JP3897178B2 - 非可逆回路素子 - Google Patents

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Description

本発明は、アイソレータやサーキュレータ等の非可逆回路素子に関する。
アイソレータやサーキュレータ等の非可逆回路素子は、例えば、携帯電話や無線機等の移動体通信機器や、その基地局で使用される通信機器等に用いられている。
この種の非可逆回路素子は、ヨークとして機能する磁性金属製保持具の内部に、永久磁石、磁極板、及び、磁気回転子を含む組立体を収容して構成される。
ところで、近年、この種の非可逆回路素子では、移動体通信機器における形状の小型化、及び、軽量化の要求に対応すべく、低背化が重要な技術的課題となっている。
また、この種の非可逆素子では、リワーク等により端子基板に応力、再加熱等が加わった際の信頼性に不安が生じるため、製品の再利用が懸念される問題、及び、歩留まり損が生じてしまう問題が生じている。これらの問題を解決するためには、非可逆回路素子が、機械的な固着強度の高い構造を備えていることが重要である。
更に、コストダウンの観点からは、部品点数が少ないこと、組み立て歩留まりが高いこと、組み立て工数が少なくて済むこと、及び、組み立てコストが安価であることが重要となる。
加えて、非可逆回路素子は、他の付加回路を何らかの方法で増設させる必要が生じた場合に、容易にレイアウトを変更しうる構造を備えることが好ましい。特に、接栓構造を有するバリエーションを展開する場合に、製造コストの増加を回避しうることが重要である。
この種の非可逆回路素子について、従来より多様な構成が提案されている。具体的な代表例としては、特許文献1乃至4を挙げることができる。
しかし、特許文献1乃至4では、上述した問題点を充分に解決しているとは言えない。
特開2003−124711号公報 特開平10−294606号公報 特許第3399099号公報 U.S.P.6,337,607B1号明細書
本発明の課題は、電子部品の低背化を達成しうる非可逆回路素子を提供することである。
本発明のもう一つの課題は、機械的な固着強度の高い非可逆回路素子を提供することである。
本発明の更にもう一つの課題は、部品点数が少なく、組み立て歩留まりが高く、組み立て工数が少なくて済み、及び、組み立てコストが安価である非可逆回路素子を提供することである。
本発明の更にもう一つの課題は、接栓バリエーションを容易に展開することができる非可逆回路素子を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る非可逆回路素子は、磁気回転子を有する組立体と、保持具と、支持体とを含む。組立体は、保持具の内部に収納されている。支持体は、少なくとも一面に開口する保持具挿入用孔を有している。保持具は、保持具の底部外面が、保持具挿入用孔の内部に挿入されている。
上述したように、支持体は、少なくとも一面に開口する保持具挿入用孔を有しており、保持具は、保持具の底部外面が、保持具挿入用孔の内部に挿入されている。この構成によれば、機械的な固着強度の高い非可逆回路素子を実現することできる。
また、保持具の底部の位置が、保持具挿入用孔の内部に挿入された深さ分だけ低くなるから、低背化に寄与することができる。しかも、保持具の内部空間の容積を縮小せずに、低背化できる。
さらに、保持具を保持具挿入用孔の内部に挿入する構造であるので、挿入形態として、嵌合構造等、周知の技術を適用できる。このため、部品点数が少なく、組み立て歩留まりが高く、組み立て工数が少なくて済み、しかも、組み立てコストの安価な非可逆回路素子を提供することができる。
更に、支持体について、保持具挿入用孔の外側に広がる部分を利用して、端子や、モニター回路や、アイソレータ用終端抵抗器等を付加するとともに、表面実装のための端子構造や、接栓バリエーションの展開をも実行することができる。
上述した保持具と、支持体との嵌合構造において、組立体は、保持具の内部に収納されているから、保持具の底部外面の位置は、保持具挿入用孔の内部に挿入された深さ分だけ低くなっている。従って、本発明に係る非可逆回路素子によると、保持具の内部空間の容積を縮小せずに、低背化できるから、組立体を保持具の内部に収納した場合でも、低背化を維持できる。
本発明に係る好ましい態様において、保持具は結合突片を含み、保持具挿入用孔は孔縁に凹段部を有している。結合突片は、凹段部に凹凸嵌合される。この構成によれば、保持具と、支持体との機械的な固着強度のより高い非可逆回路素子を提供することできる。
別の好ましい態様として、保持具挿入用孔は、支持体の一面から他面に貫通している構成をとることもできる。この場合は、最大で支持体の厚み分まで、非可逆回路素子の低背化を実現することができる。
