JPH0818527B2 - 車輌乗員拘束器の膨張装置 - Google Patents

車輌乗員拘束器の膨張装置

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JPH0818527B2
JPH0818527B2 JP3334816A JP33481691A JPH0818527B2 JP H0818527 B2 JPH0818527 B2 JP H0818527B2 JP 3334816 A JP3334816 A JP 3334816A JP 33481691 A JP33481691 A JP 33481691A JP H0818527 B2 JPH0818527 B2 JP H0818527B2
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ジョン・ピー・オロウリン
マイケル・エフ・ダリー
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Northrop Grumman Space and Mission Systems Corp
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
    • B60R21/264Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic
    • B60R21/2644Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic using only solid reacting substances, e.g. pellets, powder

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  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輌乗員拘束器の膨張
装置に関し、更に詳細にのべると、車輌の乗員を保護す
るエアバッグを膨張するインフレータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】車輌が衝突の如き突然の減速に会う時に
膨張されるエアバッグを用いることによって車輌乗員を
保護することは周知である。このエアバッグは衝突中、
車輌乗員の移動を拘束する。このエアバッグは、典型的
にはガス発生材料の活性化(燃焼)によって発生するガ
スによって膨張される。このガス発生材料はエアバッグ
のインフレータの中に収容されている。
【0003】エアバッグインフレータのガス発生材料は
湿気を空気(エアー)から吸収する。活性化時、ガス発
生材料の性能は湿気の吸収によって不利益を及ぼす。
又、もしガス発生材料が空気から十分な湿気を吸収した
らこれら湿気とガス発生材料との間に不要な化学反応が
生じ、従ってインフレータの金属部分に腐蝕が生ずる。
従って、ガス発生材料は、一般に、密封シールされた包
囲体の中に収容されている。この密封シールされた包囲
体は、大容量の空気、従って空気中の大容量の湿気をエ
アバッグインフレータの寿命に亘ってガス発生材料と接
触しないようにしている。密封シールが、特定の温度
(−50℃と110℃との間)で測定される一つの大気
圧力差において、ヘリウムの1×10-5立方センチメー
トル・パー・セコンドより少ない均等のヘリウムリーク
(漏洩)比を有するシールとして形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の如
き従来技術ではガス発生材料を収容する密封シールされ
た包囲体のシールが難かしく高価なものになるという欠
点があった。
【0005】本発明の目的は上述の如き従来技術の欠点
を解消した車輌乗員拘束器の膨張装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は次の構成を有する。即ち、本発明に係る
乗員拘束器の膨張装置は、ハウジングとこのハウジング
内に配置されたキャニスタ(缶)とを備える。ガス発生
材料はキャニスタ内に配置される。このガス発生材料
は、点火時に、車輌乗員拘束器を膨張させるガスを発生
する。キャニスタは単一の密封シールによって接続され
た2つの部分のみを含む。好ましい実施例において、こ
の単一の密封シールは2つの部分を接続するかしめ接続
から成る。
【0007】
【実施例】本発明はエアバッグのインフレータ(膨張
器)、特に車輌のドライバを保護するための拘束器即ち
エアバッグを膨張するインフレータに具体化されてい
る。本発明は種々のインフレータ構造に適用可能であ
