JPH0995201A - エアバッグ用ガス発生器 - Google Patents
エアバッグ用ガス発生器Info
- Publication number
- JPH0995201A JPH0995201A JP7276301A JP27630195A JPH0995201A JP H0995201 A JPH0995201 A JP H0995201A JP 7276301 A JP7276301 A JP 7276301A JP 27630195 A JP27630195 A JP 27630195A JP H0995201 A JPH0995201 A JP H0995201A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical wall
- filter
- gas
- gas generator
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 非アジ化系ガス発生剤を使用するガス発生器
として、フィルタ部の気密性の点で信頼性が高く、かつ
小型化,軽量化,製作コストの低減化にも十分応えられ
るガス発生器を提供する。 【解決手段】 燃焼室Gの外側外周に設けるフィルタ室
Fのフィルタ(52)を径方向外側及び軸方向上下から
覆うように保持する外壁部材(53)の上下円環部(5
3b,53c)のうち少なくとも一方の円環部の軸中心
側先端部が、前記上容器(2)及び前記下容器(3)か
らなるハウジング構造体(1)の、前記環状開放空間
(51)に面する壁面の一部に付勢するように当接させ
て固定し、その面圧効果によってガス発生器のシール性
を高めるようにした。
として、フィルタ部の気密性の点で信頼性が高く、かつ
小型化,軽量化,製作コストの低減化にも十分応えられ
るガス発生器を提供する。 【解決手段】 燃焼室Gの外側外周に設けるフィルタ室
Fのフィルタ(52)を径方向外側及び軸方向上下から
覆うように保持する外壁部材(53)の上下円環部(5
3b,53c)のうち少なくとも一方の円環部の軸中心
側先端部が、前記上容器(2)及び前記下容器(3)か
らなるハウジング構造体(1)の、前記環状開放空間
(51)に面する壁面の一部に付勢するように当接させ
て固定し、その面圧効果によってガス発生器のシール性
を高めるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の乗員保護
装置であるエアバッグを膨張させるためのガス発生器、
特に非アジ化系ガス発生剤の使用に適したガス発生器に
関するものである。
装置であるエアバッグを膨張させるためのガス発生器、
特に非アジ化系ガス発生剤の使用に適したガス発生器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のガス発生器においては、
ガス発生剤として主にアジ化系のものが用いられてい
る。そのようなガス発生器の代表的なものとして、米国
特許第4547342号に開示されるもの(以下、第1
従来例という)がある。その構造を図10に基づき簡単
に説明すると、ガス発生器は、内筒4と中間筒5と外筒
6とを有する3重短円筒状の容器1を骨格構造としてい
る。そして、容器1の内部は、まず内筒4内に点火室7
が形成され、また内筒4と中間筒5の間にはガス発生室
Gが、中間筒5と外筒6の間にはフィルタ室Fが形成さ
れている。さらに内筒4には第1ガス孔4a、中間筒5
には第2ガス孔5a、外筒6にはガス放出孔6aが穿設
されている。スクイブ9,伝火薬10で点火手段を構成
している。また、ガス発生室Gにはガス発生剤11,第
1フィルタ12が軸中心側から径方向外側に向けて順に
収納され、フィルタ室Fには同様の順序でデフレクタプ
レート13,第2フィルタ14及び第3フィルタ15が
収納されている。また、デフレクタプレート13は上端
が折り曲げられて容器1内上面に当接し、これによりシ
ール性をもたせる一方、下端にはガス孔13aが開口し
ている。
ガス発生剤として主にアジ化系のものが用いられてい
る。そのようなガス発生器の代表的なものとして、米国
特許第4547342号に開示されるもの(以下、第1
従来例という)がある。その構造を図10に基づき簡単
に説明すると、ガス発生器は、内筒4と中間筒5と外筒
6とを有する3重短円筒状の容器1を骨格構造としてい
る。そして、容器1の内部は、まず内筒4内に点火室7
が形成され、また内筒4と中間筒5の間にはガス発生室
Gが、中間筒5と外筒6の間にはフィルタ室Fが形成さ
れている。さらに内筒4には第1ガス孔4a、中間筒5
には第2ガス孔5a、外筒6にはガス放出孔6aが穿設
されている。スクイブ9,伝火薬10で点火手段を構成
している。また、ガス発生室Gにはガス発生剤11,第
1フィルタ12が軸中心側から径方向外側に向けて順に
収納され、フィルタ室Fには同様の順序でデフレクタプ
レート13,第2フィルタ14及び第3フィルタ15が
収納されている。また、デフレクタプレート13は上端
が折り曲げられて容器1内上面に当接し、これによりシ
ール性をもたせる一方、下端にはガス孔13aが開口し
ている。
【0003】そして、伝火薬10の発火により、その熱
風(矢印)が第1ガス孔4aを通ってガス発生室Gに流
入し、ガス発生剤11が反応してスラグを含んだ高温の
ガスを発生する。さらに、このガスは、第1フィルタ1
2を通過して第2ガス孔5aからフィルタ室Fに流入
