JPH0990599A - ワークフローの管理方法 - Google Patents

ワークフローの管理方法

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JPH0990599A
JPH0990599A JP24141695A JP24141695A JPH0990599A JP H0990599 A JPH0990599 A JP H0990599A JP 24141695 A JP24141695 A JP 24141695A JP 24141695 A JP24141695 A JP 24141695A JP H0990599 A JPH0990599 A JP H0990599A
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data
plate making
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JP24141695A
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Toru Kitamoto
徹 北本
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 過去に利用された画像部品を、デザイン部門
と製版部門で混乱なく再利用する。 【解決手段】 デザイン部門と製版部門とで同一の部品
ID(識別子)を用いて画像部品データを管理し、デザ
イン部門では、簡易で安価なデスクトップコンピュータ
を使用し、部品IDを媒介として比較的小容量の粗画像
データを用いて画像編集する。製版部門では、部品ID
を媒介として比較的大容量の高精細画像データを用いて
印刷物の出力等を行う。常に統一されたコード体系で画
像部品を取り扱うことができ、情報の混乱を防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デザイン部門と
製版部門とで画像データを共用し製版作業を行うための
ワークフローの管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】定期発行のチラシや商品カタログ等の製
版工程では、以前の仕事で利用した画像部品を再利用す
る場合が多い。この場合、一旦使用した写真原稿をスト
ックして再入力する方法や、画像部品をデジタルデータ
としてデータベース化して再利用する方法が実用化され
つつある。通常は、製版工程でスキャナを用いて入力し
た画像データをデータベースに格納し、キーワード等を
付与して管理する。このとき、同時に粗画像を作成し、
これをデザイン部門側(クライアント側)で検索してデ
ザインできるようにする。そして、製版部門側に設置さ
れたデータベースにデザイン部門側から電子ネットワー
クを介して直接検索する方法や、デザイン部門側に粗画
像のデータベースを予め用意し、製版部門側のデータベ
ースと連携させる方法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにデザイン
部門と製版部門の両方で画像部品等を再利用する場合、
デザイン部門側で確定した再利用の画像部品を、以降の
製版作業にどのように反映させるかが課題となる。デザ
イン部門は編集作業を行う部門であり、自由に画像を検
索してデザインを確定していく必要がある。従来のデザ
イン部門では、担当者の思いつくままに画像部品のキー
ワードやファイル名を入力し、編集作業を行った後、製
版部門側に指示を行っていた。
【0004】これに対し、製版部門側は生産作業を行う
部門であり、デザイン部門の指示に忠実に従って、一意
に画像部品を特定する必要がある。しかしながら、デザ
イン部門側で入力された画像部品のキーワードやファイ
ル名は、担当者によって極めて自由に設定されたもので
あるため、このキーワードやファイル名を受注時に製版
部門側で受け取っても、必要な画像部品を一意に特定で
きるといった保証はない。一般に、製版部門は単一のデ
ザイン部門のみと仕事をすることは少なく、むしろ複数
のデザイン部門と仕事をすることが多い。したがって、
複数のデザイン部門で使用する画像部品を、製版部門側
の同一のリソースで管理している場合が多くなる。この
場合、提供されたキーワード等による検索を製版部門側
