JP5873373B2 - ガス発生器 - Google Patents
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Description
本発明は、エアバッグ装置用などの乗員拘束装置用として適したガス発生器に関する。
エアバッグ装置用などの乗員拘束装置に使用するガス発生器は、外殻を形成するハウジング内部に各種部品やガス発生剤が収容されているものであり、部品点数の削減と共に、ガス発生器として高い品質を維持したままで組立工程を簡略化することも重要な事項となる。
特許文献1の図1に示すインフレータは、ハウジング内のガス発生室28の下側にガス発生剤30が配置され、ガス排出口40に面する上側にフィルタ34が配置されている。ハウジング12は、外筒16と内筒18とで形成された2筒式であり、それぞれ天板20と底板14に接続されている。
フィルタの上端は、ハウジングの天井面に当接され、下端にはシール42が配置され、それぞれガスの流れに対してシールされている。シール42の外周縁(脚部50)は、弾性を有している。また脚部50はハウジング壁に形成された溝に脚部50の先端がはまり込んでおり、フィルタに対して天井面側に押圧力を与えることで、フィルタ上下端がシールされている。
特許文献1では、上記のように脚部50が溝に固定されて、フィルタ上下端面のシールを行うものであるため、作動時に図面の上下方向にハウジングが変形したとき、シール42とフィルタ34の間が離れてしまい、その隙間から燃焼ガスがフィルタを通らずにガス排出口40から排出されるショートパスが生じるおそれがある。
また、ガス発生剤の充填量やフィルタの厚さによってシール42の挿入位置を調整することが困難となる。
フィルタの上端は、ハウジングの天井面に当接され、下端にはシール42が配置され、それぞれガスの流れに対してシールされている。シール42の外周縁(脚部50)は、弾性を有している。また脚部50はハウジング壁に形成された溝に脚部50の先端がはまり込んでおり、フィルタに対して天井面側に押圧力を与えることで、フィルタ上下端がシールされている。
特許文献1では、上記のように脚部50が溝に固定されて、フィルタ上下端面のシールを行うものであるため、作動時に図面の上下方向にハウジングが変形したとき、シール42とフィルタ34の間が離れてしまい、その隙間から燃焼ガスがフィルタを通らずにガス排出口40から排出されるショートパスが生じるおそれがある。
また、ガス発生剤の充填量やフィルタの厚さによってシール42の挿入位置を調整することが困難となる。
特許文献2の図10に示すガス発生器では、フィルタ307がディフューザシェル301のガス排出口311近傍に配置され、間隙309が形成されている。
フィルタ307は、内周面がプレート部材332で保持され、下面がプレート部材333で保持されている。
プレート部材333は、ディフューザシェル301の内周面に対して圧入されている。プレート部材333の下端は、クロージャシェル302の傾斜部331に当接され、フィルタ307を保持している。
作動時に図面の上下方向にディフューザシェル301とクロージャシェル302が変形したとき、プレート部材333とフィルタ307の間が離れてしまい、その隙間から燃焼ガスがフィルタを通らずにガス排出口311から排出されるショートパスが生じるおそれがある。
また、プレート部材333の下端が傾斜部331に当接される構造のため、フィルタの厚さが変更になったときには対応できない場合が発生する。
フィルタ307は、内周面がプレート部材332で保持され、下面がプレート部材333で保持されている。
プレート部材333は、ディフューザシェル301の内周面に対して圧入されている。プレート部材333の下端は、クロージャシェル302の傾斜部331に当接され、フィルタ307を保持している。
作動時に図面の上下方向にディフューザシェル301とクロージャシェル302が変形したとき、プレート部材333とフィルタ307の間が離れてしまい、その隙間から燃焼ガスがフィルタを通らずにガス排出口311から排出されるショートパスが生じるおそれがある。
また、プレート部材333の下端が傾斜部331に当接される構造のため、フィルタの厚さが変更になったときには対応できない場合が発生する。
特許文献3には、図1のような構造のガス発生器10が開示されている。
特許文献1、2と異なり、第1のハウジング22と第2のハウジング24は、それぞれの周壁部のみを接合して形成されている。
ハウジング内部にはバッフルシステム12が配置され、フィルタリテーナ50が含まれている。これによって、ガス発生剤38から発生したガスをジグザグのガス排出経路によって、ガス排出孔28まで導くものである。環状部材55はチューブ30に溶接され、フィルタリテーナ50も環状部材55に溶接されている。
ハウジングの溶接部が周壁部のみであるため、作動時、第1のハウジング22と第2のハウジング24が軸方向に変形しやすく、そのときに第1ハウジング22の天板とフィルタ60との間に間隙が形成されやすい。またいずれの先行文献の構造とも、燃焼ガスのショートパスを発生させずに、燃焼ガスがフィルタに進入するときのガス流入面を変化させる構造ではなく、環境温度の相違による出力の差を抑制する点で改良の余地がある。
特許文献1、2と異なり、第1のハウジング22と第2のハウジング24は、それぞれの周壁部のみを接合して形成されている。
ハウジング内部にはバッフルシステム12が配置され、フィルタリテーナ50が含まれている。これによって、ガス発生剤38から発生したガスをジグザグのガス排出経路によって、ガス排出孔28まで導くものである。環状部材55はチューブ30に溶接され、フィルタリテーナ50も環状部材55に溶接されている。
ハウジングの溶接部が周壁部のみであるため、作動時、第1のハウジング22と第2のハウジング24が軸方向に変形しやすく、そのときに第1ハウジング22の天板とフィルタ60との間に間隙が形成されやすい。またいずれの先行文献の構造とも、燃焼ガスのショートパスを発生させずに、燃焼ガスがフィルタに進入するときのガス流入面を変化させる構造ではなく、環境温度の相違による出力の差を抑制する点で改良の余地がある。
