JP2003228561A - 雑誌編集製作システム - Google Patents

雑誌編集製作システム

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JP2003228561A
JP2003228561A JP2002028917A JP2002028917A JP2003228561A JP 2003228561 A JP2003228561 A JP 2003228561A JP 2002028917 A JP2002028917 A JP 2002028917A JP 2002028917 A JP2002028917 A JP 2002028917A JP 2003228561 A JP2003228561 A JP 2003228561A
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JP2002028917A
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Takamichi Nao
孝道 名尾
Yoichi Okada
陽一 岡田
Toshinori Inoue
寿紀 井上
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】定期的に刊行される情報誌等の制作に最適な雑
誌編集制作システムを提供することを課題とする。 【解決手段】雑誌編集製作に必要な機能を雑誌記事とな
る記事テキストのデータベースを管理するサーバー10
と、集版プロセスを実行する手段を備えたサーバー30
に分け、ファイル転送手段31を備えることにより前記
2つのサーバー装置が連携して動作するように構成し、
さらに、サーバー10に出校管理データベース19およ
び出校管理手段14を設けることで、インターネット9
を通じてサーバー10にアクセスしてくる作業者が違和
感なく作業に集中できるように構成した雑誌編集制作シ
ステムにより上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを利
用した印刷物制作技術に関し、特に、定期刊行される雑
誌等に適した編集から校了までを一貫して行う制作シス
テムに関する。
【0002】
【従来技術】印刷物の製作工程のコンピュータ化は19
80年頃より版下工程、製版工程でそれぞれ別々に進め
られてきたが90年代以降のDTP(Desktop Publishi
ng)技術の登場と普及により完全なデジタル化が可能と
なった。今日では、印刷物の製作作業は、全てコンピュ
ータを用いてデジタルデータにより行うことが普通にな
っている。また、カタログ制作や情報誌制作などの個別
の分野では、製作を効率的に進めるために品目の製作に
適した、テキストや商品画像のデータベースを構築して
これを利用するアプローチが様々に試みられ実施されて
きた。
【0003】初期のデジタル化、すなわちDTP技術の
利用や印刷物の素材であるテキストや画像のデータベー
ス化は、印刷業者(製版業者、版下作成業者)の作業者
が使用する道具をコンピュータに置換えるだけにとどま
っていた。すなわち、発注者から素材情報の提供を受け
ても、依然として文字情報をデータベースに入力登録す
る手間は印刷業者が負わねばならず、また、印刷につき
ものの校正という問題もあり、デジタル技術を利用した
ワークフローは発注者から印刷業者の間での個々の工程
をそれぞれにデジタル化したに過ぎない場合が多かっ
た。
【0004】しかしながら、インターネット利用技術の
発達と普及により、近年では、ネットワークを有効に活
用してデジタル化本来のメリットを享受し得る最適なワ
ークフローを実現したシステムが提案されている。公開
特許公報特開平11−91189号では、印刷受注者が
設置したサーバー装置がWWW(World Wide Web)技術
を利用して、印刷発注者の使用するコンピュータ画面の
WWWブラウザ上に、割付レイアウトパターンと、使用
する商品画像を選択させ、同時に印刷物のための簡単な
テキストを入力させるユーザーインターフェースを提供
し、これを利用して印刷発注者が指定した印刷指示を前
記サーバー装置が受け、印刷受注者が設置したサーバー
装置内で集版処理を行い印刷物を得る印刷物作成装置が
開示されている。WWW技術を利用することで、印刷発
注者の使用するクライアントコンピュータから直接印刷
受注者が設置するサーバー装置に印刷指示を出し、この
サーバー装置は、この指示にしたがって集版処理を開始
する。従って、印刷受注者が印刷仕様を入力する手間を
省くことができ、その入力作業で生じる可能性のある入
力ミスを消滅させる。デジタル化のメリットを活かした
ワークフローを提供するものといえる。
【0005】また、上記システムにおいては、印刷受注
者はサーバーを設置するだけであり、印刷発注者は、こ
の印刷受注者の用意したコンピュータ資源を活用して、
所望する印刷物を得るためのアプリケーションプロセス
を自ら利用するという形態となる。印刷受注者はこのア
プリケーションプロセスが障害なく稼動するよう、印刷
受注者のコンピュータ資源を管理することに注力すれば
よく、その意味で従来の印刷発注−受注というビジネス
形態と異なるビジネスモデルを具現化するシステムとい
うことができる。
【0006】また、公開特許公報特開平11−1950
23号では、商品流通事業体に構築された商品情報デー
タベースを管理する第1のシステムと、商品供給事業体
に設置された第2のシステムと印刷事業体に設置された
第3のシステムが、インターネットまたはイントラネッ
トで接続された構成を持つチラシ・カタログ類の作成シ
ステムにおいて、第2のシステムはネットワークを通じ
て第1のシステム内の前記データベースに商品情報を入
力する機能を有し、前記第3のシステムは、ネットワー
クを介して前記第1のシステム内の前記データベースを
アクセスし、このデータベースから取出した商品情報に
基づいてチラシ・カタログ類の印刷用データを作成する
機能を有することを特徴とするチラシ・カタログ類の作
成システムが開示されている。この作成システムにより
