JP2002193069A - エアバッグ用ガス発生器及びエアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ用ガス発生器及びエアバッグ装置

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JP2002193069A
JP2002193069A JP2000396970A JP2000396970A JP2002193069A JP 2002193069 A JP2002193069 A JP 2002193069A JP 2000396970 A JP2000396970 A JP 2000396970A JP 2000396970 A JP2000396970 A JP 2000396970A JP 2002193069 A JP2002193069 A JP 2002193069A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】着火性の劣るガス発生剤であっても使用可能で
あって、更にこのようなガス発生剤を使用しても、作動
初期の段階に於いて十分な作動性能を発揮し得るガス発
生器を提供する。 【解決手段】ハウジング内に内筒部材4を配置して、点
火手段収容室10と燃焼室を区画したエアバッグ用ガス
発生器であって、該内筒部材4の周面に形成される複数
の連通部は、隣り合う連通部同士の中心角が60°以下
となるように調整されているエアバッグ用ガス発生器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝撃から乗員を保
護するエアバッグ用ガス発生器であって、特にその作動
性能に特徴を有するエアバッグ用ガス発生器及びエアバ
ッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両には、該車両が高速で衝
突した際に、慣性により搭乗者がハンドルや前面ガラス
等の車両内部の硬い部分に激突して負傷又は死亡するこ
とを防ぐために、ガスによりバッグを急速に膨張させ、
搭乗者の危険な箇所への衝突を防ぐエアバッグシステム
が搭載されている。
【0003】かかるエアバッグシステムは、乗員の体格
(例えば座高の高い人若しくは低い人、又は大人若しく
は子供等)や、その搭乗姿勢(例えばハンドルにしがみ
ついた姿勢)等が異なる場合であっても、乗員を安全に
拘束可能であることが望ましい。そこで従来、乗員に対
してできる限り衝撃を与えないで作動する様なエアバッ
グシステムの提案がなされている。
【0004】また、ガス発生器の作動に関しては、車両
の衝突直後に於いて迅速に作動し、乗員が車両内の構造
物に激突する前に、両者間にクッションを形成する必要
がある。
【0005】その為、衝撃を感知したセンサーから受領
した作動信号によって、直ちに作動し、且つエアバッグ
を膨張させるために十分な量の作動ガスを迅速に生じさ
せるガス発生器が要求される。
【0006】かかる課題は、従来提供されている多くの
ガス発生器によっても、既に解決されている。
【0007】しかし、従来提供されているガス発生器で
は、それに使用されるガス発生剤、即ち実際にエアバッ
グを膨張させる為の作動ガスを生じさせる組成物毎に設
計されたものであることから、使用されるガス発生剤の
特性(例えば、燃焼性能など)が変わった場合には、十
分な作動性能を得ることはできなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のガス
発生器に使用されているガス発生剤よりも、着火性の劣
るガス発生剤であっても使用可能とした構造を有するエ
アバッグ用ガス発生器を提供するものであり、このよう
なガス発生剤であっても、作動初期の段階に於いて十分
な作動性能を発揮し得るガス発生器を提供するものであ
る。またこのガス発生器を用いたエアバッグ装置を提供
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、ガ
ス排出口を有するハウジング内に、略筒状の内筒部材を
配置して、該内筒部材の内側に点火手段を収容する点火
手段収容室、外側にガス発生剤を収容する燃焼室を形成
