JP2000198409A - エアバッグ用ガス発生器及びそのク―ラント - Google Patents

エアバッグ用ガス発生器及びそのク―ラント

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JP2000198409A
JP2000198409A JP11313504A JP31350499A JP2000198409A JP 2000198409 A JP2000198409 A JP 2000198409A JP 11313504 A JP11313504 A JP 11313504A JP 31350499 A JP31350499 A JP 31350499A JP 2000198409 A JP2000198409 A JP 2000198409A
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gas
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porous plate
coolant
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English (en)
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Takefumi Watase
健文 渡瀬
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Daicel Chemical Industries Ltd
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  • Air Bags (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】十分な強度を有しながらも、製造容易であっ
て、且つ安価に製造可能とした、エアバッグ用ガス発生
器に用いられる多孔状の部材を提供すること、及びこれ
ら有利な部材を用いて安価に製造可能としたガス発生器
を提供することを目的とする。 【解決手段】複数のガス排出口を有する筒状のハウジン
グ内に、衝撃によって作動する点火手段と、該点火手段
によって着火・燃焼されて燃焼ガスを発生するガス発生
手段とを含んで収容してなり、更に該ハウジング内に
は、エキスパンドメタル等の多孔状板部材を環状に巻回
して筒状に形成した多孔状板部材成形体を同軸上に配置
していることを特徴とするエアバッグ用ガス発生器とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝撃から乗員を保
護するエアバッグ用ガス発生器、及びこのエアバッグ用
ガス発生器に適したクーラント、並びにこのエアバッグ
用ガス発生器を用いて構成されるエアバッグ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】衝突の衝撃から乗員を保護する目的で自
動車等の車両にはエアバッグ装置が装着されている。こ
のエアバッグ装置は、センサが衝撃を感知するとガス発
生器を作動させ、そして乗員と車両との間にクッション
(エアバッグ)を形成する。
【0003】このガス発生器は、衝撃センサが衝撃を感
知することにより作動して、エアバッグ(袋体)を膨張
させるための作動ガスを放出するものである。この作動
ガスは、通常、ガス発生器のハウジング内に収容された
クーラント手段等により冷却及び/又は浄化された後、
該ハウジングのガス排出口から放出され、エアバッグ内
に導入される。ガス発生器内で発生した燃焼ガスは、ク
ーラント手段を通過する間に冷却され、及び/又は、比
較的大きな燃焼残渣が捕集されることから、該クーラン
ト手段は、十分な強度を有しない場合には、燃焼ガスを
冷却及び/又は浄化する際に、そのガスの圧力によって
変形することも考えられる。従って、かかるクーラント
手段としては、燃焼ガスの圧力にも十分対抗し得る程度
の強度を有することが望ましい。
【0004】しかし、従来、前記クーラント手段として
は、通常、細長い板状の金網を筒状に多重に巻回した金
網フィルタ等が使用されており、この金網フィルタは、
細長い板状の金網から形成されていることから、金網を
相当の厚さに巻回すか、或いは圧縮形成しない限りは燃
焼ガスの圧力に対抗し得る強度を確保することができな
い。
【0005】そこで特開平10-128022号には、高温ガス
を冷却し、また燃焼残渣を捕捉する為の堅いフィルタ組
立体が開示されている。このフィルタ組立体は、連続し
た製造を可能とするために、エキスパンドメタルを螺旋
状に巻いて形成されている。しかし、この様に形成され
たフィルタ組立体では、十分な強度を確保するために
は、螺旋状に巻いたエキスパンドメタルのつなぎ目の端
部を周方向に溶接しなければならないことから、必ずし
も容易に製造可能なものとはなっていない。
【0006】特開平11-43007は円筒に成形したエクスパ
ンドメタルが開示されている。US-A5551724はエクスパ
ンドメタルを使用してガス粒子を除去すること、セラミ
ックを中間にしてエクスパンドメタルを両側に配置した
構造を示している。
【0007】また、従来、金網成形体を用いて、クーラ
ント手段及び/又はフィルタ手段を形成する場合には、
その積層金網成形体の外周は、ガス発生手段の燃焼によ
り生じた燃焼ガスの通過の際に発生するガス圧による膨
出を抑止するために、筒状部材の周面に複数の貫通孔を
設けた膨出抑止手段により支持することが行われてい
る。しかしながら、かかる膨出抑止手段は一般的に別工
程で組み付けられるため、製造費用が嵩むこととなる。
よって、充分な剛性を有する上、より安価な部材の開発
が望まれていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、上記
従来のガス発生器に使用される部材、特に金網フィル
タ、又はエキスパンドメタルを螺旋状に巻いて形成した
フィルタ組立体が有する課題を解決し、十分な強度を有
しながらも、製造容易であって、且つ安価に製造可能な
部材を提供すると共に、これら有利な部材を用いて安価
に製造可能としたガス発生器を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のエアバッグ用ガ
ス発生器は、そのハウジング内に、多孔状板部材、例え
ばエキスパンドメタル等を用いて形成した成形体を配
設、使用したことを特徴とする。
【0010】即ち本発明のエアバッグ用ガス発生器は、
複数のガス排出口を有する筒状のハウジング内に、衝撃
によって作動する点火手段と、該点火手段によって着火
・燃焼されて燃焼ガスを発生するガス発生手段とを含ん
で収容してなり、更に該ハウジング内には、多孔状板部
材を環状に巻回して筒状に形成した多孔状板部材成形体
を同軸上に配置していることを特徴とする。
【0011】好ましくは、多孔状板部材成形体の嵩密度
が3.0〜5.0g/cm3である。多孔状板部材成形体は二層以
