JP2021107984A - 電子機器、制御方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】過渡的な大電流が発生する動作モードで動作を行う電子機器に給電装置から電力が供給される場合であっても負荷試験を適切に行うことができるようにする。【解決手段】電子機器(100)は、給電装置の電力供給能力を示す情報を取得する取得手段と、前記電子機器の動作モードを所定の動作モードに変更するための指示があった場合であって、前記所定の動作モードにおける消費電力が前記給電装置の電力供給能力よりも大きい場合は、電池の負荷試験が疑似負荷を用いて行われるようにし、前記電池の負荷試験の結果に基づいて前記電子機器の動作モードを前記所定の動作モードに変更するか否かを判定する制御手段とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、給電装置からの電力で動作可能な電子機器、その制御方法などに関するものである。
特許文献1には、疑似負荷を電池に接続し、負荷試験を行う方法が記載されている。
特開2006−90735号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような負荷試験は、過渡的な大電流が発生する動作モードで動作可能な電子機器に給電装置からUSB(Universal Serial Bus)を介して電力が供給される場合を考慮していない。そのため、このような電子機器に給電装置からUSBを介して電力が供給されている状態では、給電装置から疑似負荷にも電流が供給されてしまうため、電池の電圧降下が正しく測定されず、特許文献1に記載されているような負荷試験を適切に行えない。
そこで、本発明は、過渡的な大電流が発生する動作モードで動作を行う電子機器に給電装置から電力が供給される場合であっても負荷試験を適切に行えるようにすることを目的とする。
本発明に係る電子機器は、電子機器であって、給電装置の電力供給能力を示す情報を取得する取得手段と、前記電子機器の動作モードを所定の動作モードに変更するための指示があった場合であって、前記所定の動作モードにおける消費電力が前記給電装置の電力供給能力よりも大きい場合は、電池の負荷試験が疑似負荷を用いて行われるようにし、前記電池の負荷試験の結果に基づいて前記電子機器の動作モードを前記所定の動作モードに変更するか否かを判定する制御手段とを有する。
本発明に係る制御方法は、電子機器の制御方法であって、給電装置の電力供給能力を示す情報を取得するステップと、前記電子機器の動作モードを所定の動作モードに変更するための指示があった場合であって、前記所定の動作モードにおける消費電力が前記給電装置の電力供給能力よりも大きい場合に、電池の負荷試験が疑似負荷を用いて行われるようにするステップと、前記電池の負荷試験の結果に基づいて前記電子機器の動作モードを前記所定の動作モードに変更するか否かを判定するステップとを有する。
本発明に係るプログラムは、電子機器のコンピュータに、給電装置の電力供給能力を示す情報を取得するステップと、前記電子機器の動作モードを所定の動作モードに変更するための指示があった場合であって、前記所定の動作モードにおける消費電力が前記給電装置の電力供給能力よりも大きい場合に、電池の負荷試験が疑似負荷を用いて行われるようにするステップと、前記電池の負荷試験の結果に基づいて前記電子機器の動作モードを前記所定の動作モードに変更するか否かを判定するステップとを実行させる。
本発明によれば、過渡的な大電流が発生する動作モードで動作を行う電子機器に給電装置から電力が供給される場合であっても負荷試験を適切に行うことができる。
実施形態1における電子機器100の外観を説明するための図である。 電子機器100の構成要素を説明するためのブロック図である。 電子機器100の処理例を説明するためのフローチャートである。 負荷試験で使用するパラメーターの一例を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
[実施形態1]
図1は、実施形態1における電子機器100の外観を説明するための図である。図1(a)には電子機器100を正面側から見た外観を示しており、図1(b)には電子機器100を裏面側から見た外観を示している。電子機器100は、例えばデジタルカメラ、スマートフォン、メディアプレーヤ、スマートデバイスまたはパーソナルコンピュータとして動作可能な電子機器である。電子機器100は、USB(Universal Serial Bus)規格、USB Type−C規格およびUSB PD(Power Delivery)規格に準拠している。
撮像光学系101は、レンズユニットおよびシャッターを有し、被写体の光学像をレンズユニットおよびシャッターを介して撮像素子上に結像させる。表示部102は、例えば液晶表示器であり、画像、各種情報を表示する。シャッターボタン103は、撮影指示を行うためのボタンである。操作部104は、ユーザからの指示を電子機器100に入力するための操作部材(スイッチ、ボタン、タッチパネルなどを含む)を有する操作部である。電源スイッチ105は、電子機器100を電源オン状態または電源オフ状態に変更するためのスイッチである。電池106は、リチウムイオン電池などの充電可能な電池である。接続部107は、電池106が接続される接続部である。接続部108は、給電装置がUSB Type−Cケーブルを介して接続される接続部である。