で実行し、画像部品の内容を参照して確定しようとして
も、同一キーワードで複数の画像部品が存在したりし
て、画像部品を特定できなかったり、誤って別の画像部
品が使用されるといった問題が発生するおそれがある。
特に、多数点に及ぶ画像の管理や差し替えが頻繁に発生
する作業内容では、画像部品の管理、保守、探索に多く
の時間が費やされる結果となる。
【0005】本発明は、上記課題に鑑み、デザイン部門
側で編集作成されたページで使用する画像部品を製版部
門側に混乱なく正確に伝達し得るワークフローの管理方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、デザイン部門と製版部門とで画像部品データを共用
して製版作業を行うワークフローの管理方法として、デ
ザイン部門と製版部門とで別々のデータベースを夫々所
有し、デザイン部門側での編集作業で初めて使用する画
像部品の画像情報を、製版部門側で所定の識別子を付与
してから製版側データベースに画像部品データとして登
録し、製版部門側で付与された前記識別子と、当該各識
別子に対応する前記画像部品データとを、デザイン部門
側へ併せて送付し、デザイン部門側において、製版部門
側から送付されてきた前記各識別子及び当該各識別子に
対応する前記各画像部品データを、デザイン側データベ
ースに登録し、以降にデザイン部門と製版部門との間で
製版指示または校正等のための画像情報の送付を行う際
に、前記識別子を媒介として前記画像部品データを特定
して伝達するものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、デザイン部門と
製版部門とで別々のデータベースを夫々所有し、製版側
データベースとデザイン側データベースとを通信ネット
ワークで接続し、デザイン部門側での編集作業で初めて
使用する画像部品の画像情報を、製版部門側で所定の識
別子を付与してから製版側データベース及びデザイン側
データベースに画像部品データとして登録し、以降にデ
ザイン部門と製版部門との間で製版指示または校正等の
ための画像情報の送付を行う際に、前記識別子を媒介と
して前記画像部品データを特定して伝達するものであ
る。
【0008】請求項3に記載の発明は、デザイン部門と
製版部門とで単一のデータベースを所有し、デザイン部
門側での編集作業で初めて使用する画像部品の画像情報
を、製版部門側で所定の識別子を付与してから前記デー
タベースに画像部品データとして登録し、以降にデザイ
ン部門と製版部門との間で製版指示または校正等のため
の画像情報の送付を行う際に、前記識別子を媒介として
前記画像部品データを特定して伝達するものである。
【0009】請求項1乃至請求項3では、デザイン部門
側と製版部門側とで同一の画像部品を一意に識別しなが
ら各種の作業を進めることができ、情報伝達上での混乱
を防止することができる。
【0010】請求項4及び請求項5に記載の発明は、前
記画像部品データとして、粗画像データと高精細画像デ
ータの2種類のデータを前記識別子に対応付けて適宜デ
ータベースに格納し、前記デザイン部門での画像編集作
業では、前記識別子を媒介として前記粗画像データを所
定の画面表示装置に表示しながらレイアウト作業を行
い、前記製版部門側では、前記識別子を媒介として前記
高精細画像データに基づいて製版作業を行うものであ
る。そうすると、デザイン部門側では、比較的小容量の
粗画像データを取り扱うことで、簡易で安価なデスクト
ップコンピュータを用いて編集作業を行うことができ
る。したがって、小規模のデザイン部門であっても、製
版部門からのデータを気軽に取り込んで効率的にデータ
管理を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
{実施の形態1} <構成>図1は本発明の実施の形態1における業務の流
れを示す全体概念図である。この実施の形態は、過去に
利用された画像部品を、デザイン部門と製版部門で混乱
なく再利用するために、統一されたコード体系をもって
画像部品を一意に識別可能とし、デザイン部門側で作成
されたページで使用する画像部品のIDコードを受注時
に伝達できるようにしたものである。この実施の形態で
は、図1の如く、デザイン部門側には編集システム1
が、製版部門側には製版システム2が、夫々別々に設置
されている。
【0012】編集システム1は、パーソナルコンピュー