本発明は、乗員拘束装置等に使用されるガス発生器であり、内部構造および組立工程を簡略化することができ、作動時の圧力によってハウジングが変形したときでも、燃焼ガスがショートパスを起こさず、作動時にガス発生器が置かれている環境温度の違いによる出力差を低減させることができるガス発生器を提供することを課題とする。
本願請求項1の発明は、
天板とガス排出口が形成された上部周壁板を有するディフューザシェルと、底板と下部周壁板を有するクロージャシェルが、前記上部周壁板と下部周壁板が接合一体化されてなるハウジングで外殻が形成されており、
前記ハウジング内には、
前記クロージャシェル底板の中央部に配置された、カップ状容器内に点火手段が収容された点火手段室と、
前記点火手段室の周囲に形成されたガス発生剤が充填された燃焼室と、
前記天板に面するように配置された環状フィルタと、
前記環状フィルタを支持するリテーナを有しており、
前記リテーナが、
環状底面と、前記環状底面の外周縁から少なくとも前記ハウジングの軸方向に延ばされた筒状壁面を有し、
前記環状底面により前記環状フィルタの下面の少なくとも一部が支持され、前記フィルタの外周面から前記ガス排出口に連通する燃焼ガス通路が形成されており、
前記筒状壁面が、前記上部周壁板及び前記下部周壁板からなる周壁板に対して直接又は間接に圧入された状態で固定されており、
前記カップ状容器が、その底面部が前記ディフューザシェルの天板に当接乃至は近接され、かつ前記底面部近傍の周壁部が前記環状フィルタの内周面に当接乃至は近接されるように配置されているものであり、
作動時において、前記ハウジングが前記ディフューザシェル天板と前記クロージャシェル底板の両方向に変形して、前記リテーナと前記環状フィルタの両方が前記ディフューザシェル天板に対して密着されるように移動したとき、燃焼ガスが前記環状フィルタを半径方向外側に向かって通過した後、前記燃焼ガス通路を通り、前記ガス排出口から排出される、ガス発生器を提供する。
天板とガス排出口が形成された上部周壁板を有するディフューザシェルと、底板と下部周壁板を有するクロージャシェルが、前記上部周壁板と下部周壁板が接合一体化されてなるハウジングで外殻が形成されており、
前記ハウジング内には、
前記クロージャシェル底板の中央部に配置された、カップ状容器内に点火手段が収容された点火手段室と、
前記点火手段室の周囲に形成されたガス発生剤が充填された燃焼室と、
前記天板に面するように配置された環状フィルタと、
前記環状フィルタを支持するリテーナを有しており、
前記リテーナが、
環状底面と、前記環状底面の外周縁から少なくとも前記ハウジングの軸方向に延ばされた筒状壁面を有し、
前記環状底面により前記環状フィルタの下面の少なくとも一部が支持され、前記フィルタの外周面から前記ガス排出口に連通する燃焼ガス通路が形成されており、
前記筒状壁面が、前記上部周壁板及び前記下部周壁板からなる周壁板に対して直接又は間接に圧入された状態で固定されており、
前記カップ状容器が、その底面部が前記ディフューザシェルの天板に当接乃至は近接され、かつ前記底面部近傍の周壁部が前記環状フィルタの内周面に当接乃至は近接されるように配置されているものであり、
作動時において、前記ハウジングが前記ディフューザシェル天板と前記クロージャシェル底板の両方向に変形して、前記リテーナと前記環状フィルタの両方が前記ディフューザシェル天板に対して密着されるように移動したとき、燃焼ガスが前記環状フィルタを半径方向外側に向かって通過した後、前記燃焼ガス通路を通り、前記ガス排出口から排出される、ガス発生器を提供する。
本発明のガス発生器は、作動時における内部圧力の増大によりハウジングが変形したとき、リテーナとそれに保持された環状フィルタも同様に変形することで、燃焼ガスが環状フィルタを通過せずにガス排出口から排出されるショートパスを防止しながら、フィルタ内部に流入する燃焼ガスに対しての前記フィルタにおけるガス流入面が、ガス発生器の作動時に増大するものである。これによって、ガス発生器の作動時に周囲の温度の違いによって発生する出力差を低減させることができる。
環状フィルタは、ディフューザシェルの天板に面するように配置されたものである。
環状フィルタは、ガス発生器の作動前の状態では、天板と直接当接されていてもよいし、シート状のガスケット、またはシール部材を介して当接されていてもよいし、僅かに間隙をあけて面するように配置されていてもよい。
環状フィルタは、鉄やステンレスを材質として、周方向に巻かれた鋼線(巻き線タイプ)や穴が空いた鋼板(エキスパンドメタルやパンチングメタルタイプ)、編んだ鋼線(ニットメッシュタイプ)を圧縮成型したもの、環状に打ち抜かれた板状金網を複数枚積層したもの、および周方向に巻かれた金網で形成されているのが好ましい。そしてハウジング内に配置されたときに、軸方向への変形量は、主として中央部側が周縁側よりも大きくなるように、その線材や線径、圧縮成形圧、密度、積層枚数、厚み等が調整されていることが好ましい。
環状フィルタは、ガス発生器の作動前の状態では、天板と直接当接されていてもよいし、シート状のガスケット、またはシール部材を介して当接されていてもよいし、僅かに間隙をあけて面するように配置されていてもよい。
環状フィルタは、鉄やステンレスを材質として、周方向に巻かれた鋼線(巻き線タイプ)や穴が空いた鋼板(エキスパンドメタルやパンチングメタルタイプ)、編んだ鋼線(ニットメッシュタイプ)を圧縮成型したもの、環状に打ち抜かれた板状金網を複数枚積層したもの、および周方向に巻かれた金網で形成されているのが好ましい。そしてハウジング内に配置されたときに、軸方向への変形量は、主として中央部側が周縁側よりも大きくなるように、その線材や線径、圧縮成形圧、密度、積層枚数、厚み等が調整されていることが好ましい。
リテーナは、環状底面と筒状壁面を有している。
リテーナの環状底面は、カップ状部材の外径よりも大きな内径を有するように形成することができる。この環状底面は、フィルタが配置される空間とガス発生剤が充填される空間(燃焼室)とを軸方向(上下)に分けるものであってもよい。リテーナの環状底面の内周面は、カップ状部材の外周面と対向しており、その間に少なくとも隙間が形成されるようにする。この間隙の形状は特に限定されず、燃焼ガスが通過してフィルタの内部に流入できるような形状であればよい。
