JP2002111323A - 電子機器、サーキュレータ及びアイソレータ並びにその収納器 - Google Patents

電子機器、サーキュレータ及びアイソレータ並びにその収納器

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JP2002111323A
JP2002111323A JP2000297350A JP2000297350A JP2002111323A JP 2002111323 A JP2002111323 A JP 2002111323A JP 2000297350 A JP2000297350 A JP 2000297350A JP 2000297350 A JP2000297350 A JP 2000297350A JP 2002111323 A JP2002111323 A JP 2002111323A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器、特にはサーキュレータ又はアイソ
レータにおいて、H1寸法の僅少な変動による収納物9
の固定の障害や蓋1の組み付けの障害を無くし、全体厚
さ寸法を小さくし薄型化する。 【解決手段】 上部開口部の外側方向に鍔部を形成した
器内に収納物を収納し、前記鍔部を平面状の天井を有し
前記天井の端部に側板を形成した蓋に挿入して前記収納
物を封止する構成の電子機器であって、前記蓋の側板に
は1本または隙間をはさんで複数本の爪を有する爪部を
設けるとともに、前記収納物が前記天井に当接し、前記
収納物が前記器の底部方向に押圧力が加えられた状態
で、前記爪を折り曲げて前記鍔部の下縁に係合させたこ
とを特徴とする電子機器(特にはサーキュレータ又はア
イソレータ)を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓋を介して収納物
に器の底部方向への押し圧力を加えて収納物を収納器内
に固定する電子機器及びその収納器に関し、特には、例
えば、携帯電話基地局等に使用されるサーキュレータ又
はアイソレータ及びその収納器に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の、蓋を介して収納物に器の
底部方向への押し圧力を加えて収納物を収納器内に固定
する電子機器及びその収納器の例として、サーキュレー
タの蓋、収納物及び器の組み立て手順を示す斜視図であ
り、図6はその組み立て後の断面図である。なお、後述
のようにアイソレータはサーキュレータのひとつのポー
トに抵抗素子を取り付けたものであり、組み立て手順及
び組み立て後の断面図は図5及び図6と同じである。図
6に示すように従来のサーキュレータ又はアイソレータ
は層状の構造であり、図の上から順に、蓋1、上鉄板
2、永久磁石3、下鉄板4、シールド板5、フェライト
ディスク6、中心導体7、フェライトディスク6、シー
ルド板5及び器8から構成される。この内、上鉄板2、
永久磁石3、下鉄板4、シールド板5、フェライトディ
スク6、中心導体7、フェライトディスク6及びシール
ド板5を総称して収納物9と記すことにする。H1は前
記収納物9の図の上端から下端までの寸法である。8b
は前記器8の底部である。図5に示すように中心導体7
は板状であり、通常サーキュレータの場合、3個のポー
ト(線路)を有する。また、器8は鍔8a及び底部8b
を備えた円筒器状の容器であり、円筒器部には前記3個
のポート(線路)を通すための切り欠きがある。
【0003】図7は前記従来のサーキュレータ又はアイ
ソレータの蓋1を示し、図7(a)は蓋1の平面図、図
7(b)は図7(a)のA―A断面図、図7(c)は図
7(b)のB―B矢視図である。蓋1は、例えばニッケ
ルメッキされた厚さ0.2mmのSPCC材をプレス加工により
図のように成形する。蓋1は側板1aにつながった平面
状の外板1b、外板1bにつながって図7(b)の下方
向に傾斜した斜板1c及び斜板1cにつながった平面状
の天井1dから構成する。そして、側板1aは突き当て