したエアバッグ用ガス発生器であって、該内筒部材の周
面には、点火手段の作動によって生じた火炎を第一燃焼
室内に噴出させる複数の伝火孔が形成されており、該伝
火孔は、前記内筒部材の端部からの距離が、該内筒部材
の軸方向長さの30〜70%となる範囲内に形成されて
いることを特徴とするエアバッグ用ガス発生器によって
達成される。
【0010】また、内筒部材の周面には、点火手段収容
室と燃焼室とを連通可能とする複数の連通部が周方向に
形成されており、該複数の連通部は、隣り合う連通部同
士の中心角が60°以下、好ましくは45°以下となる
ように調整されていることを特徴とするエアバッグ用ガ
ス発生器によっても達成される。
【0011】上記内筒部材は、ハウジングの内側に配置
されるものであり、内側に点火手段収容室、外側に燃焼
室を形成を区画するものである。依って、この内筒部材
の内側には、少なくとも点火手段収容室を設ける必要が
あるが、更に他の室、例えば内筒部材の外側とは別に存
在する燃焼室(即ち、第二の燃焼室)を設けても良い。
点火手段収容室は、ガス発生器の作動を開始させる点火
手段を収容する室であり、燃焼室は、作動した点火手段
によって着火・燃焼されるガス発生手段を収容する室で
ある。そして、伝火孔は、ガス発生手段を着火するため
の点火手段の火炎を、燃焼室に噴出させるための貫通孔
である。また、この内筒部材は、少なくとも筒状の周壁
面を有するものであれば、その端部開口にはフランジを
備えたものも含む。
【0012】この連通部としては、例えば、内筒部材
に、その半径方向に貫通する1又は2以上の伝火孔によ
って形成することができる。即ち、例えば1つの伝火孔
を連通部とした場合には、実質的に前記連通部と伝火孔
は同義となるが、各貫通部が、それぞれ複数の伝火孔で
形成されている場合には、複数の伝火孔で構成された所
謂伝火孔群が、内筒部材の周方向に、上記所定間隔毎に
形成されることとなる。
【0013】特に 連通部を1つの伝火孔で形成する場
合、この伝火孔は、内径1〜4mm、好ましくは1.8
〜3.2mmに形成されていることが望ましい。
【0014】更に、上記ガス発生器に於いて、前記複数
の連通部は、そこから噴出する点火手段の火炎や熱ミス
トの噴出角が、該連通部中心との直交軸を中心として、
左右に60°以上、好ましくは90°以上となる水平角
範囲内に調整されていることが望ましい。
【0015】また、前記解決課題は、ガス発生器の作動
に際し、着火電流印加後5〜20ミリ秒後に、前記ハウジ
ングの内部圧力が最大となるガス発生器によっても解決
できる。この場合、点火器に着火電流を印加した後2ミ
リ秒に着火しているガス発生剤の表面積が、当初燃焼室
内に収容した全ガス発生剤の表面積の30〜90%以
上、より好ましくは40〜60%以上であることが望ま
しい。
【0016】上記本発明のガス発生器に依れば、前記連
通部から噴出される点火手段の火炎により、燃焼室内に
収容されたガス発生剤が一気に着火されて、燃焼を開始
することができる。即ち、ガス発生器作動開始初期の段
階に於けるガス発生剤の着火性を向上させることができ
る。
【0017】このようなガス発生器の作動性能は、以下
に示すタンク燃焼試験によっても確認することができ
る。 <タンク燃焼試験>内容積60リットルのSUS(ステンレ
ス鋼)製タンク内に、エアバッグ用ガス発生器を固定
し、室温においてタンクを密閉後、外部着火電気回路に
接続する。別にタンクに設置された圧力トランスデュー
サーにより、着火電気回路スイッチを入れた(着火電流
印加)時間を0として、タンク内の圧力上昇変化を時間
0〜200ミリ秒の間測定する。各測定データをコンピュ
ータ処理により最終的にタンク圧力/時間曲線として、
ガス発生器の作動性能を評価する曲線(以下「タンクカ
ーブ」とする)を得る。燃焼終了後はタンク内のガスを
一部抜き取り、CO及びNOx等のガス分析に供することも
できる。
【0018】そして、同様に、ハウジング内部の圧力
も、着火電流印加時間を0として、その圧力上昇変化を
時間0〜200ミリ秒の間測定し、ハウジング内部圧力の
経時変化を得る。これにより、ハウジングの内部圧力が
最大となるまでの時間、即ち最大内圧到達時間を特定す