リテーナの筒状壁面は、環状底面の外周縁からハウジングの軸方向に延ばされたものである。したがって筒状壁面は、ディフューザシェル天板側に延ばされていてもよく、クロージャシェル底板側にも延ばされていてもよい。また筒状壁面がディフューザシェルの天板側に延びている場合の高さは、ガス発生器作動前において、環状底面に環状フィルタを配置した状態で、筒状壁面の上端から環状フィルタ上端部がわずかに突出する程度とすることができる。
リテーナは、ハウジングの周壁板に直接又は間接に圧入された状態で固定されているものであり、溶接等の固着手段は使用されていない。
リテーナの環状底面は、カップ状部材の外径よりも大きな内径を有するように形成することができる。この環状底面は、フィルタが配置される空間とガス発生剤が充填される空間(燃焼室)とを軸方向(上下)に分けるものであってもよい。リテーナの環状底面の内周面は、カップ状部材の外周面と対向しており、その間に少なくとも隙間が形成されるようにする。この間隙の形状は特に限定されず、燃焼ガスが通過してフィルタの内部に流入できるような形状であればよい。
リテーナの筒状壁面は、環状底面の外周縁からハウジングの軸方向に延ばされたものである。したがって筒状壁面は、ディフューザシェル天板側に延ばされていてもよく、クロージャシェル底板側にも延ばされていてもよい。また筒状壁面がディフューザシェルの天板側に延びている場合の高さは、ガス発生器作動前において、環状底面に環状フィルタを配置した状態で、筒状壁面の上端から環状フィルタ上端部がわずかに突出する程度とすることができる。
リテーナは、ハウジングの周壁板に直接又は間接に圧入された状態で固定されているものであり、溶接等の固着手段は使用されていない。
リテーナを周壁板に対して間接に圧入するときは、例えば、他の部材を周壁板に固定(好ましくは圧入固定)した後で、前記他の部材に対してリテーナを圧入固定する。
リテーナは、延性のある金属、例えば、ステンレス、鉄、アルミニウムなどからなるものが好ましい。特に環状底面はガス発生器の作動時において、燃焼室での圧力で変形するように、またその延性を利用して環状フィルタをディフューザ天板側に密着できるよう、材質や寸法が調整される。さらに筒状壁面は、周壁板に直接または間接に圧入されるが、ガス発生器の作動時には、環状フィルタと共にリテーナがディフューザシェル天板に移動してもよく、その場合、圧入程度は作動時の圧力を受けて移動できるよう、リテーナの寸法や厚み等を調整することが好ましい。
リテーナは、延性のある金属、例えば、ステンレス、鉄、アルミニウムなどからなるものが好ましい。特に環状底面はガス発生器の作動時において、燃焼室での圧力で変形するように、またその延性を利用して環状フィルタをディフューザ天板側に密着できるよう、材質や寸法が調整される。さらに筒状壁面は、周壁板に直接または間接に圧入されるが、ガス発生器の作動時には、環状フィルタと共にリテーナがディフューザシェル天板に移動してもよく、その場合、圧入程度は作動時の圧力を受けて移動できるよう、リテーナの寸法や厚み等を調整することが好ましい。
環状フィルタは、リテーナで支持されているものであるが、リテーナに固着されているものではない。
環状フィルタは、リテーナの環状底面により、下面の少なくとも一部が支持されている。
リテーナの環状底面の形状は、環状フィルタの下面に対して当接支持できる形状である。
リテーナの筒状壁面がディフューザシェルの天板側に延びている場合、その形状は、環状フィルタの外周面に対して当接支持でき、かつハウジング周壁板に対して直接又は間接に圧入された状態で固定できる形状である。なお、環状フィルタの外周面は、ガス排出口(ハウジング周壁部)と間隔をあけて配置され、その間隔によって燃焼ガス通路が形成される。
環状フィルタは、リテーナの環状底面により、下面の少なくとも一部が支持されている。
リテーナの環状底面の形状は、環状フィルタの下面に対して当接支持できる形状である。
リテーナの筒状壁面がディフューザシェルの天板側に延びている場合、その形状は、環状フィルタの外周面に対して当接支持でき、かつハウジング周壁板に対して直接又は間接に圧入された状態で固定できる形状である。なお、環状フィルタの外周面は、ガス排出口(ハウジング周壁部)と間隔をあけて配置され、その間隔によって燃焼ガス通路が形成される。
ハウジングはディフューザシェルの開口部側周縁部とクロージャシェルの開口部側周縁部において接合一体化されているものである。
またカップ状容器は、開口部がクロージャシェル底板に対して溶接などの方法で固定されているものの、カップ状容器の底面部とディフューザシェル天板とは固定されていない。
カップ状容器は、カップ状容器の底面部がディフューザシェルの天板に当接乃至は近接され、かつカップ状容器の底面部近傍の周壁部が前記環状フィルタの内周面に当接乃至は近接されるように配置されている。
ここで「当接」は接触しているが密着されていない状態であり、「近接」は数mm以下程度の間隔(例えば1〜3mm程度のごく近い間隔)をおいて正対している状態を示す。
このようにしてカップ状容器の底面部側が天板および環状フィルタの内周面に当接乃至は近接されるように配置されていることで、リテーナの形状に拘わらず、組立時において環状フィルタの位置決め及び取り付け作業が容易になる。
なおガス排出口の総開口面積は、フィルタ外周面に形成される燃焼ガス通路の断面積や、リテーナの環状底面とカップ状部材との間の隙間の断面積よりも小さく設定することができる。
またカップ状容器は、開口部がクロージャシェル底板に対して溶接などの方法で固定されているものの、カップ状容器の底面部とディフューザシェル天板とは固定されていない。
カップ状容器は、カップ状容器の底面部がディフューザシェルの天板に当接乃至は近接され、かつカップ状容器の底面部近傍の周壁部が前記環状フィルタの内周面に当接乃至は近接されるように配置されている。
ここで「当接」は接触しているが密着されていない状態であり、「近接」は数mm以下程度の間隔(例えば1〜3mm程度のごく近い間隔)をおいて正対している状態を示す。
このようにしてカップ状容器の底面部側が天板および環状フィルタの内周面に当接乃至は近接されるように配置されていることで、リテーナの形状に拘わらず、組立時において環状フィルタの位置決め及び取り付け作業が容易になる。
