JPH06509300A - 縦配置構造のエアバッグ用ガス発生器 - Google Patents
縦配置構造のエアバッグ用ガス発生器Info
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- JPH06509300A JPH06509300A JP5510438A JP51043893A JPH06509300A JP H06509300 A JPH06509300 A JP H06509300A JP 5510438 A JP5510438 A JP 5510438A JP 51043893 A JP51043893 A JP 51043893A JP H06509300 A JPH06509300 A JP H06509300A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
縦配置構造のエアバッグ用ガス発生器
本発明は乗員を衝撃から保護するエアバッグ用ガス発生器に関するものであり、
詳しくはガス発生器の小型化を可能にするガス発生器の新規な構造に関するもの
である。
従来技術
従来の一般的なガス発生器の構造は、ディフューザシェルとクロージャシェルか
らハウジングが構成されるというものである。点火装置を収容する中央筒状室が
ハウジングの中央に配置され、中央筒状室の周囲には、ガス発生剤か充填された
キャニスタ容器が装着された燃焼室が設けられている。さらに燃焼室の外側には
、クーラントとフィルタとを格納するクーラント・フィルタ室が形成されている
。
従来のガス発生器では、中央筒状室と燃焼室とクーラント・フィルタ室とは順に
半径方向外側に同心に設けられている。この構造により必然的にハウジングの径
が大きくなるためガス発生器のサイズも大きくなり、さらにハウジングに十分な
強度を付与するためハウジングの周方向に沿ってリベットその他の固定手段を多
数設ける必要があった。このリベットか結果としてガス発生器の重量を増し無駄
なスペースを生む。単独の従来特許またその組み合わせには本発明による独特な
小型設計は開示、示唆されておらず、本発明の長所も示されていない。
Leising、 et al、による米国特許第3,532.360号には、
ハウジング、ガス発生部、クーラント室、膨張エアバッグが設けられたガス発生
器が開示されている。ハウジングはほぼ椀状で底壁と側壁とを備えている。ガス
発生器は、孔が穿設された一枚の板と、ガス発生剤が燃焼したときの圧力で破裂
する仕切板とによってエアバッグと隔てられている。燃焼混合気は、エアバッグ
内に送られた後も、エアバッグを完全に膨張させるまで燃焼し続ける。
Leising、 et al、による米国特許第3.618,980号に開示
されているガス発生器には、伝火薬と、この伝火薬により発生したガスによって
膨張するバッグとが設けられている。また、燃焼する伝火薬がガス発生器からバ
ッグ内に移動しないようにするためのわな装置も設けられている。わな装置は、
伝火薬を割れ目に向かわせるデフレクタも具備している。割れ目によって各物質
は、それが収められている室の壁に吹き付けられてほぼ円を描き、これにより伝
火薬は効率良く燃焼する。反応粒子はその質量と移動速度のために完全燃焼する
まで室の中に保持される。ガス発生器に設けられた二つのハウジングは、複数の
固定具によって相互に連結されている。
Hassによる米国特許第3,632,133号の膨張エアバッグは、点火され
ると、集中/分散ノズルの集中端部とさらに膨張エアバッグとに送られる高速ガ
ス流を発生させるガス発生器を備えている。
高速ガス流は、ガス発生器外部からエアバッグ内にガスを流入させる働きも持っ
ている。
5chneiter et al、による米国特許第3,985.ops号に開
示されているガス発生器は、環状の室を構成する内側ハウジングおよび外側ハウ
ジングと、ガス発生剤に包囲された中央点火手段とを備えている。複数の孔が周
設された内側ハウジングは外側ハウジングとねじで妖合するようになっている。
ガス発生剤は点火時に破裂する仕切板で囲まれている。この結果生じるガスは、
固形物用フィルタ、pH中和剤、冷却器を通過して、最後には膨張構造物に流入
する。
AdamS et at、による米国特許第4,296,084号には、下側の
