JP3365845B2 - エアバッグ用ガス発生器 - Google Patents

エアバッグ用ガス発生器

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JP3365845B2 JP00293194A JP293194A JP3365845B2 JP 3365845 B2 JP3365845 B2 JP 3365845B2 JP 00293194 A JP00293194 A JP 00293194A JP 293194 A JP293194 A JP 293194A JP 3365845 B2 JP3365845 B2 JP 3365845B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衝撃から乗員を保護す
るエアバッグ用のガス発生器に関し、特に火薬類の交換
を可能にしたガス発生器の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガス発生器の一例として、図3に
示すものがある。このガス発生器は、ガスの排出口50
を有するハウジング51と、このハウジング51の中央
部に配設される機械式センサ収容室52と、その外側周
囲に配設されるガス発生手段収容室53と、前記機械式
センサ収容室52の上方に配設される伝火薬収容室55
と、前記機械式センサ収容室52内に収容される機械式
センサ54と、前記ガス発生手段収容室53内に配設さ
れるガス発生剤56と、前記伝火薬収容室55内に収容
される伝火薬57とを含んでいる。
【0003】ハウジング51は、ディフューザシェル5
8とクロージャシェル59からなり、これらは溶接60
及びねじを構成するアダプタ61により互に接合されて
いる。機械式センサ収容室52は、クロージャシェルの
内周壁62によりその内側に画成され、またガス発生手
段収容室53は、コンバッションリング63により前記
内周壁62外側に画成されている。機械式センサ54
は、雷管64及び伝火薬57と共に、点火手段を構成し
ている。
【0004】機械式センサ54の作動により雷管64が
発火し、これにより伝火薬57が着火してガス発生手段
収容室53内部のガス発生剤56に点火する。これによ
り発生するガスは、噴出孔66より噴出し、クーラント
67及びフィルタ68を通過する間に冷却・浄化され、
冷却・浄化されたガスは排出口50よりエアバッグ(図
示せず)内に流入するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば10年以上経過
したガス発生器においては、ガス発生器の正常な作動を
保証するために、ガス発生剤や伝火薬などの火薬類を交
換する必要が生ずる。そのとき、上記従来のガス発生器
においては、火薬類を取り出すためにハウジングを分解
しなければならない。ハウジングは溶接により接合され
てなっているために、ハウジングの分解は容易ではな
く、従って従来においては、ガス発生器自体を新しいも
のと丸ごと交換していた。このために、未使用のハウジ
ング及びその内部部品が火薬類と共に交換され廃棄され
る結果になり、これはガス発生器の製造に要した費用が
無駄になるばかりではなく、その製造に費やしたエネル
ギの点からも大変な無駄となる。
【0006】よって、本発明は、上記従来技術の有する
問題点を解消する新規なガス発生器を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のエアバッグ用ガ
ス発生器は、ガスの排出口を有するハウジングと、該ハ
ウジング内に画成されるガス発生手段収容室と、該ガス
発生手段収容室内に配設されるガス発生手段とを含み、
衝撃により前記ガス発生手段で発生するガスをエアバッ
グ内に導入して衝撃から乗員を保護するエアバッグ用ガ
ス発生器において、前記ガス発生手段は、環状の容器に
充填されたガス発生剤を含んで構成されてガス発生手段
収容室内に配置されており、前記点火手段は、ガス発生
手段収容室内に配置されており、前記ガス発生手段収容
室は、前記ガス発生手段と点火手段とのハウジング内出
入りを可能とする開口を有し、該開口が着脱可能なキャ
ップにより閉鎖されており、該キャップは、内側に固定
リングを螺合する円筒部を備え、前記点火手段は当該固
定リングにより固定されていることを特徴とする。
【0008】本ガス発生器においては、ガス発生手段が
