JPH0939713A - エアバッグ用ガス発生器 - Google Patents

エアバッグ用ガス発生器

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Publication number
JPH0939713A
JPH0939713A JP7196691A JP19669195A JPH0939713A JP H0939713 A JPH0939713 A JP H0939713A JP 7196691 A JP7196691 A JP 7196691A JP 19669195 A JP19669195 A JP 19669195A JP H0939713 A JPH0939713 A JP H0939713A
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JP
Japan
Prior art keywords
housing
gas generator
gas
shell
annular
Prior art date
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Pending
Application number
JP7196691A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Katsuta
信行 勝田
Mikio Yabuta
幹夫 薮田
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的な製造が達成されると共に、製造コス
トの低減も果たせるエアバッグ用ガス発生器を提供する
こと。 【解決手段】 本ガス発生器は、ハウジングと、該ハウ
ジング内の点火手段及びガス発生手段を含むエアバッグ
用ガス発生器において、前記ハウジングはディフューザ
シェルとクロージャシェルを含み、前記クロージャシェ
ルは、中央孔を有する環状部と、該環状部の外縁部にお
いて軸方向に延在する周壁部と、該周壁部の先端部にお
いて半径方向に延在するフランジ部とを有すると共に、
前記中央孔に先端部が閉鎖された中央筒部を有し、前記
ディフューザシェルは、前記中央筒部の先端部が嵌合す
る中央孔を有する環状部と、該環状部の外縁部において
軸方向に延在し前記クロージャシェルのフランジ部に接
続する周壁部とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝撃から乗員を保
護するエアバッグ用のガス発生器に関し、特にそのハウ
ジングの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガス発生器の一例として、特開平
2−155857号公報に開示されるものがある。これ
を図5に示す。このガス発生器は、ガスの排出口40を
有するハウジング41と、このハウジング41内に配設
される点火手段、すなわち点火器49及び伝火薬50
と、これらにより点火されるガス発生手段、すなわちガ
ス発生剤47を充填する薄肉のアルミニウム製容器であ
るキャニスタ容器43とを含んでいる。
【0003】ハウジング41は、一端が閉鎖され他端が
開放された大径の内筒部材44を含んでいる。この内筒
部材44の開放端に溶接部58により蓋部材56が接合
され、またこの内筒部材44の閉鎖端に溶接部59によ
り掩い部材57の環状部57aが、また内筒部材44の
フランジ部44aに溶接部60により掩い部材57の周
壁部57bがそれぞれ接合されている。
【0004】内筒部材44の内側に燃焼室46が画成さ
れ、また内筒部材44の外側にはクーラント・フィルタ
室45が画成されている。燃焼室46内には前記キャニ
スタ容器43が配設され、キャニスタ容器外側の中央凹
部48内に前記点火器49が配設され、またキャニスタ
容器内部の中央に前記伝火薬50が充填されている。
【0005】点火器49の作動により伝火薬50が燃焼
し、この燃焼によりガス発生剤47が燃焼してガスを生
成する。このガスは、開口51を経てクーラント・フィ
ルタ室45内に入り、クーラント52、及びフィルタ5
3を通過する間に冷却・浄化され、排出口40を通って
エアバッグ(図示せず)内に流入するようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のガス発生器
においては、溶接部がフランジ部44aを中心にハウジ
ングの両面に亘っているために、溶接をガス発生器の一
方の側だけで済ませることができず、一方の面において
溶接を行った後、ガス発生器を反転させ、他方の面にお
いてまた溶接を行わなければならない。
【0007】そのために、上記従来のガス発生器におい
ては、ガス発生器の効率的な製造が困難であった。
【0008】よって、本発明は、上記従来技術の有する
問題点を解消する新規なガス発生器を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のエアバッグ用ガ
ス発生器は、ガスの排出口を有するハウジングと、該ハ
ウジング内に配設される点火手段及びガス発生手段を含
み、衝撃により前記ガス発生手段で発生するガスをエア
バッグ内に導入して衝撃から乗員を保護するエアバッグ
用ガス発生器において、前記ハウジングはディフューザ
シェルとクロージャシェルを含み、前記クロージャシェ
ルは、中央孔を有する環状部と、該環状部の外縁部にお