上のエクスパンドメタルで構成し、中間に金網を挿入し
て成形したり、二層以上のエクスパンドメタルを開口長
手方向に関して互いに直交するように重ねて成形したり
することができる。
【0012】この多孔状板部としては、平板状部材に貫
通孔を多数穿設してなるパンチングメタルやエキスパン
ドメタル等を使用することができる。特に多孔板部材と
してエキスパンドメタルを使用した場合には、該エキス
パンドメタルを環状に巻回して筒状に成形したエキスパ
ンドメタル成形体を多孔状板部材成型体として使用する
ことができる。このエキスパンドメタル成形体は、例え
ば冷間圧延鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板、冷間圧延ステン
レス鋼板や、アルミニウム、銅又は真鍮などからなる各
種板材を用いて形成されたエキスパンドメタルを使用
し、所望の幅を有するエキスパンドメタルを所望の内径
とほぼ同一の外径を有する軸芯の周りに目的の厚さにな
るように複数巻回し、巻き終わりをスポット溶接した
後、軸芯を取り去ることで所望の形状としたエキスパン
ドメタル成型体を形成することが可能である。このエキ
スパンドメタル成形体は、エキスパンドメタルの繋ぎ目
端部を周方向に溶接する必要がないため、容易に製造す
ることができる。
【0013】ハウジング内に配置されるエキスパンドメ
タル成形体等の多孔状板部材成型体は、ガス発生器の作
動時に於けるハウジング内部圧力が、ガス排出口の開口
部総面積により規制されるガス発生器に使用される場合
には、その半径方向の圧力損失は、前記ハウジングに形
成される複数のガス排出口の全体の圧力損失よりも小さ
くなるように規制されることが好ましい。このガス発生
器作動時のハウジング内部圧力は、ガス発生手段を好適
に燃焼させる為、更には望ましいガス発生器の作動性能
を得るために調整されるものであり、ガス発生手段の燃
焼性能等により、最適なハウジング内部圧力は異なる。
従って、このラスメタル成形体等の多孔状板部材成型体
の該半径方向の圧力損失は、該最適なハウジング内部圧
力を得るためのガス排出口の全体の圧力損失に基づき、
適宜調整される。かかる多孔状板部材成型体の該半径方
向の圧力損失の調整は、例えば、エキスパンドメタル等
の多孔状板部材の開口面積の割合や、成形体とする際の
巻数を調整することにより行うことができる。またガス
排出口の開口部総面積により、作動時に於けるハウジン
グ内圧を調整しない場合には、このエキスパンドメタル
成形体等、多孔状板部材成型体の圧力損失を調整するこ
とにより、ハウジング内部圧力を調整することもでき
る。
【0014】本発明のエアバッグ用ガス発生器に於い
て、前記エキスパンドメタル成形体等の多孔状板部材成
型体は、その半径方向の圧力損失を任意に調整すること
ができ、且つ十分な強度を有する筒状に形成されている
ことから、クーラント手段などの金網部材や、膨出抑止
手段などの多孔円筒部材の如く使用することができる。
従って、製造コスト、製造容易性等の観点から、燃焼ガ
スを浄化及び/又は冷却するためのクーラントとして積
層金網成形体を使用した場合に於いても、前記エキスパ
ンドメタル成形体等の多孔状板部材成型体は、該クーラ
ントの外周を支持する膨出抑止手段として、又は該クー
ラントの内周に沿って配置されクーラントとガス発生手
段との直接接触を阻止するパーフォレーテッドバスケッ
ト等として配置することができる。特にこの多孔状板部
材成型体を、クーラントやフィルタ等として使用する場
合には、十分なコストの削減をはかることができる。
【0015】このエキスパンドメタル成形体等の多孔状
板部材成型体を、クーラントとして、即ちエアバッグ用
ガス発生器のハウジング内に配設して、該ガス発生器か
ら排出される作動ガスを冷却及び/又は浄化する目的で
使用する場合には、該多孔状板部材成型体は、その半径
方向の圧力損失を、ガス発生器のハウジングに形成され
る複数のガス排出口の全体の圧力損失よりも小さくなる
ように調整することにより、ガス発生器の作動出力への
影響を少なくすることができる。かかるクーラントとし
てエキスパンドメタル成形体を使用する場合には、JIS
G 3351の規格において、板厚Tが0.05〜0.6mm、刻み幅
Wが0.3〜1.5mm、メッシュの短目方向中心間距離SWが1.
5〜3mm、メッシュの長目方向中心間距離LWが1〜6mm
のエキスパンドメタルを用いて、環状に5〜25回巻回し
て筒状に形成することが望ましい。クーラントとして使
用する場合、エキスパンドメタル成形体等の多孔状板部
材成型体のかさ密度は、3.0〜5.0 g/cm3に調整されてい
ることが望ましい。また、エキスパンドメタル等の多孔
状板部材を多重に巻回すか、或いは2種類以上のエキス
パンドメタル等の多孔状板部材からなる層を半径方向に
重ねて積層状の多孔状板部材成型体を形成し、これをク
ーラントとして使用する場合には、その内側の層の開口
面積の割合を、外側の層の開口面積の割合よりも大きく
形成することにより、内側の層が燃焼残渣で目詰まりし
ない上、外側の層の燃焼残渣の捕集効果を上げることが
できる。2種類以上の多孔状板部材からなる層を半径方
向に重ねて積層状の多孔状板部材成型体を形成する場合
には、特にエキスパンドメタル成型体においては、それ
ぞれの層のエキスパンドメタルのメッシュの長目方向を
揃える事もできる。このエキスパンドメタル成形体等の
多孔状板部材成型体を用いたクーラントは、従来の金網
フィルタと比べると剛性が高くなる。従ってこのクーラ
ントは、従来の金網フィルタでは形成が困難であった軸
方向に長いクーラント、例えば内径よりも軸心長の方が
大きいクーラントとした場合に、一層顕著な効果を発揮
することができる。また、この多孔状板部材成形体は、
軸心長:内径の割合が1.2:1〜4.6:1の範囲において
いっそう顕著な効果を得ることができる。
【0016】このエキスパンドメタル成形体等の多孔状
板部材成型体をクーラントに使用したガス発生器は、ガ
ス排出口を有するハウジング内に、衝撃によって作動す
る点火手段と、該点火手段の作動により着火・燃焼して
燃焼ガスを発生するガス発生手段と、該燃焼ガスを浄化
及び/又は冷却するクーラントとを含んで収容してなる
エアバッグ用ガス発生器に於いて、前記多孔状板部材成
型体をこのクーラントとして使用することにより実現可
能である。
【0017】特に、該多孔状板部材成型体としてエキス
パンドメタル成形体を使用する場合には、このエキスパ
ンドメタル成型体は、メッシュの長目方向を軸方向に沿
わせた筒状とするか、或いは軸方向に直交する筒状とす
るかに関係なく、その全方向、即ち軸方向及び半径方向
について剛性が高くなる。依って、これを用いたクーラ
ントを、ハウジング内面で挟持することにより収容、固
定するガス発生器の場合には、該クーラントの軸方向上
端面及び/又は下端面には、燃焼ガスのショートパスを
防ぐ部材、或いは少なくとも該クーラントの軸方向に伸
縮自在なクッション部材を配置することが望ましい。
【0018】またエキスパンドメタル成形体等の多孔状
板部材成型体を用いることにより、クーラントはその全