る。本発明の例示として図1はフインフレータ10を示
す。エアバッグ12がこのインフレータの周りに折りた
たまれている。カバー14がエアバッグ12とインフレ
ータ10とを囲んでいる。インフレータ10、エアバッ
グ12およびカバー14は車輌のステアリングホイール
(ハンドル)16に取付けられたモジュール(単位体)
の構成要素である。衝突時に生ずるような突然の車輌減
速が発生すると、インフレータ10は点火されて大容量
のガスを発生する。インフレータ10からのガスはエア
バッグ12を膨張させる。エアバッグ12が膨張し始め
ると、このエアバッグはカバー14に設けられた脆弱部
分を破壊する。この脆弱部分の一つが図1に符号18で
示されている。エアバッグ12が膨張し続けると、この
エアバッグは車輌のドライバとステアリングホイール1
6との間の空間に膨張して、公知の如く、ドライバの移
動を拘束する。
【0008】インフレータ10(図2)はハウジング4
0を含む。このハウジング40は3つの部分、即ち、拡
散(ディフューザ)カップ42、燃焼カップ44および
燃焼室カバー46から形成されている。これら拡散カッ
プ42、燃焼カップ44および燃焼室カバー46は、U
NSS30100ステンレススチールの如き金属から作
られている。
【0009】拡散カップ42は略カップ状を有し且つイ
ンフレータ10の中心軸線52の周りに延びる円筒の側
壁50を有する。この側壁50は平坦な上端壁54と平
坦な下方フランジ56との間に延びている。拡散カップ
42の上端壁54に設けられた内方の環状面55が上端
壁54の中心開口57を形成している。上端壁54とフ
ランジ56とは互いに略平行であり且つ軸線52に対し
て垂直である。環状に配列したガス出口58が拡散カッ
プの側壁50の上部の周りに円周方向に延びている。
【0010】燃焼カップ44は略カップ状を有し且つ拡
散カップ42の内側に配置されている。この燃焼カップ
44は軸線52の周りに延びる円筒状の側壁60を有す
る。この側壁は平坦な上端壁64と平坦な下方フランジ
66との間に延びている。これら上端壁64と下方フラ
ンジ66とは互いに略平行であり且つ軸線52に対して
垂直である。環状に配列された開口68が燃焼カップの
側壁60の下部の周りに円周方向に延びている。
【0011】燃焼カップ44の上端壁64は、拡散カッ
プ42の上端壁54の環状面55に、円周溶接部70に
おいて、好ましくはレーザー溶接によって連続溶接して
溶接される。燃焼カップのフランジ66は拡散カップの
フランジ56に、円周溶接部72において、好ましくは
レーザー溶接によって連続溶接して溶接される。
【0012】燃焼室カバー46は略平坦な金属片から成
り、且つ円形の中心部80と平行であるが僅かに偏心し
た環状の外方フランジ82とを有する。円形の開口84
がカバー46の中心部80に配置されている。カバー4
6の外方フランジ82は燃焼カップのフランジ66に、
円周溶接部86において、好ましくはレーザー溶接によ
って連続溶接して溶接される。
【0013】密封シールされたキャニスター(缶)90
が燃焼カップ44に配置されている。このキャニスタは
2つの部分のみ、即ち、キャニスタの下部92とカバー
94とから形成されている。このカバーの半径方向外縁
はキャニスタの下部92の隣接縁にかしめられてキャニ
スタ90を密封的にシールする。キャニスタ90は空気
不透過材料、好ましくはアルミニウムの如き比較的薄い
金属から作られている。キャニスタ90が作られる材料
は、−50℃と110℃との間の特定の温度で測定され
る一つの大気圧力差におけるヘリウムの1×10-5立方
センチメートル・パー・セコンドよりも大きくない均等
漏洩比を有する。
【0014】キャニスタの下部92は燃焼カップの側壁
60に隣接し且つこの側壁の内側の円筒状の外側壁96
を有する。側壁96は、燃焼カップの側壁60の開口6
8に隣接する領域で厚さが減少されている。キャニスタ
の下部92は、又、外側壁96から半径方向内方に間隔
をあけて配置された円筒状の内側壁98を有する。この
内側壁は点火器142に隣接する領域で厚さが減少され
ている。
【0015】キャニスタの下部92の平坦なリング状下
部壁100が外側壁96と内側壁98とを接続してい
る。キャニスタ下部92の円形の内方頂壁102が内側
壁98から半径方向内方に延びてこの内側壁を覆ってい
る。これら内方頂壁102と円筒状の内側壁98とはキ
ャニスタ90の下方向に開口する中心凹部104を形成
している。
【0016】キャニスタのカバー94は略円形を有す
る。凹部106がキャニスタのカバー94の中央に配置
されている。自動点火材料の包み(パケット)108が
凹部106の中に配置されアルミニウムフオイルテープ
