JP2010154692A - 電子機器における充電装置、電子機器及び充電方法 - Google Patents
電子機器における充電装置、電子機器及び充電方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010154692A JP2010154692A JP2008331509A JP2008331509A JP2010154692A JP 2010154692 A JP2010154692 A JP 2010154692A JP 2008331509 A JP2008331509 A JP 2008331509A JP 2008331509 A JP2008331509 A JP 2008331509A JP 2010154692 A JP2010154692 A JP 2010154692A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charging
- electronic device
- voltage
- current value
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J7/00—Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
- H02J7/34—Parallel operation in networks using both storage and other dc sources, e.g. providing buffering
- H02J7/342—The other DC source being a battery actively interacting with the first one, i.e. battery to battery charging
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J7/00—Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
【課題】接続元の他の電子機器との通信により充電に必要な情報を取得できなくても、二次電池の充電を安定に行うことができる電子機器における充電装置、電子機器及び充電方法を提供する。
【解決手段】USBケーブルの接続を検出すると(S10)、バスパワーによる電源電圧を測定して測定電圧Vmを取得する(S30)。純正ACアダプタでなければ、充電電流Iを初期充電電流Ioから電流値増分ΔIずつ増やしながら、毎回、測定電圧Vmを取得してその測定電圧Vmが閾値Vo未満となるか(S90で否定判定)、充電電流Iが500mAを超えるか(S110で否定判定)のいずれか一方を満たすまで繰り返す(S70〜S110)。そのうち一方の条件を満たすと、そのときの充電電流より1回分前の充電電流を、以後の本充電に用いる充電電流値Ibとして決定する(S120)。そして、決定した充電電流値Ibで二次電池の充電を開始する(S130)。
【選択図】図5
【解決手段】USBケーブルの接続を検出すると(S10)、バスパワーによる電源電圧を測定して測定電圧Vmを取得する(S30)。純正ACアダプタでなければ、充電電流Iを初期充電電流Ioから電流値増分ΔIずつ増やしながら、毎回、測定電圧Vmを取得してその測定電圧Vmが閾値Vo未満となるか(S90で否定判定)、充電電流Iが500mAを超えるか(S110で否定判定)のいずれか一方を満たすまで繰り返す(S70〜S110)。そのうち一方の条件を満たすと、そのときの充電電流より1回分前の充電電流を、以後の本充電に用いる充電電流値Ibとして決定する(S120)。そして、決定した充電電流値Ibで二次電池の充電を開始する(S130)。
【選択図】図5
Description
本発明は、電子機器の二次電池を充電する電子機器における充電装置、電子機器及び充電方法に関する。
近年、USBやIEEE1394等の通信ケーブルを介して、接続元の他の電子機器(例えばパーソナルコンピュータ)から供給されるバスパワーを利用して、二次電池を充電する例えば電子スチルカメラや携帯電話、PDA、携帯用ゲーム機等の電子機器が増えている。
例えば特許文献1では、USBバスから得られるバスパワーの入力電流をHDDブロックへの給電ラインに送るとともに、その一部を用いて充電回路により二次電池を充電する技術が開示されている。そして、二次電池の出力電圧を昇圧回路で昇圧し、その出力電流を給電ラインの電流と加算してHDDブロックに供給することにより、USBバス側の電流値を規格内に維持しながら、HDDブロック側での十分な駆動電力を確保する構成となっていた。
特開2006−243863号公報
ところで、バスパワーで供給可能な規格電流は、USB規格では100mAと500mAの2種類がある。
例えば100mAの場合、電力が不足して電子カメラ側のCPUが起動できないという問題があり、この場合、相手側の電子機器と通信できず、相手側の電子機器から充電に必要な情報(規格電圧、規格電流等)を取得できない。
例えば100mAの場合、電力が不足して電子カメラ側のCPUが起動できないという問題があり、この場合、相手側の電子機器と通信できず、相手側の電子機器から充電に必要な情報(規格電圧、規格電流等)を取得できない。
また、USBコネクタ付きのACアダプタを用いて、USB対応の電子機器の充電が行われる場合もある。この場合、接続元の他の電子機器がACアダプタになるため、USB通信を行うことができず、ACアダプタの規格電流を知ることができなかった。
このように、接続元の他の電子機器の規格電流など充電に必要な情報を取得できないため、二次電池の充電を安定に行うことができなくなるなどの問題があった。なお、この種の問題は、電子カメラに限定されず、バスパワーを用いて二次電池を充電する多くの電子機器においても同様に発生する。
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、接続元の他の電子機器から充電に必要な情報を取得できなくても、二次電池の充電を安定に行うことができる電子機器における充電装置、電子機器及び充電方法を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明は、電子機器に備えられる二次電池を充電する電子機器における充電装置であって、通信ケーブルを通じて他の電子機器と接続されたことを検知する検出手段と、前記通信ケーブルの電源供給線からの電源電圧により前記二次電池を充電する充電手段と、前記充電手段の充電動作による前記電源電圧の電圧降下の程度を示す測定値を測定する測定手段と、前記二次電池を充電するときの充電電流値を指示して前記充電手段に充電を行わせる制御手段とを備え、前記制御手段は、前記検出手段により前記他の電子機器との接続が検知されると、前記充電手段に指示する前記充電電流値を初期電流値から上昇させながら前記測定手段の測定値を監視し、当該測定値の監視結果に基づいて充電電流値を決定することを要旨とする。
この発明によれば、検出手段により他の電子機器との接続が検知されると、制御手段は、充電手段に指示する充電電流値を初期電流値から上昇させながら、測定手段の測定値を監視し、測定値の監視結果に基づいて充電電流値を決定する。そして、制御手段が、決定した充電電流値を充電手段に指示し、二次電池の充電を行わせる。よって、接続元の他の電子機器からその規格電流等の充電に必要な情報を取得できなくても、監視結果に基づいて決定した充電電流値で充電することで、二次電池の充電を安定に行うことができる。
また、本発明の充電装置では、前記制御手段は、前記監視中の前記測定値が前記充電手段の充電動作を保証しえない不安定域の値になると、前記測定値が不安定域の値とならない範囲で充電電流値を決定し、当該決定した充電電流値を前記充電手段に指示して当該充電手段による前記二次電池の充電を行わせることが好ましい。
また、本発明の充電装置では、前記測定手段は、前記充電動作により降下した電源電圧を前記測定値として測定し、前記制御手段は、前記測定手段の測定電圧が閾値を下回ると、当該測定電圧が前記閾値以上となる範囲で前記充電電流値を決定することが好ましい。
さらに、本発明の充電装置では、前記測定手段は、前記検出手段が前記他の電子機器との接続を検出したときの初期測定電圧と、前記充電動作中の測定電圧との差分である電圧降下量を前記測定値として測定し、前記充電手段は、前記電圧降下量が設定降下量を超えると、その超えた際の電流値を上回る範囲で前記充電電流値を決定することが好ましい。
また、本発明の充電装置では、充電電流値を前回の値In-1から今回の値Inへ上昇させた場合、前記測定手段が測定した前回の測定電圧Vn-1と今回の測定電圧Vnとに基づき電圧降下率(Vn-1−vn)/(In-1−In)を前記測定値として演算し、当該電圧降下率が設定閾値を超えると、設定閾値を超えなかった範囲内で前記充電電流値を決定することが望ましい。
また、本発明の充電装置では、前記通信ケーブルを通じて接続元の他の電子機器と通信して当該他の電子機器の規格電源情報を取得する電源情報取得手段と、前記電源情報取得手段による前記他の電子機器との通信が不能であった場合は、当該他の電子機器が、ACアダプタであると判断する判断手段と、をさらに備えていることが好ましい。
さらに、本発明の充電装置では、前記電源情報取得手段が前記他の電子機器と通信できた場合、前記制御手段は、前記電源情報取得手段が前記規格電源情報の一情報として取得した規格電流値情報に応じた充電電流値を前記充電手段に指示して前記充電手段による前記二次電池の充電を行わせることが好ましい。
また、本発明の充電装置では、前記検出手段が前記通信ケーブルの接続元の他の電子機器との接続を検出した際に前記測定手段により測定された電圧が、前記通信ケーブルが給電可能な規格電圧範囲外かつ前記二次電池の満充電電圧以上であれば、前記制御手段は、前記他の電子機器が規格既知のACアダプタであると判断し、前記ACアダプタの既知の規格電源情報に応じた充電電流値を前記充電手段に指示することが望ましい。
また、本発明は、電子機器であって、上記発明の充電装置を備えたことを要旨とする。
さらに、本発明は、電源供給線を有する通信ケーブルを接続するためのコネクタと、前記コネクタを介して接続された接続元の他の電子機器との接続を検知する検出手段、二次電池、前記二次電池を充電するための充電手段、前記充電手段に充電電流値を指示する制御手段、及び測定手段を備えた電子機器における充電方法であって、前記コネクタを介して他の電子機器と接続されたことを検知する検出ステップと、前記充電手段に対して二次電池を充電するときの充電電流値を初期電流値から上昇させながら前記充電手段の充電動作による電源電圧の電圧降下の程度を示す前記測定手段の測定値を監視し、当該測定値の監視結果に基づいて充電電流値を決定する充電電流値決定ステップと、前記決定した充電電流値を前記充電手段に指示して前記二次電池の充電を行う充電ステップとを備えたことを要旨とする。この発明によれば、上記の充電装置の発明と同様の作用効果を得ることができる。
さらに、本発明は、電源供給線を有する通信ケーブルを接続するためのコネクタと、前記コネクタを介して接続された接続元の他の電子機器との接続を検知する検出手段、二次電池、前記二次電池を充電するための充電手段、前記充電手段に充電電流値を指示する制御手段、及び測定手段を備えた電子機器における充電方法であって、前記コネクタを介して他の電子機器と接続されたことを検知する検出ステップと、前記充電手段に対して二次電池を充電するときの充電電流値を初期電流値から上昇させながら前記充電手段の充電動作による電源電圧の電圧降下の程度を示す前記測定手段の測定値を監視し、当該測定値の監視結果に基づいて充電電流値を決定する充電電流値決定ステップと、前記決定した充電電流値を前記充電手段に指示して前記二次電池の充電を行う充電ステップとを備えたことを要旨とする。この発明によれば、上記の充電装置の発明と同様の作用効果を得ることができる。
(第一実施形態)
以下、本発明を電子カメラの一種である電子スチルカメラに具体化した第一実施形態を、図1〜図5に基づいて説明する。
以下、本発明を電子カメラの一種である電子スチルカメラに具体化した第一実施形態を、図1〜図5に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の電子スチルカメラ11(デジタルスチルカメラ)は、略直方体形状をなすカメラ本体12を有している。カメラ本体12の前面側略中央部には撮像レンズ部13が設けられている。また、カメラ本体12において撮像レンズ部13よりも上側となる二位置には、フラッシュ14(ストロボ発光部)及び合焦動作時に赤外線・超音波等を被写体に向けて照射するための照射窓部15が設けられている。
