JP2009288974A - 校正システム及び校正装置並びに校正方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】校正済み原稿の修正を行う際に修正内容を容易に把握でき、修正済み原稿における修正内容の適否を容易に判断可能とした校正システム及び校正方法を提供する。
【解決手段】校正担当者はPDF原稿の修正箇所(文字列400)に対して修正内容を示す校正注釈402を付与し、校正注釈402を校正情報データとして原稿の版と関連付けして保存する。入稿担当者が校正入りPDFを開くと、修正前の文字列400と修正後の文字列410が重ねて表示されるとともに、修正前の文字列400に付与されている校正注釈402が重ねて表示される。このように、修正前の文字列400と修正後の文字列410と修正前の文字列400に付与されている校正注釈402が1画面に表示されるので、修正箇所及び修正内容の把握が容易となる。修正前の文字列400と修正後の文字列410の差分を表示してもよい。
【選択図】図34
【解決手段】校正担当者はPDF原稿の修正箇所(文字列400)に対して修正内容を示す校正注釈402を付与し、校正注釈402を校正情報データとして原稿の版と関連付けして保存する。入稿担当者が校正入りPDFを開くと、修正前の文字列400と修正後の文字列410が重ねて表示されるとともに、修正前の文字列400に付与されている校正注釈402が重ねて表示される。このように、修正前の文字列400と修正後の文字列410と修正前の文字列400に付与されている校正注釈402が1画面に表示されるので、修正箇所及び修正内容の把握が容易となる。修正前の文字列400と修正後の文字列410の差分を表示してもよい。
【選択図】図34
Description
本発明は、校正システム及び校正装置並びに校正方法に係り、特に、印刷生産システムにおける印刷原稿の校正技術に関する。
印刷業界において、1つの印刷物を完成させるまでの過程では、複数の者(会社)により分担して行われることが一般的である。例えば、原稿作成者(例えばデザイナー)によって作成された原稿が入稿されると、校正担当者(例えば広告代理店又はクライアント)による校正が行われ、再入稿、校正が繰り返された後、校正作業が完了すると、印刷会社の担当者によって印刷作業が開始される。このように、印刷物の生産プロセスは複数種類の工程から構成されるため、各担当者間でのコミュニケーションを円滑にするワークフロー管理システムの運用ニーズは高まっている。
原稿作成担当者によって印刷原稿(初稿)が作成されると、校正担当者によって校正が行われ、校正結果に基づき印刷原稿の修正が行われる。そして、修正原稿(再稿)に対して修正箇所が正しく修正されているか、新たな修正箇所はないかといったことを確認する校正が再度行われる。このような校正、修正の工程を繰り返して、最終版の印刷原稿が作成される。
修正原稿の校正(再校)は、修正前の原稿(1つ前の版)と修正後の原稿をCRT(画面)に映し出し、またはプルーフに出力し、両者を比較する方法により行われていたが、近年、自動的に両者を比較して校正(検版)を行う検版装置が提案されている。
特許文献1には、最終出力物用画像データと校正用画像データとを比較して画像の相違を検出し、検版結果のレポートを表示する検版装置が記載されている。
また、特許文献2には、検査対象物(初校及び再校)の2値画像データを生成するとともに初校と再校の相違部分を検出し、また、修正箇所の座標値を示す修正箇所データを生成し、初校のパターン、再校のパターン、相違ブロック、及び修正箇所の位置を示すマークを検査結果としてCRTに表示する検版装置が記載されている。
特開2004−117888号公報
特開平8−202014号公報
しかしながら、再稿において、修正されているかを判断することや修正箇所が適切であるかを判断することに比べて、修正内容が適切であるか(指示のとおりに修正箇所が正しく修正されているか否か)を判断することは容易ではない。また、本来修正するべきではない部分が変更されたことの判断も容易ではない。
引用文献1に記載された検版装置(検版方法)、及び引用文献2に記載された検版装置のいずれも修正の有無と修正箇所を把握することは可能であるものの、修正内容の適否を判断することは困難であり、修正すべきでない部分の変更を発見することも困難である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、校正済み原稿の修正を行う際に修正内容を容易に把握でき、修正済み原稿における修正内容の適否を容易に判断可能とした校正システム及び校正装置並びに校正方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る校正システムは、校正対象の原稿に対して修正内容を示す校正情報を付与する校正情報付与手段と、前記校正情報が付与された原稿を保存する校正情報保存手段と、修正前の原稿及び前記校正情報に基づく修正後の原稿を表示する表示手段と、前記修正前の原稿及び前記修正後の原稿と前記校正情報とを1つの画面上に重ねて表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、修正前の原稿、修正後の原稿及び修正内容を示す校正情報を1画面上に重ねて表示することで、修正箇所が修正指示のとおりに修正されているか否かを容易に確認することができる。
前記校正情報のデータを原稿の版と関連付けして保存することが好ましく、前記校正情報のレイヤを前記修正前の原稿のレイヤに重ねて表示する態様が好ましい。
前記修正前の原稿と前記修正後の原稿の差分を表示するように構成することが好ましく、前記修正前の原稿及び前記修正後の原稿に代わり、前記修正前の原稿と前記修正後の原稿の差分を表示する態様や、前記校正情報が付与された修正前の原稿と、前記修正後の原稿を1画面に並べて表示する態様も好ましい。また、前記修正後の原稿では修正が施されていない画面を表示しないように構成してもよい。
かかる表示方式によれば、修正箇所が強調されるので、修正を行う際に修正箇所を確実に認識することが可能となる。
また、前記校正情報を変更する校正情報変更手段を備え、前記校正情報保存手段は、前記校正情報変更手段によって変更された校正情報を次の版の校正情報として保存することで、校正情報を編集して再利用することが可能となる。
また、本発明に係る校正システムを、管理サーバ装置と、前記管理サーバ装置とネットワーク接続された端末装置と、を含み、前記管理サーバ装置は、前記校正情報保存手段を備えるとともに、前記端末装置は、前記校正情報付与手段、及び前記表示制御手段を備えるように構成するとよい。
本発明に係る校正システムは、前記端末装置は、1又は複数の作業から構成され、1つの印刷物の生産の一連の工程を表すジョブを登録するジョブ登録手段と、前記印刷物の原稿の少なくとも一部のページを部分的に入稿可能な入稿手段と、前記入稿手段によって入稿された原稿を保存する原稿保存手段と、前記印刷物の各ページに対して、前記入稿手段によって入稿された原稿の各ページを割り当てるとともに、前記入稿手段によって新たに入稿された原稿が存在する場合には、ユーザの指示に従って、既にページ割り当て済みの原稿のページと置き換えるか、又は既にページ割り当て済みの原稿のページ間に挿入することによって、新たに入稿された原稿の各ページの割り当てを行うページ編集手段と、前記原稿の校正を行う校正手段と、前記原稿の校正履歴を保存する校正履歴保存手段と、前記原稿の校正が完了した後、前記印刷物の印刷を指示する印刷指示手段と、を備えた、複数のページからなる印刷物を生産するためのワークフロー管理システムにおける原稿の校正システムに好適である。