タあるいはワークステーション等のデスクトップコンピ
ュータ上で、文字部品・図形部品・写真部品等の画像部
品を用いて画像編集処理を行うデスクトップパブリッシ
ングであり、製版部門に対する指示書3(図6参照)を
編集・出力するものである。この編集システム1は、図
2の如く、編集作業に使用する各種の画像部品をデータ
ベース化したデザイン側データベース11と、このデザ
イン側データベース11中の各種画像部品を用いてペー
ジ単位の編集作業を行うページ記述部12と、このペー
ジ記述部12で編集した画像を指示書3として出力する
出力部13とを備えている。
【0013】デザイン側データベース11は、一般的な
記憶ドラムが用いられ、過去に使用されたことのある各
画像部品の粗画像データが格納された複数の粗画像ファ
イル21と、そのインデクスとしての部品管理テーブル
22とが記憶される。そして、部品管理テーブル22
は、図2の如く、各画像部品を一意に識別可能とする部
品ID(EI:識別子)のアイテムと、この部品ID
(EI)にかかる画像部品の粗画像ファイル21のファ
イル名(RFN)のアイテムと、この部品IDにかかる
画像部品の種々の属性情報(EL)のアイテムとを有し
ている。
【0014】ページ記述部12は、ディスプレイ装置に
表示される図版や写真等の画像を編集してその情報を出
力部13に伝送するもので、CPU、ROM及びRAM
を備えた一般的なコンピュータの論理演算部が利用さ
れ、ROMまたはRAMに記憶されたアプリケーション
パッケージに従って、CPUが実現する各機能ブロック
に相当するものである。また、ページ記述部12には、
ディスプレイ装置上の画像として表示された指示書内
に、部品ID(EI)を示すバーコードを重ねて表示す
る機能を有している。また、ページ記述部12には、製
版部門側から送付された仮出力4に示されたバーコード
BCを読み取るためのバーコードリーダ14と、新たな
画像を粗画像として読み込むイメージリーダ15と、磁
気ディスク(フロッピーディスク)等を介して製版部門
側から送付された画像部品等に関する粗画像データを、
バーコードリーダ14で読み込んだ部品ID(EI)に
関連付けて読み込むディスケット装置16とが接続され
ている。
【0015】出力部13は、ページ記述部12で編集さ
れた画像としてディスプレイに表示されたバーコード付
きイメージをそのまま指示書3として画像出力するもの
で、例えば、組版機能を備えた分解能300〜600ド
ット/インチ(dpi)の一般的なページプリンタが使
用される。
【0016】製版システム2は、編集システム1から送
付された指示書3に基づき、必要に応じてスキャンニン
グ、電子画像呼出し、レタッチ、集版及び画像出力とい
った一連の処理を行うもので、図3の如く、入力スキャ
ナ32、レタッチ装置33、集版装置34及び画像出力
装置(出力スキャナ)35などを備えており、これらに
は夫々管理装置31に接続された端末装置が付随してい
る。
【0017】図4は管理装置31の内部構成を示す図で
あり、この管理装置31はCPU41,RAM42,R
OM43を備えている。また、CRT(表示装置)4
4,バーコードリーダ45及びキーボード46が設けら
れるほか、後述するような画像部品の識別コード(ID
コード:Identification Code)の発行・検索などの管
理を行うID管理装置47も設けられている。ID管理
装置47はマイクロコンピュータなどを含み、識別コー
ドの種々の管理動作をソフト的に行う。また、管理装置
31には、画像部品に関する高精細画像の画素を一定の
間隔ごとに間引いて粗画像を生成する粗画像生成機能が
有せしめられている。
【0018】なお、図2及び図3には示されていない
が、編集システム1及び各工程の装置32〜35にもキ
ーボードやバーコードリーダなど、後述するコードを入
力する端末機器が設けられている。製版側データベース
48は、製版プロセスに必要となるデータを各種の識別
コードを指標としてデータベース化して記憶させるメモ
リである。また、プリンタ49は、一般のプリントのほ
か、バーコードBCを印刷する機能をも持っている。こ
れらの各要素41〜47,48,49はバスを介して相
互接続されており、CPU41の制御下で各作業工程の
ための図1の各装置32〜35と通信可能となってい
る。
【0019】図5は、図4中の製版側データベース48
として構成される各種のテーブルの登録項目の概要を示
