JPH1095303A - エアバッグ用ガス発生器及びエアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ用ガス発生器及びエアバッグ装置

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JPH1095303A
JPH1095303A JP9205883A JP20588397A JPH1095303A JP H1095303 A JPH1095303 A JP H1095303A JP 9205883 A JP9205883 A JP 9205883A JP 20588397 A JP20588397 A JP 20588397A JP H1095303 A JPH1095303 A JP H1095303A
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JP
Japan
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shell
gas generator
gas
closure shell
housing
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Application number
JP9205883A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Katsuta
信行 勝田
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価かつ容易に製造できる小型・軽量のエア
バッグ用ガス発生器を提供すること。 【解決手段】 本ガス発生器は、夫々半径方向外側に延
在するフランジ部を有するディフューザシェルとクロー
ジャシェルからなるハウジング内に点火手段と、ガス発
生手段と、フィルタ手段とを含み、ディフューザシェル
のフランジ部とクロージャシェルのフランジ部とが接合
されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝撃から乗員を保
護するエアバッグ用ガス発生器、及びエアバッグ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエアバッグ用ガス発生器として、
鍛造により成形され3つの同心円筒を一体形成する円形
部を有するディフューザシェルと、同じく鍛造により成
形され前記3つの同心円筒に対応する接合部を一体形成
する円形部を有するクロージャシェルとからなるハウジ
ングを有するものがある。一番内側の円筒により点火手
段収容室が画成され、その外側の円筒により燃焼室が画
成され、そして一番外側の円筒によりクーラント・フィ
ルタ室が画成されている。点火手段収容室には点火器と
伝火薬からなる点火手段が配設され、燃焼室には点火手
段により点火されてガスを発生するガス発生剤が配設さ
れ、そしてクーラント・フィルタ室には燃焼ガスの冷却
と燃焼残渣の捕集を果たすクーラント・フィルタが配設
されている。
【0003】また、従来のエアバッグ用ガス発生器とし
て、図8に示すものがある。このガス発生器は、ディフ
ューザシェル101とクロージャシェル102とからな
るハウジング103を有し、このハウジング103は、
その外周部において多数のリベット106により剛性強
化され、またその中央部において互いに螺合するネジ部
材104及び105により剛性強化されている。
【0004】また、従来のエアバッグ用ガス発生器とし
て、実開昭50−156952号公報に開示されるもの
がある。これを図9に示す。このガス発生器は、上容器
107と下容器108と締結リング109を備え、上容
器107の接合部110と下容器108の接合部111
とが重ね合わされ、これら接合部が締結リング109の
凹部に突出して締結されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】鍛造品は金属組織が均
等で、ねばり強さが大きい反面、コストが高くなるとい
う欠点がある。また、多数の同心円筒を有する外殻部材
を鍛造により成形した場合には、円形部が平坦となら
ず、そのため切削加工を必要とし、そのために製作工程
が多くなり、コストも増大する。また、上記従来のガス
発生器においては、燃焼室の外側にクーラント・フィル
タ室が画成される構造のため、ガス発生器の径が拡大
し、そのためにガス発生器の大型化・重量化を招く結果
となっている。更に、3つの同心円筒を有する上記従来
のガス発生器においては、ディフューザシェル、及びク
ロージャシェルの形状が複雑となり、そのためにガス発
生器の製造が煩雑となりまたコスト高の要因にもなって
いる。
【0006】また、図8に示す上記従来のガス発生器に
おいては、ハウジングの周方向に配設される多数のリベ
ットと、互いに螺合するネジ部材を備えているために、
ガス発生器の重量が増大し、またガス発生器の径が拡大
し、更に部品点数も増えるなどの問題点を有している。
【0007】また、図9に示す上記従来のガス発生器に
おいては、曲状に形成される接合部110及び111
と、凹状に形成される締結リング109とを有し、その
ために締結構造が複雑となり、またガス発生器の重量が
増大し軽量化が困難であるといった問題点を有してい
る。
【0008】よって本発明は、上記従来技術の有する問
題点を解消する新規なエアバッグ用ガス発生器、及びエ
アバッグ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のエアバッグ用ガ
ス発生器は、加工された孔部を有しない第1の円形部
と、該第1の円形部の外周部に形成され複数個のガス排
出口を有する周壁部と、該周壁部の先端部に半径方向外
側に延在するフランジ部とを有するディフューザシェル
と、該ディフューザシェルと共に空間を形成し、第2の
円形部と、該第2の円形部の中央部に形成される中央孔
及び該第2の円形部の外周部に形成される周壁部と、該
周壁部の先端部に半径方向外側に延在するフランジ部と
を有するクロージャシェルからなるハウジングと、前記
空間内に前記クロージャシェルの中央孔に配設される点
火手段と、前記空間に前記点火手段を囲繞して配設され
