JPH07215166A - エアバッグ用ガス発生器の外殻容器 - Google Patents
エアバッグ用ガス発生器の外殻容器Info
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- JPH07215166A JPH07215166A JP6009295A JP929594A JPH07215166A JP H07215166 A JPH07215166 A JP H07215166A JP 6009295 A JP6009295 A JP 6009295A JP 929594 A JP929594 A JP 929594A JP H07215166 A JPH07215166 A JP H07215166A
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- Japan
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- central hole
- tubular
- peripheral wall
- annular
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】安価に製造できるエアバッグ用ガス発生器の外
殻容器を提供する。 【構成】鍛造により成形され円形部1aと該円形部の外
周部に形成される筒状部1bとを備える内筒部材1と、
プレス加工により成形され前記円形部が嵌合する中央孔
を有する環状部2aと該環状部の外周部に形成される周
壁部2bとを備える外筒部材2と、鍛造により成形され
中央孔と前記筒状部の先端部と係合する外周部3aとを
備える蓋部材3と、プレス加工により成形され前記筒状
部の先端部並びに前記蓋部材の外周部と係合する中央孔
12部を備え外周部において前記外筒部材の周壁部と接
続する環状部材4とを含むことを特徴とする。
殻容器を提供する。 【構成】鍛造により成形され円形部1aと該円形部の外
周部に形成される筒状部1bとを備える内筒部材1と、
プレス加工により成形され前記円形部が嵌合する中央孔
を有する環状部2aと該環状部の外周部に形成される周
壁部2bとを備える外筒部材2と、鍛造により成形され
中央孔と前記筒状部の先端部と係合する外周部3aとを
備える蓋部材3と、プレス加工により成形され前記筒状
部の先端部並びに前記蓋部材の外周部と係合する中央孔
12部を備え外周部において前記外筒部材の周壁部と接
続する環状部材4とを含むことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衝撃から乗員を保護す
るエアバッグ用のガス発生器に関し、特にその外殻容器
に関する。
るエアバッグ用のガス発生器に関し、特にその外殻容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の外殻容器として、米国特許第45
47342号に開示されるものがある。これを図5に示
す。ハウジング40は、ディフューザシェル41と、ク
ロージャシェル42とからなる。ディフューザシェル4
1は鍛造により成形され、円形部46と一体の3つの同
心円筒43,44,45を有している。また、クロージ
ャシェル42もディフューザシェル41と同様に鍛造に
より成形され、3つの同心円状の溶接部50,51,5
2を有している。ディフューザシェル41とクロージャ
シェル42は、これら溶接部50,51,52において
摩擦溶接により接合されている。
47342号に開示されるものがある。これを図5に示
す。ハウジング40は、ディフューザシェル41と、ク
ロージャシェル42とからなる。ディフューザシェル4
1は鍛造により成形され、円形部46と一体の3つの同
心円筒43,44,45を有している。また、クロージ
ャシェル42もディフューザシェル41と同様に鍛造に
より成形され、3つの同心円状の溶接部50,51,5
2を有している。ディフューザシェル41とクロージャ
シェル42は、これら溶接部50,51,52において
摩擦溶接により接合されている。
【0003】このように従来においては、ガス発生器の
外殻容器をすべて鍛造により成形するのが一般的であっ
た。
外殻容器をすべて鍛造により成形するのが一般的であっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】鍛造品は金属組織が均
