JPH07329690A - ガス発生器 - Google Patents

ガス発生器

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Publication number
JPH07329690A
JPH07329690A JP6148476A JP14847694A JPH07329690A JP H07329690 A JPH07329690 A JP H07329690A JP 6148476 A JP6148476 A JP 6148476A JP 14847694 A JP14847694 A JP 14847694A JP H07329690 A JPH07329690 A JP H07329690A
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JP
Japan
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gas
container
outer shell
cylindrical
cylindrical container
Prior art date
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Pending
Application number
JP6148476A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Yokote
信昭 横手
Kenichi Nagahashi
賢一 長橋
Yuji Ito
裕二 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sensor Technology Co Ltd Japan
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Sensor Technology Co Ltd Japan
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立時に火薬の発火のおそれがなく、かつ軽
量安価なガス発生器を提供する。 【構成】 筒状の第1容器部材2と該第1容器部材2に
合わさる第2容器部材3とをカシメてなり、周面にガス
孔16が設けられた筒状容器100と、該筒状容器10
0の径方向外側にこれを囲むように延在し、シール手段
24、26を介して筒状容器100に止めて固定手段
7、8により固定され、径方向にガス孔17が設けられ
た外殻101と、前記筒状容器100内に収納されるガ
ス発生手段10〜12と、前記筒状容器100と外殻1
01との間に形成された環状空間に収納されるフィルタ
手段18〜23とを備え、前記固定手段7、8は筒状容
器内のガス発生手段10〜12に熱影響を及ばさぬもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の乗員保護装置
であるエアバッグに使用されるガス発生器に係わり、特
に新規な構造のものに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のガス発生器は、通電により火薬
(着火薬、伝火薬)を発火させ、その火力によりガス発
生剤を爆発的に燃焼させて短時間で高温高圧のガスを大
量に発生させるものである。このため、ガス発生器本体
は密閉された耐圧容器状に形成され、この容器中に、ガ
ス発生剤、伝火薬、スクイブ等のガス発生手段と、発生
したガスを冷却・濾過するフィルタ手段が内蔵される。
このガス発生器を組み立てるには、有底円筒状の容器部
材(カップ)とこれに合わさる蓋状の容器部材(カバ
ー)とで構成し、カップにガス発生手段及びフィルタ手
段の部品を収納した後、カバーをこれに合わせて接合さ
れるが、この際に溶接を用いると、その溶接熱により火
薬が発火するおそれがあることから、通常は摩擦圧接が
用いられる。この摩擦圧接を用いる場合は、低温で接合
する必要があることから、容器はアルミ鍛造品等で構成
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ガス発生器では、重量がかさみ、かつ組立に手間が掛か
り、コストダウンが図れない。
【0004】そこで、軽量で安価なガス発生器が種々提
案されており、例えば特開平5─155308号公報記
載のものは、容器部材を薄板鋼板製とし、容器を、同心
のフィルタ手段収納カップ及びガス発生手段収納カップ
とカバーで構成し、これらを軸方向に順次重ね合わせた
後、溶接により一体化するようにしている。しかし、こ
の方法では、ガス発生剤、伝火薬、スクイブ等を内蔵し
た状態でカップとカバーを溶接するので、溶接熱により
火薬が発火するおそれがある。