方向について剛性を高くすることができるため、特にハ
ウジングが、最外径よりも軸心長の方が長い円筒形状で
あって、その周壁に複数のガス排出口を有する構造のガ
ス発生器の場合には、該多孔状板部材成型体は全方向に
ついて充分な剛性を有することから、軸方向に長いクー
ラントとして、好適にハウジング内に配置することがで
きる。また該ハウジングの内部空間が、少なくともガス
発生手段が収容される燃焼室と、クーラントが収容され
るクーラント収容室とに画成部材によって画成されてお
り、両室はハウジングの軸方向に隣接しているガス発生
器の場合には、該クーラントは多孔状板部材成型体から
なり充分な剛性を有することから、画成部材の移動を確
実に阻止することができる。
【0019】また、この多孔状板部材成型体をクーラン
トして用いたガス発生器に於いては、更にガス発生手段
の燃焼によって発生する燃焼ガス中に含まれる燃焼残渣
を充分に除去するために追加のフィルタを収容すること
もできる。この追加のフィルタとしては、燃焼残渣を除
去するために使用される従来公知のフィルタを使用する
ことができる。
【0020】本発明の別の形態として、複数のガス排出
口を有する筒状のハウジング内に、衝撃によって作動す
る点火手段と、該点火手段によって着火・燃焼されて燃
焼ガスを発生するガス発生手段とを含んで収容してな
り、更に該ハウジング内には、多孔状板部材を環状に巻
回して筒状に形成した多孔状板部材成形体を同軸上に配
置し、多孔状板部材はSWが0.5〜3、LWが1〜6、Wが
0.1〜1.5及びTが 0.05〜0.6であることを特徴とするエ
アバッグ用ガス発生器を提供する。
【0021】多孔状板部材は、SWが1〜2、LWが2〜
3、Wが0.3〜0.8及びTが0.2〜0.5であることが好まし
く、エクスパンドメタル(expanded metal or metal lat
h)を使用できる。SW/LWが小さく、すなわち開口率が
小さい多孔状板部材でもよい。
【0022】多孔状板部材は線経0.055〜0.45mmであ
り、メッシュ20〜1000である金網でもよい。
【0023】本発明では、多孔状板部材成形体は、その
半径方向の圧力損失が、前記ハウジングに形成される複
数のガス排出口の全体の圧力損失よりも小さいことが好
ましい。
【0024】さらに多孔状板部材成形体は嵩密度3.0〜
5.0g/cm3であることがよい。
【0025】本発明では多孔状板部材成形体は二層以上
のエクスパンドメタルで構成することができる。開口率
又は開口面積の割合を変化して重ねることができる。好
ましくは開口率が小さい方を外側に、大きい方を内側に
重ねて成形する。または開口率の小さい方を最外周部分
になるよう成形する。
【0026】このように多層に成形した成形体の例とし
て、異なる二種以上のエクスパンドメタルを重ねる、あ
るいは二層以上のエクスパンドメタルで構成し、開口率
が同じになるように重ねて成形することができる。
【0027】他の例は多孔状板部材成形体は二層以上の
エクスパンドメタルで構成し、中間に金網を挿入して成
形する。または多孔状板部材成形体は二層以上のエクス
パンドメタルで構成し、開口率の小さい方を外側に、大
きい方を内側に重ね、中間に金網を挿入して成形でき
る。好ましくは多孔状板部材成形体は二層以上のエクス
パンドメタルで構成し、最外周層は一層又は二層で、中
間に金網を挿入し、内周部は二層以上に成形する。更に
多孔状板部材成形体は二層以上のエクスパンドメタルで
構成し、中間に畳織金網を挿入して成形することができ
る。
【0028】中間に金網を有する三層構造では、内周部
で発生ガスを冷却し、中間層で燃焼残渣を除き、最外周
層で成形体の膨出、膨張を抑制する。パッセンジャー席
に配置するガス発生器は軸方向の圧力が大きいが、この
多孔状板部材成形体は圧力に耐え、円周方向に広がらな
い。
【0029】他の例では多孔状板部材成形体は最外層に
畳織金網又は綾畳織金網を有する。
【0030】本発明では多孔状板部材成形体は二層以上
のエクスパンドメタルを開口長手方向に関して互いに直
交するように、重ねて成形してもよい。
【0031】本発明のガス発生器はパッセンジャー席又
は運転手席に装備する。多孔状板部材成形体は、軸心
長:内径の割合が0.3:1〜5.0:1の範囲であることが
よい。パッセンジャー席では、ハウジングは、最外径よ
りも軸心長の方が長い円筒形状であって、その周壁に複
数のガス排出口を有するガス発生器を用い、多孔状板部
材成形体は軸心長:内径の割合が1.2:1〜4.6:1の範
囲である。
【0032】多孔状板部材成形体はエクスパンドメタル
を巻き終わりの端部、すなわち長尺方向の端部をスポッ
ト溶接して、筒状に巻いて、成形できる。この巻き終わ
り端部をスポット溶接すればよい。例えば、筒の軸方向
の両端部を溶接すればよい。更に軸方向の中央部分を1
点以上、すなわち3点以上を等間隔に溶接してもよい。
抵抗溶接してもよい。
【0033】本発明は更に多孔状板部材成形体をクーラ
ントとし、その軸方向上端面及び/又は下端面には、少
なくともクーラントの軸方向に伸縮自在なクッション部
材が配置されているエアバッグ用ガス発生器を提供す
る。
【0034】本発明は、複数のガス排出口を有する筒状
のハウジング内に、衝撃によって作動する点火手段と、
該点火手段によって着火・燃焼されて燃焼ガスを発生す
るガス発生手段とを含んで収容してなり、更に該ハウジ
ング内には、多孔状板部材を環状に巻回して筒状に形成
した多孔状板部材成形体を同軸上クーラントとして配置
し、多孔状板部材はSWが0.5〜3、LWが1〜6、Wが 0.1
〜1.5及びTが 0.05〜0.6であることを特徴とするエアバ
ッグ用ガス発生器である。このクーラントは上に述べた
多孔状板部材成形体及びエクスパンドメタルを使用でき
る。
【0035】本発明は、衝撃を感知するセンサと、該セ
ンサが衝撃を感知することにより作動してガスを発生さ
せるガス発生器と、該ガス発生器で発生するガスを導入
して膨張するエアバッグと、該ガス発生器とエアバッグ
とを収容するモジュールケースとを含み、エアバッグ用
ガス発生器が上記の通りであるエアバッグ装置である。
更に多孔状板部材を環状に巻回して筒状に形成した多孔
状板部材成形体であって、多孔状板部材はSWが0.5〜
3、LWが1〜6、Wが 0.1〜1.5及びTが 0.05〜0.6であ
ることを特徴とするエアバッグ用ガス発生器のクーラン
トである。
【0036】前記エアバッグ用ガス発生器は、そのハウ
ジング内に、衝撃によって作動する点火手段と、該点火
手段の作動により着火・燃焼して燃焼ガスを発生するガ
ス発生手段とを含んで収容する。
【0037】この点火手段としては、機械着火式点火手
段や電気着火式点火手段など、衝撃によって作動する公
知の点火手段を使用することができる。特に電気着火式
点火手段は、衝撃を感知した衝撃センサ等から伝達され
る電気信号(又は作動信号)に基づいて作動する点火手
段であり、これは、例えば半導体式加速度センサなど専
ら電気・電子的な機構により衝撃を感知する電気式セン
サから伝達される電気信号に基づいて作動する点火器