点火手段を具備する。また、ガス発生手段収容室はガス
発生手段のハウジング内出入りを可能とする開口を有す
る。この開口は着脱可能なキャップにより閉鎖される。
このような構成により、キャップを取り外してガス発生
手段収容室の開口を開け、この開口よりガス発生剤を含
むガス発生手段及びこのガス発生手段が具備する伝火薬
を含む点火手段をハウジング外に取り出すことができ
る。これにより、交換を必要する火薬類をハウジング
を分解することなくハウジング内より容易に取り出すこ
とができ、また新しい火薬類をハウジング内に容易に装
填することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。
【0010】図1は、本ガス発生器の断面図である。本
ガス発生器のハウジング1は、円形部材2と、環状部材
3と、内外周壁部材4と、蓋部材5とからなっている。
円形部材2はその周縁に曲折部6を備え、環状部材3
は、開口8と曲折部7を備えている。また内外周壁部材
4は、内壁部9と環状部12と外壁部10とフランジ部
11を有し、これらは一体に形成されている。蓋部材5
は、一体に形成された曲折部13と環状部14と外壁部
15を備えている。円形部材2と環状部材3は、互に対
向して内外周壁部材4の内壁部9両端の位置で内壁部9
に溶接16により接合されている。また、内外周壁部材
4と蓋部材5は、両者の環状部12と14を対向させて
溶接17により互に接合されている。内外周壁部材4の
内壁部9は、ハウジング1内の内周壁を構成し、また内
外周壁部材4の外壁部10は、蓋部材5の外壁部15と
共に、ハウジング1の外周壁を構成している。内壁部9
は、周方向に均一に穿設されたガスの噴出孔30を有し
ている。
【0011】ハウジング1内は、内外周壁部材4により
2室、すなわち中央のガス発生手段収容室、すなわち燃
焼室18と、その外側のクーラント・フィルタ室19と
に画成されている。前記環状部材の開口8は、この燃焼
室18の開口を構成している。クーラント・フィルタ室
19は、更にリテーナ20により上段の室と下段の室に
画成されている。
【0012】燃焼室18内には、ガス発生手段を構成す
るキャニスタ容器21が配設されている。このキャニス
タ容器21は、中央孔23を備える環状のアルミニウム
製薄肉容器で、内部にディスク状のガス発生剤22を充
填している。このガス発生剤22を取巻いて金網状のプ
レフィルタ35がキャニスタ容器21内に配設されてい
る。このプレフィルタ35によりガス発生剤22の燃焼
により生ずる燃焼残渣を捕集するようになっている。こ
のキャニスタ容器21は点火手段を具備している。この
点火手段は、機械式センサ24と、雷管32と、そして
伝火薬33からなり、これらはキャニスタ容器の中央孔
23内に配置されている。クーラント・フィルタ室19
の下段の室には冷却手段であるクーラント28が、また
上段の室には浄化手段であるフィルタ29がそれぞれ配
設されている。
【0013】燃焼室18とクーラント・フィルタ室19
の間には、燃焼室18で発生したガスをクーラント・フ
ィルタ室19に導入するための前記噴出孔30が備り、
更にクーラント・フィルタ室19とエアバッグ(図示せ
ず)間には、クーラント、フィルタを通過したガスをエ
アバッグ内に導入するためのガスの排出口31が円周方
向に複数設けられている。
【0014】キャニスタ容器21のハウジング内出入り
を可能とする前記開口8は、着脱可能な蓋部材、すなわ
ちキャップ25により閉鎖されている。このキャップ2
5は、円筒部36と環状部37からなり、円筒部36の
内側には固定リング38が螺合している。また環状部3
7はその外径が開口8の内径よりも僅かに小さくされ、
キャップ25は開口8内に嵌合して開口の段部39に係
止されている。開口8に隣接して開口8よりも大きな内
径を有するネジ部40が環状部材3に形成されている。
このネジ部40にキャップ25用の固定リング41が螺
合しており、この固定リング41と前記段部39の間に
キャップ25が挟持され固定されている。点火手段を構
成する機械式センサ24と、雷管32と、そして伝火薬
33はキャニスタ容器の中央孔23内に配設され、クッ
ション34と前記固定リング38との間に挟持され固定
されている。
【0015】キャニスタ容器21とそれが具備する点火
手段、すなわち機械式センサ24、雷管32、及び伝火
薬33を交換するときは、固定リング41を回してこれ
を環状部材3より取り外し、次にキャップ25を開口8