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、組立時に火薬の発火のおそれがなく、かつ軽量
安価なガス発生器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のガス発生器は、筒状の第1容器部材と該第1
容器部材に合わさる第2容器部材とをカシメてなり、周
面にガス孔が設けられた筒状容器と、該筒状容器の径方
向外側にこれを囲むように延在し、シール手段を介して
筒状容器に止めて固定手段により固定され、径方向にガ
ス孔が設けられた外殻と、前記筒状容器内に収納される
ガス発生手段と、前記筒状容器と外殻との間に形成され
た環状空間に収納されるフィルタ手段とを備え、前記固
定手段は筒状容器内のガス発生手段に熱影響を及ばさぬ
ものである。
【0007】また、同心の内筒部及び外筒部を有し各筒
部にガス孔が設けられた有底2重筒状部材と前記各筒部
に合わさる蓋部材とを接合してなる容器と、前記内筒部
と蓋部材とで形成される中央空間に収納されるガス発生
手段と、前記内筒部、外筒部及び蓋部材とで形成される
環状空間に収納されるフィルタ手段とを備え、少なくと
も前記内筒部と蓋部材との接合はカシメにより行われる
ものとすることもできる。
【0008】
【作用】ガス発生手段を収納する筒状容器はカシメによ
り形成し、フィルタ手段を収納する環状空間は筒状容器
の外側に外殻を内部のガス発生手段に熱影響を及ばさぬ
手段により固定して形成する。従って、組立に際し火薬
の発火のおそれがない。また、従来のように摩擦圧接を
行う必要がないのでハウジング(容器、外殻)材料に鋼
板等を用いることにより軽量化を図ることができ、かつ
組立の容易化を図ることができる。
【0009】また、同心の内筒部及び外筒部を有し各筒
部にガス孔が設けられた有底2重筒状部材と各筒部に合
わさる蓋部材とを、内筒部と蓋部材との接合はカシメに
より接合してなる容器と、内筒部と蓋部材とで形成され
る中央空間に収納されるガス発生手段と、前記内筒部、
外筒部及び蓋部材とで形成される環状空間に収納される
フィルタ手段とを有するものとするしても同様の効果が
得られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。まず第1実施例を図1乃至図3により説
明する。図1は本発明のガス発生器の断面図、図2は筒
状容器のカシメ方法示す図1の拡大断面図、図3は図1
の下面図である。
【0011】まず構成を説明する。図1において、ガス
発生器1のハウジングは、先端に鍔部を有する有底の筒
状部材2、これに合わさる蓋部材3、内径側が筒状部材
2の底面に接合され外径側に接合用フランジを有する中
空円板状の第1外殻部材4、これに合わさり内径側が筒
状部材の鍔部に係合し外径側に接合用フランジを有する
中空円板状の第2外殻部材5とで構成される。
【0012】筒状部材2は、弧状の曲面を有する底部2
aと円筒部2bと該円筒部2bの先端からやや鋭角に外
径方向に延びる鍔部2cとを有し、また円筒部2bには
ガス孔16が開口し、さらに底部2aの中心部にはボル
ト7が外方に突出して溶接27により固設されている。
蓋部材3は、弧状の曲面を有する円板状であって、縁部
にカシメにより前記筒状部材の鍔部2cを抱持するU字
溝部3aが形成され、さらにこのU字溝部3aから筒状
部材の円筒部2bの内径に沿って軸方向に延びる環状段
部3bを有する。図2において、この筒状部材2と蓋部
材3のカシメは、二点鎖線で示す状態の蓋部材の溝部3
bに筒状部材2の鍔部2cを位置させ、受け具33で受
けながら矢34で矢印方向に該溝部3aの先端部をカシ
メることにより行う。また、前記環状段部3bは、作動
時に発生したガスにより矢印104に示す軸方向の圧力
Pが蓋部材3にかかり、これにより筒状部材の鍔部2c
が矢印102方向に引っ張られて円筒部2bが点線で示
すように内径方向へ変形しようとするが、これをバック
アップしてその変形を防止するものである。図1に戻
り、蓋部材3の中央部には短円筒状の導出部3cが外方
に突設されており、一方該導出部3cの内方には同心の
円筒部材13、14が溶接29、27により固設されて
スクイブ収納室39、伝火薬収納室40が形成されてい
る。各円筒部材13、14には連通孔13a、14aが
各々開口し、各々スクイブ11、伝火薬12が収納され
ている。なお、30はスクイブをシールするゴムスペー
サ、15は導出部3cに螺合してスクイブ11を保持す
る固定部材である。このカシメにより接合された筒状部
材2及び蓋部材3が筒状容器100を形成し、内部に形
成されたガス発生室9にガス発生剤10が収納される。
なお、103がガス発生剤9を収納する気密容器、10
4はガス発生剤の振動を抑制するクッション材である。
【0013】第1外殻部材4は、筒状容器の軸方向に延
