JP2013132183A - 充電回路およびそれを利用した電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】仕様よりも電流容量が小さいホストアダプタが接続された場合に、電池を確実に充電する。
【解決手段】レジスタ66は、ホストアダプタ102の種類に応じて設定される電流制限値IMAXを示すデータIUSSET[1:0]を格納する。充電部64は、直流電圧VBUSにもとづいて定電流モードまたは定電圧モードで電池2を充電する。充電部64は、その入力電流IVBUSが、レジスタ66に格納されるデータIUSSETが示す電流制限値IMAX以下に制限されるように構成される。UVLO回路18は、直流電圧VBUSがしきい値電圧VUVLOを下回るとアサートされる低電圧検出信号S2を生成する。コントロールロジック62は、低電圧検出信号S2がアサートされると、レジスタ66のデータIUSSETを、直前の電流制限値IMAXより低い電流制限値に更新する。
【選択図】図2

Description

本発明は、2次電池を充電する充電回路に関する。
携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型パーソナルコンピュータ、ポータブルオーディオプレイヤをはじめとする電池駆動デバイスは、充電可能な2次電池とともに、それを充電するための充電回路を内蔵する。充電回路には、USB(Universal Serial Bus)ホストアダプタからUSBケーブルを介して供給された直流電圧(バス電圧)にもとづいて2次電池を充電するものが存在する。
図1は、本発明者らが検討したUSBホストアダプタからの直流電圧によって充電可能な電子機器の構成を示すブロック図である。電子機器1rは、ホストアダプタ102とUSBケーブル104を介して接続される。電子機器1rは、電池2、マイコン4、起動管理IC7、USBチャージャ検出IC(Integrated Circuit)6r、システム電源5、充電回路100を備える。
マイコン4は、電子機器1r全体を制御するホストプロセッサである。システム電源5は、電池電圧Vbatを昇圧、または降圧し、電子機器1rの各ブロックに対する複数の電源電圧を生成する。マイコン4には、システム電源5により生成される電源電圧VDDが供給される。
起動管理IC7は、電子機器1rがシャットダウンした状態において、起動の契機となるイベントを検出すると、所定のシーケンスにしたがってシステム電源5に各ブロックに対する電源電圧VDDを生成させ、またマイコン4に所定の処理を実行させる。起動管理IC7の機能はマイコン4に実装される場合もある。
充電回路100rは、USBホストアダプタ(ホストバスアダプタ、ホストコントローラともいう)102から供給される直流電圧VBUSにもとづいて電池2を充電する。
ホストアダプタ102には、いくつかの種類が存在する。USBのBattery Charging Specification Rev. 1.2では、チャージャの種類として、SDP(Standard Downstream Port)、DCP(Dedicated Charging Port)、CDP(Charging Downstream Port)が定義されている。そしてホストアダプタ102が供給できる電流(電流容量)は、チャージャの種類に応じて規定されている。具体的には、DCP、CDPでは1500mA、SDPでは、USBのバージョンに応じて100mA、500mA、900mAのように規定されている。
充電回路100rが電池2を充電する際に、電池2に供給される充電電流ICHGが増大し、充電回路100rの入力電流IVBUSがホストアダプタ102の電流容量を超えると、ホストアダプタ102から供給される直流電圧VBUSがドロップする。そこで充電回路100rは、その入力電流IVBUSを、ホストアダプタ102の種類に応じて所定値以下に制限可能に構成される。
ホストアダプタの種類は、USBポートのうち信号ラインD+、D−の状態(プルアップ、プルダウン、オープンの組み合わせ)に応じて判定可能となっている。USBチャージャ検出IC6rは、ホストアダプタ102が接続されると、信号ラインD+、D−の電気的状態に応じてホストアダプタ102の種類を判定する。
マイコン4、USBチャージャ検出IC6r、充電回路100rは、IC(Inter IC)バスなどの内部バス8を介して接続されている。マイコン4は、USBチャージャ検出IC6rからホストアダプタ102の種類を示すデータD1を読み出し、充電回路100rの内部レジスタR1に、データD1と、ホストアダプタ102の種類に応じた電流の制限値を示すデータD2を書き込む。
フェイルセーフのために、レジスタR1には、初期値として最小の100mAに対応するデータが格納される。したがってホストアダプタ102が接続された直後、充電回路100は100mAをその入力の上限値として電池2を充電する。その後、ホストアダプタ102の種類の判定が完了し、レジスタR1のデータD2が更新されると、入力電流の制限値が高められ、より高速な充電が可能となる。