また、本発明は上記校正システムを具現化するための装置発明を提供する。即ち、本発明に係る校正装置は、校正対象の原稿に対して修正内容を示す校正情報を付与する校正情報付与手段と、前記校正情報が付与された原稿を保存する校正情報保存手段と、修正前の原稿及び前記校正情報に基づく修正後の原稿を表示する表示手段と、前記修正前の原稿及び前記修正後の原稿と前記校正情報とを1つの画面上に重ねて表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明は上記目的を達成するための方法発明を提供する。即ち、本発明に係る校正方法は、校正対象の原稿に対して修正内容を示す校正情報を付与する校正情報付与工程と、前記校正情報が付与された原稿を保存する校正情報保存工程と、修正前の原稿及び前記校正情報に基づく修正後の原稿と前記校正情報とを1つの画面上に重ねて表示する表示工程と、を含むことを特徴としている。
本発明は、上記各工程をコンピュータによって実行するプログラムとして構成することも可能である。
本発明によれば、修正前の原稿と修正後の原稿に重ねて校正注釈を表示し、修正箇所に校正注釈を重ねて表示することで、修正箇所が修正指示のとおりに修正されているか否かを容易に確認することができる。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明の一実施形態に係るワークフロー管理システムの全体構成を示した図である。
<ワークフロー管理システムの全体構成>
図1に示すワークフロー管理システム10は、主として、リモートサーバ装置12と、複数の印刷処理サーバ装置14(14A、14B)と、ジョブ作成/管理用端末装置16と、入稿用端末装置18と、校正用端末装置20とから構成される。例えば、リモートサーバ装置12、印刷処理サーバ装置14、及びジョブ作成/管理用端末装置16は印刷会社に配置され、また、入稿用端末装置18はデザイナーが所属する事務所に、校正用端末装置20は広告代理店又はクライアント(会社)にそれぞれ配置されるが、もちろん、本例に限定されるものではない。
図1に示すワークフロー管理システム10は、主として、リモートサーバ装置12と、複数の印刷処理サーバ装置14(14A、14B)と、ジョブ作成/管理用端末装置16と、入稿用端末装置18と、校正用端末装置20とから構成される。例えば、リモートサーバ装置12、印刷処理サーバ装置14、及びジョブ作成/管理用端末装置16は印刷会社に配置され、また、入稿用端末装置18はデザイナーが所属する事務所に、校正用端末装置20は広告代理店又はクライアント(会社)にそれぞれ配置されるが、もちろん、本例に限定されるものではない。
リモートサーバ装置12は、本発明に係るワークフロー管理システムの中核をなす装置であり、インターネット19を介して入稿用端末装置18及び校正用端末装置20に接続されるとともに、LAN(或いはWAN)21を介して各印刷処理サーバ装置14A、14B及びジョブ作成/管理用端末装置16に接続されている。
各印刷処理サーバ装置14A、14Bは、それぞれ1又は複数の印刷機に対応して設けられている。図1に示した例では、印刷処理サーバ装置14Aは、オフセット印刷機22及びデジタル印刷機24に対応し、印刷処理サーバ装置14Bは、デジタル印刷機26に対応している。各印刷処理サーバ装置14A、14Bに印刷ジョブが登録されると、オンライン又はオフラインでそれぞれ対応する印刷機で印刷作業が実施される。なお、各デジタル印刷機24、26は、それぞれ印刷処理サーバ装置14A、14Bとオンライン状態で接続されている。
次に、図2〜図4を参照しながら、各サーバ装置の機能について説明する。
図2は、図1に示したリモートサーバ装置12の構成を示したブロック図である。図2に示すように、リモートサーバ装置12は、制御部30、記憶部32、及び通信処理部34から主に構成されている。実際には、リモートサーバ装置12は、Webサーバやデータベースサーバとして機能するコンピュータに専用のソフトウエアを組み込みことにより実現されるものである。
制御部30は、CPUに相当するものであり、記憶部32に記憶されるアプリケーション(プログラム)を実行するアプリ実行部であり、この制御部30によって、ジョブ登録機能、ジョブ管理機能、ユーザ管理機能、原稿保存機能、その他各種機能が実現される。
記憶部32は、外部記憶装置(ハードディスクなど)や一次記憶装置(RAMなど)に相当し、制御部30で実行されるアプリケーションや、入稿用端末装置18から入稿されたPDF原稿などの各種データ情報が保存される。
通信処理部34は、インターネット19を介して入稿用端末装置18や校正用端末装置20との通信処理を行うインターフェース部や、LAN21を介して印刷処理サーバ装置14やジョブ作成/管理用端末装置16との通信処理を行うインターフェース部である。
本例では、後述するように、ジョブ作成/管理用端末装置16がサーバ管理機能を備えており、ジョブ作成/管理用端末装置16からリモートサーバ装置12の各種設定、管理などが行われる。なお、リモートサーバ装置12に操作部36や表示部38を設け、リモートサーバ装置12で各種設定、管理などを直接行うようにしてもよい。
図3は、図1に示した印刷処理サーバ装置14の構成を示したブロック図である。図3に示すように、印刷処理サーバ装置14は、上述したリモートサーバ装置12と同様な構成を備えており、制御部42、記憶部44、及び通信処理部46から主に構成されている。実際には、印刷処理サーバ装置14は、Webサーバやデータベースサーバとして機能するコンピュータに専用のソフトウエアを組み込みことにより実現されるものである。
制御部42は、CPUに相当するものであり、記憶部44に記憶されるアプリケーション(プログラム)を実行するアプリ実行部であり、この制御部42によって、プレフライト機能、分版RIP機能、その他各種機能が実現される。
記憶部44は、外部記憶装置(ハードディスクなど)や一次記憶装置(RAMなど)に相当し、制御部42で実行されるアプリケーションや、リモートサーバ装置12から送信されたPDF原稿などの各種データ情報が保存(又は一次保存)される。
通信処理部46は、LANを介して印刷処理サーバ装置14やジョブ作成/管理用端末装置16との通信処理を行うインターフェース部や、印刷処理サーバ装置14に対応して設けられる印刷機との通信処理を行うインターフェース部である。
また、本例では、リモートサーバ装置12と同様に、ジョブ作成/管理用端末装置16から印刷処理サーバ装置14の各種設定、管理などが行われるが、印刷処理サーバ装置14に操作部48や表示部50を設け、印刷処理サーバ装置14で各種設定、管理などを直接行うようにしてもよい。
図4は、各サーバ装置12、14の機能分担を示した図である。
図4に示すように、各サーバ装置12、14は、Webサーバ機能を備えている。例えば、各端末装置16、18、20からリモートサーバ装置12にログインが行われる際、このWebサーバ機能によって端末装置側にログイン画面が提供される。
リモートサーバ装置12は、ジョブを登録する機能(ジョブ登録機能)や、ジョブ登録機能によって登録されたジョブの進捗状況を管理する機能(ジョブ管理機能)を備えている。上述したように、ジョブは、1又は複数の作業(タスク)から構成され、1つの印刷物の生産の一連の工程を表すものである。なお、ジョブ作成機能を有する端末装置(ジョブ作成/管理用端末装置16)で作成されたジョブは、リモートサーバ装置12の記憶部32に保存される。
また、リモートサーバ装置12は、ジョブ毎に印刷物の生産を協力して行う担当者(デザイナー、広告代理店、クライアント、印刷会社など)のアクセス権限を設定、管理する機能(ユーザ管理機能)を備えており、各端末装置16、18、20を操作する担当者は、ユーザ管理機能によって設定されたアクセス権限の範囲内で操作可能となる。