等で、ねばり強さが大きい反面、コストが高くなるとい
う欠点がある。
等で、ねばり強さが大きい反面、コストが高くなるとい
う欠点がある。
【0005】また、上記公報に開示されるような多数の
同心円筒を有する外殻部材を鍛造により成形した場合に
は、円形部46が平坦とならず、そのため切削加工を必
要とする。そのため製作工程が多くなり、コストも増大
する。
同心円筒を有する外殻部材を鍛造により成形した場合に
は、円形部46が平坦とならず、そのため切削加工を必
要とする。そのため製作工程が多くなり、コストも増大
する。
【0006】よって本発明は、上記従来技術の有する問
題点を解消する新規なエアバッグ用ガス発生器の外殻容
器を提供することを目的とする。
題点を解消する新規なエアバッグ用ガス発生器の外殻容
器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のエアバッグ用ガ
ス発生器の外殻容器は、鍛造により成形され円形部と該
円形部の外周部に形成される筒状部とを備える内筒部材
と、プレス加工により成形され前記円形部が嵌合する中
央孔を有する環状部と該環状部の外周部に形成される周
壁部とを備える外筒部材と、鍛造により成形され中央孔
と前記筒状部の先端部と係合する外周部とを備える蓋部
材と、プレス加工により成形され前記筒状部の先端部並
びに前記蓋部材の外周部と係合する中央孔部を備え外周
部において前記外筒部材の周壁部と接続する環状部材と
を含むことを特徴とする。
ス発生器の外殻容器は、鍛造により成形され円形部と該
円形部の外周部に形成される筒状部とを備える内筒部材
と、プレス加工により成形され前記円形部が嵌合する中
央孔を有する環状部と該環状部の外周部に形成される周
壁部とを備える外筒部材と、鍛造により成形され中央孔
と前記筒状部の先端部と係合する外周部とを備える蓋部
材と、プレス加工により成形され前記筒状部の先端部並
びに前記蓋部材の外周部と係合する中央孔部を備え外周
部において前記外筒部材の周壁部と接続する環状部材と
を含むことを特徴とする。
【0008】そして、前記筒状部の先端部に段部を備
え、前記蓋部材の外周部に前記段部と係合する突起部を
備え、前記環状部材の中央孔部が前記筒状部の先端部と
前記蓋部材の外周部との間に挟持され溶接されることが
好ましい。
え、前記蓋部材の外周部に前記段部と係合する突起部を
備え、前記環状部材の中央孔部が前記筒状部の先端部と
前記蓋部材の外周部との間に挟持され溶接されることが
好ましい。
【0009】また、半径方向内側に延在する内向フラン
ジを一端側に有する中央筒部材を含み、前記内筒部材が
円形部の中央部に前記内向フランジの中央孔が嵌合可能
な外径を有する円筒状かしめ部を有するようにして、こ
の中央筒部材を内筒部材にかしめ固定することもでき
る。
ジを一端側に有する中央筒部材を含み、前記内筒部材が
円形部の中央部に前記内向フランジの中央孔が嵌合可能
な外径を有する円筒状かしめ部を有するようにして、こ
の中央筒部材を内筒部材にかしめ固定することもでき
る。
【0010】本外殻容器は、内筒部材と、外筒部材と、
蓋部材と、環状部材とを含む。内筒部材は、円形部と、
その外周部に形成される筒状部を備える。また外筒部材
は、前記円形部が嵌合する中央孔を有する環状部と、こ
の環状部の外周部に形成される周壁部を備える。これに
対して蓋部材は、中央孔と前記筒状部の先端部と係合す
る外周部を備える。従って、この蓋部材は、内筒部材と
共に円形の室を形成する。内筒部材と蓋部材は鍛造によ
り成形されるから、前記円形の室を内圧の高い燃焼室に
することができる。
蓋部材と、環状部材とを含む。内筒部材は、円形部と、
その外周部に形成される筒状部を備える。また外筒部材
は、前記円形部が嵌合する中央孔を有する環状部と、こ
の環状部の外周部に形成される周壁部を備える。これに
対して蓋部材は、中央孔と前記筒状部の先端部と係合す
る外周部を備える。従って、この蓋部材は、内筒部材と
共に円形の室を形成する。内筒部材と蓋部材は鍛造によ
り成形されるから、前記円形の室を内圧の高い燃焼室に
することができる。
【0011】また環状部材は、中央孔部を備える。中央
孔部は、前記筒状部の先端部並びに前記蓋部材の外周部
と係合する。従って、これら3部分を同時に接合するこ
