以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1(a)、(b)に本発明を適用可能な表示制御装置の一実施形態としてのデジタルカメラ100の外観図を示す。表示部28は画像や各種情報を表示する表示部である。シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部である。操作部70はユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン等の操作部材より成る操作部である。電源スイッチ72は、電源オン、電源オフを切り替えるための押しボタンである。表示部28は、デジタルカメラ100の側面に配置される表示部であり、メニュー項目を表示したり、撮像画像を表示したりすることができる。また表示部28の上下に配置されるボタンは、表示部28に表示される各アイテムに対応しており、各ボタンの押下により表示部28上のアイテムが選択可能となる。表示部28には、電力の供給源や残量等や、撮影に関する設定値等が表示される。ファインダ76は、デジタルカメラ100において撮像された画像が表示される電子ビューファインダである。図4(a)には表示部28の一例を示しており、アイテム417は記録速度、アイテム418は絞り、アイテム419はシャッター速度、アイテム420はISO感度、アイテム421は色調整、アイテム422はホワイトバランスを示している。不図示の記録媒体73はメモリカードやハードディスク等の不揮発性の記録媒体であり、デジタルカメラ100側のI/F18と接続可能な記録媒体である。外部I/F77には、バッテリや外部レコーダが装着可能であり、電源の入力及び映像信号、音声信号、制御信号の入出力を行うためのインターフェース部材(電力供給や外部入力を受付け可能な部材)である。電源I/F75は、例えばACアダプタが装着可能な電源入力のインターフェース部材である。電源I/F75から入力された電力は、外部I/F77から入力された電力源よりも優先して使用される。図1(b)に示すレコーダ200はデジタルカメラ100と、デジタルカメラ100の外部I/F77とレコーダ200の外部I/F206とで接続可能な記録装置である。レコーダ200には記録媒体I/F204、記録媒体205があり、記録媒体205は取り外し可能である。レコーダ200は、デジタルカメラ100側の記録媒体よりも容量の大きなデータを記録可能であり、画像に関する処理能力も高い。また、電源I/F207は、レコーダ200に供給可能なバッテリを接続するためのI/Fである。電源I/F207を介してレコーダ200に供給された電力は、外部I/F206を介してデジタルカメラ100側にも給電される。上述したようにレコーダ200においては高速な画像処理と記録処理とを行うため、レコーダ200の消費電力は高くなる。またRAW画像データを扱う場合にはより高速な記録処理が必要となるので、消費電力は高くなる。よって、ACアダプタがデジタルカメラ100に給電していたとしても、その電力を、デジタルカメラ100を介してレコーダ200に供給してしまうと、デジタルカメラ100で使用可能な電力が減少し、撮影に影響がある可能性がある。よって、本実施形態においてはデジタルカメラ100を介したレコーダ200への電力の供給は行わないが、レコーダ200を介してデジタルカメラ100への電力の供給は行う。
図2は、本実施形態によるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。
図2において、レンズ群101は撮影レンズ、シャッターを含む。撮像部22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、画像処理部24を介さずメモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器13は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28やファインダ76に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器13を介して表示部28やファインダ76により表示される。表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器13からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器13でアナログ変換し、表示部28やファインダ76に逐次転送しスルー画像表示(ライブビュー表示)をすることで、電子ビューファインダとして機能する。
不揮発性メモリ56は、システム制御部50によって電気的に消去・記録・読出し可能な記録媒体としてのメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのコンピュータプログラムのことである。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサーを内蔵し、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。システムメモリ52には、RAMが用いられる。システムメモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開する。また、システム制御部50はメモリ32、D/A変換器13、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