と、該点火器の作動により着火・燃焼する伝火薬とを含
んで構成する事ができる。
【0038】ガス発生手段は、従来から広く使用されて
いる無機アジド、例えばナトリウムアジド(アジ化ナト
リウム)に基づくアジド系ガス発生剤の他、無機アジド
に基づかない非アジド系ガス発生剤を使用することがで
きる。非アジド系ガス発生剤組成物としては、例えば、
テトラゾール、トリアゾール、又はこれらの金属塩等の
含窒素有機化合物とアルカリ金属硝酸塩等の酸素含有酸
化剤を主成分とするもの、トリアミノグアニジン硝酸
塩、カルボヒドラジッド、ニトログアニジン等を燃料及
び窒素源とし、酸化剤としてアルカリ金属又はアルカリ
土類金属の硝酸塩、塩素酸塩、過塩素酸塩などを使用し
た組成物など種々のものを用いることができる。その他
にもガス発生手段は、燃焼速度、非毒性、燃焼温度及び
分解開始温度等の要求に応じて適宜選定される。但し、
安全性を考慮すれば、非アジド系ガス発生剤が望まし
い。
【0039】また、本発明のガス発生器に於いては、そ
の他ガス発生器の構造上有利に機能する公知の構造、方
法等を適宜使用することができる。この様なものとして
は、例えば、クーラントと、それを支持する構造体との
隙間を燃焼ガスが通過するのを防止するために該隙間を
閉塞するショートパス防止手段や、クーラント外周面と
ハウジング内周面との間に設けられる間隙、及びガス発
生器の作動上好ましいガス発生剤の組成・形状の選択等
が挙げられる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づき、本発明のエアバッグ用ガス発生器を説明する。 「実施の形態1」図1は、本発明のエアバッグ用ガス発
生器の第一の実施の形態の縦断面図である。
【0041】このガス発生器は、ガス排出口を有するデ
ィフューザシェル1と、該ディフューザシェルと共に内
部収容空間を形成するクロージャシェル2とを接合して
なるハウジング3内に、略円筒形状の内筒部材13を同心
上に配置して、その内側に点火手段収容室23、外側に燃
焼室22を画成している。この点火手段収容室23には、衝
撃によって作動する電気着火式点火器4と、該点火器が
作動することにより着火されて燃焼し、火炎を発生する
伝火薬5とからなる点火手段が収容されており、燃焼室
22内には、該伝火薬5の火炎により着火され燃焼し、燃
焼ガスを発生するガス発生剤6がアンダープレート18に
支持されて収容されている。該点火器4は、鉄製のイニ
シエータカラー14内に固定され、該イニシエータカラー
14の裾は、内筒部材13の下端21のかしめにより固定され
ている。イニシエータカラー14を鉄で形成することによ
り、該ガス発生器は、高温下でも点火器を確実に固定し
ておくことができる。これにより、例えば高温によるガ
ス発生器の着火の際にも、該イニシエータカラーは、強
度の低下もなく、燃焼内圧にも十分耐え、性能及び機能
を維持することができる。
【0042】燃焼室22と点火手段収容室23とを画成する
内筒部材13には、シールテープ27で閉塞された伝火孔26
が設けられている。このシールテープ27は、前記伝火薬
5の火炎により破裂することから、前記点火手段収容室
23と燃焼室22とはこの伝火孔26により連通可能となって
いる。
【0043】このガス発生剤6が収容された燃焼室22の
外周側には、該燃焼室22の外周を包囲するようにして、
多孔状板部材成型体としてエキスパンドメタル成形体を
用いてなる略円筒形状のクーラント7が配置されてい
る。このクーラント7は、ガス発生剤6の燃焼によって
生じた燃焼ガスを浄化及び/又は冷却するものであり、
かかるエキスパンドメタル成形体は、例えば、図2のエ
キスパンドメタルの要部拡大図に示すように、冷間圧延
鋼板を用いてなり、JIS G 3351の規格において、板厚T
が0.05〜0.6mm、刻み幅Wが0.3〜1.5mm、メッシュの短
目方向中心間距離SWが1.5〜3mm、メッシュの長目方向
中心間距離LWが1〜6mmの平板状のエキスパンドメタル
を用いて、積層状に形成することができる。具体的に
は、図3(a)に示すように、該エキスパンドメタル60を
環状に多重に(望ましくは5〜25回)巻いて積層状に形
成するか、或いは図3(b)に示すように、エキスパンド
メタルを1又は複数回環状に巻いた2種類以上のエキス
パンドメタル層61を半径方向に重ねることにより積層状
に形成することができる。かかるエキスパンドメタル成
形体は、エキスパンドメタルを環状に巻き、巻終わりを
スポット溶接するだけでよく、繋ぎ目端部を周方向に溶
接するなど、困難な工程を必要としないため、その製造
が容易となる。なお、この場合、エキスパンドメタル成
形体及びエキスパンドメタル層は、その巻始め61と巻終
わり62の端部が半径方向に合致することが望ましい。ま
た、積層状に形成されたエキスパンドメタル成形体に於
いて、その内側の層の開口面積の割合を、外側の層の開
口面積の割合よりも大きくする場合には、巻回す方向に
メッシュの目の大きさが徐々に小さく形成されているエ
キスパンドメタルを使用するか、或いは内側の層を大き
い目のメッシュを用いたエキスパンドメタル層とし、外
側の層を小さ目のエキスパンドメタル層とすることによ
り実現可能である。
【0044】特に、本実施の形態に示すガス発生器で
は、該ハウジング3内のガス発生剤6が燃焼する時の内
部圧力は、ディフューザシェル1に形成された全てのガ
ス排出口11の開口面積の総和(以下「開口部総面積」と
する)によって調整されている。従って、このクーラン
ト7の半径方向の圧力損失は、全てのガス排出口11の圧
力損失よりも小さくなるように形成されている。
【0045】このエキスパンドメタル成形体からなるク
ーラント7は、剛性が高く軸方向にも弾性を有しないこ
とから、本実施の形態に於いては、該クーラント7の軸
方向上端面28に、少なくとも軸方向に伸縮自在なクッシ
ョン部材50が配置されている。このクッション部材50
は、ディフューザシェル1とクロージャシェル2とを溶
接することにより、軸方向に縮み、その弾性によって、
両シェル間にクーラントを挟持することができる。ま
た、このクッション部材50には、本実施の形態に示すよ
うに、クーラント22端面とディフューザシェル1の天井
部内面29との間を燃焼ガスが通過することのない様に、
クーラント7のディフューザシェル1側の内周面を覆う
ショートパス防止部51を一体形成することもできる。こ
れにより、該クッション部材は、クーラントの固定と共
に燃焼ガスのショートパスを防止することができる。ま
た、クーラント7の外側には、燃焼ガスが該クーラント
7の全面を通過することができるように、間隙9が確保
されている。
【0046】ディフューザシェル1に形成されるガス排
出口11は、外気の進入を阻止するためシールテープ25で
閉塞されている。このシールテープ25は、ガスを放出す
る際に破裂する。このシールテープ25は外部の湿気から
ガス発生剤を保護するのが目的であり、燃焼内圧などの
性能調整には全く影響を与えるものではない。
【0047】上記の様に構成されたガス発生器では、セ