前記点火手段により点火されて燃焼ガスを発生するガス
発生手段と、前記ガス発生手段を内部に収容し且つ前記
空間の内周壁の内側に配設されて前記燃焼ガスの冷却及
び燃焼残渣の捕集を果たすフィルタ手段とを含み、前記
ディフューザシェルのフランジ部と前記クロージャシェ
ルのフランジ部とが接合されていることを特徴とする。
【0010】そして、前記ディフューザシェルと前記ク
ロージャシェルは、それぞれ、板をプレス成形してなる
ことが好ましい。
【0011】また、前記ディフューザシェルのフランジ
部は、パットモジュールの取付金具への取付部を有する
ことが好ましい。
【0012】また、ディフューザシェルの前記フランジ
部とクロージャシェルの前記フランジ部が溶接により接
合されることが好ましい。
【0013】ディフューザシェルの前記第1の円形部及
びクロージャシェルの前記第2の円形部の双方又はいず
れか一方にリブ状補強体及び補強段部の双方又はいずれ
か一方が形成されることが好ましい。
【0014】クロージャシェルの前記中央孔は、その孔
縁部に前記点火手段を配設する軸方向曲折部を有するこ
とができる。
【0015】また、前記ハウジングの軸方向中央横断面
上の位置又はその近辺でディフューザシェルの前記フラ
ンジ部とクロージャシェルの前記フランジ部とがかさね
合わされ接合されることが好ましい。
【0016】前記ディフューザシェルと前記クロージャ
シェルは、それぞれ、厚さ1.2〜3.0mmの金属板
からなることができる。
【0017】そして、前記金属板がステンレス鋼板、ニ
ッケルメッキ鋼板、及びアルミニウム合金板のいずれか
であることが好ましい。
【0018】また、前記ディフューザシェルと前記クロ
ージャシェルは、それぞれ、45〜75mmの外径を有
することが好ましい。
【0019】更に、前記ディフューザシェルの上面から
前記クロージャシェルの底面までの高さが25〜40m
mであることが好ましい。
【0020】前記ハウジング内には、管よりなり前記ク
ロージャシェルの中央孔と同心円に配置され、内部に点
火手段用中空室を形成する中央筒部材を配設することも
できる。
【0021】本発明のエアバッグ装置は、以下のものか
らなる。
【0022】すなわち、請求項1記載のガス発生器と、
衝撃を感知しその感知信号を出力する衝撃センサと、前
記感知信号を入力し前記ガス発生器の点火手段に作動信
号を出力するコントロールユニットと、前記ガス発生器
で発生するガスを導入して膨張するエアバッグと、前記
エアバッグを収容するモジュールケースからなる。
【0023】そして、前記ディフューザシェルと前記ク
ロージャシェルは、それぞれ、板をプレス成形してなる
ことが好ましい。
【0024】また、前記ディフューザシェルのフランジ
部は、パットモジュールの取付金具への取付部を有する
ことが好ましい。
【0025】また、ディフューザシェルの前記フランジ
部とクロージャシェルの前記フランジ部が溶接により接
合されることが好ましい。
【0026】ディフューザシェルの前記第1の円形部及
びクロージャシェルの前記第2の円形部の双方又はいず
れか一方にリブ状補強体及び補強段部の双方又はいずれ
か一方が形成されることが好ましい。
【0027】また、クロージャシェルの前記中央孔は、
その孔縁部に前記点火手段を配設する軸方向曲折部を有
することが好ましい。
【0028】前記ハウジングの軸方向中央横断面上の位
置又はその近辺でディフューザシェルの前記フランジ部
とクロージャシェルの前記フランジ部とがかさね合わさ
れ接合されることが好ましい。
【0029】また、前記ディフューザシェルと前記クロ
ージャシェルは、それぞれ、厚さ1.2〜3.0mmの
金属板からなることができる。
【0030】そして、前記金属板がステンレス鋼板、ニ
ッケルメッキ鋼板、及びアルミニウム合金板のいずれか
であることが好ましい。
【0031】また、前記ディフューザシェルと前記クロ
ージャシェルは、それぞれ、45〜75mmの外径を有
することが好ましい。
【0032】また、前記ディフューザシェルの上面から
前記クロージャシェルの底面までの高さが25〜40m
mであることが好ましい。
【0033】本発明のガス発生器において、ディフュー
ザシェルとクロージャシェルは、ともに円筒形の単純、
簡単な形状を有するので、プレス成形が容易である。ま
た本ガス発生器において、接合されるディフューザシェ
ルとクロージャシェルのフランジ部は、ハウジング、特
にその外周壁に剛性を与える。これによりガス圧による
ハウジングの変形が阻止される。更に本ガス発生器にお
いて、ディフューザシェルはフランジ部を有し、このフ
ランジ部は、ガス発生器を含むパッドモジュールを固定
する取付金具の下側に位置するので、万が一溶接部が破
損してもエアバッグ側、すなわち乗員側に危害が及ぶ危
険性を回避できる。ディフューザシェルとクロージャシ
ェルは、それぞれ、板をプレス成形してなることがで
き、これにより、ディフューザシェルとクロージャシェ
ルの製造が容易になると共に、製造コストの低減も達成
される。プレス成形に代わり、ディフューザシェルとク
ロージャシェルをアルミニウム合金を使用して鋳造によ
り成形することができる。
【0034】ディフューザシェル、クロージャシェルの
円形部に配設される上記リブ状補強体、補強段部は、ハ
ウジング、特に当該円形部に剛性を与える。これにより
ガス圧によるハウジングの変形が阻止される。また、デ
ィフューザシェルとクロージャシェルの両円形部間に溶
接などにより当該両円形部に接合される棒体を配設する
ことができる。これにより、ハウジングの上下方向の変
形が阻止される。
【0035】ディフューザシェルとクロージャシェル
は、ガス発生器のハウジングを形成し、それぞれ、厚さ
1.2〜3.0mmのステンレス鋼板からなり、45〜
75mmの外径を有することが好ましい。この外径は、
より好ましくは50〜70mmとする。ディフューザシ
ェルとクロージャシェルを各種溶接法、例えば電子ビー
ム溶接、レーザ溶接、ティグ溶接、プロゼクション溶接
などにより接合することができる。ディフューザシェル
とクロージャシェルの材料に関し、ステンレス鋼板に代
わり鋼板にニッケルメッキを施したものを使用してもよ
い。ディフューザシェルのガス排出口を、1.5〜4.