更に、リモートサーバ装置12は、入稿担当者(例えばデザイナー)から入稿されたPDF原稿を保存する機能(原稿保存機能)や、後述するように印刷処理サーバ装置14でプレフライト及び分版RIPが行われた後に、端末装置側でページ操作を行うためにページサムネイル(縮小ページ)を表示するためにサムネイル及びページPDFを作成する機能(サムネイル作成機能、ページPDF作成機能)や、端末装置側でページ操作が行われた履歴情報を保存する機能(ページ操作情報保存機能)、その他各種機能(分版画像送信機能、校正情報保存機能、校正入りPDF作成機能、及びジョブ承認機能)を備えている。原稿送信機能を有する端末装置(入稿用端末装置18)から入稿された原稿(PDF原稿)や、校正機能を有する端末装置(校正用端末装置20)で校正された校正履歴などは、リモートサーバ装置12の記憶部32に保存される。
印刷処理サーバ装置14は、リモートサーバ装置12に入稿されたPDF原稿が、印刷に適したデータであるか否か(例えば、指定されたフォントがこのシステムで使用可能なフォントであるか否かなど)を判定するプリフライト処理を実行する機能(プリフライト機能)や、PDF原稿に含まれるR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の画像を、印刷に適したC(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の画像に分版した状態でビットマップに変換(ラスター変換)する機能(分版RIP機能)を備えている。また、印刷処理サーバ装置14は、対応する印刷機への印刷ジョブを登録する機能(印刷ジョブ登録機能)を備えている。
ここでは、一例として、図4に示した各機能が2つのサーバ装置(リモートサーバ装置12、印刷処理サーバ装置14)に機能分担された構成を例示したが、特にこれに限定されず、1つのサーバ装置で全機能を実現するようにしてもよいし、3つ以上のサーバ装置に機能分担させるようにしてもよい。
次に、図5及び図6を参照しながら、各端末装置の機能について説明する。
図5は、図1に示した各端末装置16、18、20の構成を示したブロック図である。なお、図5では、説明の便宜上、各端末装置16、18、20で機能分担されている各機能をまとめて表示している。
図5に示すように、各端末装置16、18、20は、制御部54、記憶部56、通信処理部58、操作部60、及び表示部62から主に構成されている。実際には、各端末装置16、18、20は、Webブラウザソフトウエアを組み込んだ汎用パソコンにより実現されるものである。
制御部54は、CPUに相当するものであり、記憶部56に記憶されるアプリケーション(プログラム)を実行するアプリ実行部であり、この制御部54によって、ジョブ作成機能、原稿送信機能、ページ操作機能、その他各種機能が実現される。
記憶部56は、外部記憶装置(ハードディスクなど)や一次記憶装置(RAMなど)に相当し、制御部54で実行されるアプリケーションやリモートサーバ装置12に送信するPDF原稿などが保存される。また、後述するように、リモートサーバ装置12から送信されるサムネイルPDFなども記憶部56に保存される。
記憶部56に保存されるアプリケーション(端末プログラム)は、例えば、Java(登録商標)の言語で記述されたプログラムである。この端末プログラムは、各端末装置16、18、20のWeb閲覧機能を利用して、リモートサーバ装置12にログインした後、リモートサーバ装置12からインターネット19を介して端末装置にダウンロード(インストール)される。また、インターネット19を介さずに、外部記憶媒体を利用して端末装置に端末プログラムを直接インストールするようにしてもよい。
端末プログラムについては、端末用途毎に異なるプログラムを用いてもよいし、全端末装置で共通のプログラムとしてもよい。前者の場合には、プログラムのバージョンアップ作業を必要最小限の範囲にとどめることができ、ユーザの利便性が向上する。また、後者の場合には、リモートサーバ装置12で管理されるユーザ情報に応じて、各機能の使用可否を選択的に実施できるようにする態様が好ましく、端末プログラムの共通化によってコストダウンを図ることができる。
通信処理部58は、インターネット19又はLAN21を介してリモートサーバ装置12との通信処理を行うインターフェース部である。
操作部60は、キーボードやマウスなどに相当するものであり、後述する表示部62の表示画面上で各種ファイル操作、コマンド操作などの操作手段として機能する。
表示部62は、モニターに相当するものであり、記憶部56に記憶されるアプリケーションによって提供される各種画面(GUI)を表示する手段として機能する。
図6は、各端末装置16、18、20の機能分担を示した図である。
図6に示すように、各端末装置16、18、20は、リモートサーバ装置12によって公開されるWebページを閲覧する機能を有しており、リモートサーバ装置12から提供されるログイン画面でログインID及びパスワードの入力を行うことにより、リモートサーバ装置12で設定されるアクセス権限の範囲内で各種操作が可能となる。
入稿用端末装置18は、PDF原稿をリモートサーバ装置12に送信する機能(原稿送信機能)、リモートサーバ装置12に保存した原稿のページ操作を行う機能(ページ操作機能)、及び校正担当者(広告代理店又はクライアント)による校正結果を確認する機能(校正確認機能)を備えている。
校正用端末装置20は、リモートサーバ装置12に入稿されたPDF原稿を校正する機能(校正機能)、及び校正作業が完了(校了)したことを承認する機能(承認機能)を備えている。校正機能には、分版画像合成機能、検版画像作成機能、及び校正情報生成機能が含まれる。
ジョブ作成/管理用端末装置16は、ジョブを作成する機能(ジョブ作成機能)、校正担当者(広告代理店又はクライアント)による承認処理が行われた後、リモートサーバ装置12を介して印刷処理サーバ装置14に印刷指示を行う機能(印刷指示機能)、及び各サーバ装置12、14の各種設定や管理を行う機能(サーバ管理機能)を備えている。なお、ジョブ作成機能は、既にリモートサーバ装置12に登録されているジョブを変更又はキャンセルしたり、印刷物の生産を協力して行う担当者(デザイナー、広告代理店、クライアント、印刷会社)のアクセス権限を設定又は変更したりする機能を含む。
本例では、図6に示したように、入稿用端末装置18、校正用端末装置20、及びジョブ作成/管理用端末装置16に機能分担させているが、特にこれに限定されるものではなく、端末用途に応じて機能分担を決定すればよい。例えば、入稿用端末装置18及び校正用端末装置20の各機能を1つの端末装置(入稿用/校正用端末装置)に統合して実現するようにしてもよい。また、ジョブ作成担当者が印刷会社以外の担当者(例えば広告代理店の担当者など)である場合には、ジョブ作成/管理用端末装置16の各機能を2つの端末装置(ジョブ作成用端末装置、管理用端末装置)に分割して、ジョブ作成用端末装置はインターネット19経由でリモートサーバ装置12に接続するように構成してもよい。
<ワークフローの説明>
次に、図7を参照しながら、ワークフロー管理システム10による全体的なプロセス(ワークフロー)について説明する。ここでは、一例として、ジョブ作成担当者(印刷会社)がジョブ作成を行い、原稿作成者兼入稿担当者(デザイナー)がPDF原稿の入稿を行い、校正担当者(広告代理店又はクライアント)が校正を行い、校正作業が完了(校了)するまで再入稿、校正が繰り返され、校正担当者(広告代理店又はクライアント)による承認が行われた後、印刷指示担当者(印刷会社)が印刷指示を行うものとする。