図2は、電子機器100の構成要素を説明するためのブロック図である。
レンズユニット201およびシャッター202は、撮像光学系101を構成する。撮像部203は、光学像を電気信号に変換するCCDセンサやCMOSセンサ等で構成される。画像処理部204は、撮像部203の出力信号に対してアナログ信号処理を行う。画像処理部204は、例えば、相関二重サンプリング部、所望の増幅度に設定可能なプログラマブル・ゲイン・アンプ部、およびアナログデジタルコンバータ部を有する。タイミング信号発生部205は、撮像部203および画像処理部204をそれぞれ動作させる信号を発生する。駆動部206は、レンズユニット201およびシャッター202からなる撮像光学系101を駆動する。
システム制御部207は、少なくとも1つのプロセッサを有し、電子機器100全体を制御する。システム制御部207は、不揮発性メモリ217に記録されたプログラムを実行することで、後述する実施形態1の各処理を実現する。不揮発性メモリ217は、電気的に消去・記録可能な記録媒体としてのメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ217には、システム制御部207で実行されるプログラムや動作用の定数等が記憶される。ここでいうプログラムとは、実施形態1における電子機器100において、図3に示すフローチャートの処理を含む各種処理を実行するためのコンピュータプログラムのことである。システムメモリ218は、例えばRAM(Random Access Memory)である。システムメモリ218には、システム制御部207の動作用の定数や変数、不揮発性メモリ217から読み出したプログラム等が展開される。
画像処理部204から出力された画像データは、システム制御部207を介して、メモリ208に書き込まれる。メモリ208は、撮像部203によって得られ画像処理部204によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部102に表示するための画像データを格納する。メモリ208は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。また、メモリ208は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。システム制御部207は、メモリ208に格納されている表示用の画像データに、必要に応じて所定のデータを重畳し、表示部102に供給する。こうして、メモリ208に書き込まれた表示用の画像データは、液晶ディスプレイ等の表示器である表示部102により表示される。
シャッターボタン103および操作部104は、システム制御部207に各種の動作指示を入力するための操作手段である。シャッターボタン103からの操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)信号で、システム制御部207は、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理等の動作を開始する。シャッターボタン103からの操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)信号で、システム制御部207は、撮像部203からの信号読み出しから、不図示のSDカード等の記録媒体に画像データを書き込むまでの撮影処理動作を開始する。
給電・充電制御部209は、接続部107に接続している電池106の電力を電源制御部210に供給する。また、給電・充電制御部209は、接続部108のVBUS端子から供給される電力を電源制御部210に供給することができる。また、給電・充電制御部209は、接続部108のVBUS端子から供給される電力で、接続部107に接続している電池106を充電することができる。電源制御部210は、電源スイッチ105の指示に基づいて、給電・充電制御部209から供給される電力を、システム制御部207を含む電子機器100の各構成要素に電力を供給する。また、電源制御部210は、電源スイッチ105の指示にかかわらず、サブシステム制御部211、スイッチ制御部212、スイッチ213、VBUS電圧値取得部215に電力を供給することができる。