より取り外すことにより開口8が開き、この開口8より
キャニスタ容器21及びそれに付随する上記部品を取り
出すことができる。キャニスタ容器、雷管、及び伝火薬
を新しいものと交換したのち、これらを取り出したとき
と逆の順序でハウジング内に装填することができる。
【0016】ハウジング1と、その内部の部品、すなわ
ちリテーナ20、クーラント28、及びフィルタ29を
全て同一の材料、例えばステンレス鋼、アルミニウム合
金などから構成することができる。このように構成する
ことにより、ガス発生器を廃棄する際に、開口8より火
薬類(ガス発生手段と点火手段)を取り出した後、ハウ
ジング1とその内部の部品を分解してそれらを材料別に
分類する手間と時間を省略することができる。
【0017】このように構成された本ガス発生器におい
て、衝撃により機械式センサ24の撃針が飛び、雷管3
2に衝撃を与えると雷管32が発火し、これにより伝火
薬33が着火する。これにより発生する高圧、高温の火
炎はキャニスタ容器21の壁を破り内部のガス発生剤2
2に点火する。燃焼室18内で発生したガスは、噴出孔
30より均一に噴出し、クーラント28及びフィルタ2
9を通過し、その間に燃焼ガスは冷却・浄化され、冷却
・浄化されたガスは排出口31よりエアバッグ(図示せ
ず)内に流入する。これによりエアバッグが膨張して乗
員を衝撃より保護する。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上述べた通り構成されてい
るので、火薬類(ガス発生手段及び点火手段)をハウジ
ング内より取り出すために、ハウジングを分解する必要
がなく、火薬類はキャップを取り外すことによりハウジ
ング内より容易に取り出すことができる。そのため、火
薬類の交換が容易となると共に、そのリークチェックも
容易に行なえる。
【0019】本発明によれば、従来のように未使用のハ
ウジング及びその内部部品を火薬類と共に交換すること
がなくなり、ハウジング及びその内部部品は、火薬類交
換ののち、そのまま使用することができるから、ガス発
生器の製造コストの点からもまたその製造に費やしたエ
ネルギの点からも有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガス発生器の断面図である。
【図2】同ガス発生器の一部を拡大して示す分解図であ
る。
【図3】従来のガス発生器の断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 円形部材 3 環状部材 4 内外周壁部材 5 蓋部材 8 開口 18 燃焼室(ガス発生手段収容室) 21 キャニスタ容器(ガス発生手段) 24 機械式センサ 25 キャップ(蓋部材) 31 排出口 32 雷管 33 伝火薬
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/16 - 21/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスの排出口を有するハウジングと、該
    ハウジング内に画成されるガス発生手段収容室と、該ガ
    ス発生手段収容室内に配設されるガス発生手段とを含
    み、衝撃により前記ガス発生手段で発生するガスをエア
    バッグ内に導入して衝撃から乗員を保護するエアバッグ
    用ガス発生器において、前記ガス発生手段は、環状の容器に充填されたガス発生
    剤を含んで構成されてガス発生手段収容室内に配置され
    ており、 前記点火手段は、ガス発生手段収容室内に配置されてお
    、 前記ガス発生手段収容室は、前記ガス発生手段と点火手
    段とのハウジング内出入りを可能とする開口を有し、該
    開口が着脱可能なキャップにより閉鎖されており、 該キャップは、内側に固定リングを螺合する円筒部を備
    え、前記点火手段は当該固定リングにより固定されてい
    ることを特徴とするエアバッグ用ガス発生器。
  2. 【請求項2】 前記ハウジング内は、中央のガス発生手
    段収容室と、その外側のクーラント・フィルタ室とに画
    成されており、前記開口は専ら中央のガス発生手段収容
    室に設けられている請求項1記載のエアバッグ用ガス発
    生器。
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