し、デフレクタプレート13に当たって下方に向かう。
さらにデフレクタプレート13のガス孔13aを通過し
たガスは、第2フィルタ14に沿って上昇した後、この
第2フィルタ14及び第3フィルタ15を通過するが、
この間にガスの冷却及びスラグの捕集が行われる。そし
て、最終的に適温で清浄なガスとなってガス放出孔6a
から図示されないエアバッグ内に供給される構造になっ
ている。
風(矢印)が第1ガス孔4aを通ってガス発生室Gに流
入し、ガス発生剤11が反応してスラグを含んだ高温の
ガスを発生する。さらに、このガスは、第1フィルタ1
2を通過して第2ガス孔5aからフィルタ室Fに流入
し、デフレクタプレート13に当たって下方に向かう。
さらにデフレクタプレート13のガス孔13aを通過し
たガスは、第2フィルタ14に沿って上昇した後、この
第2フィルタ14及び第3フィルタ15を通過するが、
この間にガスの冷却及びスラグの捕集が行われる。そし
て、最終的に適温で清浄なガスとなってガス放出孔6a
から図示されないエアバッグ内に供給される構造になっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、対環
境性を改善するという観点から、アジ化系のガス発生剤
に代えて、ガス発生に係る主成分としてトリアミノグア
ニジン,アゾジカルボンアミド,テトラゾール等の有機
物を含むところのいわゆる非アジ化系ガス発生剤がより
好ましいガス発生剤として開発され、その積極的採用が
推奨されつつある。この非アジ化系ガス発生剤(以下、
「新ガス発生剤」という)は、スラグ発生量が非常に少
ないという利点を有している。
境性を改善するという観点から、アジ化系のガス発生剤
に代えて、ガス発生に係る主成分としてトリアミノグア
ニジン,アゾジカルボンアミド,テトラゾール等の有機
物を含むところのいわゆる非アジ化系ガス発生剤がより
好ましいガス発生剤として開発され、その積極的採用が
推奨されつつある。この非アジ化系ガス発生剤(以下、
「新ガス発生剤」という)は、スラグ発生量が非常に少
ないという利点を有している。
【0005】そこで、本発明者等は、新ガス発生剤を使
用するガス発生器として、小型化,軽量化,低コスト化
の要請に十分応えられるガス発生器を開発するため、以
下の考察を得た。即ち、従来型ガス発生器(図10参
照)は、上容器2の内筒4,中間筒5,外筒6の各円筒
部をすべて蓋状の下容器3の各対応する短筒状座に突き
合わせて摩擦圧接で接合したものである。従って、接合
箇所が多い。また、アジ化系ガス発生剤に比べスラグ発
生量が非常に少ないという新ガス発生剤の特性からして
フィルタ構造として第1フィルタ12,デフレクタプレ
ート13,第2フィルタ14,第3フィルタ15すべて
を設ける必要はない。従って、図示のような構成のまま
ではガス発生器として必要以上に大型化し、重量増しと
なってしまい、不都合である。
用するガス発生器として、小型化,軽量化,低コスト化
の要請に十分応えられるガス発生器を開発するため、以
下の考察を得た。即ち、従来型ガス発生器(図10参
照)は、上容器2の内筒4,中間筒5,外筒6の各円筒
部をすべて蓋状の下容器3の各対応する短筒状座に突き
合わせて摩擦圧接で接合したものである。従って、接合
箇所が多い。また、アジ化系ガス発生剤に比べスラグ発
生量が非常に少ないという新ガス発生剤の特性からして
フィルタ構造として第1フィルタ12,デフレクタプレ
ート13,第2フィルタ14,第3フィルタ15すべて
を設ける必要はない。従って、図示のような構成のまま
ではガス発生器として必要以上に大型化し、重量増しと
なってしまい、不都合である。
【0006】本発明は、上記の考察を基にさらに検討を
重ねた結果完成したものであり、その目的とするところ
は、新ガス発生剤を使用するガス発生器として、フィル
タ部の気密性の点で信頼性が高く、かつ常に求められる
小型化,軽量化,製作コストの低減化にも十分応えられ
るものを提供することにある。
重ねた結果完成したものであり、その目的とするところ
は、新ガス発生剤を使用するガス発生器として、フィル
タ部の気密性の点で信頼性が高く、かつ常に求められる
小型化,軽量化,製作コストの低減化にも十分応えられ
るものを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうちで請求項1記載の発明は、内側円筒壁
(4)と外側円筒壁(6)と内外円筒壁(4,6)及び
内側円筒壁(4)内に延在する上蓋(20)とを有する
上容器(2)と、内側円筒壁(7)と外側円筒壁(8)
と内外円筒壁(7,8)及び内側円筒壁(7)内に延在
する下蓋(21)とを有する下容器(3)とを、各内側
円筒壁(4,7)の先端同士を突き合わせて摩擦溶接し
て、内側円筒壁(4,7)で囲まれる中央空間(50)
と、内側円筒壁(4,7)の外周部に形成される同心状
の環状開放空間(51)を画成し、中央空間(50)
は、軸中心側から半径方向外側に向けてスクイブ
(9),着火剤(10)からなる点火室(P)及び該点
火室(P)を囲みガス発生剤(11)が収納される環状
の燃焼室(G)とする一方、開放空間(51)には燃焼
したガスの冷却・スラグ捕集を行うフィルタ室(F)を
形成し、これら各室(P,G,F)を連通するガス流通
用の開口を設けてなるエアバッグ用ガス発生器であっ
て、前記フィルタ室(F)のフィルタ(52)を径方向
外側及び軸方向上下から覆うように保持する外壁部材