109の片によって凹部106の中に保持されている。
【0017】ガス発生材料の複数の環状のディスク11
0がキャニスタ90内で互いに積み重ねて配置されてい
る。環状のクッション112が最上部のガス発生ディス
ク114とキャニスタのカバー94の内側との間に配置
されている。ディスク110は、点火時窒素ガスを発生
する公知の材料から作られている。多くのタイプのガス
発生材料が使用され得るが、適当なガス発生材料は米国
特許第3,895,098号に開示されている。
【0018】環状のプレフィルタ120がキャニスタ9
0内に配置されている。このプレフィルタ120はガス
発生ディスク110半径方向外方でキャニスタ90の外
側壁96の半径方向内方に配置されている。プレフィル
タ120と外側壁96との間には小さな環状の空間が形
成されている。
【0019】符号122で概略的に示された環状のスラ
グスクリーンが燃焼カップ44の外側で拡散カップ42
内に配置されている。このスラグスクリーン122は開
口68の半径方向外方に配置されて燃焼カップの側壁6
0に接触している。しかしながら、このスラグスクリー
ン122を燃焼カップの側壁60から離すことができ
る。
【0020】符号124で概略的に示された環状の最終
のフィルタアセンブリがスラグスクリーン122の上方
で拡散カップ42の内側に配置されている。この最終の
フィルタアセンブリ124は拡散カップ42の側壁50
のガス出口58の半径方向内方に配置されている。この
最終フィルタアセンブリ124は種々の材料の複数の層
から成っている。これら層は拡散カップの側壁50の周
りに延び且つこの側壁の内側に配置されている。この最
終のフィルタアセンブリ124の詳細な構造は本発明の
一部でなく、従って詳細には説明しない。
【0021】環状のフィルタシールド126が拡散カッ
プの側壁50から半径方向内方に突出し且つ最終のフィ
ルタアンブリ124とスラグスクリーン122とを分離
している。環状のグラファイトシール128が最終のフ
ィルタアセンブリ124の上縁と拡散カップの上端壁5
4の内側との間のギャップをシールしている。他の環状
のグラファイトシール130が最終のフィルタアセンブ
リ124の下縁とフィルタシールド126の上側との間
のギャップをシールしている。インフレータ10は開始
アセンブリ140を含んでいる。この開始アセンブリ1
40はカバー46の開口84を通してキャニスタ90の
中心凹部104の中に突入している。この開始アセンブ
リ140は、連続溶接、好ましくはレーザー溶接によつ
てカバー46の中央部80に、その円周溶接部144に
おいて溶接される。
【0022】この開始アセンブリ140は点火器142
を含む。この点火器142は開始アセンブリ140から
外方向に延びる一対のワイヤリード146を含む。この
ワイヤリード146は衝突センサ(図示せず)に接続可
能である。これらワイヤリード146は点火器142の
点火材料に埋設された抵抗ワイヤに接続されている。こ
の点火器142は任意の適当な周知の構造にすることが
できる。薄いプラスチックフィルム(図示せず)が点火
器142の上部の外側に配置されて点火器142を接地
とする金属と金属との接触を防ぎ、従って、インフレー
タ10を不能にすることを防止している。
【0023】衝突又は他の突然の減速が生ずると、激突
センサが電気回路を閉じる。次いで、電流がワイヤリー
ド146を通して点火器142に流れる。抵抗ワイヤが
点火器142の装薬を点火する点火材料を爆発させる。
この装薬の点火は熱いガス生成物を形成し、このガス生
成物は点火器142から外方に流れてキャニスタ90の
内方頂壁102と内側壁98とを破裂させる。点火器1
42からの熱ガスはガス発生材料のディスク110を点
火する。このガス発生材料のディスク110は大容量の
他の熱ガスを迅速に発生する。
【0024】このガスの圧力は、キャニスタ90の円筒
状側壁96に作用して側壁96を燃焼カップの側壁60
に対して半径方向外方に押圧する。この結果、キャニス
タ90の薄い側壁96が燃焼カップの側壁60の開口6
8において破裂、即ち吹き飛ばされる。開口68に隣接
する側壁96の厚みを減少すると、側壁のこの部分を他
の部分よりも優先して所望の圧力で破裂せしめることが
できる。ディスク110の燃焼によって生じたガスは、
次いで、プレフィルタ120を通して半径方向外方に流
れる。このプレフィルタは開始アセンブリ140および
ガス発生ディスク110の幾つかの燃焼物を流れるガス
から除去する。このプレフィルタ120は流れるガスを
冷却する。ガスが冷却するとき金属の如き溶融物がプレ
フィルタ120の上に付着される。ガスは開口68を通