とができる。また環状部材は、前記外筒部材の周壁部と
外周部において接続する。この場合、2つの接続方法が
考えられる。1つは、環状部材がその外周部に周壁部を
備え、この周壁部の先端部と、前記外筒部材の周壁部先
端部とが外殻容器の軸方向ほぼ中間位置で互に接続する
ものである。この場合は環状部材と外筒部材とでガス発
生器の外周壁が構成される。これに対しもう1つの方法
は、外筒部材の周壁部先端が環状部材の外周部まで延在
して環状部材に接続ものである。この場合は、外筒部材
の周壁部によりガス発生器の外周壁が構成される。この
ようにして環状部材と外筒部材は、内筒部材の外側に環
状の室を形成する。環状部材と外筒部材はプレス加工に
より成形される。従って、前記環状の室を燃焼室に比べ
内圧の低いフィルタ・クーラント室にすることができ
る。
孔部は、前記筒状部の先端部並びに前記蓋部材の外周部
と係合する。従って、これら3部分を同時に接合するこ
とができる。また環状部材は、前記外筒部材の周壁部と
外周部において接続する。この場合、2つの接続方法が
考えられる。1つは、環状部材がその外周部に周壁部を
備え、この周壁部の先端部と、前記外筒部材の周壁部先
端部とが外殻容器の軸方向ほぼ中間位置で互に接続する
ものである。この場合は環状部材と外筒部材とでガス発
生器の外周壁が構成される。これに対しもう1つの方法
は、外筒部材の周壁部先端が環状部材の外周部まで延在
して環状部材に接続ものである。この場合は、外筒部材
の周壁部によりガス発生器の外周壁が構成される。この
ようにして環状部材と外筒部材は、内筒部材の外側に環
状の室を形成する。環状部材と外筒部材はプレス加工に
より成形される。従って、前記環状の室を燃焼室に比べ
内圧の低いフィルタ・クーラント室にすることができ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。
する。
【0013】図1は、本発明の外殻容器を備えるガス発
生器の断面図である。本外殻容器は、内筒部材1と、外
筒部材2と、蓋部材3と、環状部材4とを含んでいる。
内筒部材1は鍛造により成形され、円形部1aとこの円
形部1aの外周部に円形部と一体に形成される筒状部1
bとを備えている。円形部1aは、その内側中央部に円
形の凹部5が形成され、この凹部5内に中央筒6が嵌合
している。中央筒6はその基部に複数の開口6bを備え
ている。また、筒状部1bは、その先端部にガス噴出用
の開口11が周方向に等間隔に複数個穿設されている。
外筒部材2はプレス加工により成形され、環状部2aと
周壁部2bとを備える。環状部2aは、前記円形部1a
が嵌合する中央孔7を有する。この中央孔7に沿って電
子ビーム溶接19がされ、内筒部材1と外筒部材2は互
に接合されている。また周壁部2bは、環状部2aの外
周部に環状部と一体に形成され、その先端部が外殻容器
の軸方向長さの略半分まで延在し、そこから更に半径方
向に延びてフランジ部8を形成している。また、前記開
口11と位置を違えるようにして周壁部2bの基部にガ
スの排出口10が周方向に等間隔に複数個穿設されてい
る。
生器の断面図である。本外殻容器は、内筒部材1と、外
筒部材2と、蓋部材3と、環状部材4とを含んでいる。
内筒部材1は鍛造により成形され、円形部1aとこの円
形部1aの外周部に円形部と一体に形成される筒状部1
bとを備えている。円形部1aは、その内側中央部に円
形の凹部5が形成され、この凹部5内に中央筒6が嵌合
している。中央筒6はその基部に複数の開口6bを備え
ている。また、筒状部1bは、その先端部にガス噴出用
の開口11が周方向に等間隔に複数個穿設されている。
外筒部材2はプレス加工により成形され、環状部2aと
周壁部2bとを備える。環状部2aは、前記円形部1a
が嵌合する中央孔7を有する。この中央孔7に沿って電
子ビーム溶接19がされ、内筒部材1と外筒部材2は互
に接合されている。また周壁部2bは、環状部2aの外
周部に環状部と一体に形成され、その先端部が外殻容器
の軸方向長さの略半分まで延在し、そこから更に半径方
向に延びてフランジ部8を形成している。また、前記開
口11と位置を違えるようにして周壁部2bの基部にガ
スの排出口10が周方向に等間隔に複数個穿設されてい
る。
【0014】蓋部材3は鍛造により成形され、中央孔1
2と、前記筒状部1bの先端部に係合する外周部3aと