次に、図7を参照しながら、ワークフロー管理システム10による全体的なプロセス(ワークフロー)について説明する。ここでは、一例として、ジョブ作成担当者(印刷会社)がジョブ作成を行い、原稿作成者兼入稿担当者(デザイナー)がPDF原稿の入稿を行い、校正担当者(広告代理店又はクライアント)が校正を行い、校正作業が完了(校了)するまで再入稿、校正が繰り返され、校正担当者(広告代理店又はクライアント)による承認が行われた後、印刷指示担当者(印刷会社)が印刷指示を行うものとする。
〔ジョブ作成工程〕
まず、ジョブ作成担当者(印刷会社)は、ジョブ作成/管理用端末装置16からリモートサーバ装置12にログインした後、ジョブ作成/管理用端末装置16のジョブ作成機能を利用して、依頼を受けた印刷物の作製に関するジョブを作成する(ステップS10)。上述したように、ジョブは、1又は複数の作業(タスク)から構成され、1つの印刷物の生産の一連の工程を表すものである。このとき、印刷物の生産を協力して行う担当者(デザイナー、広告代理店、クライアント、印刷会社)の指定(アクセス権限の設定)もあわせて行う。このようにして、ジョブ作成/管理用端末装置16でジョブが作成されると、その結果はリモートサーバ装置12に通知され、リモートサーバ装置12でジョブ登録が行われる(ステップS12)。また、これと同時に、各担当者のアクセス権限も設定される。図示は省略したが、リモートサーバ装置12にジョブ登録が行われたとき、登録されたジョブに関連する担当者全員(又はそのうちの一部)に電子メールなどでジョブが登録されたことを通知するようにしてもよい。
まず、ジョブ作成担当者(印刷会社)は、ジョブ作成/管理用端末装置16からリモートサーバ装置12にログインした後、ジョブ作成/管理用端末装置16のジョブ作成機能を利用して、依頼を受けた印刷物の作製に関するジョブを作成する(ステップS10)。上述したように、ジョブは、1又は複数の作業(タスク)から構成され、1つの印刷物の生産の一連の工程を表すものである。このとき、印刷物の生産を協力して行う担当者(デザイナー、広告代理店、クライアント、印刷会社)の指定(アクセス権限の設定)もあわせて行う。このようにして、ジョブ作成/管理用端末装置16でジョブが作成されると、その結果はリモートサーバ装置12に通知され、リモートサーバ装置12でジョブ登録が行われる(ステップS12)。また、これと同時に、各担当者のアクセス権限も設定される。図示は省略したが、リモートサーバ装置12にジョブ登録が行われたとき、登録されたジョブに関連する担当者全員(又はそのうちの一部)に電子メールなどでジョブが登録されたことを通知するようにしてもよい。
〔入稿工程〕
次に、印刷物の原稿(PDF原稿)の作成が完了すると、入稿担当者(デザイナー)は、入稿用端末装置18の表示部62に表示されるログイン画面100(図8)で自分のログインID及びパスワードを入力して、リモートサーバ装置12にログインする。ログイン後、入稿用端末装置18にはジョブ一覧画面102A(図9)が表示され、リモートサーバ装置12に登録されているジョブが一覧表示される。
次に、印刷物の原稿(PDF原稿)の作成が完了すると、入稿担当者(デザイナー)は、入稿用端末装置18の表示部62に表示されるログイン画面100(図8)で自分のログインID及びパスワードを入力して、リモートサーバ装置12にログインする。ログイン後、入稿用端末装置18にはジョブ一覧画面102A(図9)が表示され、リモートサーバ装置12に登録されているジョブが一覧表示される。
このとき、ログイン中の入稿担当者にアクセス権限が割り当てられているジョブのみを表示する態様が好ましい。入稿担当者が、操作部60のマウス操作によって、一覧表示されたジョブの中からPDF原稿のアップロード対象となるジョブを選択して、アップロードボタン104を押すと、入稿用端末装置18の表示部62にはアップロード画面106A(図10)が表示される。入稿担当者は、アップロード画面106Aに一覧表示されるファイル一覧の中からリモートサーバ装置12に送信する1又は複数のファイル(PDF原稿)を選択し、ファイル選択ボタン108を押すと、下段の送信ファイルリストウインドウ110に選択されたファイルが表示される。
本例では、3つのPDF原稿(ファイル名「a001.pdf」、「a002.pdf」、「a003.pdf」)が送信ファイルリストウインドウ110に表示されている。なお、各PDF原稿は、それぞれ1又は複数のページから構成される。その後、入稿担当者が、追加アップロードボタン112を押すと、入稿用端末装置18からリモートサーバ装置12へのPDF原稿のアップロード(送信)が開始される(図7のステップS14)。
このように本実施形態では、1又は複数のPDF原稿を選択してリモートサーバ装置12にアップロード可能(入稿可能)であるため、全ての原稿ファイル(1又は複数のPDF原稿)を一括入稿することもできるし、一部の原稿ファイルを部分的に入稿することができる。したがって、再入稿する場合には、修正ページのみからなるPDF原稿を選択して部分入稿することもできる。
PDF原稿のアップロードが完了すると、入稿用端末装置18の表示部62にはジョブ一覧画面102B(図11)が表示される。ここでは、初回入稿時には、全ての原稿ファイル(PDF原稿)が一括入稿されたものとする(即ち、入稿率100%)。
リモートサーバ装置12は、入稿用端末装置18からアップロードされたPDF原稿を記憶部32に保存するとともに、そのPDF原稿を印刷処理サーバ装置14に送信する(図7のステップS16)。
印刷処理サーバ装置14は、上述したプレフライト機能及び分版RIP機能によって、リモートサーバ装置12から送信されたPDF原稿のプレフライト処理及び分版RIPを行う(ステップS18)。これにより、入稿されたPDF原稿が、印刷に適したデータであるか否か(例えば、指定されたフォントがこのシステムで使用可能なフォントであるか否かなど)判定されるとともに、PDF原稿に含まれるR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の画像を、印刷に適したC(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の画像に分版した状態でビットマップに変換(ラスター変換)される。そして、印刷処理サーバ装置14からリモートサーバ装置12に対して、プリフライト結果を示すレポート(プリフライトレポート)が通知されるとともに、ページ分版画像が送信される。
リモートサーバ装置12は、印刷処理サーバ装置14からプレフライトレポート及びページ分版画像を受信すると、入稿用端末装置18に送信完了通知を行う。このとき、プレフライトレポートもあわせて通知される。
また、リモートサーバ装置12は、印刷処理サーバ装置14から受信したページ分版画像を基にして、PDF原稿の各ページのPDF(ページPDF)を作成し、記憶部32にページPDFを保存するとともに、ページPDFのサムネイル(ページサムネイル)を作成して、入稿用端末装置18にページサムネイルを送信する(ステップS20)。リモートサーバ装置12から入稿用端末装置18に送信されたページサムネイルは、入稿用端末装置18の記憶部56に保存(又は一次保存)され、後述するように入稿用端末装置18の表示部62の所定のウインドウ内に一覧表示される。