(53)の上下円環部(53b,53c)のうち少なく
とも一方の円環部の軸中心側先端部が、前記上容器
(2)及び前記下容器(3)からなるハウジング構造体
(1)の、前記環状開放空間(51)に面する壁面の一
部に付勢するように当接させて固定したことを特徴とす
る。
に、本発明のうちで請求項1記載の発明は、内側円筒壁
(4)と外側円筒壁(6)と内外円筒壁(4,6)及び
内側円筒壁(4)内に延在する上蓋(20)とを有する
上容器(2)と、内側円筒壁(7)と外側円筒壁(8)
と内外円筒壁(7,8)及び内側円筒壁(7)内に延在
する下蓋(21)とを有する下容器(3)とを、各内側
円筒壁(4,7)の先端同士を突き合わせて摩擦溶接し
て、内側円筒壁(4,7)で囲まれる中央空間(50)
と、内側円筒壁(4,7)の外周部に形成される同心状
の環状開放空間(51)を画成し、中央空間(50)
は、軸中心側から半径方向外側に向けてスクイブ
(9),着火剤(10)からなる点火室(P)及び該点
火室(P)を囲みガス発生剤(11)が収納される環状
の燃焼室(G)とする一方、開放空間(51)には燃焼
したガスの冷却・スラグ捕集を行うフィルタ室(F)を
形成し、これら各室(P,G,F)を連通するガス流通
用の開口を設けてなるエアバッグ用ガス発生器であっ
て、前記フィルタ室(F)のフィルタ(52)を径方向
外側及び軸方向上下から覆うように保持する外壁部材
(53)の上下円環部(53b,53c)のうち少なく
とも一方の円環部の軸中心側先端部が、前記上容器
(2)及び前記下容器(3)からなるハウジング構造体
(1)の、前記環状開放空間(51)に面する壁面の一
部に付勢するように当接させて固定したことを特徴とす
る。
【0008】ここで、「環状開放空間(51)に面する
壁面の一部」とは、上容器及び下容器の各内側壁面をは
じめ、突き合わせ溶接時に形成された内側円筒壁のばり
面を含む意味である。上記の手段によれば、フィルタの
いわばカバーである外壁部材とフィルタ室に面する壁面
との当接部における面圧効果によって、ガス発生器のシ
ール性を高めることができる。しかも、摩擦圧接時の各
接合部における寄り代に多少のばらつきがあっても、外
壁部材の壁面への当接状態には影響がないため、その良
好なシール性が確実に維持される。
壁面の一部」とは、上容器及び下容器の各内側壁面をは
じめ、突き合わせ溶接時に形成された内側円筒壁のばり
面を含む意味である。上記の手段によれば、フィルタの
いわばカバーである外壁部材とフィルタ室に面する壁面
との当接部における面圧効果によって、ガス発生器のシ
ール性を高めることができる。しかも、摩擦圧接時の各
接合部における寄り代に多少のばらつきがあっても、外
壁部材の壁面への当接状態には影響がないため、その良
好なシール性が確実に維持される。
【0009】なお、ガス冷却・スラグ捕集のために燃焼
室の周囲に隣設されるフィルタ室は、断面が凹状を有す
る鋼板製外壁部材のその凹内に単層のフィルタを収納配
置しただけの簡単な構造であるので、その分、小型化,
軽量化を図ることができる。なお、凹状の外壁部材とし
ては、一体成形型,別部材溶接型のいずれであってもよ
い。
室の周囲に隣設されるフィルタ室は、断面が凹状を有す
る鋼板製外壁部材のその凹内に単層のフィルタを収納配
置しただけの簡単な構造であるので、その分、小型化,
軽量化を図ることができる。なお、凹状の外壁部材とし
ては、一体成形型,別部材溶接型のいずれであってもよ
い。
【0010】また、請求項2記載の発明は、円筒壁
(4)と円筒壁(4)内及び円筒壁(4)から径方向外
側に突き出て延在する上蓋(20)とを有する上容器
(2)と、内側円筒壁(7)と外側円筒壁(8)と内外
円筒壁(7,8)間及び内側円筒壁(7)内に延在する
下蓋(21)とを有する下容器(3)とを、円筒壁
(4)と内側円筒壁(7)の各先端同士を突き合わせて
摩擦溶接して、円筒壁(4)及び内側円筒壁(7)から
なる隔壁で囲まれる中央空間(50)と、円筒壁(4)
及び内側円筒壁(7)からなる隔壁の外周部に形成され
る同心状の環状開放空間(51)を画成し、中央空間
(50)は、軸中心側から半径方向外側に向けてスクイ
ブ(9),着火剤(10)からなる点火室(P)及び該
点火室(P)を囲みガス発生剤(11)が収納される環
状の燃焼室(G)とする一方、開放空間(51)には燃
焼したガスの冷却・スラグ捕集を行うフィルタ室(F)
を形成し、これら各室(P,G,F)を連通するガス流
通用の開口を設けてなるエアバッグ用ガス発生器であっ
て、前記フィルタ室(F)のフィルタ(52)を径方向
外側及び軸方向上下から覆うように保持する外壁部材
(53)の上下円環部(53b,53c)のうち少なく
とも一方の円環部の軸中心側先端部が、前記上容器
(2)及び前記下容器(3)からなるハウジング構造体
(1)の、前記環状開放空間(51)に面する壁面の一
部に付勢するように当接させて固定したことを特徴とす
る。この手段によれば、請求項1記載の発明における外
側円筒壁を不要とすることができ、一層の軽量化を図る
ことができる。
(4)と円筒壁(4)内及び円筒壁(4)から径方向外
側に突き出て延在する上蓋(20)とを有する上容器
(2)と、内側円筒壁(7)と外側円筒壁(8)と内外
円筒壁(7,8)間及び内側円筒壁(7)内に延在する
下蓋(21)とを有する下容器(3)とを、円筒壁
(4)と内側円筒壁(7)の各先端同士を突き合わせて