を備える。蓋部材3の内面側、中央孔12の周縁部に円
周突起12aが形成され前記中央筒6の先端部に形成さ
れた段部6aに嵌合している。また、蓋部材3の外面
側、中央孔12の周縁部にカシメ部12bが形成され、
このカシメ部12bによりスクイブ・エンハンサ13が
固定されている。スクイブ・エンハンサ13は点火手段
を構成し、一端側に鍔13aを備える。組立ての最終工
程で、この鍔13aを中央孔12の係止部12cに係止
させ円形部1aとの間に間隙26をおいて中央筒6内に
嵌入され、この状態でカシメ部12bをかしめることに
より外殻容器に装着される。外周部3aは、図2に示す
ように、その内面側に円周突起14を有する。また、筒
状部1bの先端部に於ける内面側にはこの円周突起14
と係合する段部15が形成されている。蓋部材3は、前
記突起12aにより中央筒6と係合し、また突起14に
より筒状部1bと係合し、このようにして中央筒6及び
筒状部1bと共に環状の室、すなわち燃焼室16を形成
している。この燃焼室16内にガス発生剤を充填した薄
いアルミニウム製容器17が配設されている。
2と、前記筒状部1bの先端部に係合する外周部3aと
を備える。蓋部材3の内面側、中央孔12の周縁部に円
周突起12aが形成され前記中央筒6の先端部に形成さ
れた段部6aに嵌合している。また、蓋部材3の外面
側、中央孔12の周縁部にカシメ部12bが形成され、
このカシメ部12bによりスクイブ・エンハンサ13が
固定されている。スクイブ・エンハンサ13は点火手段
を構成し、一端側に鍔13aを備える。組立ての最終工
程で、この鍔13aを中央孔12の係止部12cに係止
させ円形部1aとの間に間隙26をおいて中央筒6内に
嵌入され、この状態でカシメ部12bをかしめることに
より外殻容器に装着される。外周部3aは、図2に示す
ように、その内面側に円周突起14を有する。また、筒
状部1bの先端部に於ける内面側にはこの円周突起14
と係合する段部15が形成されている。蓋部材3は、前
記突起12aにより中央筒6と係合し、また突起14に
より筒状部1bと係合し、このようにして中央筒6及び
筒状部1bと共に環状の室、すなわち燃焼室16を形成
している。この燃焼室16内にガス発生剤を充填した薄
いアルミニウム製容器17が配設されている。
【0015】環状部材4は、プレス加工により成形さ
れ、大径の中央孔部4aを備える。この中央孔部4a
は、図2に示すように、筒状部の先端部18と蓋部材の
外周部3aとにより挟持され、これらはこの状態で係合
し電子ビーム溶接19がされている。図3は別の係合方
法を示す。この場合、筒状部1bの外面側に段部15′
が形成され、この段部15′に蓋部材3の円周突起1
4′が係合し、これらに挟持されて環状部材の中央孔部
4aが係合している。この状態で電子ビーム溶接を行な
うことができる。またこの環状部材4は、その外周部に
周壁部4bを備えている。この周壁部4bは、前記外筒
部材のフランジ部8と、外殻容器の軸方向ほぼ中間位置
で電子ビーム溶接19により互に接合されている。そし
て、この環状部材4と外筒部材2とでガス発生器の外周
壁を形成すると共に、その内側に筒状部1bと共に環状
のクーラント・フィルタ室20を構成している。
れ、大径の中央孔部4aを備える。この中央孔部4a
は、図2に示すように、筒状部の先端部18と蓋部材の
外周部3aとにより挟持され、これらはこの状態で係合
し電子ビーム溶接19がされている。図3は別の係合方
法を示す。この場合、筒状部1bの外面側に段部15′
が形成され、この段部15′に蓋部材3の円周突起1
4′が係合し、これらに挟持されて環状部材の中央孔部
4aが係合している。この状態で電子ビーム溶接を行な
うことができる。またこの環状部材4は、その外周部に
周壁部4bを備えている。この周壁部4bは、前記外筒
部材のフランジ部8と、外殻容器の軸方向ほぼ中間位置
で電子ビーム溶接19により互に接合されている。そし
て、この環状部材4と外筒部材2とでガス発生器の外周
壁を形成すると共に、その内側に筒状部1bと共に環状
のクーラント・フィルタ室20を構成している。
【0016】このクーラント・フィルタ室20内にリテ
ーナ21、23が配設され、リテーナ21によりガス流
路22が形成され、またリテーナ23によりガス流路2
2の外側の室が上下2段に画成され、上段にフィルタ2