サブシステム制御部211は、スイッチ制御部212に制御指示を伝え、電源制御部210に各構成要素への電力供給開始指示を伝え、システム制御部207に機器接続情報を伝えることができる。また、サブシステム制御部211は、VBUS電圧値取得部215から電圧値情報を取得することができる。プルダウン抵抗器214は、所定の抵抗値を有し、接続部108のCC(Configuration Channel)端子とスイッチ213との間に接続されている。スイッチ213は、プルダウン抵抗器214と接続部108のGND端子との間に接続されている。スイッチ213は、スイッチ制御部212からの制御に基づいて、プルダウン抵抗器214とGND端子との接続状態を導通状態または非導通状態に切り替える。なお、実施形態1では、スイッチ制御部212からの制御がないスイッチ213の初期状態では、プルダウン抵抗器214とGND端子とは導通状態とする。VBUS電圧値取得部215は、接続部108のVBUS端子の電圧値情報を取得してサブシステム制御部211に出力する。
給電能力検出部216は、接続部108のCC端子、D+端子およびD−端子に接続される。給電能力検出部216は、CC端子電圧により接続部108に給電装置が接続されていることを検出できる。また、給電能力検出部216は、D+端子およびD−端子を用いて接続先検出やエニュメレーションを行うことにより、接続部108に接続された給電装置の電力供給能力(給電能力)を検出することができる。また、給電能力検出部216は、USB Type−C規格で対応しているUSB PD規格に準拠した電力供給を行うための通信も可能である。なお、実施形態1では、サブシステム制御部211がシステム制御部207に機器接続情報を伝え、さらにシステム制御部207が給電能力検出部216に機器接続情報を伝える。しかし、サブシステム制御部211がシステム制御部207を介さずに、給電能力検出部216に機器接続情報を伝えても構わない。その場合、電源制御部210は、電源スイッチ105の指示にかかわらず、給電能力検出部216にも電力を供給する。
疑似負荷221は、電源制御部210とGNDの間に配置される。疑似負荷221は、疑似負荷接続制御部220によって、電源制御部210とGNDとの電気的な接続または遮断を制御される。電源電圧測定部222は、電源制御部210に実際に供給される電圧を測定する。電源電圧測定部222によって測定される電圧は、電池106、接続部108のVBUS端子のいずれかから供給され、システムの動作電流による電源のインピーダンスや配線抵抗などによる電圧降下が発生した後の電圧である。
ここで、疑似負荷221は、電池106の負荷試験を行う際に用いられる負荷であり、疑似負荷221と電池106とが接続された場合に定電流の負荷回路として動作する。電池106の負荷試験を行う前に、システム制御部207は、給電・充電制御部209により、給電装置からのUSBを介した電力供給を停止させる。そして、システム制御部207は、USBを介した電力供給が停止している間であって、疑似負荷接続制御部220により疑似負荷221と電池106とが接続される前に、電源電圧測定部222により電池106の電圧を取得する。さらに、システム制御部207は、USBを介した電力供給が停止している間であって、疑似負荷接続制御部220により疑似負荷221と電池106とが接続された後に、電源電圧測定部222により電池106の電圧を取得する。そして、システム制御部207は、取得した2つの電圧に基づき、負荷試験の結果がOKであるか否かを判定する。例えば、システム制御部207は、取得した2つの電圧の差分に、図4(b)に示すような負荷試験係数を乗算する。システム制御部207は、取得した2つの電圧の差分に負荷試験係数を乗算した結果に基づき、過渡的な大電流が生じた場合にどれだけ電圧降下が生じるかを予測する。そして、システム制御部207は、予測された電圧降下を現在の電池106の電圧から差し引いた結果が所定の動作モードに対応する動作可能電圧を下回らないと判定した場合、負荷試験の結果はOKであると判定する。システム制御部207は、予測された電圧降下を現在の電池106の電圧から差し引いた結果が所定の動作モードに対応する動作可能電圧を下回ると判定した場合、負荷試験の結果はNGであると判定する。
(予測電圧降下)=|(疑似負荷220と電池106とが接続される前に取得された電池106の電圧)−(疑似負荷220と電池106とが接続された後に取得された電池106の電圧)|×(負荷試験係数)
(現在の電池106の電圧)−(予測電圧降下)>動作可能電圧 → OK
次に、図3および図4を参照して、電子機器100の動作について説明する。以下では、給電装置から電子機器100に接続部108のVBUS端子を介して電力供給が行われている場合において、電子機器100の動作モードを過渡的な大電流が発生する所定の動作モードに変更する例を説明する。
図3は、電子機器100の処理例を説明するためのフローチャートである。図3に示す処理は、システム制御部207が不揮発性メモリ217に格納されたプログラムをシステムメモリ218に展開して実行することにより実現される。また、スイッチ制御部212、給電・充電制御部209およびVBUS電圧値取得部215は、サブシステム制御部211を介してシステム制御部207により制御される。
ステップS301において、システム制御部207は、給電能力検出部216により接続部108におけるCC端子電圧の変化が検出されたか否かを判定する。CC端子電圧の変化が検出されたと判定した場合、システム制御部207は、接続部108にUSB Type−C規格に準拠した機器が接続されたとしてステップS302に進む(ステップS301でYES)。CC端子電圧の変化が検出されなかったと判定した場合、システム制御部207は、所定時間後にステップS301を繰り返す(ステップS301でNO)。