商品流通業者、商品提供業者、印刷業者の三者におい
て、無駄な入力作業のない効率的な協働作業が可能とな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開平11−9118
9号が提示する印刷物作成装置は、データベースを含ん
だ構成となっていないため、また、集版指示の結果を確
認するための校正データを能率よく扱うための手段がな
いため、大量の情報を扱い定期的に発行される情報誌等
の制作にそのまま適用することはできない。また、特開
平11−195023号が提示するチラシ・カタログ類
の作成システムでは、商品流通事業体は商品情報データ
ベースを管理し、また販売促進部システムの機能により
この商品情報データベースにアクセスして、チラシ・カ
タログ類の割付指示を入力して、印刷業事業体の保有す
る第3のシステムに印刷を発注することはできるが、商
品流通事業体の担当者が、この印刷事業体の保有するコ
ンピュータ資源を活用して所望する印刷物を得るための
アプリケーションプロセスを自ら利用するという形態と
なっていないため、依然として発注者と受注者の間の指
示の伝達の必要性とそれに伴うスループットの低下、人
的ミスの発生が生じる余地が残るという問題がある。
【0008】本発明は、以上の既存技術の存在をふまえ
て、上記問題点を解決すべく、定期的に刊行される情報
誌等の制作に最適な雑誌編集制作システムを提供するこ
とを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の発明は、ネットワークに接続された第1のサーバー装
置、第2のサーバー装置および利用者の使用する1つ以
上のクライアントコンピュータから構成される雑誌編集
製作システムであって、その第1の態様は、前記第1の
サーバー装置は、前記クライアントコンピュータ上の利
用者に、テキスト入力、編集指示、校正データ出力指示
をさせるユーザーインターフェースを提供して、それら
の入力・指示を受付けるWWWサーバー機能を備え、さ
らに、テキストデータを主題毎に再利用可能な形で登録
し記録保持するテキストデータベースと、1件の校正デ
ータ出力の指示毎に校正データ作成タスクを管理する情
報を記録保持する出校管理データベースと、テキストデ
ータの主題毎の入力を受付け前記テキストデータベース
に登録するテキスト登録管理手段と、印刷物とするため
の割付け編集指示を受付けて割付けレイアウトされた編
集データを作成する編集指示手段と、校正データ出力指
示および作成された校正データの入校に応じて前記出校
管理データベースを更新し、利用者に校正データの作成
状況を提供する出校管理手段と、を備えたものであっ
て、前記第2のサーバー装置は、前記第1のサーバー装
置上に出力指示された未処理の編集データがあれば自動
的にそれらを第2のサーバー装置に転送し、第2のサー
バー装置で作成された校正データを直ちに第1のサーバ
ー装置に返送するファイル転送手段と、未処理の編集デ
ータを校正データに変換する校正データ作成手段と、を
備えたものであって、前記クライアントコンピュータ
は、WWWブラウザ機能を備えることにより、第1のサー
バー装置にアクセスして、テキスト入力、編集指示およ
び校正データ出力指示を行い、校正データおよび校正デ
ータ作成タスクの進行状況を画面上で確認することがで
きるものであって、このようなシステム構成とすること
により、テキストデータの入力から編集指示、校正確認
および校了までを前記クライアントコンピュータからの
操作のみにより行なえることを特徴とするものである。
【0010】前記第1のサーバー装置は、雑誌編集に必
要なテキストデータを管理するサーバー装置であり、雑
誌編集担当者によりネットワークを通じてアクセスされ
るため、性能面のみならず安全性や可用性の点で高い水
準が要求される。一方、前記第2のサーバー装置は、画
像やテキスト等の印刷素材データを印刷版または校正版
として出力可能な集版データまたは校正データに変換す
るための集版プロセスを実行する手段を備え、印刷版等
を出力するための装置に接続されている必要がある。こ
れら2つのサーバー装置の持つ機能を1つのサーバー装
置または1箇所の設備に集約することは可能であるが、
例えば印刷業者等が、集版プロセスを実行しかつ印刷版
等を出力するための装置に接続されているサーバー装置
を構築し、これを性能面のみならず安全性や可用性の点
で、出版社を満足させる高い水準で稼動可能な状態に維
持させることは必ずしも現実的ではない。下版処理を行
うための熟練を要求されるDTP作業スタッフを揃える
だけでなくIT技術に精通したサーバー管理スタッフを
も保有する必要があるからである。従って本発明では、
第1のサーバー装置をデータセンター等の環境に構築
し、第2のサーバー装置を印刷業者等にて設置し、これ
らをネットワークで接続した構成をとることとした。こ
のようにすれば第1のサーバー装置については高度なネ
ットワーク技術を備えた専門のデータセンター業者等に
セキュリティ面の管理をはじめとするシステムの運用を
任せることができる。その一方で本発明では、前記出校
管理手段や前記ファイル転送手段を第1または第2のサ
ーバー装置に備えることにより、利用者が1つのサーバ
ー装置にアクセスしているのと変わらない操作性を担保
することとした。
【0011】また、本発明に係る雑誌編集製作システム
の第2の態様として、前記ファイル転送手段を第2のサ
ーバー装置に備える代りに、第1のサーバー装置に、出
力指示された未処理の編集データがあればそれを第2の
サーバー装置に転送し、第2のサーバー装置で校正デー
タが作成されれば直ちに第1のサーバー装置に取り込む
ファイル転送手段として備えた構成としてもよい。
【0012】また、本発明のより好ましい第3の態様と
して、第1の態様または第2の態様に係る雑誌編集製作
システムにおいて、前記テキストデータベースは、唯一
の基本データベースと、印刷媒体毎に特化した印刷媒体
毎に用意する媒体別データベースとに分けて構成しても
よい。このような構成をとれば、共通のテキストデータ
を複数の異なる雑誌媒体あるいは電子媒体に利用する場
合に都合がよい。