いて軸方向に延在する周壁部と、該周壁部の先端部にお
いて半径方向に延在するフランジ部とを有すると共に、
前記中央孔に先端部が閉鎖された中央筒部を有し、前記
ディフューザシェルは、前記中央筒部の先端部が嵌合す
る中央孔を有する環状部と、該環状部の外縁部において
軸方向に延在し前記クロージャシェルのフランジ部に接
続する周壁部とを有することを特徴とする。
【0010】上記構成により、クロージャシェルの中央
筒部は、その先端部においてディフューザシェルの中央
孔に嵌合する。
【0011】従って、上記嵌合部に溶接部を形成するこ
とができる。
【0012】また、ディフューザシェルの周壁部は、ク
ロージャシェルのフランジ部に接続する。
【0013】従って、上記接続部に溶接部を形成するこ
とができる。
【0014】上記構成により、中央筒部とフランジ部
は、ディフューザシェルとクロージャシェルのうち一方
の側に、すなわちクロージャシェルに所属する。
【0015】従って、上記2箇所の溶接部は、フランジ
部を中心にハウジングの一方の面に存在する。
【0016】
【発明の実施の態様】以下、本発明の一実施例を図面に
基づき説明する。
【0017】図1は、本ガス発生器の一実施例の断面図
である。本ガス発生器は、ガスの排出口1を有するハウ
ジング2を含み、このハウジング2は、ディフューザシ
ェル4とクロージャシェル3を含んでいる。
【0018】クロージャシェル3は、中央孔12を有す
る環状部6と、この環状部6の外縁部において軸方向に
ガス発生器の略1/3の高さ位置まで延在する周壁部7
と、そしてこの周壁部7の先端部において半径方向に延
在する取付け用のフランジ部8とを有している。またク
ロージャシェル3は、先端部が閉鎖された中央筒部5を
前記中央孔12に有している。この中央筒部5は、その
開放端部が中央孔12の周縁部と一体に形成され、中央
筒部5とクロージャシェル3は一体の部品をなしてい
る。このクロージャシェル3はプレス加工により成形さ
れている。
【0019】ディフューザシェル4は、前記中央筒部5
の先端部が嵌合する中央孔9を有する環状部10と、こ
の環状部10の外縁部において軸方向に延在し前記クロ
ージャシェルのフランジ部8に接続し、そして環状部6
まで至る周壁部11を有している。
【0020】クロージャシェルの中央筒部5がディフュ
ーザシェルの中央孔9に嵌合する中央筒部と中央孔の嵌
合部に、溶接部13が周方向に形成されている。
【0021】また、ディフューザシェルの周壁部11が
クロージャシェルのフランジ部8に接続する周壁部とフ
ランジ部の接続部に、溶接部14が周方向に形成されて
いる。
【0022】これら溶接部13及び14は、フランジ部
8を中心にハウジングの一方の面、すなわち上面に存在
している。
【0023】前記中央筒部5は、スクイブ(点火器)1
6とエンハンサ(伝火薬)17からなる点火手段を収容
する点火手段収容室15を内側に画成している。エンハ
ンサ17は容器内に収容され、スクイブ16はアダプタ
22に坦持されて前記エンハンサ容器に接触している。
アダプタ22は中央筒部開放端に刻設されたねじに螺合
してハウジング2に固定されている。
【0024】この中央筒部5はまた、外側にガス発生手
段を収容するガス発生手段収容室、すなわち燃焼室18
をコンバッションカップ23と共に画成している。ガス
発生手段は、中央筒部5に嵌入する環状のアルミニウム
製薄肉容器であるキャニスタ容器20からなり、このキ
ャニスタ容器20は内部にガス発生剤19を充填してい
る。
【0025】燃焼室18の外側に、コンバッションカッ
プ23と周壁部11及び7間に、クーラント・フィルタ
室21が画成されている。クーラント・フィルタ室21
は、更にリテーナ25により上段の室と下段の室に画成
され、上段の室には浄化手段であるフィルタ26が、ま
た下段の室には冷却手段であるクーラント27がそれぞ
れ配設されている。
【0026】点火手段収容室15と燃焼室18間にはエ
ンハンサ17の火炎を燃焼室18内に導入するための開
口30が、また燃焼室18とクーラント・フィルタ室2
1間には燃焼室18で発生したガスをクーラント・フィ
ルタ室21に導入するための噴出孔29がコンバッショ
ンカップ23に備り、更にクーラント・フィルタ室21
とエアバッグ(図示せず)間には、クーラント、フィル
タを通過したガスをエアバッグ内に導入するための前記
ガスの排出口1が円周方向に複数設けられている。
【0027】このように構成された本ガス発生器におい
て、衝撃により電気信号がスクイブ16におくられスク
イブ16が作動すると、エンハンサ17が発火し、これ
により発生する高圧、高温の火炎は開口30を通りキャ
ニスタ容器20の壁を破り内部のガス発生剤19に点火
する。燃焼室18内で発生したガスは、噴出孔29より
均一に噴出し、クーラント27及びフィルタ26を通過
し、その間に燃焼ガスは冷却・浄化され、冷却・浄化さ
れたガスは排出口1よりエアバッグ内に流入する。これ
によりエアバッグが膨張して乗員を衝撃より保護する。
【0028】図2は、中央筒部とアダプタの構成が図1
のものと異なる。中央筒部5′は、その開放端部が中央
孔12の周縁部と離れてクロージャシェル3と別体に形
成されている。また、アダプタ22′は、頭部24を有
している。この頭部24は、中央孔12の周縁部に張り
出し周縁部を支え、これにより周縁部にかかる内圧に対
処するようになっている。その他の構成は図1のものと
同じであるので、説明は省略する。