また、カメラ本体12の上面左端部寄りの部分には、電子スチルカメラ11に撮像動作を開始させるときに撮像者により押し下げ操作(すなわち、オン操作)されるレリーズボタン16が設けられている。レリーズボタン16の右側には電子スチルカメラ11を電源オン状態とするときに撮像者により押し下げ操作される電源スイッチ17が設けられている。なお、カメラ本体12の後面側には、液晶表示装置(Liquid Crystal Display)(以下、「LCD18」という)(図3参照)のモニタ等が設けられている。
そして、カメラ本体12の一側部(本例では図1における左側部)には、樹脂製の端子カバー19を開けたその内側壁面に、USB(Universal Serial Bus)コネクタ20(雌コネクタ)が設けられている。このUSBコネクタ20には、通信ケーブルとしてのUSBケーブル21のUSBコネクタ21a(雄コネクタ)を接続(挿入)することが可能となっている。
図2に示すように、電子スチルカメラ11は、USBコネクタ20,21aの接続により、USBケーブル21の反対側端部のUSBコネクタ21bが接続されている接続元の他の電子機器とUSBケーブル21を通じてUSB接続される。接続元の他の電子機器としては、パーソナルコンピュータ(以下、「PC22」という)等の他、ACアダプタ23が挙げられる。もちろん、接続元の他の電子機器はUSB通信対応のものであれば足り、PDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話、携帯用ゲーム機、USBハブなどであってもよい。
電子スチルカメラ11は電源オフ状態(待機モード)でUSB接続を検出すると、USBケーブル21を通じて供給されるバスパワーを利用して二次電池41(図3に示す)を充電するようになっている。
また、図2に示すように、ACアダプタ23は、商用交流電源(例えばAC100V)のコンセントに接続可能なプラグ24を有し、商用交流電源からプラグ24へ給電された交流電力を直流電力にAC/DC変換した所定電圧(例えば5V)の直流を出力する。ACアダプタ23は、そのUSBコネクタ(図示せず)に接続されたUSBケーブル21を通じて所定電圧(例えば5V)の直流を電子スチルカメラ11に供給する。ACアダプタ23には、この電子スチルカメラ11の給電専用に販売されている純正ACアダプタ23aと、非純正ACアダプタ23bとがある。純正ACアダプタ23aは、定格電流等の規格情報が既知(例えば既知の定格電流が500mA〜1000mAの範囲内の所定値)であり、一方、非純正ACアダプタ23bは、定格電流等の規格情報が既知ではない。
ここで、USBでは、バスパワー方式として上位側デバイス(例えばPC22やPDAのUSBホスト等)からUSBケーブル21を通じて下位側デバイス(USBデバイス)への電源電圧供給を可能とした上で、プラグアンドプレイにも標準で対応しており、さらにUSBケーブル21の活線挿抜が可能なホットプラグインにも対応している。また、USBでは、上位側デバイスとなる電子機器(PC22等)から、電源供給を受ける下位側デバイス(バスパワーテバイス)に供給可能な最大電流量(規格電流)が、100mAと500mAとの2種類の規格がある。そして、総量で規格電流(100mA又は500mA)を超える下位側デバイスを接続した場合は、電力供給不足による不安定動作あるいは不安定充電動作の原因となる。
また、純正ACアダプタ23aは、供給可能な電源電圧(定格電圧)が、USBの規格電圧範囲(本例では、4.40〜5.25V)外でかつ二次電池41の定格電圧(満充電電圧)(本例では4.2V)以上となる電圧範囲に設定されている。但し、本例では、5.25Vを超える電圧は使用できない。よって、具体的には、純正ACアダプタ23aの定格電圧は、二次電池41の定格電圧(4.2V)より大きくかつUSB規格電圧の下限(4.40V)未満となる電圧値、例えば「4.3V」に設定されている。
次に、本実施形態の電子スチルカメラ11における回路構成を図3のブロック図に基づき説明する。
図3に示すように、電子スチルカメラ11は、画像処理をはじめとする各種処理を行うエンジン35を備える。電子スチルカメラ11は、エンジン35内に設けられて所定の制御プログラムを実行して電子スチルカメラ11の各種動作を統括的に制御するメインCPU25と、主として電源制御を司る制御手段としてのサブCPU26とを備えている。これらメインCPU25とサブCPU26は相互に通信可能となっている。
図3に示すように、電子スチルカメラ11は、画像処理をはじめとする各種処理を行うエンジン35を備える。電子スチルカメラ11は、エンジン35内に設けられて所定の制御プログラムを実行して電子スチルカメラ11の各種動作を統括的に制御するメインCPU25と、主として電源制御を司る制御手段としてのサブCPU26とを備えている。これらメインCPU25とサブCPU26は相互に通信可能となっている。
そして、このメインCPU25に対して、既述したレリーズボタン16等を含む操作部27、モータ制御部28、フラッシュ制御部29、DRAM31(フレームメモリ)、フラッシュメモリ32(不揮発性メモリ)、メモリカード33(例えばSDカード)、LCD18及びUSBコネクタ20が接続されている。
また、電子スチルカメラ11は、撮像レンズ部13を含む光学レンズ群(図3では撮像レンズ13のみ図示)、絞り及びシャッタ等によって構成される可変光学系等を有している。モータ制御部28は、メインCPU25の指令により、合焦動作、絞り調整及びシャッタ制御等を行う。メインCPU25は、測光素子(図示省略)からの光電変換信号に応じて所定の露出演算を行い、レリーズ時に露出演算結果に基づいてシャッタ及び絞りを制御する。詳しくは、モータ制御部28は、メインCPU25の指令により駆動制御されるレンズ駆動用モータを有し、このモータにより撮像レンズ部13(可動レンズ)を駆動することで、ズーム倍率(焦点距離)の変更、及び合焦動作を行う。また、モータ制御部28は、画像データより検出された被写体の輝度を用いてメインCPU25が所定の露出演算を行って決定した絞り値となるように、絞り用モータを駆動して絞りの開口径を調整する。さらに、モータ制御部28は、メインCPU25による露出演算で決定された露光時間となるように、シャッタ用のモータを駆動してシャッタの駆動制御を行う。
フラッシュ制御部29は、メインCPU25の指令によりフラッシュ14の発光制御を行う。メインCPU25は、測光素子で取得された環境光の色情報に基づいて必要な照明光の色温度を決定し、決定した色温度の照明光をフラッシュ14が発するようにフラッシュ制御部29へ発光色制御信号を送信する。
そして、電子スチルカメラ11は、被写体からの光束が可変光学系等を通過した被写体光を撮像レンズ部13の像空間側において結像させるための撮像素子36を有している。この撮像素子36は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ、又はCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサからなり、その撮像面に結像した被写体像に対応した信号電荷を蓄積し、その蓄積した信号電荷を画素信号と呼ばれるアナログ信号として出力する。
撮像素子36の出力側には信号処理回路37が接続されている。信号処理回路37は、AFE(Analog Front End)部とA/D変換器とを有している。AFE部は、メインCPU25により制御され、撮像素子36で光電変換された画素信号を所定のタイミングでサンプリング(相関二重サンプリング)して、例えばISO感度に基づく所定の信号レベルとなるように増幅する。A/D変換器は、AFE部から出力された増幅後の画像信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換し、デジタル変換後の画像データを、エンジン35へ出力する。エンジン35は、A/D変換器から出力されたデジタル画像信号に対して輪郭補償やガンマ変換やホワイトバランス処理等の画像処理を施すことにより所定の画像信号を生成する。そして、このエンジン35において生成された画像信号はバッファメモリとして機能するDRAM31に一時記憶される。
その後、メインCPU25は、DRAM31から画像データを読出して、例えばJPEG方式でデータ圧縮処理を行い、圧縮処理後の画像データをメモリカード33に記憶する。また、メインCPU25は、メモリカード33から撮影画像データを読出して伸張処理を施した後の撮影画像データを、DRAM31に記憶させて、LCD駆動回路(図示省略)を介してLCD18に表示させる。
また、エンジン35は、USBコネクタ20と接続されたUSBコントローラ39を備えている。USBコントローラ39は、電子スチルカメラ11の電源オン状態の下で、USBコネクタ20にUSBコネクタ21aが接続されて、電子スチルカメラ11が他の電子機器とUSB接続されると、その接続元の他の電子機器との間でUSB通信プロトコルに従う通信を行うようになっている。但し、電子スチルカメラ11の電源オフ状態でもUSBコネクタ20へのUSBコネクタ21aの接続(他の電子機器の接続)を検出できるように、サブCPU26には電源電圧Vbusも入力されている。そのため、電子スチルカメラ11の電源オフ時のUSB接続は、サブCPU26により検出される。
サブCPU26には、電源スイッチ17と電源回路40とが接続されている。電源回路40には二次電池41が接続されている。サブCPU26は、電源スイッチ17から入力した操作信号に基づき電源回路40を制御して電子スチルカメラ11の電源のオン・オフを切り換える。電源オン状態では、電源回路40はサブCPU26の指令により駆動され、二次電池41の電源電圧から複数種の所定電圧を生成して、電子スチルカメラ11内の各所に必要な電源電圧を供給するようになっている。また、サブCPU26は、電子スチルカメラ11の電源オン状態下で撮影動作や操作部27の操作が何も行われないまま所定時間経過すると、電源回路40を制御して電子スチルカメラ11の電源をオフさせる。電源オフ状態では、サブCPU26等の一部の回路(計時カウンタ等)を除き、電源回路40からの電源電圧の出力は停止される。なお、本実施形態では、二次電池41として、例えばリチウムイオン電池を使用している。但し、USBの規格電圧で充電可能な定格電圧を有するその他の二次電池も採用できる。また、本実施形態では、二次電池41が、電子スチルカメラ11の電池ボックスに着脱可能な状態で収容されてユーザによる電池交換が可能な交換式であるが、ユーザが着脱できない状態に電子スチルカメラ11内に固定された固定式であってもよい。
図3に示す電源回路40には、二次電池41を充電するための充電回路42が備えられている。本実施形態では、サブCPU26及び充電回路42等により、二次電池41を充電するための充電装置が構成されている。サブCPU26内には図3に示すフラッシュメモリ26aが備えられ、このフラッシュメモリ26aには、図5にフローチャートで示す充電制御処理ルーチンのプログラムが記憶されている。そして、電子スチルカメラ11の電源オフ中にUSB接続が検出されると、サブCPU26はこのプログラムを実行することにより、二次電池41の充電制御を行うようになっている。
図4は、エンジン35、サブCPU26及び電源回路を示すブロック図である。図4に示すように、電源回路40内には、電源IC51、リセットIC52、充電手段としての充電制御IC53、第1スイッチ素子S1、第2スイッチ素子S2及び第3スイッチ素子S3が設けられている。
エンジン35内のUSBコントローラ39と、USBコネクタ20との間は、電源線ラインのVbusの電源線54と、差動信号のD+及びD−の各信号線55,56とで接続されている。なお、USBケーブル21は、USBコネクタ20,21aの接続時に、図4に示すUSBコネクタ20のVbus端子とGND端子と接続される電源ラインを構成する2本の電源供給線(Vbus線とGND線)(図示省略)と、USBコネクタ20のD+端子とD−端子とそれぞれ接続される差動信号用の2本の信号線(D+線とD−線)(図示省略)とを有している。
電源線54から分岐した配線57は、サブCPU26のINT端子(割込端子)に接続されている。また、配線57上の接続点Aは、直列接続された第1スイッチ素子S1及びダイオードD1を介して電源IC51のVDD端子に接続されている。また、二次電池41の正極は第2スイッチ素子S2を介して電源IC51のVDD端子に接続され、その負極は接地されている。この第2スイッチ素子S2のゲート端子Gは、ダイオードD1のアノード端子と接続されている。ここで、各スイッチ素子S1,S2中のダイオードは寄生ダイオードである。