特開2006−60977号公報 特開2006−304500号公報
実際に市販されているホストアダプタ102は、DCP、CDPであっても、必ずしも1500mAの電流容量を有しているとは限らず、それよりも小さな電流容量しか有していないものも存在する。図1の電子機器1rにおいて、USBチャージャ検出IC6rによってホストアダプタ102の種類がDCPであると判定されると、充電回路100rの入力電流の制限値は1500mAに設定される。このとき、ホストアダプタ102の実際の電流容量が600mA程度しかないにもかかわらず、充電回路100rの入力電流が1500mAとなると、バス電圧VBUSがドロップする。
バス電圧VBUSが、充電回路100rの動作保証電圧(UVLO電圧)以下にドロップすると、システムがシャットダウンする。そしてふたたびUSBチャージャ検出IC6rによるホストアダプタ102の種類の判定がなされ、充電回路100rの入力電流の制限値が再び1500mAに設定される。そして充電が再開されると、再びバス電圧VBUSがドロップし、システムがシャットダウンする。
このように、図1の電子機器1rでは、ホストアダプタ102の電流容量が仕様よりも低い場合に、充電とシャットダウンを繰り返すループに陥るという問題が生ずる。このループによって、ホストアダプタ102が接続されているにもかかわらず、電池2の充電が一向に進まなくなる。なお以上の考察を本発明の分野における共通の一般知識の範囲として捉えてはならない。さらに言えば、上記考察自体が、本出願人がはじめて想到したものである。
本発明は係る状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、仕様よりも電流容量が小さいホストアダプタが接続された場合に、電池を確実に充電可能な充電回路の提供にある。
本発明のある態様は、充電回路に関する。充電回路は、USB(Universal Serial Bus)ホストアダプタからの直流電圧を受けるUSBポートと、ホストアダプタの種類に応じて設定される電流制限値を示すデータを格納するレジスタと、直流電圧にもとづいて定電流モードまたは定電圧モードで電池を充電する充電部であって、その入力電流が、レジスタに格納されるデータが示す電流制限値以下に制限されるように構成された充電部と、直流電圧を所定の下限しきい値電圧と比較し、直流電圧が下限しきい値電圧を下回るとアサートされる低電圧検出信号を生成する低電圧検出回路と、低電圧検出信号がアサートされると、レジスタのデータを、直前の電流制限値より低い電流制限値に更新するロジック回路と、を備える。
この態様によると、ホストアダプタの電流容量が仕様よりも低い場合に直流電圧が低下すると、充電回路が自らの入力電流の制限値を低下させる。入力電流の制限値がホストアダプタの実際の電流容量付近まで低下すると、直流電圧がドロップしなくなる。その結果、充電とシャットダウンを繰り返すループを抑制でき、その後は、電池を安定かつ継続的に充電することができる。なお、レジスタは、充電回路に集積化されてもよいし、別のICに集積化されてもよい。
ロジック回路は、低電圧検出信号がアサートされるたびに、レジスタのデータを、直前の電流制限値よりも1段階低い電流制限値に更新してもよい。この態様によれば、電流制限値を、ホストアダプタの実際の電流容量を超えない範囲で、もっとも高い値に設定することができる。
ホストアダプタの種類に応じて設定される初期状態の電流制限値が、電流制限値の最小値より高い場合に、レジスタに格納されるデータが、最小値まで低下すると、ホストアダプタにもとづく充電を停止してもよい。
この場合、ホストアダプタ自体の故障あるいは不良が疑われるため、充電を停止することにより、電子機器を好適に保護できる。
ある態様の充電回路は、USBポートにホストアダプタが接続されると、USBポートの電気的状態にもとづきホストアダプタの種類を判定し、レジスタにホストアダプタの種類に応じて設定される電流制限値を示すデータを格納するUSBチャージャ検出器をさらに備えてもよい。充電回路はひとつの半導体チップに一体集積化されてもよい。
この態様によると、USBチャージャ検出器を充電回路に内蔵することにより、充電回路自身がホストアダプタの種類を判定し、外部のマイコンを介在せずに、判定結果をレジスタに格納できる。したがって電池が深く放電されてマイコンが動作しない状態であっても、ホストアダプタがDCPあるいはCDPである場合には急速充電が可能となり、従来よりも短時間でシステム全体が動作可能となる。
USBチャージャ検出器は、低電圧検出信号がアサートされるたびに、ホストアダプタの種類を再判定してもよい。
レジスタは、ホストアダプタの種類を示すデータを格納してもよい。