ンサーが衝撃を感知する事に基づいて出力される作動信
号により電気着火式点火器4が作動し、伝火薬5を着火
・燃焼させる。この伝火薬5が燃焼した火炎は、内筒部
材13の伝火孔26から燃焼室22に放出し、該燃焼室22内の
ガス発生剤6を着火・燃焼させる。このガス発生剤6の
燃焼により、多量の燃焼ガスが発生する。該燃焼ガス
は、クーラント7を通過する間に冷却され、またガス中
の燃焼残渣が捕集され、シールテープ25を破ってガス排
出口11から排出される。
【0048】なお、この実施態様に於いて、燃焼ガス中
に含まれる燃焼残渣を一層除去する場合には、該クーラ
ントの外周を、微細網目構造の金属金網等からなる筒状
フィルタで包囲することもできる。 「実施の形態2」図4は、本発明のエアバッグ用ガス発
生器の他の実施の形態を示す縦断面図である。このガス
発生器は、特に助手席側に配置するのに適した構造とな
っている。
【0049】この図に示すガス発生器では、最外径より
も軸心長の方が長い円筒形状のハウジング103が使用さ
れており、その内部空間は、ガス発生剤106が収容され
る燃焼室122と、クーラント107が収容されるクーラント
収容室130とに画成され、両室は軸方向に連接してい
る。クーラント収容室130が設けられた範囲のハウジン
グ103周壁には、複数のガス排出口111が形成されてお
り、該ガス排出口111は、ハウジング103内の防湿を目的
とするシールテープ125により閉塞されている。
【0050】また、この燃焼室122内には、ガス発生剤1
06の他にも、衝撃によって作動する電気着火式点火器10
4と、該点火器が作動することにより着火されて燃焼
し、火炎を発生する伝火薬105とを含んで構成される点
火手段が配置されている。図4中、この点火手段は、ハ
ウジング端面に固定されるイニシエータカラー114と、
該イニシエータカラー114に固定される点火器104と、該
点火器104に隣接して配置される伝火薬105と、該伝火薬
105を包囲すると共に、イニシエータカラー114に固定さ
れる筒状容器131とで構成される構造体として形成され
ている。
【0051】前記クーラント収容室130に配置されるク
ーラント107は、燃焼室122内で発生した燃焼ガスを浄化
及び/又は冷却するためのものであり、実施の態様1と
同様に形成されたエキスパンドメタル成形体が使用され
ている。このクーラント107は円筒形状であって、その
燃焼室122側の端部がクーラント支持部材132により支持
され、ハウジング103の内周面と対向させて同軸上に配
置されている。クーラント107の外周面とハウジング103
の内周との間には、ガス流路として機能する所定幅の間
隙109が確保されている。この実施の形態では、該クー
ラント支持部材132は、クーラント107の端部と略同一形
状の環状部133の内周及び外周に周壁を設けて形成され
ており、その内周側の周壁134でクーラント107の内周を
支持すると共に、その外周側の周壁135がハウジング103
の内周面により挟持される。
【0052】燃焼室122とクーラント収容室130とを画成
する画成部材136は、ハウジング内を半径方向に閉塞す
る円形部137と、この円形部137の周縁に一体形成される
周壁138とからなり、該円形部137には、両室を連通する
連通孔138か設けられている。燃焼室122内で発生した燃
焼ガスは、この連通孔138を通ってクーラント収容室130
に到達する。この実施の形態では、該画成部材136に
は、クーラント107の内径とほぼ同じ大きさの連通孔138
が設けられており、この連通孔138には、燃焼室122内の
ガス発生剤106が、その燃焼に際してクーラント収容室
内130に移動することのないように金網139が設置されて
いる。この金網139は、燃焼中に於けるガス発生剤106の
移動を阻止できる大きさの網目を有し、燃焼性能をコン
トロールする様な通気抵抗を持つものでなければ、その
種類は問わない。当然、この金網に代わり、エキスパン
ドメタルを用いることも可能である。
【0053】この態様に於けるガス発生器は、衝撃を感
知した衝撃センサ等から伝達される作動信号に基づいて
点火器104が作動することにより伝火薬105が燃焼し、そ
の火炎は筒状容器131に形成された伝火孔126から噴出
し、ガス発生剤106を着火・燃焼させる。ガス発生剤106
の燃焼によって発生した燃焼ガスは、隔壁136の連通孔1
38を通って、クーラント収容室130内に流入する。この
燃焼ガスは、クーラント107の全面を通って浄化及び冷
却され、シールテープ125を破り、ガス排出口111から放
出される。
【0054】図4中、符号140は、該ガス発生器をモジ
ュールケースに取り付けるためのスタッドボルトを示
す。 「実施の形態3」図5は、本発明のエアバッグ用ガス発
生器の他の実施の形態を示す縦断面図である。このガス
発生器も図4に示すガス発生器と同様に、特に助手席側
に配置するのに適した構造となっているが、特に、多孔
状板部材成型体としてのエキスパンドメタル成形体は、
燃焼ガスを冷却及び/又は浄化するためのクーラント・
フィルタ150が、燃焼ガスの通過等によって膨出を抑止
するための外層151として使用されている。
【0055】即ち、この図5に示すガス発生器は、最外
径よりも軸心長の方が長い円筒形状のハウジング103が
使用されており、その内部空間は、ガス発生剤106が収
容される燃焼室122と、クーラント・フィルタ150が収容
されるクーラント収容室130とに画成され、両室は軸方
向に連接している。クーラント収容室130が設けられた
範囲のハウジング103の周壁には、複数のガス排出口111
が形成されており、該ガス排出口111は、ハウジング103
内の防湿を目的とするシールテープ125により閉塞され
ている。そして、燃焼室122内には、図4と同様に、ガ
ス発生剤106の他、電気着火式点火器104と伝火薬105と
を含んで構成される点火手段が配置されている。
【0056】クーラント収容室130に配置されるクーラ
ント・フィルタ150は、ガス発生剤106の燃焼によって生
じた燃焼ガスを冷却及び/又は浄化する為のものであ
り、これは、適宜材料からなる金網を環状の積層体と
し、圧縮成形することにより形成された積層金網成形体
150を用いてなる。これにより、このクーラント・フィ
ルタ150は、燃焼ガスの冷却機能と浄化機能とをあわせ
持つことができる。このようなクーラント・フィルタ15
0は、平編のステンレス鋼製金網を円筒体に形成し、こ
の円筒体の一端部を外側に繰り返し折り曲げて環状の積
層体を形成し、この積層体を型内で圧縮成形するか、或
いは平編のステンレス鋼製金網を円筒体に形成し、この
円筒体を半径方向に押圧して板体を形成し、該板体を筒
状に多重に巻回して積層体を形成して、これを型内で圧
縮成形する等によって成形することができる。なお、こ
の実施の形態に於いては、従来、燃焼ガスを浄化する為
及び/又は発生した燃焼ガスを冷却する為に使用されて
いる積層金網成形体からなる各種クーラントやフィルタ
等でも、同じ様な効果を得ることができる。
