JP2905527B2 - 電子媒体による出願依頼受付システム - Google Patents

電子媒体による出願依頼受付システム

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JP2905527B2
JP2905527B2 JP34471489A JP34471489A JP2905527B2 JP 2905527 B2 JP2905527 B2 JP 2905527B2 JP 34471489 A JP34471489 A JP 34471489A JP 34471489 A JP34471489 A JP 34471489A JP 2905527 B2 JP2905527 B2 JP 2905527B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、企業における特許等の出願依頼受付システ
ムに係り、特に、特許庁ペーパーレスシステムに対応し
た効率的な出願依頼受付システムに関する。
[従来の技術] 従来、企業における発明提案の受付から、これを処理
・出願するまでの業務は、一定規模以上の企業において
は、第3A図に示すように、発明部門、事業所特許部門、
本社特許部門および特許庁の四者の間での物および情報
の流れとして捉えることができる。
発明提案から特許庁への出願までの手続きは、例え
ば、第3B図に示す如くである。
まず、発明部門からの出願依頼書、明細書原稿等の文
書により発明提案すなわち出願依頼がなされ(S31)、
所属事業所の特許部門において提案の受付がなされる
(S32)。受け付けられた案件については、発明の評価
(S33)および公知例の調査(S34)を経て、明細書等の
作成が行われる(S35)。その後、責任者による明細書
等の承認を受けて(S36)、申請書が作成され(S37)、
願書・明細書、その他必要書類のタイプおよび図面のト
レースを経て(S38a,S38b)、本社特許部門経由で特許
庁に出願される(S39)。
発明元からの特許出願依頼に要求される書類には、必
要な事項を記載し、署名捺印した出願依頼書・譲渡証
と、明細書原稿および図面原稿とが含まれ、これらはペ
ーパーの形態で特許部門へ提出される。そのために、予
め、所定の事項が印刷された一定のフォーマットの用紙
が用意され、すべての発明元に配布されている。
出願依頼書には、大別して発明者記入欄と依頼元上長
記入欄と、特許部門記入欄とがあり、各欄には種々の記
入事項を記入すべき空欄が設けられている。その他、関
係者の捺印欄等も設けられている。
また、明細書原稿用紙は、1頁22字20行の原稿用紙
に、「1.発明の名称」、「2.特許請求の範囲」、「3.発
明の詳細な説明」…のように記載事項の項目が予め印刷
され、発明の詳細な説明の欄は更に「産業上の利用分
野」、「従来の技術」等の項に項分けされ、各欄および
項に相応の空欄が設けられている。「実施例」等のよう
に記載枚数の多い欄については別に続葉の用紙が用意さ
れている。各欄および項には、記載者への注意事項が小
文字で付記されている。その他、発明の概要や関連出願
情報等を記入する用紙も配布されている。
なお、この出願依頼書および明細書原稿用紙について
は、高橋昭夫著「日立の特許管理」発明協会、昭和58年
10月4日発行、第94〜94頁に開示されている。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術におけるペーパーの出願依頼書には、発
明元で発明者および上長が記載すべき箇所は多数あり、
記入すべき全ての空欄にもれなく記入することは必ずし
も容易ではなく、記載漏れが生じるおそれがあった。ま
た、明細書原稿のフォーマットが変わったり、記載者へ
の注意事項を変更したりする場合、各発明元へ配布すべ
き用紙をすべて印刷しなおさなければならなかった。
さらに、近年のワードプロセッサ等の文書編集装置の
普及に伴い、発明者によっては明細書原稿を最初からワ
ードプロセシングにより電子的に作成する場合も少なか
らずあるが、特許部門がフレキシブルディスク(FD)ま
たはオンラインによる出願依頼を受け付ける態勢にない
ため、特許部門へは印刷出力したペーパーの形で提出さ
れているのが実情であった。
一方、現在、特許庁ではいわゆるペーパーレスシステ
ムの構築が推進されており、近々、FDによる出願、ある
いはISDN・パケット通信回線を用いたオンライン出願、
すなわちいわゆる電子出願が認められるようになる。こ
れに伴い、第3B図で説明した申請書作成から出願手続き
