JPH0810958Y2 - 電子部品の端子構造 - Google Patents

電子部品の端子構造

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JPH0810958Y2
JPH0810958Y2 JP488090U JP488090U JPH0810958Y2 JP H0810958 Y2 JPH0810958 Y2 JP H0810958Y2 JP 488090 U JP488090 U JP 488090U JP 488090 U JP488090 U JP 488090U JP H0810958 Y2 JPH0810958 Y2 JP H0810958Y2
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JP
Japan
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terminal
holding member
electronic component
case
bending
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JP488090U
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JPH0397206U (ja
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浩三 武部
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ケース内に収容された電子部品素子の電極
を、保持部材に固定された端子により外部に導出するよ
う構成された電子部品に関し、特に何らかの外力により
端子が折れ曲がった場合の切断を回避して製品の品質に
対する信頼性を向上できるようにした端子の構造に関す
る。本考案は、例えばアンテナ共用器に採用される非可
逆回路素子の端子構造に好適であるので、以下、これに
適用した場合を例にとって説明する。
〔従来の技術〕
従来から、例えば自動車電話,携帯電話等の移動通信
機器を構成する送信回路部には、非可逆回路素子、例え
ばアイソレータ,サーキュレータが採用されており、こ
のような集中定数型のアイソレータとして、従来、第5
図及び第6図に示す構造のものがある。このアイソレー
タ1は、主として磁性体製金属ケース本体2内に、図示
しない永久磁石を配置するとともに中心導体とフェライ
トとの組立て体を配設し、上記ケース本体2にケース蓋
8を装着して上記永久磁石によりフェライト組立て体に
直流磁界を印加するよう構成されている。また、上記フ
ェライト組立て体の上部には誘電体基板6が配設されて
おり、該基板6の上面にはコンデンサ電極膜12a〜12cが
形成されている。さらに該誘電体基板6の上部には矩形
枠状の樹脂製保持部材7が配設されている。この保持部
材7には入,出力部材15,15の一端部15aが埋設されてお
り、他端部15bはケース本体2の開口から外方に突出し
ている。また上記端子15の一端部15aは保持部材7の下
面に露出しており、これにより該一端部15aは上記2つ
のコンデンサ電極膜12b,12cに接続されている。
ここで、上記入,出力端子15は非常に薄い短冊状のも
のであることから、取り扱い時に変形し易く、しかも接
続作業が煩雑となり易いことから、従来、上記端子15の
一端部15aを保持部材7に埋設してユニット化した構造
を採用する場合がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記従来のアイソレータ1の端子構造
は、組立て時あるいは実装時等において端子15の他端部
15bになんらかの外力が加わって厚み方向(第5図の→
印)に折れ曲がった場合、折曲げの支点がいずれの方向
に対しても同一であり、従って端子の屈曲点aが一箇所
に集中することから端子が切断し易く、品質に対する信
頼性が低いという問題点がある。
本考案は上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、端子の折れ曲がりによる切断を回避して品質に
対する信頼性を向上できる電子部品の端子構造を提供す
ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は、電極が形成された電子部品素子をケ
ース内に収容し、該ケースに、端子の一部を埋設してな
る保持部材を装着するとともに、該端子の一端を上記電
極に接続し、他端を上記ケースの外方に突出してなる電
子部品の端子構造において、上記保持部材の端子が突出
する壁面に切り込み部を形成して上記端子の厚み方向の
折り曲げに対する支点を2箇所以上にしたことを特徴と
している。
〔作用〕
本考案に係る電子部品の端子構造によれば、保持部材
の突出壁面に切り込み部を形成し、端子の折り曲げに対
して支点が2箇所以上になるようにしたので、つまり上
方への曲げに対する支点と下方への曲げに対する支点と
が異なるようにしたので、組立て時等において端子に外
力が加わって折れ曲がっても屈曲点が分散されるので、
従来の一点に集中する場合に比べて折り曲げに対する強
度を向上でき、それだけ切断を回避して品質に対する信
頼性を向上できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第4図は本考案の一実施例による電子部
品の端子構造を説明するための図であり、本実施例では
集中定数型のアイソレータに適用した場合を例にとって
説明する。図中、第6図と同一符号は同一又は相当部分
を示す。
本実施例のアイソレータ1は、磁性体製金属ケース本
