JP2010157069A - デジタル素材管理方法及びデジタル素材管理システム並びにワークフロー管理システム - Google Patents

デジタル素材管理方法及びデジタル素材管理システム並びにワークフロー管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】使用されるべきデジタル素材がもれなく使用されたか否かを把握することを可能とするデジタル素材管理方法及びシステム並びにワークフロー管理システムを提供する。
【解決手段】印刷物やホームページなどのデジタル素材を用いた製作物の作成、編集において、デジタル素材管理システムに管理されている掲載すべき素材がすべて配置、使用されているか自動的に確認する。例えば、自動組版や手動編集による素材レイアウトの後に、使用されるべき素材と実際に使用されているオブジェクトを照合し、その照合結果を一覧形式で表示する。この表示により原稿作成担当者や校正担当者はデジタル素材の使用の有無をひと目で把握することができ、大変便利である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタル素材管理方法及びデジタル素材管理システム並びにワークフロー管理システムに係り、特に、カタログや広告などの印刷物やホームページ等に使用されるデジタル素材の管理技術に関する。
広告、カタログなどの印刷物や、Webブラウザ上で閲覧することができるホームページを作成する際に、デジタル素材(例えば、製品画像や製品に関する情報)が用いられる。このデジタル素材はDAM(デジタル素材管理システム)により管理され、デザイナー、広告代理店、クライアント、印刷会社の間において、デジタル素材を共有するシステムが提案されている。
例えば、特許文献1には、デザイン部門と製版部門とで別々のデータベースを所有するワークフロー管理システムにおいて、両者の間で同一のID(識別子)を用いて画像部品データを管理し、常に統一されたコード体系で画像部品を取り扱うシステムが記載されている。
特開平9−90599号公報
しかしながら、特許文献1に記載のワークフロー管理方法では、デザイン部門のデータベースと製版部門のデータベースとの間で連携して画像部品の共通管理が可能であるものの、指定された画像部品が対象の印刷物等に使用されたか否かを検査することができないという問題が存在している。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、使用されるべきデジタル素材がもれなく使用されたか否かを把握することを可能とするデジタル素材管理方法及びシステム並びにワークフロー管理システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係るデジタル素材管理方法は、デジタル素材が用いられる製作物を製作する際に、使用されるべきデジタル素材と前記製作物に実際に使用されているデジタル素材とを自動的に照合する照合工程を含むことを特徴とする。
本発明によれば、デジタル素材を用いて製作される製作物に、使用されるべきデジタル素材がもれなく配置、使用されているか否かを自動的に確認し、その結果を表示するので、当該製作物に使用するべきデジタル素材が使用されたことを自動的に確認することができ、効率化及び省力化を図ることが可能となる。
「デジタル素材」とは、製作物において画像、文字、記号等で認識されるオブジェクトを含み、ファイル名、コードなどの識別情報が付与されたものである。
本発明の一態様に係るデジタル素材管理方法は、前記製作物の原稿を入稿する入稿工程と、前記照合工程の後に、前記照合された製作物にプレフライト処理を施すプレフライト処理工程と、を含むことを特徴とする。
かかる態様における入稿工程は入稿端末装置を介して行われる態様が好ましい。また、プレフライト工程は管理端末を介して行われる態様が好ましい。
本発明に係るデジタル素材管理方法は、複数のデジタル素材の中から前記使用されるべきデジタル素材を選択する選択工程を含む態様が好ましい。また、前記照合工程は、使用されるべきデジタル素材がすべて使用されたか否かを照合し、使用されるべきデジタル素材がすべて使用されていない場合には、前記選択工程において未使用のデジタル素材を選択する態様が好ましい。
本発明の他の態様に係るデジタル素材管理方法は、前記選択工程は、使用するデジタル素材をチェックアウトすることにより当該デジタル素材を選択したとみなすことを特徴とする。
かかる態様における「チェックアウト」とは、デジタル素材が選択されたときに選択されたことを示すフラグを立て、該デジタル素材が使用されている製作物の情報を該デジタル素材と関連付けしておく処理を含む概念である。
本発明のさらに他の態様に係るデジタル素材管理方法は、前記選択工程により選択されたデジタル素材を予め登録しておく登録工程を含むことを特徴とする。
前記登録工程は、前記製作物の製作を依頼した依頼元及び前記デジタル素材の製作元の少なくともいずれか一方により登録される態様や、前記照合工程の結果を表示する表示工程を含む態様が好ましい。
本発明に係るデジタル素材が用いられる製作物には、印刷物及びウエブブラウザ機能により閲覧可能なウエブコンテンツの少なくともいずれか一方が含まれる。また、印刷物には広告やカタログなどの書籍印刷物が含まれる。
本発明の一態様に係るデジタル素材管理方法は、前記デジタル素材は、画像を含むとともに前記画像に関連付けされる情報を含むことを特徴とする。
かかる態様によれば、デジタル素材として、画像とともに画像と関連付けされる情報が一括管理されるので、当該製作物の完成度を高めることが可能となる。
前記画像は商品画像を含む態様が好ましく、また、前記情報は少なくとも商品名、品番、価格のいずれかを含む商品情報である態様が好ましい。
本発明の他の態様に係るデジタル素材管理方法は、前記プレフライト処理工程の後に前記製作物を校正する校正工程を含む態様が好ましい。
校正工程とは、最終的に製作物の製作を開始する前に、原稿(又は、シミュレーション)により仕上がり状態を確認し、修正箇所を発見するとともに修正の指示を行う工程である。
前記照合工程による照合結果を一覧表形式により表示する表示工程を含む態様が好ましい。また、前記製作物は複数のページを含み、前記表示工程は、ページごとに照合結果を表示する態様が好ましい。さらに、前記表示手段は、前記照合工程により照合された使用されるべきデジタル素材と前記製作物に実際に使用されているデジタル素材との一致あるいは不一致を表示する態様が好ましい。
また、上記方法発明を具現化するシステムを提供する。すなわち、本発明に係るデジタル素材管理システムは、デジタル素材が用いられる製作物を製作する際に、使用されるべきデジタル素材と前記製作物に実際に使用されているデジタル素材とを自動的に照合する照合手段を含むことを特徴とする。
本発明に係るデジタル素材管理システムは、複数のデジタル素材の中から前記使用されるべきデジタル素材を選択する選択手段を含む態様や、前記選択手段により選択されたデジタル素材を予め登録しておく登録手段、前記照合手段による照合結果を表示する表示手段を含む態様が好ましい。
照合手段と表示手段を一体に構成し、照合手段の機能と表示手段の機能を備えたデジタル素材管理装置を構成してもよい。かかるデジタル素材管理装置は、照合手段を含む装置と表示手段を含む装置(モニタ装置)とをケーブル等により接続する装置構成としてもよい。
