解し易くするため、図6では図7におけるVI−VI間の断面図で示している。
内筒部材20Bは、底面と周壁面22のみからなるものであり、図2、図5に示すような拡径部はない。
点火器の固定部はクロージャシェル13とは別体の金属製カラー34を用いており、カラー34はベース周面35と、周方向に均等間隔で4個形成された内筒部材の支持部36を有している。支持部36は、半径方向支持部37と軸方向支持部38とからなっている。カラー34はクロージャシェル13に溶接などの方法で固定されている。
そして、図6に示すとおり、内筒部材20Bは、周壁面22の内側面と半径方向支持部37が当接され、内筒部材20Bの開口部29が軸方向支持部38に当接されることで支持されている。
内筒部材20Bとカラー34のベース周面35との間には、4個の燃焼生成物ガス通過経路が均等間隔に形成されている。
図7では、点火器の固定部は金属製のカラーの場合であり、ベース周面35や半径方向支持部37、および軸方向支持部38がすべて金属である場合を示しているが、例えば金属製のベース周面35に対して半径方向支持部37や軸方向支持部38を公知の耐熱性樹脂で一体成型するもの、あるいは金属のカラーに対して、ベース周面35と半径方向支持部37および軸方向支持部38までもを樹脂で一体成型するものであってもよい。ただし、クロージャシェル13の底板13aに当該固定部を溶接で固定するときは、固定部の溶接箇所は金属を露出させておく。
(4)図8、図9のガス発生器
図8は、ガス発生器10Cの軸方向の断面図であり、図1のものとは、カップ状の内筒部材20Cを用いていることを除いて同じである。図9は、図8のガス発生器で用いている内筒部材20Cの部分拡大斜視図である。但し、形状を理解し易くするため、図8では図9におけるVIII−VIII間の断面図で示している。
内筒部材20Cは、開口部29近くの外周壁面22において、均等間隔に周方向に形成された4つの凹部39bを有しており、4つの凹部39bは、内周壁面側に突起した4つの凸部39aとなっている。
内筒部材20Cの開口部29には、部分的に切除された4つの切り欠き部26aを有しており、切り欠き部26aとクロージャシェルの底板13aにより、燃焼生成物を通過させるための4つの通気部27cが形成されている。
内筒部材20Cと点火器の固定部(筒状部分)13bとの間には、4つの凸部39aの存在により、ガス通過経路が形成されている。
本発明は、各種自動車等に搭載するエアバッグ装置等の車両の人員拘束装置用ガス発生器に利用することができる。
10、10A、10B、10C ガス発生器
11 ハウジング
12 ディフューザシェル
12a ディフューザシェルの底板
12b フランジ
12c 取り付け孔
13 クロージャシェル
13a クロージャシェルの底板
13b 筒状部分
14 ガス排出口
16 ガス排出経路
20、20A、20B、20C 内筒部材
23 拡径部
24 溝
25 環状溝
26 切り欠き部
27、27a、27b、27c 通気部
29 開口部
30 点火手段室
31 点火器
39a 凸部
39b 凹部
40 燃焼室
41 ガス発生剤
42 外周用筒状部材
50 多孔部材

Claims (9)

  1. 外殻容器を形成し、ガス排出口が形成された周壁部を有し、さらに第1端および該第1端の反対端部である第2端がそれぞれ閉塞されたハウジング内にカップ状の内筒部材が配置され、その内部は点火手段が収容された点火手段室で、その外部空間にはガス発生剤が充填された燃焼室が形成されているガス発生器であって、
    前記カップ状の内筒部材が、底面が前記ハウジングの第1端側の底板側に位置し、開口部側の端部に燃焼生成物を通過させる通気部が形成されたものであり、
    前記点火手段の点火器が、前記ハウジングの第2端側に形成された点火器固定部に取り付けられたものであり、
    前記カップ状の内筒部材の内壁面と前記点火器固定部との間に前記通気部に至る燃焼生成物の通過経路が形成されている、車両の人員拘束装置用ガス発生器。
  2. 前記カップ状の内筒部材が、前記開口部とその近傍に形成された、他の部分よりも外径が大きい拡径部を有しており、
    前記拡径部の内壁面と前記点火器固定部との間に、前記通気部に至る燃焼生成物の通過経路が形成されている、請求項1記載の車両の人員拘束装置用ガス発生器。
  3. 前記通気部が、前記カップ状の内筒部材の開口部を形成する周壁面が部分的に切除された切り欠き部と前記クロージャシェルの底板により形成される孔である、請求項1記載の車両の人員拘束装置用ガス発生器。
  4. 前記通気部が、前記カップ状の内筒部材の開口部近傍の周壁面に形成された孔である、請求項1記載の車両の人員拘束装置用ガス発生器。
  5. 前記点火器固定部が、ベース周面と、前記ベース周面から突出し、周方向に間隔を設けて形成されたカップ状の内筒部材を支持する複数の支持部を有しており、
    前記カップ状の内筒部材の内壁面と前記ベース周面により、前記通気部に至る燃焼生成物の通過経路が形成されている、請求項1記載の車両の人員拘束装置用ガス発生器。
  6. 前記点火器固定部の複数の支持部が、更に前記カップ状の内筒部材の開口部を支持する第2の支持部を有し、
    前記カップ状の内筒部材の開口部が、前記第2の支持部に当接し、
    前記通気部が、前記カップ状の内筒部材の開口部と前記クロージャシェルの底板との間の間隙により形成されている、請求項5記載の車両の人員拘束装置用ガス発生器。
  7. 前記カップ状の内筒部材の内壁面が、内側に突出された突起部を有し、前記突起部が前記点火器固定部の外周面に当接されており、
    前記カップ状の内筒部材の内壁面の前記点火器固定部と接触していない部分と前記点火器固定部の外周面により、前記通気部に至る燃焼生成物の通過経路が形成されている、請求項1記載の車両の人員拘束装置用ガス発生器。
  8. 前記燃焼室が、前記外部空間内に配置された外周用筒状部材により外周面が形成され、前記カップ状の内筒部材により内周面が形成され、前記クロージャシェルの底板により底面が形成され、前記外周面と内周面との間に設けた環状の多孔部材により上面が形成されており、
    前記外周用筒状部材が、一端開口部側がハウジング第2端の底板側に当接されており、
    前記環状の多孔部材が、多数の通気孔を有し、前記ハウジング第1端の底板との間に空間が形成されるように配置されており、
    前記外周用筒状部材と前記ハウジング第1端の側面部との間にガス排出経路が形成されており、
    前記空間と前記ガス排出経路が、前記外周用筒状部材の他端開口部側に設けた連通部で連通されている、請求項1〜7のいずれか1項記載の車両の人員拘束装置用ガス発生器。
  9. 前記ガス発生剤の燃焼により生じたガスを冷却及び濾過するためのフィルタを備えていない、請求項1〜8のいずれか1項記載の車両の人員拘束装置用ガス発生器。
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