なおガス排出口の総開口面積は、フィルタ外周面に形成される燃焼ガス通路の断面積や、リテーナの環状底面とカップ状部材との間の隙間の断面積よりも小さく設定することができる。
ガス発生器の作動時、天板中央部および底板中央部が最も軸方向に変形し、周壁板に近づくほど変形が小さくなる。
このとき、リテーナと環状フィルタは、中央部寄りほど大きく変形されることから、環状フィルタの上面がハウジング天板に、下面がリテーナの底面に当接した状態が維持される。そのため燃焼ガスが環状フィルタを通過せずにガス排出口から排出されるショートパスが防止される。
さらにハウジングが変形したときには、カップ状容器底面部はディフューザシェルの天板から離れ、隙間が形成される。そして環状フィルタの内周面がこの隙間に面する(環状フィルタの内周面が、カップ状容器の周壁部との当接乃至は近接状態から開放される)。
つまり環状フィルタの内周面が、燃焼ガスの流入面となる。ハウジングのこのような変形は、燃焼時の内圧(ハウジング内部の圧力)に依存する。
内圧が高い場合(たとえば作動時の環境温度が高い場合)は燃焼速度も速く、ガス発生器の出力も大きくなる。
しかし高い内圧でハウジングが変形したときには、フィルタ内周面のガス流入面(上記の隙間に面する内周面)も大きくなり、燃焼ガスとの接触面積が大きくなるため、冷却効率も向上する。するとガス発生器の出力としては抑制されることになる。つまり従来のガス発生器と比較して、環境温度の相違による出力の差を抑制することができるガス発生器となる。
そして環状フィルタの外周面は、燃焼室での発生ガスを外部に排出するガス排出口を含むガス排出通路に面しているため、燃焼ガスは環状フィルタの内部を半径方向外側に流れ、環状フィルタの外周面から燃焼室外部へ排出される。
このとき、リテーナと環状フィルタは、中央部寄りほど大きく変形されることから、環状フィルタの上面がハウジング天板に、下面がリテーナの底面に当接した状態が維持される。そのため燃焼ガスが環状フィルタを通過せずにガス排出口から排出されるショートパスが防止される。
さらにハウジングが変形したときには、カップ状容器底面部はディフューザシェルの天板から離れ、隙間が形成される。そして環状フィルタの内周面がこの隙間に面する(環状フィルタの内周面が、カップ状容器の周壁部との当接乃至は近接状態から開放される)。
つまり環状フィルタの内周面が、燃焼ガスの流入面となる。ハウジングのこのような変形は、燃焼時の内圧(ハウジング内部の圧力)に依存する。
内圧が高い場合(たとえば作動時の環境温度が高い場合)は燃焼速度も速く、ガス発生器の出力も大きくなる。
しかし高い内圧でハウジングが変形したときには、フィルタ内周面のガス流入面(上記の隙間に面する内周面)も大きくなり、燃焼ガスとの接触面積が大きくなるため、冷却効率も向上する。するとガス発生器の出力としては抑制されることになる。つまり従来のガス発生器と比較して、環境温度の相違による出力の差を抑制することができるガス発生器となる。
そして環状フィルタの外周面は、燃焼室での発生ガスを外部に排出するガス排出口を含むガス排出通路に面しているため、燃焼ガスは環状フィルタの内部を半径方向外側に流れ、環状フィルタの外周面から燃焼室外部へ排出される。
点火手段は、公知の電気式点火器のみから形成されていてもよく、また公知の伝火薬などの火薬や、ガス発生剤を併用してもよい。
本願請求項2の発明は、
前記リテーナは、前記筒状壁面が前記ディフューザシェルの天板側に延びており、その周縁部において周方向に凹凸を有しているものであり、
作動時において、前記ハウジングが前記ディフューザシェル天板と前記クロージャシェル底板の両方向に変形して、前記リテーナと前記環状フィルタの両方が前記ディフューザシェル天板側に移動したとき、
前記リテーナ筒状壁面の凸部分が前記ディフューザシェル天板に当接され、前記リテーナ筒状壁面の凹部分が燃焼ガス通路を形成する、請求項1記載のガス発生器を提供する。
前記リテーナは、前記筒状壁面が前記ディフューザシェルの天板側に延びており、その周縁部において周方向に凹凸を有しているものであり、
作動時において、前記ハウジングが前記ディフューザシェル天板と前記クロージャシェル底板の両方向に変形して、前記リテーナと前記環状フィルタの両方が前記ディフューザシェル天板側に移動したとき、
前記リテーナ筒状壁面の凸部分が前記ディフューザシェル天板に当接され、前記リテーナ筒状壁面の凹部分が燃焼ガス通路を形成する、請求項1記載のガス発生器を提供する。
リテーナ筒状壁面のディフューザシェル天板側の周縁部に形成された凹凸部が、作動時における燃焼ガス通路となるものである。
凹凸部は周方向に交互に形成されており、軸方向に高低差が形成されているものである。
作動時においてハウジングが変形したとき、リテーナ筒状壁面の凸部分がディフューザシェル天板に当たるため、天板と凹部分により形成された孔が燃焼ガス通路となる。
このように凸部分においてリテーナの更なる移動が抑制され、環状フィルタが過剰に圧縮されることがない。また凹部分におけるガス通路が閉塞されることもない。
凹凸部は周方向に交互に形成されており、軸方向に高低差が形成されているものである。
作動時においてハウジングが変形したとき、リテーナ筒状壁面の凸部分がディフューザシェル天板に当たるため、天板と凹部分により形成された孔が燃焼ガス通路となる。
このように凸部分においてリテーナの更なる移動が抑制され、環状フィルタが過剰に圧縮されることがない。また凹部分におけるガス通路が閉塞されることもない。
本願請求項3の発明は、
前記ハウジング内において、
前記クロージャシェルの下部周壁板に圧入され、さらに前記ディフューザシェル天板との間及び上部周壁板に形成されたガス排出口との間に間隙が形成されるようにして筒状部材が配置されており、
前記筒状部材に対して前記リテーナが圧入固定されている、請求項1又は2記載のガス発生器を提供する。
前記ハウジング内において、
前記クロージャシェルの下部周壁板に圧入され、さらに前記ディフューザシェル天板との間及び上部周壁板に形成されたガス排出口との間に間隙が形成されるようにして筒状部材が配置されており、
