JPH07237519A - エアバッグ用ガス発生器 - Google Patents
エアバッグ用ガス発生器Info
- Publication number
- JPH07237519A JPH07237519A JP6032173A JP3217394A JPH07237519A JP H07237519 A JPH07237519 A JP H07237519A JP 6032173 A JP6032173 A JP 6032173A JP 3217394 A JP3217394 A JP 3217394A JP H07237519 A JPH07237519 A JP H07237519A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion
- gas
- ring
- accommodating chamber
- combustion ring
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】容易かつ安価に製作出来るエアバッグ用ガス発
生器を提供する。 【構成】ハウジングと、該ハウジング内の点火手段収容
室14と、該点火手段収容室周囲のガス発生手段収容室
10と、該ガス発生手段収容室周囲のクーラント・フィ
ルタ室19と、該クーラント・フィルタ室と前記ガス発
生手段収容室を画成するコンバッションリング18とを
含み、前記コンバッションリングは、一側端部に穿設さ
れたガスの噴出口9の近傍に該コンバッションリングの
壁部が半径方向外側に膨出して形成されたフランジ状部
を有すると共に、該フランジ状部と他側端部の間に該コ
ンバッションリングの壁部が膨出して形成されたリブ状
部を具備する。
生器を提供する。 【構成】ハウジングと、該ハウジング内の点火手段収容
室14と、該点火手段収容室周囲のガス発生手段収容室
10と、該ガス発生手段収容室周囲のクーラント・フィ
ルタ室19と、該クーラント・フィルタ室と前記ガス発
生手段収容室を画成するコンバッションリング18とを
含み、前記コンバッションリングは、一側端部に穿設さ
れたガスの噴出口9の近傍に該コンバッションリングの
壁部が半径方向外側に膨出して形成されたフランジ状部
を有すると共に、該フランジ状部と他側端部の間に該コ
ンバッションリングの壁部が膨出して形成されたリブ状
部を具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衝撃から乗員を保護す
るエアバッグ用のガス発生器に関し、特にそのコンバッ
ションリングの構成に関する。
るエアバッグ用のガス発生器に関し、特にそのコンバッ
ションリングの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガス発生器として、図3に示すも
のがある。このガス発生器は、ガスの排出口20を有す
るハウジング21と、このハウジング21内の中央部に
配設される点火手段収容室22と、この点火手段収容室
22の周囲に配設されるガス発生手段収容室23と、こ
のガス発生手段収容室23の周囲に配設されるクーラン
ト・フィルタ室24と、このクーラント・フィルタ室2
4と前記ガス発生手段収容室23とを画成するコンバッ
ションリング25とを含んでいる。
のがある。このガス発生器は、ガスの排出口20を有す
るハウジング21と、このハウジング21内の中央部に
配設される点火手段収容室22と、この点火手段収容室
22の周囲に配設されるガス発生手段収容室23と、こ
のガス発生手段収容室23の周囲に配設されるクーラン
ト・フィルタ室24と、このクーラント・フィルタ室2
4と前記ガス発生手段収容室23とを画成するコンバッ
ションリング25とを含んでいる。
【0003】点火手段収容室22内には機械式センサ及
び雷管(ともに図示せず)が配設され、またガス発生手
段収容室23内にはガス発生剤を充填した薄肉のアルミ
ニウム容器、すなわちキャニスタ容器37が配設され
る。更に、クーラント・フィルタ室24内には、ガス発
生剤の燃焼により発生した燃焼ガスの冷却を果すクーラ
ント26と、その燃焼ガスの燃焼残渣を捕集するフィル
タ27が配設されている。
び雷管(ともに図示せず)が配設され、またガス発生手
段収容室23内にはガス発生剤を充填した薄肉のアルミ
ニウム容器、すなわちキャニスタ容器37が配設され
