JP2010158629A - 液滴塗布方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 塗布ヘッドのノズルから吐出される塗布液の液滴の量を高精度に測定すること。
【解決手段】 塗布ヘッド20のノズル26から塗布液を液滴Lとして吐出させて基板に塗布する液滴塗布装置10において、塗布液とは混ざり合わず、塗布液の比重より小さい比重をもち、塗布ヘッド20のノズル26から吐出した塗布液の液滴Lを受止め球状にして捕獲する液状体Vと、液状体Vに捕獲されて球状をなす上記液滴Lを撮像する撮像部50と、撮像した液滴Lの画像に基づいて、当該液滴Lの量を求める検査部60とを有してなるもの。
【選択図】 図7
【解決手段】 塗布ヘッド20のノズル26から塗布液を液滴Lとして吐出させて基板に塗布する液滴塗布装置10において、塗布液とは混ざり合わず、塗布液の比重より小さい比重をもち、塗布ヘッド20のノズル26から吐出した塗布液の液滴Lを受止め球状にして捕獲する液状体Vと、液状体Vに捕獲されて球状をなす上記液滴Lを撮像する撮像部50と、撮像した液滴Lの画像に基づいて、当該液滴Lの量を求める検査部60とを有してなるもの。
【選択図】 図7
Description
本発明は液滴塗布方法及び装置に関する。
インク等の液滴塗布装置として、特許文献1に記載の如く、基板に対して塗布液を液滴として吐出させて塗布する複数のノズルを備えた塗布ヘッドを有してなるものがある。塗布ヘッドは、各ノズルに対応する圧電素子を備え、各圧電素子に対する駆動電圧の印加に応じて各ノズルから塗布液を吐出する。このとき、配向膜やレジスト等の薄膜の形成に用いられる塗布ヘッドでは、均一な厚さの膜を形成するために、各ノズルからの塗布液の吐出量が均一に調整されていることが求められる。ところが、各ノズルの個体差、各圧電素子の個体差等により、各圧電素子に同一の駆動電圧を印加しても、各ノズルからの塗布液の吐出量は必ずしも同一にならない。
そこで、従来技術では、各ノズルからの塗布液の吐出量を検出し、この検出結果に基づいて各圧電素子の印加電圧を調整することにより、各ノズルからの塗布液の吐出量が互いに同一になるように調整している。
従来技術では、各ノズルからの塗布液の吐出量を、各ノズルから吐出されて検査用基板に着弾した液滴の着弾面積から測定するものがある。ところが、検査用基板の表面における塗布液との接触角は基板上の場所(領域)によってばらつきを有している。従って、検査用基板の各場所で、塗布量が同じであっても接触角が小さい場所に比べて接触角が大きい場所では、着弾した塗布液の投影面積が小さくなる。このような検査用基板を用いた場合、着弾面積の検出結果に接触角のばらつきに起因する誤差が含まれ、ノズル間の吐出量を均一に調整することが困難になる。
また、従来技術では、各ノズルからの塗布液の吐出量を、各ノズルから吐出されて落下中の液滴の飛翔面積から測定するものがある。ところが、各ノズルから吐出された液滴の飛翔形状は、各ノズルの出口状態、落下中の液滴に及ぶ気流の影響等により不安定になる。従って、飛翔面積の検出結果に各ノズルの出口状態や気流の影響等に起因する誤差が含まれ、ノズル間の吐出量を均一に調整することが困難になる。
本発明の課題は、塗布ヘッドのノズルから吐出される塗布液の液滴の量を高精度に測定することにある。
本発明の他の課題は、塗布ヘッドの複数のノズルから吐出される塗布液の吐出量を均等化することにある。
請求項1の発明は、塗布ヘッドのノズルから塗布液を液滴として吐出させて基板に塗布する液滴塗布方法において、塗布ヘッドのノズルから吐出した塗布液の液滴を、塗布液とは混ざり合わず、塗布液の比重より小さい比重をもつ液状体に受止め球状にして捕獲する捕獲工程と、液状体に捕獲されて球状をなす上記液滴を撮像する撮像工程と、撮像した液滴の画像に基づいて、当該液滴の量を求める検査工程とを有してなるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記検査工程で求めた液滴の量に基づいて、対応するノズルからの塗布液の吐出量を調整する制御工程とを有してなるようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項2の発明において更に、前記塗布ヘッドが複数のノズルを備えるとき、各ノズルから吐出した塗布液の各液滴について前記捕獲工程と前記撮像工程と前記検査工程を行ない、前記制御工程では、前記検査工程で求めた各液滴の量に基づいて、各ノズルから吐出される液滴の量が互いに同一になるように各ノズルからの塗布液の吐出量を調整するようにしたものである。