凹状ハーフシェルとこれにねじで取り付けられる上側の凸状ハーフシェルとを有
するハウジングから成る、ガス発生方法およびその装置が開示されている。ハウ
ジング内には、ガス発生剤を有する燃焼室と、点火器と、燃焼室内の第一フィル
タ手段と、燃焼室の外側の第二フィルタ手段とが設けられている。第一フィルタ
手段は、燃焼室から燃焼物質の流出を遅らせるため燃焼プロセスの温度になると
膨張して粘着性となる織物から成っている。
Ni1sson、 et al、の米国特許第4.278,638号のガス発生
器にはハウジングが設けられ、このハウジングは、点火装置を備えた中央管状ハ
ウジング部と、これを包囲するガス発生剤を備えた反応室と、これを包囲するフ
ィルタとを存している。このガス発生器には反応室の一部を構成するS字形の壁
部が設けられ、ガスはこの壁部に穿設された孔を通過して膨張室に送られる。
Adams、 et al、による米国特許第4.530,516号に開示され
ているのは、相互に溶接固定される上部シェルおよび下部シェルと、ハウジング
の中央に取り付は固定された鋼製の長形中央固定部材とから成る、膨張エアバッ
グが装着使用されるガス発生器である。
ハウジングは、点火充電装置を備えた中空の円筒形有孔部材を有している。中央
固定部材の周囲には、ガス発生剤が設けられた環状室が形成されている。ガス発
生剤が燃焼すると、ガスは円を描いてスクリーンフィルタとディフューザスクリ
ーンを通過し、ハウジングの出口を介してエアバッグへと流入する。
Adams、 et al、の米国特許第4.547.342号には、相互に溶
着される上部シェルと下部シェルとから成るハウジングを有する、膨張エアバッ
グが装着使用されるガス発生器が開示されている。ハウジング内には、それぞれ
が室を構成する同軸のシリンダが三本、一体形成されている。ガス発生剤は燃焼
室に設けられている。ガス発生剤が点火されると、ガスは、内側スクリーンフィ
ルタパックを通って半径方向外側に流れ、燃焼室出口を通る。ガスはここで塞ぎ
止められてデフレクタリングによって下向きに方向を変え、さらにデフレクタリ
ングと外側スクリーンバックとの面を半径方向外側に流れて外側スクリーンバッ
クを通過し、最後にハウジング内の出口穴から流出する。
Bolleauによる米国特許第4.578.247号には、溶接固定されて点
火室と外室とを構成する第一および第二の同軸シリンダをそれぞれ有する二つの
サブアセンブリが設けられたハウジングから成るガス発生器が開示されている。
外室は、軸方向に設けられた三つの室に分けられ、第一の室には燃料が、第二お
よび第三の室には冷却手段並びにフィルタ手段が設けられている。
Hillの米国特許第4.590.041号に開示されたガス発生器では、ガス
発生剤の球粒の持続時間の安定性を向上させるとともに球粒の劣化を抑えるため
ガス発生剤が加圧状態に保持される。圧力は球粒にスプリングバイアスされた板
によって加えられる。
Cunn inghamの米国特許第4.943,086号のガス発生器には、
外側シェルとこれに溶接固定された内側シェルとから成るハウジングが設けられ
ている。シェルによって構成されたノλウジングの内部は、外側ディフユーザ室
の内側燃焼室となっている。点火剤はノーウジングの構成部材のいずれにも固定
されていない容器に収められているため、容器に多数の孔を穿設することができ
、または燃焼室に流入するガスの拡散パターンがいろいろ選択できる。これによ
り、スクイブが点火粉末に直接発火して点火がより確実となるので、点火粉末か
充填される点火カップが不必要となる。
ミゾグチによる日本特許第JP63−301144号に開示されているエアバッ
グの構造は、格子の形状または多数の柱から成る形状であるため、エアバッグを
膨張させるのに必要な空気を減らすことができる。
コウギョウによる日本特許第JP47−30045号には、衝撃後に加速された
物体を受け入れるための一つの部材によって連結された一連の管状インフレータ
から成り、衝撃吸収のための急激膨張装置が開示されている。
トヨタ自動車による日本特許第JP50−16057号に開示されているエアバ
ッグは、エアバッグの形状を維持するため、格子または波の形状の固定接続部に
よって連結された内側および外側の被膜を有している。
発明の目的および要約
本発明によるエアバッグ用ガス発生器は、それぞれ円形部と円形部の周縁に形成