前記筒状部材に対して前記リテーナが圧入固定されている、請求項1又は2記載のガス発生器を提供する。
この発明の筒状部材は、リテーナを周壁板に対して間接に圧入するときに使用するものである。
筒状部材は圧入固定されており、筒状部材に対してリテーナが圧入固定されているものであるから、取り付けが容易であり、ガス発生剤量の増減や環状フィルタ厚みの増減などの変更にも容易に対応できる。
また筒状部材を使用することで、環状フィルタからガス排出口までのガス通路を確保すると共に、燃焼ガスが筒状部材の壁面に衝突することによる燃焼残渣の捕集やガスの冷却効果が得られる。
筒状部材は圧入固定されており、筒状部材に対してリテーナが圧入固定されているものであるから、取り付けが容易であり、ガス発生剤量の増減や環状フィルタ厚みの増減などの変更にも容易に対応できる。
また筒状部材を使用することで、環状フィルタからガス排出口までのガス通路を確保すると共に、燃焼ガスが筒状部材の壁面に衝突することによる燃焼残渣の捕集やガスの冷却効果が得られる。
本願請求項4の発明は、
前記環状フィルタの下面が前記リテーナの環状底面で支持され、前記環状フィルタの外周面が前記リテーナの筒状壁面により支持されており、
前記リテーナが、前記環状フィルタと面する環状底面の内周縁側に貫通孔を有しているものである、請求項1〜3のいずれか1項記載のガス発生器を提供する。
前記環状フィルタの下面が前記リテーナの環状底面で支持され、前記環状フィルタの外周面が前記リテーナの筒状壁面により支持されており、
前記リテーナが、前記環状フィルタと面する環状底面の内周縁側に貫通孔を有しているものである、請求項1〜3のいずれか1項記載のガス発生器を提供する。
リテーナ環状底面の内周縁側に貫通孔を形成することで、環状フィルタ内周面に加えて、リテーナ環状底面からも燃焼ガスを通過させることができ、フィルタのガス流入面を確保できる。
リテーナ環状底面の内周縁側に貫通孔を形成するときは、リテーナ幅の1/2以下の内周縁側に形成することが好ましく、1/3以下の内周縁側に形成することがより好ましい。
リテーナ環状底面の内周縁側に貫通孔を形成するときは、リテーナ幅の1/2以下の内周縁側に形成することが好ましく、1/3以下の内周縁側に形成することがより好ましい。
本願請求項5の発明は、
前記環状フィルタの内周面が、前記リテーナの環状底面よりも前記ハウジング中心軸側に突き出された状態で配置されている、請求項1〜4のいずれか1項記載のガス発生器を提供する。
前記環状フィルタの内周面が、前記リテーナの環状底面よりも前記ハウジング中心軸側に突き出された状態で配置されている、請求項1〜4のいずれか1項記載のガス発生器を提供する。
このような環状フィルタの配置状態にすることで、作動時において、リテーナで支持されている部分よりもリテーナに形成された中央孔の内周縁から突き出された部分を燃焼ガスの流入面とすることができる。
特に環状フィルタ内周縁はカップ状容器が存在するため、ガスの流入が難しくなる。しかしこのような構成にすることで、環状フィルタへのガス流入を円滑にすることができる。
特に環状フィルタ内周縁はカップ状容器が存在するため、ガスの流入が難しくなる。しかしこのような構成にすることで、環状フィルタへのガス流入を円滑にすることができる。
本発明のガス発生器は、内部構造および組立工程を簡略化することができ、作動時の圧力によってハウジングが変形したときでも、燃焼ガスがショートパスすることを防止できると同時に、作動時の温度の違いによるガス発生器の出力差を抑制することが可能となる。
(1)図1のガス発生器
本発明のガス発生器1の一実施形態を図1(a)〜(c)により説明する。
ハウジング10は、ディフューザシェル11とクロージャシェル21が溶接一体化されたものである。
図1(a)では、ディフューザシェル11の開口部内にクロージャシェル21の開口端が嵌め込まれた状態で接触部分が接合一体化されている。
本発明のガス発生器1の一実施形態を図1(a)〜(c)により説明する。
ハウジング10は、ディフューザシェル11とクロージャシェル21が溶接一体化されたものである。
図1(a)では、ディフューザシェル11の開口部内にクロージャシェル21の開口端が嵌め込まれた状態で接触部分が接合一体化されている。
ディフューザシェル11は、天板12とガス排出口14が形成された上部周壁板13を有している。
クロージャシェル21は、底板22と下部周壁板23を有している。
上部周壁板13と下部周壁板23によりハウジング10の周壁板が形成されている。そして、接合は上部周壁板13と下部周壁板23の当接部のみで行われている。
クロージャシェル21は、底板22と下部周壁板23を有している。
上部周壁板13と下部周壁板23によりハウジング10の周壁板が形成されている。そして、接合は上部周壁板13と下部周壁板23の当接部のみで行われている。
ハウジング10内には、クロージャシェル底板22の中央部において、カップ状容器31内に点火手段が収容された点火手段室30が配置されている。
点火手段室30内には、図示していないが周知の伝火薬又はガス発生剤が収容されており、カップ状容器31の周壁部32には複数の伝火孔31aが形成されている。伝火孔31aは外側から金属製のシールテープで閉塞されている。
カップ状容器31の開口部側にはフランジ部31bが形成されており、フランジ部31bにおいてクロージャシェル底板22に溶接固定されている。
点火手段は、電気式点火器35と、それを包囲するカラー部36からなるものであり、クロージャシェル底板22の中央部に形成された開口部から嵌め込まれている。
点火手段は、クロージャシェル底板22が中央部に開口部が形成されるように折り曲げられた筒状支持壁部24によりカラー部36が支持固定されている。
点火手段室30内には、図示していないが周知の伝火薬又はガス発生剤が収容されており、カップ状容器31の周壁部32には複数の伝火孔31aが形成されている。伝火孔31aは外側から金属製のシールテープで閉塞されている。
カップ状容器31の開口部側にはフランジ部31bが形成されており、フランジ部31bにおいてクロージャシェル底板22に溶接固定されている。
点火手段は、電気式点火器35と、それを包囲するカラー部36からなるものであり、クロージャシェル底板22の中央部に形成された開口部から嵌め込まれている。