また、上記目的を達成するために、本発明に係るワークフロー管理システムは、サーバ装置と、ネットワークを介して前記サーバ装置と接続される端末装置と、を含み、前記端末装置は、デジタル素材が用いられる製作物を製作する際に、使用されるべきデジタル素材と前記製作物に実際に使用されているデジタル素材とを自動的に照合する照合手段を具備することを特徴とする。
ネットワークには、インターネットなどの公衆回線網、構内LANなどの回線形式などの形態が含まれる。また、信号伝送形式は有線形式でもよいし、無線形式でもよい。
本発明の一態様に係るワークフロー管理システムは、前記端末装置に接続され、前記端末装置から送出される指令に応じて印刷を行う印刷装置を備えることを特徴とする。
印刷装置には、オフセット印刷機(印刷原稿に基づき製版が作製され、該製版を用いて印刷を行うもの)やデジタル印刷機(印刷データに基づき版なしで印刷を行うオンデマンド型の印刷機)が含まれる。
本発明によれば、デジタル素材がもれなく使用されたことを自動的に確認することができ、効率化及び省力化を図ることが可能となる。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
(デジタル素材管理システムの概要)
本例に示すデジタル素材管理システムは、広告やカタログなど多数のデジタル素材を用いた印刷物を製作する際に、当該印刷物に使用するために用意されたデジタル素材が、当該印刷物にすべて配置、使用されたか否かを自動的に検出するものである。
すなわち、自動組版や手動編集による素材レイアウト後に、多数のデジタル素材の中から選択されたデジタル素材の明細(予め登録され、所定のメモリに記憶されたデジタル素材)と、印刷原稿のデータ(印刷原稿に使用されたデジタル素材)が自動的に照合され、その照合結果は一覧表の形式でモニタに表示される。例えば、印刷原稿の中から使用されている画像や画像に付帯するテキスト等のオブジェクトのファイル名を抽出し、デジタル素材のファイル名が記載されたデータ(ファイル名一覧)と抽出された画像等のファイル名を照合して、図1に示すような照合結果の一覧表が作成される。
図1は、不図示のモニタに表示された照合結果の一覧を示す図である。同図には、印刷物1〜3について、商品画像の使用の有無、商品情報(画像の付帯情報)の使用の有無が表示された照合結果一覧が図示されている。
広告やカタログなどの印刷物には、「商品の画像」とともに当該画像が示す商品の「商品名」や「品番」、「価格」などがセットで用いられるので、これらの情報を一括して表示することで、デジタル素材の使用もれや、間違って他のデジタル素材が使用されることを防止できる。
図1に示す照合結果一覧には、商品画像(サムネイル画像)である画像1〜3と、画像1〜3の商品情報として、画像1〜3のそれぞれに対する商品名1〜3、品番1〜3、価格1〜3が表示され、印刷物1〜3に対して商品画像1〜3の使用の有無、商品情報である商品名1〜3、品番1〜3、価格1〜3の使用の有無が表示されている。
図1の照合結果一覧を見ると、印刷物1では、「画像1」及び「商品面1」、「品番1」、「価格1」は使用済みであり、「画像2」及び「商品面2」、「品番2」、「価格2」は未使用、「画像3」は使用済み、「商品面1」、「品番1」、「価格1」は未使用であることが把握できる。
例えば、百貨店やスーパーマーケットの広告を製作する際に、店舗ごとに掲載内容を変える場合に、図1の印刷物1はA店のもの、印刷物2はB店のもの、印刷物3はC店のものとすると、広告ごとの違いを図1の照合結果一覧によりひと目で把握することができ、原稿作成者や校正担当者の手助けとなる。
また、複数ページから構成されるカタログ(カタログ書籍)を製作する場合には、図1の印刷物1〜3をページとすることも可能である。かかる場合に1画面ですべてのページを表示できないときには、スクロール形式の表示や、画面の拡大、縮小を可能にする形式の表示を適用するとよい。
上記の如く構成されたデジタル素材管理システムによれば、使用されるべきデジタル素材が当該印刷物にすべて配置、使用されたか否かを自動的に確認するように構成したので、使用されるべきデジタル素材がもれなく使用されたことを自動的に確認でき、効率化、省力化を図ることが可能となる。
なお、本例に示すデジタル素材管理システムは、ウエブブラウザ機能により閲覧可能なホームページなどのウエブコンテンツを製作する場合にも適用可能である。例えば、画像ファイル等のデジタル素材が格納されているデータベースの中から使用されるデジタル素材を登録しておき、ソースコードに記述されているファイルと、予めデータベースに登録されているデジタル素材のファイル名や素材ファイルに埋め込まれたメタデータと、の一致、不一致を図1に示すような一覧表の形式で表示する。
図2には、上述したデジタル素材管理システム1の概略構成を図示する。同図に示すように、本例に示すデジタル素材管理システム1は、製作される印刷物等に使用されるべきデジタル素材のデータを登録する素材登録部2と、素材登録部2によって登録されたデジタル素材データが格納されている素材管理データベース(デジタル素材記憶手段)3と、製作される印刷物の原稿ファイルを作成する際に、使用するデジタル素材を素材管理データベース3から読み出す素材チェックアウト部4と、原稿ファイルを入稿する原稿入稿部5と、原稿ファイルが入稿されるとともに、素材管理データベース3との間でデジタル素材の使用情報をやりとりするジョブ管理データベース6と、登録されているデジタル素材と使用されたデジタル素材を照合する素材照合部7と、デジタル素材の照合結果を表示する素材照合結果表示部(表示装置、モニタ装置)8と、から構成されている。
図2に示すデジタル素材管理システム1は、原稿が入稿されたタイミングで原稿に使用されているデジタル素材が本来使用されるべきものであるか否かが照合されるとともに、使用されるべきデジタル素材がすべて使用されているか否かが照合される。また、使用するデジタル素材をチェックアウトすることによって、当該デジタル素材が選択されているとみなしている。
チェックアウトとは、素材管理データベース3に登録されているデジタル素材の中から、使用するためのデジタル素材を取得する場合において、該デジタル素材が使用される印刷物の情報を素材管理データベース3に登録する処理である。
なお、図2の素材管理データベース3は、素材登録部2及び素材照合部7などを含んで構成される端末装置(コンピュータ)とネットワークを介して接続される形態を適用してもよいし、該端末装置に内蔵されていてもよい。また、ネットワークを介して素材管理データベース3に接続される他の端末装置により印刷原稿が作成され、該他の端末装置からネットワーク及び外部インターフェースを介して印刷原稿を取得するように構成してもよい。
さらに、上記各部の機能を実現するデジタル素材管理プログラムを構成するとともに、当該デジタル素材管理プログラムをコンピュータ等により実行することで、上記システム及び方法と同様の効果を得ることも可能である。
図3には、上述したデジタル素材管理システムに適用されるデジタル素材管理方法の制御の流れを示すフローチャートである。上記のように、かかるデジタル素材管理方法をプログラムとして構成してもよい。
同図に示すデジタル素材管理方法は、予めデジタル素材を登録する素材登録工程(ステップS100)と、登録されたデジタル素材の中から使用するものを選択するチェックアウト工程(ステップS102)と、を含み、選択されたデジタル素材を使用して原稿が作成され(ステップS104)、原稿が入稿されると(ステップS106)、該原稿に使用されているデジタル素材が登録されているものであるか否かの照合が行われる(ステップS108)。