充電回路は、レジスタに格納されるデータに、外部のプロセッサがアクセスするためのインタフェース回路をさらに備えてもよい。
本発明の別の態様は電子機器に関する。電子機器は、電池と、電池を充電する上述のいずれかの態様の充電回路と、を備えてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、仕様よりも電流容量が小さいホストアダプタが接続された場合に、電池を確実に充電できる。
本発明者らが検討したUSBホストアダプタからの直流電圧によって充電可能な電子機器の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る充電回路を備える電子機器の構成を示す回路図である。 電池電圧VBATとDC/DCコンバータが生成するシステム電圧VSYSの関係を示す図である。 PWMコントローラの構成例を示す回路図である。 図2の充電回路の動作を示すタイムチャートである。 第2の実施の形態に係る充電回路の動作を示すタイムチャートである。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
(第1の実施の形態)
図2は、第1の実施の形態に係る充電回路100を備える電子機器1の構成を示す回路図である。電子機器1は、たとえば携帯電話端末や、PDA、ノート型PCなどの電池駆動型の情報端末機器である。電子機器1は、充電回路100、電池2、マイコン4、システム電源5、起動管理IC7、USBトランシーバ9、を備える。
電池2は、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などの2次電池であり電池電圧VBATを出力する。電池電圧VBATは、満充電状態で4.2V程度となる。電子機器1には、USB(Universal Serial Bus)ホストアダプタ102がUSBケーブル104を介して着脱可能となっている。充電回路100は、直流電圧VBUSを受け、それにもとづいて電池2を充電する。直流電圧VBUSは、定格5Vである。
マイコン4は、電子機器1全体を制御するホストプロセッサである。システム電源5は、電池電圧Vbatを昇圧、または降圧し、電子機器1の各ブロックに対する複数の電源電圧を生成する。マイコン4には、システム電源5により生成される電源電圧VDDが供給される。
起動管理IC7は、電子機器1がシャットダウンした状態において、起動の契機となるイベントを検出すると、所定のシーケンスにしたがってシステム電源5に各ブロックに対する電源電圧VDDを生成させ、またマイコン4に所定の処理を実行させる。
USBトランシーバ9は、ホストアダプタ102との間で、信号線D+、D−を介してデータの送受信を行う。
充電回路100は、USBケーブル104と接続されるUSBポート(VBUS、DP、DM、ID、GND)と、USBチャージャ検出器60、コントロールロジック62、充電部64、レジスタ66、インタフェース回路68、OVP(Over Voltage Protection)回路14、UVLO(Under Voltage LockOut)回路18、レギュレータ38を備え、ひとつの半導体チップに一体集積化されている。また充電回路100は、USBポートの直流電圧VBUSを電源として動作可能に構成される。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部のインダクタやキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。
USBポートのVBUS端子には、ホストアダプタ102からの直流電圧(バス電圧、バスパワーともいう)VBUSが供給される。DP端子、DM端子は、USBケーブルの信号ラインD+、D−と接続される。ID端子は本実施の形態では使用されない。GND端子は、GNDラインと接続される。
USBチャージャ検出器60は、USBポートにホストアダプタ102が接続されると、USBポートの信号ラインD+、D−の電気的状態にもとづき、ホストアダプタ102の種類を判定し、判定結果を示すデータS1をコントロールロジック62に送信する。
UVLO回路18は、直流電圧VBUSが、充電回路100が動作可能なしきい値電圧VUVLO以上か否かを判定する。トランジスタM12のドレインは、ステータス端子USBOKと接続され、そのゲートには、UVLO回路18による判定結果に応じた電圧が入力される。USBOK端子は、直流電圧VUSBが正常であるときローレベル、過電圧状態または低電圧状態においてハイインピーダンスとなる。充電回路100の外部に設けられるマイコン4は、ステータス端子USBOKの状態を参照することにより、直流電圧VUSBが電子機器1に供給されているか否かを判定できる。
OVP回路14は、直流電圧VBUSが所定のしきい値電圧VOVP以下か否かを判定する。VBUS>VOVPのとき過電圧保護がかかり、トランジスタM13がオフする。