【0013】また、本発明のより好ましい第4の態様と
して、第1の態様から第3の態様に係る雑誌編集製作シ
ステムのいずれかにおいて、第1のサーバーは、利用者
に対して校正データ作成タスクの進行状況を当該利用者
が出力指示したものについてだけ校正データリストの形
態で提供するものであって、この校正データリストは、
校正データが作成されたものについては、校正データフ
ァイルを閲覧またはダウンロードするためのファイルア
イコンを表示するように構成してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて、本発明の一実
施形態である雑誌編集製作システム1(以下システム
1)を説明してゆく。図1はシステム1の全体構成図で
ある。システム1は、データセンター等に設置される設
備100と、印刷業者に設置される設備300と、出版
社等が利用する設備200をネットワーク9を介して接
続して構成される。
【0015】データセンター等に設置される設備100
には、WWWサーバー手段11、テキスト登録管理手段
12、編集指示手段13、出校管理手段14を備えた第
1のサーバー10(以下データサーバー10と記す)が
設置される。データサーバー10に接続される記憶装置
には、基本データベース17、媒体別データベース1
8、出校管理データベース19が記録管理されている。
ここでシステム1が製作する雑誌としては、定期刊行さ
れ、特に定形的な頁レイアウトを有する情報誌を想定し
ている。情報誌に掲載する個々の記事はテキストデータ
として基本データベース17および媒体別データベース
18に登録される。基本データベース17には、記事を
表現するテキストを主体としたデータを1つの主題毎に
1レコードとして記録管理する。媒体別記事データベー
ス18は、基本データベースのデータを幾つかの印刷媒
体に多重に利用可能とすることを意図して、媒体別に用
意するデータベースである。以下の説明ではこれら二つ
のデータベースを総称してテキストデータベースと呼ぶ
場合もある。また、出校管理データベース19は、利用
者が発行する1件の校正データ出力の指示毎に校正デー
タ作成タスクを管理する情報を記録保持するデータベー
スである。
【0016】WWWサーバー手段11は、ネットワーク
を通してアクセスしてくる利用者のコンピュータ画面に
テキスト入力、編集指示入力等を行うユーザーインター
フェースを提供し、入力されたテキストデータや編集指
示に応じてテキスト登録管理手段12や編集指示手段1
3を呼出して必要な処理を行なわせる。WWWサーバー
手段11は、入手可能なWWWサーバーソフトウエアを
データサーバー10にインストールして実現する。テキ
スト登録管理手段12は、WWWサーバー手段11から
呼出されるソフトウエアモジュールであって、WWWサ
ーバー手段11が受付けたテキストデータを、一つの主
題を1レコードとして基本データベース17に登録す
る。あるいは、WWWサーバー手段11が受付けた入力
指示に応じて基本データベース17に登録されているレ
コードデータに基づいて雑誌媒体掲載用の記事編集デー
タを作成し、媒体別データベース18に登録する。編集
指示手段13は、媒体別データベース18から利用者が
抽出した掲載候補の記事編集データの集合に対する、利
用者の台割り編集指示を受け付けて、台割り編集データ
を作成する。出校管理手段14は、校正データ出力指示
および作成された校正データの入校に応じて前記出校管
理データベースを更新し、利用者に校正データの作成状
況を示す校正データリストを提供する。
【0017】印刷業者の設備300には、第2のサーバ
ー装置30と集版データを出力して原版フィルムを得る
イメージセッター、または印刷物を得るカラープリンタ
ー、あるいは、印刷版を得るプレートセッター等の出力
機39が含まれる。第2のサーバー装置30(以下出力
サーバー30と記す)には、ファイル転送手段31、校
正データ作成手段33が備えられている。
【0018】ファイル転送手段31は、データサーバー
10上に処理すべき編集データがあれば自動的にそれら
を出力サーバー30に転送し、出力サーバー30で作成
された校正データを直ちにデータサーバー10に返送す
る。本実施形態では校正データの形式として、ドキュメ
ントデータの配布のための標準ファイル形式であるPD
F(Portable Document Format)を採用している。校正
データ作成手段33は、記事単位の編集データまたは台
割り編集データを読込み、PDFファイル形式への変換
処理を行うソフトウエアプログラムである。実際には、
記事単位の編集データまたは台割り編集データを読込み
出力機39にかけることができる集版データに変換する
ソフトウエアプログラムと、この集版データからPDF
ファイルに変換するソフトウエアプログラムの二つを用
いて実現できる。システム1では上記集版データとして
は、DTP技術で広く利用されているページ記述言語で
あるポストスクリプト(Postscript以下PSと記す)で
表現されたデータであるPSデータを採用している。な
お、本実施形態では、記事編集データあるいは台割り編
集データは、記事のテキストとそれを組版するために必
要な情報をCSV形式のテキストデータで表したもので
ある。
【0019】クライアントコンピュータの設備200
は、利用者が使用するクライアントコンピュータ20
と、ネットワーク9に接続するためのルータ等の機器2
9により構成される。クライアントコンピュータ20に
はWWWブラウザが搭載されている。尚、ネットワーク
9は誰でも利用可能なオープンなIP網であるインター
ネットであってもよい。ただしその場合には、安全性を
高めるために、転送するデータを暗号化することや、利
用者の本人確認をを厳格に行なう等の公知の方法および
技術を組合わせて構成することが好ましいことは言うま
でもない。
【0020】図2は、システム1による概略の運用フロ
ーを説明する流れ図である。まず利用者である出版社の
入力担当者は、テキストを入力し、1件の主題を表すレ
コードとして基本データベース17へ登録する(S1
0)。次にこの1件のレコードを特定の媒体の1件の記