板1eを具備する。側板1aの内径寸法は前記鍔8aが
挿入可能で突き当て板1eが後述するように組み立て後
鍔8aに当接できるよう適切に設定する。突き当て板1
eは前記プレス加工により次のように成形する。まず、
根元1e1を除く突き当て板1eの長方形の3辺の外側
に図7(c)に示すコ字型捨て溝1a1を打ち抜き、側
板1aと同一平面上に(すなわち根元1e1で後述のよ
うに折り曲げる前の)突き当て板1eを形成する。続い
て図7(b)に示すように根元1e1で折り曲げて、先
端1e2が側板1aのXi側に位置するように傾斜を付
けて成形する。前記のようにコ字型捨て溝1a1を打ち
抜くので、成形後は図7(c)に示すように側板1aの
突き当て板1eの成形された場所には突き当て板1eよ
り広い窓状の穴が明けられる。
【0004】次に、従来のサーキュレータ又はアイソレ
ータの組み立てについて、組み立て手順を示す部分断面
図である図8を参照しながら、蓋1の取り付けを中心に
説明する。図8(a)は、収納物9を器8に収納した
後、器8の鍔8aを蓋1の側板1aに挿入し、押し込ん
で突き当て板1eが鍔8aに接触した状態を示す。H2
は外板1bの図の上面の最外周部1b1(側板1aに連
なる折り曲げ部は除く)から天井1dの図の上面までの
寸法である。この状態では後述のような、突き当て板1
eの先端1e2のXo方向への移動は無いので、Xi方
向ばね力も作用しない。図8(b)は更に押し込んで突
き当て板1eの内面(図のXi側の面)が鍔8aに接触
しかつ、天井1dが収納物9に接触しない状態を示す。
図8(c)は更に押し込んで突き当て板1eの先端1e
2が鍔8aに接触しかつ、天井1dが収納物9に接触し
た状態を示す。図8(c)のH2寸法は図8(a)及び
図8(b)のH2寸法と同じなので、後述のような、H
2寸法の縮小によるYd方向ばね力は働かない。そし
て、突き当て板1eの先端1e2が押されてXo方向に
移動し、根元1e1には先端1e2をXi方向に戻そう
とするXi方向ばね力が作用する。なお、各構成部品の
図の上下方向寸法の組み合わせによっては(例えばH1
寸法が大きい場合等)図8(b)のように突き当て板1
eの内面(図のXi側の面)が鍔8aに接触した状態
で、図8(c)のように天井1dが収納物9に接触する
場合もあるが、この場合も前記同様、Yd方向ばね力は
働かず、Xi方向ばね力が作用する。図8(d)は更に
押し込んで突き当て板1eが鍔8aを通り超して、前記
のXi方向ばね力により先端1e2がXi方向に戻り、
先端1e2が鍔8aの下縁8a1に当接して係合した状態
を示す。この状態で天井1dは収納物9に当接して図の
Yu方向の変位を生じるため、H2寸法の縮小によるY
d方向ばね力が働き、収納物9が天井1dにより底部8
b(図6に示す)方向に押圧力が加えられて固定され
る。H3は外板1bと斜板1cのつなぎ部1b2から外
板1bの図の上面の最外周部1b1(側板1bに連なる
折り曲げ部は除く)までの寸法である。図8(a)及び
図8(b)の状態ではH3寸法は0であるが、図8
(c)の状態では前記Yu方向の変位のため、H3寸法
は正値となる。
【0005】続いて、前記従来技術として例示した、サ
ーキュレータの作用について説明する。なお、アイソレ
ータは後述のようにサーキュレータのひとつのポートに
抵抗素子を取り付けることによって構成されるので、作
用についてはサーキュレータと同様である。サーキュレ
ータの作用は、フェライトディスク6と中心導体7とか
ら成る回路に適切な外部磁界を加えると、フェライトデ
ィスク6の磁気共鳴現象の応用により非可逆特性となる
ことを利用したものであり、詳細には次のようになる。
フェライトディスク6が永久磁石3の直流磁界により磁
化されると、フェライトディスク6のテンソル透磁率に
よりサーキュレータに非可逆伝送特性が生じる。これ
は、フェライトディスク6の高周波磁界の右回りの円偏
波透磁率と、左回りの円偏波透磁率とが異なった値を示
すようになることに起因している。ここで、電波を中心
導体7の一つのポートから挿入すると、二つの円偏波透