る。更に、クーラント・フィルタ室24内には、ガス発
生剤の燃焼により発生した燃焼ガスの冷却を果すクーラ
ント26と、その燃焼ガスの燃焼残渣を捕集するフィル
タ27が配設されている。
【0004】コンバッションリング25は、図4に示す
ように、円筒形の部材で、その内面にキャニスタ容器の
支持部29を有し、また外面にフランジ部28を有して
いる。このフランジ部28は、図3に矢印Aで示す燃焼
ガスの流れを制御するためのもので、これにより曲折し
た流路を形成して燃焼ガスの圧損を生ぜしめる。
ように、円筒形の部材で、その内面にキャニスタ容器の
支持部29を有し、また外面にフランジ部28を有して
いる。このフランジ部28は、図3に矢印Aで示す燃焼
ガスの流れを制御するためのもので、これにより曲折し
た流路を形成して燃焼ガスの圧損を生ぜしめる。
【0005】このコンバッションリング25は、燃焼ガ
スの高圧に耐える得るように、例えばアルミニウム合金
の素材を使用して、型鍛造により成形される。
スの高圧に耐える得るように、例えばアルミニウム合金
の素材を使用して、型鍛造により成形される。
【0006】図5は、フランジ部を有しないコンバッシ
ョンカップ29を具備するガス発生器の半断面図であ
る。なお、図3と同一の部材には同一の符号を付し説明
は省略する。点火手段収容室22内には衝撃を感知する
センサからの電気的信号により作動する点火器30と、
この点火器30の作動により燃焼する伝火薬31が配設
され、またガス発生手段収容室23内には伝火薬31の
燃焼によって点火されるディスク状のガス発生剤32を
充填したキャニスタ容器33が配設されている。
ョンカップ29を具備するガス発生器の半断面図であ
る。なお、図3と同一の部材には同一の符号を付し説明
は省略する。点火手段収容室22内には衝撃を感知する
センサからの電気的信号により作動する点火器30と、
この点火器30の作動により燃焼する伝火薬31が配設
され、またガス発生手段収容室23内には伝火薬31の
燃焼によって点火されるディスク状のガス発生剤32を
充填したキャニスタ容器33が配設されている。
【0007】コンバッションカップ29は、図6に示す
ように、一側に環状部34を有する円筒形の部材で、そ
の開放端側にガス発生手段収容室23内の燃焼ガスが噴
出する複数の開口35を備えている。
ように、一側に環状部34を有する円筒形の部材で、そ
の開放端側にガス発生手段収容室23内の燃焼ガスが噴
出する複数の開口35を備えている。
【0008】このコンバッションカップ29は、ステン
レス鋼の板材をプレスして成形されている。この場合、
燃焼ガスの高圧により、コンバッションカップ29が変
形を来すことのないように、コンバッションカップ29
の周囲にこれに当接して複数のリベット36が配設され
ている。
レス鋼の板材をプレスして成形されている。この場合、
燃焼ガスの高圧により、コンバッションカップ29が変
形を来すことのないように、コンバッションカップ29
の周囲にこれに当接して複数のリベット36が配設され
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】アルミニウム合金の素
材を使用して、型鍛造によりフランジ付コンバッション
リングを成形する場合、所要の形状を型彫りしたダイス
の製作費が高価となり、また1つの彫型で素材からただ
ちに製品の形にすることは困難であるから、いくつかの
彫型を設け、順次これを使用して少しつづ変形させて製
品の形にするため、手間とかなりの費用がかかる。
材を使用して、型鍛造によりフランジ付コンバッション
リングを成形する場合、所要の形状を型彫りしたダイス
の製作費が高価となり、また1つの彫型で素材からただ
ちに製品の形にすることは困難であるから、いくつかの
彫型を設け、順次これを使用して少しつづ変形させて製
品の形にするため、手間とかなりの費用がかかる。
【0010】また、コンバッションカップをステンレス
鋼の板材よりプレスにより成形する場合は、その強度補
助のためにリベットの支持を必要とするが、その場合リ
ベットの配設空間が必要となり、その分ガス発生器の径
が拡大すると共に、重量も増大する。
鋼の板材よりプレスにより成形する場合は、その強度補
助のためにリベットの支持を必要とするが、その場合リ
ベットの配設空間が必要となり、その分ガス発生器の径