点火手段は、クロージャシェル底板22が中央部に開口部が形成されるように折り曲げられた筒状支持壁部24によりカラー部36が支持固定されている。
ハウジング10内には、筒状部材50が配置されている。筒状部材50は、下端部側(クロージャシェル底板22側)の下部筒状壁部51の外径が、上端部側(ディフューザシェル天板12側)の上部筒状壁部52の外径よりも大きな形状のものである。
筒状部材50の上部筒状壁部52の開口部周縁部52a側は、リテーナ60を圧入し易くするために外側に広がった形状になっている。
筒状部材50は、下部筒状壁部51がクロージャシェル11の下部周壁板23に圧入されており、上部筒状壁部52の開口部周縁部52aは、ディフューザシェル天板12との間にガス通路となる隙間が形成されるように固定されている。このガス通路となる隙間は環状のものでもよいし、開口部周縁部52aが一定間隔でディフューザシェル天板12に当接された部分と当接されてない部分からなる櫛の歯状の隙間でもよい。
そして、外径の小さい上部筒状壁部52の外周面とガス排出口14を含む上部周壁板13との間には筒状空間53が形成されている。
筒状部材50の上部筒状壁部52の開口部周縁部52a側は、リテーナ60を圧入し易くするために外側に広がった形状になっている。
筒状部材50は、下部筒状壁部51がクロージャシェル11の下部周壁板23に圧入されており、上部筒状壁部52の開口部周縁部52aは、ディフューザシェル天板12との間にガス通路となる隙間が形成されるように固定されている。このガス通路となる隙間は環状のものでもよいし、開口部周縁部52aが一定間隔でディフューザシェル天板12に当接された部分と当接されてない部分からなる櫛の歯状の隙間でもよい。
そして、外径の小さい上部筒状壁部52の外周面とガス排出口14を含む上部周壁板13との間には筒状空間53が形成されている。
点火手段室30の外側で筒状部材50の内側には燃焼室40が形成されており、図示していないガス発生剤が充填されている。
燃焼室40及び点火手段室30で使用するガス発生剤としては、例えば特開2005−199867号公報に開示されているような燃焼温度の低いガス発生剤(燃焼室40用)と燃焼温度の高いガス発生剤(点火手段室30用)をそれぞれ使用することができる。
燃焼室40及び点火手段室30で使用するガス発生剤としては、例えば特開2005−199867号公報に開示されているような燃焼温度の低いガス発生剤(燃焼室40用)と燃焼温度の高いガス発生剤(点火手段室30用)をそれぞれ使用することができる。
ハウジング10内には、リテーナ60で支持された環状フィルタ70が配置されている。
リテーナ60は、環状底面61と、環状底面61の外周縁からディフューザシェル天板12側とクロージャシェル底板22側の両方に垂設された筒状壁面62を有している。
リテーナ60は、筒状部材50の上部筒状壁部52に対して、筒状壁面62が圧入固定されている。
筒状壁面62のディフューザシェル天板12側の周縁部には、周方向に交互に凹部分63aと凸部分63bからなる凹凸が形成されている。
環状底面61の軸X寄り(環状底面61の幅の軸X側から1/3以内の範囲)には、燃焼ガスの通過口となる複数の貫通孔65が形成されている。
環状フィルタ70は、リテーナ環状底面61及び筒状壁面62により環状フィルタ外周面71及び下面72のそれぞれが支持されている。
ガス発生器の作動前には、環状フィルタ70の上面73は、図1(b)に示すようにリテーナ凸部分63bから上に突き出された状態になっている。
リテーナ60は、環状底面61と、環状底面61の外周縁からディフューザシェル天板12側とクロージャシェル底板22側の両方に垂設された筒状壁面62を有している。
リテーナ60は、筒状部材50の上部筒状壁部52に対して、筒状壁面62が圧入固定されている。
筒状壁面62のディフューザシェル天板12側の周縁部には、周方向に交互に凹部分63aと凸部分63bからなる凹凸が形成されている。
環状底面61の軸X寄り(環状底面61の幅の軸X側から1/3以内の範囲)には、燃焼ガスの通過口となる複数の貫通孔65が形成されている。
環状フィルタ70は、リテーナ環状底面61及び筒状壁面62により環状フィルタ外周面71及び下面72のそれぞれが支持されている。
ガス発生器の作動前には、環状フィルタ70の上面73は、図1(b)に示すようにリテーナ凸部分63bから上に突き出された状態になっている。
リテーナ60で支持された環状フィルタ70は、カップ状容器31の底面部33がディフューザシェルの天板12に当接され(天板12に対して固定されていない)、かつ底面部33近傍の周壁部32が環状フィルタの内周面74に当接されて(密着されていない)配置されている。環状フィルタ70の上面73と天板12は当接した状態である。
環状フィルタ70の内径とカップ状容器31の外径は、同程度になるように調整されている。またリテーナ61の環状底面61の内径は、カップ状容器31の周壁部32外径よりもわずかに大きく、環状底面61がカップ状容器31の周り位置するよう、リテーナ61を筒状部材50に圧入する。
環状フィルタ70の内径とカップ状容器31の外径は、同程度になるように調整されている。またリテーナ61の環状底面61の内径は、カップ状容器31の周壁部32外径よりもわずかに大きく、環状底面61がカップ状容器31の周り位置するよう、リテーナ61を筒状部材50に圧入する。
次にガス発生器1の組立方法の一例を説明する。
点火手段(カップ状容器31)を固定したクロージャシェル21の下部周壁板23に対して、筒状部材50の下部筒状壁部51を圧入して固定する。
所定量のガス発生剤を充填する。
筒状部材50の上部筒状壁部52(開口部周縁部52a)側からリテーナ60を圧入して固定する。
リテーナ60とカップ状容器31に環状フィルタ70を嵌め込む。
ディフューザシェル11とクロージャシェル21を組み合わせた後、接触部分(上部周壁板13と下部周壁板23の当接部)を溶接固定する。
点火手段(カップ状容器31)を固定したクロージャシェル21の下部周壁板23に対して、筒状部材50の下部筒状壁部51を圧入して固定する。
所定量のガス発生剤を充填する。
筒状部材50の上部筒状壁部52(開口部周縁部52a)側からリテーナ60を圧入して固定する。