レギュレータ38は、VIN端子の電圧VINを受け、所定レベルに安定化された電圧VREGを生成する。電圧VREGは、充電回路100の内部のいくつかのブロック、たとえばコントロールロジック62に供給される。
コントロールロジック62は、充電回路100を制御するロジック回路である。コントロールロジック62には、レジスタ66が設けられる。レジスタ66は充電回路100の動作に必要な種々のデータが格納される。本実施の形態において、レジスタ66は少なくとも、(1)USBチャージャ検出器60により判定されたホストアダプタ102の種類を示すデータ(USBCHGDET[2:0])と、(2)判定されたホストアダプタ102の種類に応じて設定される電流制限値を示すデータ(IUSSET[1:0])と、を格納する。たとえば電流制限値IMAXと、それに対応するデータIUSSET[1:0]は以下のように対応付けられる。
IMAX=100mAのとき、IUSSET[1:0]=00h
IMAX=500mAのとき、IUSSET[1:0]=01h
IMAX=900mAのとき、IUSSET[1:0]=02h
IMAX=1500mAのとき、IUSSET[1:0]=03h
充電回路100の起動、再起動時には、IUSSET[1:0]は初期値"00h"にセットされる。
充電部64は、バス電圧VBUSにもとづいて、定電流モードまたは定電圧モードで電池2を充電する。充電部64は、その入力電流IVBUSが、レジスタ66に格納されるデータIUSSET[1:0]が示す電流制限値IMAXを超えないように構成される。
インタフェース回路68は、レジスタ66に格納されるデータに、外部のプロセッサ4がアクセスするために設けられる。たとえば充電回路100とマイコン4はICバスで接続される。
本実施の形態において、充電部64は、DC/DCコンバータ30およびリニアチャージャ50を備える。VIN端子に外付けされる平滑用キャパシタは、充電部64への入力電圧VINを安定化する。降圧DC/DCコンバータ30は、入力電圧VINを降圧し、システム電圧VSYSを生成する。
DC/DCコンバータ30は、スイッチングトランジスタM1、同期整流トランジスタM2、インダクタL1、出力キャパシタC1、PWM(Pulse Width Modulation)コントローラ32、入力電流制限回路34、バックゲートコントローラ36を備える。
スイッチングトランジスタM1、同期整流トランジスタM2、インダクタL1、出力キャパシタC1の構成は、一般的であるため説明を省略する。バックゲートコントローラ36は、電池からUSBポートに向かって電流が逆流しないように、スイッチングトランジスタM1のバックゲートの接続先を制御する。
PWMコントローラ32は、システム電圧VSYSが目標電圧と一致するようにデューティ比が調節されるパルス信号を生成し、当該パルス信号にもとづいて、スイッチングトランジスタM1、同期整流トランジスタM2を相補的にスイッチングする。PWMコントローラ32は、電圧モード、平均電流モード、ピーク電流モード、ヒステリシス制御など、公知の回路を利用すればよく、その構成は限定されない。DC/DCコンバータ30が生成したシステム電圧VSYSは、後段のリニアチャージャ50に供給される。システム電圧VSYSは、図示しないその他の負荷へと供給されてもよい。
DC/DCコンバータ30は、システム電圧VSYSの目標電圧を、電池2の電圧VBATに応じて変化させる。図3は、電池電圧VBATとDC/DCコンバータ30が生成するシステム電圧VSYSの関係を示す図である。具体的には、電池電圧VBATが所定のしきい値Vx(たとえば3V)より低いとき、システム電圧VSYSの目標値を、しきい値電圧Vxより所定の電圧幅ΔV(100mV)高い値(Vx+ΔV)に設定する。また、電池電圧VBATが所定のしきい値(3V)より高いとき、システム電圧VSYSの目標値を、電池電圧VBATより所定の電圧幅ΔV(100mV)高い値(VBAT+ΔV)に設定する。
入力電流制限回路34は、入力電流IVBUSが電流制限値IMAXを超えないように、PWMコントローラ32が生成するパルス信号のデューティ比を調節する。たとえばトランジスタM13には、入力電流IVBUSに比例した電圧降下Vsが発生する。入力電流制限回路34は、この電圧降下Vsが、電流制限値IMAXに応じた制限値VIMAXを超えないように、パルス信号のデューティ比を調節する。なお、入力電流制限回路34の構成は特に限定されず、公知のDC/DCコンバータやリニアレギュレータにおける入力電流の制限回路を用いればよい。
図4は、PWMコントローラ32の構成例を示す回路図である。
図4のPWMコントローラ32は、電圧モードの変調器を有する。充電回路100のREGINV端子には、システム電圧VSYSがフィードバックされる。ERRINV端子には、システム電圧VSYSを分圧した電圧VSYS’がフィードバックされる。