5mm又は2〜5mmの直径とし、合計16〜24個又
は12〜20個を周方向に配置することができる。ま
た、ハウジングの全高(ディフューザシェルの上面から
クロージャシェルの底面までの高さ)を25〜40mm
とすることが好ましい。
【0036】本ガス発生器に使用するガス発生手段とし
ては、従来から広く使用されている無機アジド、特にア
ジ化ナトリウムに基づくもの、例えばアジ化ソーダと酸
化銅の当量混合物も使用し得るが、安全性等の面で非ア
ジド系ガス発生剤を使用する方が有利である。非アジド
系ガス発生剤組成物としては種々のものが提案されてい
る。例えば、テトラゾール、トリアゾール、又はこれら
の金属塩等の含窒素有機化合物とアルカリ金属硝酸塩等
の酸素含有酸化剤を主成分とするもの、トリアミノグア
ニジン硝酸塩、カルボヒドラジッド、ニトログアニジン
等を燃料及び窒素源とし、酸化剤としてアルカリ金属又
はアルカリ土類金属の硝酸塩、塩素酸塩、過塩素酸塩な
どを使用した組成物などが知られており、何れも本発明
においてガス発生剤として使用し得るが、これらに限定
されるものではなく、燃焼速度、非毒性及び燃焼温度の
要求に応じて適当に選定される。ガス発生剤は、ペレッ
ト状、ウエハー状、中空円柱状、多孔体状又はディスク
状等の適当な形状に於いて使用される。
【0037】フィルタ手段は、平編の金網を半径方向に
重ね、半径方向及び軸方向に圧縮して成形したものから
なることができる。このようにして成形されたフィルタ
手段は、空隙構造が複雑となり、優れた捕集効果を有す
る。そのために、冷却機能と捕集機能を兼ね備えたクー
ラント/フィルタ一体型のフィルタ手段が実現できる。
より具体的には、平編のステンレス鋼製金網を円筒体に
形成し、この円筒体の一端部を外側に繰り返し折り曲げ
て環状の積層体を形成し、この積層体を型内で圧縮成形
することによりフィルタ手段を成形することができる。
あるいは、平編のステンレス鋼製金網を円筒体に形成
し、この円筒体を半径方向に押圧して板体を形成し、こ
の板体を筒状に多重に巻回して積層体を形成し、この積
層体を型内で圧縮成形することによってもフィルタ手段
を成形することができる。金網の材料であるステンレス
鋼は、SUS304、SUS310S、SUS316
(JIS規格記号)などを使用することができる。SU
S304(18Cr−8Ni−0.06C)は、オース
テナイト系ステンレス鋼として優れた耐食性を示す。
【0038】フィルタ手段はまた、その内側又は外側に
積層金網体からなる層を有する二重構造とすることがで
きる。内側の層は、フィルタ手段に向け噴出される点火
手段の火炎、及びこの火炎により点火されて燃焼するガ
ス発生手段の燃焼ガスに対しフィルタ手段を保護するフ
ィルタ手段保護機能を有することができる。また外側の
層は、ガス発生器作動時にガス圧によりフィルタ手段が
膨出してこのフィルタ手段とハウジングの外周壁間に形
成される間隙を塞ぐことのないように、フィルタ手段の
膨出を抑止する抑止手段として機能することができる。
なお、このフィルタ手段の膨出を抑止する機能に関して
は、該フィルタ手段の外周を、積層金網体、多孔円筒体
又は環状ベルト体等からなる外層で支持することによっ
ても実現可能である。
【0039】フィルタ手段は、40〜65mmの外径、
30〜55mmの内径、及び19〜37.6mmの高さ
を有することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0041】図1は、本発明のエアバッグ用ガス発生器
の断面図である。本実施例は、主にハウジング外径が7
0mm前後のガス発生器として有効である。本ガス発生
器は、ディフューザシェル1とクロージャシェル2から
なるハウジング3と、このハウジング3内の収容空間に
配設される点火手段、すなわち点火器4及び伝火薬5
と、これらにより点火されて燃焼ガスを発生するガス発
生手段、すなわち固形ガス発生剤6と、そしてこれらガ
ス発生剤6を収容する燃焼室28を画成するフィルタ手
段、すなわちクーラント・フィルタ7とを含んでいる。
【0042】ディフューザシェル1は、ステンレス鋼板
をプレスにより成形してなり、第1の円形部12と、こ
の円形部12の外周部に形成される周壁部10と、この
周壁部10の先端部に半径方向外側に延在するフランジ
部19を有している。周壁部10に本実施例では3mm
径のガス排出口11が周方向に18個等間隔に配設され
ている。ガス排出口の配設に関しては、その他にも、図
面には示さないが、円形部12に、その周方向に配置さ
せて形成するか、或いは円形部12と周壁部10との双
方に形成することができる。このディフューザシェル1
は、その円形部12の中央部に補強段部49により外側
に突出した突出円形部13が形成され、補強段部49
は、ハウジング、特にその天井部を形成するディフュー
ザシェル円形部12に剛性を与えると共に、収容空間の
容積増大を果たしている。突出円形部13と点火器4の
間に伝火薬5を収容する伝火薬容器53が挟持されてい
る。ディフューザシェルのフランジ部19は、図2に示
すように、パットモジュールの取付金具への取付部98
を有している。この取付部98は、フランジ部19の周
方向に90度の間隔をおいて配設されており、ねじボル
ト用の取付孔99を有している。クロージャシェル側の
フランジ部20の外形を図2に点線で示してある。な
お、フランジの形状は図11に示すように所定間隔(図
11中では90度毎に)で半径方向に突起する様に形成
することもできる。
【0043】クロージャシェル2は、ステンレス鋼板を
プレスにより成形してなり、第2の円形部30と、その
中央部に形成される中央孔15と、前記円形部30の外
周部に形成される周壁部47と、この周壁部47の先端
部に半径方向外側に延在するフランジ部20を有してい
る。中央孔15はその孔縁部に軸方向曲折部14を有し
ている。この曲折部14は、中央孔15の孔縁部に剛性
を与えると共に、中央筒部材16との間に比較的大きな
接合面を提供している。この中央孔15に嵌合して中央
筒部材16が配置され、この中央筒部材16の一端側端
面17は曲折部14の端面18と面一になっている。
【0044】ディフューザシェル1とクロージャシェル
2は、ハウジング3の軸方向中央横断面上の位置近辺で
ディフューザシェルのフランジ部19とクロージャシェ
ルのフランジ部20とがかさね合わされ、レーザ溶接2
1がされ、両者は接合されてハウジング3を形成してい
る。これらフランジ部19、20は、ハウジング、特に
その外周壁8に剛性を与え、ガス圧によるハウジングの
変形を阻止している。
【0045】中央筒部材16は両端が開放したステンレ
ス鋼管よりなり、その他端側は電子ビーム溶接22によ
りディフューザシェルの突出円形部13に固定されてい