ステップS302において、システム制御部207は、接続部108に接続されたUSB Type−C規格に準拠した機器についての接続処理を行う。接続処理では、システム制御部207は、スイッチ制御部212からスイッチ213を制御することにより、CC端子の電圧を制御する。接続相手であるUSB Type−C規格に準拠した機器は、このCC端子の電圧変化を検出してVBUS端子に電力を供給する。
ステップS303において、システム制御部207は、VBUS電圧値取得部215によりVBUS端子の電圧を取得する。その後、システム制御部207は、給電能力検出部216によりCC端子の電圧を取得することにより、接続部108に接続されたUSB Type−C規格に準拠した機器の電力供給能力を判別する。システム制御部207は、例えばUSB Type−C規格に準拠した機器の電力供給能力が0.5A、1.5A、3.0Aのいずれであるかを判別し、判別した電力供給能力をメモリ208に記憶する。
ステップS304において、システム制御部207は、給電能力検出部216により、接続部108に接続されたUSB Type−C規格に準拠した機器からの電力授受に関してCC端子を用いたUSB PD規格に準拠した通信を行う。このUSB PD規格に準拠した通信を用いて行われる一連の処理はネゴシエーションと呼ばれる。ネゴシエーション処理により、USB Type−C規格に準拠した接続機器がUSB PD規格に対応している場合、供給可能な電圧/電流(5〜20V/0.5A〜5.0A)が提示される。システム制御部207は、提示される電圧および電流の組み合わせの中から供給してもらいたい電圧および電流を選択することで、USB Type−C規格に準拠した接続機器から必要な電力を供給してもらう。USB PD電力に関するネゴシエーション処理による電力供給が行われる場合、選択した電力供給能力が、ステップS303においてメモリ208に記憶した電力供給能力のデータに上書きされる。
ステップS305において、電子機器100は、給電装置からのUSBを介した電力供給を受けているため、この電力を使用して電池106の充電を開始する。
ステップS306において、システム制御部207は、電子機器100の動作モードを所定の動作モードに変更するための指示があるか否かを判定する。ここで、所定の動作モードとは、過渡的な大電流が発生する動作モードである。例えば、図4(a)に示す連写撮影モードおよびライブビュー表示モードは、所定の動作モードの例である。電子機器100の動作モードを所定の動作モードに変更するための指示があると判定した場合、システム制御部207はステップS307に進む(ステップS306でYES)。撮像装置100の動作モードを所定の動作モードに変更するための指示があると判定されない場合、システム制御部207は所定時間後にステップS306を繰り返す(ステップS306でNO)。
ステップS307において、システム制御部207は、所定の動作モードの動作モード電力がステップS303またはS304でメモリ208に記憶した電力供給能力よりも大きいか否かを判定する。動作モード電力とは、上述した動作モードにおける消費電力であり、図4(a)に示すように動作モード毎のテーブルとして、予め不揮発性メモリ217に記憶されている。動作モード電力は、過渡的に発生する電流を考慮して設定されており、設定された動作モード電力よりも接続部108に接続された給電装置の電力供給能力の方が高ければ、電池106からの電力供給が行われない。所定の動作モードの動作モード電力がステップS303またはS304でメモリ208に記憶した電力供給能力よりも大きいと判定した場合、システム制御部207は、電池106の負荷試験を行うためにステップS308に進む(ステップS307でYES)。所定の動作モードの動作モード電力がステップS303またはS304でメモリ208に記憶した電力供給能力よりも大きくなければ、電池106からの電力供給を行わないので電池106の負荷試験を省略することができる。したがって、所定の動作モードの動作モード電力がステップS303またはS304でメモリ208に記憶した電力供給能力よりも大きくないと判定した場合、システム制御部207はステップS315に進む(ステップS307でNO)。
ここで、電池106の負荷試験を行うには、給電装置からのUSBを介した電力供給が一旦停止するため、負荷試験を行うだけの所定の残量が電池106に残っているか否かを判定する必要がある。しかし、電池106の充電中は、電源電圧測定部222により測定される電圧が、電池106の電圧ではなく、充電電圧になってしまうので、電池の残量を正確に測定することができない。そのため、以下のように電池106の充電を一旦停止して電池106の残量を測定する。
ステップS308において、システム制御部207は、給電・充電制御部209により電池106の充電を停止させる。