事データとして使用するために媒体別データベース18
に登録する(S12)。入力担当者は、入力した記事デ
ータ毎に、校正データ出力を指示して、出力サーバー3
0が作成したPDF形式データを自分の使用するパソコ
ン20のブラウザ上に表示させて、入力記事単位の組版
体裁を確認する(S14)。図14は1つの記事の組版
例である。この体裁を確認できるPDFデータが利用者
のパソコン20上に表示される。不具合があれば前のス
テップに戻って入力データを修正する。
【0021】次に利用者である出版社の管理者は、媒体
別データベース18に蓄積された記事データから適当な
検索条件を指定して複数の記事データを一括して出力指
示する。出力サーバー30は、出力指示された記事デー
タから記事毎に組版されたものを機械的につなぎ合せた
PDF形式の校正データを作成する。管理者は自分の使
用するパソコンのブラウザ上で記事単位の体裁を確認で
きる(S20)。ここで直す必要がある記事データにつ
いては、媒体別データベース18の当該レコードの修正
を行う。
【0022】次に出版社の管理者は、校正の済んだ記事
データに関して適当な検索条件(締め切り期日等)を指
定して、台割り編集の対象となる記事データの集合を決
め、この記事データおよび台割り編集に含めるよう事前
に作成され用意されている広告データの集合に対して台
割り編集処理を行う(S30)。台割り編集とは、対象
とする情報誌の主要部分である情報頁について、記事デ
ータを各頁に配置してゆく作業をいう。台割り編集が終
了すれば、管理者は台割り編集結果の校正出力指示を行
なう(S32)。台割り編集結果に基づいて出力サーバ
ー30は複数頁に渡るメークアップされた集版データお
よび校正データを作成する。校正データはPDF形式の
データなので、管理者は自分の使用するパソコンのブラ
ウザ上で台割り編集された体裁を確認できる(S3
4)。不具合があれば前のステップに戻る。不具合がな
ければ、管理者は印刷業者に対して校了を伝える。この
ステップS10から、S34までが雑誌編集制作システ
ム1のカバーする工程範囲である。ここまでの工程によ
り制作する雑誌の主要部分を占める情報頁の各頁の集版
データおよびPDFデータが作成されている。ただし集
版されたデータには、画像を含む記事の場合、画像デー
タが貼り込まれていない場合がある。
【0023】この後、印刷業者では、仕上げのDTP作
業を行なう(S40)。ステップS32で作成された集
版データに画像データの貼付けを行い、別に作成した編
集頁の集版データと合わせた面付け作業等を行なう。以
上の処理の後出力機39に面付け処理された集版データ
を出力することにより面付けされた原版を得る(S5
0)。
【0024】図7は、システム1を構成するデータサー
バー10、出力サーバー30、クライアントコンピュー
タ20の間でどのようなデータ・情報がやり取りされる
かをまとめたものである。コンピュータ20の利用者
は、出力サーバー30の存在を意識することなく作業を
行うことができる。以下、図2の各ステップに従ってシ
ステム1を詳細に説明する。以後の説明では、情報誌を
対象とする制作システムとして説明する。
【0025】図3に基本データベース17の1レコード
300の構成を示す。基本データベース17の1レコー
ドは、情報誌に掲載する1つの記事テーマ(ここではコ
ンクール等への応募案内)を表す。また図4に媒体別デ
ータベース18の1レコード400の構成を示す。媒体
別レコード400は、基本データベースのレコード30
0に基づいて生成される。媒体別レコードの項目は、基
本データベース17の対応する項目の値がそのままセッ
トされるもの、基本データベース17の幾つかの項目の
値をつなぎ合せてセットされるもの、新たに入力するも
のがある。特に、媒体別データベース18の基本データ
ベースID402はレコード作成時に、対応する基本デ
ータベース300のレコードIDが自動的にセットされ
る。原稿状態フラグ412は、当該記事原稿の進行状態
を表すフラグであって、「作業中」→「入稿OK」→
「入稿済」→「出力済」の順に各値がセットされる。
【0026】利用者がパソコンのブラウザ上からデータ
ベースサーバー10のURLを指定すると、まずログイ
ン画面が表示され、ここでユーザー名およびパスワード
が正しく入力されるとWWWサーバー手段11は、利用
者のブラウザ上に、図9に示す基本データ検索画面50
0を表示する。上部の501は、登録されている主題デ
ータの検索条件を入力するための検索条件入力部であ
る。検索条件を入力し、検索ボタン503を押すと、テ
キスト登録管理手段12が呼出され、その働きにより検
索結果が下部の結果表示部502に表示され、主題毎に
表示される。この検索結果から修正すべきレコードを選
択することができる。新たにレコードを登録したい場合
は新規基本データ入力ボタン504を押す。図10は、
新規レコード入力画面510である。
【0027】基本データベース17の新規レコード登録
を行なった直後に、そのレコードの内容を記事データと
して媒体別データベース18に登録することができる。
新規レコードの「登録ボタン」(図示せず)を押すと、
何種類かの媒体を選択する画面(図示せず)が表示さ
れ、そこでどれかを選択すると媒体別データベース18
の入力画面に切り替わる。図11は、媒体別データベー
ス18の入力画面520である。幾つかの項目は、基本
データベース17のレコードの内容から自動的にセット
される。入力担当者は、必要な項目のデータをセットし
て、1件の記事データを完成させる。PDF出力ボタン
521を押すことにより、入力した記事についてのPD
F形式の校正データを作成してパソコンの画面上で体裁
を確認することができる。OKであれば原稿状態529
を「入稿OK」として記事データを登録する。その結果
原稿状態フラグ412は「入稿OK」にセットされる。
【0028】次に利用者である出版社の管理者は、「入
稿OK」となっている記事データの組版体裁を確認した
後、台割り編集用のデータ出力を指示する(S20)。
テキスト登録管理手段12は、指定された検索条件に従
って媒体別データベース18から該当記事レコードデー