る。ビーム溶接22により該内筒部材16を該突出円形
部13に固定する際に、その溶接によって突出円形部1
3が変形し、該変形の度合いは殆ど同じであることか
ら、前記ディフューザシェルは、予めこの変形分を考慮
した形状に加工し、内筒部材16を溶接することによ
り、所望の形状となるように形成することもできる。こ
の中央筒部材16の内側に点火手段収容室23が形成さ
れ、この点火手段収容室23内に、センサ(図示せず)
からの信号により作動する点火器4と、この点火器4に
より着火される伝火薬5を充填した伝火薬容器53が配
設されている。この中央筒部材16は点火器用保持部材
24を有し、この保持部材24は、点火器4の軸方向移
動を規制する内向きフランジ部25と、点火器が嵌合し
中央筒部材16の内周面に固定される周壁部26と、か
しめにより前記内向きフランジ部25との間に点火器を
軸方向に固定するかしめ部27とからなっている。中央
筒部材16はまた、その他端側に貫通孔54を有してい
る。本実施例の場合、直径2.5mmの貫通孔が周方向
に6個等間隔に配設されており、該貫通孔54は、シー
ルテープ52’により塞がれている。
【0046】中央筒部材16は、厚さ1.2〜2.0m
m又は1.2〜3.0mmのステンレス鋼板を管状に丸
めて溶接した管よりなり、17〜20mm又は17〜2
2mmの外径を有することができる。このような溶接管
は、UOプレス方式(板をU形に成形した後、O形に成
形し、継目を溶接するもの)、または電縫管方式(板を
円形に成形し、継目に圧力を加えながら大電流を流して
抵抗熱で溶接するもの)などにより形成することができ
る。
【0047】クーラント・フィルタ7は、ガス発生剤6
を取り囲んで配設され、中央筒部材16の周囲に環状の
室、すなわち燃焼室28を画成している。このクーラン
ト・フィルタ7は、ステンレス鋼製平編の金網を半径方
向に重ね、半径方向及び軸方向に圧縮してなる。このク
ーラント・フィルタ7は、各層においてループ状の編目
が押し潰されたような形をしており、それが半径方向に
層をなしている。従って、クーラント・フィルタの空隙
構造が複雑となり、このクーラント・フィルタは優れた
捕集効果を有する。クーラント・フィルタ7の外側に
は、ガス発生器作動時にガス圧によりクーラント・フィ
ルタ7が膨出して間隙9を塞ぐことのないように、該ク
ーラント・フィルタ9の膨出を抑止する抑止手段として
機能する外層29が形成されている。この外層29は、
例えば、積層金網体を用いて形成する他、周壁面に複数
の貫通孔を有する多孔円筒状部材、或いは所定巾の帯状
部材を環状にしたベルト状抑止層を用いて形成すること
もできる。積層金網体を用いて外層9を形成した場合、
該外層29は冷却機能も有することができる。このクー
ラント・フィルタ7により、燃焼室28が画成されると
共に、燃焼室で発生した燃焼ガスが冷却され、そして燃
焼残渣が捕集される。このクーラント・フィルタは、図
1に示すように、ハウジング内の高さと略同じ高さに形
成して、燃焼室28を画成する他、図10に示すように
ハウジング内の高さよりも低く形成して、ハウジング内
に配設することができる。
【0048】即ち、図10に示すエアバッグ用ガス発生
器においては、クーラント・フィルタ307は、ハウジ
ング303内の高さよりも低くなるように、その軸方向
の長さを規制して形成され、ディフューザシェル301
側のガス排出口311近傍に、ディフューザシェル30
1内面との間に間隙309を確保した上で配設されてい
る。この様に形成されたクーラント・フィルタ307
は、その高さが図1に示すクーラント・フィルタ7より
も低くなることから、その重量を図1に示すクーラント
・フィルタ7と同等にするために、該クーラント・フィ
ルタ307は、その外径及び/又は内径が調節される。
このクーラント・フィルタ307の上側端部内面にはプ
レート部材332が、また底面外周にはプレート部材3
33がそれぞれ配設されている。プレート部材332
は、該クーラント・フィルタ307のディフューザシェ
ル301側端部からのショートパスを防止し、更に該ク
ーラント・フィルタ307の位置決めを行い、またプレ
ート部材333は間隙309内に燃焼ガスが直接流入す
るのを防ぐと共に、該クーラント・フィルタ307を挿
入後、ディフューザシェル301の周壁部310内面に
圧入することで、クーラント・フィルタ307を保持す
ることができる。プレート部材333でクーラント・フ
ィルタ307を支持した後、クロージャシェル302を
かぶせ、所定位置を溶接することで、該プレート部材3
33のクロージャシェル302側端部が該クロージャシ
ェル302の傾斜部331に当たり、クーラント・フィ
ルタ307の保持が確実となる。クーラント・フィルタ
を図10に示すように形成した場合には、図1に示すク
ーラント・フィルタ7よりも、クロージャシェル側によ
り多く空間を確保することができる。その結果、図1に
示すガス発生器と同量のガス発生剤を収容する場合に
は、両シェルの外径を保ったままガス発生器全体の高さ
を低減することができる。図10中、図1と略同じよう
な部材に関しては同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0049】図1に示すガス発生器では、クロージャシ
ェルの円形部30を取り囲んで周方向に傾斜部31が形
成され、この傾斜部31は、クーラント・フィルタ7の
移動を阻止する移動阻止手段として機能すると共に、ハ
ウジングの外周壁8とクーラント・フィルタ7間に間隙
を形成する手段としても機能している。
【0050】燃焼室28に固形ガス発生剤6が多数配設
されている。ガス発生剤6は中空円柱体をなしており、
この形状の故に、燃焼は外面及び内面で起こり、燃焼の
進行につれてガス発生剤全体の表面積はあまり変わらな
いという利点を有している。
【0051】クーラント・フィルタ7の上側端部にプレ
ート部材32が、また下側端部にプレート部材33がそ
れぞれ配設されている。プレート部材32は、クーラン
ト・フィルタ7の上側端部開口40を塞ぐ円形部36
と、この円形部36と一体に形成されクーラント・フィ
ルタの内周面41に当接する周壁部34とからなってい
る。円形部36は、前記中央筒部材16の外周に嵌合す
る中央孔35を有している。また周壁部34は、点火手
段の火炎用貫通孔54に対向して配置され、貫通孔54
付近のクーラント・フィルタ内周面41をカバーしてい
る。この周壁部34は、クーラント・フィルタ7に向け
噴出される火炎に対しクーラント・フィルタを保護する
と共に、噴炎の方向転換を図り火炎がガス発生剤6に十
分に回るようにする機能を有する。このプレート部材3
2は、半径方向移動に関し中央筒部材16に固定されて
おり、ガス発生器組立の際にクーラント・フィルタ7の