摩擦溶接して、円筒壁(4)及び内側円筒壁(7)から
なる隔壁で囲まれる中央空間(50)と、円筒壁(4)
及び内側円筒壁(7)からなる隔壁の外周部に形成され
る同心状の環状開放空間(51)を画成し、中央空間
(50)は、軸中心側から半径方向外側に向けてスクイ
ブ(9),着火剤(10)からなる点火室(P)及び該
点火室(P)を囲みガス発生剤(11)が収納される環
状の燃焼室(G)とする一方、開放空間(51)には燃
焼したガスの冷却・スラグ捕集を行うフィルタ室(F)
を形成し、これら各室(P,G,F)を連通するガス流
通用の開口を設けてなるエアバッグ用ガス発生器であっ
て、前記フィルタ室(F)のフィルタ(52)を径方向
外側及び軸方向上下から覆うように保持する外壁部材
(53)の上下円環部(53b,53c)のうち少なく
とも一方の円環部の軸中心側先端部が、前記上容器
(2)及び前記下容器(3)からなるハウジング構造体
(1)の、前記環状開放空間(51)に面する壁面の一
部に付勢するように当接させて固定したことを特徴とす
る。この手段によれば、請求項1記載の発明における外
側円筒壁を不要とすることができ、一層の軽量化を図る
ことができる。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は請求項2記載の発明の構成のうち、フィルタ室Fのフ
ィルタ(52)を保持する外壁部材(53)は、上側円
環部(53b)又は下側円環部(53c)の軸中心側先
端を、該上側円環部(53b)の軸方向側面積と下側円
環部(53c)の軸方向側面積とが等しくなるように内
側円筒壁(4,7)側に伸設したものであることを特徴
とする。この手段によれば、発生ガスが燃焼室のガス孔
からフィルタ室に入ったときに、ガス圧力によって外壁
部材に加わる軸方向荷重がつり合う状態となる。このた
め、外壁部材の軸方向への動きが制止され、外壁部材と
ガス発生器容器とのシール性をさらに高めることができ
る。
は請求項2記載の発明の構成のうち、フィルタ室Fのフ
ィルタ(52)を保持する外壁部材(53)は、上側円
環部(53b)又は下側円環部(53c)の軸中心側先
端を、該上側円環部(53b)の軸方向側面積と下側円
環部(53c)の軸方向側面積とが等しくなるように内
側円筒壁(4,7)側に伸設したものであることを特徴
とする。この手段によれば、発生ガスが燃焼室のガス孔
からフィルタ室に入ったときに、ガス圧力によって外壁
部材に加わる軸方向荷重がつり合う状態となる。このた
め、外壁部材の軸方向への動きが制止され、外壁部材と
ガス発生器容器とのシール性をさらに高めることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、実施形態に係るガス発
生器の構成を示す断面図である。従来例(図10)と同
一構成箇所には同一の符号を付してその説明を省略す
る。
を参照しつつ説明する。図1は、実施形態に係るガス発
生器の構成を示す断面図である。従来例(図10)と同
一構成箇所には同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0013】図1において、ガス発生器は、軸中央から
径方向にかけて順に点火室P,燃焼室G,フィルタ室F
を配置し、各室は開口Pa,4aで連通されている。そ
して、フィルタ室Fのフィルタ52を保持する外壁部材
53の円環状の床部53cの軸中心側先端部53dは、
内側円筒壁4,7同士を突き合わせて摩擦溶接したとき
に形成された内側円筒壁4のばりBに付勢するように当
接させて固定している。なお、25は、新ガス発生剤1
1を密封したアルミ製等の薄膜容器であり、予め所定の
圧力が作用したときに破れるような設計条件で製造され
たものを使用している。また、図2に示すように、必要
に応じて、外側円筒壁6を、フィルタ室Fのガス流通用
開口53aを含む軸方向上側部分を覆う程度にまで延在
させ、燃焼室G外周へのフィルタ室Fの取付けを補強す
る構成とすることも可能である。
径方向にかけて順に点火室P,燃焼室G,フィルタ室F
を配置し、各室は開口Pa,4aで連通されている。そ
して、フィルタ室Fのフィルタ52を保持する外壁部材
53の円環状の床部53cの軸中心側先端部53dは、
内側円筒壁4,7同士を突き合わせて摩擦溶接したとき
に形成された内側円筒壁4のばりBに付勢するように当
接させて固定している。なお、25は、新ガス発生剤1
1を密封したアルミ製等の薄膜容器であり、予め所定の
圧力が作用したときに破れるような設計条件で製造され
たものを使用している。また、図2に示すように、必要
に応じて、外側円筒壁6を、フィルタ室Fのガス流通用
開口53aを含む軸方向上側部分を覆う程度にまで延在
させ、燃焼室G外周へのフィルタ室Fの取付けを補強す
る構成とすることも可能である。
【0014】このように構成されたガス発生器におい
て、スクイブ9が発火すると、この発火により伝火薬1
0が着火して熱を発生し、その熱風が開口Paを通って
密封容器25を破り、新ガス発生剤11に達する(矢印
)。すると、新ガス発生剤11がこの熱により燃焼し
て大量のガスを発生する。該容器25が上記の所定の圧
力に達すると該容器25が破裂し、発生したガスは開口
4aから出る。
て、スクイブ9が発火すると、この発火により伝火薬1
0が着火して熱を発生し、その熱風が開口Paを通って
密封容器25を破り、新ガス発生剤11に達する(矢印