第1スイッチ素子S1のソース端子Sとゲート端子Gとの間は抵抗R1を介して接続されている。また、第3スイッチ素子S3のソース端子Sが、第1スイッチ素子S1のソース端子Sと接続され、第3スイッチ素子S3のドレイン端子Dが、第1スイッチ素子S1のゲート端子Gと接続されている。第1スイッチ素子S1のゲート端子G及び第3スイッチ素子S3のドレイン端子Dは、共に抵抗R2を介して接地されている。
接続点Aと第3スイッチ素子S3のゲート端子Gとの間は抵抗R3を介して接続されている。また、第3スイッチ素子S3のゲート端子Gは、サブCPU26のPort2端子(Openドレイン)と接続されている。また、第2スイッチ素子S2のゲート端子Gは、抵抗R4を介して接地されている。なお、本実施形態では、第1〜第3スイッチ素子S1〜S3はpチャネルMOS形FET(電界効果型トランジスタ)により構成されている。
リセットIC52は、そのIN端子が第2スイッチ素子S2のソース端子Sと接続されると共に、そのOUT端子がサブCPU26のReset端子に接続されている。また、サブCPU26のPort1端子は、電源IC51のEnable端子に接続されている。
サブCPU26のINT端子への入力が、USBコネクタ20,21aが非接続でLレベルにあるときには、サブCPU26は第3スイッチ素子S3のゲート端子Gに接続されているPort2端子をOpenにするようになっている。そのため、USB非接続状態(USBコネクタ20,21aの非接続状態)では、第1スイッチ素子S1がオフし、第2スイッチ素子S2のゲート端子Gへの印加電圧がLレベルになるので、第2スイッチ素子S2がオンする。
また、INT端子への入力電圧がLレベルの状態で、電源スイッチ17が電源オン操作されると、サブCPU26は、リセットIC52のIN端子に入力された二次電池41の電源電圧Vbattが所定電圧以上であるか否かを判断し、電源電圧Vbattが所定電圧以上あれば、Port1端子から電源IC51のEnable端子へイネーブル信号を出力する。一方、電源電圧Vbattが所定電圧未満であれば、電源IC51に対してイネーブル信号を出力しない。よって、電子スチルカメラ11がUSB非接続状態の下で電源スイッチ17が電源オン操作されたときには、電源電圧Vbattが所定電圧以上ある場合に限り、電源IC51はサブCPU26から入力されたイネーブル信号に基づいて駆動される。
すなわち、電源IC51はEnable端子にイネーブル信号が入力されると、VDD端子から入力される電源電圧Vbusから複数種の電源電圧VDD2,…,VDDnを生成し、各出力端子OUT2,…,OUTnから出力する。例えば電圧VDD2がメインCPU25に供給され、電圧VDD3がモータ制御部28へ、電圧VDD4がフラッシュ制御部29へ出力される。なお、電源IC51は、電源オフ中であっても、出力端子OUT1からサブCPU26へは常に電源電圧VDD1が供給されるようになっている。このため、電源オフ中においてもサブCPU26は駆動し、USBコネクタ20に対するUSBケーブル21の挿抜の検出や、各種操作スイッチ(操作ボタン)の操作の検出、計時カウンタの計時処理などを行えるようになっている。
USBコネクタ20にUSBコネクタ21aが接続され、サブCPU26のINT端子に電源電圧Vbus(Hレベル)が入力されると、サブCPU26は、Port1端子から電源IC51のEnable端子へイネーブル信号を出力して電源IC51を駆動させる。また、Port2端子はOpenのままにすることで、第3スイッチ素子S3のゲート端子GへHレベルの電圧が印加され、第3スイッチ素子S3がオフする。すると、第1スイッチ素子S1がオンし、このとき第2スイッチ素子S2のゲート端子GにHレベルの電圧が印加されるので、第2スイッチ素子S2がオフする。その結果、電源IC51のVDD端子への供給電源電圧が、二次電池41の電源電圧Vbattから、USBケーブル21のバスパワー電源電圧Vbusに切り換わる。
なお、電子スチルカメラ11がUSB非接続状態で、二次電池41が所定電圧未満の場合は、二次電池41からサブCPU26への給電も停止され、サブCPU26は停止(オフ)している。このように電源オフ状態でサブCPU26がオフの場合にPort2端子の出力が不定(Hi−Z等)になっても、そのような状態でUSBケーブル21が接続されて電源電圧Vbusが供給された時には、抵抗R3を介して第3スイッチ素子S3のゲート端子Gに、電源電圧Vbusに基づくHレベルの電圧が印加されるので、第3スイッチ素子S3がオフするようになっている。その結果、第1スイッチ素子S1がオンするとともに、第2スイッチ素子S2がオフするようになっている。
サブCPU26はその内部にA/D変換回路60を備えている。二次電池41は、温度センサ(図示省略)を内蔵し、その温度センサの温度検出信号を出力する温度端子Tを有している。サブCPU26は、温度端子Tから出力された二次電池41の温度に応じたアナログ値の検出信号がA/D変換回路60でA/D変換されたデジタル信号を入力し、そのデジタル値で示された温度検出値に基づき二次電池41の温度を把握する。このとき、サブCPU26は、二次電池41の温度が充電可能な温度範囲内(例えば40℃以下)にあるときに充電制御IC53に二次電池41の充電を指令する。また、電源線54と接続された配線57上の接続点Cの電圧(つまり電源電圧Vbus)は、配線58を通じてA/D変換回路60へ入力されるようになっている。そして、サブCPU26は、A/D変換回路60を介して電源電圧Vbusの値に応じたデジタル値を測定電圧Vmとして入力する。なお、本実施形態では、この測定電圧Vmが測定値に相当する。また、配線57,58及びA/D変換回路60により測定手段が構成される。
充電制御IC53は、二次電池41を充電するときの充電電流の値を制御する集積回路である。充電制御IC53のVDD端子は配線57上の接続点Bと接続されている。このため、USBコネクタ20,21aの接続時には、充電制御IC53のVDD端子に電源電圧Vbusが供給される。充電制御IC53のOUT端子は二次電池41の正極と接続されている。また、充電制御IC53のSIO端子は、サブCPU26のSIO端子と接続されている。サブCPU26はSIO端子から充電制御ICのSIO端子へ充電制御用指令データをシリアル送信することで、充電制御IC53に充電電流値の設定及びその設定電流値での充電開始指令を行う。充電制御IC53は、充電開始指令を受信すると、VDD端子へ供給された電源電圧Vbusの電力(バスパワー)を基に、OUT端子から出力する充電電流の値を設定電流値に一致するように制御しつつ、二次電池41の充電を行う。
以下、充電制御処理について説明する。充電制御処理は図5にフローチャートで示すように実行される。図5に示す充電制御処理は、電子スチルカメラ11の電源のオン・オフに関係なく、サブCPU26により実行される。
まずステップS10では、USBケーブルの接続を検出したか否かを判断する。USBケーブルの接続を検出すればステップS20に進み、一方、USBケーブルの接続が検出されなければ、接続が検出されるまで待機する。なお、本実施形態では、配線57、INT端子、及びステップS10の判断処理を行うサブCPU26により、検出手段が構成される。
ステップS20では、二次電池41の温度が充電可能な範囲であるか否かを判断する。二次電池41の温度が充電可能な範囲内であればステップS30に進み、充電可能な範囲内になければ(つまり充電可能範囲外であれば)、当該充電制御処理ルーチンを終了する。
ステップS30では、測定電圧Vmを取得する。
そして、次のステップS40では、測定電圧Vmが、純正ACアダプタ23aの定格電圧であるか否か(つまりVg1≦Vm≦Vg2が成立するか否か)を判断する。測定電圧Vmが、Vg1〜Vg2の範囲内にあれば、接続元の電子機器が純正ACアダプタ23aであると判断可能である。ここで、本例の場合、Vg1は二次電池41の定格電圧4.2Vであり、Vg2はUSBの規格電圧の下限4.40V未満の例えば4.39Vである。そして、本例では、純正ACアダプタ23aの定格電圧が、4.3Vに設定されているので、Vg1≦Vm≦Vg2が成立する。Vg1≦Vm≦Vg2が成立すればステップS50に進み、一方、Vg1≦Vm≦Vg2が不成立であればステップS60に進む。Vg1≦Vm≦Vg2が不成立の場合は、以下、ステップS60〜S120の処理を実行することにより、二次電池41を充電すべき適切な充電電流値Ibを決定する以下の処理が行われる。
そして、次のステップS40では、測定電圧Vmが、純正ACアダプタ23aの定格電圧であるか否か(つまりVg1≦Vm≦Vg2が成立するか否か)を判断する。測定電圧Vmが、Vg1〜Vg2の範囲内にあれば、接続元の電子機器が純正ACアダプタ23aであると判断可能である。ここで、本例の場合、Vg1は二次電池41の定格電圧4.2Vであり、Vg2はUSBの規格電圧の下限4.40V未満の例えば4.39Vである。そして、本例では、純正ACアダプタ23aの定格電圧が、4.3Vに設定されているので、Vg1≦Vm≦Vg2が成立する。Vg1≦Vm≦Vg2が成立すればステップS50に進み、一方、Vg1≦Vm≦Vg2が不成立であればステップS60に進む。Vg1≦Vm≦Vg2が不成立の場合は、以下、ステップS60〜S120の処理を実行することにより、二次電池41を充電すべき適切な充電電流値Ibを決定する以下の処理が行われる。
まずステップS60では、初期充電電流Ioを計算する。すなわち、初期充電電流Ioは、USB規格の最小値の100mAから、充電動作で消費する電流を引いた値として計算される。例えば、充電時に駆動されているサブCPU26及び充電制御IC53等の消費電流が例えば20mA(既知消費電流)である場合、初期充電電流Ioとして、100−20=80mAを設定する。なお、電子スチルカメラ11が電源オン中である場合も、バスパワーに余力があれば、二次電池41の充電は行われ、この場合、例えばLCD18が駆動されていれば、LCD18を含む表示系の消費電流もさらに差し引いて初期充電電流Ioの計算が行われる。
そして、ステップS70では、充電制御IC53への充電電流Iの設定及び充電開始命令を行う。初回である今回は、充電電流Iとして初期充電電流Ioの設定及び充電開始命令を行う。このようにテスト充電の初回の初期充電電流Ioを設定して充電開始命令を行ったときには、充電制御IC53は、初期充電電流Ioで二次電池41を充電する。
そして、次のステップS80では、このときの測定電圧Vmを取得する。
ステップS90では、その測定電圧Vmが閾値Vo(閾値電圧)以上であるか(つまりVm≧Voが成立するか)否かを判断する。ここで、閾値Voは、充電制御IC53(充電手段)の充電動作を保証しえる測定電圧Vmの最低電圧値に相当する値である。但し、閾値Voは、多少の電圧変動等があっても充電動作を確実に保証できるように若干のマージンを含んで設定されている。よって、Vm≧Voが成立しなくなると、監視中の測定電圧Vmが充電制御IC53の充電動作を保証しえない不安定域の値になったと判断できる。また、Vm≧Voが成立すれば、監視中の測定電圧Vmが充電制御IC53の充電動作を保証しうる安定域の値にあると判断できる。判断の結果、Vm≧Voが成立すれば、ステップS100に進む。
ステップS90では、その測定電圧Vmが閾値Vo(閾値電圧)以上であるか(つまりVm≧Voが成立するか)否かを判断する。ここで、閾値Voは、充電制御IC53(充電手段)の充電動作を保証しえる測定電圧Vmの最低電圧値に相当する値である。但し、閾値Voは、多少の電圧変動等があっても充電動作を確実に保証できるように若干のマージンを含んで設定されている。よって、Vm≧Voが成立しなくなると、監視中の測定電圧Vmが充電制御IC53の充電動作を保証しえない不安定域の値になったと判断できる。また、Vm≧Voが成立すれば、監視中の測定電圧Vmが充電制御IC53の充電動作を保証しうる安定域の値にあると判断できる。判断の結果、Vm≧Voが成立すれば、ステップS100に進む。
ステップS100では、充電電流IをΔIだけ上昇させる。つまり、テスト充電中は、充電電流IをΔI(例えば50mA)ずつ段階的に上昇させつつ測定電圧Vmを監視するが、このステップで、充電電流Iを初期充電電流Ioから一段階上昇させる。なお、電流値増分ΔIは、初期充電電流Ioから開始した充電電流IがUSB規格の最大電流値500mAに到達するまでに複数回のテスト充電が行われうる任意の値を採用できる。但し、電流値増分ΔIは、例えば10〜100mAの範囲内の所定値に設定されることが好ましい。
次のステップS110では、充電電流Iが500mA以下であるか(つまりI≦500mAが成立するか)否かを判断する。つまり、充電電流Iが、USB規格の最大電流値「500mA」に達していないか否かを判断する。これは、充電電流IがUSB規格の最大電流値「500mA」を超えた場合(I≦500mAが不成立の場合)、充電電流Iをこれ以上増やすことができないので、テスト充電における充電電流Iがその上限を超えたか否かを判断する。