請求項4の発明は、塗布ヘッドのノズルから塗布液を液滴として吐出させて基板に塗布する液滴塗布装置において、塗布液とは混ざり合わず、塗布液の比重より小さい比重をもち、塗布ヘッドのノズルから吐出した塗布液の液滴を受止め球状にして捕獲する液状体と、液状体に捕獲されて球状をなす上記液滴を撮像する撮像部と、撮像した液滴の画像に基づいて、当該液滴の量を求める検査部とを有してなるようにしたものである。
請求項5の発明は、請求項4の発明において更に、前記検査部で求めた液滴の量に基づいて、対応するノズルからの塗布液の吐出量を調整する制御部とを有してなるようにしたものである。
請求項6の発明は、請求項5の発明において更に、前記塗布ヘッドの複数のノズルから吐出した塗布液の各液滴の量に基づいて、各ノズルから吐出される液滴の量が互いに同一になるように各ノズルからの塗布液の吐出量を調整するようにしたものである。
本発明によれば、塗布ヘッドのノズルから吐出した塗布液の液滴を、塗布液とは混ざり合わず、塗布液の比重より小さい比重をもつ液状体に受止め球状にして捕獲し、液状体に捕獲されて球状をなす上記液滴を撮像し、撮像した液滴の画像に基づいて、当該液滴の量を求めることにより、塗布ヘッドのノズルから吐出される塗布液の液滴の量を高精度に測定することができる。
また、ノズルを複数有する場合には、複数のノズルから吐出した塗布液の各液滴の量に基づいて、各ノズルから吐出される液滴の量が互いに同一になるように各ノズルからの塗布液の吐出量を調整することにより、塗布ヘッドの複数のノズルから吐出される塗布液の吐出量を均等化することができる。
図1〜図4に示す液滴塗布装置10は、ベース11を床面上に水平に支持し、ベース11の上面の幅方向の両端部にガイド部材12を延在し、ガイド部材12の上面に搬送テーブル13を配置している。搬送テーブル13は、両側のスライド部材14により、ガイド部材12にスライド自在に支持され、X軸方向駆動装置15によりガイド部材12の長手方向(X軸方向)に沿って駆動される。搬送テーブル13の上面にはガラス基板等の基板Wが着脱可能に保持される。
液滴塗布装置10は、ベース11の長手方向の中間部に、両側のガイド部材12を跨ぐ門型の支持体16を立設している。支持体16の上側には、取付部材17が水平に設けられ、取付部材17の一側面には複数、本実施例では3個の塗布ヘッド20がベース11の幅方向(Y軸方向)に沿って並設されている。3個の塗布ヘッド20の下側を搬送テーブル13及び基板Wが相対移動して通過するようになっている。
塗布ヘッド20は、図5に示す如く、ヘッド本体21を有している。ヘッド本体21は、上面側から下面側に連通する開口部22を有しており、その下面開口は可撓板23によって閉塞されている。この可撓板23は、ノズルプレート24によって下側を覆われており、可撓板23とノズルプレート24との間には複数の液室25が形成されている。この液室25は、溶液タンク(不図示)から供給される塗布液、例えば配向膜を形成するポリイミド溶液、或いは液晶等によって満たされている。ノズルプレート24には、各液室25に対応する複数のノズル26がヘッド本体21の長手方向とほぼ直交する方向、即ち基板Wの搬送方向(X軸方向)に直交する方向(Y軸方向)に沿って一列に形成されている。
塗布ヘッド20は、可撓板23の上面における各ノズル26と対向する位置にそれぞれ圧電素子28が固定されている。これら圧電素子28には、ヘッド本体21に設けられた駆動部29が接続され、各圧電素子28に対して独立に駆動電圧を印加できるようになっている。駆動電圧が印加された圧電素子28は、可撓板23を部分的に変形させ、対応するノズル26から駆動電圧に応じた量の塗布液を吐出させる。ノズル26から吐出した塗布液は液滴状となり、搬送される基板Wの表面に付着塗布される。
塗布ヘッド20は、制御部30に電気的に接続されており、制御部30により制御される駆動部29が各圧電素子28に印加する駆動電圧に応じて各ノズル26から塗布液を吐出する。尚、搬送テーブル13の長手方向の端部には、各塗布ヘッド20の吐出を安定させるための吐出安定部20Aが設けられている。この吐出安定部20Aは、各塗布ヘッド20のダミー吐出用の受皿、及び各塗布ヘッド20の吐出面をワイプするワイプブレード等を有している。