ところで、入稿用端末装置18は、リモートサーバ装置12から通知されたプレフライトレポートにエラー又は警告が存在する場合には、ジョブ一覧画面102B(図11)の上部に「プリフライトエラーがあります。ジョブ詳細から確認してください。」というエラーメッセージ114が表示される。このとき、入稿担当者が、操作部60のマウス操作によって、ジョブ詳細表示ボタン116を押すと、ジョブ詳細画面118(図12)が表示される。ここでは、一例として、ジョブ詳細画面118には、入稿されたPDF原稿に対するプレフライト処理の結果として、エラー3件と警告10件が表示されている。更に、ジョブ詳細画面118の詳細確認ボタン120を押すと、プレフライトレポート画面122(図13)が表示され、入稿担当者は、より詳細なエラー情報を確認することができる。
PDF原稿の修正後、入稿担当者は、入稿用端末装置18からリモートサーバ装置12に再びログインを行い、入稿用端末装置18の表示部62にはジョブ一覧画面102C(図14)が表示される。入稿担当者は、操作部60のマウス操作によって、一覧表示されたジョブの中からPDF原稿のアップロード対象となるジョブを選択し、アップロードボタン104を押すと、入稿用端末装置18の表示部62にはアップロード画面106B(図15)が表示される。
そして、アップロード画面106Bに一覧表示されるファイル一覧の中から修正ページのみからなるPDF原稿(以下、「修正PDF原稿」という。)を選択し、ファイル選択ボタン108を押すと、下段の送信ファイルリストウインドウ110に選択されたファイルが表示される。本例では、修正PDF原稿(ファイル名「b001.pdf」)が選択され、送信ファイルリストウインドウ110に表示されている。その後、入稿担当者が、書き換えアップロードボタン126を押すと、入稿用端末装置18からリモートサーバ装置12への修正PDF原稿のアップロード(送信)が開始される。
修正PDF原稿のアップロードが完了すると、初回入稿時と同様に、印刷処理サーバ装置14によって、修正PDF原稿に対するプリフライト処理及び分版RIPが行われる。そして、入稿用端末装置18の表示部62にはジョブ一覧画面102D(図16)が表示される。ここでは、プリフライト処理の結果、修正PDF原稿には、エラー及び警告が存在しなかったものとする(即ち、図16では、図11に示したエラーメッセージ114は表示されていない。)。
続いて、入稿担当者が、操作部60のマウス操作によって、ジョブ一覧画面102Dのページ一覧ボタン124を押すと、ページ一覧画面128A(図17)が表示される。ページ一覧画面128Aには、「現在のページ構成一覧」タブ130、及び「ページ操作」タブ132が含まれており、図17では「現在のページ構成一覧」タブ130が開かれている状態を表している。このとき、ページ一覧画面128Bの上部には、「未割り当てのページがあります。[ページ操作]タブを選択して編集してください。」という警告メッセージ134が表示される。初回入稿時には、印刷物の各ページに対して、入稿された原稿(PDF原稿)の各ページは自動的にページ割り当てが行われるのに対し、再入稿時には、入稿された修正PDF原稿の各ページ(修正ページ)は自動的に割り当てられず、上記のような警告メッセージ134が表示される。
このような状態において、入稿担当者が、操作部60のマウス操作によって、「ページ操作」タブ132を開くと、図18に示すページ一覧画面128Bに切り替わり、ページ操作可能な状態となる。このとき、ページ一覧画面128Bの上段の「未割り当てページ一覧」ウインドウ136には、再入稿された修正PDF原稿の各ページが一覧表示され、下段の「割り当て済みページ済み一覧」ウインドウ138には、既にページ割り当てが完了しているPDF原稿の各ページが一覧表示される。
このとき、入稿担当者が、操作部60のマウスの操作によって、例えば、「未割り当てページ一覧」ウインドウ136に表示されている修正ページPBをドラッグした状態で、「割り当て済みページ済み一覧」ウインドウ138に表示されているページP2に重なるように移動してドロップすると、ページP2が修正ページPBに置き換えられる。また、修正ページPBをドラッグした状態で、「割り当て済みページ済み一覧」ウインドウ138に表示されている隣接するページP3、P4間に移動してドロップすると、隣接するページP3、P4間に修正ページPBを挿入される。なお、「割り当て済みページ済み一覧」ウインドウ138に割り当てられた修正ページPBは、「未割り当てページ一覧」ウインドウ136から削除される。
このように、「未割り当てページ一覧」ウインドウ136に表示されている各ページ(再入稿された原稿の各ページ)を、「割り当て済みページ済み一覧」ウインドウ138に表示されているページと置き換えるか、又は「割り当て済みページ済み一覧」ウインドウ138に表示されているページ間に挿入することによって、再入稿された原稿の各ページに対するページ割り当てが行われる。
また、「割り当て済みページ済み一覧」ウインドウ138に表示されている各ページは、操作部60のマウス操作によって、ページ位置変更やページ削除が可能であり、ページの並び順を自由に変更することができる。なお、説明は省略するが、初回入稿時でも、ページ一覧画面から「ページ操作」タブ132を開くことにより、同様なページ編集を行うことができる。
「未割り当てページ一覧」ウインドウ136に表示されている全ページのページ割り当てが完了し、入稿担当者が保存ボタン140を押すと、リモートサーバ装置12は、ページ操作情報を記憶部32に保存するとともに、校正用端末装置20に校正準備完了通知を行う。このとき、図19に示すように、ページ一覧画面128Cは、「現在のページ 構成一覧」タブ130に切り替わり、「未割り当てのページの編集が完了しました。」というメッセージ142が表示される。
なお、「割り当て済みページ済み一覧」ウインドウ138に表示されているページを、「未割り当てページ一覧」ウインドウ136に表示されているページ(再入稿された原稿のページ)に置き換えた場合、置き換え前の古いページは完全に削除されるのではなく、リモートサーバ装置12の記憶部32に保存されており、リモートサーバ装置12のページ操作情報保存機能によってページの履歴管理が行われている。このため、ページの置き換えが行われた後でも、元の状態に復元することが可能である。
このようにして、入稿担当者が入稿用端末装置18でページ操作を行い(図7のステップS22)、それが完了すると、リモートサーバ装置12は、ページ操作情報を記憶部32に保存するとともに、校正用端末装置20に校正準備完了通知を行う(ステップS24)。
〔校正工程〕
校正用端末装置20は、リモートサーバ装置12から校正準備完了通知を受信すると、校正担当者(広告代理店又はクライアント)による校正が可能な状態となる。このとき、リモートサーバ装置12は、ページ分版画像を校正用端末装置20に送信し(ステップS26)、校正用端末装置20は、リモートサーバ装置12から受信したページ分版画像を記憶部56に保存(又は一次保存)するとともに、校正担当者の端末操作に応じて、ページ分版画像合成や検版画像作成を行う(ステップS28)。
校正用端末装置20は、リモートサーバ装置12から校正準備完了通知を受信すると、校正担当者(広告代理店又はクライアント)による校正が可能な状態となる。このとき、リモートサーバ装置12は、ページ分版画像を校正用端末装置20に送信し(ステップS26)、校正用端末装置20は、リモートサーバ装置12から受信したページ分版画像を記憶部56に保存(又は一次保存)するとともに、校正担当者の端末操作に応じて、ページ分版画像合成や検版画像作成を行う(ステップS28)。