照合結果はモニタ等の表示装置に表示され(ステップS110)、照合結果を確認することができる。さらに、すべてのデジタル素材を使用したか否かが判断され(ステップS112)、すべてのデジタル素材が使用されていない場合には(NO判定)、ステップS102に戻り、使用していないデジタル素材が選択される。
一方、ステップS112において、すべてのデジタル素材が使用されていると判断されると(YES判定)、プレフライト工程(ステップS114)、校正工程(ステップS116)を経て、印刷物の印刷指示が発行される(ステップS118)。なお、図3に示すプレフライト工程についての詳細は後述する。
(応用例)
次に、本発明に係るデジタル素材管理システム及びデジタル素材管理方法をワークフロー管理システム(印刷支援システム)に応用した実施形態について説明する。
図4は、本応用例に係るワークフロー管理システムの全体構成を示した図である。上述したデジタル素材管理システムは、以下に説明するワークフロー管理システムに含まれる端末装置(例えば、図4の校正用端末装置20)の一機能として実現される。
<ワークフロー管理システムの全体構成>
図4に示すワークフロー管理システム10は、主として、リモートサーバ装置12と、複数の印刷処理サーバ装置14(14A、14B)と、ジョブ作成/管理用端末装置16と、入稿用端末装置18と、校正用端末装置20とから構成される。例えば、リモートサーバ装置12、印刷処理サーバ装置14、及びジョブ作成/管理用端末装置16は印刷会社に配置され、また、入稿用端末装置18はデザイナーが所属する事務所に、校正用端末装置20は広告代理店又はクライアント(会社)にそれぞれ配置されるが、もちろん、本例に限定されるものではない。
リモートサーバ装置12は、本応用例に係るワークフロー管理システムの中核をなす装置であり、インターネット19を介して入稿用端末装置18及び校正用端末装置20に接続されるとともに、LAN(或いはWAN)21を介して各印刷処理サーバ装置14A、14B及びジョブ作成/管理用端末装置16に接続されている。
各印刷処理サーバ装置14A、14Bは、それぞれ1又は複数の印刷機に対応して設けられている。図4に示した例では、印刷処理サーバ装置14Aは、オフセット印刷機22及びデジタル印刷機24に対応し、印刷処理サーバ装置14Bは、デジタル印刷機26に対応している。各印刷処理サーバ装置14A、14Bに印刷ジョブが登録されると、オンライン又はオフラインでそれぞれ対応する印刷機で印刷作業が実施される。なお、各デジタル印刷機24、26は、それぞれ印刷処理サーバ装置14A、14Bとオンライン状態で接続されている。
次に、図5〜図7を参照しながら、各サーバ装置の機能について説明する。
図5は、図4に示したリモートサーバ装置12の構成を示したブロック図である。図5に示すように、リモートサーバ装置12は、制御部30、記憶部32、及び通信処理部34から主に構成されている。実際には、リモートサーバ装置12は、Webサーバやデータベースサーバとして機能するコンピュータに専用のソフトウエアを組み込むことにより実現されるものである。
制御部30は、CPUに相当するものであり、記憶部32に記憶されるアプリケーション(プログラム)を実行するアプリ実行部であり、この制御部30によって、ジョブ登録機能、ジョブ管理機能、ユーザ管理機能、原稿保存機能、その他各種機能が実現される。
記憶部32は、外部記憶装置(ハードディスクなど)や一次記憶装置(RAMなど)に相当し、制御部30で実行されるアプリケーションや、入稿用端末装置18から入稿されたPDF原稿などの各種データ情報が保存される。
通信処理部34は、インターネット19を介して入稿用端末装置18や校正用端末装置20との通信処理を行うインターフェース部や、LAN21を介して印刷処理サーバ装置14やジョブ作成/管理用端末装置16との通信処理を行うインターフェース部である。
本例では、後述するように、ジョブ作成/管理用端末装置16がサーバ管理機能を備えており、ジョブ作成/管理用端末装置16からリモートサーバ装置12の各種設定、管理などが行われる。なお、リモートサーバ装置12に操作部36や表示部38を設け、リモートサーバ装置12で各種設定、管理などを直接行うようにしてもよい。
図6は、図4に示した印刷処理サーバ装置14の構成を示したブロック図である。図6に示すように、印刷処理サーバ装置14は、上述したリモートサーバ装置12と同様な構成を備えており、制御部42、記憶部44、及び通信処理部46から主に構成されている。実際には、印刷処理サーバ装置14は、Webサーバやデータベースサーバとして機能するコンピュータに専用のソフトウエアを組み込むことにより実現されるものである。
制御部42は、CPUに相当するものであり、記憶部44に記憶されるアプリケーション(プログラム)を実行するアプリ実行部であり、この制御部42によって、プレフライト機能、分版RIP機能、その他各種機能が実現される。
記憶部44は、外部記憶装置(ハードディスクなど)や一次記憶装置(RAMなど)に相当し、制御部42で実行されるアプリケーションや、リモートサーバ装置12から送信されたPDF原稿などの各種データ情報が保存(又は一次保存)される。
通信処理部46は、LANを介して印刷処理サーバ装置14やジョブ作成/管理用端末装置16との通信処理を行うインターフェース部や、印刷処理サーバ装置14に対応して設けられる印刷機との通信処理を行うインターフェース部である。
また、本例では、リモートサーバ装置12と同様に、ジョブ作成/管理用端末装置16から印刷処理サーバ装置14の各種設定、管理などが行われるが、印刷処理サーバ装置14に操作部48や表示部50を設け、印刷処理サーバ装置14で各種設定、管理などを直接行うようにしてもよい。
図7は、各サーバ装置12、14の機能分担を示した図である。
図7に示すように、各サーバ装置12、14は、Webサーバ機能を備えている。例えば、各端末装置16、18、20からリモートサーバ装置12にログインが行われる際、このWebサーバ機能によって端末装置側にログイン画面が提供される。
リモートサーバ装置12は、ジョブを登録する機能(ジョブ登録機能)や、ジョブ登録機能によって登録されたジョブの進捗状況を管理する機能(ジョブ管理機能)を備えている。上述したように、ジョブは、1又は複数の作業(タスク)から構成され、1つの印刷物の生産の一連の工程を表すものである。なお、ジョブ作成機能を有する端末装置(ジョブ作成/管理用端末装置16)で作成されたジョブは、リモートサーバ装置12の記憶部32に保存される。
また、リモートサーバ装置12は、ジョブ毎に印刷物の生産を協力して行う担当者(デザイナー、広告代理店、クライアント、印刷会社など)のアクセス権限を設定、管理する機能(ユーザ管理機能)を備えており、各端末装置16、18、20を操作する担当者は、ユーザ管理機能によって設定されたアクセス権限の範囲内で操作可能となる。
更に、リモートサーバ装置12は、入稿担当者(例えばデザイナー)から入稿されたPDF原稿を保存する機能(原稿保存機能)や、後述するように印刷処理サーバ装置14でプレフライト及び分版RIPが行われた後に、端末装置側でページ操作を行うためにページサムネイル(縮小ページ)を表示するためにサムネイル及びページPDFを作成する機能(サムネイル作成機能、ページPDF作成機能)や、端末装置側でページ操作が行われた履歴情報を保存する機能(ページ操作情報保存機能)、その他各種機能(分版画像送信機能、校正情報保存機能、校正入りPDF作成機能、及びジョブ承認機能)を備えている。原稿送信機能を有する端末装置(入稿用端末装置18)から入稿された原稿(PDF原稿)や、校正機能を有する端末装置(校正用端末装置20)で校正された校正履歴などは、リモートサーバ装置12の記憶部32に保存される。