PWMコントローラ32は、出力が共通にカップリングされた誤差増幅器EA1、EA2を備える。誤差増幅器EA1は、システム電圧VSYS’と、所定の基準電圧VREFの誤差を増幅する。電圧源40は、システム電圧VSYSを電圧幅ΔV低い電圧にシフトする。誤差増幅器EA2は、シフトされた電圧VSYS−ΔVと、電池電圧VBATの誤差を増幅する。電池電圧VBATがしきい値Vxより低い領域では、誤差増幅器EA1が支配的となり、電池電圧VBATがしきい値Vxより高い領域では、誤差増幅器EA2が支配的となる。したがって、誤差増幅器EA1、EA2により生成されるフィードバック電圧VFBは、VBAT>Vxの領域では、電圧VSYS−ΔVが電池電圧VBATと近づくように調節され、VBAT<Vxの領域では、電圧VSYS’が基準電圧VREFと近づくように調節される。オシレータ42は、所定の周波数の三角波またはのこぎり波の周期電圧VOSCを生成する。PWMコンパレータ44は、周期電圧VOSCとフィードバック電圧VFBを比較し、パルス幅変調(PWM)信号を生成する。ドライバ46は、PWM信号にもとづいて、スイッチングトランジスタM1および同期整流トランジスタM2をスイッチングする。
このPWMコントローラ32によれば、電池電圧VBATとシステム電圧VSYSを、図3に示す関係に保つことができる。なお上述したように、PWMコントローラ32の構成は図4の電圧モードの変調器には限定されず、平均電流モード、ピーク電流モードなどを採用してもよい。
入力電流制限回路34は、たとえば誤差増幅器EA3で構成される。誤差増幅器EA3には、入力電流IVBUSに応じた検出電圧Vsと、電流制限値IMAXに応じた電圧VIMAXの誤差を増幅する。誤差増幅器EA3の出力端子は、誤差増幅器EA1、EA2の出力端子と共通に接続される。この構成では、VsがVIMAXより十分低い領域では、誤差増幅器EA3はフィードバック電圧VFBに影響を及ぼさない。VsがVIMAXに近づくと、VsがVIMAXを超えないように、フィードバック電圧VFBが調節される。
図2に戻る。リニアチャージャ50は、DC/DCコンバータ30により生成されたシステム電圧VSYSを受け、電池2を充電する。リニアチャージャ50は、出力トランジスタM3、リニアチャージャ52、バックゲートコントローラ54を備える。出力トランジスタM3は、SYSTEM端子と、VBAT端子の間に設けられる。リニアチャージャ52は、出力トランジスタM3のゲート電圧を制御することにより、出力トランジスタM3のインピーダンスを調節する。具体的にはリニアチャージャ52は、電池電圧VBATが低い状態では、定電流モードで動作し、充電電流が一定となるように出力トランジスタM3のインピーダンスを調節する。電池電圧VBATが満充電レベルに近づくと定電圧モードで動作し、電池電圧VBATが一定となるように出力トランジスタM3のインピーダンスを調節する。
バックゲートコントローラ54は、出力トランジスタM3のバックゲートを介して、電池2から電流が逆流しないように、出力トランジスタM3のバックゲートの接続先を制御する。バックゲートコントローラ54は公知の技術を用いればよく、その構成は特に限定されない。
以上が充電回路100の構成である。続いてその動作を説明する。
図5は、図2の充電回路100の動作を示すタイムチャートである。初期状態(t<t0)において電池2は、システムが動作不能なレベルまで深く放電しており、電子機器1はシャットダウンしている。時刻t0に、電子機器1にホストアダプタ102が接続されると、バス電圧VBUSが供給される。
バス電圧VBUSが供給されることにより、充電回路100の内部の回路ブロックはすべて動作可能となる。そしてUSBチャージャ検出器60は直ちにホストアダプタ102の種類を判定し、種類を示すデータUSBCHGDET[2:0]と、その種類に応じて規定される電流制限値IMAXを示すデータIUSSET[1:0]をレジスタ66に格納する。
電流制限値IMAXが更新されず、初期値100mAを持続する場合、破線で示すように電池電圧VBATの充電速度は遅くなる。これに対して充電回路100では、ホストアダプタ102が、DCPあるいはCDPである場合、システム全体がシャットダウンしていても、電流制限値IMAXは、初期値の100mAから、より大きな値、たとえば1500mAに高められる。その結果、充電部64による急速充電が可能となり、電池電圧VBATが短時間でシステムの起動可能電圧(VUVLO_BAT)に達する(時刻t2)。
その後、起動管理IC7が起動の契機となるイベント(たとえば電子機器1の電源オン)を検出すると、システムが起動し、時刻t3にシステムの起動が完了すると、マイコン4が動作可能になる。