までの各種処理(S37〜S39)が大幅に変わり、出願人た
る企業においても、この新システムへの柔軟な対応を迫
られている。
本発明の目的は、この機会を積極的に利用し、一企業
内においてもペーパーレスシステムに対応した効率的な
出願依頼受付を行えるシステムを提供することにある。
本発明の他の目的は、電子媒体による出願依頼を受付
可能とする出願依頼受付システムを提供することにあ
る。
本発明によるさらに他の目的は、電子媒体による出願
依頼受付に適した出願依頼書および明細書原稿用紙を提
供することにある。
本発明の別の目的は、社内における出願書類の電子化
により事務処理の負担軽減を図ることができる出願依頼
受付システムを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明によるシステム
は、電子媒体による出願依頼受付システムであって、一
定フォーマットの明細書原稿用紙を電子媒体により各出
願依頼元に提供し、出願依頼元で作成された明細書原稿
は電子媒体により受け付けるようにしたものである。
このシステムにおいて、前記明細書原稿用紙とともに
一定フォーマットの出願依頼書を電子媒体により各出願
依頼元に提供し、出願依頼元で記載された出願依頼書は
電子媒体により受け付けるとともに、少なくともその一
部を捺印されたペーパーの形態で受け付けることもでき
る。
前記電子媒体により各出願依頼元に提供される出願依
頼書は、出願依頼元で記入すべき欄および特許部門で記
入すべき欄をそれぞれ空欄とし、出願依頼元で記入すべ
き空欄以外の領域を入力編集不可領域とすることが好ま
しい。
また、前記出願依頼書における代表発明者以外の発明
者の記入欄は、出願依頼書のページの最後の領域に設け
ることが好ましい。
前記電子媒体により各出願依頼元に提供される明細書
原稿用紙には、記載項目名とともに明細書原稿作成者へ
の原稿作成上の注意事項が予め書き込まれ、該書込み領
域は入力編集不可領域とされていることが好ましい。
字数制限がある記入欄については、該字数分の空欄を
設けるよう前記入力編集不可領域を設定することが好ま
しい。
本発明による他の出願依頼受付システムは、フレキシ
ブルディスク(FD)による出願依頼受付システムであっ
て、少なくとも、出願依頼元から受け付けた明細書原稿
を記録したFDと、出願依頼書とに貼付すべき同一の受付
識別コードを記載したラベルを印刷出力する手段を備え
たことを特徴とする。
なお、「電子媒体による」とは、FDによるものの他、
通信回線を利用したオンラインによるものも含むものと
する。
[作用] 本発明では、特許庁と同様、企業内においても、FDに
よる出願依頼を受付可能とする。発明元で作成された明
細書原稿は、多くの場合、そのまま利用できる部分が多
く、発明元で当初からワードプロセシング等により電子
的に明細書が作成されている場合には、発明元の労力を
無駄とすることなく、この電子原稿を明細書作成に有効
に利用することにより、発明元と特許部門(あるいは外
部特許事務所)での重複した労力を軽減することができ
る。電子媒体による出願依頼が多くなれば、従来のペー
パーによる出願依頼書類のようにかさばることがないの
で、保管スペースの問題を軽減することができる。
また、電子媒体による出願依頼受付の前提として、特
許部門からは全ての発明元に電子化出願依頼書および電
子化明細書原稿用紙を提供する。この提供の方法は、FD
あるいはオンライン等の電子媒体により行う。
出願依頼書および明細書原稿用紙が電子化されたこと
により、これらのフォーマットが変更された場合にも迅
速に対応することができる。また、後述する定形文書編
集モードを利用して入力編集不可領域を設けることによ
り、固定情報を含む定形文書の破壊を防止し、かつ、発
明元での記入漏れおよび誤入力を軽減することができ
る。字数制限を設けることも容易であり、発明元での作
業能率の向上を図ることができる。
発明者等の捺印が要求される依頼書(および譲渡証)
については、発明元でこれらの書類を印刷出力し、捺印
したものをペーパーの形態で特許部門へ提出する。
[実施例] 以下、本発明の実施例について、詳細に説明する。
まず、本発明が適用されるシステムにおける、発明提
案から電子出願までの処理の一例のフローチャートを第
2A図により説明する。
FD、その他後述する任意依頼形態によって出願依頼
書、明細書、図面、その他関係書類が特許部門に対して
提出されると(S11)、特許部門はこれを受付け(S1
2)、提案者・受付日・受付番号(発明整理No)等から