しかるに、液滴塗布装置10の制御部30は、塗布ヘッド20の各ノズル26から吐出される塗布液の液滴Lの量(容積又は重量)を高精度に調整し、各ノズル26から吐出される塗布液の吐出量を均等化するため、受容体40に収容した透光性液状体(粘性剤、ゲル状剤等)V、撮像部50、検査部60、表示部70を用いて以下の如くに動作する。
液滴塗布装置10は、搬送テーブル13の長手方向の端部(塗布ヘッド20の吐出安定部20Aと反対側)に支持板41を水平に設け、複数の塗布ヘッド20のそれぞれに対応する複数、本実施例では3個の受容体40をベース11の幅方向(Y軸方向)に沿って並置する。各受容体40は、図6、図7に示す如く、塗布ヘッド20の各ノズル26から吐出される塗布液とは混ざり合わない程度の表面張力の差を有し、塗布液の比重より小さい比重を持つ液状体Vを収容する。各塗布ヘッド20の各ノズル26から吐出した塗布液の液滴Lを、各受容体40内の液状体Vに受止め球状にして捕獲するものである。受容体40及び支持板41は、支持板41の下部に配置される後述の光源56の光を支持板41、受容体40、液状体Vに透過して、液状体V中の液滴Lを支持板41の上部の撮像部50により撮像可能にするように、ガラス等の透明体又は半透明体にて構成される。但し、撮像部50及び光源56を支持板41の上部に配置し、光源56の光が液状体V中の液滴Lに反射して該液滴Lを撮像部50により撮像可能にするものでも良い。
液滴塗布装置10は、塗布ヘッド20の取付部材17の先端部にガイド部材51を延在し、ガイド部材51の側面に撮像部50を配置している。撮像部50は、スライド部材52により、ガイド部材51にスライド自在に支持され、Y軸方向駆動装置53によりガイド部材51の長手方向(Y軸方向)に沿って駆動される。撮像部50は、図7に示す如く、3個の各塗布ヘッド20の各ノズル26から各受容体40内の液状体Vに捕獲された球状の各液滴Lの上側を順に通過し、それらの液滴Lを撮像する。撮像部50としては、例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラ等を用いる。
尚、液滴塗布装置10は、各受容体40の支持板41が設けられている搬送テーブル13の長手方向の端部で、支持板41の下部に、取付部材54に支持されるガイド部材55を延在し、ガイド部材55の上面に光源56を配置している。光源56は、スライド部材57により、ガイド部材55にスライド自在に支持され、Y軸方向駆動装置58(不図示)によりガイド部材55の長手方向(Y軸方向)に沿って駆動される。撮像部50と光源56がそれらの中心軸(光軸)を合致させながら、互いに同期してそれらのガイド部材51、55の長手方向に沿って駆動され、前述の各受容体40内の液状体Vに捕獲されて球状をなす各液滴Lを撮像部50により撮像する。
液滴塗布装置10は、撮像部50から送信される各液滴Lの画像(検出結果)を検査部60に受信する。検査部60は、各液滴Lの画像に基づいて、その液滴Lの直径dを測定し、ひいてはその容積ないしは重量を測定する。検査部60は、各液滴Lの画像を表示部70に転送して表示する(図8)。
制御部30は、塗布ヘッド20の各ノズル26から吐出された各液滴Lの量(容積又は重量)を検査部60で測定した後、塗布ヘッド20を制御し、各液滴Lのそれぞれに対応するノズル26からの塗布液の吐出量を調整する。例えば、制御部30は、各ノズル26から吐出される各液滴Lの量(容積又は重量)が互いに同一になるように塗布ヘッド20を制御し、各ノズル26からの塗布液の吐出量を調整する。
制御部30による塗布ヘッド20の制御手順は以下の如くになる。
(1)準備工程
X軸方向駆動装置15により搬送テーブル13を駆動し、搬送テーブル13を図1に2点鎖線で示す待機位置に位置付ける。このとき、支持体16の取付部材17に並設されている各塗布ヘッド20の直下に、搬送テーブル13の端部に設けられている支持板41上の各受容体40が位置付けられる。
(1)準備工程
X軸方向駆動装置15により搬送テーブル13を駆動し、搬送テーブル13を図1に2点鎖線で示す待機位置に位置付ける。このとき、支持体16の取付部材17に並設されている各塗布ヘッド20の直下に、搬送テーブル13の端部に設けられている支持板41上の各受容体40が位置付けられる。