上述のようにレジスタ66に格納されるデータは、マイコン4から参照可能となっている。したがってマイコン4は、USBポートに接続されるホストアダプタ102の種類を知ることができる。マイコン4は、ホストアダプタ102がSDPである場合には、USBトランシーバ9に対して、ホストアダプタ102との通信を指示する。これにより、ホストアダプタ102のバージョンが、USB1.2、USB2.0、USB3.0のいずれであるかを判定できる。SDPの場合、USB1.2、USB2.0、USB3.0それぞれで、電流制限値IMAXは、100mA、500mA、900mAと規定される。マイコン4は、USBのバージョンに応じた電流制限値IUSSET[1:0]をレジスタ66に書き込むことができる。
また、充電回路100は以下の利点も有する。
もしDC/DCコンバータ30を省略して、入力電圧VINがリニアチャージャ50に供給されるとする。この場合、VIN=5V、VBAT=4.2Vとすれば、出力トランジスタM3において0.8Vもの電圧降下が発生し、電力損失が大きくなる。これに対して、充電回路100によれば、第1直流電圧VDC、第2直流電圧VUSBのいずれが供給される場合であっても、それをシステム電圧VSYSに降圧して、リニアチャージャ50に供給するため、高効率で電池2を充電することができる。具体的には、VIN=5V、VSYS=4.3Vとすれば、出力トランジスタM3の電圧降下は0.1Vとなり、電力損失を低減することができる。
さらに、図3に示すように、電池電圧VBATがしきい値電圧Vxより高い領域では、システム電圧VSYSを電池電圧VBATに追従させることにより、出力トランジスタM3の電圧降下を、電圧幅ΔVに保つことができる。その結果、電池2を高効率で充電することができる。
充電回路100の別の利点は、比較技術との対比によって明確となる。比較技術においては、リニアチャージャ50を省略し、DC/DCコンバータ30によって直接電池2を充電する。比較技術では、出力トランジスタM3における電力損失が存在しないため、効率の観点で優れている。ところが、DC/DCコンバータ30の出力であるシステム電圧VSYSが電池電圧VBATと等しくなるため、電池電圧VBATが非常に低い状況(たとえば1.5V)において、DC/DCコンバータ30が生成するシステム電圧VSYSも低くなる。つまり、高効率充電と引き換えに、負荷に十分な電源電圧を供給できなくなる。
これに対して、実施の形態に係る充電回路100では、電池電圧VBATがしきい値Vxより低い領域においては、システム電圧VSYSを(Vx+ΔV)に安定化する。これにより、電池2を充電しつつも、負荷に十分な電源電圧を供給することができる。
以上、本発明のある態様について、第1の実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
実施の形態では、充電部64を、DC/DCコンバータ30とリニアチャージャ50で構成したが、本発明はそれに限定されない。たとえばリニアチャージャ50を省略してDC/DCコンバータ30によって直接電池2を充電してもよい。この場合、システム電圧VSYSを負荷に供給できなくなるが、電池2を急速充電可能という利点は享受できる。
またDC/DCコンバータ30を省略して、リニアチャージャ50はバス電圧VBUSにもとづいて電池2を充電してもよい。この場合、効率は悪化するが、電池2を急速充電可能という利点は享受できる。
(第2の実施の形態)
続いて、第2の実施の形態に係る充電回路100を説明する。第2の実施の形態では、ホストアダプタ102の電流容量がその仕様よりも小さい場合においても、電池2を確実に充電する技術が提供される。第2の実施の形態に係る充電回路100は、図2の充電回路100と同様に構成され、第1の実施の形態の特徴も有している。
上述のように、UVLO回路18は、バス電圧VBUSを所定の下限しきい値電圧VUVLOと比較する。UVLO回路18は、バス電圧VBUSが下限しきい値電圧VUVLOを下回るとアサートされる低電圧検出信号S2を生成する。つまり低電圧検出信号S2は、ホストアダプタ102の電流容量が小さいときに、バス電圧VBUSがドロップしたことを検出する。ホストアダプタ102の電流容量不足に起因するバス電圧VBUSのドロップの検出は、UVLO回路18とは別に設けられたコンパレータによって検出してもよい。コントロールロジック62は、低電圧検出信号S2がアサートされると、レジスタ66のデータUVLO_DETに、電圧ドロップが発生したことを示す値"1"を格納する。低電圧検出信号S2がアサートされないときには、データUVLO_DETには"0"が格納される。
本実施の形態において、レジスタ66には、現在の電流制限値を示すデータIUSSET[1:0]に加えて、直前の電流制限値を示すデータLAST_IUSSET[1:0]が格納される。
充電回路100は、低電圧検出信号S2がアサートされると、一旦リセットされ、再起動される。充電回路100の各ブロックは、再起動後に、予め定められた所定のシーケンスを実行する。つまりUSBチャージャ検出器60は、低電圧検出信号S2がアサートされるたびに、ホストアダプタ102の種類を再判定することになる。ただし、レギュレータ38のみは動作状態を持続し、したがって電圧VREGはもとの電圧レベルを維持し続け、レジスタ66に格納されるデータIUSSET[1:0]、LAST_IUSSET[1:0]、USBCHGDET[2:0]、UVLO_DETは再起動後も維持される。