印刷処理サーバ装置14は、リモートサーバ装置12に入稿されたPDF原稿が、印刷に適したデータであるか否か(例えば、指定されたフォントがこのシステムで使用可能なフォントであるか否かなど)を判定するプリフライト処理を実行する機能(プリフライト機能)や、PDF原稿に含まれるR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の画像を、印刷に適したC(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の画像に分版した状態でビットマップに変換(ラスター変換)する機能(分版RIP機能)を備えている。また、印刷処理サーバ装置14は、対応する印刷機への印刷ジョブを登録する機能(印刷ジョブ登録機能)を備えている。
ここでは、一例として、図7に示した各機能が2つのサーバ装置(リモートサーバ装置12、印刷処理サーバ装置14)に機能分担された構成を例示したが、特にこれに限定されず、1つのサーバ装置で全機能を実現するようにしてもよいし、3つ以上のサーバ装置に機能分担させるようにしてもよい。
次に、図8及び図9を参照しながら、各端末装置の機能について説明する。
図8は、図4に示した各端末装置16、18、20の構成を示したブロック図である。なお、図8では、説明の便宜上、各端末装置16、18、20で機能分担されている各機能をまとめて表示している。
図8に示すように、各端末装置16、18、20は、制御部54、記憶部56、通信処理部58、操作部60、及び表示部62から主に構成されている。実際には、各端末装置16、18、20は、Webブラウザソフトウエアを組み込んだ汎用パソコンにより実現されるものである。また、図1〜3を用いて説明したデジタル素材管理システム(方法)は、校正用端末装置20の機能として適用することができる。
制御部54は、CPUに相当するものであり、記憶部56に記憶されるアプリケーション(プログラム)を実行するアプリ実行部であり、この制御部54によって、ジョブ作成機能、原稿送信機能、ページ操作機能、デジタル素材管理機能(デジタル素材照合機能)、その他各種機能が実現される。
記憶部56は、外部記憶装置(ハードディスクなど)や一次記憶装置(RAMなど)に相当し、制御部54で実行されるアプリケーションやリモートサーバ装置12に送信するPDF原稿などが保存される。また、後述するように、リモートサーバ装置12から送信されるサムネイルPDFなども記憶部56に保存される。さらに、素材管理データベース(図2の符号3)が保存されている。
記憶部56に保存されるアプリケーション(端末プログラム)は、例えば、Java(登録商標)の言語で記述されたプログラムである。この端末プログラムは、各端末装置16、18、20のWeb閲覧機能を利用して、リモートサーバ装置12にログインした後、リモートサーバ装置12からインターネット19を介して端末装置にダウンロード(インストール)される。また、インターネット19を介さずに、外部記憶媒体を利用して端末装置に端末プログラムを直接インストールするようにしてもよい。
端末プログラムについては、端末用途毎に異なるプログラムを用いてもよいし、全端末装置で共通のプログラムとしてもよい。前者の場合には、プログラムのバージョンアップ作業を必要最小限の範囲にとどめることができ、ユーザの利便性が向上する。また、後者の場合には、リモートサーバ装置12で管理されるユーザ情報に応じて、各機能の使用可否を選択的に実施できるようにする態様が好ましく、端末プログラムの共通化によってコストダウンを図ることができる。
通信処理部58は、インターネット19又はLAN21を介してリモートサーバ装置12との通信処理を行うインターフェース部である。
操作部60は、キーボードやマウスなどに相当するものであり、後述する表示部62の表示画面上で各種ファイル操作、コマンド操作などの操作手段として機能する。
表示部62は、モニタに相当するものであり、記憶部56に記憶されるアプリケーションによって提供される各種画面(GUI)を表示する手段として機能する。また、図2に図示した素材照合結果表示部8として機能している。
図9は、各端末装置16、18、20の機能分担を示した図である。
図9に示すように、各端末装置16、18、20は、リモートサーバ装置12によって公開されるWebページを閲覧する機能を有しており、リモートサーバ装置12から提供されるログイン画面でログインID及びパスワードの入力を行うことにより、リモートサーバ装置12で設定されるアクセス権限の範囲内で各種操作が可能となる。
入稿用端末装置18は、PDF原稿をリモートサーバ装置12に送信する機能(原稿送信機能)、リモートサーバ装置12に保存した原稿のページ操作を行う機能(ページ操作機能)、及び校正担当者(広告代理店又はクライアント)による校正結果を確認する機能(校正確認機能)を備えている。
校正用端末装置20は、リモートサーバ装置12に入稿されたPDF原稿を校正する機能(校正機能)、及び校正作業が完了(校了)したことを承認する機能(承認機能)を備えている。校正機能には、分版画像合成機能、検版画像作成機能、校正情報生成機能、及び不図示のデジタル素材管理機能が含まれる。
ジョブ作成/管理用端末装置16は、ジョブを作成する機能(ジョブ作成機能)、校正担当者(広告代理店又はクライアント)による承認処理が行われた後、リモートサーバ装置12を介して印刷処理サーバ装置14に印刷指示を行う機能(印刷指示機能)、及び各サーバ装置12、14の各種設定や管理を行う機能(サーバ管理機能)を備えている。なお、ジョブ作成機能は、既にリモートサーバ装置12に登録されているジョブを変更又はキャンセルしたり、印刷物の生産を協力して行う担当者(デザイナー、広告代理店、クライアント、印刷会社)のアクセス権限を設定又は変更したりする機能を含む。
本例では、図9に示したように、入稿用端末装置18、校正用端末装置20、及びジョブ作成/管理用端末装置16に機能分担させているが、特にこれに限定されるものではなく、端末用途に応じて機能分担を決定すればよい。例えば、入稿用端末装置18及び校正用端末装置20の各機能を1つの端末装置(入稿用/校正用端末装置)に統合して実現するようにしてもよい。また、ジョブ作成担当者が印刷会社以外の担当者(例えば広告代理店の担当者など)である場合には、ジョブ作成/管理用端末装置16の各機能を2つの端末装置(ジョブ作成用端末装置、管理用端末装置)に分割して、ジョブ作成用端末装置はインターネット19経由でリモートサーバ装置12に接続するように構成してもよい。
<ワークフローの説明>
次に、図10を参照しながら、ワークフロー管理システム10による全体的なプロセス(ワークフロー)について説明する。ここでは、一例として、ジョブ作成担当者(印刷会社)がジョブ作成を行い、原稿作成者兼入稿担当者(デザイナー)がPDF原稿の入稿を行い、校正担当者(広告代理店又はクライアント)が校正を行い、校正作業が完了(校了)するまで再入稿、校正が繰り返され、校正担当者(広告代理店又はクライアント)による承認が行われた後、印刷指示担当者(印刷会社)が印刷指示を行うものとする。
〔原稿作成工程〕
まず、印雑物を依頼したクライアントや製作会社の素材作成部門(商品撮影部門)によりデジタル素材が作成される。作成されたデジタル素材は、図3を用いて説明したデジタル素材の登録工程(ステップS100)により登録される。
