JPH10297415A - ガス発生器 - Google Patents

ガス発生器

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JPH10297415A
JPH10297415A JP9108835A JP10883597A JPH10297415A JP H10297415 A JPH10297415 A JP H10297415A JP 9108835 A JP9108835 A JP 9108835A JP 10883597 A JP10883597 A JP 10883597A JP H10297415 A JPH10297415 A JP H10297415A
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JP
Japan
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gas
container
gas generator
lid
gas discharge
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Application number
JP9108835A
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English (en)
Inventor
Akihiko Kuroiwa
顕彦 黒岩
Norihisa Miyamoto
典久 宮本
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Kobe Steel Ltd
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、耐圧と強度信頼性を確保しつつ、
容易にプレス成形可能でコスト低減を図るとできるガス
発生器を提供することにある。 【解決手段】 上容器2を上蓋7と内側筒10とで簡単
な筒形状として、鋼板材を一回のプレス加工することで
一体成形した。また、下容器も下蓋11と外側筒12と
で簡単な筒形状として、鋼板材を一回のプレス加工する
ことで一体形成した。そして、内側筒10の端部を下蓋
11に突き合わせて摩擦圧接により上容器2と下容器3
とを接合したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転席用エアバッ
グを展開させるガス発生器に係わり、特に、耐圧と強度
信頼性を確保しつつコスト低減を図ったガス発生器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来からのガス発生器としては、特開
平2−155857号公報に記載されたもの、特開平
5−4035号公報に記載されたもの、特開平5−1
55308号公報に記載されたもの等、種々のものが提
案されている。
【0003】上記のガス発生器(特開平2−1558
57号公報)は、プレス成形により有底の筒状部の開口
端から段々に折れ曲がるフランジ部等が一体成形された
ハウジング本体に、覆い部材を接合することでガス発生
剤や点火部等を収納する燃焼室を画成する構造とされて
いる。又、ハウジング本体のフランジ部等にL字状のカ
バー部材を嵌め込み接合することでフィルタ部材等を収
納する充気室を画成する構造とされている。
【0004】上記のガス発生器(特開平5−4035
号公報)は、プレス成形により有底筒状の隔壁の開口端
から段々に折れ曲がる下蓋が一体成形されたシェルに、
燃焼カバーを接合することでガス発生剤、点火装置等を
収納する燃焼室を画成する構造とされている。又、シェ
ルの下蓋に冷却用シェルを嵌め込み接合することによっ
てフィルタ部材を収納するフィルタ室を画成する構造と
されている。
【0005】上記のガス発生器(特開平5−1553
08号公報)は、プレス成形により有底筒状部の開口端
から突出するフランジ部が一体成形された燃焼カップ
に、カバーを接合することによってガス発生剤、点火装
置等を収納する空間を画成する構造とされている。又、
有底の筒状部の開口端から突出するフランジを有するデ
ィフューザカップを、このフランジを燃焼カップのフラ
ンジに重ねて接合することによってフィルタ部材等を収
納する空間を画成する構造とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記お
よびのガス発生器(特開平2−155857号公報及