す図である。図5に示された各項目の内容は以下の通り
である。
【0020】<ジョブ管理テーブル51> (1)ジョブID…このシステムに割り当てられた製版プ
ロセスをジョブとして相互に識別する識別コード; (2)受注情報…受注番号や納品期限などの情報; (3)顧客情報…顧客名やその住所などの情報; (4)ジョブ情報…ジョブ名やジョブの納品期限などの情
報; <ページ管理テーブル52> (1)ページID…各ページを区別する識別コード; (2)リビジョン番号…ページや画像部品の訂正番号。製
版工程の進行段階が進む毎に新たな番号が付されるとと
もに、画像部品などの直しや差し替えが行われる毎に新
たな番号が付される; (3)ジョブID;ジョブ管理テーブル51と共通とされ
たジョブの識別コード; (4)ページ情報…ページ番号などの情報; <部品管理テーブル53> (1)部品ID…画像部品毎の固有の識別コード; (2)ファイル名…部品IDにかかる実体が格納されたフ
ァイル(後述する高精細画像データファイル55a及び
粗画像データファイル55b)のアドレス等の情報; (3)属性情報…デザイン部門側で画像部品が承認された
か否かを示す「承認/直し状態」や、画像部品の種別等
のなどの種々の属性を示す情報;以上の内容を有する図
5の各テーブル51〜53はジョブIDなどを通じてス
キーマ構造的に相互に関連付けがなされている。また、
ページ管理テーブル52には各ページの実体54すなわ
ち各ページにおける配列や画像内容を示す画像情報デー
タファイルが付随している。また、部品管理テーブル5
3には画像部品の実体55a,55bすなわち画像部品
の具体的内容を示す画像情報データファイルが付随して
いる。ここで、図5中の符号55aは、最終出力する際
に十分な鮮明度を有する程度に精細なドット数を有する
高精細画像データファイル、符号55bは、主として編
集システム1内のディスプレイ上で取り扱う粗画像デー
タファイルである。
【0021】これらの各データの登録や利用の方法の詳
細は、具体的な製版プロセスの例に即して後で説明す
る。
【0022】<動作> (1)新規の画像部品を扱う場合 上記構成において、図7のフローチャートの如く、ま
ず、新規の画像部品を扱う場合は、デザイン部門側で紙
媒体を用いて指示書3を作成(ステップS1)した後、
製版部門側に送付される(ステップS2)。このとき、
新規の画像部品については指示書3中にバーコード表示
を行わない。また、編集システム1のデザイン側データ
ベース11へのデータ格納も行わない。
【0023】製版部門側では、この指示書3を受けて、
スキャナ32を用いて新規の画像部品を高精細画像デー
タとしてスキャン入力する(ステップT1)。この高精
細画像データは個別にIDコードが付与(ステップT
2)された形で、レタッチ装置33でのレタッチ処理、
集版装置34での集版処理(ステップT3)が行われた
後、画像出力装置35でプリンタ49を用いて、デザイ
ン部門側へのチェック用網点画像の仮出力4として感光
材料(以下、感材と略称する)等に出力される(校正刷
り:ステップT4)。この際、各画像部品には、対応付
けられた部品IDを示すバーコードBCを重ねて表示し
ておく。
【0024】また、この高精細画像データに基づいて、
管理装置31の粗画像生成機能によって粗画像を生成す
る(ステップT5)とともに、高精細画像データと粗画
像データを、夫々個別のファイル名を有する高精細画像
データファイル55a及び粗画像データファイル55b
として製版側データベース48に格納する(ステップT
6)。
【0025】画像出力装置35で出力された仮出力4
は、デザイン部門側に送付される。また、粗画像データ
ファイル55b内の粗画像データのうち、特に新規の画
像部品については、粗画像データを部品IDに関連付け
たデータとして磁気ディスク(フロッピーディスク)に
格納し、デザイン部門側に送付して、ライブラリー化の
指示書を与える。
【0026】デザイン部門側では、製版部門側から送付
されてライブラリー化の指示を与えられた磁気ディスク
(フロッピーディスク)中の粗画像データを、夫々、部
品IDに関連付けられたデータとしてディスケット装置
16を介して読み込み、デザイン側データベース11内
に粗画像ファイル21として格納する(ステップS
3)。この際、バーコードリーダ14を用いて粗画像フ