された周壁とを有する第一および第二外殻から成るハウジングと、ハウジングに
配設されたガス発生装置と、ハウジングに設けられたフィルタ室とエアバッグと
を連通させるための第一外殻に形成された開口部と、第一外殻の周壁とハウジン
グの中央に設けられた中央筒状体との間に形成された環状空間を画定する仕切り
部材とから成る。仕切り部材は、中央筒状体が嵌入できる内径とハウジングの内
径より小さな外径と、さらに環状部分の外周に沿って形成されるとともに第一外
殻の円形部まで延出する円筒形壁部とを存する。エアバッグ用ガス発生器はさら
に、仕切り部材の環状部分と第二外殻の円形部との間に形成される燃焼室と、仕
切り部材の円筒形壁部と第一外殻の周壁との間に形成されるフィルタ室とから成
り、画室は、燃焼室の外周に沿って軸方向にフィルタ室が燃焼室に重なるととも
にフィルタ室と燃焼室とが連通されるように構成される。このガス発生器におい
て、衝撃を受けてガス発生装置により発生したガスは燃焼室から軸方向上側に流
出してフィルタ室に入った後エアバッグに流入して、衝撃から乗員を保護する。
このガス発生器では、従来のガス発生器では燃焼室を取り巻いて半径方向に並設
されていた各空間が、燃焼室を覆うように軸方向に配置されているため、ハウジ
ングの径およびガス発生器全体の容積が小さくなる。ハウジングの径の縮小化に
より補強部材すなわちリベットが不要になる。
したがって、本発明の目的は小型のガス発生器を提供することである。
本発明の別の目的は、従来のガス発生器では活用されなかった空間を利用するガ
ス発生器を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、リベットが不要になったためにあいた空間をガス発
生剤、クーラント、フィルタを収容するために利用するガス発生器を提供するこ
とである。
本発明のさらに別の目的は、ガス流路を曲折した長い経路とすることにより圧力
損失を発生させて、装置の濾過および冷却効率を向上させるガス発生器を提供す
ることである。
本発明のさらに別の目的は、内部部品を互いに縦方向に配列したガス発生器を提
供することである。
本発明のさらに別の目的は、比較的小型かつ軽量で製造コストの低いガス発生器
を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、燃焼ガスが装置内部を軸方向に流れるガス発生器を
提供することである。
本発明のさらに別の目的は、従来技術の問題点を克服する新規なエアバッグ用小
型ガス発生器を提供することである。
図面の簡単な説明
本発明の以上の目的およびその他の目的は、以下の[発明の詳細な説明jおよび
添付図面を参照することにより当該技術分野の熟練者には明らかとなろう。添付
図面において、図1は、本発明によるガス発生器の好適な実施例の断面図である
。
図2は、本発明によるガス発生器の別の実施例の断面図である。
図3は、従来のガス発生器の部分断面図である。
好適な実施例の説明
図1において、本発明によるガス発生器のハウジング20は、第一外殻すなわち
ディフューザシェル!と第二外殻すなわちクロージャシェル3とから成っている
。ディフューザシェルlとクロージャシェル3はそれぞれ、円形部1a、3aと
円形部の周縁に形成された周壁1b、3bとを有している。
ディフューザシェル1とクロージャシェル3のそれぞれの周壁lb、3bの前側
の端部にはフランジ部1c、3cが形成されている。
フランジ部1c、3cは溶接され、ハウジング20の周壁に沿ってディフューザ
シェルlとクロージャシェル3とが接合されている。
クロージャシェル3の円形部3aの中央に配置された円筒形の中央筒状体16に
よって画定されたハウジング20の中央には、点火装置収容室4が設けられてい
る。中央筒状体16はアダプタ17にねじで螺合され、中央筒状体16とアダプ
タ17の両頭部はディフューザシェルlとクロージャシェル3の外側に突出して
、ハウジング中央部においてディフューザシェル1とクロージャシェル3とを接
合する役目を果たしている。
中央筒状体16とハウジング20との間に形成される環状空間2には仕切り部材
14が配設される。仕切り部材14は、円環部14aと円環部14aの周縁に沿
ってこれと一体的に形成された円筒形周壁部14bとから成る。円環部14aは