ステップS309において、システム制御部207は、所定時間ウェイトする。所定時間は、電池106の充電を停止してから、電源電圧測定部222で測定される電圧が、実際の電池106の電圧となるまでに必要な時間である。
ステップS310において、システム制御部207は、電源電圧測定部222により電池106の電圧を取得し、電池106に所定値以上の残量があるか否かを判定する。電池106に所定値以上の残量があると判定した場合、システム制御部207はステップS311に進む(ステップS310でYES)。電池106に所定値の残量がないと判定した場合、システム制御部207は、電子機器100の動作モードを所定の動作モードに変更できないと判定し、電池106の負荷試験を行わずにステップS316に進む(ステップS310でNO)。
ステップS311において、システム制御部207は、給電・充電制御部209により、給電装置からのUSBを介した電力供給を停止させる。
ステップS312において、システム制御部207は、USBを介した電力供給が停止している間であって、疑似負荷接続制御部220により疑似負荷221と電池106とが接続する前に、電源電圧測定部222により電池106の電圧を取得する。さらに、システム制御部207は、USBを介した電力供給が停止している間であって、疑似負荷接続制御部220により疑似負荷221と電池106とが接続された後に、電源電圧測定部222により電池106の電圧を取得する。
ステップS313において、システム制御部207は、給電・充電制御部209により、給電装置からのUSBを介した電力供給を再開する。
ステップS314において、システム制御部207は、ステップS312で取得された2つの電圧に基づき、負荷試験の結果がOKであるか否かを判定する。例えば、システム制御部207は、ステップS312で取得された2つの電圧の差分に、図4(b)に示すような負荷試験係数を乗算する。システム制御部207は、取得した2つの電圧の差分に負荷試験係数を乗算した結果に基づき、過渡的な大電流が生じた場合にどれだけ電圧降下が生じるかを予測する。そして、システム制御部207は、予測された電圧降下を現在の電池106の電圧から差し引いた結果が所定の動作モードに対応する動作可能電圧を下回らないと判定した場合、負荷試験の結果はOKであると判定する。システム制御部207は、予測された電圧降下を現在の電池106の電圧から差し引いた結果が所定の動作モードに対応する動作可能電圧を下回ると判定した場合、負荷試験の結果はNGであると判定する。
(予測電圧降下)=|(疑似負荷220と電池106とが接続される前に取得された電池106の電圧)−(疑似負荷220と電池106とが接続された後に取得された電池106の電圧)|×(負荷試験係数)
(現在の電池106の電圧)−(予測電圧降下)>動作可能電圧 → OK
負荷試験の結果がOKであると判定した場合、システム制御部207はステップS315に進む(ステップS314でYES)。負荷試験の結果がNGであると判定した場合、システム制御部207はステップS316に進む(ステップS314でNO)。なお、図4(b)に示すように、複数の負荷試験係数は不揮発性メモリ217に記憶されている。複数の負荷試験係数は、USBを介した供給電力(例えば、2.5W〜15W)に応じて異なる値である。これは、動作モード電力よりもUSBを介した供給電力が少なかったとしても、電子機器100はUSBを介した供給電力と電池106の電力とによって動作するため、USBを介した供給電力が大きければ、電池106の電圧降下は少なくなるからである。よって、システム制御部207は、USBを介した供給電力に応じた負荷試験係数を用いて負荷試験の結果がOKであるか否かを判定する。
ステップS315において、システム制御部207は、電子機器100が所定の動作モードで動作可能であると判定し、電子機器100の動作モードを所定の動作モードに変更する。
ステップS316において、システム制御部207は、電子機器100が所定の動作モードで動作可能でないと判定し、電子機器100の動作モードを所定の動作モードに変更できないことを示す情報(メッセージ、アイコンなど)を表示部102に表示する。これにより、電子機器100の動作モードを所定の動作モードに変更できないことをユーザに通知することができる。また、このような状態ではユーザが意図する操作はすでにできないので、電子機器100をシャットダウンさせるようにしてもよい。
以上のように、実施形態1によれば、USBを介した給電電力が動作モード電力よりも大きい場合には、ステップS308〜S314で行われる処理を省略することができ、電子機器100の応答性に影響を与えずに動作モード変更を行うことができる。したがって、電子機器100の動作モードを過渡的な大電流が発生する所定の動作モードに変更する場合であっても、電子機器100における応答性の低下を抑制しつつ、負荷試験を適切に行うことができる。
[実施形態2]