)。すると、新ガス発生剤11がこの熱により燃焼し
て大量のガスを発生する。該容器25が上記の所定の圧
力に達すると該容器25が破裂し、発生したガスは開口
4aから出る。
【0015】従って、燃焼時には、開口4aを通過した
ガスの圧力により外壁部材53の軸中心側先端部53d
が、ばりBに対してさらに強く押し付けられる状態とな
る。このため、先端部53dをばりBに付勢させながら
当接するという構成自体による面圧効果が一層強められ
る状況が生じる。この結果、ガス発生器のフィルタ室に
おけるシール性はさらに高められる。しかも、摩擦圧接
時の各接合部における寄り代に多少のばらつきがあって
も、外壁部材53のばりBへの当接状態には影響がない
ため、その良好なシール性を確実に維持することができ
る。
ガスの圧力により外壁部材53の軸中心側先端部53d
が、ばりBに対してさらに強く押し付けられる状態とな
る。このため、先端部53dをばりBに付勢させながら
当接するという構成自体による面圧効果が一層強められ
る状況が生じる。この結果、ガス発生器のフィルタ室に
おけるシール性はさらに高められる。しかも、摩擦圧接
時の各接合部における寄り代に多少のばらつきがあって
も、外壁部材53のばりBへの当接状態には影響がない
ため、その良好なシール性を確実に維持することができ
る。
【0016】図1で、開口4aを通過したガスは、矢印
で示すように、フィルタ室Fを通過する間に適温に冷
却され、かつスラグを除去して清浄にされた後、開口5
3aから図示されないエアバッグ内に放出される。ここ
で、燃焼後のガス冷却・スラグ捕集のための構成として
は、断面が凹状を有する鋼板製外壁部材53のその凹部
内に単層のフィルタ52を収納配置しただけの簡単なフ
ィルタ室Fの構造で済む。従って、従来例(図4)にお
ける第1フィルタ12,デフレクタプレート13,第2
フィルタ14,第3フィルタ15からなるフィルタ構造
に比べてその占有面積及び重量を小さくし、また材料の
節約につながる。この面からもガス発生器の製作コスト
の低減化,小型化,軽量化を図ることができる。
で示すように、フィルタ室Fを通過する間に適温に冷
却され、かつスラグを除去して清浄にされた後、開口5
3aから図示されないエアバッグ内に放出される。ここ
で、燃焼後のガス冷却・スラグ捕集のための構成として
は、断面が凹状を有する鋼板製外壁部材53のその凹部
内に単層のフィルタ52を収納配置しただけの簡単なフ
ィルタ室Fの構造で済む。従って、従来例(図4)にお
ける第1フィルタ12,デフレクタプレート13,第2
フィルタ14,第3フィルタ15からなるフィルタ構造
に比べてその占有面積及び重量を小さくし、また材料の
節約につながる。この面からもガス発生器の製作コスト
の低減化,小型化,軽量化を図ることができる。
【0017】また、図1及び図2はいずれも、下側の円
環部の軸中心側先端部がばりに当接する場合の実施形態
を示すものであるが、図3及び図4に示すように外壁部
材53の円環状の床部53cの軸中心側先端部53dを
下蓋21の内側面21aに付勢当接させた実施形態も有
効であり、図3は図1に対応する図であり、図4は図2
に対応した図といえる。
環部の軸中心側先端部がばりに当接する場合の実施形態
を示すものであるが、図3及び図4に示すように外壁部
材53の円環状の床部53cの軸中心側先端部53dを
下蓋21の内側面21aに付勢当接させた実施形態も有
効であり、図3は図1に対応する図であり、図4は図2
に対応した図といえる。
【0018】上記の実施形態は、いずれも摩擦圧接時に
生ずるばりがハウジング構造体の下側、即ち下蓋近くに
形成される場合の構成であるが、ばりがハウジング構造
体の上側、即ち上蓋近くに形成される場合は、図5に示
すように円環状の天井部53bの軸中心側先端部53e
をばりBに付勢するように当接させて固定すればよい。
なお、当接部を上蓋近くとする場合は、この付近のシー
ル性が十分維持されることから、上蓋20として図1〜
図4における外側円筒壁6を形成させておく必要はな
い。即ち、フィルタ室Fとしての上壁は上蓋20の突出
部20bだけでよいので、その分軽量化を図ることがで
き、有益である。
生ずるばりがハウジング構造体の下側、即ち下蓋近くに
形成される場合の構成であるが、ばりがハウジング構造
体の上側、即ち上蓋近くに形成される場合は、図5に示
すように円環状の天井部53bの軸中心側先端部53e
をばりBに付勢するように当接させて固定すればよい。
なお、当接部を上蓋近くとする場合は、この付近のシー
ル性が十分維持されることから、上蓋20として図1〜
図4における外側円筒壁6を形成させておく必要はな
い。即ち、フィルタ室Fとしての上壁は上蓋20の突出
部20bだけでよいので、その分軽量化を図ることがで
き、有益である。
【0019】また、図6は外壁部材53の円環状の天井
部53bの軸中心側先端部53eを上蓋20の突出部2
0bの内側面20aに付勢当接させた形態である。ま
た、図7に示すように、フィルタ52の容量によって
は、必要であれば、軸中心側先端部53eとフィルタ5
2上面との間にパッキン60を介装させて、フィルタ室
のシート性を保持することも可能である。図7は、図6
の変形例といえる。
部53bの軸中心側先端部53eを上蓋20の突出部2
0bの内側面20aに付勢当接させた形態である。ま
た、図7に示すように、フィルタ52の容量によって
は、必要であれば、軸中心側先端部53eとフィルタ5