タを抽出し台割り編集用の記事データのセットを作成す
る。この時抽出された各記事レコードの原稿状態フラグ
412は「入稿済」に自動的にセットされる。
【0029】次に、ステップS30の台割り編集の処理
を簡単に説明する。台割り編集とは、対象とする情報誌
の主要部分である情報頁について、媒体別データベース
に登録されている記事データを各頁に配置してゆく作業
をいう。このとき、幾つかの広告記事も合わせて配置し
てゆく。記事データは、1/8、1/4、1/2等サイ
ズが決まっている。ここで、1/4サイズの記事、また
は1/8サイズの記事を1頁に割り付ける仕方は図15
のように決まっているものとする。図14は1/4サイ
ズ記事の編集体裁である。各記事の頁上の位置を表す場
合は、図15に示したように「1段」、「2段」、・
・、または「1段L」、・・、のように表記する。全て
の記事データには記事のジャンルを区別するインデック
スが付されている。広告データも2(見開き頁サイ
ズ)、1、1/2、1/4とサイズが決まっている。ま
た、記事データと同様なインデックスが付されている。
そこで、台割り編集作業においては、各情報頁に記事デ
ータと広告データを配置してゆくのであるが、各インデ
ックス毎に頁数が決まっており、各インデックス毎にそ
のインデックスが付された記事データと広告データを台
割り編集する。また、台割り編集では守らなければなら
ない幾つかの制約条件がある。例えば、1頁広告および
見開きサイズ広告の頁は必ず記事データを掲載した頁を
挟むようにして2つの広告が連続しないように配置する
こと、見開き頁広告は奇数頁で終ることとし最後の頁が
奇数頁である時は最後尾の2頁を見開き広告頁としない
こと、用意されている広告記事は全て掲載すること、等
である。図8は台割り編集を模式的に説明する図であ
る。図8では、掲載すべき記事のセット70(1/4サ
イズ13件、1/2サイズ2件)と掲載すべき広告記事
のセット80(1/4広告2件、1頁広告1件、2頁広
告1件)を台割り編集した結果90を示す。
【0030】図6は、台割り編集手段13の働きによる
台割り編集の処理の流れを詳しく説明するフローチャー
トである。以下図6に沿って説明する。まず、管理者
は、記事データ登録管理手段12の機能により、台割り
編集する対象となる記事データの集合を決めて、そのデ
ータセットを作成する。次にメインメニュー画面(図示
せず)から「台割り編集」を選び、台割り編集手段13
を起動する。台割り編集手段13は起動されると、対象
データセットと予め用意されている広告データとを読込
み(S300)、所定のアルゴリズムにより仮台割り編
集を行う(S302)。図12は仮台割り編集が終った
時点で表示される台割り編集作業画面540である。5
41の部分には仮台割り編集結果を表示する台割り表示
シートが表示される。542の部分は、インデックスリ
スト表示領域である。インデックス毎の台割り結果を台
割りの開始頁、終了頁・終了段で表示する。仮台割り編
集では所定の制約条件を可能な限り満足させるように配
置するが、インデックス毎に決められた頁数のスペース
に対して、記事データおよび広告データが過剰なため溢
れる場合、逆に少なすぎて空きスペースが生じる場合な
どがある。その場合には、インデックスリスト表示領域
542に赤色(致命的な警告、記事過剰の場合など)、
青色(致命的でない警告、記事不足など)で警告が表示
される。
【0031】担当者は、仮台割り結果を台割り表示シー
ト541で確認しつつ、調整作業を行なう(S30
4)。調整作業は致命的な警告を除去するために必ず行
なう必要があるが、それ以外に、記事の配置場所の差替
え・変更、余ったスペースへの予備記事の配置等を対話
処理で行う。記事過剰の警告に対しては、インデックス
毎の頁数の設定を変更したり、特定の記事データを除去
するなどの措置を取る。
【0032】調整作業を終えたら、台割り編集ボタン5
43を押して再び編集処理を行なわせる。再編集処理を
行なっても致命的な警告が消えない場合は、再び調整作
業(S304)を行なう。致命的な警告が解消された場
合は台割り出力ボタン548が選択可能となる。担当者
は台割り出力ボタン548を押すことにより、出力指示
を行うことができる(S310)。その結果、台割り編
集結果に基づいた集版データおよび校正データの作成処
理が開始される。
【0033】次に出校管理データベース19と出校管理
手段14について説明する。図5は、出校管理データベ
ース19の1件のレコード500の内容を示す。校正指
示者ID501、記事番号502、SEQ503、媒体
種別504、写真有無505、データ送信日時506、
写真入稿チェック507、印刷会社受付番号508、P
DFデータ作成日時509、PDFファイル名510、
写真確認フラグ511から構成される。図2のS14や
S20において「PDF出力」ボタン521等を押して
校正データ出力指示を行なうと、これにより生じる1件
の校正データ出力タスクを管理するために、出校管理手
段14により1件のレコード500が生成され出校管理
データベース19に登録される。校正指示者ID501
はその出力指示を行なった担当者のコードがセットされ
る。記事番号502は対象とする記事の番号がセットさ
れる。データ送信日時506は、当該記事の編集データ
が出力サーバー30に送信された日時がセットされる。
レコード500の内容は、当該校正データ出力タスクが
進行するとともに内容が書き加えられ、変更されて行
く。
【0034】台割り編集時に、利用者が台割り出力ボタ
ン548を押した時も校正データ出力タスクが発生す
る。その場合は、記事番号502には、その台割り出力
指示を特定する自動的に付与される番号がセットされ
る。それ以後の扱いは記事毎の校正データ出力タスクの
場合と同じである。
【0035】校正データ出力タスクがどのように進行し
て行くかを図16の流れ図で説明する。図16で左側は
データサーバー10側の処理ステップ、右側は出力サー
バー30での処理ステップを表す。まず、利用者がデー
タサーバ10にアクセスして作業中に校正データ出力指
示を行なうと、テキスト登録管理手段12は、定められ
たフォルダ(以下出校フォルダと記す)に対象となる編