モード切替スイッチ60、シャッターボタン61、操作部70はシステム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイテムを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電力を必要な期間、記録媒体73を含む各部へ供給する。電源スイッチ72は、デジタルカメラ100の伝のONとOFFを切り替えるためのスイッチである。また、電源I/Fは外部のACアダプタと接続するためのインターフェース(接続部)である。また、電源I/F75は外部のACアダプタと接続するためのインターフェース(接続部)である。また、外部I/F77はバッテリやレコーダと接続するためのインターフェースである。外部I/F77にバッテリが接続された場合も、電源I/F75にACアダプタが接続された場合も、電圧測定部74において電圧をAD変換により測定することができる。測定された電圧は電源制御部80に伝わり、入力される電圧の制御(メイン電源の決定)がされたり、撮影や記録といった処理に使用されるための電力として各部材へ伝わる。
記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体73とのインターフェースである。記録媒体73は、撮影時に画像を記録するためのメモリカード等の不揮発性の記録媒体であり、半導体メモリや光ディスク、磁気ディスク等から構成される。高画質の動画や、長時間の動画等の大きな容量の撮影をする場合には記録媒体73では容量が足りない場合がある。このように大きな容量の記録媒体が必要となる場合には、レコーダを接続して記録をする。
通信部54は、無線または有線ケーブルによって外部機器やネットワークと接続し、映像信号や音声信号等、電力源の残量に関する情報の送受信を行う。通信部54は無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。通信部54は撮像部22で撮像した画像(スルー画像を含む)や、記録媒体73に記録された画像を送信可能であり、また、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信することができる。ただし、通信部54が電力源と通信を行う場合、その電力源がデジタルカメラ100と対応していないと、通信できない可能性がある。
図2(b)は、デジタルカメラ100の外部I/F77、電源I/F75とレコーダ200、ACアダプタの接続例を示したものである。電源I/F75にACアダプタが接続しており、デジタルカメラ100はACアダプタからの電力供給を優先的に受け付けるので、図2(b)において、デジタルカメラ100はACアダプタより電力を供給されている。外部I/F77は、レコーダ200の外部I/F206と接続しており、外部I/F77を介してデジタルカメラ100の撮像部22で撮像された画像データは記録媒体205へ記録される。記録媒体205の容量はデジタルカメラ100のI/F18と接続する記録媒体73の容量よりも大きい。電源I/F207はバッテリやACアダプタを装着可能な電源入力のインターフェースであり、ここから入力される電源によってレコーダ200は動作する。電源I/F207は電圧変換部を含み、電源I/F207に装着されたバッテリやACアダプタの電源出力は16V等の所定の電圧に変換され、外部I/F206を通してデジタルカメラ100(カメラ本体)にも電力が供給される。ただし、デジタルカメラ100の電力供給源であるACアダプタから、レコーダ200側へ電力が供給されることはない。電源I/Fと外部I/Fとは、内部バス250を通して接続している。
さらに、内部バス250に対しては、CPU202、メモリ201、不揮発性メモリ203、記録媒体I/F204、が接続されている。内部バス250に接続される各部は、内部バス250を介して互いにデータのやりとりを行うことができるようにされている。
メモリ201は、例えばRAM(半導体素子を利用した揮発性のメモリなど)からなる。CPU202は、例えば不揮発性メモリ203に格納されるプログラムに従い、メモリ201をワークメモリとして用いて、レコーダ200の各部を制御する。不揮発性メモリ203には、画像データや音声データ、その他のデータ、CPU202が動作するための各種プログラムなどが格納される。不揮発性メモリ203は例えばハードディスク(HD)やROMなどで構成される。記憶媒体I/F204(メディアスロット)は、SSD、HDDといった記録媒体205が装着可能とされ、CPU202の制御に基づき、装着された記録媒体205からのデータの読み出しや、記録媒体205に対するデータの書き込みを行う。
図3を用いて本実施形態における電圧表示処理について説明をする。この処理は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することで実現する。なお、この処理は、デジタルカメラ100に電源が入り、表示部28への表示が可能になると開始する。