(2)捕獲工程
各塗布ヘッド20のそれぞれにおいて、駆動部29により各圧電素子28に印加される駆動電圧に応じて各ノズル26から塗布液を吐出し、各ノズル26から吐出した塗布液の液滴Lを、各受容体40内の液状体Vに受止め球状にして捕獲する。
各塗布ヘッド20のそれぞれにおいて、駆動部29により各圧電素子28に印加される駆動電圧に応じて各ノズル26から塗布液を吐出し、各ノズル26から吐出した塗布液の液滴Lを、各受容体40内の液状体Vに受止め球状にして捕獲する。
(3)撮像工程
Y軸方向駆動装置53、58により、撮像部50と光源56をそれらの対向する位置関係を保持したままY軸方向に沿って駆動し、このY軸方向に沿って並置されている各受容体40内の液状体Bに捕獲されて球状をなす各液滴Lを順に撮像部50により撮像する。尚、液滴Lの撮像は、撮像部50と光源56を間欠的に停止させて行なっても良く、移動中に行なっても良い。
Y軸方向駆動装置53、58により、撮像部50と光源56をそれらの対向する位置関係を保持したままY軸方向に沿って駆動し、このY軸方向に沿って並置されている各受容体40内の液状体Bに捕獲されて球状をなす各液滴Lを順に撮像部50により撮像する。尚、液滴Lの撮像は、撮像部50と光源56を間欠的に停止させて行なっても良く、移動中に行なっても良い。
(4)検査工程
撮像部50が撮像した各液滴Lの画像に基づいて、検査部60により各液滴Lの直径dを測定し、ひいてはその容積ないしは重量を測定する。
撮像部50が撮像した各液滴Lの画像に基づいて、検査部60により各液滴Lの直径dを測定し、ひいてはその容積ないしは重量を測定する。
(5)制御工程
検査部60により測定された各液滴Lの量(容積又は重量)が目標値になるように、当該ノズル26に対応する圧電素子28の駆動電圧を調整し、当該ノズル26から吐出される液滴Lの量(容積又は重量)を目標値になるように調整する。
検査部60により測定された各液滴Lの量(容積又は重量)が目標値になるように、当該ノズル26に対応する圧電素子28の駆動電圧を調整し、当該ノズル26から吐出される液滴Lの量(容積又は重量)を目標値になるように調整する。
このとき、各塗布ヘッド20のそれぞれにおいて、全ノズル26のそれぞれから吐出される各液滴Lの量(容積又は重量)を同一の目標値になるように調整し、ひいては各ノズル26から吐出される液滴Lの量(容積又は重量)を互いに同一になるように調整する。
尚、液滴塗布装置10にあっては、塗布ヘッド20の各ノズル26のそれぞれにおいて、当該ノズル26から続けて吐出した複数個の液滴L(L1,L2・・・)について、前述の(2)〜(4)を行ない、(4)で求めた複数個の液滴L1,L2・・・各個の容積又は重量の平均値を、当該ノズル26から吐出される液滴Lの量(容積又は重量)とするものでも良い。
尚、本発明が適用される塗布液は、基本的にはどんな種類(ポリイミド、カラーフィルタ用、UV硬化タイプ、溶剤タイプ、油性タイプ、水性タイプ)でも良く、液滴を形成できれば良い。本発明が適用される液状体は、塗布液とは混ざり合わない程度の表面張力の差を有し、塗布液の比重より小さい比重をもち、塗布液の液滴を受止め球状にして捕獲するものであれば良い。そのため、液状体Vは、捕獲した液滴L状の塗布液が自身の有する表面張力によって液状体V内で球形となることを妨げない程度に低い粘度であることが好ましい。例えば、塗布液としてプリンタ用インクを考えた場合、表面張力は通常25〜35(dyn/cm)、比重が1.05前後であるから、このインクに対する液状体としては表面張力がインクより小さい20(dyn/cm)近傍、比重が0.9近傍のものを用いる。このような液状体としては、例えばシリコーンオイルを用いることができる。尚、液状体は、その比重が、液状体の粘度との関係でも多少異なるが、塗布液と同程度であり、捕獲した塗布液が液状体中で浮上することも沈下することもなく、静止可能であることが好ましい。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)塗布ヘッド20のノズル26から吐出した塗布液の液滴Lを、塗布液とは混ざり合うことなく、塗布液の比重より小さい比重をもつ液状体Vに受止めることにより、この液滴Lを液状体Vの中にある程度沈めた状態で安定的に球状化できる。球状の液滴Lを撮像してその直径dを測定し、ひいてはその容積ないしは重量を高精度に測定できる。