が拡大すると共に、重量も増大する。
【0011】よって、本発明は、上記従来技術の有する
問題点を解消する新規なガス発生器を提供することを目
的とする。
問題点を解消する新規なガス発生器を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のエアバッグ用ガ
ス発生器は、ガスの排出口を有するハウジングと、該ハ
ウジング内の中央部に配設される点火手段収容室と、該
点火手段収容室の周囲に配設されるガス発生手段収容室
と、該ガス発生手段収容室の周囲に配設されるクーラン
ト・フィルタ室と、該クーラント・フィルタ室と前記ガ
ス発生手段収容室とを画成するコンバッションリングと
を含み、衝撃により前記ガス発生手段収容室で発生する
ガスをエアバッグ内に導入して衝撃から乗員を保護する
エアバッグ用ガス発生器において、前記コンバッション
リングは、一側端部に穿設されたガスの噴出口の近傍に
該コンバッションリングの壁部が半径方向外側に膨出し
て形成されたフランジ状部を有すると共に、該フランジ
状部と他側端部の間に該コンバッションリングの壁部が
膨出して形成されたリブ状部を具備することを特徴とす
る。
ス発生器は、ガスの排出口を有するハウジングと、該ハ
ウジング内の中央部に配設される点火手段収容室と、該
点火手段収容室の周囲に配設されるガス発生手段収容室
と、該ガス発生手段収容室の周囲に配設されるクーラン
ト・フィルタ室と、該クーラント・フィルタ室と前記ガ
ス発生手段収容室とを画成するコンバッションリングと
を含み、衝撃により前記ガス発生手段収容室で発生する
ガスをエアバッグ内に導入して衝撃から乗員を保護する
エアバッグ用ガス発生器において、前記コンバッション
リングは、一側端部に穿設されたガスの噴出口の近傍に
該コンバッションリングの壁部が半径方向外側に膨出し
て形成されたフランジ状部を有すると共に、該フランジ
状部と他側端部の間に該コンバッションリングの壁部が
膨出して形成されたリブ状部を具備することを特徴とす
る。
【0013】本ガス発生器においては、コンバッション
リングがフランジ状部とリブ状部を具備するものであ
る。フランジ状部は、コンバッションリングの一側端部
に穿設されたガスの噴出口の近傍に配設され、コンバッ
ションリングの壁部が半径方向外側に膨出して形成され
る。このフランジ状部は、排出口を出たガスの曲折した
流路を構成する。またリブ状部は、フランジ状部とコン
バッションリングの他側端部の間に配設され、コンバッ
ションリングの壁部が膨出して形成される。このリブ状
部は、コンバッションリングの剛性を高めるように作用
する。リブ状部は、コンバッションリングの周方向に連
続的に、または断続的に1本、または複数本設けること
ができる。あるいは、軸方向のリブ状部を周方向に等間
隔に複数本設けることもできる。このリブ状部は、コン
バッションリングの壁部を半径方向外側に膨出させるこ
とにより、または半径方向内側に膨出させることにより
形成することができる。
リングがフランジ状部とリブ状部を具備するものであ
る。フランジ状部は、コンバッションリングの一側端部
に穿設されたガスの噴出口の近傍に配設され、コンバッ
ションリングの壁部が半径方向外側に膨出して形成され
る。このフランジ状部は、排出口を出たガスの曲折した
流路を構成する。またリブ状部は、フランジ状部とコン
バッションリングの他側端部の間に配設され、コンバッ
ションリングの壁部が膨出して形成される。このリブ状
部は、コンバッションリングの剛性を高めるように作用
する。リブ状部は、コンバッションリングの周方向に連
続的に、または断続的に1本、または複数本設けること
ができる。あるいは、軸方向のリブ状部を周方向に等間
隔に複数本設けることもできる。このリブ状部は、コン
バッションリングの壁部を半径方向外側に膨出させるこ
とにより、または半径方向内側に膨出させることにより
形成することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。
する。
【0015】図1は、本ガス発生器の半断面図である。
本ガス発生器のハウジングは、ディフューザシェル1と
クロージャシェル3からなっている。ディフューザシェ
ル1は、円形部1aと、この円形部1aと一体に形成さ
れる中央筒部1b及びその外側の周壁部1cを有してい
る。また、クロージャシェル3は、環状部3aと、この