次に、校正担当者は、校正用端末装置20の表示部62に表示されるログイン画面200(図20)で自分のログインID及びパスワードを入力して、リモートサーバ装置12にログインする。ログイン後、校正用端末装置20にはジョブ一覧画面202(図21)が表示され、リモートサーバ装置12に登録されているジョブが一覧表示される。このとき、ログイン中の校正担当者にアクセス権限が割り当てられているジョブのみを表示する態様が好ましい。校正担当者が、操作部60のマウス操作によって、一覧表示されたジョブの中から校正対象のジョブを選択し、ジョブ一覧表示ボタン204を押すと、校正用端末装置20の表示部62にはページ一覧画面206A(図22)が表示される。
そして、校正担当者が、操作部60のマウス操作によって、ページ一覧画面206Aに表示されたページ一覧の中から校正対象ページを選択して、校正ツールボタン212を押すと、図23に示すような校正ツール画面214が表示される。これにより、校正担当者は、図形/文字ツール群216を利用して、ページ表示ウインドウ218に表示された校正対象ページの校正を行うことができる(図7のステップS30)。図23では、一例として、校正担当者によって、画像の差し替えなどの注釈が校正対象ページ上に付加された状態が示されている。
このようにして校正が終了した後、校正担当者が終了ボタン220を押すと、校正用端末装置20の表示部62には、図24に示すページ一覧画面206Bが表示される。校正担当者は、校正対象ページの校正結果がOKである場合には、校正OKボタン222を押し、NGである場合には、校正NGボタン224を押す。ここでは、校正者Bによる校正が行われ、校正対象ページの校正結果がNGであることを表している。
その後、校正用端末装置20は、校正者によって行われた校正情報を生成し、リモートサーバ装置12に送信する(図7のステップS32)。そして、リモートサーバ装置12は、校正用端末装置20から受信した校正情報を記憶部32に保存し(ステップS34)、入稿用端末装置18に対して校正完了通知を行う。これと同時に、リモートサーバ装置12は、校正入りPDFを作成し、入稿用端末装置18に送信を行う(ステップS36)。
〔校正確認工程〜承認工程〕
入稿担当者は、リモートサーバ装置12から受信した校正入りPDFを表示画面に表示して校正内容を確認する(ステップS38)。そして、入稿担当者は、その校正内容に従ってPDF原稿の修正を行い、入稿用端末装置18から再入稿を行う。
入稿担当者は、リモートサーバ装置12から受信した校正入りPDFを表示画面に表示して校正内容を確認する(ステップS38)。そして、入稿担当者は、その校正内容に従ってPDF原稿の修正を行い、入稿用端末装置18から再入稿を行う。
続いて、校正担当者が、校正用端末装置20からリモートサーバ装置12に再びログインすると、校正用端末装置20の表示部62にはジョブ一覧画面300A(図25)が表示される。校正担当者は、操作部60のマウス操作によって、一覧表示されたジョブの中から校正対象のジョブを選択し、ページ一覧表示ボタン302を押すと、ページ一覧画面304A(図26)が表示される。更に、ページ一覧画面304Aに表示されたページの中から校正対象ページを選択し、校正ツールボタン310を押すと、校正ツール画面312A(図27)が表示される。
そして、校正ツール画面312Aの上部に表示されるプルダウンメニュー314の中から「過去版と比較」を選択すると、図28に示すように、校正ツール画面312Bのページ表示ウインドウ318には、最新版ページ(左側のページ)と過去版ページ(右側のページ)が横に並んで表示される。更に、この状態において、「差分を表示」ボタン316を押すと、図29に示すように、最新版ページと過去版ページの差分が視覚的に理解しやすいように表示される。ここでは、最新版ページ上で、過去版ページからの変更部分のみが常時表示され、未変更部分は一定間隔で点滅表示される。もちろん、差分表示方法はこれに限定されず、変更部分を枠で囲んだり、変更部分に注釈を付加したりしてもよい。
これにより、校正担当者は、指示どおり原稿修正が行われたか否か容易に確認することができる。その後、校正担当者が終了ボタン320を押すと、校正用端末装置20の表示部62にはページ一覧画面304B(図30)が表示される。そして、校正結果がOKである場合には、校正OKボタン322を押す。このとき、原稿の全ページの校正が完了している場合には、図30に示すように、「すべてのページの校正が完了しています。」というメッセージ324が表示される。このようにして、原稿の全ページの校正が完了するまで再入稿、校正が繰り返され、全ページの校正が完了(校了)すると(ステップS40)、その結果は、リモートサーバ装置12に通知され、リモートサーバ装置12にジョブ承認が登録される(ステップS42)。
〔印刷指示工程〕
印刷指示担当者(印刷会社)が、ジョブ作成/管理用端末装置16からリモートサーバ装置12にログインすると、ジョブ作成/管理用端末装置16の表示部62にはジョブ一覧画面330(図31)が表示される。そして、ジョブ一覧画面330に一覧表示されたジョブの中から印刷指示を行うジョブを選択し、印刷指示ボタン332を押すと、ジョブ作成/管理用端末装置16からリモートサーバ装置12に印刷指示が行われ(ステップS44)、更に、リモートサーバ装置12は、印刷ジョブを作成して、印刷処理サーバ装置14に送信する(ステップS46)。例えば、この印刷ジョブは、JDF対応のPDF/Xに準拠したファイル形式で作成され、印刷処理サーバ装置14に提供される。印刷処理サーバ装置14は、リモートサーバ装置12から印刷ジョブを受信すると、当該印刷ジョブを登録する(ステップS48)。
印刷指示担当者(印刷会社)が、ジョブ作成/管理用端末装置16からリモートサーバ装置12にログインすると、ジョブ作成/管理用端末装置16の表示部62にはジョブ一覧画面330(図31)が表示される。そして、ジョブ一覧画面330に一覧表示されたジョブの中から印刷指示を行うジョブを選択し、印刷指示ボタン332を押すと、ジョブ作成/管理用端末装置16からリモートサーバ装置12に印刷指示が行われ(ステップS44)、更に、リモートサーバ装置12は、印刷ジョブを作成して、印刷処理サーバ装置14に送信する(ステップS46)。例えば、この印刷ジョブは、JDF対応のPDF/Xに準拠したファイル形式で作成され、印刷処理サーバ装置14に提供される。印刷処理サーバ装置14は、リモートサーバ装置12から印刷ジョブを受信すると、当該印刷ジョブを登録する(ステップS48)。
このようにして、印刷処理サーバ装置14に対応して設けられる印刷機の印刷準備が完了し、登録された印刷ジョブに従って各印刷機で印刷作業が実施される。図1で説明した各印刷機24、26はJDFに対応した機器であり、印刷処理サーバ装置14から受け取ったJDFの記述に従い、出力までの自動処理を行うことができる。
このように本実施形態に係るワークフロー管理システムは、印刷会社にとってみれば、上流工程で完全なデータが入稿されるようになるので自動処理が可能となるとともに、各ジョブの進捗状況を容易に把握することができる。また、印刷指示を電子発行することができる。
また、校正担当者(広告代理店やクライアントなど)にとってみれば、校正指示をすぐにできるとともに、校正履歴を確認することができ、また、原稿作成者(デザイナーなど)による編集内容をすぐに確認できる。また、承認結果を証拠として残せるメリットもある。
特に、本実施形態によれば、印刷物の一部のページを部分的に入稿できるとともに、新たに入稿された原稿の各ページを、既にページ割り当て済みの原稿のページと置き換え、又はページ間に挿入することによって、ページ割り当てを行うことができる。このため、再入稿が必要な場合でも、全ページを入稿せずに、修正ページのみを入稿することができ、入稿後にページの並び順を編集することができる。また、複数の原稿作成者によって印刷物の原稿が作成される場合、各自の担当ページを作成した後、他のページの完成を待たずに入稿することができる。したがって、ページ並び編集を一元的に管理することができ、入稿の作業効率が高まり、迅速な入稿が可能となる。なお、ページの置き換えが行われた場合、古いページはシステムから完全に削除されるのではなく、ページの履歴管理によって復元することができる。