I≦500mAが成立すれば、充電電流Iがまだその上限を超えていないので、ステップS70に戻る。
こうして、ステップS70では、充電制御IC53への充電電流Iの設定および充電開始命令を行う。今回は、充電電流Iとして、初期充電電流Ioに電流値増分ΔIだけ増やした電流値(I=Io+ΔI)が設定されて、充電開始命令が行われる。こうして、充電制御IC53は、充電電流I=Io+ΔIで、二次電池41を充電する。
こうして、ステップS70では、充電制御IC53への充電電流Iの設定および充電開始命令を行う。今回は、充電電流Iとして、初期充電電流Ioに電流値増分ΔIだけ増やした電流値(I=Io+ΔI)が設定されて、充電開始命令が行われる。こうして、充電制御IC53は、充電電流I=Io+ΔIで、二次電池41を充電する。
そして、このときの測定電圧Vmを取得し(S80)、Vm≧Voが成立するか否かを判断する(S90)。そして、Vm≧Voが成立すれば、再び充電電流Iを電流値増分ΔIだけ増やし(I=Io+2・ΔI)(S100)、I≦500mA(S110)が成立すれば、充電制御IC53への充電電流I(=I+2・ΔI)の設定および充電開始命令を行う。
以後、同様に、充電電流Iを電流値増分ΔIずつ増やしつつ、測定電圧Vmが閾値Vo未満になるか(S90でVm≧Voが不成立)、充電電流Iが500mAを超えることになるか(I≦500mAが不成立)のうちどちらか一方が成立するまで、ステップS70〜S110の処理を繰り返す。
こうして充電電流Iを、Io、Io+ΔI、Io+2ΔI、Io+3ΔI、…、Io+(n−1)・ΔI(但し「n」はn回目を示す)と、ΔIずつ増やしながら、n回のテスト充電を行い、n回目で、Vm≧Vo(S90)と、I≦500mA(S110)のうちいずれか一方が不成立であれば、ステップS120に進む。つまり、Vm≧Vo(S90)が不成立となって、充電電流値Iが不安定な充電となりうる不安定域に入ったと判断されるか、USB規格の最大電流値500mAに達した場合は、ステップS120に進む。
そして、ステップS120では、Ib=I−ΔIを計算する。よって、充電電流値Iが不安定な充電となりうる不安定域に入った場合には、そのときの充電電流値Iから1回分前に戻して、安定な充電となりうるIb=I−ΔIを採用する。つまり、監視中の測定電圧が充電制御IC53(充電手段)の充電動作を保証しえない不安定域の値になると、測定値が不安定域の値とならない範囲のうち、前回までのテスト充電で採用した充電電流Iのうち最大値を充電電流値Ibとして決定する。また、充電電流値Iが、USB規格の最大電流値500mAを超えると、そのときの充電電流値I(>500mA)より1回分前のIb=I−ΔI(≦500mA)を、充電電流値Ibに決定する。
こうして以上(S60〜S120)のテスト充電により、充電電流値Ibが決定すると、ステップS130において、充電制御IC53への充電電流Ibの設定及び充電開始指令を行う。そして、以後、充電制御IC53により、決定された充電電流Ibで二次電池41の充電(本充電)が行われる。その結果、二次電池41は安定に充電される。
例えば接続元の他の電子機器が供給可能電流100mAの場合は、テスト充電の過程で充電電流値Iが比較的低電流の段階でVm≧Voが不成立となって、二次電池41が僅かな充電電流で充電されるか、二次電池41の充電が行われない。また、接続元の他の電子機器が供給可能電流500mAの場合は、テスト充電の過程で充電電流値Iが比較的高電流で、Vm≧Voが不成立となるか、I≦500mAが不成立となって、1回分前の比較的高い充電電流Ib(但しIb<500)で二次電池41の充電が行われる。
さらに非純正ACアダプタ23bの場合は、純正ACアダプタ23aである条件 Vg1≦Vm≦Vg2 を満たさないため、テスト充電(S60〜S120)を行うことになって、非純正ACアダプタ23bの既知でない規格電流に応じた適切な充電電流値Ibが決定される。このため、非純正ACアダプタ23bが接続元の他の電子機器であった場合も、二次電池41の充電は安定に行われる。
また、純正ACアダプタ23aの場合は、条件 Vg1≦Vm≦Vg2 を満たすため、純正ACアダプタ23aの既知の供給可能電流Ig(規格電流値)に基づき充電電流Ibが計算により求められる(S50)。よって、純正ACアダプタ23aの場合も、二次電池41の充電は安定に行われる。
なお、本充電中において、電子スチルカメラ11の一部が駆動されるなどして新たに電力が消費された場合は、測定電圧に基づく監視結果に基づき充電電流値を変更する指令が出されるようになっている。このため、二次電池41の充電は、電子スチルカメラ11内の他の部分の駆動にさほど影響されず安定に行われる。
以上詳述したようにこの第一実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)充電電流値を初期充電電流IoからΔIずつ増やしつつ測定電圧Vmを監視し、監視中の測定電圧Vmが充電制御IC53(充電手段)の充電動作を保証しえない不安定域の値になると、測定値が不安定域の値とならない範囲で充電電流値を決定する。このため、二次電池41の充電を安定に行うことができる。
(1)充電電流値を初期充電電流IoからΔIずつ増やしつつ測定電圧Vmを監視し、監視中の測定電圧Vmが充電制御IC53(充電手段)の充電動作を保証しえない不安定域の値になると、測定値が不安定域の値とならない範囲で充電電流値を決定する。このため、二次電池41の充電を安定に行うことができる。
(2)接続元の他の電子機器がUSB規格電流100mAと500mAのどちらであっても、適切な充電電流値Ibを決定できる。
(3)テスト充電中に充電電流IがUSB規格の最大電流500mA以上の値に達した場合は、1回分前の充電電流値Ib(=I−ΔI)を本充電用とし、USB規格の上限未満(500mA未満)の範囲で充電電流Ibを決定する構成とした。よって、過剰な充電電流での不安定な充電を回避して、二次電池41の充電を安定に行うことができる。
(3)テスト充電中に充電電流IがUSB規格の最大電流500mA以上の値に達した場合は、1回分前の充電電流値Ib(=I−ΔI)を本充電用とし、USB規格の上限未満(500mA未満)の範囲で充電電流Ibを決定する構成とした。よって、過剰な充電電流での不安定な充電を回避して、二次電池41の充電を安定に行うことができる。
(4)供給可能電流値(規格電流値)が既知でない非純正ACアダプタ23bが接続された場合も、テスト充電により適切な充電電流値Ibを決定できるので、二次電池41の充電を安定に行うことができる。
(5)純正ACアダプタ23aの供給可能電圧(規格電流値Vg)を、二次電池41の充電が可能な電圧範囲でかつUSB規格電圧(=5V)とは異なる範囲(Vg1≦Vg≦Vg2)の値として設定した。このため、テスト充電開始前の初期に測定した測定電圧Vmが、条件 Vg1≦Vm≦Vg2 を満たすことをもって、純正ACアダプタ23aであることを判別できる。つまり、テスト充電を行うことなく測定電圧Vmの値から、純正ACアダプタ23aであることを判別できる。従って、純正ACアダプタ23aの既知の供給可能電流Igに基づき充電電流Ibを決定することができる。よって、二次電池41の充電を安定に行うことができる。
(6)電圧検出値をそのまま測定値として用いて、測定電圧Vmが閾値Vo以上であるか否かを監視する構成なので、測定値を算出するための余分な計算処理が必要なく簡単な監視処理で済ませられる。
(7)接続元の他の電子機器の規格電流を知る必要がないので、電源オフ状態のときにUSB接続を検出した場合でも、メインCPU25を起動させる必要がない。
(第二実施形態)
次に第二実施形態を図6に基づいて説明する。この第二実施形態では、メインCPU25を起動させて、接続元の他の電子機器の規格電流情報(規格電源情報)をUSB通信で取得する点が、前記第一実施形態と異なる。電子スチルカメラ11の構成などは前記第一実施形態と同様なので、以下、充電制御処理の内容についてのみ詳細に説明する。なお、本実施形態では、メインCPU25、サブCPU26及び充電回路42等により、二次電池41を充電するための充電装置が構成される。
(第二実施形態)
次に第二実施形態を図6に基づいて説明する。この第二実施形態では、メインCPU25を起動させて、接続元の他の電子機器の規格電流情報(規格電源情報)をUSB通信で取得する点が、前記第一実施形態と異なる。電子スチルカメラ11の構成などは前記第一実施形態と同様なので、以下、充電制御処理の内容についてのみ詳細に説明する。なお、本実施形態では、メインCPU25、サブCPU26及び充電回路42等により、二次電池41を充電するための充電装置が構成される。
図6に示すように、サブCPU26が、USBケーブル21の接続を検出し(ステップS210で肯定判定)、かつ二次電池41の温度が充電可能な範囲にあると判断すれば(ステップS220で肯定判定)、ステップS230において、サブCPU26はメインCPU25に起動指示を出す。そして、メインCPU25が起動すると(ステップS240で肯定判定)、ステップS250において、メインCPU25はUSB通信を行う。この場合、接続元の他の電子機器がPC22などのUSBホスト(又は上位側USBデバイス)である場合は、USB通信接続が確立され、メインCPU25はUSBコントローラ39により、接続元の他の電子機器との間でUSB通信を行って、他の電子機器から供給可能電流Iusb(規格電流)を取得する。一方、接続元の他の電子機器が、ACアダプタ23である場合は、USB通信接続を確立することができない。なお、ステップS250のUSB通信を行って電源規格情報(規格電流等の情報)を取得するメインCPU25により、電源情報取得手段が構成される。
ステップS260では、サブCPU26はUSB通信が成功したか否かを判断する。USB通信が成功した場合(ステップS260で肯定判定)は、ステップS270において、サブCPU26は、メインCPU25によるUSB通信で取得した供給可能電流Iusbに基づき充電電流Ibを計算する。そして、ステップS280において、サブCPU26はメインCPU25を停止させた後、ステップS400において、サブCPU26は充電制御IC53に対して充電電流Ibの設定及び充電開始命令を行う。その結果、接続元の他の電子機器から取得した供給可能電流Iusbに応じた適切な充電電流Ibで二次電池41を安定に充電することができる。なお、本実施形態では、ステップS270においてUSB通信で取得した供給可能電流Iusb(例えば100mAと500mAのうちいずれであるかの情報)が、規格電流値情報に相当する。
一方、ステップS260において、USB通信が失敗した場合(S260で否定判定)は、接続元の他の電子機器がUSBデバイスではなくUSB通信不能な電子機器であることから、ACアダプタと判断する。なお、本実施形態では、ステップS260の判断処理を行うサブCPU26により、電源情報取得手段による他の電子機器との通信が不能であった場合に他の電子機器がACアダプタであると判断する判断手段が構成される。
そして、USB通信が失敗した場合、サブCPU26は、ステップS290において、メインCPU25を停止させた後、ステップS300において測定電圧Vmを取得する。そして、次のステップS310では、サブCPU26は、測定電圧Vmが、純正ACアダプタ23aの規格電圧範囲であるか否か(つまりVg1≦Vm≦Vg2が成立するか否か)を判断する。Vg1≦Vm≦Vg2が成立すればステップS320に進み、一方、不成立であればステップS330に進む。ステップS310でVg1≦Vm≦Vg2が不成立の場合、以下、ステップS330〜S390の処理により、二次電池41を充電すべき適切な充電電流値を決定する処理が行われる。このS330〜S390の処理は、前記第一実施形態におけるS60〜S120の処理と同様である。
そして、テスト充電により、測定電圧Vmが閾値o以上(Vm≧Vo)確保できない不安定域に入ると(ステップS360で肯定判定)、ステップS390において、そのときの充電電流Iより1回分前の充電電流Ib(=I−Ib)を本充電用に決定する。また、サブCPU26は、ステップS380において、充電電流IがUSB規格の最大電流500mAを超えたと判断すると(I≦500mAが不成立になると)、ステップS390において、そのときの充電電流Iより1回分前の充電電流Ib(=I−Ib)を本充電用に決定する。よって、この第二実施形態においても、適切な充電電流Ibを決定できるので、二次電池41の充電を安定に行うことができる。