環状部3aの外周部に環状部3aと一体に形成される周
壁部3bと、ディフューザシェルの前記中央筒部1bが
貫通する中央孔3cとを有している。ディフューザシェ
ル1は、その周壁部1c先端部にクロージャシェル3の
周壁部3bを取巻くようにして配設されている帯状の接
合部4を有し、この接合部4において溶接が行なわれデ
ィフューザシェル1とクロージャシェル3は接合されて
いる。
本ガス発生器のハウジングは、ディフューザシェル1と
クロージャシェル3からなっている。ディフューザシェ
ル1は、円形部1aと、この円形部1aと一体に形成さ
れる中央筒部1b及びその外側の周壁部1cを有してい
る。また、クロージャシェル3は、環状部3aと、この
環状部3aの外周部に環状部3aと一体に形成される周
壁部3bと、ディフューザシェルの前記中央筒部1bが
貫通する中央孔3cとを有している。ディフューザシェ
ル1は、その周壁部1c先端部にクロージャシェル3の
周壁部3bを取巻くようにして配設されている帯状の接
合部4を有し、この接合部4において溶接が行なわれデ
ィフューザシェル1とクロージャシェル3は接合されて
いる。
【0016】ハウジング内は中央筒部1b及びその外側
に配設されたコンバッションリング18により円周方向
に画定され、中央筒部1b内側には点火手段を配設する
ための点火手段収容室14が形成され、また中央筒部1
bとコンバッションリング18の間にはガス発生手段を
収容する燃焼室5が形成されている。また、燃焼室5の
外側にはクーラント・フィルタ室19が形成され、この
クーラント・フィルタ室19は、更にリテーナ16によ
り、上段と下段の室に分けられている。上記コンバッシ
ョンリング18は、一側端部にガスの噴出口9を有し、
これら噴出口9は周方向に所定の間隔をあけて複数個穿
設されている。
に配設されたコンバッションリング18により円周方向
に画定され、中央筒部1b内側には点火手段を配設する
ための点火手段収容室14が形成され、また中央筒部1
bとコンバッションリング18の間にはガス発生手段を
収容する燃焼室5が形成されている。また、燃焼室5の
外側にはクーラント・フィルタ室19が形成され、この
クーラント・フィルタ室19は、更にリテーナ16によ
り、上段と下段の室に分けられている。上記コンバッシ
ョンリング18は、一側端部にガスの噴出口9を有し、
これら噴出口9は周方向に所定の間隔をあけて複数個穿
設されている。
【0017】点火手段収容室14内には点火手段、すな
わちスクイブ・エンハンサ17が配設され、また燃焼室
5内にはガス発生手段、すなわち内部にガス発生剤15
を充填するアルミニウム製の薄肉容器である環状のキャ
ニスタ容器10が配設されている。更にクーラント・フ
ィルタ室19の下段の室にはクーラント13が、また上
段の室にはフィルタ12がそれぞれ収容されている。
わちスクイブ・エンハンサ17が配設され、また燃焼室
5内にはガス発生手段、すなわち内部にガス発生剤15
を充填するアルミニウム製の薄肉容器である環状のキャ
ニスタ容器10が配設されている。更にクーラント・フ
ィルタ室19の下段の室にはクーラント13が、また上
段の室にはフィルタ12がそれぞれ収容されている。
【0018】点火手段収容室14と燃焼室5の間には、
エンハンサ(伝火薬)の火炎を燃焼室5に伝えるための
通路7が設けられ、また燃焼室5とクーラント・フィル
タ室19間には、燃焼室5で発生したガスをクーラント
・フィルタ室19に導入するための上記コンバッション
リング18の噴出口9が設けられ、更にまたクーラント
・フィルタ室19とエアバッグ(図示せず)間には、ク
ーラント、フィルタを通過したガスをエアバッグ内に導
入するためのガスの排出口11が円周方向に複数設けら
れている。
エンハンサ(伝火薬)の火炎を燃焼室5に伝えるための
通路7が設けられ、また燃焼室5とクーラント・フィル
タ室19間には、燃焼室5で発生したガスをクーラント
・フィルタ室19に導入するための上記コンバッション
リング18の噴出口9が設けられ、更にまたクーラント
・フィルタ室19とエアバッグ(図示せず)間には、ク
ーラント、フィルタを通過したガスをエアバッグ内に導
入するためのガスの排出口11が円周方向に複数設けら
れている。
【0019】図2は、本ガス発生器に備るコンバッショ
ンリング18の斜視図である。このコンバッションリン