リテーナ60とカップ状容器31に環状フィルタ70を嵌め込む。
ディフューザシェル11とクロージャシェル21を組み合わせた後、接触部分(上部周壁板13と下部周壁板23の当接部)を溶接固定する。
次にガス発生器1の動作を説明する。
点火器35が作動すると、点火手段収容室30のガス発生剤が着火燃焼して燃焼ガスが発生され、伝火孔31aから燃焼室40内に放出される。
それにより燃焼室40内のガス発生剤が着火燃焼して燃焼ガスが発生すると、内部圧力によって、図1(c)中の白矢印で示すような軸Xの両側方向への荷重が働く。このため、ハウジング10は天板12と底板22が互いに離れる方向に変形する。
ハウジング10は、ディフューザシェル11とクロージャシェル21の開口部同士のみで溶接されているため、天板12は軸X部分(中心部部分)の変形が最も大きくなる。
そして、カップ状部材31は底板22に溶接固定されているため、その底面部33は天板12から離れるように移動する。
点火器35が作動すると、点火手段収容室30のガス発生剤が着火燃焼して燃焼ガスが発生され、伝火孔31aから燃焼室40内に放出される。
それにより燃焼室40内のガス発生剤が着火燃焼して燃焼ガスが発生すると、内部圧力によって、図1(c)中の白矢印で示すような軸Xの両側方向への荷重が働く。このため、ハウジング10は天板12と底板22が互いに離れる方向に変形する。
ハウジング10は、ディフューザシェル11とクロージャシェル21の開口部同士のみで溶接されているため、天板12は軸X部分(中心部部分)の変形が最も大きくなる。
そして、カップ状部材31は底板22に溶接固定されているため、その底面部33は天板12から離れるように移動する。
燃焼室40での圧力により、リテーナ底面61は環状フィルタ下面72を天板12方向に押圧しながら変形する。このため、リテーナ60と環状フィルタ70との間と、環状フィルタ70と天板12との間での燃焼ガスのショートパスが防止できる。
一方、リテーナ筒状壁面62は天板12にぶつかるが、その際には、凸部分63bがぶつかることでそれ以上の移動が阻止される。このため、リテーナ筒状壁面62と天板12の間には凹部分63aからなる燃焼ガス通路が確保される。
そして、環状フィルタ70は、天板12に押圧された状態で変形するため、天板12と環状フィルタ上面73との間の燃焼ガスのショートパスも防止できる。
一方、リテーナ筒状壁面62は天板12にぶつかるが、その際には、凸部分63bがぶつかることでそれ以上の移動が阻止される。このため、リテーナ筒状壁面62と天板12の間には凹部分63aからなる燃焼ガス通路が確保される。
そして、環状フィルタ70は、天板12に押圧された状態で変形するため、天板12と環状フィルタ上面73との間の燃焼ガスのショートパスも防止できる。
カップ状容器31の周壁部32に面していた環状フィルタ70の内周面74が、作動時に露出し、またリテーナ環状底面61が貫通孔65を有しているため、燃焼ガスは図1(c)の矢印で示すような流れで環状フィルタ70の全領域を通過する。
その後、燃焼ガスはハウジング周壁板と筒状部材50により形成された筒状空間53(燃焼ガス通路)を通った後、ガス排出口14から排出される。この過程において、燃焼ガスは、筒状部材50や上部周壁板13と衝突することで、燃焼残渣の捕集効果やガスの冷却効果が高められることから、環状フィルタ70の小型化にも有効となる。
さらに、作動前に隠れていた環状フィルタ70の内周面74が現れ、ガス流入面となるため、燃焼ガスとフィルタの接触面積が大きくなり、燃焼ガスの冷却効率やフィルタ効率が向上する。
ガス発生器の作動内圧は環境温度に関連し、温度が高いと同じ仕様のガス発生器であってもガス発生器剤の燃焼が活性化され、出力は高くなる。図1のガス発生器ではこのように燃焼が活性化され内圧が高く(ハウジング10の変形量が大きく)なるとフィルタのガス流入面が増えるため、冷却効率が高まり、ガス発生器の出力差の拡大を少なくすることが可能となる。
その後、燃焼ガスはハウジング周壁板と筒状部材50により形成された筒状空間53(燃焼ガス通路)を通った後、ガス排出口14から排出される。この過程において、燃焼ガスは、筒状部材50や上部周壁板13と衝突することで、燃焼残渣の捕集効果やガスの冷却効果が高められることから、環状フィルタ70の小型化にも有効となる。
さらに、作動前に隠れていた環状フィルタ70の内周面74が現れ、ガス流入面となるため、燃焼ガスとフィルタの接触面積が大きくなり、燃焼ガスの冷却効率やフィルタ効率が向上する。
ガス発生器の作動内圧は環境温度に関連し、温度が高いと同じ仕様のガス発生器であってもガス発生器剤の燃焼が活性化され、出力は高くなる。図1のガス発生器ではこのように燃焼が活性化され内圧が高く(ハウジング10の変形量が大きく)なるとフィルタのガス流入面が増えるため、冷却効率が高まり、ガス発生器の出力差の拡大を少なくすることが可能となる。
(2)図2のガス発生器
図2(a)で示すガス発生器は、図1(a)のガス発生器とはハウジングの形状、リテーナの形状及び環状フィルタの配置状態が異なるほかは実質的に同じものであるので、異なる部分を中心に説明する。
図2(a)で示すガス発生器は、図1(a)のガス発生器とはハウジングの形状、リテーナの形状及び環状フィルタの配置状態が異なるほかは実質的に同じものであるので、異なる部分を中心に説明する。
ハウジング110は、ディフューザシェル111の上部周壁板113の長さがクロージャシェル121の下部周壁板123の長さよりも長くなっている。
上部周壁板113には、ディフューザシェル天板112に近い位置にガス排出口14が形成されている。
上部周壁板113には、ディフューザシェル天板112に近い位置にガス排出口14が形成されている。
リテーナ160は、環状底面161と、環状底面161の外周縁から底板122側に折り曲げられて形成された筒状壁部162を有している。
リテーナ160は、筒状壁部162がディフューザシェルの上部周壁板113に対して圧入された状態で固定されている。
リテーナ160は、筒状壁部162がディフューザシェルの上部周壁板113に対して圧入された状態で固定されている。