、中央筒状体16が貫通する開口部11を有している。円環部14aの外周の径
はハウジングの内径より小さいので、円筒形周壁部14bとディフューザシェル
lの周壁1bとの間には環状の空所が形成される。円筒形周壁部14bの上端は
ディフューザシェル1の円形部1aまで延在し、その上端面は円形部1aの内面
に当接している。
仕切り部材14とクロージャシェル3の円形部3aとの間に形成された燃焼室5
は環状の形状を有し、中央筒状体I6を包囲してディフューザシェルlの周壁1
bとクロージャシェル3の周壁3bまで延在している。フィルタ室19は、燃焼
室5の外周部に沿って燃焼室と軸方向に重なるように、仕切り部材14の円筒形
周壁部I4bとディフューザシェル1の周壁1bとの間に形成される。フィルタ
室19と燃焼室5とは間隙18により連通される。仕切り部材14の円環部14
aの外径はハウジング20の内径より小さいため、燃焼ガスが通過する噴出口と
なる。
ディフューザシェルlはその円形部1aに開口部9を有し、この開口部9により
フィルタ室19と図示されないエアバッグ内部とが連通される。これら複数の開
口部9は、円形部1aの外周付近にこれに沿って配置される。また、開口部9を
円形部に設ける代わりに周壁1bの基部8に形成することもできる。
点火装置収容室4には、点火装置を構成するエンハンサ(伝火薬)6とスクイブ
(点火器)10とが配設されている。伝火薬6は中央筒状体16に充填され、ス
クイブ10は中央筒状体16に嵌入されたアダプタ17に収納される。中央筒状
体16には、伝火薬の火炎を燃焼室5に伝える開口部7が形成されている。
燃焼室5にはキャニスタ容器21が装着される。一般的にキャニスタ容器21は
アルミニウム製の薄い環状の容器で、ガス発生剤が充填される。クッション22
によってキャニスタ容器21は仕切り部材14の円環部14aとクロージャシェ
ル3の円形部3aとの間に支持されている。ガス発生剤15はキャニスタ容器2
1内部においてクッション33により弾性的に保持されている。
クッゾョン22の横にはスラグフィルタ13が配置される。スラグフィルタ13
はキャニスタ容器21とフィルタ室19との間に設けられている。冷却フィルタ
12はフィルタ室19に配設される。
衝撃を受けて図示されないセンサが作動されるとスクイブ10が伝火薬6に点火
する。この結果生じる高温高圧の火炎は開口部7を通過してガス発生剤が充填さ
れたキャニスタ容器21の壁を突き破り、中のガス発生剤に点火する。キャニス
タ容器21で発生した燃焼ガスがスラグフィルタ13を通過する際に、ガス中に
含有される固形物が取り除かれる。浄化されたガスはさらに間隙18を通過して
フィルタ室19に入り、ここで燃焼ガスは冷却フィルタ12によって冷却される
。さらにガスは開口部9を介して均一にエアバッグ内に流入するのである。
図2は、本発明によるガス発生器の別の好適な実施例である。この図において図
1と同様の部材には同様の参照番号を付しである。
図1のガス発生器と図2のガス発生器とは仕切り部材の構造が異なる。仕切り部
材!4′は円環部14a’ と円環部14a’ の周縁に沿ってこれと一体的に
形成された円筒形周壁部14b’ とから成る。
円環部14a’ には、中央筒状体16が嵌入される開口部11が形成されてい
る。円環部+4a’の外径はハウジング20の内径に等しい。円環部14a’
の内周部分には周方向に複数の開口部34が形成されている。円筒形周壁部14
b’ はディフューザシェルlの円形部1aまで延在してこれと当接している。
仕切り部材14°の円環部14a″とクロージャシェル3の円形部3aとの間に
は、環状の形状を有し中央筒状体I6を包囲する燃焼室5が形成される。円環部
14a’ とディフューザシェルlの円形部1aとの間には、燃焼室5とその軸
方向において重なるようにフィルタ室19が形成されている。燃焼室5とフィル
タ室19とは複数の開口部34によって連通している。ディフューザシェルlの
円形部1a’ に穿設された複数の開口部9を介して、フィルタ室19と図示さ
れないエアバッグとが連通される。開口部9は円形部laの外周においてこれに
沿って配置されている。
スラグフィルタ13とクッション22とは図1のガス発生器の配置とは逆に並設
され、これにより開口部34の有効利用が可能となる。図1のガス発生器のもの