位置決め手段として機能すると共に、ガス発生器作動時
に燃焼ガスの圧力によりハウジングの内面37とクーラ
ント・フィルタ端面38間で隙間が生じた場合、この隙
間を通り燃焼ガスがクーラント・フィルタを通過しない
で通り抜ける、いわゆる燃焼ガスのショートパスを防止
するショートパス防止手段としても機能する。
【0052】プレート部材33は、クーラント・フィル
タ7の下側端部開口42を塞ぐ円形部50と、この円形
部50と一体に形成されクーラント・フィルタの内周面
41に当接する周壁部51とからなっている。円形部5
0は、中央筒部材16の外周に嵌合する中央孔39を有
し、充填ガス発生剤に当接してガス発生剤の移動を抑止
する。このプレート部材33は、弾性力により中央筒部
材16とクーラント・フィルタ7間に挟持され、クーラ
ント・フィルタの前記端面38と反対側の端面43にお
ける燃焼ガスのショートパスを防止すると共に、溶接の
際に、溶接防護板としても機能している。
【0053】ハウジングの外周壁8と、クーラント・フ
ィルタの外層29間に間隙9が形成されている。この間
隙9によりクーラント・フィルタ7の周囲に半径方向断
面が環状のガス通路が形成される。本実施例の場合、ガ
ス通路の半径方向断面積は一定であるが、例えばクーラ
ント・フィルタを円錐形に形成してガス排出口11に接
近するに従いガス通路の半径方向断面積が増大するよう
にすることもできる。この場合、ガス通路の半径方向断
面積は、平均値をとることができる。ガス通路の半径方
向断面における面積Stは、ディフューザシェルの各ガ
ス排出口11の開口面積Sの総和Atよりも大きくされ
ている。クーラント・フィルタ周囲のガス通路の存在に
より、燃焼ガスはクーラント・フィルタの全領域を通過
しガス通路に向かって進み、これによりクーラント・フ
ィルタの有効利用と燃焼ガスの効果的な冷却・浄化が達
成される。冷却・浄化された燃焼ガスは、上記ガス通路
を通ってディフューザシェルのガス排出口11に至る。
【0054】なお、本実施例ではハウジングの外周壁と
クーラント・フィルタ間に間隙が形成される例について
説明したが、この間隙はなくてもよい。
【0055】ハウジング3内に外部より湿気が侵入する
のを阻止するために、アルミニウムテープ52によりデ
ィフューザシェルのガス排出口11が塞がれている。
【0056】本ガス発生器を組み立てるときは、中央筒
部材16を接合したディフューザシェル1をその突出円
形部13を底にして置き、プレート部材32を中央筒部
材16に通し、プレート部材32の周壁部外側にクーラ
ント・フィルタ7を嵌合し、これによりクーラント・フ
ィルタ7の位置決めを行い、その内側に固形ガス発生剤
6を充填し、更にその上にプレート部材33を配設す
る。その後、クロージャシェルの中央孔15を中央筒部
材16に挿通してクロージャシェルのフランジ部20を
ディフューザシェルのフランジ部19にかさね、レーザ
溶接21及び44を行い、ディフューザシェル1とクロ
ージャシェル2、及びクロージャシェル2と中央筒部材
16を接合する。最後に、中央筒部材16内に伝火薬容
器53及び点火器4を挿入し、点火器用保持部材のかし
め部27をかしめてこれらを固定する。
【0057】このように構成された本ガス発生器におい
て、衝撃をセンサ(図示せず)が感知すると、その信号
が点火器4に送られて点火器4が作動し、これによって
伝火薬容器53内の伝火薬5が着火して高温の火炎を生
成する。この火炎は貫通孔54より噴出し、貫通孔54
付近のガス発生剤6に点火すると共に、周壁部34によ
り進路が曲げられて燃焼室下部のガス発生剤に点火す
る。これによりガス発生剤が燃焼して高温・高圧のガス
を生成し、この燃焼ガスは、クーラント・フィルタ7の
全領域を通過し、その間に効果的に冷却されまた燃焼残
渣が捕集され、冷却・浄化された燃焼ガスは、ガス通路
(間隙9)を通り、アルミニウムテープ52の壁を破っ
てガス排出口11より噴出し、エアバッグ(図示せず)
内に流入する。これによりエアバッグが膨張し、乗員と
堅い構造物の間にクッションを形成して衝撃から乗員を
保護する。ディフューザシェル円形部の上記段部49、
及びクロージャシェル円形部の上記曲折部14は、ハウ
ジングの天井部及び底部に剛性を与えてガス圧によるハ
ウジングの変形を阻止している。また、ハウジングの軸
方向中央横断面上の位置近辺でかさね合わされ接合され
ているフランジ部19及び20は、ハウジングの外周壁
8に剛性を与えてガス圧によるハウジングの変形を阻止
している。更に、クーラント・フィルタの端面で隙間が
生じた場合、上記プレート部材32及び33により燃焼
ガスのショートパスが防止される。
【0058】図3は、本発明の別の実施例のエアバッグ
用ガス発生器の断面図である。本実施例は、主にハウジ
ング外径が60mm前後のガス発生器として有効であ
る。本ガス発生器は、ディフューザシェル61とクロー
ジャシェル62からなるハウジング63と、このハウジ
ング63内の収容空間に配設される点火器64と、この
点火器64により点火されて燃焼ガスを発生する固形ガ
ス発生剤66と、そしてこれらガス発生剤66を収容す
る燃焼室84を画成するクーラント・フィルタ67とを
含んでいる。
【0059】ディフューザシェル61は、ステンレス鋼
板をプレスにより成形してなり、円形部78と、その外
周部に形成される周壁部76と、その先端部に半径方向
外側に延在するフランジ部86を有している。周壁部7
6にはガス排出口77が周方向に等間隔に複数個配設さ
れている。このディフューザシェル61は、その円形部
78に、図4に示すように、放射状に配置された複数
の、本実施例では6個の半径方向リブ状補強体79を有
している。これらリブ状補強体79は、ハウジング、特
にその天井部を形成するディフューザシェル円形部78
に剛性を与え、これによりハウジングがガス圧により変
形するのを阻止している。ディフューザシェルのフラン
ジ部86は、図4に示すように、パットモジュールの取
付金具への取付部97を有している。この取付部97
は、フランジ部86の周方向に90度の間隔をおいて配
設されており、ねじボルト用の取付孔112を有してい
る。
【0060】クロージャシェル62は、ステンレス鋼板
をプレスにより成形してなり、円形部71と、その外周
部に形成される周壁部72と、その先端部に半径方向外
側に延在するフランジ部87を有している。円形部71
は中央部に段部48により凹部73が形成され、この凹
部73の中央部に中央孔74が形成されている。この中
央孔74は、その孔縁部に軸方向曲折部75を有し、こ
の曲折部75は、点火器の胴部80が嵌合する内周面8
1と、点火器の鍔部82が係止する端面83を有してい
る。軸方向曲折部75の内周面81の構成により、比較
的大きなシール面が確保される。気密性確保のために、