集データファイルをセットする(S100)。対象とす
る記事番号をもとにファイル名が決められる。出校フォ
ルダを常に監視している出校管理手段14は編集データ
ファイルが書き込まれたことを検知すると、1件のレコ
ード500を作成し、出校管理データベース19に登録
する(S110)。次にそのファイルの拡張子を変更す
る(S120)。
【0036】出力サーバー30のファイル転送手段31
は、データサーバー10の出校フォルダに未処理の編集
データファイルがあるかどうかを常時監視している。拡
張子を変更されたファイルを未処理の編集データファイ
ルと認識して、出力サーバー30内のフォルダに取り込
む(S300)。ファイル転送手段31は、取得通知
(これもファイルである)を所定のフォルダ(以下入校
フォルダと記す)に送信する(S310)。出校管理手
段14は、取得通知を検知すると、内部に記された印刷
会社受付番号をレコード500の印刷会社受付番号50
8にセットする(S130)。一方出力サーバー30で
は、取り込んだ編集データファイルに基づいて校正デー
タ作成手段33が校正データを作成する(S320)。
作成されたPDFデータはデータサーバ10の入校フォ
ルダに送信される(S330)。出校管理手段14は、
PDFデータが到着したことを検知すると、検知した日
時とPDFファイル名をレコード500のPDFデータ
作成日時509およびPDFファイル名510にセット
する(S140)。
【0037】図17は、出校管理手段14の動作フロー
チャートである。出校管理手段14は常時、出校フォル
ダに出力指示された編集データがあるかどうか(S10
0)、入校フォルダに取得通知またはPDFファイルが
到着していないか(S102、S104)を監視してい
て、それらが到着した場合には、図16で説明したよう
なそれぞれの必要な処理を行う。尚取得通知ファイルは
一度読取って出校管理データベース19を更新したら削
除する(S134)。また編集データファイルの拡張子
を変更する(S120)のは、ファイル転送手段31が
扱う前に新たなレコード500を登録させるためであ
る。
【0038】以上説明したように、出校管理データベー
ス19は、校正データ作成タスクの進行状況を記録す
る。しかも、図18に示すように、テキストデータベー
ス編集画面中の「PDFリスト」ボタン(画面500中
のボタン509など)が押されると、その利用者がその
時点以前に発行した校正データ作成タスクの全ての状態
を校正指示者ID501をキーにして抽出して、PDF
リスト190として利用者のクライアントコンピュータ
に表示する。利用者は、自分が発行した校正出力指示が
出力サーバー30に受信されたかどうか、PDFデータ
が到着したかどうかをPDFリスト190により知るこ
とができる。
【0039】図13はPDFリストの表示画面600で
ある。出校管理データベース19のレコード500の内
容を読み込むことにより1件の校正データ出力指示の進
行状態または結果が610の形でリスト表示される。6
12は、当該記事の記事番号502に基づいて編集デー
タベースから抽出した内容(主催者、タイトル)を含め
て校正指示した記事の内容が一目で分かるように表示し
ている。613はデータ送信日時506の内容を表示す
る。出力サーバー30側が編集データを受取った状態で
ある場合は受付けフラグ614が表示される。これは印
刷会社受付番号508がセットされているかどうかでわ
かる。校正データが作成され既にPDFデータが閲覧可
能な状態になっている場合は、PDFファイルを閲覧ま
たはダウンロードするファイルアイコン615が表示さ
れる。図13では、記事番号121、122(リストの
2番目および3番目)に係るPDFデータは既に到着済
であるが記事番号123(リストの先頭)に係るPDF
データは未着であることがわかる。このファイルアイコ
ンは、PDFファイルが到着すればPDFファイル名が
510にセットされることから作成することができる。
また写真の有り無しと有りの場合の状況もレコード50
0の設定内容から表示する。通常記事1件のPDFデー
タ到着まで数分、台割り編集したもののPDFデータ到
着までは数十分かかるが、実際何時到着するかはわから
ない。PDFリストに表示されるのは自分が出力指示し
たタスクだけなので、利用者は自分が校正データ出力指
示したもののPDFデータが準備できたかどうかが一目
でわかるため、大変作業性がよくなる。
【0040】次に、出力サーバー30について説明す
る。ファイル転送手段31は、既に記載したような、デ
ータベースサーバー10の入校フォルダへのファイルの
転送および出校フォルダからのファイルの取出し処理を
行うソフトウエアモジュールである。これらのフォルダ
の参照、ファイルの取り出しおよび転送は、FTP(Fi
le Transfer Protocol)コマンドをサーバー10に発行
することにより実現する。FTPコマンドを発行するF
TPのサーバー機能、FTPコマンドを受付けるFTP
のクライアント機能、FTPコマンドをアプリケーショ
ンプログラムから発行させるAPI(Application Prog
ramming Interfaces)は、現在利用されるコンピュータ
の多くのOS(オペレーティングシステム)に組み込ま
れているため、当該分野の技術者にとっては周知の技術
である。
【0041】校正データ作成手段33は、前段である集
版データ作成部と校正データ作成部の2つから構成され
るということができる。集版データ作成部は、媒体記事
データベースの1つの記事データ、記事データを一括し
て集めたデータ、または台割り編集された状態を表すデ
ータを入力して、PSデータを生成するソフトウエアモ
ジュールである。集版データ作成部に入力されるデータ
は、基本的には記事データのレコード項目毎に区切られ
たCSVテキストデータである。項目見出し部分の太字
指定や改行を指示させるために特殊な記号文字や特別な
タグを含んでいる。集版データ作成部は記事データの中
の記事サイズや画像の有り無しフラグ、画像のサイズを
読取って、それらの条件毎に予め用意された組版仕様
(段組、使用書体、文字サイズ、行間の大きさなど)か