より容積が大きな冷却フィルタ12゜12°は、フィルタ室に配設されている。
図2のガス発生器では、図1のガス発生器の空きスペース35を活用してガス流
路を長くし、その途中に別の冷却フィルタ12’ を追加設置することによって
冷却フィルタの容積を増加させたものである。フィルタ室に流入するガスとこれ
から流出するガスとを半径方向にずらすことにより、ガス流路が折れ曲がってい
る。したがって矢印Aに示すようにガスの流れが屈曲して圧力損失が発生するた
め、濾過および冷却の効率が上昇する。この結果フィルタ室の容積が減少し、ガ
ス発生器の高さおよび大きさも減少する。さらにガスノズル(開口部9)が第一
外殻(ディフューザシェル1)の円形部に形成されているため、プレス加工によ
り容易に打ち抜きが行える。
「従来技術」と示した図3の従来のガス発生器では、ガス発生器の第一および第
二外殻を固定するための重いリベット32が使用されるとともに、各部品が周方
向に配置されている。
本発明によるガス発生器では、燃焼室とフィルタ室とが軸方向に重なっているた
めガス発生器の外径が縮小され、これによりガス発生器の小型化が実現される。
また、この構造ではリベットなどの補強部材が不必要なのでガス発生器の重量お
よび空きスペースを減少させることができる。これによりガス発生剤およびフィ
ルタを収納する室として、スペースを存効利用できる。結果としてガス発生器の
容積を増加させることなく、ガス発生剤を所望の量だけ充填することができる。
中央筒状部とアダプタとがねじで螺合されるとともにガスが軸方向に流れるため
、ディフューザシェルとクロージャシェルとをフランジ部において溶接接合する
だけでよいことは重要である。この結果、従来より少量の伝火薬を使用するだけ
で済み、効率がよい。そのうえガス発生器の小型化、軽量化、薄肉化が実現でき
、コストも下がる。
また、ガス発生器内をガスが軸方向に流れるのでエアバッグをガス発生器の軸方
向突出部に装着することができる。このため装置の作動に必要な半径方向のスペ
ースを縮小できる。
このガス発生器は小型であるため、側面衝撃による障害を防止するために利用で
きる。例えば、自動車のドアなど従来の装置では大きすぎて使用できなかった箇
所に本発明の装置を使用することができる。
以上本発明の詳細な説明したが、この説明は発明の趣旨および範囲を限定するも
のではない。特許証による保護を申請するものは次の「特許請求の範囲」に挙げ
る。
国際調査報告
m−−IA−ky+1wN* PCTIJP 93””28
Claims (18)
- 1.それぞれ円形部と円形部の周縁に沿って形成された周壁とを有する第一外殻 と第二外殻とから成るハウジングと、ハウジングに配設されるガス発生装置と、 ハウジングに設けられるフィルタ室と、フィルタ室とエアバッグとを連通させる ため第一外殻に形成された複数の開口部と、 ハウジング内部において、ハウジング中央に配設された中央管状体の周囲に設け られた環状空間を画定する仕切り部材と、から成るエアバッグ用ガス発生器にお いて、仕切り部材には、中央筒状体が嵌入されるのに適した内径とハウジングの 内径より小さな外径とを有する円環部と、円環部の周縁に沿って形成され第一外 殻の円形部まで延在する円筒形周壁部とが設けられ、 ガス発生器はさらに、 仕切り部材の円環部と第二外殻の円形部との間に形成された燃焼室と、 燃焼室の外周部に沿って軸方向に燃焼室と部分的に重なるように、仕切り部材の 円筒形周壁部と第一外殻の周壁との間に形成されたフィルタ室と、 から成り、 燃焼室とフィルタ室と第一外殻に形成された複数の開口部とが、燃焼室内のガス 発生装置で発生したガスが燃焼室から軸方向に流れフィルタ室を通過して複数の 開口部を介してエアバッグに流入するように、配置されている。
- 2.さらに、 頭部を有する円筒形中央筒状体と、 頭部を有するアダプタと、 から成る請求項1に記載の装置において、互いにねじで螺合された中央筒状体と アダプタの頭部がディフユーザシェルとクロージャシェルの外部に位置し、ハウ ジングの中央部においてディフユーザシェルとクロージャシェルとを接合する。
- 3.フィルタ室とエアバッグとを連通させるため第一外殻に形成された複数の開 口部が、第一外殻の円形部の外周付近に形成された請求項2に記載の装置。