ァイル21と部品ID(EI)との関連付けを行ってお
く。また、デザインの便宜のため、登録された粗画像に
対して商品番号等のキーワードを自由に付与し、部品管
理テーブル22内に部品ID(EI)に関連付けられた
属性情報(EL)として登録するとともに、この部品管
理テーブル22に粗画像ファイル21のファイル名(R
FN)を登録しておく。このとき、製版部門側で割り当
てられた部品ID(EI)がデザイン部門側のデータベ
ースに継承されることになる(ステップS4)。そし
て、受けた仮出力4に関して、その色調や濃淡等の画
質、及びページ内の画像部品の位置(レイアウト)等を
チェック(ステップS5)し、必要に応じて製版部門側
に指示書(ステップS6)を与える。
【0027】この指示を受けて、製版部門側は所望の直
し作業を行い(ステップT7)、再び仮出力4を行い
(ステップT8)、デザイン部門側に送付される。
【0028】以上の作業を、デザイン部門側が承認する
まで行う。そして、最終的にデザイン側(クライアント
側)の承認が得られれば、製版部門側では、画像出力装
置35によって網点画像として感材5等に出力される
(本刷り:ステップT9)。
【0029】(2)過去に用いた画像部品を再利用する
場合 次に、過去に用いた画像部品を再利用する場合には、図
8のフローチャートの如く、まずデザイン部門側では、
部品管理テーブル22の部品ID(EI)を識別子とし
て、粗画像ファイル21の粗画像データを呼び出し(ス
テップU1)、ページ記述部12においてレイアウト等
のページ単位の編集を行う(ステップU2)。そして、
出力部13を用いて指示書3を出力する。この際、図6
の如く、各画像部品に重ねるようにしてバーコードBC
を表示しておく。そして、指示書3を製版部門側へ送付
する(ステップU3)。
【0030】製版部門側では、この指示書3中に表示さ
れた部品ID(EI)のバーコードBCをバーコードリ
ーダ45で読み取り、これに対応する画像部品の高精細
画像データを高精細画像データファイル55aから呼び
出す(電子画像呼出し:ステップV1)。この際、デザ
イン部門側で付与された部品ID(EI)は、製版部門
側の部品管理テーブル53に登録された部品IDに必ず
一致することになる。そして、CRT44を見ながらペ
ージ単位で画像部品のレイアウト等の処理を行い、レタ
ッチ装置33、集版装置34に回送されて夫々の処理を
行った(ステップV2)後、画像出力装置35でプリン
タ49を用いて、デザイン部門側へのチェック用網点画
像の仮出力4として感光材料(以下、感材と略称する)
等に出力される(校正刷り:ステップV3)。この際、
各画像部品には、対応付けられた部品IDのバーコード
BCを重ねて表示しておく。そして、この仮出力4をデ
ザイン部門側へ送付する。
【0031】デザイン部門側では、受けた仮出力4に関
して、その色調や濃淡等の画質、及びページ内の画像部
品の位置(レイアウト)等をチェック(ステップU4)
し、必要に応じて製版部門側に指示書(ステップU5)
を与える。
【0032】この指示を受けて、製版部門側は所望の直
し作業を行い(ステップV4)、再び仮出力4を行い
(ステップV5)、デザイン部門側に送付される。
【0033】以上の作業を、デザイン部門側が承認する
まで行う。そして、最終原稿の承認が得られれば、製版
部門側では、画像出力装置35によって網点画像として
感材5等に出力する(本刷り:ステップV6)。
【0034】このように、デザイン部門と製版部門の両
方で画像部品等を再利用する場合、デザイン部門側で確
定した再利用の画像部品を、製版部門側で一意に特定で
きるように確実に伝達できるので、多数点に及ぶ画像の
管理や差し替えが頻繁に発生しても、画像部品の管理、
保守、探索を効率的に行うことができる。特に複数のデ
ザイン部門と同時並行的に仕事をする場合に、各デザイ
ン部門側で指示書された画像部品を製版部門側に混乱な
く正確に伝達することができる。
【0035】また、デザイン部門側では、自由にキーワ
ードやファイル名を付与して粗画像のデータベースを運
用しても、部品ID(EI)を変更しない限り製版部門
側との間の伝達ミスが発生することはない。したがっ
て、デザイン部門において製版部門側のデータベースを
意識することなく、自由に編集作業を行うことができ
る。
【0036】なお、ここでは、新規の画像部品を扱う場
合と、過去に用いた画像部品を再利用する場合とを別々