2上面との間にパッキン60を介装させて、フィルタ室
のシート性を保持することも可能である。図7は、図6
の変形例といえる。
【0020】また、フィルタ室Fの構成としては、図8
に示すように、フィルタ52を保持する外壁部材53の
円環状の天井部53bの先端を、該天井部53bの軸方
向側面積と床部53cの軸方向側面積とが等しくなるよ
うに内側円筒壁4側に伸設させたものでもよい。このよ
うにすれば、発生ガスがフィルタ室Fに入ったときに、
ガス圧力によって外壁部材53に加わる軸方向荷重がつ
り合う状態となる。このため、外壁部材53の軸方向へ
の動きが制止され、フィルタ室Fのシール性をさらに向
上させることができる。
に示すように、フィルタ52を保持する外壁部材53の
円環状の天井部53bの先端を、該天井部53bの軸方
向側面積と床部53cの軸方向側面積とが等しくなるよ
うに内側円筒壁4側に伸設させたものでもよい。このよ
うにすれば、発生ガスがフィルタ室Fに入ったときに、
ガス圧力によって外壁部材53に加わる軸方向荷重がつ
り合う状態となる。このため、外壁部材53の軸方向へ
の動きが制止され、フィルタ室Fのシール性をさらに向
上させることができる。
【0021】また、ばりがハウジング構造体の上側、即
ち上蓋近くに形成される場合は、図9に示すように円環
状の床部53cの先端を、該床部53cの軸方向側面積
と天井部53bの軸方向側面積とが等しくなるように内
側円筒壁7に伸設させればよい。
ち上蓋近くに形成される場合は、図9に示すように円環
状の床部53cの先端を、該床部53cの軸方向側面積
と天井部53bの軸方向側面積とが等しくなるように内
側円筒壁7に伸設させればよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、要するに燃焼室の外側外周に設ける
フィルタ室の外壁部材として鋼板製加工品を使用し、か
つこの外壁部材がフィルタ室内の壁面の一部に常に押し
付けられる状態で密着するように取付られた構成とした
ので、その面圧効果によってフィルタ部の気密性の点で
信頼性の高いガス発生器とすると共に、新ガス発生剤の
使用に応じたフィルタ部材の減少化と相まって、より一
層の小型化,軽量化,製作コストの低減化に十分応える
ことのできるガス発生器の提供が可能となった。
項1記載の発明は、要するに燃焼室の外側外周に設ける
フィルタ室の外壁部材として鋼板製加工品を使用し、か
つこの外壁部材がフィルタ室内の壁面の一部に常に押し
付けられる状態で密着するように取付られた構成とした
ので、その面圧効果によってフィルタ部の気密性の点で
信頼性の高いガス発生器とすると共に、新ガス発生剤の
使用に応じたフィルタ部材の減少化と相まって、より一
層の小型化,軽量化,製作コストの低減化に十分応える
ことのできるガス発生器の提供が可能となった。
【0023】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明のうち、上容器の外側円筒壁を不要とする構成
としたので、より一層の軽量化されたガス発生器の提供
が可能となった。
載の発明のうち、上容器の外側円筒壁を不要とする構成
としたので、より一層の軽量化されたガス発生器の提供
が可能となった。
【0024】また、請求項3記載の発明は、発生ガスが
フィルタ室に入ったときに、ガス圧力によって外壁部材
に加わる軸方向荷重がつり合う状態となる構成としたの
で、外壁部材の軸方向への動きが制止され、請求項1記
載の発明の効果に加えて、外壁部材とガス発生器容器と
のシール性をさらに向上させることが可能となった。
フィルタ室に入ったときに、ガス圧力によって外壁部材
に加わる軸方向荷重がつり合う状態となる構成としたの
で、外壁部材の軸方向への動きが制止され、請求項1記
載の発明の効果に加えて、外壁部材とガス発生器容器と
のシール性をさらに向上させることが可能となった。
【図1】本発明(請求項1記載の発明)の一実施形態に
係るガス発生器の構成を示す断面図である。
係るガス発生器の構成を示す断面図である。
【図2】他の実施形態を示す要部断面図である。
【図3】付勢当接面が下蓋の内側面である実施形態を示
す要部断面図であり、図1に対応する図である。
す要部断面図であり、図1に対応する図である。
【図4】付勢当接面が下蓋の内側面である他の実施形態
を示す要部断面図であり、図2に対応する図である。
を示す要部断面図であり、図2に対応する図である。
【図5】本発明(請求項2記載の発明)の一実施形態に
係るガス発生器の構成を示す要部断面図である。
係るガス発生器の構成を示す要部断面図である。
【図6】他の実施形態(付勢当接面が上蓋の内側面であ
る場合)を示す要部断面図である。
る場合)を示す要部断面図である。
【図7】図6の変形例を示す要部断面図である。
【図8】本発明(請求項3記載の発明)の一実施形態を
示す要部断面図である。
示す要部断面図である。
【図9】他の実施形態を示す要部断面図である。
【図10】従来のガス発生器の構成を示す断面図であ
る。
る。