ら適当な一の組版仕様に従って組版処理を行いこれをP
Sデータとして出力する。いわゆるRIP(Raster Ima
ge Processor)と呼ばれる処理モジュールを含んだソフ
トウエアプログラムである。公知の技術であるので詳細
は割愛する。
【0042】校正データ作成部は、上記PSデータから
PDFデータを生成するソフトウエアモジュールであ
る。これも公知の技術であり、有償で入手可能である。
【0043】以上、本発明の好適な実施形態としてのシ
ステム1を詳細に説明した。システム1を利用する出版
社の担当者は、クライアントコンピュータ20から、記
事データの入力や編集指示(台割り編集)を行うことが
でき、校正データ出力指示を行うことで組版体裁の確認
も可能である。つまり、クライアントコンピュータ20
から人手を介することなく見かけ上直接的に、出力サー
バー30上での校正データの作成、および、それに伴う
集版データの作成といった集版プロセスを、起動できる
ので、データ入力の2度手間や直しの指示の伝達などの
無駄や情報伝達に伴う処理速度の低下の問題がない。
尚、出版社の担当者はデータサーバー10にアクセスで
きる所であればどこからでも雑誌製作作業を進めること
ができる。
【0044】一方で、ネットワークを通じて遠隔地から
印刷業者の出力サーバー30上のコンピュータ資源を利
用することは、自らが校正データ出力指示したデータを
何時入手できるかが非常にわかりにくい不便さを伴うも
のであるが、システム1においては出校管理データベー
ス19とPDFリストを提供する出校管理手段14が備
えられているため、遠隔地から作業していることに起因
する不便さを全く感じることはない。
【0045】以上述べた実施形態では、編集指示手段1
3の内容として台割り編集を行う実施例を説明したが、
本発明の趣旨としては、編集指示手段13は、そのよう
な台割り編集指示に限らず、クライアントコンピュータ
20から対話的に製作する印刷物についての何らかの編
集指示を行う処理手段であればよい。
【0046】尚、図1では、全ての構成要素が共通なネ
ットワーク9で接続されているが、データサーバー10
と出力サーバー30はネットワーク9とは別のネットワ
ークで接続される構成であってもよい。
【0047】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
る雑誌編集製作システムによれば、データセンター等性
能と安全が保証される環境にデータベースサーバーを構
築し、集版処理を実行する処理手段を備えた出力サーバ
ーを印刷業者等に設置してこれらをネットワーク接続し
て、無駄な入力作業とそれに伴う入力ミス、印刷指示等
情報伝達に伴う生産性の阻害のない効率的な雑誌編集製
作作業が出版社等の担当者の居場所から可能となり、し
かも出版社等の担当者はネットワークを通じて作業して
いる不便さを感じることはない、という顕著な効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 システム1の全体構成図である。
【図2】 システム1による概略の運用フローを説明す
る流れ図である。
【図3】 基本データベース17の1レコード300の
構成を示す。
【図4】 基本データベース17の1レコード300の
構成を示す。
【図5】 出校管理データベース19の1件のレコード
500の内容を示す
【図6】 台割り編集処理ステップを説明する流れ図で
ある。
【図7】 システム1の情報とデータの流れを説明する
概念図
【図8】 台割り編集結果の一例を説明する図である。
【図9】 基本データ検索画面500である。
【図10】基本データベース17の新規レコード入力画
面510である。
【図11】媒体別データベース18の入力画面520で
ある。
【図12】台割り編集作業画面540である。
【図13】PDFリスト表示画面600である。
【図14】1/4サイズ記事の組版体裁例である。
【図15】1/4または1/8サイズの記事のレイアウト仕様
説明図である。
【図16】校正データ出力タスクの進行を説明するブロ
ック図である。
【図17】出校管理手段14の動作フローチャートであ
る。
【図18】出校管理手段14のPDFリスト提供機能を
説明する概念図である。
【符号の説明】
1 雑誌編集製作システム 9 ネットワーク(インターネット) 10 第1のサーバー装置(データサーバー) 11 WWWサーバー手段 12 テキスト登録管理手段 13 編集指示手段 14 出校管理手段 17 基本データベース 18 媒体別データベース 19 出校管理データベース 20 クライアントコンピュータ 29 ルーター等 30 第2のサーバー装置(出力サーバー) 31 ファイル転送手段 33 校正データ作成手段 39 出力機 100 データセンターの設備 200 出版社の設備 300 印刷業者の設備 500 基本データ検索画面 510 基本データベース17の新規レコード入力画面 520 媒体別データベース18の入力画面 540 台割り編集作業画面 600 PDFリスト表示画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 寿紀 東京都新宿区原町3丁目87番4号 株式会 社ディー・エヌ・ピー・デジタルコム内 Fターム(参考) 5B009 NC01 TA02 VA07 VA09 VC03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続された第1のサーバ
    ー装置、第2のサーバー装置および利用者の使用する1
    つ以上のクライアントコンピュータから構成される雑誌
    編集製作システムであって、前記第1のサーバー装置
    は、前記クライアントコンピュータ上の利用者に、テキ
    スト入力、編集指示、校正データ出力指示をさせるユー
    ザーインターフェースを提供して、それらの入力・指示
    を受付けるWWWサーバー機能を備え、さらに、テキス
    トデータを主題毎に再利用可能な形で登録し記録保持す
    るテキストデータベースと、1件の校正データ出力の指