さらに別の好ましい態様として、保持具の底部外面と、支持体の他面とは、略同一面の部分を有している構成によると、非可逆回路素子の底面を平坦化することができる。従って、本発明に係る非可逆回路素子は、面出しが容易であって、移動体通信機器を構成する他の電子部品や、プリントパターン等に対して、安定して面実装することができる。
以上述べたように、本発明によれば次のような効果を得ることができる。
(a)電子部品の低背化を達成しうる非可逆回路素子を提供することができる。
(b)機械的固着強度の高い非可逆回路素子を提供することができる。
(c)部品点数が少なく、組み立て歩留まりが高く、組み立て工数が少なくて済み、及び、組み立てコストが安価である非可逆回路素子を提供することができる。
(d)接栓バリエーションを容易に展開することができる非可逆回路素子を提供することができる。
本発明の他の目的、構成及び利点については、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。但し、添付図面は、単なる例示に過ぎない。
図1は本発明に係る非可逆回路素子の一実施形態を示す斜視図、図2は図1の2−2線に沿って切断した端面図、図3は図1及び図2に示した非可逆回路素子の分解構造を示す斜視図である。図1乃至図3に示す実施例は、サーキュレータを構成した例を示している。
図1乃至図3を参照すると、本発明に係る非可逆回路素子は、磁気回転子組立体10と、保持具30と、支持体40とを含む。磁気回転子組立体10は、永久磁石11と、シールド12と、上磁極板13と、磁気回転子100と、下磁極板17とを有しており、それぞれが上述した順序で積み重ねられている。
次に、磁気回転子組立体10の各構成部材について説明する。まず、シールド12は、厚さ0.1〜0.2mm程度の銅板を打ち抜いた導体板で構成されており、接地電極の強化、及び、安定化のために用いられる。図1乃至図3に示すシールド12は、基体部120の直径が数十mmの円板形状であって、永久磁石11の下面と略同様の大きさの寸法に設定されており、且、外周縁に沿って複数の凸片121が備えられている。
永久磁石11は、シールド12の基体部120の面内に載置されるとともに、凸片121により保持されている。なお、永久磁石11が、導電性のある磁性材料、例えば金属磁石でなる場合には、磁気回転子組立体10においてシールド12を省略することもできる。
上磁極板13は、厚さ0.1〜0.3mm程度の鉄板を打ち抜いた導体板で構成されており、直径数十mmの円板状に形成されている。下磁極板17は、厚さ0.3〜1.0mm程度の鉄板を打ち抜いた導体板で構成されており、直径が数十mmの円板状に形成されている。上磁極板13と、下磁極板17とは、直流磁界の均一化、及び、安定化のために用いられる。
磁気回転子100は、上フェライト14と、中心導体15と、下フェライト16とを含み、それぞれが上述した順序で積み重ねられている。
さらに、上フェライト14は、イットリウム/鉄/ガーネット(YIG)等の軟磁性材料が好適であって、直径が数十mm、厚さ1mm程度の円板状に形成される。下フェライト16は、イットリウム/鉄/ガーネット(YIG)等の軟磁性材料が好適であって、直径が数十mm、厚さ1mm程度の円板状に形成される。
中心導体15は、好ましくは、厚さが0.3〜1.0mm程度の銅板を加工した導体板あって、基体部150と、基体部150の外周に突設さた第1〜第3の端子151〜153を有する。基体部150は、直径が数十mmの円形状に成形されており、上フェライト14、及び、下フェライト16の板面と略同程度の大きさを持つ。
第1〜第3の端子151〜153は、基体部150から突出するとともに、それぞれが下フェライト16の上面縁付近で折り曲げられている。中心導体15は、上フェライト14と、下フェライト16とにより挟持されている。
保持具30は、高さ寸法が数mm程度の有底の略円筒形状体であって、好ましくは鉄等の磁性金属材料で構成されている。図1乃至図3を参照すると、保持具30は、底部内面31と、底部外面32と、第1〜第3の側壁部331〜333と、蓋部35とを含む。
第1〜第3の側壁部331〜333は、それぞれが底部内面31の内周縁310から立ち上がり、互いに第1〜第3の間隔d1〜d3を隔てて設けられている。第1〜第3の間隔d1〜d3には、底部内面31と同一平面側に開口縁が備えられている。