び特開平5−4035号公報)では、フランジ本体又は
シェルをプレス成形して一体形成しているものの、筒状
部の開口端から突出する各部位が段々に折れ曲がるとい
う複雑な形状をしているので、金型による一回の打ち抜
き(プレス加工)により成形することが困難で、複数の
打ち抜き(プレス加工)が必要となることから、製造コ
ストの上昇を招くことになる。
【0007】又、上記のガス発生器(特開平5−15
5308号公報)では、単純な形状の燃焼カップを一回
の打ち抜き(プレス加工)でフランジ部と共に一体成形
できるものの、ディフューザカップのフランジ部が、燃
焼カップのフランジ部に重ねて接合され結果として、全
高が高くなっているので、ステアリング中での組付けに
特別な配慮が必要となる。
【0008】本発明は、係る問題を解決するためになさ
れたもので、耐圧と強度信頼性を確保しつつ、容易にプ
レス成形可能でコスト低減を図ることのできるガス発生
器を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明のガス発生器では、上蓋と、該上蓋の外周縁
部から延びる内側筒とを有する有蓋円筒形状の上容器
と、下蓋と、該下蓋の外周縁部から延びる外側筒とを有
する有底円筒形状の下容器と、複数の第二ガス放出孔が
形成された側筒部と、該側筒部の上端に連接して形成さ
れた上板部とを有する環状カバーとからなり、前記上容
器,下容器及び環状カバーは、夫々、耐熱鋼板のプレス
成形により一体成形して得られたものであり、前記内側
筒の開放端部を前記下蓋に接合することにより、前記上
容器と下容器とを一体化して、前記内側筒内に燃焼室を
形成し、該燃焼室内に、点火具とガス発生剤とを配置
し、前記内側筒の開放端側近傍に、複数の第一ガス放出
孔を、噴出ガスが前記外側筒に衝突する様に形成し、前
記環状カバーの側筒部の下端側と前記下容器の外側筒の
上端側とを接合して前記内側筒の外側に環状空間を形成
し、前記第二ガス放出孔の内側の前記環状空間内にフィ
ルタ部材を配置してなる点に特徴を有するものである。
これにより、ハウジングを構成する上容器と下容器及び
環状カバーとを1回のプレス成形で夫々一体成形できる
簡単な筒形状としたので、各容器の製造コストの低減を
図ることが可能となる。又、これらのハウジング構成部
品を、耐熱鋼板で成形しているので、ハウジングの耐
圧、耐熱性の向上も図ることができる。
【0010】前記上容器の内側筒には、プレス成形によ
り前記外側筒に向かって拡径する拡径部を一体成形し、
この拡径部で形成される段部で前記フィルタ部材を支持
する様にする事が好ましく、これにより、フィルタ部材
を支持するための部品を省略する事が可能となる。
【0011】又、前記下容器の前記外側筒の端部から径
方向外側に折れ曲がって延びるフランジ部を一体的に形
成したり、前記環状カバーの前記側筒部の先端部から径
方向に外側に折れ曲がるフランジ部を一体的に形成した
りして、エアバッグモジュールのリテーナにガス発生器
を装着するためのフランジを、下容器や環状カバーのい
ずれかに形成する事も可能である。
【0012】又、前記下容器と環状カバーとの両方にフ
ランジを形成し、両フランジでエアバッグを挟持する様
になす事も可能である。これにより、エアバッグモジュ
ール組立時の部品点数を削減し、エアバッグモジュール
のコスト低減にも寄与する事ができる。
【0013】更に、環状カバーのフランジに噴出ガスの
衝突板を形成する事により、エアバッグを高温ガスから
保護し、且つガス中に残留するスラグを除去して一層清
浄なガスでエアバッグを展開させる事が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態における
ガス発生器について、図1乃至図3に基づいて説明す
る。先ず図1において、ガス発生器X1は、上容器2及
び下容器3で構成されるハウジング1と、ハウジング1
内に形成された燃焼室R内に収納配置されたガス発生剤
5及び点火具8と、その外部に配置されたフィルタ部材
7とを主要部品として構成されている。上容器2は、円
形状の上蓋9と該上蓋9の外周縁部から軸方向に二段に
拡径して延びる内側筒10とで有蓋の円筒形状に成形さ
れており、内側筒10の拡径部10aには、周方向に開
口する複数の第一ガス放出孔17が形成されている。こ
の上容器2は、ステンレス等の耐熱鋼板をプレス加工し
て一体的に成形されており、上蓋9と内側筒10とで単
純な筒形形状としているので、1回のプレス加工で容易