に説明したが、実際には使用する画像部品によってこれ
らの方法が混合されることが多い。この場合は、新規の
画像部品についてのみ上記(1)の方法を適用し、その
他の画像部品については(2)の方法を適用すればよ
い。
【0037】{実施の形態2}図9は本発明の実施の形
態2における業務の流れを示す図である。なお、図9で
は実施の形態1と同様の機能を有する要素については同
一符号を付している。この実施の形態は、図9の如く、
デザイン部門側の独自のデータベースを持たずに、製版
部門側に設置されたデータベース61をデザイン部門で
も共有するものとし、通信ネットワークを通じてデータ
の送受信を行うものである。ここで、データベース61
には、粗画像データと高精細画像データの両方が格納さ
れており、このうち粗画像データは主としてデザイン部
門側で使用され、高精細画像データは主として製版部門
側で最終的に感材等に出力する際に用いられる。そし
て、指示書の送付(粗画像データ)や仮出力のチェック
のための送付(高精細画像データ)は、前述の通信ネッ
トワークを通じて両部門間で通信して行えばよい。この
際、画像データの送付とともに、当該画像データ中の各
画像部品に付随して、部品ID(EI)の情報も併せて
送付するようにする。これにより、両部門間で、統一さ
れたコード体系に基づいて各画像部品を管理できる。
【0038】その他の構成は、実施の形態1と同様であ
る。この実施の形態によると、一旦製版部門側で画像デ
ータの格納が行われると、デザイン部門側で画像データ
の格納を行う必要がない。すなわち、図7においてステ
ップS3,S4を省略できる。
【0039】{実施の形態3}図10は本発明の実施の
形態3における業務の流れを示す全体概念図である。な
お、図10では実施の形態1と同様の機能を有する要素
については同一符号を付している。この実施の形態で
は、デザイン側データベース11への粗画像データの登
録方法として、通信ネットワークを通じて両方のデータ
ベース11,48を相互にアクセス可能に接続(アタッ
チ)して密結合し、製版部門側で指定した画像部品を自
動的に登録している。したがって、編集システム1内の
デザイン側データベース11において画像部品が追加さ
れたら、自動的に製版システム2内の製版側データベー
ス48に、同一の部品ID(EI)が付与された形でデ
ータ追加される。編集システム1内のデザイン側データ
ベース11及び製版システム2内の製版側データベース
48での夫々の部品管理テーブル22,53は、実施の
形態1で説明したものと同様である。
【0040】また、この実施の形態では、指示書3は、
編集システム1でバーコードBCが付与された形で紙面
に出力され、製版システム2に送付されるが、製版シス
テム2での仮出力は、通信ネットワークを通じて編集シ
ステム1に電子的に送付される。なお、特定のジョブで
使用した指示書3のコピーにバーコードシールが添付さ
れたものを使ってマニュアルで登録しても、IDコード
は継承されるため、差し支えない。
【0041】その他の構成は実施の形態1と同様のた
め、説明を省略する。この実施の形態では、実施の形態
1と同様、初めて使用する画像部品の画像情報を、製版
部門側で所定の識別子を付与してからデータベースに画
像部品データとして登録し、以降にデザイン部門と製版
部門との間で製版指示または校正等のための画像情報の
送付を行う際に、識別子を媒介として画像部品データを
特定して伝達すればよい。この実施の形態によっても、
実施の形態1及び実施の形態2と同様の利点があること
は言うまでもない。
【0042】{実施の形態4}図11は本発明の実施の
形態4における業務の流れを示す全体概念図である。な
お、図11では実施の形態3と同様の機能を有する要素
については同一符号を付している。この実施の形態で
は、デザイン部門側で作成したページレイアウトのデジ
タルファイルに画像部品の部品IDを直接埋め込み、製
版部門側でこれを読み出せるようにしている。そして、
指示書の送付(粗画像データ)や仮出力のチェックのた
めの送付(高精細画像データ)は、前述の通信ネットワ
ークを通じて両部門間で通信して行えばよい。この際、
画像データの送付とともに、当該画像データ中の各画像
部品に付随して、部品ID(EI)の情報も併せて送付
するようにする。これにより、両部門間で、統一された
コード体系に基づいて各画像部品を管理できる。その他