さらに、第1の側壁部331の幅方向の両端には、高さ方向に沿って条状に延びる第1の凹溝341が備えられており、且、高さ方向の先端部に凸形状の抜け止めが備えられている。同様に、第2の側壁部332の幅方向の両端には、高さ方向に沿って条状に延びる第2の凹溝342が備えられており、且、高さ方向の先端部に凸形状の抜け止めが備えられている。第3の側壁部333の幅方向の両端には、高さ方向に沿って条状に延びる第3の凹溝343が備えられており、且、高さ方向の先端部に凸形状の抜け止めが備えられている。
磁気回転子組立体10は、保持具30の内部に収納される。より詳細に説明すると、保持具30は、底部内面31と、第1〜第3の側壁部331〜333とにより区画された内部空間300を有する。保持具30は、内部空間300に磁気回転子組立体10が収納されるとともに、内部空間300の上端が蓋部35により閉塞される。
保持具30は、第1〜第3の結合突片311〜313を含む。第1の結合突片311は、第1の間隔d1において、底部内面31の内周縁310から径方向に突出して備えられている。同様に、第2の結合突片312は、第2の間隔d2において、内周縁310から径方向に突出して備えられており、第3の結合突片313は、第3の間隔d3において、底部内面31の内周縁310から径方向に突出して備えられている。磁気回転子組立体10は、第1〜第3の側壁部331〜333により位置決めされる。
蓋部35は、鉄などの磁性材料からなる円板状体であって、外周縁上に第1〜第3の結合溝351〜353が供えられている。蓋部35は、ヨークとして用いられる。図示実施形態に係る蓋部35は、はめ込む前は、全体が凹形状となっており、保持具30に組みつけられたとき、内部空間300に備えられた磁気回転子組立体10に荷重を印加する。より詳細に説明すると、蓋部35は、第1〜第3の結合溝351〜353の幅方向の両端が、第1〜第3の凹溝343のそれぞれに凹凸結合されている。この凹凸結合構造において、第1〜第3の結合溝351〜353の幅方向の両端が、第1〜第3の凹溝341〜343が結合されたとき、蓋部35には、撓みが戻ろうとする反力が生じることにより、磁気回転子組立体10に対して保持具30の底部内面31の方向に荷重が印加される。
支持体40は、基体部41と、貫通孔43と、保持具挿入用孔44と、第1〜第3のグランド電極451〜453とを含んで構成される。
基体部41は、好ましくは絶縁樹脂材料により構成されている。図示では、略正方形形状の平板状体であって、厚さ1.0〜2.0mm程度に構成される。貫通孔43は、直径が数十mmの円形孔形状を有し、基体部の一面(表面)411から他面(裏面)412に貫通している。
第1〜第3のグランド電極451〜453は、基体部41の一面411及び他面412において、第1〜第3の側壁部331〜333の周辺に備えられている。
支持体40は、少なくとも一面411に開口する保持具挿入用孔44を有している。図示する保持具挿入用孔44は、支持体40の一面411から他面412に貫通している。更に保持具挿入用孔44は、基体部の他面412側の内周縁440に第1〜第3の凹段部441〜443を有する。
保持具挿入用孔44には、保持具30が挿入されている。この点について、図4乃至図6を参照して、より詳細に説明する。図4は、保持具30と、支持体40との組み合わせ構造を示す斜視図、図5は組み合わせの完了状態を示す斜視図、図6は図5の6−6線に沿った断面図である。図4乃至図6において、先に示された図面に表れた構成部分に相当する部分には、同一の参照符号を付してある。
図4を参照すると、保持具30は、支持体40の他面412において、第1〜第3の側壁部331〜333の先端部から、矢印M0で示す方向に保持具挿入用孔44に案内され、且、第1の結合突片311が、矢印M1で示す方向に案内されて第1の凹段部441に凹凸嵌合されるとともに、第3の結合突片313が、矢印M3で示す方向に案内されて第3の凹段部443に凹凸嵌合される。図面からは必ずしも明らかではないが、第2の結合突片312も、同様に第2の凹段部442に凹凸嵌合される。
図5及び図6を参照すると、保持具30は、第1〜第3の結合突片311〜313が、支持体40の他面412において、保持具挿入用孔44の内周縁440に備えられた第1〜第3の凹段部441〜443にそれぞれ凹凸嵌合されており、保持具30の底部外面32は、支持体40の一面411より下になっている。より詳細に説明すると、保持具30の底部外面32は、支持体40の一面411より下になっており、支持体40の他面412と同一平面を構成している。但し、底部外面32は、他面412より上になっていてもよい。なお、本発明の一実施形態において、支持体40の一面411より下とは、一面411から他面412の方向をいう。同様に、他面412より上とは、他面412の側から一面411の側への方向を言う。