【0057】このクーラント・フィルタ150の外周は、
環状に形成された外層151により覆われている。この外
層151は、燃焼ガスの通過の際に発生するガス圧による
クーラント・フィルタ150の膨出を抑止するためのもの
であり、エキスパンドメタルを用いて環状に形成された
エキスパンドメタル成形体が使用されている。なお、本
実施の形態に於いては、この外層151は、積層金網成形
体からなるクーラント・フィルタ150の外周全体を覆う
ものとして形成されているが、その他にも所定巾の帯状
としたエキスパンドメタルを環状に形成したベルト状の
エキスパンドメタル成形体を用いることもできる。この
エキスパンドメタル成形体は剛性が高い上、比較的安価
であることから、ガス発生器の製造上有利な外層とな
る。
【0058】図5に示すガス発生器中、図4と同じ部材
については同一符号を付して、その説明を省略する。 「実施の形態4」図6は、電気着火式点火手段を用いた
ガス発生器を含んで構成した場合の本発明のエアバッグ
装置の実施例を示す。
【0059】このエアバッグ装置は、ガス発生器200
と、衝撃センサ201と、コントロールユニット202と、モ
ジュールケース203と、そしてエアバッグ204からなって
いる。ガス発生器200は、図1に基づいて説明したガス
発生器が使用されており、その作動性能は、ガス発生器
作動初期の段階において、乗員に対してできる限り衝撃
を与えないように調整されている。
【0060】衝撃センサ201は、例えば半導体式加速度
センサからなることができる。この半導体式加速度セン
サは、加速度が加わるとたわむようにされたシリコン基
板のビーム上に4個の半導体ひずみゲージが形成され、
これら半導体ひずみゲージはブリッジ接続されている。
加速度が加わるとビームがたわみ、表面にひずみが発生
する。このひずみにより半導体ひずみゲージの抵抗が変
化し、その抵抗変化を加速度に比例した電圧信号として
検出するようになっている。
【0061】コントロールユニット202は、点火判定回
路を備えており、この点火判定回路に前記半導体式加速
度センサからの信号が入力するようになっている。セン
サ201からの衝撃信号がある値を越えた時点でコントロ
ールユニット202は演算を開始し、演算した結果がある
値を越えたとき、ガス発生器200の点火器4に作動信号
を出力する。
【0062】モジュールケース203は、例えばポリウレ
タンから形成され、モジュールカバー205を含んでい
る。このモジュールケース203内にエアバッグ204及びガ
ス発生器200が収容されてパッドモジュールとして構成
される。このパッドモジュールは、自動車の運転席側取
り付ける場合には、通常ステアリングホイール207に取
り付けられている。
【0063】エアバッグ204は、ナイロン(例えばナイ
ロン66)、またはポリエステルなどから形成され、その
袋口206がガス発生器のガス排出口を取り囲み、折り畳
まれた状態でガス発生器のフランジ部に固定されてい
る。
【0064】自動車の衝突時に衝撃を半導体式加速度セ
ンサ201が感知すると、その信号がコントロールユニッ
ト202に送られ、センサからの衝撃信号がある値を越え
た時点でコントロールユニット202は演算を開始する。
演算した結果がある値を越えたときガス発生器200の点
火器4に作動信号を出力する。これにより点火器(12a,1
2b)が作動してガス発生剤に点火しガス発生剤は燃焼し
てガスを生成する。このガスはエアバッグ204内に噴出
し、これによりエアバッグはモジュールカバー205を破
って膨出し、ステアリングホイール207と乗員の間に衝
撃を吸収するクッションを形成する。 「実施の形態5」図7は、二層以上のエクスパンドメタ
ルを開口長手方向に関して互いに直交するように、重ね
た多孔状板部材成形体を示す。「実施の形態6」図3
は、多孔状板部材成形体60はエクスパンドメタルを巻い
て、巻き終わりの端部62、すなわち長尺方向の端部をス
ポット溶接することを示す。筒の軸方向の両端部62a、6
2cと更に軸方向の中央部分62bを1点以上、3点以上を
等間隔に溶接してもよい。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、エキスパンドメタルを
用いて筒状に形成されるエキスパンドメタル成形体の様
な、多孔状板部材からなる多孔状板部材成型体は、充分
な強度を有しながらも安価であることから、これを用い
たクーラントや、クーラントの膨出抑止手段(外層)等
は、エアバッグ用ガス発生器の作動上、充分な強度を有
しながらも、製造容易であって、且つ安価に製造可能と
なる。またこれらを用いたガス発生器は、より安価に製
造可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス発生器の一の実施態様を示す縦断
面図。
【図2】エキスパンドメタルの要部拡大図。
【図3】エキスパンドメタル成形体の製造工程を示す略
図。
【図4】本発明のエアバッグ用ガス発生器の他の実施態
様を示す縦断面図。
【図5】本発明のエアバッグ用ガス発生器の更に他の実
施態様を示す縦断面図。
【図6】本発明のエアバッグ装置の構成図。
【図7】エキスパンドメタルを2枚直交するように重ね
た成形体を示す平面図。
【符号の説明】
3 ハウジング 4 点火器 5 伝火薬 6 ガス発生剤 7 クーラント 14 イニシエータカラー 22 燃焼室 23 点火手段収容室 60 エキスパンドメタル 61 エキスパンドメタル層 151 外層

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のガス排出口を有する筒状のハウジン
    グ内に、衝撃によって作動する点火手段と、該点火手段
    によって着火・燃焼されて燃焼ガスを発生するガス発生
    手段とを含んで収容してなり、更に該ハウジング内に
    は、多孔状板部材を環状に巻回して筒状に形成した多孔
    状板部材成形体を同軸上に配置していることを特徴とす
    るエアバッグ用ガス発生器。
  2. 【請求項2】前記多孔状板部材成形体は、その半径方向
    の圧力損失が、前記ハウジングに形成される複数のガス
    排出口の全体の圧力損失よりも小さい請求項1記載のエ
    アバッグ用ガス発生器。
  3. 【請求項3】前記多孔状板部はエキスパンドメタルであ
    って、前記多孔状板部材成形体はエキスパンドメタルを
    環状に巻回して筒状に成形したエキスパンドメタル成形
    体である請求項1又は2記載のエアバッグ用ガス発生
    器。
  4. 【請求項4】エアバッグ用ガス発生器のハウジング内に
    配設され、該ガス発生器から排出される作動ガスを冷却
    及び/又は浄化する為のクーラントであって、該クーラ
    ントは、多孔状板部材を環状に巻回して筒状に形成され
    た多孔状板部材成形体であることを特徴とするエアバッ
    グ用ガス発生器のクーラント。
  5. 【請求項5】前記多孔状板部材成形体は、その半径方向
    の圧力損失が、前記ハウジングに形成される複数のガス