体2の底壁2a上に永久磁石3を接着し、該永久磁石3の
上部に板金製のアース板4を配設し、該アース板4の中
央孔4a内にフェライト組立て体5を挿入し、さらに該フ
ェライト組立て体5の上部に誘電体基板6,及び端子ブロ
ック14を配設するとともに、上記ケース本体2の上部に
ケース蓋8装着して構成されている。
上記フェライト組立て体5は、3本の中心導体9をそ
れぞれ図示しない絶縁シートを介して120度ごとに交叉
するよう折り曲げ、これを一対のフェライト10a,10bで
挟持して構成されている。なお、上記フェライトは上,
下いずれか1枚だけで構成する場合もある。
また上記誘電体基板6の上面にはコンデンサ電極膜12
a,12b,12cが形成されており、該基板6の下面全面には
アース電極膜11が形成されている。上記各コンデンサ電
極膜12a〜12cには上記各中心導体9の導出部9aが誘電体
基板6を貫通して接続されている。また、上記1つの電
極膜12aには膜抵抗13が接続されており、これはスルー
ホール電極を介して上記アース電極膜11に接続されてい
る。
上記端子ブロック14は、上記ケース本体2の内周縁沿
う矩形枠状に形成された樹脂製保持部材7の一側部に
入,出力端子15,15の一端部15aを埋設して構成されてお
り、該端子15の他端部15bは上記ケース本体2の開口2a
から外方に突出している。また、上記端子15の一端部15
bは保持部材7の下面に露出しており、この露出部15cは
上記コンデンサ電極膜12b,12cに半田付け接続されてい
る。
そして、本実施例の保持部材7の各端子15の突出壁面
7aには、切り込み部17が形成されている。この切り込み
部17は、上記端子15より若干広い幅で、かつ0.5mm程度
の深さに形成されている。これにより、上記端子15が
上,下方向(第1図→印)に折り曲げられた場合、屈曲
点aが2箇所にて生じるようになっている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例のアイソレータ1は、例えば自動車電話の送
信部と送信,受信共用器との間に配設され、上記送信部
からの送信信号の逆流を防止する機能を有している。
そして本実施例によれば、保持部材7の入,出力端子
15の突出壁面7aに切り込み部17を形成したので、各部品
の組立て時等において入,出力端子15の他端部15bに外
力が加わった場合の支点位置が上方向と下方向とで異な
り、従って上,下方向に折れ曲がっても、端子15の屈曲
点aが2箇所に分散されるから、従来の一点に集中する
構造に比べて折曲げ強度を向上でき、それだけ切断不良
を回避できる。その結果、製品の品質に対する信頼性を
向上できる。ちなみに、従来の支点が一箇所に集中する
構造では2〜3回の折り曲げで切断していた。これに対
して本実施例の支点を2箇所にした構造では5〜6回ま
で延長できた。
なお、上記実施例では、切り込み部を支点が2箇所に
なるよう形成した場合を例にとって説明したが、本考案
は切り込み部を段状に形成して支点を3箇所以上にして
もよく、あるいは切り込み部をアール状に形成してもよ
い。
また、上記実施例では非可逆回路素子としてのアイソ
レータを例にとって説明したが、本考案は勿論これに限
られるものではなく、要はケース内に収容された電子部
品素子の電極を、保持部材に固定された端子により外部
に導出するよう構成された電子部品に適用できる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係る電子部品の端子構造によれ
ば、上記保持部材の端子の突出壁面に切り込み部を形成
して端子の折り曲げに対する支点を2箇所以上にしたの
で、端子が折れ曲がった場合の切断不良を回避でき、製
品の品質に対する信頼性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例による電子部品
の端子構造を説明するための図であり、第1図(a)は
端子の保持部材の断面側面図、第1図(b)はその正面
図、第2図はその斜視図、第3図はアイソレータの断面
図、第4図はその分解斜視図、第5図及び第6図はそれ
ぞれ従来の端子構造を説明するための断面図,分解斜視
図である。 図において、1はアイソレータ(電子部品)、2はケー
ス本体、6は誘電体基板(電子部品素子)、7は保持部
材、7aは突出壁面、12a〜12cはコンデンサ電極膜(電
極)、15は入,出力端子、15aは端子の一端部、15bは他
端部、17は切り込み部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極が形成された電子部品素子をケース内
    に収容し、該ケースに、端子の一部を埋設してなる保持
    部材を装着するとともに、該端子の一端を上記電極に接
    続し、他端を上記ケースの外方に突出してなる電子部品
    の端子構造において、上記保持部材の端子が突出する壁
    面に、該端子の厚み方向の折り曲げに対して支点が2箇
    所以上になるよう切り込み部を形成したことを特徴とす
    る電子部品の端子構造。
JP488090U 1990-01-22 1990-01-22 電子部品の端子構造 Expired - Lifetime JPH0810958Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0397206U JPH0397206U (ja) 1991-10-07
JPH0810958Y2 true JPH0810958Y2 (ja) 1996-03-29

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