ることができる。
【0019】本発明に於けるタンク最大圧力とは、この
タンク燃焼試験に於けるSUS製タンク内の最大圧力のこ
とであり、また最大内圧とはガス発生器を作動させた際
のハウジング内の最大圧力のことである。
【0020】上記本発明にかかるエアバッグ用ガス発生
器では、少なくともハウジング内を燃焼室と点火手段収
容室とに区画する内筒部材を配置し、且つこの内筒部材
の周面に、周方向に形成され、両室を連通可能とする連
通部は、隣り合う連通部同士の中心角が60°以下に調
整されている必要があるが、これ以外の構成、例えばガ
ス発生手段の組成や形状、ガス発生手段の燃焼によって
発生した作動ガスを冷却及び/又は浄化するためのクー
ラントやフィルターの有無、或いはハウジングの全体形
状等は適宜作動性能に合わせて調整することができる。
例えば、燃焼して作動ガスを発生するガス発生手段に関
しては、従来から広く使用されている無機アジド、例え
ばナトリウムアジド(アジ化ナトリウム)に基づくアジ
ド系ガス発生剤の他、無機アジドに基づかない非アジド
系ガス発生剤等も使用することが可能である。またハウ
ジングに形成されるガス排出口の大きさや数、ハウジン
グサイズや全体形状等は、作動性能や収容スペースなど
に応じて適宜調整することができる。
【0021】上記のエアバッグ用ガス発生器は、該ガス
発生器で発生するガスを導入して膨張するエアバッグ
(袋体)と共にモジュールケース内に収容され、エアバ
ッグ装置となる。このエアバッグ装置は、衝撃センサが
衝撃を感知することに連動してガス発生器が作動し、ハ
ウジングのガス排出口から作動ガスを排出する。この作
動ガスはエアバッグ内に流入し、これによりエアバッグ
はモジュールカバーを破って膨出し、車両中の硬い構造
物と乗員との間に衝撃を吸収するクッションを形成す
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づき、本発明のエアバッグ用ガス発生器のハウジング、
及びこれを使用したエアバッグ用ガス発生器を説明す
る。
【0023】図1は、本発明のエアバッグ用ガス発生器
の一実施形態を示す縦断面略図である。
【0024】この図に示すガス発生器は、ガス排出口1
1を有するハウジング3内に、電気式点火器6と伝火薬
7とで構成された点火手段と、該点火手段の作動により
エアバッグを膨脹させるための作動ガスを発生するガス
発生手段(即ち、ガス発生剤8)とを含んで収容し、更
にガス発生剤8が収容される燃焼室9とハウジング3の
周壁部との間には、ガス発生剤8の燃焼によって発生し
た作動ガスを冷却するクーラント/フィルター手段(即
ち、クーラント5)を配設している。そして、このクー
ラント5のディフューザシェル1側端部には、筒状部1
9を有するデフレクター部材18を配置している。
【0025】ハウジング3は、有蓋筒体形状のディフュ
ーザシェル1と有底筒体形状のクロージャシェル2とに
よって形成されており、両シェルは、それぞれの開口に
形成された外向きフランジ部53,58で溶接一体化されて
いる。この内、クロージャシェルの周壁は、フランジ部
53側が半径方向外側に広がるものとして形成されてい
る。
【0026】このハウジング内には、ハウジングの天井
部内面に接合するフランジ部24を備えた筒状の内筒部
材4が配置されており、この内筒部材4の内側を点火手
段収容室10、外側を燃焼室9としている。両室は、内
筒部材4の周面に形成された複数の連通部によって連通
可能なものとして形成されている。本実施の形態に於い
て、この連通部は伝火孔14として具体化されており、
各連通部は、内径1.8〜3.2mmに形成された1つ
の伝火孔14によって構成されている。但し、これより
も小径とした複数の伝火孔を組み合わせて(伝火孔群と
して)、連通部とすることもできる。
【0027】この伝火孔14を、内筒部材4の端部から
の距離(L)が、該内筒部材の軸方向長さ(L1)の3
0〜70%となる範囲内に形成すれば、ガス発生剤8の
着火性能を向上させることができる。例えば、図1に示
すように軸方向長さ(L1)が29mmの内筒部材を使
用して、ディフューザシェル側端部から10mmの位置