点火器の胴部80と内周面81間にシーリング材を充填
することができ、また点火器の鍔部82と端面83間に
溶接を行うことができる。点火器の鍔部82が係止する
端面83は、燃焼室84内のガス圧により点火器64が
抜け出るのを防止している。段部48は、ハウジング、
特にその底部を形成するクロージャシェル円形部71に
剛性を与え、また凹部73は、点火器のコネクタ底面8
5を円形部71の外面よりも内側の位置においている。
また曲折部75は、中央孔74の孔縁部に剛性を与えて
いる。
【0061】ディフューザシェルのフランジ部86とク
ロージャシェルのフランジ部87とがハウジングの軸方
向中央横断面上の位置近辺でかさね合わされてレーザ溶
接88がされ、ディフューザシェル61とクロージャシ
ェル62は互いに接合されてハウジング63を形成して
いる。これらフランジ部86、87は、ハウジングの外
周壁68に剛性を与え、ガス圧によるハウジングの変形
を阻止している。
【0062】点火器64は、センサ(図示せず)からの
信号により作動する慣用の電気式点火器からなってい
る。電気式点火器は、機械的な機構を含まず構造が簡単
でかつ小型・軽量であるため、機械式の点火器よりも好
ましい。この点火器64(出力:10cc密閉圧力容器
内で300〜1500psi)には、図1の伝火薬容器
53に類するものが付随していない。これはガス発生剤
66の着火性、及び燃焼性が良いことによる。ガス発生
剤66は中空円柱体をなしており、この形状の故に、燃
焼は外面及び内面で起こり、燃焼の進行につれてガス発
生剤全体の表面積はあまり変わらないという利点を有し
ている。
【0063】クーラント・フィルタ67は、中央孔74
と同心に配置され、ハウジング63と共に燃焼室84を
画成している。このクーラント・フィルタ67は、ステ
ンレス鋼製平編の金網を半径方向に重ね、半径方向及び
軸方向に圧縮してなる。このクーラント・フィルタ67
により、燃焼室84が画成されると共に、燃焼室で発生
した燃焼ガスが冷却され、そして燃焼残渣が捕集され
る。このクーラント・フィルタ67の外側に積層金網体
からなる外層89が形成されている。この外層89は、
クーラント・フィルタの補強とガス冷却を兼ねている。
【0064】クロージャシェルはプレス成形されている
ので、その円形部71を取り囲んで周方向に傾斜部90
が必然的に形成され、この傾斜部90は、クーラント・
フィルタ67の位置決め乃至は移動を阻止する手段とし
て機能すると共に、ハウジングの外周壁68と、クーラ
ント・フィルタの外層89間に間隙69を形成する手段
としても機能している。
【0065】燃焼室84に中空円柱体の固形ガス発生剤
66が多数配設されている。ガス発生剤66は、直接、
燃焼室内の空間に充填され点火器64に隣接して配設さ
れ、クーラント・フィルタ67の一側端部開口45を塞
ぐプレート部材の円形部92によりその移動が規制され
ている。プレート部材91は、前記円形部92と、クー
ラント・フィルタ67の一側端部の内周面に当接して該
内周面をカバーする、前記円形部92と一体の周壁部9
3を有している。このプレート部材91により、クーラ
ント・フィルタの一側端面94とディフューザシェル円
形部78の内面間の燃焼ガスのショートパスが防止され
る。プレート部材91が配設されないクーラント・フィ
ルタ他側端部における端面95は、溶接によりハウジン
グ内面46に固定されている。これにより端面95にお
けるショートパスが防止される。溶接を行うことによ
り、通常、クーラント・フィルタ端面とハウジング内面
間に配設される、例えばシリコンゴムからなる難燃性で
弾力性を有するパッキンが不要となる。
【0066】ハウジングの外周壁68と、クーラント・
フィルタの外層89間に間隙69が形成されており、こ
の間隙69によりクーラント・フィルタ67の周囲に半
径方向断面が環状のガス通路が形成されている。図1に
示すガス発生器と同様に、ガス通路の半径方向断面にお
ける面積は、ディフューザシェルの各ガス排出口77の
開口面積の総和よりも大きくされている。クーラント・
フィルタ周囲のガス通路の存在により、燃焼ガスはクー
ラント・フィルタの全領域を通過しガス通路に向かって
進み、これによりクーラント・フィルタの有効利用と燃
焼ガスの効果的な冷却・浄化が達成される。冷却・浄化
された燃焼ガスは、上記ガス通路を通ってディフューザ
シェルのガス排出口77に至る。ハウジング63内に外
部より湿気が侵入するのを阻止するために、アルミニウ
ムテープ96によりディフューザシェルのガス排出口7
7がハウジング内側より塞がれている。
【0067】本ガス発生器を組み立てるときは、クロー
ジャシェルの円形部71を底にしてクロージャシェル6
2を置き、その中央孔74に点火器64を配設する。次
に、クーラント・フィルタ67を配設し、その内側に固
形ガス発生剤66を充填し、更にその上にプレート部材
91を配設する。最後に、ディフューザシェルのフラン
ジ部86をクロージャシェルのフランジ部87にかさ
ね、レーザ溶接88を行い、ディフューザシェル61と
クロージャシェル62を接合する。
【0068】このように構成された本ガス発生器におい
て、衝撃をセンサ(図示せず)が感知すると、その信号
が点火器64に送られて点火器64が作動し、これによ
って燃焼室84内のガス発生剤66に点火する。これに
よりガス発生剤が燃焼して高温・高圧のガスを生成し、
この燃焼ガスはクーラント・フィルタ67の全領域より
クーラント・フィルタ67に入り、クーラント・フィル
タ67を通過する間に冷却されまた燃焼残渣が捕集され
る。冷却・浄化された燃焼ガスは、間隙69により形成
されるガス通路を通り、アルミニウムテープ96の壁を
破ってガス排出口77より噴出し、エアバッグ(図示せ
ず)内に流入する。これによりエアバッグは膨張して乗
員と堅い構造物の間にクッションを形成し、衝撃から乗
員を保護する。ディフューザシェル円形部の上記リブ状
体79、及びクロージャシェル円形部の上記段部48並
びに曲折部75は、ハウジングの天井部及び底部に剛性
を与えてガス圧によるハウジングの変形を阻止してい
る。また、ハウジングの軸方向中央横断面上の位置近辺
でかさね合わされ接合されているフランジ部86及び8
7は、ハウジングの外周壁68に剛性を与えてガス圧に
よるハウジングの変形を阻止している。更に、クーラン
ト・フィルタの端面で隙間が生じた場合、上記プレート
部材91により燃焼ガスのショートパスが防止される。
また、反対側の端面95は、溶接によりハウジング内面
に固定されているために、両者間に隙間は生じない。
【0069】図5は、図1のガス発生器と類似してお
り、ディフューザシェル1′とクロージャシェル2′を
アルミニウム合金を使用して鋳造により成形した例を示