の構成は実施の形態3と同様のためその説明は省略す
る。この実施の形態によっても、実施の形態2及び実施
の形態3と同様の利点があることは言うまでもない。
【0043】{変形例}以上、本願発明にかかる実施の
形態を説明したが、本願発明はこれに限定されるもので
はなく、その他の実施の形態にも適用可能である。例え
ば、実施の形態1における仮出力4や、実施の形態1及
び実施の形態3における指示書3には、各画像部品に重
なるようにバーコードBCを直接出力していたが、この
バーコードをバーコードシールに別途出力し、ページレ
イアウトのハードコピーに貼付してもよい。
【0044】また、実施の形態2では、製版部門とデザ
イン部門で共用するデータベース61を製版部門側に設
置していたが、このデータベース61をデザイン部門側
に設置してもよい。この場合でも、新規の画像部品の登
録は通信ネットワークを通じて製版部門側の端末機から
入力すれば、実施の形態2での運用と何ら異なるもので
はない。
【0045】
【発明の効果】請求項1乃至請求項3に記載の発明によ
れば、製版部門側とデザイン部門側とで、常に統一され
たコード体系で画像部品の再利用を進めることができ
る。したがって、製版部門側では、受注したジョブ毎に
再利用する画像部品を一意に確定できるため、必要な画
像部品を探す手間を省くことができる。特に、画像部品
の差し替えが発生しても、受注時に、その基の画像部品
と差し替える画像部品とを一意に特定でき、製版時の混
乱を防止することができる。
【0046】また、デザイン部門側では、自由にキーワ
ードやファイル名を付与して粗画像のデータベースを運
用しても、部品ID(EI)を変更しない限り製版部門
側との間の伝達ミスが発生することはない。したがっ
て、デザイン部門において製版部門側のデータベースを
意識することなく、自由に編集作業を行うことができ
る。
【0047】請求項4及び請求項5に記載の発明によれ
ば、製版部門側において、比較的大容量の高精細画像デ
ータを取り扱うのにも拘わらず、デザイン部門側では、
簡易で安価なデスクトップコンピュータを用いて比較的
小容量の粗画像データを用いて編集作業を行うことがで
きる。したがって、小規模のデザイン部門であっても、
製版部門からのデータを気軽に取り込んで効率的にデー
タ管理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における業務の流れを示
す全体概念図である。
【図2】本発明の実施の形態1の編集システムを示す概
念図である。
【図3】本発明の実施の形態1の製版システムの概略構
成図である。
【図4】本発明の実施の形態1の製版システムで使用さ
れる管理装置のブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態1の製版側データベースに
記憶されるテーブルの説明図である。
【図6】本発明の実施の形態1における指示書を示す説
明図である。
【図7】本発明の実施の形態1において新規の画像部品
を扱う場合のフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態1において過去に用いた画
像部品を再利用する場合のフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態2における業務の流れを示
す全体概念図である。
【図10】本発明の実施の形態3における業務の流れを
示す全体概念図である。
【図11】本発明の実施の形態4における業務の流れを
示す全体概念図である。
【符号の説明】
1 編集システム 2 製版システム 3 指示書 4 仮出力 5 感材 11 デザイン側データベース 12 ページ記述部 13 出力部 21 粗画像ファイル 22 部品管理テーブル 31 管理装置 35 画像出力装置 48 製版側データベース 53 部品管理テーブル 55a 高精細画像データファイル 55b 粗画像データファイル 61 データベース BC バーコード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デザイン部門と製版部門とで画像部品デ
    ータを共用して製版作業を行うワークフローの管理方法
    であって、 デザイン部門と製版部門とで別々のデータベースを夫々
    所有し、 デザイン部門側での編集作業で初めて使用する画像部品