在する短円筒状の第1周部4aと、該第1周部4aの一
端から内径方向に延在し前記筒状容器の底部2aに合わ
さる(重なる)曲面を有する中空円板状の第1底部4b
と、前記第1周部4aの他端から外径方向に延びる第1
フランジ部4cと有し、また前記第1周部4aにはガス
放出孔17が開口している。第1底部4bの内径4dは
筒状容器の底部2aのボルト7の径に適合する大きさと
なっており、該ボルト7がこれに嵌挿されナット8によ
り底部2aに締結・固定されている。該締結部にはOリ
ング27が配設され外部へのガス漏れを防止している。
第2外殻部材5は、前記第1周部4aに合わさり筒状容
器の軸方向に延在する短円筒状の第2周部5aと、該第
2周部5aの一端から内径方向に延在し先端部に重なり
部5cを有する略中空円板状の第2底部5bと、前記第
2周部5aの他端から外径方向に延びる第2フランジ部
5eと有する。前記重なり部5cは、第2底部5bの基
部から蓋部材3のU字溝部3aの外面に沿って軸方向及
び内径方向に直角曲げされ、さらにその先端が筒状部材
の円筒部2bに沿って軸方向に曲げられ環状のガイド部
5dが形成されている。重なり部5cとU字溝部3aは
図示するように軸方向に重なり(オーバラップ)を有す
る。また、両者の間隔(C部)は、常時は、Oリング2
4によるシールが確保されれば必ずしも接触している必
要はない。すなわち、第2外殻部材5は環状であるの
で、作動時の径方向のガス圧力に対しては十分な強度を
有するため筒状容器100に止める必要はないが、軸方
向のガス圧力に対しては第2底部5bが十分な強度を有
しないため、その先端(重なり部5c)を筒状容器10
0のU字溝部3aに止めて強度を確保するものである。
従って、外部へのガス漏れ防止(シール)は当該部に配
設されたOリング24により行われる。なお、ガイド部
5dは、後述の組立時に筒状容器が嵌挿される際の案内
とするものであり、円筒部2bとは軽く接する程度の内
径とされる。両外殻部材4、5は両フランジ部4c、5
cでリベット6により接合され外殻101を形成する。
図3に示すように、フランジ部5e、4cは方形状であ
り、両外殻部材4、5の締結用の孔(6)の他、エアバ
ッグモジュールへの取付孔32の設けられている。前記
接合手段には他に、ボルトによる締結、カシメ等を用い
ることもできる。また、この接合部にはガス漏れ防止用
のOリング25が配設されている。上述のように、筒状
部材2、第1外殻部材5の各底部2a及び蓋部材3を曲
面とすることにより、軸方向のガス圧力に対する強度を
向上させることができ、この結果材料の板厚を薄くする
ことができる。
【0014】前記外殻101と筒状容器100との間に
形成された環状空間に、環状の仕切り部材18、23が
配設され、ガス孔16、仕切り部材18、23及びガス
放出孔17により形成されるガス流路に沿って環状のガ
スフィルタ19、20、21、22が順に配置されてい
る。
【0015】つぎに、製造方法を説明する。図1におい
て、筒状部材2、蓋部材3、第1外殻部材4、第2外殻
部材5はいずれもステンレス板又は通常の鋼板をプレス
加工により成形して作成される。つぎに、第1外殻部材
に仕切り部材23、ガスフィルタ2122、Oリング2
5、仕切り部材18、ガスフィルタ20、19を順次収
納し、第2外殻部材5を接合して外殻101とする。つ
ぎに、筒状部材2にガス発生剤10を収納し、一方蓋部
材3にはスクイブ11、伝火薬12を円筒部材13、1
4に収納して取付ける。つぎに、筒状部材2と蓋部材3
とを合わせてカシメ、筒状容器100とする。つぎに、
外殻101にOリング27、24を配置した後、筒状容
器100を外殻101に図面下方より挿入し、ナット8
で締結・固定する。このように、ハウジング部品にプレ
ス加工品を使用するので軽量化され、かつハウジング部
品間の接合はリベット、ボルト締結、カシメにより行わ
れるので組立が容易である。このため安価に製造でき、
かつ組立時の発火のおそれもない。
【0016】つぎに、作動を説明する。図1において、
車両の衝突が検知されると、スクイブ11が通電され、
発火し連通孔36を通ったその火炎により伝火薬11が
着火する。この伝火薬11の熱風が連通孔37を通り気
密容器103を破ってガス発生室9に流入しガス発生剤
10が燃焼して多量の高温・高圧のガスを発生する。発
生したガスは矢印38のように気密容器103を破って
ガス孔16から環状空間に流出し、ガスフィルタ19〜
22を通過して、この間に冷却、スラグ捕集され、適温
で清浄なガスとなってガス放出孔17から図示されない
エアバッグ内に供給される。
【0017】つぎに、第2実施例を図4により説明す
る。図4(a)はガス発生器の上面図、図4(b)は図
4(a)のA矢視図である。図4(a)、(b)におい
て、以下の点が図1と異なる。すなわち、筒状部材2の