- 4.ガス発生剤が充填されたキャニスタ容器を支持するため燃焼室と仕切り部材 との間に配置されたクッションをさらに含む請求項3に記載の装置。
- 5.スラグフィルタがキャニスタ容器とフィルタ室との間においてクッションの 周囲に配設された請求項4に記載の装置。
- 6.冷却フィルタがフィルタ室に設けられた請求項5に記載の装置。
- 7.それぞれ円形部と円形部の周縁に沿って形成された周壁とを有する第一外殻 と第二外殻とから成るハウジングと、ハウジングに配設されるガス発生装置と、 ハウジングに設けられるフィルタ室と、フィルタ室とエアバッグとを連通させる ため第一外殻の円形部の外周部に形成された複数の開口部と、環状空間を画定す る仕切り部材と、 から成るエアバッグ用ガス発生器において、仕切り部材には、中央筒状体が嵌入 されるのに適した内径とハウジングの内径に等しい外径とを有する円環部が設け られ、仕切り部材の円環部にはその内周付近においてこれに沿って複数の開口部 が形成され、 ガス発生器はさらに、 仕切り部材の円環部と第二外殻の円形部との間に形成された燃焼室と、 燃焼室の外周部に沿って軸方向に燃焼室と重なるように、仕切り部材の円環部と 第一外殻の円形部との間に形成されたフィルタ室と、 から成り、 燃焼室内のガス発生装置で発生したガスが燃焼室から迷路状の流路を描いて円環 部の内周に形成された複数の開口部からフィルタ室に入り、さらに第一外殻の円 形部の外周付近の複数の閉口部を介してエアバッグに流入するように、仕切り部 材の複数の開口部と第一外殻の複数の開口部および燃焼室とフィルタ室が配置さ れている。
- 8.さらに、 頭部を有する円筒形中央筒状体と、 頭部を有するアダプタと、 から成る請求項7に記載の装置において、互いにねじで螺合された中央筒状体と アダプタの頭部がディフユーザシェルとクロージャシェルの外部に位置し、ハウ ジングの中央部においてディフユーザシェルとクロージャシェルとを接合する。
- 9.ガス発生剤が充填されたキャニスタ容器を支持するため燃焼室と仕切り部材 との間に配置されたクッションをさらに含む請求項8に記載の装置。
- 10.仕切り部材の円環部に形成された複数の開口部を覆うようにスラグフィル タがキャニスタ容器とフィルタ室との間において中央筒状体の周囲に設けられた 請求項9に記載の装置。
- 11.クッションがスラグフィルタの上に周方向に設けられた請求項10に記載 の装置。
- 12.冷却フィルタがフィルタ室に配設された請求項11に記載の装置。
- 13.それぞれ円形部と円形部の周縁に形成された周壁とを有する第一および第 二外殻から成るハウジングと、ハウジングに配設されるフィルタ室と、フィルタ 室とエアバッグとを連通させるため第一外殻に形成された複数の開口部と、 ハウジング中央に配設された中央筒状体の周囲に形成された環状空間を画定する とともに、中央筒状体が嵌入されるのに適した内径を有する円環部が設けられた 仕切り部材と、仕切り部材と第二外殻の円形部との間に配設された燃焼室と、か ら成るエアバッグ用ガス発生器において、フィルタ室は燃焼室の外周に沿って軸 方向に燃焼室と重なるように仕切り部材と第一外殻との間に設けられ、ガス発生 剤により発生したガスが燃焼室から軸方向に流れてフィルタ室を通過しエアバッ グに流入するように、燃焼室とフィルタ室と第一外殻の複数の開口部とが配置さ れている。
- 14.さらに、 頭部を有する円筒形中央筒状体と、 頭部を有するアダプタと、 から成る請求項13に記載の装置において、、中央筒状体はアダプタとねじで螺 合するとともに、中央筒状体の頭部とアダプタの頭部とがディフユーザシェルと クロージャシェルの外部に突出してハウジングの中央部においてディフユーザシ ェルとクロージャシェルを接合する。
- 15.第一外殻とエアバッグとを連通するため第一外殻に形成された複数の開口 部が第一外殻の円形部の外周付近に形成された請求項14に記載の装置。
- 16.ガス発生剤が充填されたキャニスタ容器を支持するため燃焼室と仕切り部 材との間に配置されたクッションをさらに含む請求項15に記載の装置。
- 17.キャニスタ容器とフィルタ部材との間にスラグフィルタが配設された請求 項16に記載の装置。
- 18.冷却フィルタがフィルタ室に配設された請求項17に記載の装置。
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