磁率の差により、合成された偏波面が回転し、電波は循
環して次のポートに伝搬される。この円偏波透磁率の差
は、主にフェライトディスク6の内部磁界(外部磁界の
印加に起因する)によって決定され、3ポートのサーキ
ュレータならば、偏波面が30度回転するように調整さ
れる。そして前記のように非可逆特性となることを生か
して、2端子増幅器の入・出力の分離、アンテナ共用器
の同一アンテナによる同時送・受信等に用いられる。ア
イソレータはサーキュレータのひとつのポートに抵抗素
子を取り付けることによって構成される。例えばポート
3に取り付けた場合、ポート1からポート2には伝送さ
れるが、ポート2から入った信号はポート3の、抵抗素
子で減衰するためポート1に伝送されない。このような
機能を生かして、アイソレータは増幅器のインピーダン
ス整合、合波器の混変調防止など、反射波による悪影響
を除去するために使用される。
【0006】そして、最近のマイクロ波通信事業の発展
により、種々の通信装置が生産されるようになったが、
これらの装置を小型化する要求が強く、例えば、前記の
携帯電話基地局等に使用されるサーキュレータ又はアイ
ソレータについても、小型化することが求められてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の、蓋を介し
て収納物に器の底部方向への押し圧力を加えて収納物を
収納器内に固定する電子機器(特にサーキュレータ又は
アイソレータ)及びその収納器、には下記のような問題
点が有る。 1)前記H2寸法の縮小によるYd方向ばね力により収
納物9を押し付けて固定するのであるが、H2寸法の縮
小可能寸法は蓋1の可逆変形の範囲内であるため僅少で
あり、前記H1寸法の僅少な変動によって、次のような
不具合が生じる。 H1が小さ過ぎると、Yd方向ばね力が不足するか又
は無くなり、収納物9の固定が不十分又は不可能にな
る。 H1が大き過ぎると、前記蓋1の可逆変形の範囲をは
み出して、H2寸法の縮小可能な限度を超えてしまい、
図8(c)の状態まで蓋1を押し込むことができず、蓋
1の組み付けが不可能になる。 2)図8(d)のH2寸法とH3寸法の合計寸法の分、
全体厚さ寸法が大きくなり、薄型化の障害になるので、
前記小型化の要求に対応することが困難である。
【0008】そこで本発明の目的は、H1寸法の僅少な
変動による収納物9の固定の障害や蓋1の組み付けの障
害の無い電子機器及びその収納器を提供することであ
り、特には、H1寸法の僅少な変動による収納物9の固
定の障害や蓋1の組み付けの障害の無いサーキュレータ
又はアイソレータ及びその収納器を提供することであ
る。更に本発明の目的は、全体厚さ寸法が小さい薄型化
された電子機器及びその収納器を提供することであり、
特には、全体厚さ寸法が小さい薄型化されたサーキュレ
ータ又はアイソレータ及びその収納器を提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の第一の発明は、上
部開口部の外側方向に鍔部を形成した器内に収納物を収
納し、前記鍔部を平面状の天井を有し前記天井の端部に
側板を形成した蓋に挿入して前記収納物を封止する構成
の電子機器であって、前記蓋の側板には1本または隙間
をはさんで複数本の爪を有する爪部を設けるとともに、
前記収納物が前記天井に当接し、前記収納物が前記器の
底部方向に押圧力が加えられた状態で、前記爪を折り曲
げて前記鍔部の下縁に係合させた電子機器である。
【0010】本願の第二の発明は、上部開口部の外側方
向に鍔部を形成した器と、平面状の天井を有し前記天井
の端部に側板を形成した蓋とからなり、前記蓋の側板に
は1本または隙間をはさんで複数本の爪を有する爪部を
設けるとともに、前記鍔部を前記蓋に挿入して前記爪を
折り曲げて前記鍔部の下縁に係合させる構成の電子機器
用収納器である。
【0011】本願の第三の発明は、上部開口部の外側方
向に鍔部を形成した器内に収納物を収納し、前記鍔部を
平面状の天井を有し前記天井の端部に側板を形成した蓋
に挿入して前記収納物を封止する構成のサーキュレータ