    排出口の全体の圧力損失よりも小さい請求項4記載のエ
    アバッグ用ガス発生器のクーラント。
  6. 【請求項6】前記多孔状板部材成形体は、多孔状板部材
    を多重に巻回すか、或いは2種類以上の多孔状板部材か
    らなる層を半径方向に重ねることにより積層状に形成さ
    れており、その内側の層の開口面積の割合は、外側の層
    の開口面積の割合よりも大きい請求項4又は5記載のエ
    アバッグ用ガス発生器のクーラント。
  7. 【請求項7】前記多孔状板部材成形体は、軸心長:内径
    の割合が1.2:1〜4.6:1の範囲である請求項4〜6の
    何れか一項記載のエアバッグ用ガス発生器のクーラン
    ト。
  8. 【請求項8】前記多孔状板部材はエキスパンドメタルで
    あって、前記多孔状板部材成形体はエキスパンドメタル
    を環状に巻回して筒状に形成したエキスパンドメタル成
    形体である請求項4〜7の何れか一項記載のエアバッグ
    用ガス発生器のクーラント。
  9. 【請求項9】前記エキスパンドメタル成形体は、JIS G
    3351の規格において、板厚Tが0.05〜0.6mm、刻み幅W
    が0.3〜1.5mm、メッシュの短目方向中心間距離SWが1.5
    〜3mm、メッシュの長目方向中心間距離LWが1〜6mmの
    エキスパンドメタルを用いて、環状に5〜25回巻回して
    筒状に形成されている請求項8記載のエアバッグ用ガス
    発生器のクーラント。
  10. 【請求項10】ガス排出口を有するハウジング内に、衝
    撃によって作動する点火手段と、該点火手段の作動によ
    り着火・燃焼して燃焼ガスを発生するガス発生手段と、
    該燃焼ガスを浄化及び/又は冷却するクーラントとを含
    んで収容してなるエアバッグ用ガス発生器であって、 該クーラントは、請求項4〜9の何れか一項記載のクー
    ラントであることを特徴とするエアバッグ用ガス発生
    器。
  11. 【請求項11】前記クーラントの軸方向上端面及び/又
    は下端面には、少なくとも該クーラントの軸方向に伸縮
    自在なクッション部材が配置されている請求項10記載
    のエアバッグ用ガス発生器。
  12. 【請求項12】前記ハウジングは、最外径よりも軸心長
    の方が長い円筒形状であって、その周壁に複数のガス排
    出口を有する請求項10又は11記載のエアバッグ用ガ
    ス発生器。
  13. 【請求項13】前記ハウジングは、その内部空間が、少
    なくともガス発生手段が収容される燃焼室と、クーラン
    トが収容されるクーラント収容室とに画成部材によって
    画成されており、両室はハウジングの軸方向に隣接する
    請求項10〜12の何れか一項記載のエアバッグ用ガス
    発生器。
  14. 【請求項14】衝撃を感知するセンサと、 該センサが衝撃を感知することにより作動してガスを発
    生させるガス発生器と、 該ガス発生器で発生するガスを導入して膨張するエアバ
    ッグと、 該ガス発生器とエアバッグとを収容するモジュールケー
    スとを含み、 前記エアバッグ用ガス発生器が請求項1、2、3、10
    〜13の何れか一項記載のエアバッグ用ガス発生器であ
    ることを特徴とするエアバッグ装置。
  15. 【請求項15】複数のガス排出口を有する筒状のハウジ
    ング内に、衝撃によって作動する点火手段と、該点火手
    段によって着火・燃焼されて燃焼ガスを発生するガス発
    生手段とを含んで収容してなり、更に該ハウジング内に
    は、多孔状板部材を環状に巻回して筒状に形成した多孔
    状板部材成形体を同軸上に配置し、多孔状板部材はSWが
    0.5〜3、LWが1〜6、Wが 0.1〜1.5及びTが 0.05〜0.6
    であることを特徴とするエアバッグ用ガス発生器。
  16. 【請求項16】SWが1〜2、LWが2〜3、Wが0.3〜0.8
    及びTが0.2〜0.5であることを特徴とする請求項15記
    載のエアバック用ガス発生器。
  17. 【請求項17】多孔状板部材がエクスパンドメタルであ
    る請求項15記載のエアバック用ガス発生器。
  18. 【請求項18】SW/LWが小さく、すなわち開口率が小さ
    い多孔状板部材であることを特徴とする請求項15記載
    のエアバック用ガス発生器。
  19. 【請求項19】多孔状板部材がエクスパンドメタル及び
    線経0.055〜0.45mmであり、メッシュ20〜1000である金
    網である請求項15記載のエアバック用ガス発生器。
  20. 【請求項20】前記多孔状板部材成形体は、その半径方
    向の圧力損失が、前記ハウジングに形成される複数のガ
    ス排出口の全体の圧力損失よりも小さい請求項15又は
    17に記載のエアバッグ用ガス発生器。
  21. 【請求項21】多孔状板部材成形体が嵩密度3.0〜5.0g/
    cm3である請求項15又は17に記載のエアバッグ用ガ
    ス発生器。
  22. 【請求項22】多孔状板部材成形体は二層以上のエクス
    パンドメタルで構成し、開口率の小さい方を外側に、大
    きい方を内側に重ねて成形したことを特徴とする請求項
    15記載のエアバック用ガス発生器。
  23. 【請求項23】多孔状板部材成形体は二層以上のエクス
    パンドメタルで構成し、開口率の小さい方を最外周部分
    になるよう成形したことを特徴とする請求項15記載の
    エアバック用ガス発生器。
  24. 【請求項24】多孔状板部材成形体は異なる二種以上の
    エクスパンドメタルを重ねて成形したことを特徴とする
    請求項15記載のエアバック用ガス発生器。
  25. 【請求項25】多孔状板部材成形体は二層以上のエクス
    パンドメタルで構成し、開口率が同じになるように重ね
    て成形したことを特徴とする請求項15記載のエアバッ
    ク用ガス発生器。
  26. 【請求項26】多孔状板部材成形体はガス圧力による膨
    出を防止されたことを特徴とする請求項22記載のエア
    バック用ガス発生器。
  27. 【請求項27】多孔状板部材成形体は二層以上のエクス
    パンドメタルで構成し、中間に金網を挿入して成形した
    ことを特徴とする請求項15記載のエアバック用ガス発
    生器。
  28. 【請求項28】多孔状板部材成形体は二層以上のエクス
    パンドメタルで構成し、開口率の小さい方を外側に、大
    きい方を内側に重ね、中間に金網を挿入して成形したこ
    とを特徴とする請求項15記載のエアバック用ガス発生
    器。
  29. 【請求項29】多孔状板部材成形体は二層以上のエクス
    パンドメタルで構成し、最外周層は一層又は二層で、中
    間に金網を挿入し、内周部は二層以上に成形したことを
    特徴とする請求項15記載のエアバック用ガス発生器。