実施形態1で説明した様々な機能、処理または方法は、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPU(Central Processing Unit)またはマイクロプロセッサがプログラムを実行することによって実現することもできる。以下、実施形態2では、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPU(Central Processing Unit)またはマイクロプロセッサを「コンピュータX」と呼ぶ。また、実施形態2では、コンピュータXを制御するためのプログラムであって、実施形態1で説明した様々な機能、処理または方法を実現するためのプログラムを「プログラムY」と呼ぶ。
実施形態1で説明した様々な機能、処理または方法は、コンピュータXがプログラムYを実行することによって実現される。この場合において、プログラムYは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してコンピュータXに供給される。実施形態2におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ハードディスク装置、磁気記憶装置、光記憶装置、光磁気記憶装置、メモリカード、揮発性メモリ、不揮発性メモリなどの少なくとも一つを含む。実施形態2におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、non−transitoryな記憶媒体である。
100 電子機器

Claims (10)

  1. 電子機器であって、
    給電装置の電力供給能力を示す情報を取得する取得手段と、
    前記電子機器の動作モードを所定の動作モードに変更するための指示があった場合であって、前記所定の動作モードにおける消費電力が前記給電装置の電力供給能力よりも大きい場合は、電池の負荷試験が疑似負荷を用いて行われるようにし、前記電池の負荷試験の結果に基づいて前記電子機器の動作モードを前記所定の動作モードに変更するか否かを判定する制御手段と
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記制御手段は、前記電池の負荷試験の結果に基づいて予測される前記電池の電圧降下が所定の値よりも小さい場合、前記電子機器の動作モードを前記所定の動作モードに変更することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御手段は、前記疑似負荷と前記電池とを接続する前と後で前記電池の電圧を取得し、取得された2つの電圧の差分と前記所定の動作モードに対応する係数とを用いて前記電池の電圧降下を予測することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記所定の動作モードに対応する係数は、USBを介した供給電力に応じて異なることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記制御手段は、前記電池の残量が所定の値よりも小さい場合、前記電子機器の動作モードを前記所定の動作モードに変更しないことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記制御手段は、前記電子機器の動作モードを前記所定の動作モードに変更しない場合は、前記所定の動作モードに変更しないことを示す情報を表示手段に表示させることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記制御手段は、前記給電装置からの電力供給を停止した後に、前記電池の負荷試験を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記給電装置は、USB PD(Power Delivery)規格に準拠した装置であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 電子機器の制御方法であって、
    給電装置の電力供給能力を示す情報を取得するステップと、
    前記電子機器の動作モードを所定の動作モードに変更するための指示があった場合であって、前記所定の動作モードにおける消費電力が前記給電装置の電力供給能力よりも大きい場合に、電池の負荷試験が疑似負荷を用いて行われるようにするステップと、
    前記電池の負荷試験の結果に基づいて前記電子機器の動作モードを前記所定の動作モードに変更するか否かを判定するステップと
    を有することを特徴とする制御方法。
  10. 電子機器のコンピュータに、
    給電装置の電力供給能力を示す情報を取得するステップと、
    前記電子機器の動作モードを所定の動作モードに変更するための指示があった場合であって、前記所定の動作モードにおける消費電力が前記給電装置の電力供給能力よりも大きい場合に、電池の負荷試験が疑似負荷を用いて行われるようにするステップと、
    前記電池の負荷試験の結果に基づいて前記電子機器の動作モードを前記所定の動作モードに変更するか否かを判定するステップと
    を実行させるためのプログラム。
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