であって、前記蓋の側板には1本または隙間をはさんで
複数本の爪を有する爪部を設けるとともに、前記収納物
が前記天井に当接し、前記収納物が前記器の底部方向に
押圧力が加えられた状態で、前記爪を折り曲げて前記鍔
部の下縁に係合させたサーキュレータである。
【0012】本願の第四の発明は、上部開口部の外側方
向に鍔部を形成した器内に収納物を収納し、前記鍔部を
平面状の天井を有し前記天井の端部に側板を形成した蓋
に挿入して前記収納物を封止する構成のアイソレータで
あって、前記蓋の側板には1本または隙間をはさんで複
数本の爪を有する爪部を設けるとともに、前記収納物が
前記天井に当接し、前記収納物が前記器の底部方向に押
圧力が加えられた状態で、前記爪を折り曲げて前記鍔部
の下縁に係合させたアイソレータである。
【0013】本願の第五の発明は、上部開口部の外側方
向に鍔部を形成した器と、平面状の天井を有し前記天井
の端部に側板を形成した蓋とからなり、前記蓋の側板に
は1本または隙間をはさんで複数本の爪を有する爪部を
設けるとともに、前記鍔部を前記蓋に挿入して前記爪を
折り曲げて前記鍔部の下縁に係合させる構成のサーキュ
レータ又はアイソレータ用収納器である
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態である
サーキュレータ又はアイソレータを図面に基づいて説明
する。なお、同一部分は前記図5乃至図8と同一の参照
符号で示す。図1は実施の第一の形態の組み立て後の断
面図であり、蓋1以外は前記図5及び図6に示す従来の
サーキュレータ又はアイソレータと同じ構成である。図
2は実施の第一の形態の蓋1の図面であり、図2(a)
は前記蓋1の側面図、図2(b)は図2(a)のC―C
矢視図である。蓋1は、例えばニッケルメッキされた厚
さ0.2mmのSPCC材をプレス加工により図のように成形す
る。蓋1は平面状の天井1d、天井1dにつながった側
板1a及び側板1aが延伸された3個所の爪部から構成
され、前記3個所の爪部は各々1本の爪1fを有する。
前記3個所の爪部同士の間隔はできるだけ等しくするこ
とが好ましい。
【0015】そして図1に示すように器8内に前記収納
物9が収納された後、蓋1が取り付けられる。H1は前
記収納物9の図の上端から下端までの寸法、H4は器8
の図の上端から器8の底部8bまでの寸法(すなわち、
器8の上端から収納物9の下端までの寸法)である。H
1はH4より大きくなるように構成する。また、鍔8a
の外径寸法は前記側板1aの内径寸法より小さくし、か
つ鍔8aを側板1aに挿入後、後述する図3のR1寸法
ができるだけ小さくなるように設定することが好まし
い。
【0016】図3は実施の第一の形態の組み立て途中の
部分断面図(ただし、側板1aおよび爪1fの一部は断
面にはしない)であり、器8に収納物9を収納し、つぎ
に、鍔8aを側板1aに挿入し、収納物9を天井1dに
当接させた状態を示す。これは後述の、収納物9を天井
1dで押し付ける力を加えながら、前記爪1fを折り曲
げる前の状態である。この状態において、蓋1の側板端
1gと 鍔8aの下縁8a1及び上縁8a2の(図の上下方
向の)位置関係は、側板端1gが下縁8a1と上縁8a2
の間に位置するように構成する。H5は下縁8a1から爪
1f先端までの寸法であり、R1は側板1a内周と鍔8
a外周との隙間寸法である。R2は鍔8a外周から器8の
円筒器部外周までの寸法である。H5寸法は、後述する
ように爪1fを内側に折り曲げて下縁8a1に係合させ
たとき、爪1f先端が下縁8a1に確実に係合し、かつ
爪1f先端が器8の円筒器部外周に当たらないような適
切な値に設定し、好ましくは、H5寸法を爪1f先端が
下縁8a1の前記R2寸法の略中間に位置するように設
定すると、H1寸法の増大及び減少の両方に対応でき、
対応可能な増減値はR2寸法値よりは小さいがそれに近
い値になるので、従来の蓋1のH2寸法の僅少な縮小可
能寸法よりも大きい値となり、H1寸法の変動に対応す
るのが容易になる。また、従来必要だった図8(c)の