に伝火孔14を形成した場合、着火電流印加後、大凡
8.2ミリ秒後にハウジングの内部圧力が最大となる。
内筒部材4の軸方向長さは、原則としてガス発生器内に
配置した状態を基準とするが、殆どの場合、ガス発生器
に組み付ける前の状態を基準としても特段の差違は生じ
ない。
【0028】そして点火手段収容室10内には、作動信
号(即ち、作動の為の着火電流)を受領して作動する点
火器6と、該点火器の作動によって着火・燃焼する伝火
薬7とで構成された点火手段が収容されている。点火手
段を構成する点火器6は、その下端が内筒部材4の下端
開口をかしめることによって固定されており、伝火薬7
は点火器6の直上に配置されている。また燃焼室9に
は、点火手段の火炎(本実施の形態では伝火薬7の火
炎)によって着火・燃焼し、エアバッグを膨出させるた
めの作動ガスを発生させるガス発生剤8が収容されてい
る。
【0029】前記内筒部材4の周面に形成される伝火孔
14は、図2の内筒部材4の水平断面図に示すように、
隣り合う連通部同士の中心角αが60°以下となるよう
に調整されている。これにより、隣り合う伝火孔14同
士の間隔を小さくすることができ、該伝火孔14から噴
出する伝火薬の火炎と燃焼室内のガス発生剤との接触面
積を増大させることができる。従って、ガス発生器作動
初期の段階に於けるガス発生剤8の着火面積を大きくす
ることができ、これによりガス発生剤8の着火性能を向
上させることができる。この連通部が1つの伝火孔14
に依って形成される場合、例えば、内筒部材4には、内
径1.85mmの伝火孔14を周方向に12個(即ち、
隣り合う連通部同士の中心角を30°で)、内径2.2
mmの伝火孔を周方向に8個(即ち、隣り合う連通部同
士の中心角を45°で)、内径2.6mmの伝火孔14
を周方向に6個(即ち、隣り合う連通部同士の中心角を
60°で)形成することができる。
【0030】このように形成した連通部(本実施の形態
に於ける伝火孔14)は、連通部の総面積がほぼ一定の
場合、隣り合う連通部同士の中心角αを小さくする程、
ガス発生剤の初期着火性能を向上させることができる。
【0031】また、この複数の連通部(本実施の形態に
於ける伝火孔14)から噴出する点火手段(本実施の形
態では伝火薬7)の火炎や熱ミストは、伝火孔14との
直交軸Lを中心として、左右に60°以上となる水平角
βの範囲内に噴出するように調整されていることが望ま
しい。
【0032】端部をかしめて点火器6を固定した内筒部
材4は、後述するクロージャシェル2の開口部60内に
収容され、点火器6を固定した状態に於いてクロージャ
シェル2に溶接・一体化されている。具体的には、開口
部60に、ハウジング3の内側に曲折する筒状部61を
一体状に形成し、この筒状部61と内筒部材4とを溶接
している。筒状部61をハウジング3の内側に曲折して
いることから、当該筒状部61だけがハウジング3の軸
方向外側に突出することはなく、その分、ハウジング3
自体の全体の高さを抑えることができ、ひいてはガス発
生器全体の高さを抑えることができる。逆に、このよう
に形成したガス発生器を、筒状部61をハウジング3の
外側に曲折したガス発生器と同じ高さに形成した場合に
は、同じ高さ及び外径であっても、ハウジングの内部容
積を十分に大きくすることができる。また、筒状部61
により、ガス発生手段を支持する略環状のアンダープレ
ート22を支持することができる。
【0033】積層金網等を用いて形成された筒状のクー
ラント5は、各シェル1,2の端部に形成された曲折部
によって支持されて、ハウジングの内周面と略対向上に
配置される、そしてこのクーラント5の外周面とハウジ
ング3の内周面との間には、作動ガスの流路となる間隙
20が形成されている。この間隙20により、クーラン
ト5は全面的に且つ効果的に機能することができる。
【0034】このクーラント5は、作動ガスの通過に際
しても、その圧力により、半径方向外側に膨出しないも
のが好適に使用される。これは、仮にクーラント5がガ
ス発生手段の通過によって膨出した場合には、クーラン
ト5とハウジング内周面との間に確保される間隙20が
閉塞され、事実上ガス流路として機能し得なくなるため
である。依って、この実施の形態に示すクーラント5