す。ディフューザシェル1′は、円形部12′と、これ
と一体に形成される中央筒部16′と、円形部12′の
外周部に形成される周壁部10′と、その先端部に半径
方向外側に延在するフランジ部19′を有している。ま
た、クロージャシェル2′は、円形部30′と、その中
央部に形成される中央孔15′と、前記円形部30′の
外周部に形成される周壁部47′と、この周壁部47′
の先端部に半径方向外側に延在するフランジ部20′を
有している。中央孔15′は前記中央筒部16′の外周
に嵌合し、ディフューザシェルのフランジ部19′とク
ロージャシェルのフランジ部20′とがかさね合わさ
れ、レーザ溶接21′がされ、ディフューザシェルとク
ロージャシェルは接合されてハウジング3′を形成して
いる。なお、図1と同一の部材は、同一の符号を付けて
説明を省略する。
【0070】図6は、図3のガス発生器と類似してお
り、ディフューザシェル61′とクロージャシェル6
2′をアルミニウム合金を使用して鋳造により成形した
例を示す。ディフューザシェル61′は、円形部78′
と、その外周部に形成される周壁部76′と、その先端
部に半径方向外側に延在するフランジ部86′を有して
いる。クロージャシェル62′は、円形部71′と、そ
の外周部に形成される周壁部72′と、その先端部に半
径方向外側に延在するフランジ部87′を有している。
円形部71′の中央部に中央孔74′が形成されてい
る。この中央孔74′に点火器64の胴部80が嵌合
し、また点火器64の鍔部82はクロージャシェル円形
部71′の内面129に係止している。ディフューザシ
ェルのフランジ部86′とクロージャシェルのフランジ
部87′とがかさね合わされてレーザ溶接88′がさ
れ、ディフューザシェル61′とクロージャシェル6
2′は互いに接合されてハウジング63′を形成してい
る。
【0071】図7に、本発明のガス発生器を有するエア
バッグ装置の例を示す。このエアバッグ装置は、ガス発
生器200と、衝撃センサ201と、コントロールユニ
ット202と、モジュールケース203と、そしてエア
バッグ204からなっている。
【0072】ガス発生器200は、図1に基づいて説明
したガス発生器が使用されている。
【0073】衝撃センサ201は、例えば半導体式加速
度センサからなることができる。この半導体式加速度セ
ンサは、加速度が加わるとたわむようにされたシリコン
基板のビーム上に4個の半導体ひずみゲージが形成さ
れ、これら半導体ひずみゲージはブリッジ接続されてい
る。加速度が加わるとビームがたわみ、表面にひずみが
発生する。このひずみにより半導体ひずみゲージの抵抗
が変化し、その抵抗変化を加速度に比例した電圧信号と
して検出するようになっている。
【0074】コントロールユニット202は、点火判定
回路を備えており、この点火判定回路に前記半導体式加
速度センサからの信号が入力するようになっている。セ
ンサからの衝撃信号がある値を越えた時点でコントロー
ルユニット202は演算を開始し、演算した結果がある
値を越えたときガス発生器200の点火器4に作動信号
を出力する。
【0075】モジュールケース203は、例えばポリウ
レタンから形成され、モジュールカバー205を含んで
いる。このモジュールケース203内にエアバッグ20
4及びガス発生器200が収容されてパッドモジュール
として構成され、このパッドモジュールは自動車のステ
アリングホイール207に取り付けられている。
【0076】エアバッグ204は、ナイロン(例えばナ
イロン66)、またはポリエステルなどから形成され、
その袋口206がガス発生器のガス排出口を取り囲み、
折り畳まれた状態でガス発生器のフランジ部に固定され
ている。
【0077】自動車の衝突時に衝撃を半導体式加速度セ
ンサ201が感知すると、その信号がコントロールユニ
ット202に送られ、センサからの衝撃信号がある値を
越えた時点でコントロールユニット202は演算を開始
し、演算した結果がある値を越えたときガス発生器20
0の点火器4に作動信号を出力する。これにより点火器
4が作動してガス発生剤に点火しガス発生剤は燃焼して
ガスを生成する。このガスはエアバッグ204内に噴出
し、これによりエアバッグはモジュールカバー205を
破って膨出し、ステアリングホイール207と乗員の間
に衝撃を吸収するクッションを形成する。
【0078】
【発明の効果】本発明のガス発生器においては、そのフ
ランジ部の構成により、ガス発生器作動時におけるハウ
ジングの変形が阻止され、そのためにガス発生手段の正
常な燃焼、及び燃焼ガスの正常な流れなどが保証される
と共に、ハウジングの薄肉化が達成され、小型、軽量の
ガス発生器が実現できる。
【0079】また、ディフューザシェルにフランジ部を
有する本ガス発生器は、万が一溶接部が破損してもエア
バッグ側、すなわち乗員側に危害が及ぶ危険性を回避で
きる。
【0080】ディフューザシェルとクロージャシェルを
プレスにより成形することにより、製造コストの低減が
達成されると共に、ディフューザシェルとクロージャシ
ェルの製造も容易になる。
【0081】ディフューザシェルの円形部及びクロージ
ャシェルの円形部の双方又はいずれか一方にリブ状補強
体及び補強段部の双方又はいずれか一方を設けることに
より、ガス発生器作動時のハウジング、特にその円形部
の変形が阻止される。その結果、円形部内面とフィルタ
手段端面間で燃焼ガスのショートパスが防止され、エア
バッグの正常な展開が常に確保されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のガス発生器の断面図。
【図2】同ガス発生器の平面図。
【図3】本発明の別の実施例のガス発生器の断面図。
【図4】同ガス発生器の平面図。
【図5】本発明の更に別の実施例のガス発生器の半断面
図。
【図6】本発明の更にまた別の実施例のガス発生器の部
分断面図。
【図7】本発明のエアバッグ装置の構成図。
【図8】従来のガス発生器の半断面図。
【図9】従来のガス発生器の断面図。
【図10】本発明の別の実施例のガス発生器の断面図。
【図11】本発明の更に別の実施例のガス発生器の平面
図。
【符号の説明】 1 ディフューザシェル 2 クロージャシェル 3 ハウジング 4 点火器 6 ガス発生剤 7 クーラント・フィルタ 8 外周壁 9 間隙 10 周壁部 11 ガス排出口 12 円形部 15 中央孔 19 フランジ部 20 フランジ部 28 燃焼室 30 円形部 47 周壁部 49 補強段部 79 リブ状補強体

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工された孔部を有しない第1の円形部
    と、該円形部の外周部に形成され複数個のガス排出口を
    有する周壁部と、該周壁部の先端部に半径方向外側に延