【0029】図3、4は、本ガス発生器の溶接に好適の
溶接方法を示す。図3は、電子ビーム溶接による2ビー
ド法である。電子ビーム溶接は、真空中で高速の電子ビ
ームを被溶接材にあて、その衝撃発熱を利用して溶接を
行う方法である。これによれば、溶接部は集中的に高温
に達し、従来の溶接法に比べ、非常に深い溶け込みが得
られる。2本に絞られた電子ビーム28を溶接箇所に向
け電子銃31より照射し、ガス発生器を回転させると、
周方向に溶接部13及び14が形成される。これによれ
ば、2箇所の溶接が同時に行える。
【0030】図4は、電子銃移動による電子ビーム溶接
法である。これは、1本の電子ビーム28を使用し、こ
れを溶接箇所に向け電子銃31より照射する。ガス発生
器を回転させることにより、周方向に溶接部13が形成
され、その後電子銃31を移動させてもう1つの溶接箇
所に向けて電子ビームを照射し、ガス発生器を回転させ
て周方向に溶接部14を形成するものである。
【0031】なお、その他にレーザ溶接を本ガス発生器
の溶接に適用することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、フランジを中心にハウ
ジングの一方の面に溶接部を限定することができるの
で、ガス発生器を反転させることなくガス発生器の常に
同じ側で溶接を行うことができる。
【0033】また本発明によれば、クロージャシェル中
央筒部とディフューザシェル中央孔の嵌合部と、ディフ
ューザシェル周壁部とクロージャシェルフランジ部の接
続部の2箇所に溶接部を設けることができ、そのために
溶接箇所の低減が果たせる。
【0034】その結果、ガス発生器の効率的な製造が達
成されると共に、製造コストの低減も果たせるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本ガス発生器の一実施例の断面図である。
【図2】本ガス発生器の別の実施例の断面図である。
【図3】本ガス発生器の溶接に好適な溶接法を示す斜視
図である。
【図4】本ガス発生器の溶接に好適な別の溶接法を示す
斜視図である。
【図5】従来のガス発生器の断面図である。
【符号の説明】
1 排出口 2 ハウジング 3 クロージャシェル 4 ディフューザシェル 5 中央筒部 6 環状部 7 周壁部 8 フランジ部 9 中央孔 10 環状部 11 周壁部 12 中央孔 13 溶接部 14 溶接部 15 点火手段収容室 16 スクイブ(点火器) 17 エンハンサ(伝火薬) 18 燃焼室(ガス発生手段収容室) 20 キャニスタ容器(ガス発生手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスの排出口を有するハウジングと、該
    ハウジング内に配設される点火手段及びガス発生手段を
    含み、衝撃により前記ガス発生手段で発生するガスをエ
    アバッグ内に導入して衝撃から乗員を保護するエアバッ
    グ用ガス発生器において、 前記ハウジングはディフューザシェルとクロージャシェ
    ルを含み、 前記クロージャシェルは、中央孔を有する環状部と、該
    環状部の外縁部において軸方向に延在する周壁部と、該
    周壁部の先端部において半径方向に延在するフランジ部
    とを有すると共に、前記中央孔に先端部が閉鎖された中
    央筒部を有し、 前記ディフューザシェルは、前記中央筒部の先端部が嵌
    合する中央孔を有する環状部と、該環状部の外縁部にお
    いて軸方向に延在し前記クロージャシェルのフランジ部
    に接続する周壁部とを有することを特徴とするエアバッ
    グ用ガス発生器。
JP7196691A 1995-08-01 1995-08-01 エアバッグ用ガス発生器 Pending JPH0939713A (ja)

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JP7196691A JPH0939713A (ja) 1995-08-01 1995-08-01 エアバッグ用ガス発生器

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JP7196691A JPH0939713A (ja) 1995-08-01 1995-08-01 エアバッグ用ガス発生器

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ID=16361995

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JP (1) JPH0939713A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016121691A (ja) * 2010-06-09 2016-07-07 本田技研工業株式会社 マイクロ凝縮器装置ならびにマイクロ凝縮器装置を有する蒸発ガス抑制システムおよび方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016121691A (ja) * 2010-06-09 2016-07-07 本田技研工業株式会社 マイクロ凝縮器装置ならびにマイクロ凝縮器装置を有する蒸発ガス抑制システムおよび方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040120