また、本実施形態においては、上述した部分入稿を実現するにあたって、印刷物の原稿をページ毎の版管理(バージョン管理)することによって、印刷物の版管理を行っている。即ち、図32に示すように、ページ毎に版数が管理されている。各ページの最新版数は、必ずしも同一である必要はなく、異なっていてもよい。図32では、一例として、各ページの最新版数は、1ページ及び2ページが2版であり、3ページが1版であり、4ページが3版である。なお、各ページの最新版数だけでなく、古い版数のページもページ毎にシステム(リモートサーバ装置12の記憶部32)に保存されている。そして、図33に示すように、印刷物の版管理は、印刷物を構成するページの版の組み合わせ情報として保持される。図33では、一例として、印刷物の初版(1版)は、1ページ(1版)及び2ページ(1版)のみから構成され、その後、ページ毎に部分入稿が行われ、各ページの版数がページ毎に随時更新され、印刷物の5版では、1ページ及び2ページはそれぞれ2版であり、3ページは1版であり、4ページは3版である。
このようにページ毎の版管理(バージョン管理)に基づいて印刷物の版管理を行うことにより、上述した部分入稿をより効果的に実現することができる。この結果、原稿の一部のページのみを部分的に修正が必要な場合でも、原稿の全ページを新たに入稿せずに、修正したページのみを部分入稿することができ、入稿作業の迅速化、効率化を図ることが可能となる。
<校正(検版)機能の説明>
次に、上述した校正(検版)機能について、具体的な例を挙げて詳細に説明する。
次に、上述した校正(検版)機能について、具体的な例を挙げて詳細に説明する。
本システムの校正機能は、ページの2つの版(初稿と再稿など)の差異表示画面上に重ねて、ページ校正の注釈を表示する機能を有している(図23,図28,図29参照)。
図34(a)には、あるページの初稿に含まれる文字列400に、修正情報の内容が文字情報で記載された校正注釈402を付与した状態を図示する。校正注釈402は、図23に示す校正ツールを用いて、校正担当者が校正用端末装置20(図1参照)のマウスやキーボードなどの操作部60(図5参照)を操作して作成される。校正注釈402は校正対象ページ(ページPDF)のレイヤとして作成され、保存される。換言すると、ページのレイヤと校正情報(校正注釈)のレイヤをセットにして1つの版(バージョン)を構成し、1つのファイルとして管理される。
図34(a)に図示した校正注釈402は、修正指示の内容を記した文字列402Aを太線枠402Bで囲み、更に修正対象の文字列400と引出線402Cで結ばれた態様を例示した。校正注釈402の配置位置は、校正担当者が自由に設定することができる。例えば、修正対象箇所の下側や横としてもよい。また、校正注釈402を修正対象箇所と異なる色を用いて表現してもよいし、太線枠402B内にハッチを付与してもよい。
更に、太線枠と引出線の構成に代わり、吹き出しなどの特殊形状を用いてもよい。
校正注釈402が付与された校正済みページ(校正入りPDF)が作成されると、ログインされた入稿用端末装置18の表示部62に校正入りPDFが表示される。入稿担当者は校正担当者が付与した校正注釈402の内容を確認して当該ページの修正を行うことができる。
このようにして校正注釈402が校正情報として作成されると(図7参照)、リモートサーバ装置12に校正情報が保存される。すなわち、リモートサーバ装置12では、校正担当者によって作成された校正情報がPDFの注釈データ形式に変換され、PDFファイル中に保存され、原稿ファイル(PDFファイル)と校正入りPDFファイルはリモートサーバ装置12上のデータベースにより関連付けが管理される。換言すると、校正情報は原稿ファイル(原稿ファイルの版)と一括管理された校正入りPDFという1つのファイルに保存される。
入稿担当者(修正担当者)が使用する端末装置(例えば、図1の入稿用端末装置18)を用いて校正入りPDFを開くと、該端末装置の表示部62には、図34(a)に図示するように修正箇所に校正注釈が重ねて表示される。入稿担当者は修正箇所、修正指示の内容を画面表示によって確認することができる。入稿担当者によって原稿の修正が行われると、所定の工程によって修正原稿が入稿される。
図34(b)には、修正後の文字列410を図示する。なお、修正後の版には1つ前の版に付与して校正注釈は付与されない。
修正原稿が入稿され、所定の工程(手続き)が行われた後に、修正原稿について再度校正が行われる。校正担当者は校正用端末装置20によって、リモートサーバ装置12から送られた校正入りPDFを開くと、図34(c)に示すように、修正後の文字列410と修正前(1つ前の版)の文字列400を重ね合わせた画像420と、1つ前の版の校正注釈402を重ねて表示することが可能である。
なお、修正後の文字列410と修正前(1つ前の版)の文字列400の差分に1つ前の版の校正注釈402を重ねて表示してもよいし、さらに、差分をハイライト表示(差分のみ色を変えるなどの特殊表示)するように構成してもよい。図34(c)では、背景色が変更されたことを視覚的に確認しやすくするために、修正前の背景色、修正後の背景色とは異なる色で表示されている。
先に説明した図28には、修正後の画像(最新)を画面左側に、修正前の画像(バージョン2)に校正注釈(画像差し替え、キャプション間違え正しくは「……」)が付与された画像を画面右側に、両者を横に並べて表示した態様を示した。
図28及び図34(c)に示す表示によって、校正担当者は1画面内で最新の版と1つ前の版の差分と修正内容を確認することができ、最新の版において校正注釈のとおりに修正がなされているか否かを確認できる。
図29には、最新の版の表示として、修正されていない箇所に対してブラインドをかける態様が図示されている。即ち、最新の版では画像G3−1のみが修正され、画像G3−2、画像G3−3は修正されていないことを確認できる。しかし、1つ前の版の校正注釈を見ると画像G3−3は修正されるべきものであり、修正指示のとおりに修正が施されていないことが確認できる。
換言すると、再版(第2版以降)の校正では、1つ前の版に付与された校正注釈402の内容を見て、修正内容の適否を判断することができる。また、校正注釈が付与されていない箇所に変更が加えられていれば、当該変更箇所は修正ミスであると判断することができる。
このように、本例に示す校正機能では、校正注釈を校正注釈データとして保持しているので、編集、再利用が可能であり、再修正を指示する場合には、1つ前の版の校正注釈を利用することができる。
例えば、図29に示した場合には、画面右側の1つ前の版の校正注釈(キャプション間違え正しくは「……」)をコピーして、画面左側の最新の版にペーストし、さらに、文字編集機能を利用して、当該修正が行われていない旨の文字を付加することができる。
また、初稿の校正時に「ここの文字を大きく」という校正注釈を付け、修正内容が適当でなく当該文字を更に大きくしたい場合には、初稿の「ここの文字を大きく」という校正注釈を再利用、編集し、「ここの文字を大きく←まだ、小さいです」といった校正注釈を付けることが挙げられる。
また、他の例として、初稿で20箇所に同様の誤字があり、誤字を丸(校正ツールの楕円ツール等)で囲み、再稿で5箇所のみ修正され、残り15箇所は未修正のままであった場合に、初稿の20箇所の注釈の丸を再稿の注釈としてコピーし、修正が適当であった5箇所のみの丸を削除し、残りの15箇所を再利用する態様が挙げられる。