してスラグスクリーン122の中に流れる。
【0025】スラグスクリーン122は流れるガスから
粒状物を除去してトラップする。このスラグスクリーン
は、又、流れるガスを冷却する。ガスが冷却するとき金
属の如き溶融燃焼物がスラグスクリーン122の上に付
着される。スラグスクリーン122と最終のフィルタア
センブリ124との間のフィルタシールド126はスラ
グスクリーン122の中および周囲にガスの乱流を生じ
させる。このガスの乱流はスラグスクリーン122およ
び拡散カップ42の下部に比較的重い粒状物が保持する
のを促進する。
【0026】ガスは、スラグスクリーン122から最終
のフィルタアセンブリ124に軸方向上方に流れる。次
いで、このガスは、このガスから小さな粒状物を除去す
る最終のフィルタアセンブリ124を通って半径方向外
方に流れる。最終のフィルタアセンブリ124は、又、
更にガスを冷却し、このためガス中の溶融物はこの最終
のフィルタアセンブリ124の部分に積載する。ガス出
口58の環状配列はガス流をエアバッグ12の中に指向
してエアバッグを膨張させる。
【0027】密封されたキャニスタ90を更に詳細に参
照すると、このキャニスタの下部92(図3)の外側壁
96は環状の下壁部152を備えている。環状のコネク
タ部154がこの下壁部152から軸方向上方に且つ半
径方向内方に延びている。外側壁96の環状のロケータ
部156がコネクタ部154から軸方向上方に延びてい
る。このロケータ部156は下壁部152よりも直径が
小さい。ロケータ部156の上端からは環状のリング部
158が半径方向外方に突出している。
【0028】キャニスタのカバー94は、インフレータ
10の軸線52上の中心に位置決めされた円形の頂壁部
160を備えている。この頂壁部の外周からは軸方向下
方に環状の側壁部162が延びている。これら頂壁部1
60と側壁部162とは凹部106を形成している。側
壁部162が頂壁部160から下方向に延びるに従っ
て、この側壁部は半径方向外方にわん曲してキャニスタ
のカバー94の半径方向に延びる環状部164になる。
カバー94の環状のリブ部166が環状部164の半径
方向外方に配置されている。このリブ部166は断面U
字状であり且つ環状部164から軸方向下方に延びる内
壁168(図4)を有する。リブ部166のわん曲底壁
170が内壁168から半径方向外方に延びている。リ
ブ部166の外壁172が底壁170から軸方向上方に
延びている。
【0029】環状のフランジ部174(図3)が外壁1
72から半径方向外方に突出している。このフランジ部
174は第一のリング部176と第二のリング部178
とを有する。この第二のリング部178は第一のリング
部176に向って軸方向下方に且つ半径方向内方にカー
ルされている。シール合成物の薄い層がフランジ部17
4の軸方向下方に対向する側の領域179に適用される
のが好ましい。このシール合成物は、好ましくは、デュ
ーイ・アルマイ・ケミカル・ディビジョンのDAREX
コンパウンド9307(水をベースとしたラティックス
ラバーとクレー材)である。このシール合成物はキャニ
スタのカバー94のフランジ部174とキャニスタの下
部92のリング部158との間の密封(ハーメチック)
シールを形成するのを補助する。
【0030】キャニスタ90の組立てにおいて、キャニ
スタのカバー94は図3に示す如く、キャニスタの下部
92の上方に位置決めされる。次いで、このカバー94
は軸方向に移動されて下部92の上に配置される。カバ
ー94の第一のリング部176はキャニスタの下部92
のリング部158に係合する。カバー94の第二のリン
グ部178は下部92のリング部158の周囲および下
側に折り曲げられ、このためカバー94のフランジ部1
74は下部92のリング部158を包囲する。次いで、
これらリング部158と第一のリング部176とは図4
に示す位置に折り曲げられる。この場合、第二のリング
部178はキャニスタの下部92のロケータ部156に
係合する。これは二重シームとして公知である。
【0031】ロケータ部156とリング部158,17
6,178とは単一の密封シール150を備えている。
この単一の密封シールはキャニスタの下部92をカバー
94に接続する。キャニスタの下部92とカバー94と
は共に室180を形成し、この室は単一の密封シール1
50によつてシールされている。ガス発生材料110は
密封シールされたキャニスタ90の室180内に配置さ
れる。従って、キャニスタ90の外側の空気又は湿気は
キャニスタ90の中に入ることができず、ガス発生材料
110に接触することができない。ガス発生材料110
を収容した室180内に密封された少量の空気はガス発
生材料に不利な影響を与える湿気を含んでいない。