H2とH3の合計寸法が不要となるので、その分、薄型
化が可能となる。
【0017】続いて実施の第一の形態の組み立てについ
て図1及び図3に基づいて説明する。まず、器8に収納
物9を収納する。つぎに、鍔8aを側板1aに挿入し、
収納物9を天井1dに当接させる。更に、前記挿入する
力を加え(すなわち、底部8bにより収納物9を天井1
dに押し付ける力を加え)ながら、爪1fを内側に折り
曲げて下縁8a1に係合させる。このようにして、収納
物9が天井1dにより底部8b方向に押圧力が加えられ
て固定されるのである。ここで仮に、爪部が2箇所だけ
(すなわち爪1fが2本だけ)の場合は下縁8a1に係
合する爪1fが少なすぎて、蓋1の固定が不完全になり
やすいが、実施の第一の形態においては、前記のように
爪部を3箇所(すなわち爪1fを3本)としたので、こ
のような不都合を無くすことができる。
【0018】次に、本発明の実施の第二の形態であるサ
ーキュレータ又はアイソレータを図面に基づいて説明す
る。図4は実施の第二の形態の蓋1の図面であり、図4
(a)は前記蓋1の側面図、図4(b)は図4(a)の
C―C矢視図であり、同一部分は前記図2と同一の参照
符号で示す。この蓋1においては、隙間をはさんで形成
された2個の爪1fから成る爪部が間隔をおいて3箇所
配設される。前記3箇所の爪部同士の間隔はできるだけ
等しくすることが好ましい。そして上記以外は器8およ
び収納物9も含め、実施の第一の形態と同じ構成であ
る。続いて以下、実施の第一の形態と同様に組み立て
る。ここで、実施の第二の形態では前記のように一つの
爪部に2個の爪1fが形成されているので、例えば振動
のかかる環境で長期間使用したため、爪部の2個の爪1
fの内の1個の係合がゆるくなっても、もう1個の爪1
fで係合が保持できるので、実施の第一の形態に比べて
さらに信頼性を高くすることができる。
【0019】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記実施の形態に限定されるものでは
く、機能、生産性等を勘案して最適の形態とすれば良
い。また、下記のような変形も可能である。 (1)実施の第一の形態および第二の形態では各部品の
平面形状は円形としたが、四角形等の多角形の形状でも
良い。 (2)実施の第一の形態および第二の形態では爪部を3
箇所としたが4箇所以上でも良い。 (3)実施の第二の形態では爪部1箇所当たりの爪1f
の数量を2本としたが3本以上でも良い。そして、これら
変形同士の組み合わせ或いは実施の形態と変形との組み
合わせは任意に行える。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、H1寸法の僅少な変動
による収納物9の固定の障害や蓋1の組み付けの障害の
無い電子機器及びその収納器を提供することができ、特
には、H1寸法の僅少な変動による収納物9の固定の障
害や蓋1の組み付けの障害の無いサーキュレータ又はア
イソレータ及びその収納器を提供することができる。更
に本発明によれば、ばね部分がなくても確実に内容物を
固定することができ、ばね部の寸法を省略することによ
り全体厚さ寸法が小さい薄型化された電子機器及びその
収納器を提供することができ、特には、ばね部分がなく
ても確実に内容物を固定することができ、ばね部の寸法
を省略することにより全体厚さ寸法が小さい薄型化され
たサーキュレータ又はアイソレータ及びその収納器を提
供することができる。更に本発明によれば、H1寸法の
の変動によらず内容物を確実に固定することができるた
め、振動などの耐環境特性に優れた電子機器及びその収
納器を提供することができ、特には、 H1寸法のの変
動によらず内容物を確実に固定することができるため、
振動などの耐環境特性に優れたサーキュレータおよびア
イソレータ及びその収納器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態であるサーキュレー
タ又はアイソレータの組み立て後の断面図である。
【図2】本発明の実施の第一の形態であるサーキュレー