本例に示す校正機能によれば、校正担当者によって、修正内容を記載した校正注釈を付与し、入稿担当者(修正担当者)により修正を行う際に、校正された版に校正注釈を重ねて表示するので、修正箇所及び修正内容をひと目で把握することができる。また、再稿の校正時には、最新の版と1つ前の版を重ねて表示し、更に、1つ前の版に付与された校正注釈を重ねて表示するので、修正箇所及び修正内容が適切であるか否かを校正担当者がひと目で判断することができる。
更に、校正注釈をデータとして保存し、原稿とセット管理するので、校正注釈の編集、再利用が可能である。
上述した校正システムは、コンピュータによって実行されるプログラムとして構成することが可能ある。例えば、リモートサーバ装置12に適用されるシステム全体を管理する管理プログラムと、端末装置16、18、20に適用されるアプリケーションプログラムと、を含む構成が可能である。また、端末装置16、18、20に対して特定の機能を付与するためのプラグイン形式のプログラムを準備しておき、各端末装置に対して適宜インストールするように構成すると、より好ましい。また、上述した印刷支援システムの1つの機能を実現するプログラムとして構成してもよい。
以上、本発明に係る校正システム及び校正装置並びに校正方法について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
10…印刷生産支援システム、12…リモートサーバ装置、18…入稿用端末装置、19…インターネット、20…校正用端末装置、21…LAN、402…校正注釈
Claims (13)
- 校正対象の原稿に対して修正内容を示す校正情報を付与する校正情報付与手段と、
前記校正情報が付与された原稿を保存する校正情報保存手段と、
修正前の原稿及び前記校正情報に基づく修正後の原稿を表示する表示手段と、
前記修正前の原稿及び前記修正後の原稿と前記校正情報とを1つの画面上に重ねて表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする校正システム。 - 請求項1に記載の校正システムにおいて、
前記校正情報保存手段は、前記校正情報のデータを原稿の版と関連付けして保存することを特徴とする校正システム。 - 請求項1又は2に記載の校正システムにおいて、
前記表示制御手段は、前記校正情報のレイヤを前記修正前の原稿のレイヤに重ねて表示するように前記表示手段の制御を行うことを特徴とする校正システム。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の校正システムにおいて、
前記表示制御手段は、前記修正前の原稿と前記修正後の原稿の差分を表示するように前記表示手段の制御を行うことを特徴とする校正システム。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の校正システムにおいて、
前記表示制御手段は、前記修正前の原稿及び前記修正後の原稿に代わり、前記修正前の原稿と前記修正後の原稿の差分を表示するように前記表示手段の制御を行うことを特徴とする校正システム。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の校正システムにおいて、
前記表示制御手段は、前記校正情報が付与された修正前の原稿と、前記修正後の原稿を1画面に並べて表示するように前記表示手段の制御を行うことを特徴とする校正システム。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の校正システムにおいて、
前記表示制御手段は、前記修正後の原稿では修正が施されていない画面を表示しないように前記表示手段の制御を行うことを特徴とする校正システム。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の校正システムにおいて、
前記校正情報を変更する校正情報変更手段を備え、
前記校正情報保存手段は、前記校正情報変更手段によって変更された校正情報を次の版の校正情報として保存することを特徴とする校正システム。 - 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の校正システムにおいて、
管理サーバ装置と、
前記管理サーバ装置とネットワーク接続された端末装置と、
を含み、
前記管理サーバ装置は、前記校正情報保存手段を備えるとともに、
前記端末装置は、前記校正情報付与手段、及び前記表示制御手段を備えることを特徴とする校正システム。 - 請求項9に記載の校正システムにおいて、
前記端末装置は、前記校正情報付与手段を備えた校正用端末装置と、
前記表示制御手段を備えた入稿用端末装置と、
を含むことを特徴とする校正システム。 - 複数のページからなる印刷物を生産するためのワークフロー管理システムにおける原稿の校正システムであって、
1又は複数の作業から構成され、1つの印刷物の生産の一連の工程を表すジョブを登録するジョブ登録手段と、
前記印刷物の原稿の少なくとも一部のページを部分的に入稿可能な入稿手段と、
前記入稿手段によって入稿された原稿を保存する原稿保存手段と、
前記印刷物の各ページに対して、前記入稿手段によって入稿された原稿の各ページを割り当てるとともに、前記入稿手段によって新たに入稿された原稿が存在する場合には、ユーザの指示に従って、既にページ割り当て済みの原稿のページと置き換えるか、又は既にページ割り当て済みの原稿のページ間に挿入することによって、新たに入稿された原稿の各ページの割り当てを行うページ編集手段と、
前記原稿の校正を行う校正手段と、
前記原稿の校正履歴を保存する校正履歴保存手段と、前記原稿の校正が完了した後、前記印刷物の印刷を指示する印刷指示手段と、
を備え、
前記校正手段は、校正対象の原稿に対して修正内容を示す校正情報を付与する校正情報付与手段と、
前記校正情報が付与された原稿を保存する校正情報保存手段と、
修正前の原稿及び前記校正情報に基づく修正後の原稿を表示する表示手段と、
前記修正前の原稿及び前記修正後の原稿と前記校正情報とを1つの画面上に重ねて表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする校正システム。 - 校正対象の原稿に対して修正内容を示す校正情報を付与する校正情報付与手段と、
前記校正情報が付与された原稿を保存する校正情報保存手段と、
修正前の原稿及び前記校正情報に基づく修正後の原稿を表示する表示手段と、
前記修正前の原稿及び前記修正後の原稿と前記校正情報とを1つの画面上に重ねて表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする校正装置。 - 校正対象の原稿に対して修正内容を示す校正情報を付与する校正情報付与工程と、
前記校正情報が付与された原稿を保存する校正情報保存工程と、
修正前の原稿及び前記校正情報に基づく修正後の原稿と前記校正情報とを1つの画面上に重ねて表示する表示工程と、
を含むことを特徴とする校正方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008139938A JP2009288974A (ja) | 2008-05-28 | 2008-05-28 | 校正システム及び校正装置並びに校正方法 |
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Family Applications (1)
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