に成形できる。
【0015】下容器3は、円形状の下蓋11の外周縁部
から軸方向に延びる外側筒12と、外側筒12の端部か
ら径外方向に折れ曲がるフランジ部13とで有底の円筒
形状に形成されており、下蓋11の中央には開口部14
が形成されている。この下容器3も、ステンレス等の耐
熱鋼板をプレス加工して成形されており、下蓋11,外
側筒12及びフランジ部13とで単純な円筒形状として
いるので、耐熱鋼板のプレス加工により1回の加工操作
で容易に成形できる。そして、上容器2と下容器3と
は、内側筒10を外側筒12内に挿入して、内側筒10
の開放端部を下蓋11に摩擦圧接して接合することによ
り、中央に燃焼室Rを形成している。
【0016】燃焼室Rの内部には、下蓋3の開口部14
にシールリング15(Oリング)を介して点火具8が
気密に固定され、該燃焼室Rの上下部にクッション材2
1,16を配置して、点火具8の周囲にガス発生剤5が
装填されている。ガス発生剤5と内側筒10との間に
は、ガス発生剤5の燃焼により生じる高温ガスを冷却さ
せる目的で、適宜冷却部材6が配置される。尚、下蓋1
1とクッション材16との間には皿型部材18が配置さ
れている。該皿型部材18は、側壁18aと中央に開口
する貫通孔18bとを有する環状凹形状を有しており、
側壁18aの内側に環状のクッション部材16が装着さ
れ、前記貫通孔18bをクッション材16と共に点火具
8に外嵌して下蓋11上に載置される。又、側壁18a
は、筒状の冷却部材6内に挿入され、該冷却部材6の位
置決めを行う作用をも有している。冷却部材6は、前記
内筒10と下蓋11との摩擦圧接の際に発生する圧接熱
が、ガス発生剤5に伝達するのを遮断する機能をも有し
ており、金網を円筒状に形成したものなどが用いられ
る。20は、内側筒10の第一ガス流出孔17を閉塞す
る様に内側筒10の内周に貼着されたバーストプレート
であって、燃焼室G内の内圧調整とこれによるガス発生
剤の燃焼速度の調整を行うと共に、燃焼室Gを外界と遮
断して、ガス発生剤5の防湿作用をも有しているもので
ある。
【0017】燃焼室Rの外部には、環状カバー25が配
置されている。環状カバー25は、環状の上板部26と
この上板部26の外周縁部から軸方向に延びる側筒部2
7とからなる環状円筒形状を有しており、側筒部27に
は周方向に開口する複数の第二ガス放出孔28が形成さ
れている。この環状カバー25も、ステンレス等の耐熱
鋼板をプレス加工して形成されており、上板部26と側
筒部27とで単純な筒形状としているので、1回のプレ
ス加工で容易に成形できる形状をしている。そして、カ
バー25は、側筒部27を下容器3の外側筒12内に挿
入して、側筒部27の下端側外周と外側筒12とを溶接
接合(例えば、ガス発生剤5への影響を考慮して入熱の
低いレーザ溶接)して、外側筒12と内側筒10との間
にガス通路となる環状空間Sを画成している。尚、環状
カバー25の上板部26と上容器2の上蓋9とは一切溶
接等による接合はなされていない。これにより、溶接工
数の削減が図られている。
【0018】該環状空間Sの上部には、筒状のフィルタ
部材7が、ガス放出孔28の内側に位置する様に圧入さ
れて配置され、内側筒10の拡径部10aで形成される
段部10bによって支持固定されている。フィルタ部材
7としてはメリヤス編み金網又はクランプ織りした濾材
の集合体を環状にプレス成形して得られるものが用いら
れている。
【0019】この環状空間Sでは、燃焼室Rで発生した
高温高圧のガスは、第一ガス放出孔17から、下部空間
S1を通って外側筒12の内壁面に向かって噴出され、
該内壁面に衝突する。この際にガス中に含有されている
溶融スラグ或いは固形スラグの一部は、その壁面に付着
して除去される事になる。同時に、ガス発生剤5が含窒
素有機化合物を主成分とする非アジ化系ガス発生剤の場
合には、その種類によってはガス中に相当量の水分が含
有されているので、前記第一ガス放出孔17から噴出さ
れて減圧される事により、或いは常温の外側筒12に衝
突して冷却される事により、含有水分の一部は凝縮して
液化するが、この凝縮水分も前記外側筒12の内壁に付
着させて除去することができる。更に、凝縮水を含むガ
スは、下部空間S1で均圧化され、上昇してフィルタ部
材7を均等に通って第二ガス放出孔28から外部(エア
バッグ内)に噴出されるが、このフィルタ部材7でも、
冷却と共にスラグ除去及び凝縮水の除去が行われる事に
なる。
【0020】この意味から、環状空間Sのフィルタ部材