タ又はアイソレータの蓋の図面である
【図3】本発明の実施の第一の形態であるサーキュレー
タ又はアイソレータの組み立て途中の部分断面図であ
る。
【図4】本発明の実施の第二の形態であるサーキュレー
タ又はアイソレータの蓋の図面である
【図5】従来のサーキュレータ又はアイソレータの組み
立て手順を示す斜視図である。
【図6】従来のサーキュレータ又はアイソレータの組み
立て後の断面図である。
【図7】従来のサーキュレータ又はアイソレータの蓋の
図面である。
【図8】従来のサーキュレータ又はアイソレータの組み
立て手順を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 蓋、1a 側板、1a1 コ字型捨て溝、1b 外
板、 1b1 最外周部、1b2 つなぎ部、1c 斜板、1d
天井、 1e 突き当て板、 1e1 根元、1e2 先端、1f
爪、1g 側板端、2 上鉄板 、3 永久磁石、4 下
鉄板、5シールド板、6 フェライトディスク、7
心導体、8 器、8a 鍔、8a1 下縁、 8a2 上縁、8b 底部、9 収納物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部開口部の外側方向に鍔部を形成した
    器内に収納物を収納し、前記鍔部を平面状の天井を有し
    前記天井の端部に側板を形成した蓋に挿入して前記収納
    物を封止する構成の電子機器であって、前記蓋の側板に
    は1本または隙間をはさんで複数本の爪を有する爪部を
    設けるとともに、前記収納物が前記天井に当接し、前記
    収納物が前記器の底部方向に押圧力が加えられた状態
    で、前記爪を折り曲げて前記鍔部の下縁に係合させたこ
    とを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 上部開口部の外側方向に鍔部を形成した
    器と、平面状の天井を有し前記天井の端部に側板を形成
    した蓋とからなり、前記蓋の側板には1本または隙間を
    はさんで複数本の爪を有する爪部を設けるとともに、前
    記鍔部を前記蓋に挿入して前記爪を折り曲げて前記鍔部
    の下縁に係合させる構成であることを特徴とする電子機
    器用収納器。
  3. 【請求項3】 上部開口部の外側方向に鍔部を形成した
    器内に収納物を収納し、前記鍔部を平面状の天井を有し
    前記天井の端部に側板を形成した蓋に挿入して前記収納
    物を封止する構成のサーキュレータであって、前記蓋の
    側板には1本または隙間をはさんで複数本の爪を有する
    爪部を設けるとともに、前記収納物が前記天井に当接
    し、前記収納物が前記器の底部方向に押圧力が加えられ
    た状態で、前記爪を折り曲げて前記鍔部の下縁に係合さ
    せたことを特徴とするサーキュレータ。
  4. 【請求項4】 上部開口部の外側方向に鍔部を形成した
    器内に収納物を収納し、前記鍔部を平面状の天井を有し
    前記天井の端部に側板を形成した蓋に挿入して前記収納
    物を封止する構成のアイソレータであって、前記蓋の側
    板には1本または隙間をはさんで複数本の爪を有する爪
    部を設けるとともに、前記収納物が前記天井に当接し、
    前記収納物が前記器の底部方向に押圧力が加えられた状
    態で、前記爪を折り曲げて前記鍔部の下縁に係合させた
    ことを特徴とするアイソレータ。
  5. 【請求項5】 上部開口部の外側方向に鍔部を形成した
    器と、平面状の天井を有し前記天井の端部に側板を形成
    した蓋とからなり、前記蓋の側板には1本または隙間を
    はさんで複数本の爪を有する爪部を設けるとともに、前
    記鍔部を前記蓋に挿入して前記爪を折り曲げて前記鍔部
    の下縁に係合させる構成であることを特徴とするサーキ
    ュレータ又はアイソレータ用収納器。
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