(a)塗布ヘッド20のノズル26から吐出した塗布液の液滴Lを、塗布液とは混ざり合うことなく、塗布液の比重より小さい比重をもつ液状体Vに受止めることにより、この液滴Lを液状体Vの中にある程度沈めた状態で安定的に球状化できる。球状の液滴Lを撮像してその直径dを測定し、ひいてはその容積ないしは重量を高精度に測定できる。
(b)塗布ヘッド20のノズル26から吐出した液滴Lの容積ないしは重量が測定されたら、当該ノズル26から吐出される液滴Lの容積ないしは重量が目標値になるように当該ノズル26に対応する圧電素子28の駆動電圧を調整する。これにより、当該ノズル26から吐出される液滴Lの容積ないしは重量を目標値になるように調整できる。
(c)塗布ヘッド20の全ノズル26のそれぞれについて上述(b)を行なうことにより、全ノズル26から吐出される液滴Lの容積ないしは重量を同一の目標値になるように調整し、ひいては各ノズル26から吐出される液滴Lの容積ないしは重量を互いに同一になるように調整できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
本発明によれば、塗布ヘッドのノズルから吐出される塗布液の液滴の量を高精度に測定することができる。また、本発明によれば、塗布ヘッドの複数のノズルから吐出される塗布液の吐出量を均等化することができる。
10 液滴塗布装置
20 塗布ヘッド
26 ノズル
30 制御部
40 受容体
50 撮像部
60 検査部
L 塗布液の液滴
V 液状体
20 塗布ヘッド
26 ノズル
30 制御部
40 受容体
50 撮像部
60 検査部
L 塗布液の液滴
V 液状体
Claims (6)
- 塗布ヘッドのノズルから塗布液を液滴として吐出させて基板に塗布する液滴塗布方法において、
塗布ヘッドのノズルから吐出した塗布液の液滴を、塗布液とは混ざり合わず、塗布液の比重より小さい比重をもつ液状体に受止め球状にして捕獲する捕獲工程と、
液状体に捕獲されて球状をなす上記液滴を撮像する撮像工程と、
撮像した液滴の画像に基づいて、当該液滴の量を求める検査工程とを有してなることを特徴とする液滴塗布方法。 - 前記検査工程で求めた液滴の量に基づいて、対応するノズルからの塗布液の吐出量を調整する制御工程とを有してなる請求項1に記載の液滴塗布方法。
- 前記塗布ヘッドが複数のノズルを備えるとき、各ノズルから吐出した塗布液の各液滴について前記捕獲工程と前記撮像工程と前記検査工程を行ない、
前記制御工程では、前記検査工程で求めた各液滴の量に基づいて、各ノズルから吐出される液滴の量が互いに同一になるように各ノズルからの塗布液の吐出量を調整する請求項2に記載の液滴塗布方法。 - 塗布ヘッドのノズルから塗布液を液滴として吐出させて基板に塗布する液滴塗布装置において、
塗布液とは混ざり合わず、塗布液の比重より小さい比重をもち、塗布ヘッドのノズルから吐出した塗布液の液滴を受止め球状にして捕獲する液状体と、
液状体に捕獲されて球状をなす上記液滴を撮像する撮像部と、
撮像した液滴の画像に基づいて、当該液滴の量を求める検査部とを有してなることを特徴とする液滴塗布装置。 - 前記検査部で求めた液滴の量に基づいて、対応するノズルからの塗布液の吐出量を調整する制御部とを有してなる請求項4に記載の液滴塗布装置。
- 前記塗布ヘッドの複数のノズルから吐出した塗布液の各液滴の量に基づいて、各ノズルから吐出される液滴の量が互いに同一になるように各ノズルからの塗布液の吐出量を調整する請求項5に記載の液滴塗布装置。
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JP2016191636A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 東京エレクトロン株式会社 | 液滴体積測定装置、液滴体積測定方法、液滴体積測定用基板及びインクジェット描画装置 |
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Date | Code | Title | Description |
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