グ18は、上記噴出口9の近傍にフランジ状部6を有し
ている。このフランジ状部6は、コンバッションリング
の壁部8が半径方向外側に膨出して形成されている。ま
た、このコンバッションリング18は、その他側端部と
フランジ状部6との間に周方向のリブ状部2を具備して
いる。このリブ状部2は、フランジ状部6と同様に、コ
ンバッションリングの壁部8が半径方向外側に膨出する
ことにより形成され、コンバッションリングの周壁に断
続的に設けられている。コンバッションリングのフラン
ジ状部6は、リテーナ16と共に、曲折した流路38を
形成している。
ンリング18の斜視図である。このコンバッションリン
グ18は、上記噴出口9の近傍にフランジ状部6を有し
ている。このフランジ状部6は、コンバッションリング
の壁部8が半径方向外側に膨出して形成されている。ま
た、このコンバッションリング18は、その他側端部と
フランジ状部6との間に周方向のリブ状部2を具備して
いる。このリブ状部2は、フランジ状部6と同様に、コ
ンバッションリングの壁部8が半径方向外側に膨出する
ことにより形成され、コンバッションリングの周壁に断
続的に設けられている。コンバッションリングのフラン
ジ状部6は、リテーナ16と共に、曲折した流路38を
形成している。
【0020】このコンバッションリング18は、ステン
レス鋼の板材より成形されている。すなわち、帯状の板
材にフランジ状部6とリブ状部2をプレスにより形成
し、それを曲げ加工して円筒形に成形し、継ぎ目を溶接
により接合してなるものである。
レス鋼の板材より成形されている。すなわち、帯状の板
材にフランジ状部6とリブ状部2をプレスにより形成
し、それを曲げ加工して円筒形に成形し、継ぎ目を溶接
により接合してなるものである。
【0021】衝撃によりスクイブ(点火器)が作動して
エンハンサ(伝火薬)が着火し、これにより高圧、高温
の火炎が発生する。この火炎は通路7を通り、キャニス
タ容器10の壁を破り内部のガス発生剤15に点火す
る。燃焼室5内で発生したガスは噴出口9より均一に噴
出し、噴出したガスは、クーラント13を通過しその間
に冷却が行なわれ、更に曲折した流路38を通過する間
にそのエネルギが消失される。エネルギが消失されたガ
スは、フィルタ12内に入りそこで燃焼残渣の捕集が行
なわれ、浄化されたガスは排出口11よりエアバッグ内
に流入する。これによりエアバッグが膨張して乗員を衝
撃より保護する。
エンハンサ(伝火薬)が着火し、これにより高圧、高温
の火炎が発生する。この火炎は通路7を通り、キャニス
タ容器10の壁を破り内部のガス発生剤15に点火す
る。燃焼室5内で発生したガスは噴出口9より均一に噴
出し、噴出したガスは、クーラント13を通過しその間
に冷却が行なわれ、更に曲折した流路38を通過する間
にそのエネルギが消失される。エネルギが消失されたガ
スは、フィルタ12内に入りそこで燃焼残渣の捕集が行
なわれ、浄化されたガスは排出口11よりエアバッグ内
に流入する。これによりエアバッグが膨張して乗員を衝
撃より保護する。
【0022】
【発明の効果】本発明のガス発生器におけるコンバッシ
ョンリングは、リブ状部を具備するものであるから、こ
のリブ状部がコンバッションリングの強度向上を果し、
従って手間と費用のかかる鍛造品によりコンバッション
リングを構成する必要がなくなり、そのためにコンバッ
ションリングの製作が容易になると共に、コスト的にも
有利となる。また、コンバッションリングの強度向上に
より、その変形を阻止するための格別の部材が不要とな
り、部品点数の削減、ガス発生器の小型・軽量化が達成
できる。
ョンリングは、リブ状部を具備するものであるから、こ
のリブ状部がコンバッションリングの強度向上を果し、
従って手間と費用のかかる鍛造品によりコンバッション
リングを構成する必要がなくなり、そのためにコンバッ
ションリングの製作が容易になると共に、コスト的にも
有利となる。また、コンバッションリングの強度向上に
より、その変形を阻止するための格別の部材が不要とな
り、部品点数の削減、ガス発生器の小型・軽量化が達成
できる。
【0023】また、本コンバッションリングに備るフラ
ンジ状部とリブ状部は、コンバッションリングの壁部が
膨出することにより形成されるものであるから、プレス
加工によりフランジ状部とリブ状部を容易にかつ同時に
形成することができる。その結果、コンバッションリン