図5に示すように保持具30が保持具挿入用孔44に挿入された後、内部空間300に磁気回転子組立体10が収納される。磁気回転子組立体10と、保持具30と、支持体40との結合関係について、再び図2を参照して説明する。
図2に示すように、保持具30の内部に磁気回転子組立体10を収納した場合、第1〜第3の間隔d1〜d3から、磁気回転子組立体10を構成する各部材の円周の一部が内部空間300の外部に突出することとなる。従って、支持体40は、磁気回転子組立体10において第1〜第3の間隔d1〜d3から突出する下フェライト16と、第1〜第3の凹段部441〜443に凹凸嵌合されている第1〜第3の結合突片331〜333により挟持されることとなる。このような挟持構造において、上述したように下フェライト16を含む磁気回転子組立体10には、蓋部35により加重が印加されているから、非可逆回路素子は、優れた機械的固着強度を実現することができる。
また、保持具30は、第1〜第3の結合突片311〜313が、第1〜第3の間隔d1〜d3において、底部内面31の内周縁310から径方向に突出して備えられている。保持具挿入用孔44は、内周縁440に第1〜第3の凹段部441〜443を有する。第1〜第3の結合突片311〜313のそれぞれは、第1〜第3の凹段部441〜443それぞれに凹凸嵌合されている。この構成によれば、保持具30と、支持体40との嵌合構造について、機械的な固着強度が高い非可逆回路素子を提供することができる。
支持体40は、少なくとも一面411に開口する保持具挿入用孔44を有しており、保持具30は、底部外面32が、この保持具挿入用孔44の内部に挿入されている。この構成によれば、機械的な固着強度の高い非可逆回路素子を実現することができる。
また、保持具30を保持具挿入用孔44の内部に挿入する構造であるので、挿入形態として、嵌合構造等を採用できる。このため、部品点数が少なく、組み立て歩留まりが高く、組み立て工数が少なくて済み、及び、組み立てコストが安価である非可逆回路素子を提供することができる。
さらに、保持具30は、底部外面32の位置が、保持具挿入用孔44の深さ分だけ低くなるから、低背化に寄与することができる。しかも、保持具30の内部空間300の容積を縮小せずに、低背化できる。
上述した保持具30と、支持体40との嵌合構造において、保持具30は、有底の内部空間300を有しており、磁気回転子組立体10は、この内部空間30の内部に収納されている。この場合、保持具30の底部外面32の位置が、保持具挿入用孔44の深さ分だけ低くなっており、しかも、保持具30の内部空間300の容積を縮小せずに、低背化できるから、非可逆回路素子を、内部空間300の内部に収納した場合でも、低背化を維持できる。
保持具30は第1〜第3の結合突片311〜313を含み、保持具挿入用孔44は孔縁に第1〜第3の凹段部441〜443を有している。第1〜第3の結合突片311〜313は、第1〜第3の凹段部441〜443に凹凸嵌合される。この構成によれば、保持具30と、支持体40との機械的な固着強度のより高い非可逆回路素子を提供することできる。
また、保持具挿入用孔44が、支持体40の一面411から他面412に貫通している構成によると、支持体44の厚み寸法d4分だけ、非可逆回路素子の低背化を実現することができる。
支持体40は、保持具挿入用孔44の外側に広がる一面411及び他面412を利用して、端子や、モニター回路や、アイソレータ用終端抵抗器等を付加することができるとともに、表面実装のための端子構造や、接栓バリエーションの展開を実現することができる。
図示実施例において、保持具30の底部外面32は、支持体40の他面412と、略同一の構成面を有している。この構成によると、非可逆回路素子の底面を、全体にわたって平坦化することができる。従って、面出しが容易であり、移動体通信機器を構成するプリントパターン等に対して、安定して面実装することができる。但し、保持具30の外部底面32は、必ずしも支持体40の他面412と、同一面を構成しなくともよく、支持体40の一面411より下になっている構造であればよい。
なお、図1乃至図6を参照して説明した本発明の利点は、集中定数型の構成においても同様に奏することができる。
図7は、本発明のもう一つの実施形態に係る非可逆回路素子を示す斜視図、図8は本発明のさらにもう一つの実施形態に係る非可逆回路素子を示す斜視図、図9は図8に示した非可逆回路素子の一部を拡大して示す斜視図である。図7乃至図9において、先に示された図面に表れた構成部分に相当する部分に、同一の参照符号を付してある。
図7に示す非可逆回路素子では、端子151〜153が、支持体40の外部に突出するように設けられている。この構造によれば、端子151〜153に対して外部接続導体、例えば、支持体の4つの貫通孔を使用して回路シャシーにネジ固定し、マイクロストリップライン線路などを接続することができる。