なる書誌的管理データをコンピュータ10に入力する(S1
4)。さらに、受領報告を提案者に返す(S15)。一方、
この提案は、特許部門の担当者により評価され(S1
3)、その評価に応じて出願の可否等が決定される。発
明元で既に評価が決定されているような場合には、発明
評価の処理S13は省略されることもある。
続いて、出願対象となった発明提案の明細書原稿をコ
ンピュータ10へ入力する。コンピュータ10は、図示のよ
うに特許部門32の中央のホストコンピュータ的なもので
ある必要はなく、ワークステーションのような各所に分
散したコンピュータであってもよい。図面については、
スキャナー等を利用してイメージ情報に変換し、光ディ
スク等の記憶媒体に蓄えることができる。なお、発明元
での公知例調査が十分でない等の場合、明細書作成の前
に公知例調査S18に付されることもある。ここまでの処
理は、特許部門の事務担当により行われる。
次に、事務担当から特許担当へ処理が移る。すなわ
ち、発明者の明細書原稿等に基づいて、特許庁へ出願す
べき明細書等を作成するために、明細書作成担当者は、
既にコンピュータ10に入力されている明細書原稿等を自
己の(又は最寄の)端末機において取りだし(S17)、
その文書編集機能を利用して電子的に明細書を作成する
(S19)。
明細書作成者が明細書を作成する前に、既に電子化さ
れているので、発明者原稿に対して修正・追加等をほど
こすだけで、短時間に効率よく出願用明細書を作成する
ことができる。当初から発明者が電子作成している場合
には、タイプに要する重複した労力を軽減することがで
きる。但し、明細書の電子作成を好まない場合には、勿
論、電子原稿を印刷出力し、従来通りペーパー処理によ
る明細書作成を行うこともできる。
作成された明細書は、責任者による承認を受けた後
(S20)、コンピュータ10に入力される。承認も、電子
原稿またはペーパーにより行うことができる。その後、
再び処理は事務担当に移り、電子化された出願書類に基
づいて、願書、明細書、図面等の申請書類を電子編集し
(S22)、特許庁に対してオンラインによる電子出願を
行う(S23)。この最終出願書類は、やはりコンピュー
タ10に入力され、特許庁からフィードバックされたプル
ーフとの間で照合チェックされる(S25)。その後、発
明元に対して、既出願書類の複製を添えて出願が完了し
た旨連絡する(S26)。
第2B図は、発明元31、特許部門32、調査部門36、特許
事務所37および特許庁34の各々の間での、発明提案から
出願までの物および情報の流れを示したものであり、第
2A図の処理に対応する処理には同一の参照符号を付して
ある。
本発明は電子媒体による出願依頼について着目したも
のであるが、第2B図の処理S12から分かるように、本実
施例では、特許部門32は、発明元31から、ペーパーの出
願依頼も受け付ける。前述のように、評価結果に応じて
出願対象となった発明提案の明細書原稿および図面原稿
のコンピュータ入力処理S16が行われる。典型的には、
明細書原稿は、手書のものについてはワードプロセッサ
等により電子化して、FDまたはハードディスク等の記憶
媒体にコードデータとして格納する。FDで受け付けられ
たものについては、そのまま保持し、あるいは他の記憶
媒体に複写して保持する。図面原稿は光ディスク等の記
憶媒体にイメージデータとして格納する。予め、何の原
稿がどの記憶媒体に記録されたかについての情報は、管
理ファイル(図示せず)に登録し、各種記憶媒体混在に
よる後の処理の混乱を防止している。
第2A図での明細書作成処理S19は、第2B図に示すよう
に、明細書作成処理S19bの他、発明育成・情報拡張処理
S19aも含んでいる。承認処理S20から申請書類電子編集
および本部発送処理S22を経て、発明元31への出願完了
報告処理S26までは第2A図で説明した通りである。
処理S16で明細書作成前に電子化された発明者原稿
は、特許調査発注処理S18に際し、あるいは、外部の特
許事務所37での明細書作成(外策)の依頼処理S28の
際、FDの形で調査部門36へ提供することができ、従来の
かさばるペーパー文書に比べ、その複写の容易性および
輸送・郵送における物量および費用の軽減において有利
である。また、オンライン転送を行えば、所要時間を大
幅に短縮することができる。
特許事務所37で作成された明細書等は、ペーパーまた
はFDの形態で、特許部門の検収処理S29を経て、承認処
理S20へ渡される。また、承認された明細書等は、直接
特許事務所37から特許庁へ出願され、納品処理S30を経
て、コンピュータ10へ入力される。
なお、このシステムでは、発明者の明細書原稿作成の
便に供するように、モデル明細書ファイルおよび既出願
ファイルのデータベースを用意し、発明者が自己の端末
機でモデル明細書ライブラリーを利用できるようにして
いる(S32)。
さて、このシステムにおいて本発明の特徴とする発明
元での各種出願依頼書類の電子的作成および特許部門で
の電子媒体による受付の具体例について説明する。
第1A図に、発明元での各種出願依頼書類の作成から特
許部門への申請までの処理のフローの一例を示す。
明細書原稿の執筆者(通常、発明者)は、ワードプロ
セシングにより明細書原稿および出願依頼書を電子的に
作成する(S1)。この際、後述する電子化された出願依
頼書および明細書原稿用紙を利用する。必要な図面につ
いては別に手書で作成する。勿論、可能であれば電子的
に作成してもよい。このように電子的に作成した明細書
原稿および出願依頼書はFDに一旦格納保存する。出願依
頼書(および譲渡証)には捺印が必要とされるため、そ
の頁のみプリンタにより印刷出力する(S2)。そこで、
発明者は依頼書等に捺印を行う(S3)。ついで全ての出
願依頼書類は上長の承認を受けた後(S4)、特許部門へ
提出される(S5)。なお、電子的に作成された明細書原
稿等はオンラインにより特許部門へ転送し、捺印したペ
ーパー出願依頼書等は別送することも可能である。
第1B図に、このようにして提出された出願依頼が特許
部門で受け付けられ、後続処理の担当者に移管されるま
での処理のフローの一例を示す。
受付書類に対しては、まず、FDから出願依頼書および
明細書原稿をディスプレイ画面上に読出し(S6)、添付
されたペーパーの出願依頼書および図面との対応関係を
目視によりチェックする(S7a)。明細書原稿等がオン
ラインにより特許部門に受け付けられた場合には、一
旦、FDまたはハードディスク等に格納保存し、別送され
たペーパー出願依頼書と照合チェックする。エラーがな
ければ、ついでコンピュータによるデータチェックを行
う(S7b)。いずれかのチェックでエラーがあれば受付
不可として受付書類一式を依頼元に返却する(S8)。コ
ンピュータによるデータチェックでもエラーがなけれ
ば、書誌的事項のデータ登録を行い(S9a)、タック紙
に印刷出力する(S9b)。書誌的事項のデータ登録処理
では、受付番号・受付日・部課名・依頼元整理コード・
発明の名称等を登録する。印刷出力されたタック紙は、
1案件について3枚印刷され、それぞれ受付識別コード
を表わしたラベルとして、捺印済出願依頼書、図面およ
びFDに貼付する。以後、この受付識別コードにより、FD
および各書類が相互に分離されても同一案件に係るもの
として管理することができる。図示の例では、出願依頼
書および図面に貼付するラベルには受付番号および受付
日のみを表示するようにしたが、受付番号のみでもよ
く、あるいは更に別の情報を付加してもよい。
次に、第4図(a),(b)に本発明による電子化出
願依頼書の一例(譲渡証を兼ねる)を示す。
この電子化出願依頼書は、予め特許部門からFD等の記
憶媒体により発明元に配布され、あるいは発明元からの
要求によりオンラインで提供される。この出願依頼書
は、従来のペーパーの依頼書をワードプロセシングによ
り電子化したものであるが、前述した「日立の特許管
理」に開示されたものとは若干項目が異なり、各項目の
配置も変更されている。さらに特徴的なことは、この電
子化出願依頼書がいわゆる定形文書編集モードで作成さ
れていることである。定形文書編集モードは、文書中の
一部の文字列を変更するだけで使用できる文書を、周囲
の固定化した文字列に影響を与えることなく作成編集す
ることができる編集モードであり、日立製ワードプロセ
ッサ・ワードパル320,620等に本機能がサポートされて
いる。他社の機種でも同様の機能を有する機種は本発明
に利用可能である。
第4図(a)において、‘網かけ’を設定した領域は
固定情報が表示された入力編集不可領域であり、定形文
書編集モードではこの網かけ設定部分にはカーソル(図
示せず)が進入することができない。したがって、固定
情報が誤って破壊されることはなく、また、「特許部門
受付日」「特許出願依頼受付番号」「特許部門総合評
価」等の特許部門が記入すべき欄には網かけが設定され
ているので、発明元で誤って記入するおそれはない。カ
ーソルは網かけのない空欄部分でのみ移動する。すなわ
ち、必要事項記入時には、文字列入力にしたがって、カ
ーソルが順次左から右、上から下へ空欄を辿って移動し
ていく。その結果、記入者はカーソルにより順次記入す
べき欄に誘導され、記入漏れが生じるおそれがなくな
る。第4図(a)に示す「発明の一口ダイジェスト」の
欄のように字数が制限されているものについては、空欄
をその制限字数分だけ設けるよう網かけを設定すること
により、記入字数が自動的にその字数に制限される。し
たがって、記入者が字数を数える必要がなくなる。な
お、発明者の数は案件により様々であり、「その他の発
明者」の欄は予め多人数分の空欄を設けておく必要があ
る。そこで、空欄が残っても不自然とならないように頁
の最後に「他の発明者」の欄を配置している。特許部門
記入欄については、受付後に、定形文書編集モードを解
除して入力を行う。出願依頼書の内容は、後に電子的に
抽出してデータベースの入力、願書作成等の情報として
利用することができる。
第5図および第6図は発明元に提供される電子化され
た明細書原稿用紙であり、これは、「発明の概要」「発
明の関係情報」等を記入する前半部分(第5図)と、実
際の明細書内容を記載する後半部分(第6図)とからな
る。この明細書原稿用紙も記入欄以外の部分に網かけが
設定され、定形編集モードでは網かけ領域への入力編集
は禁止される。第5図の「発明の概要」については、字
数制限があり、その字数制限に応じて網かけが設定され
ている。
第6図の明細書原稿用紙を利用するときは、定形編集
モードを解除して、通常の挿入モードで入力を行う。原
稿執筆者は、この原稿用紙を格納したFDから何度でも読
出して利用することができ、従来のペーパー原稿用紙の
ような保管上の問題はない。各項目についての記載上の
指示または注意事項を変更する場合、FDを交換し、ある
いはFDの内容を書き換えればよく、従来のように新たに
大量の用紙を印刷しなおす必要はない。明細書原稿用紙
のフォーマットが変更される場合(ペーパーレスシステ
ムでは紙サイズはA4版となり、明細書の記載項目のフォ
ーマットも変更される予定である)も、同様に対処は容
易である。
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本
発明の要旨を逸脱することなく種々の変形・変更を行う
ことが可能である。例えば、特許出願についてのみ説明
したが、実用新案登録出願についても適用しうることは
容易に理解されよう。
[発明の効果] 本発明によれば、特許庁ペーパーレスシステムの導入
に伴い、企業内においても電子媒体による効率的な出願
依頼受付を可能とし、また、統一した出願依頼書および
明細書原稿用紙を電子媒体で発明元に提供することによ
り、用紙保管・フォーマット更新等の問題を軽減し、か
つ、誤記入および記入漏れ等の防止を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本発明による発明元での各種出願依頼書類作成
の処理をフローを示す説明図、第1B図は本発明による特
許部門での特許出願依頼受付の処理フローの説明図、第
2A図は本発明が適用される企業内出願受付処理システム
における各種処理のフローチャート、第2B図は第2A図の
各処理について各部門間の物および情報の流れを示した
説明図、第3A図および第3B図は従来の出願受付から出願
までの処理の説明図、第4図は本発明の電子化出願依頼
書の説明図、第5図および第6図は電子化明細書原稿用
紙の説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 清信 東京都千代田区神田駿河台4丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 江幡 英雄 東京都千代田区神田駿河台4丁目6番地 株式会社日立製作所内 (56)参考文献 特開 昭63−155256(JP,A) 特開 昭64−62762(JP,A) 特開 平1−111273(JP,A) 特開 昭58−144934(JP,A) 特開 平1−280866(JP,A) 特許管理37[6](1987)pp.755 −756 発明85[9](1988)pp.86−93

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子媒体による出願依頼受付システムであ
    って、 コンピュータと、該コンピュータとオンラインで情報の
    授受を行なう複数の端末機とを備え、 前記端末機は、 予め定められた一定のフォーマットを有する電子化され
    た明細書原稿用紙データおよび出願依頼書用紙データを
    格納する記憶媒体と、 前記記憶媒体に格納される明細書原稿用紙データを読み
    出して、この明細書原稿用紙に文書入力を行なうと共
    に、前記記憶媒体に格納される出願依頼書用紙データを
    読み出して、この出願依頼書用紙のフォーマットにした
    がって必要事項の入力を行なうためのワードプロセッシ
    ング手段と、 図面を電子的に作成する手段と、 前記入力された明細書原稿、図面および出願依頼書を、
    オンラインで前記コンピュータに送信する手段とを備
    え、 前記コンピュータは、 前記オンラインで送信された明細書原稿、図面および出
    願依頼書を受領して、記憶する手段と、 記憶されている明細書原稿および出願依頼書を読み出し
    て、表示する手段と、 表示された明細書原稿および出願依頼書にエラーがない
    ことを確認した旨の入力を受け付ける手段と、 前記明細書原稿および出願依頼書について、予め定めた
    書誌的事項の入力を受け付けて、入力されたデータを登
    録する手段とを備え、 前記記憶媒体は、前記一定のフォーマットを有する電子
    化された明細書原稿用紙データおよび出願依頼書用紙デ
    ータとして、 前記端末機の表示画面上に、それぞれ文字を入力するた
    めの複数の空欄領域と、それぞれの空欄領域を区画する
    と共に、それ自体への文字の入力を行わせない区画領域
    とを表示させ、 前記各空欄領域の直前に位置する各区画領域の一部に
    は、その次に位置する空欄領域に関する注意事項として
    表示される文字が予め入力され、 前記空欄領域のうち、一部の空欄領域については、当該
    領域の大きさを文字数によって制限すると共に、枠を表
    示させる情報を有し、 前記空欄領域のうち、領域の大きさが制限されない領域
    の少なくとも一部については、出願明細書として記載す
    べき項に対応して区画され、それぞれを区画する直前の
    区画領域に予め入力されている文字は、当該項を表わす
    情報を構成するものを記憶していること を特徴とする出願依頼受付システム。
  2. 【請求項2】電子媒体による出願依頼受付システムであ
    って、 特許出願の依頼を行なうための書類のフォーマット情報
    を記憶した、複数個の記憶媒体と、前記記憶媒体に記憶
    されるフォーマット情報を読み出して、当該フォーマッ
    ト情報についての文字入力を受け付け、文字が入力され
    て構成される出願依頼書および明細書原稿とを格納した
    記憶媒体を作成する、複数の端末機と、前記作成された
    記憶媒体から出願依頼書および明細書原稿を取り込ん
    で、出願までの処理を行うコンピュータとを備え、 前記各記憶媒体は、前記端末機により読み出されて処理
    される前記フォーマット情報として、 前記端末機の表示画面上に、それぞれ文字を入力するた
    めの複数の空欄領域と、それぞれの空欄領域を区画する
    と共に、それ自体への文字の入力を行わせない区画領域
    とを表示させ、 前記各空欄領域の直前に位置する各区画領域の一部に
    は、その次に位置する空欄領域に関する注意事項として
    表示される文字が予め入力され、 前記空欄領域のうち、一部の空欄領域については、当該
    領域の大きさを文字数によって制限すると共に、枠を表
    示させる情報を有し、 前記空欄領域のうち、領域の大きさが制限されない領域
    の少なくとも一部については、出願明細書として記載す
    べき項に対応して区画され、それぞれを区画する直前の
    区画領域に予め入力されている文字は、当該項を表わす
    情報を構成するものを記憶し、 前記コンピュータは、 前記記憶媒体から出願依頼書および明細書原稿を取り込
    んで記憶する手段と、 記憶されている明細書原稿および出願依頼書を読み出し
    て、表示する手段と、 表示された明細書原稿および出願依頼書にエラーがない
    ことを確認した旨の入力を受け付ける手段と、 前記明細書原稿および出願依頼書について、予め定めた
    書誌的事項の入力を受け付けて、入力されたデータを登
    録する手段とを備えること を特徴とする出願依頼受付システム。
  3. 【請求項3】請求項1および2のいずれか一項に記載の
    出願依頼受付システムにおいて、 前記記憶媒体がフレキシブルディスクであることを特徴
    とする出願依頼受付システム。
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