(8)第二実施形態では、USB通信を行って、接続元の他の電子機器から供給可能電流を取得する構成なので、取得した供給可能電流に基づく充電電流Ibで二次電池41の充電を安定に行うことができる。そして、USB通信が失敗したときには、テスト充電を行って充電電流Ibを決定する構成なので、例えば非純正ACアダプタ23bが接続されたときにも、適切な充電電流Ibを決定して、二次電池41の充電を安定に行うことができる。また、純正ACアダプタ23aが接続された場合は、測定電圧Vmの値から純正ACアダプタ23aであることを識別でき、既知の供給可能電流Igに基づき充電電流Ibを決定できるので、テスト充電で決定した充電電流に比べ、二次電池41の充電をより安定に行うことができる。
(第三実施形態)
次に第三実施形態を図7に基づいて説明する。この第三実施形態では、測定値が前記各実施形態と異なる。すなわち、前記各実施形態では、測定値が測定電圧であったが、この第三実施形態では、測定値として、電圧降下量と電圧降下率とを採用している。なお、電子スチルカメラ11の構成などは前記第一実施形態と同様なので、以下、充電制御処理の内容についてのみ詳細に説明する。
次に第三実施形態を図7に基づいて説明する。この第三実施形態では、測定値が前記各実施形態と異なる。すなわち、前記各実施形態では、測定値が測定電圧であったが、この第三実施形態では、測定値として、電圧降下量と電圧降下率とを採用している。なお、電子スチルカメラ11の構成などは前記第一実施形態と同様なので、以下、充電制御処理の内容についてのみ詳細に説明する。
図7に示すように、ステップS510〜S550,S660の処理は、図5におけるステップS10〜S50,S130の処理と同様である。すなわち、USBケーブル接続が検出された(S510で肯定判定)後、二次電池41の温度が充電可能な範囲であれば(S520で肯定判定)、測定電圧Vmを取得する(S530)。そして、その測定電圧Vmが、Vg1≦Vg≦Vg2 の条件を満たせば(S540で肯定判定)、純正ACアダプタ23aの供給可能電流Igに基づき充電電流Ibを計算し(S550)、充電制御IC53への充電電流Ibの設定及び充電開始命令を行って(S660)、純正ACアダプタ23aからの供給電圧による二次電池の充電を行う。
そして、接続元の他の電子機器が、純正ACアダプタ23a以外の電子機器である場合に、ステップS560〜S650の処理を行って適切な充電電流Ibを決定する。まずステップS560では、初期充電電流Ioを計算する(I=Io)。ステップS570では、充電制御IC53への充電電流Iの設定及び充電開始命令を行う(テスト充電)。そして、今回の充電電流I(=Io)でのテスト充電における測定電圧Vpを取得する。ここで、測定電圧Vpは、図5のステップS80における測定電圧Vmと同じであるが、本実施形態では、充電開始前にステップS30で測定した測定電圧Vmと区別するため、テスト充電中の測定電圧を「Vp」と記している。
次のステップS590では、電圧降下量ΔVを、式 ΔV=Vm−Vp により計算する。ここで、電圧降下量ΔVは、充電開始前の測定電圧Vmに対する今回のテスト充電における測定電圧Vpとの差分で表される電圧降下量を示す。なお、本実施形態では、ステップS530における測定電圧Vmが「初期測定電圧」に相当する。また、ステップS590の電圧降下量ΔVが、「初期測定電圧と、充電動作中の測定電圧との差分である電圧降下量」に相当する。
ステップS600では、電圧降下量ΔVが閾値ΔVo以上であるか否かを判断する。ここで、電圧降下量ΔVが閾値ΔVo(設定降下量)を超えると、電源電圧が、二次電池41の充電を不安定にさせる程度に低下したことを意味する。ΔV≧ΔVoが不成立であればステップS610に進み、一方、ΔV≧ΔVoが成立すればステップS650に進む。
ステップS610では、電圧降下率Rvを、式 Rv=(Vpold−Vpnew)/ΔI により計算する。ここで、Vpoldは、前回の測定電圧Vp、Vpnewは今回の測定電圧Vp、ΔIは、前回の充電電流Iに対する今回の充電電流Iの増分である。ここで、一般化すると、充電電流を前回の値In-1から今回の値Inへ上昇させた場合、前回の測定電圧Vn-1と今回の測定電圧Vnとを用いて、電圧降下率Rvは、式 Rv=(Vn-1−vn)/(In-1−In) により表される。但し、nはテスト充電の回数であり、ΔIずつ増やす本例では、In-1−In=ΔIとなる。そのため、充電電流IをΔIずつ増やすテスト充電においては、ΔIは定数となる。なお、初期充電電流Ioでの1回目のテスト充電の際は、ΔI=Ioを採用して1回目の電圧降下率Rvを算出してもよいし、1回目のテスト充電に限り電圧降下率Rvによる判定を省略してもよい。
ここで、電圧降下率Rvは、上記式から分かるように、前回の充電電流In-1と今回の充電電流Inの変化量(電流値増分)ΔI当たりにおける、前回の測定電圧Vn-1と今回の測定電圧Vn-1との電圧変化量の割合(比率)を示す値である。ΔIだけ上昇させた結果、測定電圧Vp(電源電圧Vbusの測定値)が急に大きく落ちた場合は、電子スチルカメラ11側での消費電流が例えばUSB規格電流を超えて電源電圧Vbusが不安定になり始めた兆候とみなし、本実施形態では、電圧降下率Rvが閾値Rvo(設定閾値)以上になったことをもって、充電電流Iが安定な充電を行えなくなる不安定域に入ったと判断するようにしている。
そして、ステップS620では、電圧降下率Rvが閾値Rvo以上であるか否かを判断する。Rv≧Rvoが不成立であればステップS630に進み、一方、Rv≧Rvoが成立すればステップS650に進む。
ステップS630では、充電電流Iを電流値増分ΔIだけ増やし(I=I+ΔI)、以下、ステップS570〜S640の処理を、S600でΔV≧ΔVoが成立するか、S620でRv≧Rvoが成立するか、S640でI≦500mAが不成立になるか、のいずれか一つが満たされるまで、繰り返す。こうしてテスト充電でΔIずつ充電電流Iを上昇させる過程で、電子スチルカメラ11側の消費電流が例えばUSBの規格電流を超えて電源電圧Vbusが不安定になると、ΔV≧ΔVoと、Rv≧Rvoとのうち少なくとも一方が成立し、ステップS650に移行する。そして、そのときの充電電流Iを1回分前の値に戻して本充電用の充電電流Ib(=I−ΔI)を決定し(S650)、充電制御IC53への充電電流Ibの設定及び充電開始命令を行う(S660)。こうして決定された充電電流Ibで二次電池41の充電が行われるため、二次電池41の充電が安定に行われる。
なお、本実施形態では、ステップS600の判断ステップにおいて肯定判定成立時が、「電圧降下量が設定降下量を超えたとき」に相当し、ステップS650のIb=I−ΔIが、「その超えた際の電流値を上回る範囲で充電電流値を決定する」に相当する。また、本実施形態では、配線57,58、A/D変換回路60及びサブCPU26により、測定値としての電圧降下量ΔVと電圧降下率Rvとを測定する測定手段が構成される。
前記実施形態は上記に限定されず、以下の態様に変更することもできる。
(変形例1)図8に示すように、CPU70が1個だけの構成も採用できる。図8に示すように、CPU70はUSBコントローラ39、A/D変換回路60、Reset端子、Port1端子、Port2端子、SID端子、INT端子などを備えている。CPU70は、第一〜第三実施形態におけるメインCPU25とサブCPU26との機能を兼ねた構成で、電源オフ状態では電源回路40からCPU70に電源電圧VDD1(待機電圧)が供給され、CPU70はUSBコネクタ接続の検出、スイッチ操作の検出、計時カウンタの計数処理などを行っている。そして、電源オン状態では、Port1端子からのイネーブル信号に基づき、電源IC51により電源電圧VDD2〜VDDnが生成され、それぞれ対応する給電先へ出力される。そして、電源電圧Vbusを供給可能な配線57上の接続点Cの電圧(電源電圧Vbus)は、配線58を通じてA/D変換回路60へ入力される。CPU70は測定電圧Vmを取得できるので、第一実施形態の図5で示されたフローチャート、あるいは第二実施形態の図6で示されたフローチャートに従って充電制御処理を行うこともできる。さらに第三実施形態における図7のフローチャートを採用し、測定電圧Vmから、電圧降下量ΔV、電圧降下率Rvを算出して充電制御を行う構成も採用できる。図8に示す電源回路40は図4に示すものと同様の構成を有している。なお、この変形例では、CPU70により、検出手段、測定手段、制御手段、電源情報取得手段及び判断手段が構成される。
(変形例1)図8に示すように、CPU70が1個だけの構成も採用できる。図8に示すように、CPU70はUSBコントローラ39、A/D変換回路60、Reset端子、Port1端子、Port2端子、SID端子、INT端子などを備えている。CPU70は、第一〜第三実施形態におけるメインCPU25とサブCPU26との機能を兼ねた構成で、電源オフ状態では電源回路40からCPU70に電源電圧VDD1(待機電圧)が供給され、CPU70はUSBコネクタ接続の検出、スイッチ操作の検出、計時カウンタの計数処理などを行っている。そして、電源オン状態では、Port1端子からのイネーブル信号に基づき、電源IC51により電源電圧VDD2〜VDDnが生成され、それぞれ対応する給電先へ出力される。そして、電源電圧Vbusを供給可能な配線57上の接続点Cの電圧(電源電圧Vbus)は、配線58を通じてA/D変換回路60へ入力される。CPU70は測定電圧Vmを取得できるので、第一実施形態の図5で示されたフローチャート、あるいは第二実施形態の図6で示されたフローチャートに従って充電制御処理を行うこともできる。さらに第三実施形態における図7のフローチャートを採用し、測定電圧Vmから、電圧降下量ΔV、電圧降下率Rvを算出して充電制御を行う構成も採用できる。図8に示す電源回路40は図4に示すものと同様の構成を有している。なお、この変形例では、CPU70により、検出手段、測定手段、制御手段、電源情報取得手段及び判断手段が構成される。
(変形例2)前記各実施形態では、本充電の充電電流値Ibを、測定値が不安定域の値となった際の充電電流Iに対し、Ib=I−ΔIと決定したが、I−ΔI≦Ib<Iの範囲で、さらに細かくΔi(<ΔI)ずつ加えていって(I=I−ΔI+Δi,…,I−ΔI+m・Δi)、そのとき得られる測定値の監視結果から安定域にあることを保証しうる最大の充電電流値を決定してもよい。さらに、Ib=I−ΔIn(但し、ΔIn>ΔI)としてもよい。
(変形例3)前記第三実施形態の構成において、前記第二実施形態と同様に、USB接続検出時にメインCPU25を起動して接続元の他の電子機器とUSB通信を行い、接続元の電子機器側の供給可能電流(規格電流)に基づき充電電流Ibを決定する構成を採用してもよい。つまり、図7におけるS520とS530の間に、図6におけるS230〜S290の各処理と同様の処理を追加する。
(変形例4)前記第三実施形態において、測定値として、電圧降下量ΔVと電圧降下率Rvとのうち一方のみを採用する構成でもよい。また、電圧降下量ΔVと電圧降下率Rvの両方がそれぞれの閾値ΔVo,Rvo以上になったときに充電電流が不安定域に入ったと判断し、そのときの充電電流Iより1回分前の充電電流Ib(=I−ΔI)を本充電用に決定する構成も採用できる。
(変形例5)測定値として、第一及び第二実施形態における測定電圧Vmを、第三実施形態の構成においてさらに追加してもよい。例えば測定電圧Vmと電圧降下量ΔVと電圧降下率Rvとのうちいずれか1つが、対応する閾値に対して不安定域側の値をとると、そのときの充電電流Iより1回分前の安定域内にある充電電流を本充電用に決定してもよい。また、測定電圧Vmと電圧降下量ΔVと電圧降下率Rvの3種類の測定値のうち2つ以上が、対応する閾値に対して不安定域側の値をとれば、1回分前の充電電流を本充電用に決定したり、さらに、これら3種類の測定値のすべてが、対応する閾値に対して不安定域側の値をとった場合に、1回分前の充電電流を本充電用に決定する構成としてもよい。
(変形例6)通信ケーブルは、USBケーブルに限定されない。例えばIEEE1394ケーブルであっても構わない。
(変形例7)本発明の充電装置を備える電子機器は、電子スチルカメラ(デジタルスチルカメラ)に限定されず、携帯電話、PDA、携帯用ゲーム機などの電子機器であってもよい。
(変形例7)本発明の充電装置を備える電子機器は、電子スチルカメラ(デジタルスチルカメラ)に限定されず、携帯電話、PDA、携帯用ゲーム機などの電子機器であってもよい。