2 下容器 3 上容器 4 円筒壁 4b 開口 20 上蓋 21 下蓋 50 中央空間 51 開放空間 52 フィルタ 53 外壁部材 53a 開口 53b 天井部 53c 床部 53d,53e 軸中心側先端部 F フィルタ室 G 燃焼室 P 点火室 Pa 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐宗 高 兵庫県姫路市豊富町豊富3903−39 日本化 薬株式会社姫路工場内センサー・テクノロ ジー株式会社姫路テクニカルセンター内 (72)発明者 宮本 典久 兵庫県姫路市豊富町豊富3903−39 日本化 薬株式会社姫路工場内センサー・テクノロ ジー株式会社姫路テクニカルセンター内 (72)発明者 田中 耕治 兵庫県姫路市豊富町豊富3903−39 日本化 薬株式会社姫路工場内センサー・テクノロ ジー株式会社姫路テクニカルセンター内 (72)発明者 神田 剛 兵庫県姫路市豊富町豊富3903−39 日本化 薬株式会社姫路工場内センサー・テクノロ ジー株式会社姫路テクニカルセンター内 (72)発明者 柳井 敏志 兵庫県姫路市豊富町豊富3903−39 日本化 薬株式会社姫路工場内センサー・テクノロ ジー株式会社姫路テクニカルセンター内 (72)発明者 伊藤 裕二 兵庫県姫路市豊富町豊富3903−39 日本化 薬株式会社姫路工場内
Claims (3)
- 【請求項1】 内側円筒壁(4)と外側円筒壁(6)と
内外円筒壁(4,6)間及び内側円筒壁(4)内に延在
する上蓋(20)とを有する上容器(2)と、内側円筒
壁(7)と外側円筒壁(8)と内外円筒壁(7,8)間
及び内側円筒壁(7)内に延在する下蓋(21)とを有
する下容器(3)とを、各内側円筒壁(4,7)の先端
同士を突き合わせて摩擦溶接して、内側円筒壁(4,
7)で囲まれる中央空間(50)と、内側円筒壁(4,
7)の外周部に形成される同心状の環状開放空間(5
1)を画成し、中央空間(50)は、軸中心側から半径
方向外側に向けてスクイブ(9),着火剤(10)から
なる点火室(P)及び該点火室(P)を囲みガス発生剤
(11)が収納される環状の燃焼室(G)とする一方、
開放空間(51)には燃焼したガスの冷却・スラグ捕集
を行うフィルタ室(F)を形成し、これら各室(P,
G,F)を連通するガス放出用の開口を設けてなるエア
バッグ用ガス発生器であって、前記フィルタ室(F)の
フィルタ(52)を径方向外側及び軸方向上下から覆う
ように保持する外壁部材(53)の上下円環部(53
b,53c)のうち少なくとも一方の円環部の軸中心側
先端部が、前記上容器(2)及び前記下容器(3)から
なるハウジング構造体(1)の、前記環状開放空間(5
1)に面する壁面の一部に付勢するように当接させて固
定したことを特徴とするエアバッグ用ガス発生器。 - 【請求項2】 円筒壁(4)と円筒壁(4)内及び円筒
壁(4)から径方向外側に突き出て延在する上蓋(2
0)とを有する上容器(2)と、内側円筒壁(7)と外
側円筒壁(8)と内外円筒壁(7,8)間及び内側円筒
壁(7)内に延在する下蓋(21)とを有する下容器
(3)とを、円筒壁(4)と内側円筒壁(7)の各先端
同士を突き合わせて摩擦溶接して、円筒壁(4)及び内
側円筒壁(7)からなる隔壁で囲まれる中央空間(5
0)と、円筒壁(4)及び内側円筒壁(7)からなる隔
壁の外周部に形成される同心状の環状開放空間(51)
を画成し、中央空間(50)は、軸中心側から半径方向
外側に向けてスクイブ(9),着火剤(10)からなる
点火室(P)及び該点火室(P)を囲みガス発生剤(1
1)が収納される環状の燃焼室(G)とする一方、開放
空間(51)には燃焼したガスの冷却・スラグ捕集を行
うフィルタ室(F)を形成し、これら各室(P,G,
F)を連通するガス流通用の開口を設けてなるエアバッ
グ用ガス発生器であって、前記フィルタ室(F)のフィ
ルタ(52)を径方向外側及び軸方向上下から覆うよう
に保持する外壁部材(53)の上下円環部(53b,5
3c)のうち少なくとも一方の円環部の軸中心側先端部
が、前記上容器(2)及び前記下容器(3)からなるハ
ウジング構造体(1)の、前記環状開放空間(51)に
面する壁面の一部に付勢するように当接させて固定した
ことを特徴とするエアバッグ用ガス発生器。 - 【請求項3】 前記外壁部材(53)の上側円環部(5
3b)又は下側円環部(53c)の軸中心側先端を、該
上側円環部(53b)の軸方向側面積と下側円環部(5
3c)の軸方向側面積とが等しくなるように内側円筒壁
(4,7)側に伸設したものである請求項1又は請求項
2記載のエアバッグ用ガス発生器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7276301A JPH0995201A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | エアバッグ用ガス発生器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7276301A JPH0995201A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | エアバッグ用ガス発生器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0995201A true JPH0995201A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17567550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7276301A Pending JPH0995201A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | エアバッグ用ガス発生器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0995201A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1204546A1 (en) * | 1999-08-20 | 2002-05-15 | Automotive Systems Laboratory Inc. | Airbag inflator with external filter |