縁部に複数の締結用ボルト57が設けられ、これに対応
して第1外殻部材の第1底部44bの内径が大きくなっ
ており、この内径に沿ってボルト47の貫通孔44が設
けれナット8により締結されるようになっている。ま
た、第1外殻部材44のみフランジ部44cを有し、第
2外殻部材43は、フランジ部を有せず、第2周部45
aを第1外殻部材の第1周部44aに溶接することによ
り両者が接合される。このような構成とすることによ
り、各外殻部材4、5の重量を減少させることができ
る。
【0018】つぎに、第3実施例を断面図である図5に
より説明する。図5において、図1と異なる点は、第2
外殻部材55の重なり部55cは、先端に折り曲げ部ガ
イド5dを有せず、直接先端51がガイド部となってい
る点である。これにより構造を簡略化することができ
る。
【0019】つぎに、第4実施例を断面図である図6に
より説明する。図6において、図4と異なる点は、筒状
容器62の底部62a、蓋部材63、第1外殻部材64
の底部64bが矢印61、62に示すようにフラットな
形状となっている点である。これによれば、スペースフ
ァクタを高めることができる。
【0020】つぎに、第5実施例を断面図である図7に
より説明する。図7において、図6と異なる点は、第2
外殻部材75の重なり部75aの先端部が筒状容器の円
筒部62bに沿って軸方向に外方に曲げられ、その先端
が筒状容器の鍔部62cに当接している点である。この
ため、蓋部材73のU字溝部の先端73aと径方向でも
係合する形となり、作動時における第2外殻部材5の強
度が向上する。
【0021】つぎに、第6実施例を図8及び図9により
説明する。図8はガス発生器の断面図、図9は下面図で
ある。図8において、以下の点が図1と異なる。すなわ
ち、ガス発生器81のハウジングは、有底の2重筒状部
材82とこれに合わさる蓋部材83とで構成される。2
重筒状部材82は、円板状の底部82aと、該底部82
aの縁から延びる円筒状の外筒部82bと、底部82a
の所定径の位置から外筒部82bと同心にこれより長く
延びる内筒部82cとを有し、さらに各筒部82b、8
2cの先端には爪84、85が各々設けられている。図
9において、これらの爪84、85は各筒部82b、8
2cの周方向に各々等間隔で複数設けられている。図8
に戻り、外筒部82b、内筒部82cには図1と同様ガ
ス放出孔17、ガス孔16が設けられている。一方、蓋
部材83は略円板状の底部83aと、該底部83aの縁
から軸方向に延びる短円筒状の周部83bと、該周部8
3bの端から外径方向に延びるフランジ部83cとを有
し、また、底部83の筒状部材82の内筒部82cに合
わさる部分83dには爪85が挿入される貫通孔90が
設けられ、フランジ部83cの筒状部材82の外筒部8
2cに合わさる部分83eには爪84が挿入される貫通
孔89が設けられている。前記内筒部及び外筒部の爪8
4、85は、二点鎖線で示すように真っ直ぐの状態で貫
通孔89、90に挿入され、矢86、87で矢印方向に
カシメて折り曲げられる。該カシメ部には外部へのガス
漏れを防止するOリング77〜79が配設される。筒状
部材82の内筒部82Cと蓋部材3とで形成される中央
空間にガス発生剤10、スクイブ11、伝火薬12等の
ガス発生手段が収納され、筒状部材82の内筒部82
c、外筒部82b及び蓋部材83とで形成される環状空
間に仕切り部材18、23、ガスフィルタ19〜22等
のフィルタ手段が収納される。
【0022】筒状部材82は、ステンレス板又は通常の
鋼板が用いられ、底部82a及び外筒部82bはプレス
加工により一体的に成形され、内筒部82cは溶接88
により底部82に接合される。蓋部材83もステンレス
板又は通常の鋼板製のプレス加工品が用いられる。
【0023】組み立ては、まず筒状部材82に仕切り板
18、23、フィルタ19〜22、ガス発生剤10等を
収納し、これにスクイブ11、伝火薬13を収納、取り
付けた蓋部材83を合わせ、カシメて接合する。従っ
て、図1の場合と同様、軽量かつ安価なガス発生器が得
られる。
【0024】つぎに、第7実施例を図10及び図11に
より説明する。図10は本実施例のガス発生器の断面
図、図11は図10のB矢視図である。図10におい
て、図8と異なる点は、筒状部材の内筒部92cと蓋部
材93のこれに合わさる部分93bの形状である。すな
わち、図10拡大図及び図11(a)に示すように、内
筒部92cの先端には環状厚肉部95が設けられ、この
厚肉部の両面にV溝96が設けられている。一方蓋部材
93の当該合わせ部93bには、当初二点鎖線で示すよ
うに該厚肉部に沿った矩形断面を有する環状溝が形成さ
れており、この環状溝93bに前記厚肉部95が嵌挿さ
れ、V溝96部を受け具98、矢97により矢印方向に
カシメることにより、両者が接合される。なお、環状の