11…電子機器としての電子スチルカメラ、12…カメラ本体、13…撮像レンズ部、17…電源スイッチ、19…端子カバー、20…コネクタとしてのUSBコネクタ、21…通信ケーブルとしてのUSBケーブル、21a…USBコネクタ、22…接続元の他の電子機器としてのPC(パーソナルコンピュータ)、23…接続元の他の電子機器としてのACアダプタ、23a…接続元の他の電子機器及び規格既知のACアダプタとしての純正ACアダプタ、23b…接続元の他の電子機器としての非純正ACアダプタ、25…電源規格情報としてのメインCPU、26…検出手段、測定手段、制御手段及び判断手段としてのサブCPU、28…モータ制御部、29…フラッシュ制御部、35…エンジン、39…電源規格情報を構成するUSBコントローラ、40…電源回路、41…二次電池、42…充電回路、51…電源IC、52…リセットIC、53…充電手段としての充電制御IC、54…電源線、55,56…信号線、57…検出手段を構成する配線、58…測定手段を構成する配線、60…測定手段を構成するA/D変換回路、70…検出手段、測定手段、制御手段、電源情報取得手段及び判断手段としてのCPU、S1…第1スイッチ素子、S2…第2スイッチ素子、S3…第3スイッチ素子、Vbus…電源電圧、Vm…測定値としての測定電圧、I…充電電流値、Io…初期電流値としての初期充電電流値、ΔI…電流値増分、Ib…充電電流値、Vp…測定値としての測定電圧、ΔV…測定値としての電圧降下量、ΔVo…設定降下量としての閾値、Rv…測定値としての電圧降下率、Rvo…設定閾値としての閾値。
Claims (10)
- 電子機器に備えられる二次電池を充電する電子機器における充電装置であって、
通信ケーブルを通じて他の電子機器と接続されたことを検知する検出手段と、
前記通信ケーブルの電源供給線からの電源電圧により前記二次電池を充電する充電手段と、
前記充電手段の充電動作による前記電源電圧の電圧降下の程度を示す測定値を測定する測定手段と、
前記二次電池を充電するときの充電電流値を指示して前記充電手段に充電を行わせる制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記検出手段により前記他の電子機器との接続が検知されると、前記充電手段に指示する前記充電電流値を初期電流値から上昇させながら前記測定手段の測定値を監視し、当該測定値の監視結果に基づいて充電電流値を決定することを特徴とする電子機器における充電装置。 - 請求項1に記載の電子機器における充電装置において、
前記制御手段は、前記監視中の前記測定値が前記充電手段の充電動作を保証しえない不安定域の値になると、前記測定値が不安定域の値とならない範囲で充電電流値を決定し、当該決定した充電電流値を前記充電手段に指示して当該充電手段による前記二次電池の充電を行わせることを特徴とする電子機器における充電装置。 - 請求項1又は2に記載の電子機器における充電装置において、
前記測定手段は、前記充電動作により降下した電源電圧を前記測定値として測定し、
前記制御手段は、前記測定手段の測定電圧が閾値を下回ると、当該測定電圧が前記閾値以上となる範囲で前記充電電流値を決定することを特徴とする電子機器における充電装置。 - 請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の電子機器における充電装置において、
前記測定手段は、前記検出手段が前記装置との接続を検出したときの初期測定電圧と、前記充電動作中の測定電圧との差分である電圧降下量を前記測定値として測定し、
前記充電手段は、前記電圧降下量が設定降下量を超えると、その超えた際の電流値を上回る範囲で前記充電電流値を決定することを特徴とする電子機器における充電装置。 - 請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の電子機器における充電装置において、
充電電流値を前回の値In-1から今回の値Inへ上昇させた場合、前記測定手段が測定した前回の測定電圧Vn-1と今回の測定電圧Vnとに基づき電圧降下率(Vn-1−vn)/(In-1−In)を前記測定値として演算し、当該電圧降下率が設定閾値を超えると、設定閾値を超えなかった範囲内で前記充電電流値を決定することを特徴とする電子機器における充電装置。 - 請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の電子機器における充電装置において、
前記通信ケーブルを通じて接続元の他の電子機器と通信して当該他の電子機器の規格電源情報を取得する電源情報取得手段と、
前記電源情報取得手段による前記他の電子機器との通信が不能であった場合は、当該他の電子機器が、ACアダプタであると判断する判断手段と、をさらに備えたことを特徴とする電子機器における充電装置。 - 請求項6に記載の電子機器における充電装置において、
前記電源情報取得手段が前記他の電子機器と通信できた場合、前記制御手段は、前記電源情報取得手段が前記規格電源情報の一情報として取得した規格電流値情報に応じた充電電流値を前記充電手段に指示して前記充電手段による前記二次電池の充電を行わせることを特徴とする電子機器における充電装置。 - 請求項6又は7に記載の電子機器における充電装置において、
前記検出手段が前記接続元の他の電子機器との接続を検出した際に前記測定手段により測定された電圧が、前記通信ケーブルが給電可能な規格電圧範囲外かつ前記二次電池の満充電電圧以上であれば、前記制御手段は、前記他の電子機器が規格既知のACアダプタであると判断し、前記ACアダプタの既知の規格電源情報に応じた充電電流値を前記充電手段に指示することを特徴とする電子機器における充電装置。 - 請求項1乃至8のうちいずれか一項に記載の充電装置を備えたことを特徴とする電子機器。
- 電源供給線を有する通信ケーブルを接続するためのコネクタと、前記コネクタを介して接続された接続元の他の電子機器との接続を検知する検出手段、二次電池、前記二次電池を充電するための充電手段、前記充電手段に充電電流値を指示する制御手段、及び測定手段を備えた電子機器における充電方法であって、
前記コネクタを介して他の電子機器と接続されたことを検知する検出ステップと、
前記充電手段に対して二次電池を充電するときの充電電流値を初期電流値から上昇させながら前記充電手段の充電動作による電源電圧の電圧降下の程度を示す前記測定手段の測定値を監視し、当該測定値の監視結果に基づいて充電電流値を決定する充電電流値決定ステップと、
前記決定した充電電流値を前記充電手段に指示して前記二次電池の充電を行う充電ステップと
を備えたことを特徴とする電子機器における充電方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008331509A JP2010154692A (ja) | 2008-12-25 | 2008-12-25 | 電子機器における充電装置、電子機器及び充電方法 |
US12/654,355 US20100164440A1 (en) | 2008-12-25 | 2009-12-17 | Charger for electronic device, electronic device, and charging method |
EP09180106.8A EP2202864A3 (en) | 2008-12-25 | 2009-12-21 | Charger for electronic device, electronic device, and charging method |
CN200910252596.3A CN101820177B (zh) | 2008-12-25 | 2009-12-24 | 用于电子设备的充电器、电子设备及充电方法 |
US13/601,760 US8698460B2 (en) | 2008-12-25 | 2012-08-31 | Charger that charges rechargeable battery arranged in electronic device and charging method for rechargeable battery arranged in electronic device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008331509A JP2010154692A (ja) | 2008-12-25 | 2008-12-25 | 電子機器における充電装置、電子機器及び充電方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010154692A true JP2010154692A (ja) | 2010-07-08 |
Family
ID=41796616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008331509A Pending JP2010154692A (ja) | 2008-12-25 | 2008-12-25 | 電子機器における充電装置、電子機器及び充電方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US20100164440A1 (ja) |
EP (1) | EP2202864A3 (ja) |
JP (1) | JP2010154692A (ja) |
CN (1) | CN101820177B (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2405021A1 (en) | 2010-07-07 | 2012-01-11 | Sony Corporation | Nucleic acid concentration recovery cartridge, nucleic acid concentration recovery method, and fabrication process of cartridge |
JP2012231613A (ja) * | 2011-04-26 | 2012-11-22 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置 |
JP2013132183A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Rohm Co Ltd | 充電回路およびそれを利用した電子機器 |
JP2014050232A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-17 | Nec Saitama Ltd | 充電装置、充電方法及び充電プログラム |
JP2015211541A (ja) * | 2014-04-25 | 2015-11-24 | ローム株式会社 | 充電回路、パワーマネージメント回路、およびそれを用いた電子機器 |
JP5866548B1 (ja) * | 2014-09-12 | 2016-02-17 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ウェアラブルカメラ |
JP2017505101A (ja) * | 2014-01-28 | 2017-02-09 | グアンドン オッポ モバイル テレコミュニケーションズ コーポレーション,リミテッドGuangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. | 端末、電源アダプター及び充電異常の処理方法 |
KR20170020543A (ko) * | 2014-07-16 | 2017-02-22 | 후아웨이 테크놀러지 컴퍼니 리미티드 | 전자 디바이스의 고속 충전 방법, 장치 및 디바이스 |
JP2018032221A (ja) * | 2016-08-24 | 2018-03-01 | キヤノン株式会社 | 電子機器およびその制御方法 |
WO2018066881A1 (ko) * | 2016-10-07 | 2018-04-12 | 삼성전자 주식회사 | 배터리 충전 방법 및 전자 장치 |
JP2018133057A (ja) * | 2017-02-17 | 2018-08-23 | キヤノン株式会社 | 電子機器およびその制御方法 |
JP2018133976A (ja) * | 2017-02-17 | 2018-08-23 | キヤノン株式会社 | 電子機器および制御方法 |
US11522373B2 (en) | 2014-01-28 | 2022-12-06 | Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. | Terminal and battery charging control device and method thereof |
Families Citing this family (39)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8358107B2 (en) * | 2007-12-31 | 2013-01-22 | Intel Corporation | Bidirectional power management techniques |