再起動後におけるデータUVLO_DETが"1"であることは、再起動前において、入力電流の超過によるバス電圧VBUSのドロップが発生したことを示す。このときコントロールロジック62は、レジスタ66のデータIUSSET[1:0]を、データLAST_IUSSET[1:0]が示す直前の電流制限値よりも低い新たな電流制限値に更新する。
本実施の形態では、制限電流値IMAXは、100mA、500mA、900mA、1500mAの4ステップで切換可能となっている。コントロールロジック62は、低電圧検出信号S2がアサートされると、レジスタ66のデータIUSSET[1:0]に、LAST_IUSSET[1:0]−1を格納する。これにより、新たな電流制限値IMAXは、直前の電流制限値IMAXよりも1段階低い値に更新される。
ホストアダプタ102の電流容量が仕様より小さい場合、レジスタ66に格納される電流制限値は徐々に低下していく。ホストアダプタの種類に応じた初期状態の電流制限値IMAXが、電流制限値IMAXの最小値(100mA)より高い場合、つまり、コントロールロジック62がDCPあるいはCDPである場合に、レジスタ66に格納されるデータIUSSET[1:0]が最小値100mAまで低下すると、そしてコントロールロジック62は、ホストアダプタ102にもとづく充電を停止する。DCPあるいはCDPのホストアダプタ102であるにもかかわらず、その電流容量が100mA程度である場合は、故障あるいは不良が疑われるため、充電を停止することにより、充電回路100やその他の部品が保護される。
以上が第2の実施の形態に係る充電回路100の構成である。続いてその動作を説明する。図6は、第2の実施の形態に係る充電回路100の動作を示すタイムチャートである。時刻t0に、電子機器1にホストアダプタ102が接続されると、バス電圧VBUSが供給され、VIN端子の電圧が上昇する。またレギュレータ38によって電圧VREGが生成される。
時刻t1にはUSBチャージャ検出器60がホストアダプタ102の種類の判定を開始する。判定期間中は、レジスタ66のデータIUSSET[1:0]は初期値の00hに設定される。また入力電圧VINが所定レベルに上昇した後、コントロールロジック62は時刻t2にDCDC_CTRL信号をアサートし、PWMコントローラ32が動作を開始する。
DC/DCコンバータ30が昇圧動作を開始すると、システム電圧VSYSが上昇し、それとともに入力電流IVBUSが流れ始める。このとき入力電流IVBUSは、電流制限値IMAXの初期値100mAに制限される。時刻t3にUSBチャージャ検出器60によってホストアダプタ102の種類が判定される。ホストアダプタ102がDCPあるいはCDPであるとき、レジスタ66のデータIUSSET[1:0]は1500mAに対応する03hとなる。あわせてデータLAST_IUSSET[1:0]にも03hが書き込まれる。
そうすると入力電流IVBUSの制限値が1500mAとなり、入力電流IVBUSが増大する。このとき、ホストアダプタ102の電流容量が1500mAよりも小さいと、バス電圧VBUSがドロップする。バス電圧VBUSがしきい値電圧VUVLO以下にドロップすると、低電圧検出信号S2がアサートされ、充電回路100が一旦リセットされる。レジスタ66のUVLO_DETには1が格納される。
充電回路100がリセットされるとDCDC_CTRL信号がネゲートされ、PWMコントローラ32が停止し、入力電流IVBUSはゼロとなる。するとバス電圧VBUSはもとのレベルに戻り、低電圧検出信号S2は再びネゲートされる(時刻t4)。
低電圧検出信号S2がネゲートされると、充電回路100の起動シーケンスが開始する。すなわち、コントロールロジック62は、USBチャージャ検出器60に、ホストアダプタ102の種類の再判定を指示する。また所定時間経過後の時刻t5にコントロールロジック62がDCDC_CTRL信号をアサートすると、DC/DCコンバータ30の昇圧動作が開始し、入力電流IVBUSが流れ始める。このときUSBチャージャ検出器60は判定中であるため、入力電流IVBUSの制限値は100mAである。
時刻t6にUSBチャージャ検出器60によりホストアダプタ102の種類が判定される。判定された種類がDCPあるいはCDPである場合、レジスタ66のデータUVLO_DETが1であれば、今回の電流制限値IMAXは、前回の電流制限値1500mAより1段階小さい900mAに設定される。これは、IUSSET[1:0]にLAST_IUSSET[1:0]−1=02hを格納することで実現される。