7と環状カバー25との間の上部空間S2内に、水分除
去の目的で、珪懆土やシリカゲルの如き水分除去剤を配
置するのも好ましい実施形態である。
【0021】次に、図1に示したガス発生器X1の製作
・組立手順について説明する。先ず、所定肉厚のステン
レス鋼板を用意し、これを打ち抜いて、上下容器及び環
状カバーの成形用素材を製作する。次に、夫々の素材
を、プレス加工により、夫々の寸法,形状に成形して、
その後、内部開口、例えば上容器2の第一ガス放出孔1
7,下容器3の開口部14及び環状カバー25の第二ガ
ス放出孔28を打ち抜き、次の組立工程に移行する。
【0022】組立体工程では、先ず、下容器3の開口部
14内にシールリング(Oリング)を配して点火具8を
固定し、次に、点火具8の回りにクッション部材16を
装着した環状皿型部材18を挿入し、次に、環状冷却部
材6を、その内側に前記環状皿型部材6の側壁18aに
圧入する様にして装着し、次いで該環状冷却部材6にガ
ス発生剤5のペレットを装填し、その上に円形のクッシ
ョン部材21を配する。次に、バーストプレート20が
貼着された上容器2の内側筒10を、前記下容器3に装
着されている環状冷却部材6の外側に位置する様に装着
し、該内側筒10の開放端部を下蓋11に当接させる。
次に、下容器2を固定した状態で、上容器2を下蓋11
に押圧しつつ同心回転させることによって内側筒10の
先端部と下蓋11とを摩擦圧接してハウジング1を構成
する。摩擦圧接時に発生する摩擦熱は、冷却部材6さら
にはクッション材16によって遮断されるので、内部の
ガス発生剤5に伝わる事はない。続いて、フィルタ部材
7を段部10bに当接するまで内側筒10の外周に嵌め
込み、次に、フィルタ部材7の外周を覆う様に環状カバ
ー25を嵌め込んで側筒部27の端部側を外側筒12内
に圧入する。そして、側筒部27の外周とフランジ部1
3とを溶接(レーザ溶接等)して接合する事により、ガ
ス発生器X1の組立作業を終了する。
【0023】次に、ガス発生器の作動について説明す
る。衝突センサ(図示しない)が自動車の衝突を検知す
ると、その検知信号によって点火具8を点火し、その火
炎でガス発生剤5に着火して高温ガスを発生させる。ガ
ス発生剤5の燃焼が進んで燃焼室R内の圧力が上昇する
と、バーストプレート20が破裂し、燃焼室R内の高温
ガスは、冷却部材6を通過して冷却されて第一ガス放出
孔17から環状空間Sの下部空間S1内に噴出する。
【0024】第一ガス放出孔17から噴出した高温ガス
は、各第一ガス放出孔17に相対する外側筒12の内面
に衝突し、一次的なスラグ除去と冷却が行われるが、同
時に第一ガス放出孔17から急激に下部空間S1に放出
されて減圧且つ均圧化される結果、ガス中に含有されて
いる水蒸気の凝縮が生じる事になる。この凝縮水滴は、
外側筒12の内面に一部付着するが、残部の水蒸気は、
ガスに同伴されてフィルタ部材7に流入する。これを除
去するために、フィルタ部材7内或いは、フィルタ部材
7の上部空間S2内に、前述の通り水分吸着剤を配置す
る場合がある。フィルタ部材7で、スラグ除去と冷却及
び水分除去が行われ、凝縮成分が少なく清浄化されたガ
スは、環状カバー25の第二ガス放出孔28から外部
(エアバッグ)に放出され、エアバッグを展開させる。
【0025】次に、図2及び図3に基づいて、他の実施
形態におけるガス発生器X2,X3について説明する。
尚、図2,図3において、図1と同一の符号は同一部材
を示すので、その説明は省略する。
【0026】図2に示すガス発生器X2は、図1のガス
発生器X1の下容器3と環状カバー25の形状を変更し
たものである。図2において、下容器3は、円形状の下
蓋11と該下蓋11の外周縁部から軸方向に延びる外側
筒12とで有底の円筒形状に形成されている。この下容
器3は、ステンレス等の耐熱鋼板をプレス加工して成形
されており、下蓋11と外側筒12とで単純な円筒形状
をしているので、一回のプレス加工で容易に成形でき
る。そして、上容器2と下容器3とは、図1の場合と同
様に、内側筒10の開放端部を下蓋11と摩擦圧接して
接合し、燃焼室R形成する。又、環状カバー25は、上
板部26の外周縁部から軸方向に延びる側筒部27と、
該側筒部27の端部から径外方向に折れ曲がるフランジ
部31とからなる環状筒状体となっている。この環状カ
バー25の形状も、1回のプレス加工により容易に成形
できる単純な形状となっている。このガス発生器X2で
は、該環状カバー25のフランジ部31を、下容器3の