は、半径方向への引張り強度が12054N(1230
kgf)に形成されている。
【0035】このクーラント5の端面と、ディフューザ
シェル1内面との間には、デフレクター部材18が配置
されている。このデフレクター部材18は、ガス発生剤
8として、燃焼によって流動体又は半流動体の燃焼生成
物を生じさせるものを使用した場合に有用である。
【0036】即ち、ガス発生剤の燃焼に依って生じた燃
焼生成物を、このデフレクター部材18の筒状部19に
付着、又は衝突後落下させることで除去できるためであ
る。またこのデフレクター部材18中、クーラント5の
端面に当接する環状部16は、適宜弾性を有するものと
して形成されていることから、燃焼室9の半径方向外側
に配置されるクーラント5として、軸方向への伸縮の少
ない金網製クーラント5を使用することもできる。更に
デフレクター部材18は、クーラント5の内周面に当接
する壁部17を環状部16に一体形成している。これに
より、クーラント5の位置決め及び固定、並びに作動ガ
スがクーラントを通過することなく排出される所謂ショ
ートパスを阻止することができる。
【0037】上記のように形成されたガス発生器では、
作動の為の着火電流が印加されて作動した点火器6によ
り、伝火薬7が着火されて燃焼し、その火炎は内筒部材
4の伝火孔14を通って、ガス発生剤8の収容空間内に
放出される。この伝火薬7の火炎は、ガス発生剤8を着
火・燃焼させることとなるが、その一部が直接クーラン
ト5を通過した場合であっても、デフレクター部材18
の筒状部19に当たり、そのままガス排出口11から噴
出する事態を阻止することができる。伝火薬7の火炎に
よって着火されたガス発生剤8から発生する作動ガス
は、クーラント5を通過して、クーラント5外周面とハ
ウジング3内周面との間に確保された間隙20内に到達
する。クーラント5を通過した作動ガス中に流動体又は
半流動体の燃焼生成物が含まれている場合には、間隙2
0内に配置されたデフレクター部材18の筒状部19に
衝突・付着して、作動ガス中から除去されることとな
る。
【0038】図1中、ガス排出口11及び伝火孔14
は、それぞれシールテープ15により閉塞されており、
ガス発生剤8は、アンダープレート22によって支持さ
れ、燃焼室内に収容されている。また、本実施の形態に
於いてデフレクター部材18として記載した部材は、同
様の構造によりミスト捕集部材、又は防炎板としても機
能することができる。 「実施の形態2」図3に、電気着火式点火手段を用いた
ガス発生器を含んで構成された本発明のエアバッグ装置
の実施例を示す。
【0039】このエアバッグ装置は、ガス発生器200
と、衝撃センサ201と、コントロールユニット202と、モ
ジュールケース203と、そしてエアバッグ204からなって
いる。ガス発生器200は、図1に基づいて説明したガス
発生器が使用されており、その作動性能は、ガス発生器
作動初期の段階において、乗員に対してできる限り衝撃
を与えないように調整されている。
【0040】衝撃センサ201は、例えば半導体式加速度
センサからなることができる。この半導体式加速度セン
サは、加速度が加わるとたわむようにされたシリコン基
板のビーム上に4個の半導体ひずみゲージが形成され、
これら半導体ひずみゲージはブリッジ接続されている。
加速度が加わるとビームがたわみ、表面にひずみが発生
する。このひずみにより半導体ひずみゲージの抵抗が変
化し、その抵抗変化を加速度に比例した電圧信号として
検出するようになっている。
【0041】コントロールユニット202は、点火判定回
路を備えており、この点火判定回路に前記半導体式加速
度センサからの信号が入力するようになっている。セン
サ201からの衝撃信号がある値を越えた時点でコントロ
ールユニット202は演算を開始し、演算した結果がある
値を越えたとき、ガス発生器200の点火器6に作動信号
(即ち、作動の為の着火電流)を出力する。
【0042】モジュールケース203は、例えばポリウレ
タンから形成され、モジュールカバー205を含んでい
る。このモジュールケース203内にエアバッグ204及びガ
ス発生器200が収容されてパッドモジュールとして構成