    示毎に校正データ作成タスクを管理する情報を記録保持
    する出校管理データベースと、テキストデータの主題毎
    の入力を受付け前記テキストデータベースに登録するテ
    キスト登録管理手段と、印刷物とするための割付け編集
    指示を受付けて割付けレイアウトされた編集データを作
    成する編集指示手段と、校正データ出力指示および作成
    された校正データの入校に応じて前記出校管理データベ
    ースを更新し、利用者に校正データの作成状況を提供す
    る出校管理手段と、を備えたものであって、前記第2の
    サーバー装置は、前記第1のサーバー装置上に出力指示
    された未処理の編集データがあれば自動的にそれらを第
    2のサーバー装置に転送し、第2のサーバー装置で作成
    された校正データを直ちに第1のサーバー装置に返送す
    るファイル転送手段と、未処理の編集データを校正デー
    タに変換する校正データ作成手段と、を備えたものであ
    って、前記クライアントコンピュータは、WWWブラウザ
    機能を備えることにより、第1のサーバー装置にアクセ
    スして、テキスト入力、編集指示および校正データ出力
    指示を行い、校正データおよび校正データ作成タスクの
    進行状況を画面上で確認することができるものであっ
    て、このようなシステム構成とすることにより、テキス
    トデータの入力から編集指示、校正確認および校了まで
    を前記クライアントコンピュータからの操作のみにより
    行なえることを特徴とする雑誌編集製作システム。
  2. 【請求項2】 ネットワークに接続された第1のサーバ
    ー装置、第2のサーバー装置および利用者の使用する1
    つ以上のクライアントコンピュータから構成される雑誌
    編集製作システムであって、前記第1のサーバー装置
    は、前記クライアントコンピュータ上の利用者に、テキ
    スト入力、編集指示、校正データ出力指示をさせるユー
    ザーインターフェースを提供して、それらの入力・指示
    を受付けるWWWサーバー機能を備え、さらに、テキス
    トデータを主題毎に再利用可能な形で登録し記録保持す
    るテキストデータベースと、1件の校正データ出力の指
    示毎に校正データ作成タスクを管理する情報を記録保持
    する出校管理データベースと、テキストデータの主題毎
    の入力を受付け前記テキストデータベースに登録するテ
    キスト登録管理手段と、印刷物とするための割付け編集
    指示を受付けて割付けレイアウトされた編集データを作
    成する編集指示手段と、校正データ出力指示および作成
    された校正データの入校に応じて前記出校管理データベ
    ースを更新し、利用者に校正データの作成状況を提供す
    る出校管理手段と、出力指示された未処理の編集データ
    があればそれを第2のサーバー装置に転送し、第2のサ
    ーバー装置で校正データが作成されれば直ちに第1のサ
    ーバー装置に取り込むファイル転送手段と、を備えたも
    のであって、前記第2のサーバー装置は、第1のサーバ
    ー装置から送り付けられた編集データを校正データに変
    換する校正データ作成手段を備えたものであって、前記
    クライアントコンピュータは、WWWブラウザ機能を備え
    ることにより、第1のサーバー装置にアクセスして、テ
    キスト入力、編集指示および校正データ出力指示を行
    い、校正データおよび校正データ作成タスクの進行状況
    を画面上で確認することができるものであって、このよ
    うなシステム構成とすることにより、テキストデータの
    入力から編集指示、校正確認および校了までを前記クラ
    イアントコンピュータからの操作のみにより行なえるこ
    とを特徴とする雑誌編集製作システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の雑誌編
    集製作システムにおいて、前記テキストデータベース
    は、唯一の基本データベースと、印刷媒体毎に特化した
    印刷媒体毎に用意する媒体別データベースとに分けて構
    成されることを特徴とする雑誌編集製作システム。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の雑誌編集製作システムにおいて、第1のサーバーは、
    利用者に対して校正データ作成タスクの進行状況を当該
    利用者が出力指示したものについてだけ校正データリス
    トの形態で提供するものであって、この校正データリス
    トは、校正データが作成されたものについては、校正デ
    ータファイルを閲覧またはダウンロードするためのファ
    イルアイコンを表示するようにしたことを特徴とする雑
    誌編集製作システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005338337A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Toppan Printing Co Ltd 確定掲載内容レイアウト作成システム
JP2009110443A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Toshiba Corp 情報処理装置およびプログラム
JP2021036360A (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 株式会社求人ジャーナル 原稿管理装置および原稿管理方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2009110443A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Toshiba Corp 情報処理装置およびプログラム
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