JP5628022B2 (ja) * | 2009-12-28 | 2014-11-19 | パナソニック株式会社 | 電子機器及び給電制御方法 |
US8321603B2 (en) * | 2010-07-28 | 2012-11-27 | Freescale Semiconductor, Inc. | Rechargeable device and method for determining universal serial bus port type |
CN102087639B (zh) * | 2010-11-30 | 2015-05-20 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种启动usb状态机的方法及终端 |
TWI554887B (zh) * | 2010-12-30 | 2016-10-21 | 群邁通訊股份有限公司 | 電子裝置充電系統及方法 |
EP2493048B1 (en) * | 2011-02-23 | 2017-11-15 | BlackBerry Limited | Method and system for detecting power supply source electrical current capacity |
US8793086B2 (en) | 2011-02-23 | 2014-07-29 | Blackberry Limited | Method and system for detecting power supply source electrical current capacity |
US8638072B2 (en) * | 2011-04-01 | 2014-01-28 | Intel Corporation | Method and apparatus for managing charging current |
US9148026B2 (en) * | 2011-09-30 | 2015-09-29 | Fairchild Semiconductor Corporation | Charger detection with proprietary charger support |
KR101835007B1 (ko) | 2011-10-25 | 2018-03-07 | 삼성전자주식회사 | 휴대용 단말기에서 충전 전류를 제어하기 위한 장치 및 방법 |
US20130169847A1 (en) * | 2011-11-30 | 2013-07-04 | I-Star Entertainment Llc | Digital camera with a projector |
FR2985053B1 (fr) * | 2011-12-22 | 2015-08-07 | Sagemcom Documents Sas | Dispositif de stockage et d'echange de donnees |
CN102570546B (zh) | 2011-12-28 | 2016-07-27 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种移动终端及其充电设备、方法 |
JP5975662B2 (ja) * | 2012-02-06 | 2016-08-23 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 |
US9312576B2 (en) * | 2012-02-15 | 2016-04-12 | Htc Corporation | Portable electronic devices capable of obtaining charging current value of charger and charging method thereof |
JP5301008B1 (ja) * | 2012-04-27 | 2013-09-25 | 株式会社東芝 | 電子機器、充電制御装置および充電制御方法 |
CN103427124B (zh) * | 2012-05-14 | 2015-08-26 | 微宏动力系统(湖州)有限公司 | 电池组充电方法 |
US20140036126A1 (en) * | 2012-08-03 | 2014-02-06 | Martin Barry Abrams | Digital video camera with a projector |
TWI513168B (zh) * | 2012-12-20 | 2015-12-11 | Compal Electronics Inc | 電源轉換裝置 |
TWI571734B (zh) | 2013-02-05 | 2017-02-21 | 新唐科技股份有限公司 | 電源管理電路與方法以及電腦系統 |
CN103208661A (zh) * | 2013-04-24 | 2013-07-17 | 惠州Tcl移动通信有限公司 | 一种智能终端及其进行大电流充电的方法 |
CN104242365B (zh) * | 2013-06-19 | 2019-01-04 | 深圳富泰宏精密工业有限公司 | 便携式电子装置及使用方法 |
CN104253458B (zh) * | 2013-06-28 | 2018-06-15 | 富泰华工业(深圳)有限公司 | Usb充电线缆的性能测试系统、测试方法及电子装置 |
TWI489734B (zh) * | 2013-12-20 | 2015-06-21 | 緯創資通股份有限公司 | 充電裝置以及充電系統 |
CN103762702B (zh) * | 2014-01-28 | 2015-12-16 | 广东欧珀移动通信有限公司 | 电子设备充电装置及其电源适配器 |
ES2880466T3 (es) * | 2014-01-28 | 2021-11-24 | Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp Ltd | Adaptador de alimentación y terminal |
US9158325B1 (en) * | 2014-04-22 | 2015-10-13 | Infineon Technologies Ag | Cable quality detection and power consumer devices |
US10020665B2 (en) * | 2014-05-20 | 2018-07-10 | Intel Corporation | Power delivery system |
US10063160B2 (en) * | 2014-05-26 | 2018-08-28 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Power adapter, cable, and charger |
CN105790345A (zh) * | 2014-12-26 | 2016-07-20 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种充电控制方法及装置 |
CN105934868A (zh) | 2015-03-27 | 2016-09-07 | 广东欧珀移动通信有限公司 | 电力管理的方法、装置和电子设备 |
CN108767346B (zh) | 2015-03-27 | 2020-03-17 | Oppo广东移动通信有限公司 | 控制充电的方法、装置和充电线缆 |
JP6490833B2 (ja) * | 2015-05-19 | 2019-03-27 | ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド | 充電方法、充電装置、端末、及びプログラム |
CN104965376B (zh) * | 2015-07-30 | 2017-08-08 | 广东欧珀移动通信有限公司 | 一种终端相机闪光灯的调节方法及系统 |
CN106532848B (zh) * | 2016-12-14 | 2020-09-22 | 惠州Tcl移动通信有限公司 | 一种基于移动终端的充电器检测时机获取控制方法及系统 |
JP6939093B2 (ja) * | 2017-05-29 | 2021-09-22 | セイコーエプソン株式会社 | 書画カメラ、書画カメラの制御方法、及び、電子機器 |
JP2019062690A (ja) * | 2017-09-27 | 2019-04-18 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 充電装置および電子機器 |
CN113824167B (zh) * | 2020-06-19 | 2024-04-30 | 青岛海信移动通信技术有限公司 | 一种充电电路和充电方法 |
CN114301140B (zh) * | 2021-12-31 | 2023-12-01 | 福建新大陆支付技术有限公司 | 一种基于pos的电池充电管理方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11234922A (ja) * | 1998-02-13 | 1999-08-27 | Sony Corp | 充電回路 |
JP2007060778A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Ricoh Co Ltd | 充電装置 |
WO2007123050A1 (ja) * | 2006-04-20 | 2007-11-01 | Nec Corporation | 充電回路およびその充電方法 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH099624A (ja) | 1995-06-16 | 1997-01-10 | Nec Gumma Ltd | ノートパソコン用acアダプタ |
US20020124111A1 (en) * | 2000-09-22 | 2002-09-05 | Narad Networks, Inc. | System and method for message transmission based on intelligent network element device identifiers |
US7072360B2 (en) * | 2000-09-22 | 2006-07-04 | Narad Networks, Inc. | Network architecture for intelligent network elements |
US6948000B2 (en) * | 2000-09-22 | 2005-09-20 | Narad Networks, Inc. | System and method for mapping end user identifiers to access device identifiers |
TW479393B (en) * | 2000-09-27 | 2002-03-11 | Acer Peripherals Inc | Automatic USB charging apparatus and its operating method |
US7421594B2 (en) * | 2002-08-21 | 2008-09-02 | Fujitsu Limited | Bus power device and power-source control method |
JP4153262B2 (ja) * | 2002-08-21 | 2008-09-24 | 富士通株式会社 | バスパワー装置 |
JP4119711B2 (ja) | 2002-08-28 | 2008-07-16 | 株式会社アイ・オー・データ機器 | 情報伝達コネクタの電力供給機構及び情報伝達コネクタ |
JP2004272829A (ja) * | 2003-03-12 | 2004-09-30 | Omron Corp | 誤接続判定方法および電子機器 |
JP2006243863A (ja) | 2005-03-01 | 2006-09-14 | Sony Corp | 周辺装置 |
EP1780867B1 (en) * | 2005-10-28 | 2016-11-30 | Black & Decker Inc. | Battery pack for cordless power tools |
KR100782271B1 (ko) * | 2005-11-28 | 2007-12-04 | 엘지전자 주식회사 | 휴대 단말기의 충전 제어 장치 및 방법 |