    在するフランジ部とを有するディフューザシェルと、該
    ディフューザシェルと共に空間を形成し、第2の円形部
    と、該第2の円形部の中央部に形成される中央孔及び該
    第2の円形部の外周部に形成される周壁部と、該周壁部
    の先端部に半径方向外側に延在するフランジ部とを有す
    るクロージャシェルからなるハウジングと、 前記空間内に前記クロージャシェルの中央孔に配設され
    る点火手段と、 前記空間に前記点火手段を囲繞して配設され前記点火手
    段により点火されて燃焼ガスを発生するガス発生手段
    と、 前記ガス発生手段を内部に収容し且つ前記空間の内周壁
    の内側に配設されて前記燃焼ガスの冷却及び燃焼残渣の
    捕集を果たすフィルタ手段とを含み、 前記ディフューザシェルのフランジ部と前記クロージャ
    シェルのフランジ部とが接合されていることを特徴とす
    るエアバッグ用ガス発生器。
  2. 【請求項2】 前記ディフューザシェルと前記クロージ
    ャシェルは、それぞれ、板をプレス成形してなる請求項
    1記載のエアバッグ用ガス発生器。
  3. 【請求項3】 前記ディフューザシェルのフランジ部
    は、パットモジュールの取付金具への取付部を有する請
    求項1又は2記載のエアバッグ用ガス発生器。
  4. 【請求項4】 ディフューザシェルの前記フランジ部と
    クロージャシェルの前記フランジ部が溶接により接合さ
    れる請求項1〜3のいずれか1項記載のエアバッグ用ガ
    ス発生器。
  5. 【請求項5】 ディフューザシェルの前記第1の円形部
    及びクロージャシェルの前記第2の円形部の双方又はい
    ずれか一方にリブ状補強体及び補強段部の双方又はいず
    れか一方が形成される請求項1〜4のいずれか1項記載
    のエアバッグ用ガス発生器。
  6. 【請求項6】 クロージャシェルの前記中央孔は、その
    孔縁部に前記点火手段を配設する軸方向曲折部を有する
    請求項1〜5のいずれか1項記載のエアバッグ用ガス発
    生器。
  7. 【請求項7】 前記ハウジングの軸方向中央横断面上の
    位置又はその近辺でディフューザシェルの前記フランジ
    部とクロージャシェルの前記フランジ部とがかさね合わ
    され接合される請求項1〜6のいずれか1項記載のエア
    バッグ用ガス発生器。
  8. 【請求項8】 前記ディフューザシェルと前記クロージ
    ャシェルは、それぞれ、厚さ1.2〜3.0mmの金属
    板からなる請求項1〜7のいずれか1項記載のエアバッ
    グ用ガス発生器。
  9. 【請求項9】 前記金属板がステンレス鋼板、ニッケル
    メッキ鋼板、及びアルミニウム合金板のいずれかである
    請求項8記載のエアバッグ用ガス発生器。
  10. 【請求項10】 前記ディフューザシェルと前記クロー
    ジャシェルは、それぞれ、45〜75mmの外径を有す
    る請求項1〜9のいずれか1項記載のエアバッグ用ガス
    発生器。
  11. 【請求項11】 前記ディフューザシェルの上面から前
    記クロージャシェルの底面までの高さが25〜40mm
    である請求項1〜10のいずれか1項記載のエアバッグ
    用ガス発生器。
  12. 【請求項12】 請求項1記載のガス発生器と、 衝撃を感知しその感知信号を出力する衝撃センサと、 前記感知信号を入力し前記ガス発生器の点火手段に作動
    信号を出力するコントロールユニットと、 前記ガス発生器で発生するガスを導入して膨張するエア
    バッグと、 前記エアバッグを収容するモジュールケースからなるエ
    アバッグ装置。
  13. 【請求項13】 前記ディフューザシェルと前記クロー
    ジャシェルは、それぞれ、板をプレス成形してなる請求
    項12記載のエアバッグ装置。
  14. 【請求項14】 前記ディフューザシェルのフランジ部
    は、パットモジュールの取付金具への取付部を有する請
    求項12又は13記載のエアバッグ装置。
  15. 【請求項15】 ディフューザシェルの前記フランジ部
    とクロージャシェルの前記フランジ部が溶接により接合
    される請求項12〜14のいずれか1項記載のエアバッ
    グ装置。
  16. 【請求項16】 ディフューザシェルの前記第1の円形
    部及びクロージャシェルの前記第2の円形部の双方又は
    いずれか一方にリブ状補強体及び補強段部の双方又はい
    ずれか一方が形成される請求項12〜15のいずれか1
    項記載のエアバッグ装置。
  17. 【請求項17】 クロージャシェルの前記中央孔は、そ
    の孔縁部に前記点火手段を配設する軸方向曲折部を有す
    る請求項12〜16のいずれか1項記載のエアバッグ装
    置。
  18. 【請求項18】 前記ハウジングの軸方向中央横断面上
    の位置又はその近辺でディフューザシェルの前記フラン
    ジ部とクロージャシェルの前記フランジ部とがかさね合
    わされ接合される請求項12〜17のいずれか1項記載
    のエアバッグ装置。
  19. 【請求項19】 前記ディフューザシェルと前記クロー
    ジャシェルは、それぞれ、厚さ1.2〜3.0mmの金
    属板からなる請求項12〜18のいずれか1項記載のエ
    アバッグ装置。
  20. 【請求項20】 前記金属板がステンレス鋼板、ニッケ
    ルメッキ鋼板、及びアルミニウム合金板のいずれかであ
    る請求項19記載のエアバッグ装置。
  21. 【請求項21】 前記ディフューザシェルと前記クロー
    ジャシェルは、それぞれ、45〜75mmの外径を有す
    る請求項12〜20のいずれか1項記載のエアバッグ装
    置。
  22. 【請求項22】 前記ディフューザシェルの上面から前
    記クロージャシェルの底面までの高さが25〜40mm
    である請求項12〜21のいずれか1項記載のエアバッ
    グ装置。
  23. 【請求項23】 前記ハウジング内には、管よりなり前
    記クロージャシェルの中央孔と同心円に配置され、内部
    に点火手段用中空室を形成する中央筒部材が配設される
    請求項1〜11のいずれか1項記載のエアバッグ用ガス
    発生器。
  24. 【請求項24】 前記ハウジング内には、管よりなり前
    記クロージャシェルの中央孔と同心円に配置され、内部
    に点火手段用中空室を形成する中央筒部材が配設される
    請求項12〜22のいずれか1項記載のエアバッグ装
    置。
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