JP3019856U - エアバッグ膨張装置及び膨張装置用フィルター - Google Patents

エアバッグ膨張装置及び膨張装置用フィルター

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JP3019856U
JP3019856U JP1995006358U JP635895U JP3019856U JP 3019856 U JP3019856 U JP 3019856U JP 1995006358 U JP1995006358 U JP 1995006358U JP 635895 U JP635895 U JP 635895U JP 3019856 U JP3019856 U JP 3019856U
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エイチ．フルマー ブライアン
エス．パーカー トッド
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なるガス透過性の部分を備えたフィルター
を用いるエアバッグ膨張装置を提供する。 【構成】 膨張装置はガス発生材料を保持する容器とエ
アバッグにガスを直進させる複数の放出口を備えた外側
拡散壁とを有する。容器は拡散壁の周りにリング状に配
された複数の拡散口を有し、拡散口は容器の一方の端壁
に他の端壁より近く位置する。変動透過性のガスフィル
ターがリング状の拡散口に近接して拡散壁の内側に取付
けられ、この環状のフィルターは拡散口から最も遠い第
１の部分の最大の透過性と拡散口に近い第２の部分の最
小の透過性との間で変動するガス透過特性を有してい
る。変動透過性の部分はフィルターの全断面にわたって
ガスの流れを均一にし、吹き抜けや燃焼孔が生じないよ
うにする。この均一のガスの流れにより汚染物質をろ過
捕捉しかつ熱ガスを冷却し、エアバッグを迅速に膨張さ
せる。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は透過性が変わるフィルターを有する新規の改良されたエアバッグ膨張 装置に関する。さらに詳細には、本考案は、エアバッグの膨張中に望ましくない 副産物と汚染物質がろ過されまた捕捉されるのを保証するためのエアバッグ膨張 装置に用いる新規な改良された変動透過性フィルターに関する。
【０００２】
【従来の技術】
エアバッグ膨張装置に関連する問題の１つは、膨張しフィルターを通って移動 する熱ガスの急速な発生が膨張装置のハウジングの拡散器出口孔に密接する領域 にフィルターの燃焼孔又は破裂を生じさせそのため効果的なろ過作用が損われる ために、生じる。多くの膨張装置ハウジングにおけるこれらの拡散器孔はハウジ ングの一方の端縁に他方の端縁より近くに間隔をおいて配されているため、拡散 器孔の環状の外縁に直に向き合う領域に発生したガスはフィルターを通るさらに 直進性の流路を有しまたこのためフィルターが拡散器孔からより遠く離れたフィ ルターの領域を通しては少しのガスの流れしか受けないようになる。このような 場合に、フィルターは、これを通過する流れがろ過媒体の利用できる流れの全断 面を横切って均一かつ一様であったとしても、効果的に汚染物質を捕捉しガスを 冷却することができなくなる。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は変動透過性フィルターを有する新規なかつ改良されたエアバッ グ膨張装置を提供することである。
【０００４】 さらに詳細には、本考案の目的はエアバッグ膨張装置のための新規なかつ改良 された変動透過性フィルターを提供することである。
【０００５】 本考案の他の目的は、発生したガスと拡散器出口孔との間の直進流路の領域で は制限された又は低い透過性の部分を有しまた直進流路から離れた方の領域では 制限の少ない又は大きな透過性となりそのためフィルターの利用可能な全断面の 流れ面積にわたってガスがより均一かつ一様に流れるようになる、エアバッグ膨 張装置のための新規かつ改良された変動透過性フィルターを提供することである 。
【０００６】 本考案のまた他の目的は、環状の複数のガス放出口から最も離れた部分では透 過性が最大となりまたガス放出口により近い領域では最小の透過性となる変動透 過性を有するエアバッグ膨張装置のための新規なかつ改良された変動透過性フィ ルターを提供することである。
【０００７】 本考案のさらに他の目的はろ過媒体の利用可能な全流れ断面にわたってより均 一又は一様のガスの流れをもたらすエアバッグ膨張装置のための新規かつ改良さ れた変動透過性フィルターを提供することである。
【０００８】 本考案のさらにまた他の目的は、膨張装置のハウジングの出口拡散器孔に向う ガスの直進流路に吹抜け燃焼孔を生じないエアバッグ膨張装置のための新規な改 良された変動透過性フィルターを提供することである。
【０００９】 本考案のまた他の目的は、放出口又は環状の拡散器孔が形成されたハウジング 又はキャニスター（小さな缶）を有し、環状の孔の内側の環状多孔フィルターが 変動透過性を有し膨張装置内部に発生したガスがエアバッグの展開中にフィルタ ー利用可能な全断面の流れ面積にわたって実質的に均一又は一様に流れ、出口に 達しエアバッグを膨張させるようにする、新規かつ改良されたエアバッグ膨張装 置を提供することである。
【００１０】 本考案のさらに他の目的は、ガスがエアバッグの展開中ろ過媒体を通って迅速 に移動するときに発生した不必要な汚染物質と副産物の全てを実質的に捕捉する ため極めて効果的な作用特性を有している、エアバッグ膨張装置のための新規か つ改良された変動透過性フィルターを提供することである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
本考案の上記のまた他の目的と利点は変動透過性フィルターを含む新規な改良 されたエアバッグ膨張装置において達成される。この膨張装置はガス発生材料を 保持するための容器又はハウジングを含み、またガスをエアバッグに導きこれを 迅速に膨張させるよう配設された複数の放出又は拡散口を備えた外側拡散器壁を 有している。この容器は外側拡散器壁の周縁の周りに離間して配された環状の拡 散口を含み、これらの拡散口は一般に容器の一方の側壁に対し反対側の壁よりも 近くに位置している。本考案による変動透過性の新規な改良されたガスフィルタ ーは環状の拡散口に近接した外側拡散器壁の周縁の内側の容器の中に置かれる。 環状フィルターは環状の拡散口から最も離れた第１の領域で決まる最大の透過性 から拡散口により近い第２の領域の近くで決まる最小の透過性までの間で変化す るガス透過特性を有している。この変動透過性部分はフィルターの利用可能な全 流れ断面にわたってガスの流れを等しくし又は均一にしそれにより吹き抜け又は 燃焼孔が生じないようにする。さらに、利用可能な全流れ断面にわたってのより 均一かつ一様な流れは汚染物質の最大のろ過作用と捕捉作用をもたらし、また最 小の流れ抵抗のもとに熱ガスを冷却しエアバッグの展開中に迅速な膨張がもたら されるようにする。
【００１２】
【実施例】
本考案をより良く理解するため、図面に関連した以下の詳細な記載が参照され る。
【００１３】 図１から７を参照すると、図１には特に自動車の運転者側で操縦車輪に取付け るようになっているエアバッグと膨張装置との組立体１０が示されている。この エアバッグ膨張装置組立体１０は、自動車の事故又は衝突時にエアバッグ１２が 膨張された時破れ及び／又は回動して開くようになっている壊れやすいカバー１ ６を有するハウジング１４の内部に折りたたまれた状態で収容されているエアバ ッグ１２を含んでいる。ハウジング１４は壊れやすいカバー１６から吊り下げら れた周側壁１８を有し、この側壁１８は締結具２８によりハウジング１４の下半 分２０の下側周側壁２６の上端部分に接合されている。ハウジング１４の下半分 ２０はねじスタッド２２により自動車の操縦車輪又はハブに取付けられるように なっている環状の底壁２８を含んでいる。ハウジング１４の下半分２０の底壁２ ４は本考案の特徴により構成された新規な改良された膨張装置３０（図２と３） を支持している。
【００１４】 図２を参照すると、膨張装置３０は上側半分３３を含む円筒形状の金属キャニ スター（小缶）又はハウジング３２と、円形頂壁３４と、好ましくはこれと一体 に形成された円筒形外側周側壁３６とを含んでいる。ハウジング３２は円筒形側 壁４０の上縁に半径方向外側に向けられた取付けフランジ３９を有する皿形状の 底半体部３８によって閉じられ円形底壁４２が好ましくは側壁と下縁部が一体に 形成されている。
【００１５】 上側半体部３３は内側の同心円筒形状の点火室壁４４が設けられ、点火室壁４ ４は好ましくは円形頂壁３４と一体に形成されかつ下方に垂下し、外側側壁３６ と同心に整列した円形底壁４２に好ましくは一体に形成された比較的短い直立円 筒形状の点火室壁４６に接触している。
【００１６】 上側半体部材３３と下側半体部材３８とが好ましくはスピン溶接方法でシール 状に相互に接合されハウジング３２の中の内容物のための溶接密封された囲いが 得られるようにする。同心の環状スピン溶接部分４８と５０が内側点火室壁４４ 及び４６と周側壁３６と底壁４２の外縁との当接面に形成される。
【００１７】 内側点火室壁４４及び４６は中央に配設された円筒状点火室５２を区画形成し 、電気的に点火可能な導火爆管５４とこれと同軸に整列したカップ形状の点火用 強化装薬５６とを保持するようにしている。導火爆管５４は適当な信号を受けた 時点火ワイヤ５８を介して導火爆管に導入された電気信号によって点火される。 この導火爆管５４の点火により強化装薬５６が点火され点火により発生した熱ガ ス生産物が内側点火室壁４４に形成されたリング状に間隔を置いて設けられた点 火壁口４４ａを通って流れ出す。これらガス生産物は内側点火室５２とキャニス ター又はハウジング３２の外側周側壁３６との間に区画形成された主要の環状ガ ス発生室６０に流入する。
【００１８】 主ガス発生室６０は一般に中央点火室５２よりも大きく、また相当大きな容量 のガス発生固形物６２、好ましくは点火室壁４４のリング状の間隔をおいて配さ れた点火口４４ａから一部が外側に流れる熱点火ガスにより迅速に点火され又は 酸化されるアジ化ナトリウム又はその他のガス発生材料の固形物を収容している 。
【００１９】 ガス発生ペレット６２が迅速に点火され又は酸化されるにつれて大量の熱膨張 ガスが発生され外側側壁３６に向って半径方向外側に流れ始める。内側表面上で 、外側側壁３６には、外側側壁３６に形成されリング状の周縁に間隔をおいて配 された比較的大きな拡散口３６ａを平常時は閉じかつシールする、接着剤で取付 けられた金属箔の層６４の層が設けられている。これらの拡散口すなわち熱ガス 放出口３６ａは、増大するガス圧力が発生することにより箔６４が破られた後矢 印Ａ（図２と３）によって示されるように側壁３６の全周縁の周りの個所から熱 膨張ガスを半径方向外側に導くようになっている。
【００２０】 拡散口３６ａから流れ出る熱ガスはエアバッグ１２を従来技術において公知の ように迅速に膨張させ拡張し自動車の運転者を衝突又は事故から保護する。点火 とガス発生ペレット６０から発生されたガスが不必要な汚染物質又は副産物を含 有しまた生じた温度が比較的高いので、これらの汚染物をろ過し捕捉しまたガス をエアバッグに流入する前に冷却することが必要となる。
【００２１】 図８に示されるような典型的な従来技術の膨張装置においては、ガスのろ過作 用はリング状の口７０ａを有する中間壁７０の内側表面に接して位置するワイヤ の網又はスクリーンのフィルター６８を用いることにより達成される。この穴の あけられた中間壁７０はフィルター６８を支持し、主ガス発生室７２の周囲の外 側に別のろ過室７４を形成する。第２の環状のスクリーン網フィルター７６がエ アバッグを膨張させるため発生されたガスを半径方向に放出するようになってい るリング状の拡散器口７８のすぐ内側でろ過室７４内に取付けられる。さらに、 場合によっては金属の流れ偏向板８０が、ガスのためのさらに曲がりくねった通 路を形成しフィルターの燃え尽き又は直接の吹き抜けが起きないようにするため にろ過室７４の中に取付けられる。
【００２２】 本考案によれば、膨張装置３０は側壁３６の内側でガス発生室６０に取付けら れガス発生ペレット６２の環状体を外側から取巻きかつ一周する新規な改良され た変動透過性環状フィルター９０を含んでいる。このフィルター９０は特に、発 生したガスから不必要な汚染物質と副産物とをろ過し捕捉しさらに効果的な熱の 吸収によりガスを十分に冷却できるように構成されている。
【００２３】 フィルター９０は極めて効率的に作用しまた従来技術におけるような多くのフ ィルター、別の偏向板及び分割壁の必要をなくし、また同時に、フィルター９０ はコスト上効果的であり膨張装置３０の構造と組立てを著しく簡単にする。
【００２４】 点火口４４ａと拡散口３６ａとの間に実質的に直進する半径方向の流路が設け られまたこれらの口が平常時底壁３８よりも頂壁３４に近く位置しているので、 室６０の上方部で発生したガスは室６０の中央部及び下方部で発生したガスより も口３６ａに対してより短いより直進性の通路を有している。フィルター９０は 、口３６ａの高さに近い直進ガス流路で低い又は最小の透過性の上方部分９２と 、中間の高さでより高い透過性の中間部分９４と、室６０の低い高さでさらに高 い又は最大の透過性の下方部分９６とを有するように構成される。フィルター９ ０のこの変動透過性は図７に図解的に示されているように利用可能な全流れ断面 にわたってフィルターを通るより均一かつ一様の流れをもたらし、またさらに多 くの別のフィルター、余分の分割壁又は別の流れ偏向板を要しないで燃焼孔やフ ィルター吹き抜けの問題を実質的になくする。
【００２５】 フィルター９０は低い、中間の、及び高い多孔性又は透過性の部分９２，９４ 及び９６を有する拡げられた金属ストリップ１００（図４）のようなろ過媒体の 細長いストリップで構成されている。適当な寸法の拡げられた金属１００のスト リップが、所望の数の層が得られて所望の寸法の単一の環状ろ過体ができ上るま で、連続したうず巻き又は円形層１０２に巻上げられる。
【００２６】 図５は、ストリップに小さい、中間の、及び大きい開口が打抜き又は押抜きに より形成されたそれぞれ低い、中間の、高い透過性の部分９２，９４，９６を有 する金属ストリップからなっている。
【００２７】 図６にはさらに他のストリップの実施態様が示され、このストリップは、低い 、中間の、高い透過性の部分９２，９４，９６が得られる大きな、中間の、小さ なより合わせ密度を有する蒸着金属及び／又は耐高温性樹脂の可塑材料のような 、より合わせた材料で形成されたろ過媒体１２０からなっている。
【００２８】 明らかなように、本考案の多くの変更及び変形が上記の技術に照らし可能であ る。したがって、実用新案登録請求の範囲内で本考案が上記の特定実施態様のほ かに実施できることが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図１】自動車の操縦車輪に取付けるようになっている
エアバッグと膨張装置との組立体の断面図である。
【図２】図１の２−２線に沿った断面図で、本考案の特
徴によるエアバッグ膨張装置のための新規な改良された
変動透過性フィルターを示す図である。
【図３】図２の３−３線に沿った断面図である。
【図４】本考案の変動透過性フィルターを構成するのに
適した変動透過特性を有するろ過媒体の一実施態様の正
面図である。
【図５】本考案の特徴による変動透過性フィルターを構
成するのに適したろ過媒体の他の実施態様の正面図であ
る。
【図６】本考案の特徴による変動透過性フィルターを構
成するのに適したろ過媒体のさらに他の実施態様の正面
図である。
【図７】本考案の変動透過性のフィルターを通過するガ