    の画像情報を、製版部門側で所定の識別子を付与してか
    ら製版側データベースに画像部品データとして登録し、 製版部門側で付与された前記識別子と、当該各識別子に
    対応する前記画像部品データとを、デザイン部門側へ併
    せて送付し、 デザイン部門側において、製版部門側から送付されてき
    た前記各識別子及び当該各識別子に対応する前記各画像
    部品データを、デザイン側データベースに登録し、 以降にデザイン部門と製版部門との間で製版指示または
    校正等のための画像情報の送付を行う際に、前記識別子
    を媒介として前記画像部品データを特定して伝達するこ
    とを特徴とするワークフローの管理方法。
  2. 【請求項2】 デザイン部門と製版部門とで画像部品デ
    ータを共用して製版作業を行うワークフローの管理方法
    であって、 デザイン部門と製版部門とで別々のデータベースを夫々
    所有し、 製版側データベースとデザイン側データベースとを通信
    ネットワークで接続し、 デザイン部門側での編集作業で初めて使用する画像部品
    の画像情報を、製版部門側で所定の識別子を付与してか
    ら製版側データベース及びデザイン側データベースに画
    像部品データとして登録し、 以降にデザイン部門と製版部門との間で製版指示または
    校正等のための画像情報の送付を行う際に、前記識別子
    を媒介として前記画像部品データを特定して伝達するこ
    とを特徴とするワークフローの管理方法。
  3. 【請求項3】 デザイン部門と製版部門とで画像部品デ
    ータを共用して製版作業を行うワークフローの管理方法
    であって、 デザイン部門と製版部門とで単一のデータベースを所有
    し、 デザイン部門側での編集作業で初めて使用する画像部品
    の画像情報を、製版部門側で所定の識別子を付与してか
    ら前記データベースに画像部品データとして登録し、 以降にデザイン部門と製版部門との間で製版指示または
    校正等のための画像情報の送付を行う際に、前記識別子
    を媒介として前記画像部品データを特定して伝達するこ
    とを特徴とするワークフローの管理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載のワーク
    フローの管理方法であって、 前記デザイン側データベースには、前記画像部品データ
    として少なくとも粗画像データを前記識別子に対応付け
    て登録し、前記デザイン部門での画像編集作業では、前
    記識別子を媒介として前記粗画像データを所定の画面表
    示装置に表示しながらレイアウト作業を行い、 前記製版側データベースには、前記画像部品データとし
    て少なくとも高精細画像データを前記識別子に対応付け
    て登録し、当該高精細画像データに基づいて製版作業を
    行うことを特徴とするワークフローの管理方法。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のワークフローの管理方
    法であって、 前記データベースには、前記画像部品データとして、粗
    画像データと高精細画像データの2種類のデータを前記
    識別子に対応付けて格納し、 前記デザイン部門での画像編集作業では、前記識別子を
    媒介として前記粗画像データを所定の画面表示装置に表
    示しながらレイアウト作業を行い、 前記製版部門側では、前記識別子を媒介として前記高精
    細画像データに基づいて製版作業を行うことを特徴とす
    るワークフローの管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100168888A1 (en) * 2008-12-26 2010-07-01 Ryuutou Masayuki Digital material management method, digital material management system, and workflow management system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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