印刷原稿を作成する際には、登録されたデジタル素材が適宜チェックアウトされる(ステップS102)。チェックアウトされたデジタル素材は選択されたものとみなされる。
〔ジョブ作成工程〕
次に、ジョブ作成担当者(印刷会社)は、ジョブ作成/管理用端末装置16からリモートサーバ装置12にログインした後、ジョブ作成/管理用端末装置16のジョブ作成機能を利用して、依頼を受けた印刷物の作製に関するジョブを作成する(ステップS10)。上述したように、ジョブは、1又は複数の作業(タスク)から構成され、1つの印刷物の生産の一連の工程を表すものである。このとき、印刷物の生産を協力して行う担当者(デザイナー、広告代理店、クライアント、印刷会社)の指定(アクセス権限の設定)もあわせて行う。このようにして、ジョブ作成/管理用端末装置16でジョブが作成されると、その結果はリモートサーバ装置12に通知され、リモートサーバ装置12でジョブ登録が行われる(ステップS12)。また、これと同時に、各担当者のアクセス権限も設定される。図示は省略したが、リモートサーバ装置12にジョブ登録が行われたとき、登録されたジョブに関連する担当者全員(又はそのうちの一部)に電子メールなどでジョブが登録されたことを通知するようにしてもよい。
〔入稿工程〕
次に、印刷物の原稿(PDF原稿)の作成が完了すると、入稿担当者(デザイナー)は、入稿用端末装置18の表示部62に表示されるログイン画面100(図11)で自分のログインID及びパスワードを入力して、リモートサーバ装置12にログインする。ログイン後、入稿用端末装置18にはジョブ一覧画面102A(図12)が表示され、リモートサーバ装置12に登録されているジョブが一覧表示される。
このとき、ログイン中の入稿担当者にアクセス権限が割り当てられているジョブのみを表示する態様が好ましい。入稿担当者が、操作部60のマウス操作によって、一覧表示されたジョブの中からPDF原稿のアップロード対象となるジョブを選択して、アップロードボタン104を押すと、入稿用端末装置18の表示部62にはアップロード画面106A(図13)が表示される。入稿担当者は、アップロード画面106Aに一覧表示されるファイル一覧の中からリモートサーバ装置12に送信する1又は複数のファイル(PDF原稿)を選択し、ファイル選択ボタン108を押すと、下段の送信ファイルリストウインドウ110に選択されたファイルが表示される。
本例では、3つのPDF原稿(ファイル名「a001.pdf」、「a002.pdf」、「a003.pdf」)が送信ファイルリストウインドウ110に表示されている。なお、各PDF原稿は、それぞれ1又は複数のページから構成される。その後、入稿担当者が、追加アップロードボタン112を押すと、入稿用端末装置18からリモートサーバ装置12へのPDF原稿のアップロード(送信)が開始される(図10のステップS14)。
このように本実施形態では、1又は複数のPDF原稿を選択してリモートサーバ装置12にアップロード可能(入稿可能)であるため、全ての原稿ファイル(1又は複数のPDF原稿)を一括入稿することもできるし、一部の原稿ファイルを部分的に入稿することができる。したがって、再入稿する場合には、修正ページのみからなるPDF原稿を選択して部分入稿することもできる。
PDF原稿のアップロードが完了すると、入稿用端末装置18の表示部62にはジョブ一覧画面102B(図14)が表示される。ここでは、初回入稿時には、全ての原稿ファイル(PDF原稿)が一括入稿されたものとする(即ち、入稿率100%)。
リモートサーバ装置12は、入稿用端末装置18からアップロードされたPDF原稿を記憶部32に保存するとともに、そのPDF原稿を印刷処理サーバ装置14に送信する(図10のステップS16)。
印刷処理サーバ装置14は、上述したプレフライト機能及び分版RIP機能によって、リモートサーバ装置12から送信されたPDF原稿のプレフライト処理及び分版RIPを行う(ステップS18)。これにより、入稿されたPDF原稿が、印刷に適したデータであるか否か(例えば、指定されたフォントがこのシステムで使用可能なフォントであるか否かなど)判定されるとともに、PDF原稿に含まれるR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の画像を、印刷に適したC(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の画像に分版した状態でビットマップに変換(ラスター変換)される。そして、印刷処理サーバ装置14からリモートサーバ装置12に対して、プリフライト結果を示すレポート(プリフライトレポート)が通知されるとともに、ページ分版画像が送信される。
リモートサーバ装置12は、印刷処理サーバ装置14からプレフライトレポート及びページ分版画像を受信すると、入稿用端末装置18に送信完了通知を行う。このとき、プレフライトレポートもあわせて通知される。
また、リモートサーバ装置12は、印刷処理サーバ装置14から受信したページ分版画像を基にして、PDF原稿の各ページのPDF(ページPDF)を作成し、記憶部32にページPDFを保存するとともに、ページPDFのサムネイル(ページサムネイル)を作成して、入稿用端末装置18にページサムネイルを送信する(ステップS20)。リモートサーバ装置12から入稿用端末装置18に送信されたページサムネイルは、入稿用端末装置18の記憶部56に保存(又は一次保存)され、後述するように入稿用端末装置18の表示部62の所定のウインドウ内に一覧表示される。
ところで、入稿用端末装置18は、リモートサーバ装置12から通知されたプレフライトレポートにエラー又は警告が存在する場合には、ジョブ一覧画面102B(図14)の上部に「プリフライトエラーがあります。ジョブ詳細から確認してください。」というエラーメッセージ114が表示される。このとき、入稿担当者が、操作部60のマウス操作によって、ジョブ詳細表示ボタン116を押すと、ジョブ詳細画面118(図15)が表示される。ここでは、一例として、ジョブ詳細画面118には、入稿されたPDF原稿に対するプレフライト処理の結果として、エラー3件と警告10件が表示されている。更に、ジョブ詳細画面118の詳細確認ボタン120を押すと、プレフライトレポート画面122(図16)が表示され、入稿担当者は、より詳細なエラー情報を確認することができる。
PDF原稿の修正後、入稿担当者は、入稿用端末装置18からリモートサーバ装置12に再びログインを行い、入稿用端末装置18の表示部62にはジョブ一覧画面102C(図17)が表示される。入稿担当者は、操作部60のマウス操作によって、一覧表示されたジョブの中からPDF原稿のアップロード対象となるジョブを選択し、アップロードボタン104を押すと、入稿用端末装置18の表示部62にはアップロード画面106B(図18)が表示される。
そして、アップロード画面106Bに一覧表示されるファイル一覧の中から修正ページのみからなるPDF原稿(以下、「修正PDF原稿」という。)を選択し、ファイル選択ボタン108を押すと、下段の送信ファイルリストウインドウ110に選択されたファイルが表示される。本例では、修正PDF原稿(ファイル名「b001.pdf」)が選択され、送信ファイルリストウインドウ110に表示されている。その後、入稿担当者が、書き換えアップロードボタン126を押すと、入稿用端末装置18からリモートサーバ装置12への修正PDF原稿のアップロード(送信)が開始される。