V溝96に代えて、図11(b)に示すように周方向に
複数設けた円錐状の孔97としてもよい。このような構
成とすることにより、当該カシメ部は外部とは密閉され
るので、図8のシール用のOリングが不要となる。
【0025】なお、上述の第1〜第5実施例において、
筒状容器と外殻との固定手段は、筒状容器内部のガス発
生手段に熱影響を及ぼすものでなければよく、ボルトに
よる締結の他、リベット、カシメ等の手段を用いること
もできる。
【0026】
【発明の効果】本発明のガス発生器は、上述のように、
筒状の第1容器部材と該第1容器部材に合わさる第2容
器部材とをカシメてなる筒状容器と、筒状容器の径方向
外側にシール手段を介して固定される外殻とを有し、筒
状容器内にガス発生手段を収納し、外殻と筒状容器との
間に形成される環状空間にフィルタ手段を収納するもの
であるので、組立時に火薬の発火のおそれがなく、かつ
ハウジング材料にプレス加工品を使用することができる
とともに組立が容易であるため軽量かつ安価なガス発生
器を提供することが可能である。
【0027】また、同心の内筒部及び外筒部を有し各筒
部にガス孔が設けられた有底2重筒状部材と前記各筒部
に合わさる蓋部材とを接合してなる容器と、前記内筒部
と蓋部材とで形成される中央空間に収納されるガス発生
手段と、前記内筒部、外筒部及び蓋部材とで形成される
環状空間に収納されるフィルタ手段とを備え、少なくと
も前記内筒部と蓋部材との接合はカシメにより行われる
ものとしても、同様の効果を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のガス発生器の断面図であ
る。
【図2】筒状容器のカシメ方法示す図1の拡大断面図で
ある。
【図3】図1の下面図である。
【図4】本発明の第2実施例のガス発生器の上面図及び
断面図である。
【図5】本発明の第3実施例のガス発生器の断面図であ
る。
【図6】本発明の第4実施例のガス発生器の断面図であ
る。
【図7】本発明の第5実施例のガス発生器の断面図であ
る。
【図8】本発明の第6実施例のガス発生器の断面図であ
る。
【図9】図8の下面図である。
【図10】本発明の第7実施例のガス発生器の断面図で
ある。
【図11】図10のB矢視図である。
【符号の説明】
1 ガス発生器 2 筒状容器部材(第1容器部材) 3 蓋部材(第1容器部材) 7 ボルト(固定手段) 8 ナット(固定手段) 10 ガス発生剤(ガス発生手段) 11 スクイブ(ガス発生手段) 12 伝火薬(ガス発生手段) 16 ガス孔 17 ガス放出孔(ガス孔) 18 仕切り部材(フィルタ手段) 19〜22 ガスフィルタ(フィルタ手段) 23 仕切り部材(フィルタ手段) 24〜26 Oリング(シール手段) 81 ガス発生器 82 有底2重筒状部材 82b 外筒部 82c 内筒部 83 蓋部材 100 筒状容器 101 外殻
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 裕二 兵庫県姫路市豊富町豊富3903−39 日本化 薬株式会社姫路工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の第1容器部材と該第1容器部材に
    合わさる第2容器部材とをカシメてなり、周面にガス孔
    が設けられた筒状容器と、該筒状容器の径方向外側にこ
    れを囲むように延在し、シール手段を介して筒状容器に
    止めて固定手段により固定され、径方向にガス孔が設け
    られた外殻と、前記筒状容器内に収納されるガス発生手
    段と、前記筒状容器と外殻との間に形成された環状空間
    に収納されるフィルタ手段とを備え、前記固定手段は筒
    状容器内のガス発生手段に熱影響を及ばさぬものである
    ガス発生器。
  2. 【請求項2】 同心の内筒部及び外筒部を有し各筒部に
    ガス孔が設けられた有底2重筒状部材と前記各筒部に合
    わさる蓋部材とを接合してなる容器と、前記内筒部と蓋
    部材とで形成される中央空間に収納されるガス発生手段
    と、前記内筒部、外筒部及び蓋部材とで形成される環状
    空間に収納されるフィルタ手段とを備え、少なくとも前
    記内筒部と蓋部材との接合はカシメにより行われるもの
    であるガス発生器。
JP6148476A 1994-06-06 1994-06-06 ガス発生器 Pending JPH07329690A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6148476A JPH07329690A (ja) 1994-06-06 1994-06-06 ガス発生器

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