4が、下段にクーラント25がそれぞれ配設されてい
る。リテーナ21の先端は半径方向内側に折り曲げられ
て曲折部21aが形成されている。これによりガス発生
剤(例えばアジ化ソーダと酸化銅の混合物)のミスト
(溶融銅)を下流に流し難くしている。
ーナ21、23が配設され、リテーナ21によりガス流
路22が形成され、またリテーナ23によりガス流路2
2の外側の室が上下2段に画成され、上段にフィルタ2
4が、下段にクーラント25がそれぞれ配設されてい
る。リテーナ21の先端は半径方向内側に折り曲げられ
て曲折部21aが形成されている。これによりガス発生
剤(例えばアジ化ソーダと酸化銅の混合物)のミスト
(溶融銅)を下流に流し難くしている。
【0017】図4は、中央筒6′の一端側をかしめ部に
よりかしめ固定した例を示す。この中央筒6′は蓋部材
3′と一体に形成され、一端側に半径方向内側に延在す
る内向フランジ30を有している。また、内筒部材1′
は、その円形部の中央部に円筒状かしめ部31を備えて
いる。このかしめ部31は、前記内向フランジの中央孔
32が嵌合可能な外径を有している。中央筒6′は、か
しめ部31に嵌合された後、このかしめ部31をかしめ
ることにより内筒部材1′に固定される。
よりかしめ固定した例を示す。この中央筒6′は蓋部材
3′と一体に形成され、一端側に半径方向内側に延在す
る内向フランジ30を有している。また、内筒部材1′
は、その円形部の中央部に円筒状かしめ部31を備えて
いる。このかしめ部31は、前記内向フランジの中央孔
32が嵌合可能な外径を有している。中央筒6′は、か
しめ部31に嵌合された後、このかしめ部31をかしめ
ることにより内筒部材1′に固定される。
【0018】衝撃をセンサ(図示せず)が感知すると、
その信号がスクイブ・エンハンサ13に送られてスクイ
ブ・エンハンサ13が作動し、これによって高温の火炎
を生成する。この火炎は開口6bより噴出し、薄いアル
ミニウム製容器17の壁を破って内部のガス発生剤に点
火する。これによりガス発生剤が燃焼して高温・高圧の
ガスを生成し、この燃焼ガスは開口11より噴出する。
噴出ガスはガス流路22を通り、曲折部21aを通過し
て燃焼残渣の一部が除去され、更にクーラント25を通
過する間に冷却され、またフィルタ24を通過する間に
残りの燃焼残渣が除去される。このようにして浄化・冷
却されたガスは、排出口10を経てエアバッグ(図示せ
ず)内に流入する。エアバッグは、衝撃から乗員を保護
するべく急激に膨張する。
その信号がスクイブ・エンハンサ13に送られてスクイ
ブ・エンハンサ13が作動し、これによって高温の火炎
を生成する。この火炎は開口6bより噴出し、薄いアル
ミニウム製容器17の壁を破って内部のガス発生剤に点
火する。これによりガス発生剤が燃焼して高温・高圧の
ガスを生成し、この燃焼ガスは開口11より噴出する。
噴出ガスはガス流路22を通り、曲折部21aを通過し
て燃焼残渣の一部が除去され、更にクーラント25を通
過する間に冷却され、またフィルタ24を通過する間に
残りの燃焼残渣が除去される。このようにして浄化・冷
却されたガスは、排出口10を経てエアバッグ(図示せ
ず)内に流入する。エアバッグは、衝撃から乗員を保護
するべく急激に膨張する。
【0019】
【発明の効果】本発明は、外殻容器の全ての部分をコス
トの高い鍛造により成形するのを避け、その一部を安価
に製造できるプレス品により成形するものであるから、
コスト面で有利となる。
トの高い鍛造により成形するのを避け、その一部を安価
に製造できるプレス品により成形するものであるから、
コスト面で有利となる。
【0020】また、鍛造品とプレス品を組合せることに
より、多数の同心円筒を有する外殻部材を鍛造加工した
場合に伴う切削加工が、本発明によれば不要となり、こ
の点でも有利となる。
より、多数の同心円筒を有する外殻部材を鍛造加工した
場合に伴う切削加工が、本発明によれば不要となり、こ
の点でも有利となる。
【0021】更に、内筒部材と蓋部材が係合構造を備
え、この係合部において環状部材が挟持され溶接される
構成を採ることにより、3つの部材を一度に溶接するこ
とができ、製造工程の面で有利となる。
え、この係合部において環状部材が挟持され溶接される
構成を採ることにより、3つの部材を一度に溶接するこ
とができ、製造工程の面で有利となる。
【図1】本発明の外殻容器を備えるガス発生器の断面