US6540256B2 (en) | 1997-12-26 | 2003-04-01 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Airbag gas generator and an airbag apparatus |
JP2010533618A (ja) * | 2007-07-16 | 2010-10-28 | タカタ・ペトリ アーゲー | 車両乗員保護装置用のガスジェネレータ、ガス流に含まれる固体及び液体の燃焼残渣を除去するための方法 |
-
1995
- 1995-09-28 JP JP7276301A patent/JPH0995201A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6540256B2 (en) | 1997-12-26 | 2003-04-01 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Airbag gas generator and an airbag apparatus |
EP1204546A1 (en) * | 1999-08-20 | 2002-05-15 | Automotive Systems Laboratory Inc. | Airbag inflator with external filter |
EP1204546A4 (en) * | 1999-08-20 | 2004-12-01 | Automotive Systems Lab | GAS GENERATOR WITH EXTERNAL FILTER |
JP2010533618A (ja) * | 2007-07-16 | 2010-10-28 | タカタ・ペトリ アーゲー | 車両乗員保護装置用のガスジェネレータ、ガス流に含まれる固体及び液体の燃焼残渣を除去するための方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5951041A (en) | Gas generator for air bag and air bag system | |
US7441803B2 (en) | Gas generator for air bag, deflecting member, coolant/filter means supporting member, coolant and housing | |
US5466420A (en) | Air bag inflator | |
US6386582B2 (en) | Gas generator for air bag and air bag system | |
US6053531A (en) | Air bag gas generator | |
JPH02169345A (ja) | 軽量非溶接拡張装置 | |
US6520538B2 (en) | Air bag gas generator and air bag system | |
US6431598B2 (en) | Gas generator for airbag | |
US6231080B1 (en) | Gas generator for air bag and air bag system | |
US6116643A (en) | Coolant/filter for air bag gas generator | |
US6135496A (en) | Gas generator for air bag and air bag system | |
US7806435B2 (en) | Gas generator | |
JPH1095302A (ja) | エアバッグ用ガス発生器及びエアバッグ装置 | |
JPH0995201A (ja) | エアバッグ用ガス発生器 | |
US6406060B1 (en) | Gas generator for airbag and airbag system | |
JPH10324219A (ja) | ガス発生器 | |
JP3029968U (ja) | エアバッグ用ガス発生器 | |
JPH07329690A (ja) | ガス発生器 | |
JP3009568U (ja) | ガス発生器 | |
JP2001233166A (ja) | エアバッグ用ガス発生器のデフレクター部材及びそれを用いたエアバッグ用ガス発生器。 | |
JPH10329635A (ja) | ガス発生器 | |
JP2001039261A (ja) | エアバッグ用ガス発生器及びエアバッグ装置 | |
JPH03186453A (ja) | ガス発生器 | |
JPH10297415A (ja) | ガス発生器 | |
JPH1178765A (ja) | エアバッグ用ガス発生器 |