グの加工が容易となり、かつ簡素化される。
ンジ状部とリブ状部は、コンバッションリングの壁部が
膨出することにより形成されるものであるから、プレス
加工によりフランジ状部とリブ状部を容易にかつ同時に
形成することができる。その結果、コンバッションリン
グの加工が容易となり、かつ簡素化される。
【図1】本発明によるガス発生器の半断面図である。
【図2】同ガス発生器に備るコンバッションリングの斜
視図である。
視図である。
【図3】従来のガス発生器の半断面図である。
【図4】同ガス発生器に備るコンバッションリングの斜
視図である。
視図である。
【図5】従来の別のガス発生器の半断面図である。
【図6】同ガス発生器に備るコンバッションカップの斜
視図である。
視図である。
1 ディフューザシェル 2 リブ状部 3 クロージャシェル 5 燃焼室 6 フランジ状部 8 壁部 9 噴出口 10 キャニスタ容器(ガス発生手段) 11 排出口 14 点火手段収容室 15 ガス発生剤 17 スクイブ・エンハンサ(点火手段) 18 コンバッションリング 19 クーラント・フィルタ室
Claims (1)
- 【請求項1】ガスの排出口を有するハウジングと、該ハ
ウジング内の中央部に配設される点火手段収容室と、該
点火手段収容室の周囲に配設されるガス発生手段収容室
と、該ガス発生手段収容室の周囲に配設されるクーラン
ト・フィルタ室と、該クーラント・フィルタ室と前記ガ
ス発生手段収容室とを画成するコンバッションリングと
を含み、衝撃により前記ガス発生手段収容室で発生する
ガスをエアバッグ内に導入して衝撃から乗員を保護する
エアバッグ用ガス発生器において、 前記コンバッションリングは、一側端部に穿設されたガ
スの噴出口の近傍に該コンバッションリングの壁部が半
径方向外側に膨出して形成されたフランジ状部を有する
と共に、該フランジ状部と他側端部の間に該コンバッシ
ョンリングの壁部が膨出して形成されたリブ状部を具備
することを特徴とするエアバッグ用ガス発生器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6032173A JPH07237519A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | エアバッグ用ガス発生器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6032173A JPH07237519A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | エアバッグ用ガス発生器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07237519A true JPH07237519A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12351552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6032173A Pending JPH07237519A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | エアバッグ用ガス発生器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07237519A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012061960A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Toyota Motor Corp | インフレータ |
-
1994
- 1994-03-02 JP JP6032173A patent/JPH07237519A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012061960A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Toyota Motor Corp | インフレータ |
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