される。このパッドモジュールは、自動車の運転席側取
り付ける場合には、通常ステアリングホイール207に取
り付けられている。
【0043】エアバッグ204は、ナイロン(例えばナイ
ロン66)、またはポリエステルなどから形成され、その
袋口206がガス発生器のガス排出口を取り囲み、折り畳
まれた状態でガス発生器のフランジ部に固定されてい
る。
【0044】自動車の衝突時に衝撃を半導体式加速度セ
ンサ201が感知すると、その信号がコントロールユニッ
ト202に送られ、センサからの衝撃信号がある値を越え
た時点でコントロールユニット202は演算を開始する。
演算した結果がある値を越えたときガス発生器200の点
火器6に作動信号を出力する。これにより点火器6が作
動してガス発生剤に点火しガス発生剤は燃焼してガスを
生成する。このガスはエアバッグ204内に噴出し、これ
によりエアバッグはモジュールカバー205を破って膨出
し、ステアリングホイール207と乗員の間に衝撃を吸収
するクッションを形成する。
【0045】
【実施例】図1に示すガス発生器を用いてタンク燃焼試
験を行い、着火電流印加後、ハウジングの内部圧力が最
大となるまでの時間(以下、ハウジング最大内圧到達時
間ともいう)を測定した。
【0046】但し、点火手段収容室と燃焼室とを区画す
る内筒部材に、両室を連通可能とする連通部として、以
下の(1)又は(2)に示す伝火孔を形成した。その結
果を表1に示す。
【0047】また、この実施例に用いたガス発生器の詳
細は、前記実施の形態を参照して、その説明を省略す
る。 (1)内径2.2mmの伝火孔(エンハンサノズル)か
ら成る連通部を、内筒部材の周方向に、8つ(即ち、隣
り合う連通部同士の中心角を45°として)形成したガ
ス発生器。 (2)内径1.85mmの伝火孔(エンハンサノズル)
から成る連通部を、内筒部材の周方向に、12つ(即
ち、隣り合う連通部同士の中心角を30°として)形成
したガス発生器。
【0048】上記(1)又は(2)に示すガス発生器を
用いて得られたハウジング最大内圧到達時間を表1に示
す。
【0049】
【表1】
【0050】この結果からも明らかなように、連通部
(本実施例では伝火孔)の数を多く形成することによ
り、即ち、隣り合う連通部同士の中心角を小さくするこ
とにより、ガス発生剤の着火性能を向上させることがで
きる。
【0051】これにより、衝撃後、迅速にエアバッグを
膨張させることのできるエアバッグ用ガス発生器が実現
する。
【0052】但し、この実施例は、連通部(伝火孔)の
形状や配置によるガス発生剤の着火性の向上を確認する
ことを目的とするものである。依って、上記の(1)又
は(2)に示すように連通部(伝火孔)の形状や配置が
異なっており、それ以外の構成に於いては共通するガス
発生器であれば、本実施例と略同様の効果を確認するこ
とができる。即ち、本発明の効果を確認する上では、上
記の(1)又は(2)で使用するガス発生器で使用され
るガス発生剤は、発生ガス量や線燃焼速度が同じであれ
ば何でも良く、またガス発生器もガス発生剤の燃焼に寄
与し得る空隙容積が同じであれば同様の効果を確認する
ことができる。
【0053】
【発明の効果】本発明は、着火性の劣るガス発生剤であ
っても使用可能とした構造を有するエアバッグ用ガス発
生器であって、更にこのようなガス発生剤であっても、
作動初期の段階に於いて十分な作動性能を発揮し得るガ
ス発生器とすることができる。即ち、使用されるガス発
生剤の特性(例えば、燃焼性能など)が変わった場合で
あっても、初期の作動性能、または此に近似する作動性
能が得られるガス発生器が実現する。
【0054】更に、このような効果を有するエアバッグ
用ガス発生器が、簡易な構造によって実現されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のガス発生器の好ましい実施態様を示
す縦断面図
【図2】 図1に示すガス発生器の要部水平断面図
【図3】 本発明のエアバッグ装置を示す略図
【符号の説明】
1 ディフューザシェル 2 クロージャシェル 3 ハウジング 4 点火器 5 伝火薬 6 ガス発生剤 7 クーラント・フィルタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス排出口を有するハウジング内に、略筒