【0032】本発明の目的は、インフレータの寿命を通
じて空気からの余分な湿気がガス発生材料に接触しない
ようにすることである。従って、シール150がキャニ
スタ90の中に空気が入るのを防ぐばかりでなく、この
キャニスタはインフレータの寿命に亘ってキャニスタの
中に空気が入るのを防止する材料から作られている。ガ
ス発生材料の変更を含むインフレータの更に開発が行わ
れているので単一の密封シールの許容漏洩比を変更する
ことができることが企図される。又、許容し得る単一の
密封シールの漏洩比を異なる車輌製造者の如き車輌乗員
拘束システムの異なる使用者のために変更することがで
きる。従って、本発明は上述の密封シールの構造に必ら
ずしも限定されない。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、ガス発生材料を収容す
る密封されたキャニスタは2つの部分のみから成り且つ
これら2つの部分は単一の密封シールによって接続され
ているのでキャニスタの製造および組立てがきわめて簡
単であり、従って、安価であるという実益がある。また
キャニスタカバーとキャニスタ下部とにそれぞれ対応す
る位置にリング部分を形成したから、キャニスタカバー
のリング部分を、キャニスタ下部のリング部分の上に乗
せて、そのまま巻締め機を用いて簡単に両者をかしめる
ことができる。従って密封シールの形成が容易である。
【0034】更に本発明では、点火器用の凹部がキャニ
スタの下面側に位置する。もし点火器を受け入れる程度
の大きさの凹部が、キャニスタの上面側、即ちキャニス
タカバー側に形成されていれば、巻締め時に、巻締め機
のチャックがキャニスタカバーに当たったときに、カバ
ーは撓んで変形してしまい、巻締めが確実に行えなくな
る。本発明では凹部がキャニスタの下面側に位置するか
ら、このような不都合を生じない。更に自動点火剤用の
凹部が点火器の直上に位置するから、点火器内の装薬に
点火されると、その火がまず自動点火剤に引火して熱ガ
スを発生し、これに起因してその後直ちにガス発生材料
のディスクから多量の熱ガスを発生させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたインフレータを導入
した膨張可能な乗員拘束モジュールを有する車輌のステ
アリングホイールの一部断面せる側面図。
【図2】ガス発生材料を収容する密封シールされたキャ
ニスタを備えた図1のインフレータの一部断面せる側面
図。
【図3】図2のキャニスタの部品を分解状態で示す一部
断面せる立面図。
【図4】図3のキャニスタの部品間の密封シールを示す
拡大部分断面図。
【符号の説明】
10:インフレータ 12:エアバッグ 90:キャニスタ 92:キャニスタの下部 94:カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・ピー・オロウリン アメリカ合衆国アリゾナ州85205,メサ, イースト・ゲイリー・ストリート 4941 (72)発明者 マイケル・エフ・ダリー アメリカ合衆国ミシガン州48307,ロチェ スター・ヒルズ,ボーリンガー・ストリー ト 417 (56)参考文献 特開 平2−155861(JP,A)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室を有する密封シールされたキャニスタ
    と、前記室に設けられ点火されたときに車輌乗員拘束器
    を膨張するためのガスを発生するガス発生材料と、車輌
    乗員拘束器を膨張させるためのガスが発生するように前
    記ガス発生材料に点火するための点火器とを備え、 前記キャニスタは二つの部分のみから成り、 該2つの部分は、前記室を形成するキャニスタの下部と
    前記室を閉じるためのカバーとを有し、前記ガス発生材
    料が前記キャニスタの下部内に配置され、 前記キャニスタカバーは、円形の中央壁部分とそこから
    半径方向外側へ延びる第一の突出しているリング部分と
    を含む一つの金属片から成り、 前記キャニスタ下部は、一つの金属片から成り、且つ上
    端および下端を有する円筒の外側壁と、該外側壁の上端
    に形成される突出したリング部分と、前記外側壁の半径
    方向内方に間隔をあけて配置され且つ上端と下端とを有
    する円筒状の内側壁と、前記内外の壁の下端に連結する
    リング状下端壁と、前記内側壁の上端から半径方向内方
    に延びて前記内側壁に覆い被さる円形の内方頂部壁とを
    含んでおり、 前記キャニスタカバーの突出したリング部分と前記キャ
    ニスタ下部の突出したリング部分とは一緒にかしめられ