図8に図示された非可逆回路素子は、図9に拡大して示すように、端子151〜153の端部が、一旦、支持体40の他面412に導出された後、側端面に沿って一面411に導かれている。この構造は、面実装に適した構造である。
図10及び図11は、本発明のさらにもう一つの実施形態に係る非可逆回路素子を示す端面図である。図10及び図11において、先に示された図面に表れた構成部分に相当する部分に、同一の参照符号を付してある。
図10に示した非可逆回路素子は、底部外面32が他面412から突出し、底部外面32と他面412とが略同一面の構成面を形成しない実施形態を示している。この構成によると、非可逆回路素子は、さらなる低背化を実現することができる。
さらに、図11に示した非可逆回路素子は、底部外面32と、他面412とが、略同一面の構成面を形成しない実施形態であって、支持体40が、組立体10を構成する2つの部材により挟持されている実施形態を示している。この構成によると、非可逆回路素子は、さらなる低背化を実現することができるとともに、部品点数が少なく、組み立て歩留まりが高く、組み立て工数が少なくて済み、及び、組み立てコストが安価である非可逆回路素子を提供することができる。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種種の変形態様を採り得ることは自明である。
本発明の一実施形態に係る非可逆回路素子の斜視図である。 図1の2−2線に沿って切断した端面図である。 図1及び図2に示した非可逆回路素子の分解構造を示す斜視図である。 図3に示した分解構造の一部について組み合わせ構造を示す斜視図である。 図4の組み合わせについて、組み合わせ完了状態を示す斜視図である。 図5の6−6線に沿った断面図である。 本発明のもう一つの実施形態に係る非可逆回路素子を示す斜視図である。 本発明のさらにもう一つの実施形態に係る非可逆回路素子を示す斜視図である。 図8に示した非可逆回路素子の一部を拡大して示す斜視図である。 本発明のさらにもう一つの実施形態に係る非可逆回路素子を示す端面図である。 本発明のさらにもう一つの実施形態に係る非可逆回路素子を示す端面図である。
符号の説明
10 磁気回転子
30 保持具
300 内部空間
31 底部内周面
311〜313 第1〜第3の結合突片
32 底部外面
40 支持体
411 一面
412 他面
44 保持具挿入用孔
441〜443 第1〜第3の凹段部

Claims (7)

  1. 磁気回転子を有する組立体と、保持具と、支持体とを含む非可逆回路素子であって、
    前記組立体は、前記保持具の内部に収納されており、
    前記支持体は、少なくとも一面に開口する保持具挿入用孔を有しており、
    前記保持具は、底部面と、結合突片を含んでおり、
    前記結合突片は、前記底部面の外周底縁に備えられており、
    前記保持具挿入用孔は、内周孔縁に凹段部を有しており、
    前記保持具は、前記保持具の底部外面が、前記保持具挿入用孔の内部に挿入されており、前記結合突片が、前記凹段部に凹凸嵌合されて前記支持体に結合されている、
    非可逆回路素子。
  2. 請求項1に記載された非可逆回路素子であって、
    前記保持具の底部外面は、前記支持体の前記一面より下になっている、
    非可逆回路素子。
  3. 請求項1又は2に記載された非可逆回路素子であって、
    前記保持具の底部外面と、前記支持体の他面とは、略同一面の構成面を有している、
    非可逆回路素子。
  4. 請求項1又は2に記載された非可逆回路素子であって、
    前記保持具の底部外面は、前記支持体の前記他面より上になっている、
    非可逆回路素子。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載された非可逆回路素子であって、
    前記保持具挿入用孔は、前記支持体の一面から他面に貫通している
    非可逆回路素子。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載された非可逆回路素子であって、
    前記凹段部は、前記支持体の他面側に備えられており、
    前記保持具は、前記他面側から前記保持具挿入用孔の内部に案内されている、
    非可逆回路素子。
  7. 請求項6に記載された非可逆回路素子であって、
    前記支持体は、前記組立体を構成する部材と、前記結合突片とにより挟持されている、
    非可逆回路素子。
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