環状フィルタ70は、図1(a)と同じものを使用することができるが、環状フィルタ内周面74が、リテーナの環状底面161よりも軸X(中心)側に突き出された状態(リテーナ160の内周縁からさらに内側に突き出されている状態)で配置されている。つまり、図2のガス発生器ではリテーナ160の環状底面161における内径は、カップ状容器31の周壁部32の外径よりも大きく、図1の環状底面61の内径よりも大きい。そして環状底面161とカップ用容器31の周壁部32との間に、環状の隙間を形成している。
環状フィルタ外周面71側のディフューザシェル111との間には、筒状空間153が形成され、この隙間が燃焼が通路となる。
環状フィルタ外周面71側のディフューザシェル111との間には、筒状空間153が形成され、この隙間が燃焼が通路となる。
図2(a)に示すガス発生器は、図1(a)のものと同じようにして組み立てることができる。環状フィルタ70は、カップ状容器31に嵌め込むことで容易に位置合わせをすることができる。
図2(a)のガス発生器の動作は図1(a)のものと同じであるが、ハウジング110とリテーナ160の形状の違いによる動作の違いがある。
作動による圧力を受けて、図2(a)に示すガス発生器は図2(b)に示すように変形する。
環状フィルタ70は、図2(a)で示す長方形の断面形状が図2(b)に示す平行四辺形に近い断面形状に変化する。これは図2(b)に示されるように、環状フィルタ70の内周面74がカップ状容器31に対向した状態から底面部33の上に露出するように変形するためで、これによってガスの流入面積が増大される。またこのような断面形状に環状フィルタ70が変形するため、内部のガス通過距離も長くできるので、濾過性能が高められる。
図2(a)のガス発生器の動作は図1(a)のものと同じであるが、ハウジング110とリテーナ160の形状の違いによる動作の違いがある。
作動による圧力を受けて、図2(a)に示すガス発生器は図2(b)に示すように変形する。
環状フィルタ70は、図2(a)で示す長方形の断面形状が図2(b)に示す平行四辺形に近い断面形状に変化する。これは図2(b)に示されるように、環状フィルタ70の内周面74がカップ状容器31に対向した状態から底面部33の上に露出するように変形するためで、これによってガスの流入面積が増大される。またこのような断面形状に環状フィルタ70が変形するため、内部のガス通過距離も長くできるので、濾過性能が高められる。
10 ハウジング
11 ディフューザシェル
12 天板
14 ガス排出口
21 クロージャシェル
22 底板
30 点火手段室
31 カップ状容器
33 カップ状容器底面部
50 筒状部材
60 リテーナ
70 環状フィルタ
11 ディフューザシェル
12 天板
14 ガス排出口
21 クロージャシェル
22 底板
30 点火手段室
31 カップ状容器
33 カップ状容器底面部
50 筒状部材
60 リテーナ
70 環状フィルタ
Claims (5)
- 天板とガス排出口が形成された上部周壁板を有するディフューザシェルと、底板と下部周壁板を有するクロージャシェルが、前記上部周壁板と下部周壁板が接合一体化されてなるハウジングで外殻が形成されており、
前記ハウジング内には、
前記クロージャシェル底板の中央部に配置された、カップ状容器内に点火手段が収容された点火手段室と、
前記点火手段室の周囲に形成されたガス発生剤が充填された燃焼室と、
前記天板に面するように配置された環状フィルタと、
前記環状フィルタを支持するリテーナを有しており、
前記リテーナが、
環状底面と、前記環状底面の外周縁から少なくとも前記ハウジングの軸方向に延ばされた筒状壁面を有し、
前記環状底面により前記環状フィルタの下面の少なくとも一部が支持され、前記フィルタの外周面から前記ガス排出口に連通する燃焼ガス通路が形成されており、
前記筒状壁面が、前記上部周壁板及び前記下部周壁板からなる周壁板に対して直接又は間接に圧入された状態で固定されており、
前記カップ状容器が、その底面部が前記ディフューザシェルの天板に当接乃至は近接され、かつ前記底面部近傍の周壁部が前記環状フィルタの内周面に当接乃至は近接されるように配置されているものであり、
作動時において、前記ハウジングが前記ディフューザシェル天板と前記クロージャシェル底板の両方向に変形して、前記リテーナと前記環状フィルタの両方が前記ディフューザシェル天板に対して密着されるように移動したとき、燃焼ガスが前記環状フィルタを半径方向外側に向かって通過した後、前記燃焼ガス通路を通り、前記ガス排出口から排出される、ガス発生器。 - 前記リテーナは、前記筒状壁面が前記ディフューザシェルの天板側に延びており、その周縁部において周方向に凹凸を有しているものであり、
作動時において、前記ハウジングが前記ディフューザシェル天板と前記クロージャシェル底板の両方向に変形して、前記リテーナと前記環状フィルタの両方が前記ディフューザシェル天板側に移動したとき、
前記リテーナ筒状壁面の凸部分が前記ディフューザシェル天板に当接され、前記リテーナ筒状壁面の凹部分が燃焼ガス通路を形成する、請求項1記載のガス発生器。 - 前記ハウジング内において、
前記クロージャシェルの下部周壁板に圧入され、さらに前記ディフューザシェル天板との間及び上部周壁板に形成されたガス排出口との間に間隙が形成されるようにして筒状部材が配置されており、
前記筒状部材に対して前記リテーナが圧入固定されている、請求項1又は2記載のガス発生器。 - 前記環状フィルタの下面が前記リテーナの環状底面で支持され、前記環状フィルタの外周面が前記リテーナの筒状壁面により支持されており、
前記リテーナが、前記環状フィルタと面する環状底面の内周縁側に貫通孔を有しているものである、請求項1〜3のいずれか1項記載のガス発生器。 - 前記環状フィルタの内周面が、前記リテーナの環状底面よりも前記ハウジング中心軸側に突き出された状態で配置されている、請求項1〜4のいずれか1項記載のガス発生器。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012083534A JP5873373B2 (ja) | 2012-04-02 | 2012-04-02 | ガス発生器 |
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