スの改良された流れ特性を図解的に示す概略図である。
【図８】均一又は一定の透過性を有する公知の金属スク
リーンフィルターを有する従来技術型膨張装置の断面図
である。
【符号の説明】
１０…エアバッグ膨張装置組立体 １２…エアバッグ １４…ハウジング（容器） １６…カバー １８…周側壁 ２０…ハウジング下半分 ２４…底壁 ２６…下側周側壁 ２８…底壁 ３０…膨張装置 ３２…ハウジング（キャニスター） ３４…円形頂壁 ３６…外側側壁 ３６ａ…拡散口（放出口） ３８…底半体部 ４０…円筒形側壁 ４２…円形底壁 ４４，４６…内側点火室壁 ５２…点火室 ５４…導火爆管 ５６…点火用強化装薬 ６０…主ガス発生室 ６２…ガス発生ペレット ６８…フィルター ７０…中間壁 ７０ａ…リング状の口 ７２…主ガス発生室 ７４…ろ過室 ７６…フィルター ８０…偏向板 ９０…フィルター ９２…低透過性部分 ９４…中透過性部分 ９６…高透過性部分 １００…金属ストリップ １２０…ろ過媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 トッド エス．パーカー アメリカ合衆国，ユタ 84014，センター ビル，ノース コットンウッド ドライブ 1384

Claims (17)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ガス発生手段を保持し、周囲の間隔をお
    いた位置にガスを放出するための複数の口が形成された
    外側側壁を有する、容器を具備し、 該容器が、前記外側側壁の内側に近接しかつ前記ガス発
    生手段の外側にろ過空間を区画形成する、前記外側側壁
    の両端縁に接合され間隔をおいて位置する対向端壁を含
    み、前記口が該端壁の一方に他方よりも近くに位置する
    よう間隔をおいて配設され、 さらに、前記ガス発生手段により発生されたガスから汚
    染物質を捕捉するための前記容器内部のガスフィルター
    を具備し、該ガスフィルターはろ過され冷却されたガス
    を前記口の中に放出するための前記口に近接する外縁と
    ガスを前記ガス発生手段から受け取るための前記ガス発
    生手段に近接した内縁とを有し、前記ガスフィルターが
    前記内縁から外縁まで延びる部分を有し、該部分が、前
    記複数の口から最も遠い第１の部分の最大のガス透過性
    と前記口に最も近い第２の部分の最小のガス透過性との
    間で変動する異なったガス透過性を有している、エアバ
    ッグ膨張装置。
  2. 【請求項２】 前記ガス発生手段と前記口との間に延び
    る最も短い直進流路が前記最小のガス透過性の部分を横
    切って延びている請求項１に記載のエアバッグ膨張装
    置。
  3. 【請求項３】 前記フィルターが、前記最小のガス透過
    性のろ過部分より大きいガス透過性を有する少なくとも
    他の部分を含んでいる請求項２に記載のエアバッグ膨張
    装置。
  4. 【請求項４】 前記フィルターが前記１つの他の部分よ
    り大きいガス透過性を有しかつ前記端壁の他方に近接し
    たさらに他の部分を含んでいる請求項３に記載のエアバ
    ック膨張装置。
  5. 【請求項５】 前記フィルターが前記直進流路の高さ部
    分から離間した異なったガス透過性の複数の高さ部分を
    有している請求項２に記載のエアバッグ膨張装置。
  6. 【請求項６】 自動車のエアバッグ装置の膨張装置に用
    いるフィルターであって、ガス発生手段を包含するガス
    発生領域と膨張装置の外側側壁の周りに間隔をおいて配
    設された複数のガス放出口により区画形成されたガス放
    出領域とを有しているフィルターにおいて、 前記ガス発生領域の周りに取付け可能な内側ろ過壁と前
    記外側側壁の内部に取付け可能な外側ろ過壁とを有する
    環状の多孔性ろ過材料を具備し、 前記環状の多孔性ろ過材料がその長手方向軸線に沿った