修正PDF原稿のアップロードが完了すると、初回入稿時と同様に、印刷処理サーバ装置14によって、修正PDF原稿に対するプリフライト処理及び分版RIPが行われる。そして、入稿用端末装置18の表示部62にはジョブ一覧画面102D(図19)が表示される。ここでは、プリフライト処理の結果、修正PDF原稿には、エラー及び警告が存在しなかったものとする(即ち、図19では、図14に示したエラーメッセージ114は表示されていない。)。
続いて、入稿担当者が、操作部60のマウス操作によって、ジョブ一覧画面102Dのページ一覧ボタン124を押すと、ページ一覧画面128A(図20)が表示される。ページ一覧画面128Aには、「現在のページ構成一覧」タブ130、及び「ページ操作」タブ132が含まれており、図20では「現在のページ構成一覧」タブ130が開かれている状態を表している。このとき、ページ一覧画面128Bの上部には、「未割り当てのページがあります。[ページ操作]タブを選択して編集してください。」という警告メッセージ134が表示される。初回入稿時には、印刷物の各ページに対して、入稿された原稿(PDF原稿)の各ページは自動的にページ割り当てが行われるのに対し、再入稿時には、入稿された修正PDF原稿の各ページ(修正ページ)は自動的に割り当てられず、上記のような警告メッセージ134が表示される。
このような状態において、入稿担当者が、操作部60のマウス操作によって、「ページ操作」タブ132を開くと、図21に示すページ一覧画面128Bに切り替わり、ページ操作可能な状態となる。このとき、ページ一覧画面128Bの上段の「未割り当てページ一覧」ウインドウ136には、再入稿された修正PDF原稿の各ページが一覧表示され、下段の「割り当て済みページ済み一覧」ウインドウ138には、既にページ割り当てが完了しているPDF原稿の各ページが一覧表示される。
このとき、入稿担当者が、操作部60のマウスの操作によって、例えば、「未割り当てページ一覧」ウインドウ136に表示されている修正ページPBをドラッグした状態で、「割り当て済みページ済み一覧」ウインドウ138に表示されているページP2に重なるように移動してドロップすると、ページP2が修正ページPBに置き換えられる。また、修正ページPBをドラッグした状態で、「割り当て済みページ済み一覧」ウインドウ138に表示されている隣接するページP3、P4間に移動してドロップすると、隣接するページP3、P4間に修正ページPBを挿入される。なお、「割り当て済みページ済み一覧」ウインドウ138に割り当てられた修正ページPBは、「未割り当てページ一覧」から削除される。
このように、「未割り当てページ一覧」ウインドウ136に表示されている各ページ(再入稿された原稿の各ページ)を、「割り当て済みページ済み一覧」ウインドウ138に表示されているページと置き換えるか、又は「割り当て済みページ済み一覧」ウインドウ138に表示されているページ間に挿入することによって、再入稿された原稿の各ページに対するページ割り当てが行われる。
また、「割り当て済みページ済み一覧」ウインドウ138に表示されている各ページは、操作部60のマウス操作によって、ページ位置変更やページ削除が可能であり、ページの並び順を自由に変更することができる。なお、説明は省略するが、初回入稿時でも、ページ一覧画面から「ページ操作」タブ132を開くことにより、同様なページ編集を行うことができる。
「未割り当てページ一覧」ウインドウ136に表示されている全ページのページ割り当てが完了し、入稿担当者が保存ボタン140を押すと、リモートサーバ装置12は、ページ操作情報を記憶部44に保存するとともに、校正用端末装置20に校正準備完了通知を行う。このとき、図22に示すように、ページ一覧画面128Cは、「現在のページ 構成一覧」タブ130に切り替わり、「未割り当てのページの編集が完了しました。」というメッセージ142が表示される。
なお、「割り当て済みページ済み一覧」ウインドウ138に表示されているページを、「未割り当てページ一覧」ウインドウ136に表示されているページ(再入稿された原稿のページ)に置き換えた場合、置き換え前の古いページは完全に削除されるのではなく、リモートサーバ装置12の記憶部32に保存されており、リモートサーバ装置12のページ操作情報保存機能によってページの履歴管理が行われている。このため、ページの置き換えが行われた後でも、元の状態に復元することが可能である。
このようにして、入稿担当者が入稿用端末装置18でページ操作を行い(図10のステップS22)、それが完了すると、リモートサーバ装置12は、ページ操作情報を記憶部44に保存するとともに、校正用端末装置20に校正準備完了通知を行う(ステップS24)。
〔校正工程〕
校正用端末装置20は、リモートサーバ装置12から校正準備完了通知を受信すると、校正担当者(広告代理店又はクライアント)による校正が可能な状態となる。このとき、リモートサーバ装置12は、ページ分版画像を校正用端末装置20に送信し(ステップS26)、校正用端末装置20は、リモートサーバ装置12から受信したページ分版画像を記憶部32に保存(又は一次保存)するとともに、校正担当者の端末操作に応じて、ページ分版画像合成や検版画像作成を行う(ステップS28)。また、図示は省略するが、校正担当者の端末操作に応じて、使用するデジタル素材として登録されたものがすべて使用されているか否かの照合が行われる。
次に、校正担当者は、校正用端末装置20の表示部62に表示されるログイン画面200(図23)で自分のログインID及びパスワードを入力して、リモートサーバ装置12にログインする。ログイン後、校正用端末装置20にはジョブ一覧画面202(図24)が表示され、リモートサーバ装置12に登録されているジョブが一覧表示される。このとき、ログイン中の校正担当者にアクセス権限が割り当てられているジョブのみを表示する態様が好ましい。校正担当者が、操作部60のマウス操作によって、一覧表示されたジョブの中から校正対象のジョブを選択し、ジョブ一覧表示ボタン204を押すと、校正用端末装置20の表示部62にはページ一覧画面206A(図25)が表示される。
そして、校正担当者が、操作部60のマウス操作によって、ページ一覧画面206Aに表示されたページ一覧の中から校正対象ページを選択して、校正ツールボタン212を押すと、図26に示すような校正ツール画面214が表示される。これにより、校正担当者は、図形/文字ツール群216を利用して、ページ表示ウインドウ218に表示された校正対象ページの校正を行うことができる(図10のステップS30)。図26では、一例として、校正担当者によって、画像の差し替えなどの注釈が校正対象ページ上に付加された状態が示されている。
このようにして校正が終了した後、校正担当者が終了ボタン220を押すと、校正用端末装置20の表示部62には、図27に示すページ一覧画面206Bが表示される。校正担当者は、校正対象ページの校正結果がOKである場合には、校正OKボタン222を押し、NGである場合には、校正NGボタン224を押す。ここでは、校正者Bによる校正が行われ、校正対象ページの校正結果がNGであることを表している。
また、図示しない「素材照合」ボタンを押すと、図1に示す「照合結果一覧」が表示され、校正担当者は表示された「照合結果一覧」を見て、登録されているデジタル素材がすべて使用されているか否かをひと目で把握することが可能である。
その後、校正用端末装置20は、校正者によって行われた校正情報を生成し、リモートサーバ装置12に送信する(図10のステップS32)。そして、リモートサーバ装置12は、校正用端末装置20から受信した校正情報を記憶部32に保存し(ステップS34)、入稿用端末装置18に対して校正完了通知を行う。これと同時に、リモートサーバ装置12は、校正入りPDFを作成し、入稿用端末装置18に送信を行う(ステップS36)。