前記外側筒12の端部に摩擦圧接して接合する様に構成
している点で、図1のものとは異なっているが、基本的
な作用効果は同一である。
【0027】次に、図3に示すガス発生器X3は、図1
のガス発生器X1の環状カバー25にもフランジ部31
を形成して、下容器3のフランジ部13とでエアバッグ
を挟持してエアバッグモジュールに固定出来る様にする
と共に、フランジ部31の先端部に噴出ガスの衝突板3
2を形成して、更にガス中のスラグ除去とガスの冷却と
を行う様にしたものである。即ち、図3において、環状
カバー25は、上板部26の外周縁部から軸方向に延び
る側筒部27と、側筒部27の端部から径外方向に折れ
曲がるフランジ部31と、フランジ部31の先端側から
傾斜しつつ第二ガス放出孔28に相対する様に延びる衝
突板32とからなる環状円筒状形状をしており、耐熱鋼
板から1回のプレス加工により、容易に成形可能な形状
となされている。この環状カバー25のフランジ部31
と下容器3のフランジ部13とでエアバッグ34とエア
バッグモジュールのリテーナプレート33とを挟持し、
ボルト等の固着具35によってこれらを固定する様にし
ている。
【0028】係る構成のガス発生器X3によれば、環状
カバー25のフランジ部31と下容器3のフランジ部1
3とでエアバッグ34及びリテーナプレート33を挟持
する様にしているので、通常エアバッグをガス発生器の
フランジに固定する際に使用されるリテーナリングの役
割を前記フランジ部31が果している。従って、リテー
ナリングが不要となり、エアバッグモジュールの部品点
数が削減され、エアバッグモジュールのコスト低減にも
寄与する事が期待される。
【0029】又、第二ガス放出孔28に相対する様に衝
突板32が形成されているので、該第二ガス放出孔28
から放出されるガスは、一旦常温の該衝突板32に衝突
する事になるので、高温のガスは冷却され且つ残留スラ
グは該衝突板32に付着してスラグ除去がなされ、更
に、高温ガスが直接エアバッグに吹き付けられる事が防
止される結果、エアバッグの焼損等の問題が解消される
事になる。
【0030】
【発明の効果】このように本発明のガス発生器によれ
ば、ガス発生器を構成する上容器2,下容器3及び環状
カバー25の形状は、夫々極めて単純な形状をしている
ので、耐熱鋼板より1回のプレス加工操作で成形可能と
なり、製造コストの低減と共に、ガス発生器の低価格化
が実現でき、ひいては、エアバッグの普及と交通安全に
大きく寄与する事が期待される。
【0031】又、上容器2と下容器3とを摩擦圧接で接
合する事により、他の溶接手段(レーザ溶接、ろう付け
等)に比して接合面の強度信頼性が高まり、耐圧,耐熱
性に優れたハウジング1を構成できるので、燃焼室R内
でのガス発生剤5の燃焼圧力と温度を高めることが可能
となる。従って、ガス発生剤5として、従来のアジ化系
ガス発生剤に代えて、燃焼時の内圧が高圧となりやすい
含窒素有機化合物を燃料とする非アジ化有機化合物系ガ
ス発生剤を適用する事が容易となる。特に、燃焼促進上
からも内圧を高圧化する必要がある硝酸アンモニウムを
酸化剤とした非アジ化有機化合部系ガス発生剤の場合に
は、特に有効であり、ハウジング1に損傷を与えること
なく、エアバッグを安定的に膨張させることが可能とな
る。
【0032】又、前記上容器2をプレス成形する際に、
内側筒10に段部10bを一体成形しておけば、フィル
タ部材7を支持するための部品を、別途に設ける必要が
なくなり、部品点数の削減と製造コストの低減を図る事
が可能となる。
【0033】又、環状カバー25は、その側筒部27の
下端側のみが下容器3に接合され、上板部26は上容器
2には何等接合されていない構造とすれば、溶接工程が
削減され、製造コストの低減に寄与することが期待され
る。
【0034】又、内側筒10の外周部に環状空間Sを形
成し、特に、その下部には、何も存在しない空間S1を
形成し、該内側筒10の第一ガス放出孔17から噴出す
る高温ガス、外側筒12の内壁面に衝突する様にして
いるので、高温ガス中のスラグは、該外側筒12の内壁
面に付着して除去され、フィルタ部材7でのスラグ除去
の負荷が軽減される結果、フィルタ部材7の小型化が可
能になり、ガス発生器の小型化,軽量化に寄与する事が
期待できる。
【0035】又、第一ガス放出孔17から噴出した高温
ガスは、急激に下部空間S1に放出されて減圧される結
果、ガス中に含有されている水蒸気の凝縮が生じる事に
なる。この凝縮水滴は、外側筒12の内面に一部付着す
るが、残部の水蒸気は、ガスに同伴されてフィルタ部材
7に流入する。これを除去するために、前記フィルタ部
材7の上部空間S2内に、水分吸着剤を配置しておけ
ば、この部分で水蒸気除去が行われ、凝縮成分の少ない
ガスでエアバッグを展開させる事が可能となる。
【0036】又、前記環状カバー25と下容器3のいず
れにもフランジ部13,31を形成し、両フランジ部1
3,31でエアバッグ34とエアバッグモジュールのリ
テーナプレート33を挟持して固定する様に構成すれ
ば、通常、エアバッグをガス発生器のフランジに固定す
る際に使用されるリテーナリングが省略できるので、エ
アバッグモジュールの部品点数が削減され、エアバッグ
モジュールのコスト低減にも寄与すつ事が期待される。
【0037】又、前記環状カバー25のフランジ部31
の先端部に、上向きに傾斜した衝突板32を形成し、第
二ガス放出孔28から噴出した高温ガスが、該衝突板3
2に衝突する様にしておけば、常温の該衝突板32に衝
突したガス中の残留スラグは該衝突板に付着して除去さ
れ、ガスは更に冷却されてエアバッグを展開させる事に
なるので、一層清浄な且つ安全なガスがエアバッグ内に
供給される結果、残留スラグによるエアバッグの損傷や
乗員への悪影響が回避される事になる。
【0038】更に、ガス発生器のハウジングは、耐熱鋼
板によって形成されているので、従来のアルミ製ハウジ
ングに比べて耐熱,耐圧強度が格段に向上する結果、燃
焼内圧が高圧化しやすい含窒素有機化合物を燃料とする
非アジ化有機化合物系ガス発生剤の適用可能性が向上す
ると共に、適用系によっては硝酸アンモニウム酸化剤系
のごとくガス化率が高くなるので、ガス発生器の小型
化,軽量化が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス発生器の一実施形態を示す断
面図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示すガス発生器の断面
図である。
【図3】本発明の更に他の実施形態を示すガス発生器の
断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 上容器 3 下容器 5 ガス発生剤 6 冷却部材 7 フィルタ部材 8 点火具 9 上蓋 10 内側筒 11 下蓋 12 外側筒 13 フランジ部 17 第一ガス放出孔 20 バーストプレート 25 環状カバー 26 上板部 27 側筒部 28 第二ガス放出孔 31 フランジ部 32 壁部 33 リテーナプレート 34 エアバッグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 典久 兵庫県姫路市豊富町豊富3903−39 日本化 薬株式会社姫路工場内センサー・テクノロ ジー株式会社姫路テクニカルセンター内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上蓋(9)と、該上蓋(9)の外周縁部
    から延びる内側筒(10)とを有する有蓋円筒形状の上
    容器(2)と、 下蓋(11)と、該下蓋(11)の外周縁部から延びる
    外側筒(12)とを有する有底円筒形状の下容器(3)
    と、 複数の第二ガス放出孔(28)が形成された側筒部(2
    7)と、該側筒部(27)の上端に連接して形成された
    上板部(26)とを有する環状カバー(25)とからな
    り、 前記上容器(2),下容器(3)及び環状カバー(2
    5)は、夫々、耐熱鋼板のプレス成形により一体成形し
    て得られたものであり、 前記内側筒(10)の開放端部を前記下蓋(11)に接
    合することにより、前記上容器(2)と下容器(3)と
    を一体化して、前記内側筒(10)内に燃焼室(R)を
    形成し、 該燃焼室(R)内に、点火具(8)とガス発生剤(5)
    とを配置し、 前記内側筒(10)の開放端側近傍に、複数の第一ガス
    放出孔(17)を、噴出ガスが前記外側筒(12)に衝
    突する様に形成し、 前記環状カバー(25)の側筒部(27)の下端側と前
    記下容器(3)の外側筒(12)の上端側とを接合して
    前記内側筒(10)の外側に環状空間(S)を形成し、 前記第二ガス放出孔(28)の内側の前記環状空間
    (S)内にフィルタ部材(7)を配置してなることを特
    徴とするガス発生器
  2. 【請求項2】 前記環状カバー(25)は、その側筒部
    (27)の下端側のみが前記下容器(3)の外筒部(1
    2)の上端側のみに接合されており、該環状カバー(2
    5)の上板部(26)は、前記上容器(2)に接合され
    ていない事を特徴とする請求項1に記載のガス発生器
  3. 【請求項3】 前記環状空間(S)の上部の前記第二ガ
    ス放出孔(28)の近傍のみに環状のフィルタ部材
    (7)を配置し、前記第一ガス放出孔(17)の近傍に
    は、何も配置されていない下部空間(S1)が形成され
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載のガス発
    生器
  4. 【請求項4】 前記環状空間(S)内の前記フィルタ部
    材(7)の上部空間(S2)を形成し、該空間(S2)
    内に、水分吸着剤を配置してなることを特徴とする請求
    項3に記載のガス発生器
  5. 【請求項5】 前記上容器(2)の内側筒(10)と、
    前記下容器(3)の下蓋(11)とを、摩擦圧接して接
    合してなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載のガス発生器。
  6. 【請求項6】 前記上容器(2)の内側筒(10)の開
    放端側には、前記外側筒(12)に向かって拡径する拡
    径部(10a)が一体成形されており、該拡径部(10
    a)で形成される段部(10b)で前記フィルタ部材
    (7)を、前記環状空間(S)内に保持する様にしてい
    ることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の
    ガス発生器。
  7. 【請求項7】 前記下容器(3)には、前記外側筒(1
    2)の端部から径方向外側に折れ曲がって延びるフラン
    ジ部(13)が一体的に形成されていることを特徴とす
    る請求項1乃至6のいずれかに記載のガス発生器。
  8. 【請求項8】 前記環状カバー(25)には、前記側筒
    部(27)の先端部から径方向に外側に折れ曲がるフラ
    ンジ部(31)が一体的に形成されており、前記下容器
    (3)と前記環状カバー(25)とは、該フランジ部
    (31)と前記外側筒(12)の端部とを摩擦圧接して
    接合していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれ
    かに記載のガス発生器。
  9. 【請求項9】 上蓋(9)と、該上蓋(9)の外周縁部
    から延びる内側筒(10)とを有する有蓋円筒形状の上
    容器(2)と、 下蓋(11)と、該下蓋(11)の外周縁部から延びる
    外側筒(12)と、該外側筒(12)の開放端部から径
    方向外側に折れ曲がって延びるフランジ部(13)とを
    有する有底円筒形状の下容器(3)と、 複数の第二ガス放出孔(28)が形成された側筒部(2
    7)と、該側筒部(27)の上端に連接して形成された
    上板部(26)と、該側筒部(27)の下端から径方向
    外側に折れ曲がるフランジ部(31)とを有する環状カ
    バー(25)とからなり、 前記上容器(2),下容器(3)及び環状カバー(2
    5)は、夫々、耐熱鋼板のプレス成形により一体成形し
    て得られるものであり、 前記内側筒(10)の開放端部を前記下蓋(11)に接
    合することにより、前記上容器(2)と下容器(3)と
    を一体化して、前記内側筒(10)内に燃焼室(R)を
    形成し、 該燃焼室(R)内に、点火具(8)とガス発生剤(5)
    とを配置し、 前記内側筒(10)の開放端側近傍に、複数の第一ガス
    放出孔(17)を、噴出ガスが前記外側筒(12)に衝
    突する様に形成し、 前記環状カバー(25)のフランジ部(31)と前記下
    容器(3)のフランジ部(13)とで、エアバッグを挟
    持して固定する様にしてなることを特徴とするガス発生
    器。
  10. 【請求項10】 前記フランジ部(31)には、前記側
    筒部(27)の第二ガス放出孔(28)から噴出される
    ガスが衝突する衝突板(32)が形成されていることを
    特徴とする請求項9に記載のガス発生器。
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