    異なる高さ部分に少なくとも２つの異なったガス透過性
    の領域を有し、 前記ガス放出領域に対応する多孔性ろ過材料の高さ部分
    に位置する多孔性ろ過材料の第１の領域が前記ガス放出
    領域の高さ部分から離れた高さ部分の第２の領域よりも
    小さなガス透過性を有している、 自動車エアバッグ装置の膨張装置に用いるフィルター。
  7. 【請求項７】 異なったガス透過性の少なくとも３つの
    領域が前記環状の多孔性ろ過材料の長手方向軸線に沿っ
    た異なる高さ部分に区画形成され、 第１の領域から最も離れたろ過材料の領域が他の領域の
    ガス透過性より大きなガス透過性を有している、 請求項６に記載のフィルター。
  8. 【請求項８】 異なったガス透過性の領域が前記長手方
    向軸線に沿った高さ部分に設けられ、各領域が前記第１
    の領域により近く位置する他の領域のいずれよりも大き
    なガス透過性を有するようにしている、 請求項７に記載のフィルター。
  9. 【請求項９】 異なったガス透過性の前記領域が前記長
    手方向軸線に沿って位置し、前記内側ろ過壁から前記ガ
    ス放出領域へと前記フィルターを通過する均一の速度の
    流れが得られるようにしている、 請求項６に記載のフィルター。
  10. 【請求項１０】 自動車エアバッグ装置の膨張装置に用
    いるフィルターであって、 長手方向軸線に沿って異なる位置に異なったガス透過性
    の少なくとも２つの領域を有する環状の多孔性ろ過材料
    を具備しているフィルター。
  11. 【請求項１１】 異なったガス透過性の少なくとも３つ
    の領域が前記環状のろ過材料の長手方向軸線に沿って異
    なる位置に設けられている、 請求項１０に記載のフィルター。
  12. 【請求項１２】 １つの領域が他の領域のいずれよりも
    低いガス透過性を有し、 残りの領域が前記長手方向軸線に沿って位置し、各残り
    の領域が前記１つの領域により近く位置している他の残
    りの領域のいずれよりも大きなガス透過性を有してい
    る、 請求項１１に記載のフィルター。
  13. 【請求項１３】 前記環状の多孔性ろ過材料が異なった
    ガス透過性を有する複数の部分を有したろ過媒体の細長
    いストリップから形成されている、 請求項１０に記載のフィルター。
  14. 【請求項１４】 前記環状の多孔性ろ過材料が連続した
    うず巻に巻かれた金属で形成され、異なったガス透過性
    の前記領域が異なる大きさの穴の群によって形成されて
    いる、 請求項１３に記載のフィルター。
  15. 【請求項１５】 前記穴が異なる度合の拡張度を有する
    拡張された金属によって形成されている、 請求項１４に記載のフィルター。
  16. 【請求項１６】 前記穴が前記ストリップに穴を押しあ
    けることにより形成されている、 請求項１４に記載のフィルター。
  17. 【請求項１７】 異なったガス透過性を有する前記部分
    が前記細長いストリップを横切って異なった密度のより
    合わせた材料を作ることによって形成されている、 請求項１３に記載のフィルター。
JP1995006358U 1994-07-26 1995-06-26 エアバッグ膨張装置及び膨張装置用フィルター Expired - Lifetime JP3019856U (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/280,487 US5503806A (en) 1994-07-26 1994-07-26 Varying permeability filter for airbag inflator
US280487 2002-10-25

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