なお、上述したデジタル素材管理システムは、原稿作成や原稿修正を行う端末装置(図4の入稿用端末装置18)に適用してもよい。原稿作成後、入稿前に当該デジタル素材管理システムを用いることで、入稿前の検査効率の向上及び省力化が見込まれる。
また、図2のデジタル素材データベース2を図4のリモートサーバ装置12や、ネットワーク接続される他のサーバ装置が管理する記憶媒体に記憶し、ネットワークを介して使用するデジタル素材の登録を行うように構成する態様も可能である。
〔校正確認工程〜承認工程〕
入稿担当者は、リモートサーバ装置12から受信した校正入りPDFを表示画面に表示して校正内容を確認する(ステップS38)。そして、入稿担当者は、その校正内容に従ってPDF原稿の修正を行い、入稿用端末装置18から再入稿を行う。
続いて、校正担当者が、校正用端末装置20からリモートサーバ装置12に再びログインすると、校正用端末装置20の表示部62にはジョブ一覧画面300A(図28)が表示される。校正担当者は、操作部60のマウス操作によって、一覧表示されたジョブの中から校正対象のジョブを選択し、ページ一覧表示ボタン302を押すと、ページ一覧画面304A(図29)が表示される。更に、ページ一覧画面304Aに表示されたページの中から校正対象ページを選択し、校正ツールボタン310を押すと、校正ツール画面312A(図30)が表示される。
そして、校正ツール画面312Aの上部に表示されるプルダウンメニュー314の中から「過去版と比較」を選択すると、図31に示すように、校正ツール画面312Bのページ表示ウインドウ318には、最新版ページ(左側のページ)と過去版ページ(右側のページ)が横に並んで表示される。更に、この状態において、「差分を表示」ボタン316を押すと、図32に示すように、最新版ページと過去版ページの差分が視覚的に理解しやすいように表示される。ここでは、最新版ページ上で、過去版ページからの変更部分のみが常時表示され、未変更部分は一定間隔で点滅表示される。もちろん、差分表示方法はこれに限定されず、変更部分を枠で囲んだり、変更部分に注釈を付加したりしてもよい。
これにより、校正担当者は、指示どおり原稿修正が行われたか否か容易に確認することができる。その後、校正担当者が終了ボタン320を押すと、校正用端末装置20の表示部62にはページ一覧画面304B(図33)が表示される。そして、校正結果がOKである場合には、校正OKボタン322を押す。このとき、原稿の全ページの校正が完了している場合には、図33に示すように、「すべてのページの校正が完了しています。」というメッセージ324が表示される。このようにして、原稿の全ページの校正が完了するまで再入稿、校正が繰り返され、全ページの校正が完了(校了)すると(ステップS40)、その結果は、リモートサーバ装置12に通知され、リモートサーバ装置12にジョブ承認が登録される(ステップS42)。
〔印刷指示工程〕
印刷指示担当者(印刷会社)が、ジョブ作成/管理用端末装置16からリモートサーバ装置12にログインすると、ジョブ作成/管理用端末装置16の表示部62にはジョブ一覧画面330(図34)が表示される。そして、ジョブ一覧画面330に一覧表示されたジョブの中から印刷指示を行うジョブを選択し、印刷指示ボタン332を押すと、ジョブ作成/管理用端末装置16からリモートサーバ装置12に印刷指示が行われ(ステップS44)、更に、リモートサーバ装置12は、印刷ジョブを作成して、印刷処理サーバ装置14に送信する(ステップS46)。例えば、この印刷ジョブは、JDF対応のPDF/Xに準拠したファイル形式で作成され、印刷処理サーバ装置14に提供される。印刷処理サーバ装置14は、リモートサーバ装置12から印刷ジョブを受信すると、当該印刷ジョブを登録する(ステップS48)。
このようにして、印刷処理サーバ装置14に対応して設けられる印刷機の印刷準備が完了し、登録された印刷ジョブに従って各印刷機で印刷作業が実施される。図4で説明した各印刷機24、26はJDFに対応した機器であり、印刷処理サーバ装置14から受け取ったJDFの記述に従い、出力までの自動処理を行うことができる。
このように本実施形態に係るワークフロー管理システムは、印刷会社にとってみれば、上流工程で完全なデータが入稿されるようになるので自動処理が可能となるとともに、各ジョブの進捗状況を容易に把握することができる。また、印刷指示を電子発行することができる。
また、校正担当者(広告代理店やクライアントなど)にとってみれば、校正指示をすぐにできるとともに、校正履歴を確認することができ、また、原稿作成者(デザイナーなど)による編集内容をすぐに確認できる。また、承認結果を証拠として残せるメリットもある。
特に、本実施形態によれば、印刷物の一部のページを部分的に入稿できるとともに、新たに入稿された原稿の各ページを、既にページ割り当て済みの原稿のページと置き換え、又はページ間に挿入することによって、ページ割り当てを行うことができる。このため、再入稿が必要な場合でも、全ページを入稿せずに、修正ページのみを入稿することができ、入稿後にページの並び順を編集することができる。また、複数の原稿作成者によって印刷物の原稿が作成される場合、各自の担当ページを作成した後、他のページの完成を待たずに入稿することができる。したがって、ページ並び編集を一元的に管理することができ、入稿の作業効率が高まり、迅速な入稿が可能となる。なお、ページの置き換えが行われた場合、古いページはシステムから完全に削除されるのではなく、ページの履歴管理によって復元することができる。
また、本実施形態においては、上述した部分入稿を実現するにあたって、印刷物の原稿をページ毎の版管理(バージョン管理)することによって、印刷物の版管理を行っている。即ち、図35に示すように、ページ毎に版数が管理されている。各ページの最新版数は、必ずしも同一である必要はなく、異なっていてもよい。図35では、一例として、各ページの最新版数は、1ページ及び2ページが2版であり、3ページが1版であり、4ページが3版である。なお、各ページの最新版数だけでなく、古い版数のページもページ毎にシステム(リモートサーバ装置12の記憶部32)に保存されている。そして、図36に示すように、印刷物の版管理は、印刷物を構成するページの版の組み合わせ情報として保持される。図36では、一例として、印刷物の初版(1版)は、1ページ(1版)及び2ページ(1版)のみから構成され、その後、ページ毎に部分入稿が行われ、各ページの版数がページ毎に随時更新され、印刷物の5版では、1ページ及び2ページはそれぞれ2版であり、3ページは1版であり、4ページは3版である。
このようにページ毎の版管理(バージョン管理)に基づいて印刷物の版管理を行うことにより、上述した部分入稿をより効果的に実現することができる。この結果、原稿の一部のページのみを部分的に修正が必要な場合でも、原稿の全ページを新たに入稿せずに、修正したページのみを部分入稿することができ、入稿作業の迅速化、効率化を図ることが可能となる。また、校正工程おいて、使用すべきでデジタル素材(登録されているデジタル素材)がすべて印刷原稿にしようされているか否かを自動的に検出、確認を行うように校正したので、校正担当者の作業効率の向上及び省力化に寄与する。
以上、本発明のデジタル素材管理方法及びシステム並びにワークフロー管理システムついて詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