    て、これらキャニスタの二つの部分を接合する環状のシ
    ールを形成し、 該環状のシールは、前記キャニスタの二つの部分の間に
    ある一つだけの密封シールであり、該一つの密封シール
    が前記キャニスタカバーを前記キャニスタの下部に接合
    しており、 前記キャニスタ下部の前記円筒形の内側壁と前記円形の
    内方頂部壁とが、前記キャニスタ内に延びる中心凹部を
    規定し、前記点火器が該凹部内に受け入れられ且つ前記
    キャニスタの室の外側にあることを特徴とする車輌乗員
    拘束器の膨張装置。
  2. 【請求項2】 前記キャニスタカバーの円形中央壁部分
    は、円形の中心頂部壁と、該頂部壁の外端から下方に延
    びそこに自動点火剤用の凹部を形成する環状の側壁とを
    有し、 前記キャニスタカバーは前記自動点火剤用の凹部の半径
    方向外側に位置する環状リブを有し、 該リブは下方に延びる内壁と外方へ延びるわん曲底壁と
    該底壁から上方へ延びる外壁を有し、 前記キャニスタカバーには、前記リブの外壁から半径方
    向外側へ延びるリング状部分が突出していることを特徴
    とする請求項1記載の車輌乗員拘束器の膨張装置。
  3. 【請求項3】 前記キャニスタ下部の前記円筒状の内側
    壁は、前記点火器に隣接する領域の厚さが薄くなってい
    ることを特徴とする請求項2記載の車輌乗員拘束器の膨
    張装置。
  4. 【請求項4】 前記キャニスタ下部の前記円筒状の内側
    壁は、燃焼カップの開口に隣接する領域の厚さが薄くな
    っていることを特徴とする請求項3記載の車輌乗員拘束
    器の膨張装置。
  5. 【請求項5】 室を有する密封シールされたキャニスタ
    と、前記室に設けられ点火されたときに車輌乗員拘束器
    を膨張するためのガスを発生するガス発生材料と、車輌
    乗員拘束器を膨張させるためのガスが発生するように前
    記ガス発生材料に点火するための点火器とを備え、 前記キャニスタは二つの部分のみから成り、 該2つの部分は、前記室を形成するキャニスタの下部と
    前記室を閉じるためのキャニスタカバーとを有し、前記
    ガス発生材料が前記キャニスタの下部内に配置され、 前記キャニスタカバーは、円形の中央頂壁部と該頂壁部
    の外端から下方に延びる環状の側壁部とを有する単一の
    金属片から成り、且つ該頂壁部と側壁部により自動点火
    剤用の凹部が形成され、またキャニスタカバーは、前記
    自動点火剤用の凹部の半径方向外側に位置する環状のリ
    ブを有し、該リブは下方に延びる内壁と外方へ延びるわ
    ん曲底壁と該底壁から上方へ延びる外壁とを有し、前記
    キャニスタカバーは、前記リブの外壁から半径方向外側
    へ延びる第一の突出したリング部分を有し、 前記キャニスタ下部は、一つの金属片から成り、且つ上
    端および下端を有する円筒の外側壁と、該外側壁の上端
    に形成される突出したリング部分と、前記外側壁の半径
    方向内方に間隔をあけて配置され且つ上端と下端とを有
    する円筒状の内側壁と、前記内外の壁の下端に連結する
    リング状下端壁と、前記内側壁の上端から半径方向内方
    に延びて前記内側壁に覆い被さる円形の内方頂部壁とを
    含んでおり、 前記キャニスタカバーの突出したリング部分と前記キャ
    ニスタ下部の突出したリング部分とは一緒にかしめられ
    て、これらキャニスタの二つの部分を接合する環状のシ
    ールを形成し、 該環状のシールは、前記キャニスタの二つの部分の間に
    ある一つだけの密封シールであり、該一つの密封シール
    が前記キャニスタカバーを前記キャニスタの下部に接合
    しており、 前記キャニスタ下部の前記円筒形の内側壁と前記円形の
    内方頂部壁とが、前記キャニスタ内に延びる中心凹部を
    規定し、前記点火器が該凹部内に受け入れられ且つ前記
    キャニスタの室の外側にあることを特徴とする車輌乗員
    拘束器の膨張装置。
  6. 【請求項6】 前記キャニスタ下部の前記円筒状の内側
    壁は、前記点火器に隣接する領域の厚さが薄くなってい
    ることを特徴とする請求項5記載の車輌乗員拘束器の膨
    張装置。
  7. 【請求項7】 前記キャニスタ下部の前記円筒状の内側
    壁は、燃焼カップの開口に隣接する領域の厚さが薄くな
    っていることを特徴とする請求項6記載の車輌乗員拘束
    器の膨張装置。
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