図。
図。
【図2】係合構造を示す図1A部の拡大断面図。
【図3】別の係合構造の例を示す拡大断面図。
【図4】中央筒の一端側をかしめ部によりかしめ固定し
た例を示す部分断面図。
た例を示す部分断面図。
【図5】従来の外殻容器を備えるガス発生器の断面図。
【符号の説明】 1 内筒部材 1a 円形部 1b 筒状部 2 外筒部材 2a 環状部 2b 周壁部 3 蓋部材 3a 外周部 4 環状部材 4a 中央孔部 4b 周壁部 6 中央筒 12 中央孔 13 スクイブ・エンハンサ 14 突起 15 段部 16 燃焼室 20 クーラント・フィルタ室
Claims (3)
- 【請求項1】鍛造により成形され円形部と該円形部の外
周部に形成される筒状部とを備える内筒部材と、プレス
加工により成形され前記円形部が嵌合する中央孔を有す
る環状部と該環状部の外周部に形成される周壁部とを備
える外筒部材と、鍛造により成形され中央孔と前記筒状
部の先端部と係合する外周部とを備える蓋部材と、プレ
ス加工により成形され前記筒状部の先端部並びに前記蓋
部材の外周部と係合する中央孔部を備え外周部において
前記外筒部材の周壁部と接続する環状部材とを含むエア
バッグ用ガス発生器の外殻容器。 - 【請求項2】前記筒状部の先端部に段部を備え、前記蓋
部材の外周部に前記段部と係合する突起部を備え、前記
環状部材の中央孔部が前記筒状部の先端部と前記蓋部材
の外周部との間に挟持され溶接される請求項1記載のエ
アバッグ用ガス発生器の外殻容器。 - 【請求項3】半径方向内側に延在する内向フランジを一
端側に有する中央筒部材を含み、前記内筒部材が円形部
の中央部に前記内向フランジの中央孔が嵌合可能な外径
を有する円筒状かしめ部を有する請求項1又は2記載の
エアバッグ用ガス発生器の外殻容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6009295A JPH07215166A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | エアバッグ用ガス発生器の外殻容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6009295A JPH07215166A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | エアバッグ用ガス発生器の外殻容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07215166A true JPH07215166A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11716489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6009295A Pending JPH07215166A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | エアバッグ用ガス発生器の外殻容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07215166A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10297415A (ja) * | 1997-04-25 | 1998-11-10 | Nippon Kayaku Co Ltd | ガス発生器 |
-
1994
- 1994-01-31 JP JP6009295A patent/JPH07215166A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10297415A (ja) * | 1997-04-25 | 1998-11-10 | Nippon Kayaku Co Ltd | ガス発生器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050628 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060214 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |