JPH0934968A - 明細書フォーマット情報を記憶した電子媒体 - Google Patents

明細書フォーマット情報を記憶した電子媒体

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JPH0934968A
JPH0934968A JP8201751A JP20175196A JPH0934968A JP H0934968 A JPH0934968 A JP H0934968A JP 8201751 A JP8201751 A JP 8201751A JP 20175196 A JP20175196 A JP 20175196A JP H0934968 A JPH0934968 A JP H0934968A
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JP8201751A
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Hajime Okada
肇 岡田
Tadakatsu Yamamoto
忠勝 山元
Kenji Noguchi
賢士 野口
Kiyonobu Matsumoto
清信 松本
Hideo Ehata
英雄 江幡
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】明細書執筆者に有用な明細書フォーマット情報
を記憶した電子媒体を提供する。 【構成】文書の一部の領域を入力編集不可領域として指
定可能なモードを有する文書作成装置を用いて作成され
た明細書フォーマット情報を記憶した電子媒体である。
明細書フォーマットは、少なくとも明細書の記載項目名
および各記載項目の記載上の注意事項を含み、明細書記
載者が入力する領域以外の領域を入力編集不可領域とし
て指定されている。電子媒体には、同様の入力編集不可
領域を指定した出願依頼書も記憶することができる。こ
れにより、入力編集不可領域に記載された固定情報を含
む定形文書の破壊を防止し、かつ、発明元での記入漏れ
および誤入力を軽減することができる。入力編集不可領
域の設定により字数制限を設けることも容易であり、発
明元は字数を気にする必要がなくなり、作業能率が向上
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、明細書フォーマット情
報を記憶した電子媒体に係り、特に、特許庁ペーパーレ
スシステムに対応した効率的な出願依頼受付システムに
利用して好適な電子媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、企業における発明提案の受付か
ら、これを処理・出願するまでの業務は、一定規模以上
の企業においては、図5に示すように、発明部門、事業
所特許部門、本社特許部門および特許庁の四者の間での
物および情報の流れとして捉えることができる。
【0003】発明提案から特許庁への出願までの手続き
は、例えば、図6に示す如くである。
【0004】まず、発明部門からの出願依頼書、明細書
原稿等の文書により発明提案すなわち出願依頼がなされ
(S31)、所属事業所の特許部門において提案の受付
がなされる(S32)。受け付けられた案件について
は、発明の評価(S33)および公知例の調査(S3
4)を経て、明細書等の作成が行われる(S35)。そ
の後、責任者による明細書等の承認を受けて(S3
6)、申請書が作成され(S37)、願書・明細書、そ
の他必要書類のタイプおよび図面のトレースを経て(S
38a,S38b)、本社特許部門経由で特許庁に出願
される(S39)。
【0005】発明元からの特許出願依頼に要求される書
類には、必要な事項を記載し、署名捺印した出願依頼書
・譲渡証と、明細書原稿および図面原稿とが含まれ、こ
れらはペーパーの形態で特許部門へ提出される。そのた
めに、予め、所定の事項が印刷された一定のフォーマッ
トの用紙が用意され、すべての発明元に配布されてい
る。
【0006】出願依頼書には、大別して発明者記入欄と
依頼元上長記入欄と、特許部門記入欄とがあり、各欄に
は種々の記入事項を記入すべき空欄が設けられている。
その他、関係者の捺印欄等も設けられている。
【0007】また、明細書原稿用紙は、1頁22字20
行の原稿用紙に、「1.発明の名称」、「2.特許請求
の範囲」、「3.発明の詳細な説明」…のように記載事
項の項目が予め印刷され、発明の詳細な説明の欄は更に
「産業上の利用分野」、「従来の技術」等の項に項分け
され、各欄および項に相応の空欄が設けられている。
「実施例」等のように記載枚数の多い欄については別に
続葉の用紙が用意されている。各欄および項には、記載
者への注意事項が小文字で付記されている。その他、発
明の概要や関連出願情報等を記入する用紙も配布されて
いる。
【0008】なお、この出願依頼書および明細書原稿用
紙については、高橋明夫著「日立の特許管理」発明協
会、昭和58年10月4日発行、第94〜94頁に開示されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
ペーパーの出願依頼書には、発明元で発明者および上長
が記載すべき箇所が多数あり、記入すべき全ての空欄に
もれなく記入することは必ずしも容易ではなく、記載漏
れが生じるおそれがあった。また、明細書原稿のフォー
マットが変わったり、記載者への注意事項を変更したり
する場合、各発明元へ配布すべき用紙をすべて印刷しな
おさなければならなかった。
【0010】さらに、近年のワードプロセッサ等の文書
編集装置の普及に伴い、発明者によっては明細書原稿を
最初からワードプロセシングにより電子的に作成する場
合も少なからずあるが、特許部門がフレキシブルディス
ク(FD)またはオンラインによる出願依頼を受け付け
る態勢にないため、特許部門へは印刷出力したペーパー
の形で提出されているのが実情であった。
【0011】一方、現在、特許庁ではいわゆるペーパー
レスシステムの構築が推進されており、近々、FDによ
る出願、あるいはISDN・パケット通信回線を用いた
オンライン出願、すなわちいわゆる電子出願が認められ
るようになる。これに伴い、図6で説明した申請書作成
から出願手続きまでの各種処理(S37〜S39)が大
幅に変わり、出願人たる企業においても、この新システ
ムへの柔軟な対応を迫られている。
【0012】本発明の目的は、明細書執筆者に有用な明
細書フォーマット情報を記憶した電子媒体を提供するこ
とにある。
【0013】本発明の目的は、電子媒体による出願依頼
受付に適した、明細書フォーマット情報を記憶した電子
媒体を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による明細書フォーマット情報を記憶した電
子媒体は、特許出願用の明細書フォーマット情報を記憶
した電子媒体であって、前記明細書フォーマット情報は
少なくとも明細書の記載項目名、該記載項目に続く空
欄、および明細書記載者が入力する領域以外の領域に対
応して該領域の入力編集を不可とする情報とを記憶した
ものである。
【0015】前記明細書フォーマット情報は、前記明細
書の記載項目名に対応して当該記載項目の記載上の注意
事項をも記憶してもよい。
【0016】前記出願明細書原稿に加えて出願依頼書を
も記憶し、該出願依頼書は出願依頼元で記入すべき欄お
よび特許部門で記入すべき欄をそれぞれ空欄とし、出願
依頼元で記入すべき空欄以外の領域に対応して前記入力
編集を不可とする情報を記憶することもできる。
【0017】前記出願依頼書の代表発明者以外の発明者
の記入欄は、出願依頼書のページの最後に設けることが
好ましい。
【0018】字数制限がある記入欄については、前記入
力編集を不可とする情報により、当該字数分の空欄を設
けるよう入力編集不可領域を設定することが好ましい。
【0019】
【作用】発明元で作成された明細書原稿は、多くの場
合、そのまま利用できる部分が多く、発明元で当初から
ワードプロセシング等により電子的に明細書が作成され
ている場合には、発明元の労力を無駄とすることなく、
この電子原稿を最終的な出願明細書作成に有効に利用す
ることにより、発明元と特許部門(あるいは外部特許事
務所)での重複した労力を軽減することができる。その
ために、発明元には明細書フォーマット情報を記憶した
電子媒体により、電子化された明細書原稿用紙さらには
出願依頼書を提供する。この提供の方法は、FDあるい
はオンライン等により行うことができる。
【0020】原稿執筆者は、この原稿用紙を格納したF
Dから何度でも読出して利用することができる。従来の
ペーパー原稿用紙のような保管上の問題はない。特許部
門側において、各記載項目についての記載上の指示また
は注意事項を変更する場合、FDを交換し、あるいはF
Dの内容を書き換えればよく、従来のように新たに大量
の用紙を印刷しなおす必要はない。また、明細書原稿用
紙のフォーマットが変更される場合(ペーパーレスシス
テムでは紙サイズはA4版となり、明細書の記載項目の
フォーマットも変更される予定である)も、同様に対処
は容易である。
【0021】電子媒体による出願依頼が多くなれば、従
来のペーパーによる出願依頼書類のようにかさばること
がないので、保管スペースの問題を軽減することができ
る。
【0022】また、後述する定形文書編集モードを利用
して入力編集不可領域を設けることにより、固定情報を
含む定形文書の破壊を防止し、かつ、発明元での記入漏
れおよび誤入力を軽減することができる。字数制限を設
けることも容易であり、発明元は制限字数を気にするこ
となく入力が行える。したがって、発明元での作業能率
の向上を図ることができる。
【0023】発明者の人数は、出願毎に可変であり、出
願依頼書にはある程度の多人数の場合に合わせて発明者
記入欄が設けられる。代表発明者以外の発明者の記入欄
を頁の最後に設けることにより、空欄が残っても不自然
とならない。
【0024】発明者等の捺印が要求される依頼書(およ
び譲渡証)については、発明元でこれらの書類を印刷出
力し、捺印したものをペーパーの形態で特許部門へ提出
することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について、詳細に説明
する。
【0026】まず、本発明が適用されるシステムにおけ
る、発明提案から電子出願までの処理の一例のフローチ
ャートを図3により説明する。
【0027】FD、その他後述する任意依頼形態によっ
て出願依頼書、明細書、図面、その他関係書類が特許部
門に対して提出されると(S11)、特許部門はこれを
受付け(S12)、提案者・受付日・受付番号(発明整
理No)等からなる書誌的管理データをコンピュータ1
0に入力する(S14)。さらに受領報告を提案者に返
す(S15)。一方、この提案は、特許部門の担当者に
より評価され(S13)、その評価に応じて出願の可否
等が決定される。発明元で既に評価が決定されているよ
うな場合には、発明評価の処理S13は省略されること
もある。
【0028】続いて、出願対象となった発明提案の明細
書原稿をコンピュータ10へ入力する。コンピュータ1
0は、図示のように特許部門32の中央のホストコンピ
ュータ的なものである必要はなく、ワークステーション
のような各所に分散したコンピュータであってもよい。
図面については、スキャナー等を利用してイメージ情報
に変換し、光ディスク等の記憶媒体に蓄えることができ
る。なお、発明元での公知例調査が十分でない等の場
合、明細書作成の前に公知例調査S18に付されること
もある。ここまでの処理は、特許部門の事務担当により
行われる。
【0029】次に、事務担当から特許担当へ処理が移
る。すなわち、発明者の明細書原稿等に基づいて、特許
庁へ出願すべき明細書等を作成するために、明細書作成
担当者は、既にコンピュータ10に入力されている明細
書原稿等を自己の(又は最寄の)端末機において取りだ
し(S17)、その文書編集機能を利用して電子的に明
細書を作成する(S19)。
【0030】明細書作成者が明細書を作成する前に、既
に電子化されているので、発明者原稿に対して修正・追
加等をほどこすだけで、短時間に効率よく出願用明細書
を作成することができる。当初から発明者が電子作成し
ている場合には、タイプに要する重複した労力を軽減す
ることができる。但し、明細書の電子作成を好まない場
合には、勿論、電子原稿を印刷出力し、従来通りペーパ
ー処理による明細書作成を行うこともできる。
【0031】作成された明細書は、責任者による承認を
受けた後(S20)、コンピュータ10に入力される。
承認も、電子原稿またはペーパーにより行うことができ
る。その後、再び処理は事務担当に移り、電子化された
出願書類に基づいて、願書、明細書、図面等の申請書類
を電子編集し(S22)、特許庁に対してオンラインに
よる電子出願を行う(S23)。この最終出願書類は、
やはりコンピュータ10に入力され、特許庁からフィー
ドバックされたプルーフとの間で照合チェックされる
(S25)。その後、発明元に対して、既出願書類の複
製を添えて出願が完了した旨連絡する(S26)。
【0032】図4は、発明元31、特許部門32、調査
部門36、特許事務所37および特許庁34の各々の間
での、発明提案から出願までの物および情報の流れを示
したものであり、図3の処理に対応する処理には同一の
参照符号を付してある。
【0033】本発明は電子媒体による出願依頼について
着目したものであるが、図4の処理S12から分かるよ
うに、本実施例では、特許部門32は、発明元31か
ら、ペーパーの出願依頼も受け付ける。前述のように、
評価結果に応じて出願対象となった発明提案の明細書原
稿および図面原稿のコンピュータ入力処理S16が行わ
れる。典型的には、明細書原稿は、手書のものについて
はワードプロセッサ等により電子化して、FDまたはハ
ードディスク等の記憶媒体にコードデータとして格納す
る。FDで受け付けられたものについては、そのまま保
持し、あるいは他の記憶媒体に複写して保持する。図面
原稿は光ディスク等の記憶媒体にイメージデータとして
格納する。予め、何の原稿がどの記憶媒体に記録された
かについての情報は、管理ファイル(図示せず)に登録
し、各種記憶媒体混在による後の処理の混乱を防止して
いる。
【0034】図3での明細書作成処理S19は、図4に
示すように、明細書作成処理S19bの他、発明育成・
精選拡張処理S19aも含んでいる。承認処理S20か
ら申請書類電子編集および本部発送処理S22を経て、
発明元31への出願完了報告処理S26までは図3で説
明した通りである。
【0035】処理S16で明細書作成前に電子化された
発明者原稿は、特許調査発注処理S18に際し、あるい
は、外部の特許事務所37での明細書作成(外作)の依
頼処理S28の際、FDの形で調査部門36へ提供する
ことができ、従来のかさばるペーパー文書に比べ、その
複写の容易性および輸送・郵送における物量および費用
の軽減において有利である。また、オンライン転送を行
えば、所要時間を大幅に短縮することができる。
【0036】特許事務所37で作成された明細書等は、
ペーパーまたはFDの形態で、特許部門の検収処理S2
9を経て、承認処理S20へ渡される。また、承認され
た明細書等は、直接特許事務所37から特許庁へ出願さ
れ、納品処理S30を経て、コンピュータ10へ入力さ
れる。
【0037】なお、このシステムでは、発明者の明細書
原稿作成の便に供するように、モデル明細書ファイルお
よび既出願ファイルのデータベースを用意し、発明者が
自己の端末機でモデル明細書ライブラリーを利用できる
ようにしている(S32)。
【0038】さて、このシステムにおいて本発明の特徴
とする発明元での各種出願依頼書類の電子的作成および
特許部門での電子媒体による受付の具体例について説明
する。
【0039】図1に、発明元での各種出願依頼書類の作
成から特許部門への申請までの処理のフローの一例を示
す。
【0040】明細書原稿の執筆者(通常、発明者)は、
ワードプロセシングにより明細書原稿および出願依頼書
を電子的に作成する(S1)。この際、後述する電子化
された出願依頼書および明細書原稿用紙を利用する。必
要な図面については別に手書で作成する。勿論、可能で
あれば電子的に作成してもよい。このように電子的に作
成した明細書原稿および出願依頼書はFDに一旦格納保
存する。出願依頼書(および譲渡証)には捺印が必要と
されるため、その頁のみプリンタにより印刷出力する
(S2)。そこで、発明者は依頼書等に捺印を行う(S
3)。ついで全ての出願依頼書類は上長の承認を受けた
後(S4)、特許部門へ提出される(S5)。なお、電
子的に作成された明細書原稿等はオンラインにより特許
部門へ転送し、捺印したペーパー出願依頼書等は別送す
ることも可能である。
【0041】図2に、このようにして提出された出願依
頼が特許部門で受け付けられ、後続処理の担当者に移管
されるまでの処理のフローの一例を示す。
【0042】受付書類に対しては、まず、FDから出願
依頼書および明細書原稿をディスプレイ画面上に読出し
(S6)、添付されたペーパーの出願依頼書および図面
との対応関係を目視によりチェックする(S7a)。明
細書原稿等がオンラインにより特許部門に受け付けられ
た場合には、一旦、FDまたはハードディスク等に格納
保存し、別送されたペーパー出願依頼書と照合チェック
する。エラーがなければ、ついでコンピュータによるデ
ータチェックを行う(S7b)。いずれかのチェックで
エラーがあれば受付不可として受付書類一式を依頼元に
返却する(S8)。コンピュータによるデータチェック
でもエラーがなければ、書誌的事項のデータ登録を行い
(S9a)、タック紙に印刷出力する(S9b)。書誌
的事項のデータ登録処理では、受付番号・受付日・部課
名・依頼元整理コード・発明の名称等を登録する。印刷
出力されたタック紙は、1案件について3枚印刷され、
それぞれ受付識別コードを表わしたラベルとして、捺印
済出願依頼書、図面およびFDに貼付する。以後、この
受付識別コードにより、FDおよび各書類が相互に分離
されても同一案件に係るものとして管理することができ
る。図示の例では、出願依頼書および図面に貼付するラ
ベルには受付番号および受付日のみを表示するようにし
たが、受付番号のみでもよく、あるいは更に別の情報を
付加してもよい。
【0043】次に、図7,図8に本発明による電子化出
願依頼書の一例(譲渡証を兼ねる)を示す。
【0044】この電子化出願依頼書は、予め特許部門か
らFD等の記憶媒体により発明元に配布され、あるいは
発明元からの要求によりオンラインで提供される。この
出願依頼書は、従来のペーパーの依頼書をワードプロセ
シングにより電子化したものであるが、前述した「日立
の特許管理」に開示されたものとは若干項目が異なり、
各項目の配置も変更されている。さらに特徴的なこと
は、この電子化出願依頼書がいわゆる定形文書編集モー
ドで作成されていることである。定形文書編集モード
は、文書中の一部の文字列を変更するだけで使用できる
文書を、周囲の固定化した文字列に影響を与えることな
く作成編集することができる編集モードであり、日立製
ワードプロセッサ・ワードパル320,620等に本機
能がサポートされている。他社の機種でも同様の機能を
有する機種は本発明に利用可能である。
【0045】図7において、‘網かけ’を設定した領域
は固定情報が表示された入力編集不可領域であり、定形
文書編集モードではこの網かけ設定部分にはカーソル
(図示せず)が進入することができない。したがって、
固定情報が誤って破壊されることはなく、また、「特許
部門受付日」「特許出願依頼受付番号」「特許部門総合
評価」等の特許部門が記入すべき欄には網かけが設定さ
れているので、発明元で誤って記入するおそれはない。
カーソルは網かけのない空欄部分でのみ移動する。すな
わち、必要事項記入時には、文字列入力にしたがって、
カーソルが順次左から右、上から下へ空欄を辿って移動
していく。その結果、記入者はカーソルにより順次記入
すべき欄に誘導され、記入漏れが生じるおそれがなくな
る。図7に示す「発明の一口ダイジェスト」の欄のように
字数が制限されているものについては、空欄をその制限
字数分だけ設けるよう網かけを設定することにより、記
入字数が自動的にその字数に制限される。したがって、
記入者が字数を数える必要がなくなる。なお、発明者の
数は案件により様々であり、「その他の発明者」の欄は予
め多人数分の空欄を設けておく必要がある。そこで、空
欄が残っても不自然とならないように頁の最後に「他の
発明者」の欄を配置している。特許部門記入欄について
は、受付後に、定形文書編集モードを解除して入力を行
う。出願依頼書の内容は、後に電子的に抽出してデータ
ベースの入力、願書作成等の情報として利用することが
できる。
【0046】なお、図7、図8について、その細部の認
識を容易にする目的で網掛けを削除したものをそれぞれ
図12、図13に示す。
【0047】図9,図10および図11は発明元に提供
される電子化された明細書原稿用紙であり、これは、
「発明の概要」「発明の関係情報」等を記入する前半部
分(図9)と、実際の明細書内容を記載する後半部分
(図10,図11)とからなる。この明細書原稿用紙も
記入欄以外の部分に網かけが設定され、定形編集モード
では網かけ領域への入力編集は禁止される。図9の「発
明の概要」については、字数制限があり、その字数制限
に応じて網かけが設定されている。
【0048】図10,図11の明細書原稿用紙を利用す
るときは、定形編集モードを解除して、通常の挿入モー
ドで入力を行う。原稿執筆者は、この原稿用紙を格納し
たFDから何度でも読出して利用することができ、従来
のペーパー原稿用紙のような保管上の問題はない。各項
目についての記載上の指示または注意事項を変更する場
合、FDを交換し、あるいはFDの内容を書き換えれば
よく、従来のように新たに大量の用紙を印刷しなおす必
要はない。明細書原稿用紙のフォーマットが変更される
場合(ペーパーレスシステムでは紙サイズはA4版とな
り、明細書の記載項目のフォーマットも変更される予定
である)も、同様に対処は容易である。
【0049】なお、図9、図10、図11について、そ
の細部の認識を容易にする目的で網掛けを削除したもの
をそれぞれ図14、図15、図16に示す。
【0050】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変形・
変更を行うことが可能である。例えば、特許出願につい
てのみ説明したが、実用新案登録出願についても適用し
うることは容易に理解されよう。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、統一した出願依頼書お
よび明細書原稿用紙を電子媒体で発明元に提供すること
により、用紙保管・フォーマット更新等の問題を軽減
し、かつ、誤記入および記入漏れ等の防止を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による発明元での各種出願依頼書類作成
の処理フローを示す説明図。
【図2】本発明による特許部門での特許出願依頼受付の
処理フローの説明図。
【図3】本発明が適用される企業内出願受付処理システ
ムにおける各種処理のフローチャート。
【図4】図3の各処理について各部門間の物および情報
の流れを示した説明図。
【図5】従来の出願受付から出願までの処理の説明図。
【図6】従来の出願受付から出願までの処理の説明図。
【図7】本発明の電子化出願依頼書の説明図。
【図8】本発明の電子化出願依頼書の説明図。
【図9】電子化明細書原稿用紙の説明図。
【図10】電子化明細書原稿用紙の説明図。
【図11】電子化明細書原稿用紙の説明図。
【図12】図7の電子化出願依頼書の網掛けを外したも
のの説明図。
【図13】図8の電子化出願依頼書の網掛けを外したも
のの説明図。
【図14】図9の電子化明細書原稿用紙の網掛けを外し
たものの説明図。
【図15】図10の電子化明細書原稿用紙の網掛けを外
したものの説明図。
【図16】図11の電子化明細書原稿用紙の網掛けを外
したものの説明図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 清信 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 江幡 英雄 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特許出願用の明細書フォーマット情報を記
    憶した電子媒体であって、 前記明細書フォーマット情報は少なくとも明細書の記載
    項目名、該記載項目に続く空欄、および明細書記載者が
    入力する領域以外の領域に対応して該領域の入力編集を
    不可とする情報とを記憶したことを特徴とする、明細書
    フォーマット情報を記憶した電子媒体。
  2. 【請求項2】前記明細書フォーマット情報は、前記明細
    書の記載項目名に対応して当該記載項目の記載上の注意
    事項をも記憶したことを特徴とする、請求項1記載の明
    細書フォーマット情報を記憶した電子媒体。
  3. 【請求項3】前記出願明細書原稿に加えて出願依頼書を
    も記憶し、該出願依頼書は出願依頼元で記入すべき欄お
    よび特許部門で記入すべき欄をそれぞれ空欄とし、出願
    依頼元で記入すべき空欄以外の領域に対応して前記入力
    編集を不可とする情報を記憶したことを特徴とする請求
    項1記載の、明細書フォーマット情報を記憶した電子媒
    体。
  4. 【請求項4】前記出願依頼書の代表発明者以外の発明者
    の記入欄は、出願依頼書のページの最後に設けたことを
    特徴とする請求項3記載の、明細書フォーマット情報を
    記憶した電子媒体。
  5. 【請求項5】字数制限がある記入欄については、前記入
    力編集を不可とする情報により、当該字数分の空欄を設
    けるよう入力編集不可領域を設定したことを特徴とする
    請求項1または3記載の、明細書フォーマット情報を記
    憶した電子媒体。
JP8201751A 1996-07-31 1996-07-31 明細書フォーマット情報を記憶した電子媒体 Pending JPH0934968A (ja)

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