US7834591B2 (en) * | 2006-02-16 | 2010-11-16 | Summit Microelectronics, Inc. | Switching battery charging systems and methods |
JP2008211950A (ja) | 2007-02-28 | 2008-09-11 | Nikon Corp | 電子機器 |
EP2137802B1 (en) * | 2007-04-19 | 2014-12-31 | QUALCOMM Incorporated | Battery charging systems and methods with adjustable current limit |
JP4333777B2 (ja) * | 2007-05-22 | 2009-09-16 | ソニー株式会社 | 充電装置 |
KR101397932B1 (ko) * | 2007-07-04 | 2014-05-22 | 삼성전자주식회사 | 외부 접속 장치 판별 방법 및 이를 이용하는 전자 장치 |
CN101282045B (zh) | 2008-04-28 | 2010-08-11 | 炬力集成电路设计有限公司 | 一种电池充电装置及其控制方法 |
-
2008
- 2008-12-25 JP JP2008331509A patent/JP2010154692A/ja active Pending
-
2009
- 2009-12-17 US US12/654,355 patent/US20100164440A1/en not_active Abandoned
- 2009-12-21 EP EP09180106.8A patent/EP2202864A3/en not_active Withdrawn
- 2009-12-24 CN CN200910252596.3A patent/CN101820177B/zh active Active
-
2012
- 2012-08-31 US US13/601,760 patent/US8698460B2/en active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11234922A (ja) * | 1998-02-13 | 1999-08-27 | Sony Corp | 充電回路 |
JP2007060778A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Ricoh Co Ltd | 充電装置 |
WO2007123050A1 (ja) * | 2006-04-20 | 2007-11-01 | Nec Corporation | 充電回路およびその充電方法 |
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2405021A1 (en) | 2010-07-07 | 2012-01-11 | Sony Corporation | Nucleic acid concentration recovery cartridge, nucleic acid concentration recovery method, and fabrication process of cartridge |
JP2012231613A (ja) * | 2011-04-26 | 2012-11-22 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置 |
JP2013132183A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Rohm Co Ltd | 充電回路およびそれを利用した電子機器 |
JP2014050232A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-17 | Nec Saitama Ltd | 充電装置、充電方法及び充電プログラム |
US11522373B2 (en) | 2014-01-28 | 2022-12-06 | Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. | Terminal and battery charging control device and method thereof |
JP2017505101A (ja) * | 2014-01-28 | 2017-02-09 | グアンドン オッポ モバイル テレコミュニケーションズ コーポレーション,リミテッドGuangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. | 端末、電源アダプター及び充電異常の処理方法 |
US11342765B2 (en) | 2014-01-28 | 2022-05-24 | Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. | Terminal, power adapter and method for handling charging anomaly |
JP2015211541A (ja) * | 2014-04-25 | 2015-11-24 | ローム株式会社 | 充電回路、パワーマネージメント回路、およびそれを用いた電子機器 |
JP2017521990A (ja) * | 2014-07-16 | 2017-08-03 | 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. | 電子デバイス高速充電方法、装置、及びデバイス |
US10333326B2 (en) | 2014-07-16 | 2019-06-25 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Devices and methods for fast charging using determined maximum charging current values |
KR102125925B1 (ko) * | 2014-07-16 | 2020-06-23 | 후아웨이 테크놀러지 컴퍼니 리미티드 | 전자 디바이스의 고속 충전 방법, 장치 및 디바이스 |
KR20170020543A (ko) * | 2014-07-16 | 2017-02-22 | 후아웨이 테크놀러지 컴퍼니 리미티드 | 전자 디바이스의 고속 충전 방법, 장치 및 디바이스 |
US11621568B2 (en) | 2014-07-16 | 2023-04-04 | Honor Device Co., Ltd. | Electronic device fast charging method, apparatus, and device |
JP5866548B1 (ja) * | 2014-09-12 | 2016-02-17 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ウェアラブルカメラ |
JP2018032221A (ja) * | 2016-08-24 | 2018-03-01 | キヤノン株式会社 | 電子機器およびその制御方法 |
WO2018066881A1 (ko) * | 2016-10-07 | 2018-04-12 | 삼성전자 주식회사 | 배터리 충전 방법 및 전자 장치 |
US11658507B2 (en) | 2016-10-07 | 2023-05-23 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Battery charging method and electronic device |
JP2018133057A (ja) * | 2017-02-17 | 2018-08-23 | キヤノン株式会社 | 電子機器およびその制御方法 |
JP2018133976A (ja) * | 2017-02-17 | 2018-08-23 | キヤノン株式会社 | 電子機器および制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101820177A (zh) | 2010-09-01 |
EP2202864A2 (en) | 2010-06-30 |
EP2202864A3 (en) | 2013-11-13 |
US20100164440A1 (en) | 2010-07-01 |
US8698460B2 (en) | 2014-04-15 |
US20120326656A1 (en) | 2012-12-27 |
CN101820177B (zh) | 2014-08-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010154692A (ja) | 電子機器における充電装置、電子機器及び充電方法 | |
JP5843129B2 (ja) | 画像処理装置 | |
US10372568B2 (en) | Electronic device being connectable to external device, and method of controlling electronic device being connectable to extenal device | |
US11239684B2 (en) | Electronic device and control method | |
US11736790B2 (en) | Electronic device and control method | |
US9047073B2 (en) | System method for detecting a type of device wherein a potential level of the device determines if power should be supplied based on the type of the device | |
US20180081326A1 (en) | Apparatus and control method for apparatus | |
CN109066827B (zh) | 电子设备及其控制方法和存储介质 | |
US20190097276A1 (en) | Charging device and electronic device | |
US11265495B2 (en) | Imaging device with USB PD-compliance detection based operation | |
US10652463B2 (en) | Imaging device having a charge controller for regulating battery charging during interval shooting | |
US11322970B2 (en) | Device with power-off charging capability | |
JP2013080392A (ja) | 携帯装置のusb充電 | |
JP2007227150A (ja) | バッテリー装置および電子機器 | |
CN111886852B (zh) | 摄像装置 | |
JP2018013931A (ja) | 電子機器及び電子機器の制御方法 | |
JP2005124317A (ja) | バスパワード装置 | |
US11018514B2 (en) | Electronic device and control method | |
JP2018205836A (ja) | 電子機器及びその制御方法 | |
US12085837B2 (en) | Adaptor device, imaging apparatus, and method for controlling same | |
CN221381035U (zh) | 图像信号处理器系统 | |
WO2022036578A1 (zh) | 电池装置、控制电路、被供电装置及电子设备 | |
JP2021107984A (ja) | 電子機器、制御方法およびプログラム | |
JP2018102073A (ja) | 電子機器 | |
JP2014093186A (ja) | 充電池識別装置およびその方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110207 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110920 |