本発明の実施形態に係るデジタル素材管理システムの照合結果を示す図 本発明の実施形態に係るデジタル素材管理システムの全体構成を示すブロック図 本発明の実施形態に係るデジタル素材管理方法の制御の流れを示すフローチャート 図2に示すデジタル素材管理システムが適用されるワークフロー管理システムの全体構成を示した図 リモートサーバ装置の構成を示したブロック図 印刷処理サーバ装置の構成を示したブロック図 各サーバ装置の機能分担を示した図 各端末装置の構成を示したブロック図 各端末装置の機能分担を示した図 ワークフロー管理システムによる全体的なプロセスを示した図 入稿用端末装置のログイン画面を示した図 入稿用端末装置のジョブ一覧画面を示した図 入稿用端末装置のアップロード画面を示した図 入稿用端末装置のジョブ一覧画面を示した図 入稿用端末装置のジョブ詳細画面を示した図 入稿用端末装置のプレフライトレポート画面を示した図 入稿用端末装置のジョブ一覧画面を示した図 入稿用端末装置のアップロード画面を示した図 入稿用端末装置のジョブ一覧画面を示した図 入稿用端末装置のページ一覧画面を示した図 入稿用端末装置のページ一覧画面を示した図 入稿用端末装置のページ一覧画面を示した図 校正用端末装置のログイン画面を示した図 校正用端末装置のジョブ一覧画面を示した図 校正用端末装置のページ一覧画面を示した図 校正用端末装置の校正ツール画面を示した図 校正用端末装置のページ一覧画面を示した図 校正用端末装置のジョブ一覧画面を示した図 校正用端末装置のページ一覧画面を示した図 校正用端末装置の校正ツール画面を示した図 校正用端末装置の校正ツール画面を示した図 校正用端末装置の校正ツール画面を示した図 校正用端末装置のページ一覧画面を示した図 ジョブ作成/管理用端末装置のジョブ一覧画面を示した図 ページ毎の版管理の一例を示した図 各ページの版を組み合わせた印刷物の版管理を示した図
符号の説明
1…デジタル素材管理システム、2…素材登録部、3…素材管理データベース、4…素材チェックアウト部、5…原稿入稿部、6…ジョブ管理データベース、7…素材照合部、8…素材照合結果表示部、10…ワークフロー管理システム、20…校正用端末装置、30…制御部、32…記憶部、34…通信処理部、42…制御部、44…記憶部、46…通信処理部

Claims (20)

  1. デジタル素材が用いられる製作物を製作する際に、使用されるべきデジタル素材と前記製作物に実際に使用されているデジタル素材とを自動的に照合する照合工程を含むことを特徴とするデジタル素材管理方法。
  2. 請求項1に記載のデジタル素材管理方法において、
    前記製作物の原稿を入稿する入稿工程と、
    前記照合工程の後に、前記照合された製作物にプレフライト処理を施すプレフライト処理工程と、
    を含むことを特徴とするデジタル素材管理方法。
  3. 請求項1又は2に記載のデジタル素材管理方法において、
    複数のデジタル素材の中から前記使用されるべきデジタル素材を選択する選択工程を含むことを特徴とするデジタル素材管理方法。
  4. 請求項3に記載のデジタル素材管理方法において、
    前記照合工程は、使用されるべきデジタル素材がすべて使用されたか否かを照合し、
    使用されるべきデジタル素材がすべて使用されていない場合には、前記選択工程において未使用のデジタル素材を選択することを特徴とするデジタル素材管理方法。
  5. 請求項3又は4に記載のデジタル素材管理方法において、
    前記選択工程は、使用するデジタル素材をチェックアウトすることにより当該デジタル素材を選択したとみなすことを特徴とするデジタル素材管理方法。
  6. 請求項3乃至5のいずれか1項に記載のデジタル素材管理方法において、
    前記選択工程により選択されたデジタル素材を予め登録しておく登録工程を含むことを特徴とするデジタル素材管理方法
  7. 請求項6に記載のデジタル素材管理方法において、
    前記登録工程は、前記製作物の製作を依頼した依頼元及び前記デジタル素材の製作元の少なくともいずれか一方により登録されることを特徴とするデジタル素材管理方法
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のデジタル素材管理方法において、
    前記照合工程の結果を表示する表示工程を含むことを特徴とするデジタル素材管理方法。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のデジタル素材管理方法において、
    前記製作物は、印刷物及びウエブブラウザ機能により閲覧可能なウエブコンテンツの少なくともいずれか一方を含む特徴とするデジタル素材管理方法。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載のデジタル素材管理方法において、
    前記デジタル素材は、画像を含むとともに前記画像に関連付けされる情報を含むことを特徴とするデジタル素材管理方法。
  11. 請求項10に記載のデジタル素材管理方法において、
    前記画像は、商品画像を含むことを特徴とするデジタル素材管理方法。
  12. 請求項10又は11に記載のデジタル素材管理方法において、
    前記情報は、少なくとも商品名、品番、価格のいずれかを含む商品情報であることを特徴とするデジタル素材管理方法。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載のデジタル素材管理方法において、
    前記製作物を校正する校正工程を含み、
    前記照合工程は、前記校正工程の後に行われることを特徴とするデジタル素材管理方法
  14. 請求項13に記載のデジタル素材管理方法において、
    前記校正工程は、前記プレフライト処理工程の後に前記製作物を校正することを特徴とするデジタル素材管理方法
  15. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載のデジタル素材管理方法において、
    前記照合工程による照合結果を一覧表形式により表示する表示工程を含むことを特徴とするデジタル素材管理方法。
  16. 請求項15に記載のデジタル素材管理方法において、
    前記製作物は複数のページを含み、
    前記表示工程は、ページごとに照合結果を表示することを特徴とするデジタル素材管理方法。
  17. 請求項15又は16に記載のデジタル素材管理方法において、
    前記表示手段は、前記照合工程により照合された使用されるべきデジタル素材と前記製作物に実際に使用されているデジタル素材との一致あるいは不一致を表示することを特徴とするデジタル素材管理方法。
  18. デジタル素材が用いられる製作物を製作する際に、使用されるべきデジタル素材と前記製作物に実際に使用されているデジタル素材とを自動的に照合する照合手段を含むことを特徴とするデジタル素材管理システム。
  19. サーバ装置と、
    ネットワークを介して前記サーバ装置と接続される端末装置と、
    を含み、
    前記端末装置は、デジタル素材が用いられる製作物を製作する際に、使用されるべきデジタル素材と前記製作物に実際に使用されているデジタル素材とを自動的に照合する照合手段を具備することを特徴とするワークフロー管理システム。
  20. 請求項19に記載のワークフロー管理システムにおいて、
    前記端末装置に接続され、前記端末装置から送出される指令に応じて印刷を行う印刷装置を備えることを特徴とするワークフロー管理システム。
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