  30. 【請求項30】多孔状板部材成形体は二層以上のエクス
    パンドメタルで構成し、中間に畳織金網を挿入して成形
    したことを特徴とする請求項15記載のエアバック用ガ
    ス発生器。
  31. 【請求項31】多孔状板部材成形体は最外層に畳織金網
    又は綾畳織金網を有することを特徴とする請求項15記
    載のエアバック用ガス発生器。
  32. 【請求項32】多孔状板部材成形体は二層以上のエクス
    パンドメタルを開口長手方向に関して互いに直交するよ
    うに重ねて成形したことを特徴とする請求項15記載の
    エアバック用ガス発生器。
  33. 【請求項33】ハウジングは、その内部空間が、少なく
    ともガス発生手段が収容される燃焼室と、クーラントが
    収容されるクーラント収容室とに画成部材によって画成
    されており、両室はハウジングの軸方向に隣接し、さら
    にハウジングは、最外径よりも軸心長の方が長い円筒形
    状であって、その周壁に複数のガス排出口を有する請求
    項15記載のエアバッグ用ガス発生器。
  34. 【請求項34】前記多孔状板部材成形体は、軸心長:内
    径の割合が0.3:1〜5.0:1の範囲である請求項1又は
    15に記載のエアバッグ用ガス発生器。
  35. 【請求項35】ハウジングは、最外径よりも軸心長の方
    が長い円筒形状であって、その周壁に複数のガス排出口
    を有し、多孔状板部材成形体は、軸心長:内径の割合が
    1.2:1〜4.6:1の範囲である請求項15に記載のエア
    バッグ用ガス発生器。
  36. 【請求項36】多孔状板部材成形体はエクスパンドメタ
    ルを巻いて、筒状に成形し、巻き終わり端部をスポット
    溶接して製造することを特徴とする請求項17記載のエ
    アバック用ガス発生器。
  37. 【請求項37】多孔状板部材成形体はエクスパンドメタ
    ルを巻いて、筒状に成形し、巻き終わり端部の軸方向両
    端部と中央部を1点以上をスポット溶接して製造するこ
    とを特徴とする請求項17記載のエアバック用ガス発生
    器。
  38. 【請求項38】スポット溶接を抵抗溶接にて行う請求項
    36又は37記載のエアバック用ガス発生器。
  39. 【請求項39】多孔状板部材成形体をクーラントとし、
    その軸方向上端面及び/又は下端面には、少なくともク
    ーラントの軸方向に伸縮自在なクッション部材が配置さ
    れている請求項15記載のエアバッグ用ガス発生器。
  40. 【請求項40】多孔状板部材成形体が嵩密度3.0〜5.0g/
    cm3である請求項1、3及び9のいずれかに記載のエア
    バッグ用ガス発生器。
  41. 【請求項41】多孔状板部材成形体は二層以上のエクス
    パンドメタルで構成し、中間に金網を挿入して成形した
    ことを特徴とする請求項1,3及び9のいずれかに記載
    のエアバック用ガス発生器。
  42. 【請求項42】多孔状板部材成形体は二層以上のエクス
    パンドメタルを開口長手方向に関して互いに直交するよ
    うに重ねて成形したことを特徴とする請求項1、3,及
    び9のいずれかに記載のエアバック用ガス発生器。
  43. 【請求項43】複数のガス排出口を有する筒状のハウジ
    ング内に、衝撃によって作動する点火手段と、該点火手
    段によって着火・燃焼されて燃焼ガスを発生するガス発
    生手段とを含んで収容してなり、更に該ハウジング内に
    は、多孔状板部材を環状に巻回して筒状に形成した多孔
    状板部材成形体を同軸上クーラントとして配置し、多孔
    状板部材はSWが0.5〜3、LWが1〜6、Wが 0.1〜1.5及
    びTが 0.05〜0.6であることを特徴とするエアバッグ用
    ガス発生器。
  44. 【請求項44】前記多孔状板部材成形体は、その半径方
    向の圧力損失が、前記ハウジングに形成される複数のガ
    ス排出口の全体の圧力損失よりも小さい請求項43記載
    のエアバッグ用ガス発生器。
  45. 【請求項45】多孔状板部材成形体が嵩密度3.0〜5.0g/
    cm3である請求項43記載のエアバッグ用ガス発生器。
  46. 【請求項46】多孔状板部材成形体は二層以上のエクス
    パンドメタルで構成し、開口率の小さい方を外側に、大
    きい方を内側に重ねて成形したことを特徴とする請求項
    43記載のエアバック用ガス発生器。
  47. 【請求項47】多孔状板部材成形体は二層以上のエクス
    パンドメタルで構成し、中間に金網を挿入して成形した
    ことを特徴とする請求項43記載のエアバック用ガス発
    生器。
  48. 【請求項48】多孔状板部材成形体は二層以上のエクス
    パンドメタルを開口長手方向に関して互いに直交するよ
    うに重ねて成形したことを特徴とする請求項43記載の
    エアバック用ガス発生器。
  49. 【請求項49】ハウジングは、その内部空間が、少なく
    ともガス発生手段が収容される燃焼室と、クーラントが
    収容されるクーラント収容室とに画成部材によって画成
    されており、両室はハウジングの軸方向に隣接し、さら
    にハウジングは、最外径よりも軸心長の方が長い円筒形
    状であって、その周壁に複数のガス排出口を有する請求
    項43記載のエアバッグ用ガス発生器。
  50. 【請求項50】多孔状板部材がエクスパンドメタルであ
    る請求項45、47及び48のいずれかに記載のエアバ
    ック用ガス発生器。
  51. 【請求項51】衝撃を感知するセンサと、 該センサが衝撃を感知することにより作動してガスを発
    生させるガス発生器と、 該ガス発生器で発生するガスを導入して膨張するエアバ
    ッグと、 該ガス発生器とエアバッグとを収容するモジュールケー
    スとを含み、 前記エアバッグ用ガス発生器が請求項43記載のエアバ
    ッグ用ガス発生器であることを特徴とするエアバッグ装
    置。
  52. 【請求項52】多孔状板部材を環状に巻回して筒状に形
    成した多孔状板部材成形体であって、多孔状板部材はSW
    が0.5〜3、LWが1〜6、Wが 0.1〜1.5及びTが 0.05〜
    0.6であることを特徴とするエアバッグ用ガス発生器の
    クーラント。
  53. 【請求項53】エアバッグ用ガス発生器のハウジング内
    に配設され、該ガス発生器から排出される作動ガスを冷
    却及び/又は浄化し、発生したガス中のミストを除去す
    ることを特徴とする請求項52記載のクーラント。
  54. 【請求項54】請求項52記載のクーラントによりエア
    バッグ用ガス発生器において、ガス発生器から排出され
    る作動ガスを冷却及び/又は浄化し、発生したガス中の
    ミストを除去する方法。
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