    状の内筒部材を配置して、該内筒部材の内側に点火手段
    を収容する点火手段収容室、外側にガス発生剤を収容す
    る燃焼室を形成したエアバッグ用ガス発生器であって、 該内筒部材の周面には、点火手段の作動によって生じた
    火炎を第一燃焼室内に噴出させる複数の伝火孔が形成さ
    れており、 該伝火孔は、前記内筒部材の端部からの距離が、該内筒
    部材の軸方向長さの30〜70%となる範囲内に形成さ
    れていることを特徴とするエアバッグ用ガス発生器。
  2. 【請求項2】前記複数の伝火孔は、該内筒部材の端部か
    らの距離が、内筒部材の軸方向長さの40〜60%とな
    る範囲に形成されている請求項1記載のエアバッグ用ガ
    ス発生器。
  3. 【請求項3】前記内筒部材の軸方向一端側には、作動の
    為の着火電流が印加されて作動する点火器が収容されて
    おり、前記複数の伝火孔は、内筒部材の軸方向の中央よ
    りも軸方向他端寄りに形成されている請求項1又は2記
    載のエアバッグ用ガス発生器。
  4. 【請求項4】該内筒部材の周面には、1又は2以上の伝
    火孔によって構成された複数の連通部が周方向に形成さ
    れており、 該複数の連通部は、隣り合う連通部同士の中心角が60
    °以下となるように調整されている請求項1〜3の何れ
    か一項記載のエアバッグ用ガス発生器。
  5. 【請求項5】ガス排出口を有するハウジング内に、略筒
    状の内筒部材を配置して、該内筒部材の内側に点火手段
    を収容する点火手段収容室、外側にガス発生剤を収容す
    る燃焼室を形成したエアバッグ用ガス発生器であって、 該内筒部材の周面には、点火手段収容室と燃焼室とを連
    通可能とする複数の連通部が周方向に形成されており、 該複数の連通部は、隣り合う連通部同士の中心角が60
    °以下となるように調整されていることを特徴とするエ
    アバッグ用ガス発生器。
  6. 【請求項6】前記連通部は、内筒部材を半径方向に貫通
    する1又は2以上の伝火孔によって形成されている請求
    項5記載のエアバッグ用ガス発生器。
  7. 【請求項7】前記連通部は、内筒部材を半径方向に貫通
    する1つの伝火孔によって形成されており、該伝火孔
    は、内径1〜4mmに形成されている請求項4又は6記
    載のエアバッグ用ガス発生器。
  8. 【請求項8】前記点火手段収容室には、着火電流の印加
    により作動する点火器を含んで構成された点火手段が収
    容されており、前記内筒部材の周面には、1又は2以上
    の伝火孔によって構成され且つ点火手段の作動によって
    生じた火炎を燃焼室に噴出する複数の連通部が周方向に
    形成されており、該連通部は、噴出する火炎の水平角
    が、該連通部中心との直交軸を中心として、左右に60
    °以上となるように調整されている請求項1〜7の何れ
    か一項記載のエアバッグ用ガス発生器。
  9. 【請求項9】前記点火手段収容室には、着火電流の印加
    により作動する点火器を含んで構成された点火手段が収
    容されており、一方、前記燃焼室には、点火手段の作動
    によって着火・燃焼されて燃焼ガスを生じさせるガス発
    生剤が収容されており、 前記ハウジングの内部圧力は、着火電流印加後5〜20ミ
    リ秒後に最大となる請求項1〜8の何れか一項記載のエ
    アバッグ用ガス発生器。
  10. 【請求項10】エアバッグ用ガス発生器と、 衝撃を感知して前記ガス発生器を作動させる衝撃センサ
    と、 前記ガス発生器で発生するガスを導入して膨張するエア
    バッグと、 前記エアバッグを収容するモジュールケースとを含み、
    前記エアバッグ用ガス発生器が請求項1〜9の何れか1
    項記載のエアバッグのガス発生器であることを特徴とす
    るエアバッグ装置。
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