電流制限値の更新により、入力電流IVBUSが900mAまで増大する。このとき、ホストアダプタ102の電流容量が900mA以上であれば、それ以降、バス電圧VBUSの大きなドロップは生じなくなり、安定して電池2を充電することができる。
もし、ホストアダプタ102の電流容量が900mAよりも小さければ、同じシーケンスを繰り返し、電流制限値が500mAに低減される。500mAでもバス電圧VBUSが低下する場合、充電回路100は充電を停止する。
このように、第2の実施の形態に係る充電回路100によれば、仕様よりも電流容量が小さいホストアダプタが接続された場合に、充電とシャットダウンを繰り返すループを抑制でき、可能な限り大きな入力電流で、電池を安定かつ継続的に充電することができる。
以上、本発明のある態様について、第2の実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
第2の実施の形態の電流制限値の更新の技術は、第1の実施の形態とは別の技術、たとえば図1の充電回路100rと組み合わせてもよい。
また第2の実施の形態においても、充電部64の構成は限定されず、DC/DCコンバータ30のみ、あるいはリニアチャージャ50のみとしてもよい。
第1、第2の実施の形態では、充電回路100が電子機器に内蔵される場合を説明したが、本発明はそれには限定されない。たとえば充電回路100は、電池が内蔵される電子機器とは別の筐体にパッケージングされたUSB充電器に搭載されてもよい。
実施の形態にもとづき、具体的な用語を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
1…電子機器、2…電池、4…マイコン、5…システム電源、6…USBチャージャ検出IC、7…起動管理IC、100…充電回路、102…ホストアダプタ、14…OVP回路、18…UVLO回路、30…DC/DCコンバータ、32…PWMコントローラ、34…入力電流制限回路、36…バックゲートコントローラ、50…リニアチャージャ、60…USBチャージャ検出器、62…コントロールロジック、64…充電部、66…レジスタ、68…インタフェース回路。

Claims (8)

  1. USB(Universal Serial Bus)ホストアダプタからの直流電圧を受けるUSBポートと、
    前記ホストアダプタの種類に応じて設定される電流制限値を示すデータを格納するレジスタと、
    前記直流電圧にもとづいて定電流モードまたは定電圧モードで電池を充電する充電部であって、その入力電流が、前記レジスタに格納されるデータが示す電流制限値以下に制限されるように構成された充電部と、
    前記直流電圧を所定の下限しきい値電圧と比較し、前記直流電圧が前記下限しきい値電圧を下回るとアサートされる低電圧検出信号を生成する低電圧検出回路と、
    前記低電圧検出信号がアサートされると、前記レジスタのデータを、直前の電流制限値より低い電流制限値に更新するロジック回路と、
    を備えることを特徴とする充電回路。
  2. 前記ロジック回路は、前記低電圧検出信号がアサートされるたびに、前記レジスタのデータを、直前の電流制限値よりも1段階低い電流制限値に更新することを特徴とする請求項1に記載の充電回路。
  3. 前記ホストアダプタの種類に応じて設定される初期状態の電流制限値が、前記電流制限値の最小値より高い場合に、前記レジスタに格納されるデータが、前記最小値まで低下すると、前記ホストアダプタにもとづく充電を停止することを特徴とする請求項1または2に記載の充電回路。
  4. 前記USBポートにホストアダプタが接続されると、前記USBポートの電気的状態にもとづき前記ホストアダプタの種類を判定し、前記レジスタに前記ホストアダプタの種類に応じて設定される電流制限値を示すデータを格納するUSBチャージャ検出器をさらに備え、ひとつの半導体チップに一体集積化されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の充電回路。
  5. 前記USBチャージャ検出器は、前記低電圧検出信号がアサートされるたびに、前記ホストアダプタの種類を再判定することを特徴とする請求項4に記載の充電回路。
  6. 前記レジスタは、前記ホストアダプタの種類を示すデータを格納することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の充電回路。
  7. 前記レジスタに格納されるデータに、外部のプロセッサがアクセスするためのインタフェース回路をさらに備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の充電回路。
  8. 電池と、
    前記電池を充電する請求項1から7のいずれかに記載の充電回路と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
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