S301では、システム制御部50は、メモリ32に電圧に関する表示用の初期値を記録する。電圧に関する表示としては、ACアダプタの電圧、バッテリ電圧、メイン電源を示す情報、後述するCDYアイテム表示の有無、バッテリ電圧の残量の割合を示す情報とがある。これらの情報は本実施形態で以下のように示し、初期値は順番に、DC IN電圧=無効値(0xFFFF)、BATT電圧=無効値(0xFFFF)、メイン電源、CDYアイテム表示=FALSE、BATT INFO=無効値(0xFFFF)となる。電圧が、無効値(0xFFFF)とメモリ32に記録されている場合には、無効であることを示すために、例えば、−.−Vのように表示される。また、CDYアイテム表示=FALSEの場合にはCDYアイテムが表示されず、TRUEの場合にはCDYアイテムが表示される。メイン電源=ACアダプタと記録されている場合には、表示部28にメイン電源がACアダプタであるマーク表示される。CDYアイテムとは、RAW画像データの動画を含め容量の大きなレコーダを示すアイテムである。
S302では、システム制御部50は、デジタルカメラ100の電源がOFFにされたか否かを判定する。デジタルカメラ100の電源は、接続されているACアダプタもしくはバッテリの電圧が切れてしまったこと、電源スイッチ72がOFFになったことに応じてOFFになる。デジタルカメラ100の電源がOFFになったと判定した場合は、電圧表示の処理を終了し、そうでない場合には、S303へ進む。
S303では、システム制御部50は、電源I/F75にACアダプタが接続しているか否かを判定する。電源I/F75にACアダプタが接続していると判定した場合は、S304へ進み、そうでない場合は、S307へ進む。
S304では、システム制御部50は、メイン電源(主電源)をACアダプタに設定(決定)し、メモリ32に記録する。
S305では、システム制御部50は、電源I/Fからの電圧を取得し、DC IN電圧としてメモリ32に記録する。
S306では、システム制御部50は、外部I/F77を介した電力供給がされているか否かを判定する。すなわち、外部I/F77にバッテリが接続されているか、または外部I/F77にバッテリが接続されたレコーダが接続されているか、いずれもないか否かを判定する。外部I/F77を介した電力供給がされていると判定した場合は、S309へ進み、そうでない場合は、S310へ進む。
S307では、システム制御部50は、メイン電源をバッテリに設定し、メモリ32に記録する。S303においてNoと判定されたので、電源I/F75にACアダプタが接続しておらず、接続しているのはバッテリのみ、すなわちメイン電源はバッテリとなる。
S308では、システム制御部50は、DC IN電圧が無効として、メモリ32に記録する。すなわち、DC IN電圧=無効値(0xFFFF)としてメモリ32に記録する。
S309では、システム制御部50は、バッテリ電圧を取得し、BATT電圧としてメモリ32に記録する。
S310では、システム制御部50は、S306においてNoと判定された、すなわち外部I/F77を介して電力供給がなくACアダプタによる電力供給でデジタルカメラ100が起動しているので、バッテリが無効であることをメモリ32に記録する。つまり、BATT電圧=無効値(0xFFFF)、CDYアイテム=FALSE、BATT INFO=無効値(0xFFFF)とメモリ32に記録する。
ここで、表示例について説明する。図4はデジタルカメラ100と電源の関係及び電圧表示の例を示したものである。S310の時の表示について図4(a)と(d)を用いて説明する。図4(a)は、デジタルカメラ100の電源I/F75にACアダプタが接続されている状態を示している。この場合、S303においてYesと判定され、S305でメモリ32にDC IN電圧が記録され(例えば17.8V)、さらにS306においてNoと判定されS310においてバッテリが無効であるとメモリ32に記録される。よって、後述するS320においては、図4(a)の表示部28の電圧表示401に示すようにDC INは17.8V、電圧表示402に示すようにBATTは−.−Vと電圧の表示が更新される。また、DC IN(ACアダプタ)とBATT(バッテリ)のうち、メイン電源であるDC INの方にアイテム403(メイン電源を示すマーク)が表示される。
図4(d)は、デジタルカメラ100の電源I/F75にACアダプタが接続されており、レコーダも接続されている(バッテリは接続されていない)状態を示している。レコーダが接続されていてもバッテリがレコーダに接続されていないので、更新される表示は図4(a)の時と同じである。
S311では、システム制御部50は、外部I/F77にレコーダが接続しているか否かを判定する。外部I/F77にレコーダが接続していると判定した場合は、S312へ進み、そうでない場合は、S316へ進む。
S312では、システム制御部50は、バッテリ電圧の残量の割合を%で示すBATT INFOを無効、BATT INFO=無効値(0xFFFF)としてメモリ32に記録する。バッテリ電圧の残量の割合表示は、バッテリがデジタルカメラ100と対応しており、通信可能な場合に表示をするので、レコーダを介している場合には表示しない。
S313では、システム制御部50は、メイン電源がACアダプタであるか否かを判定する。メモリ32に記録されたメイン電源がACアダプタである場合には、S314へ進み、そうでない場合は、S315へ進む。
S314では、システム制御部50は、CDYアイテムを表示するように、メモリ32にCDYアイテム表示=TRUEと記録する。S313においてYesであったので、メイン電源がACアダプタ、サブ電源がバッテリであるが、バッテリはレコーダに電力を供給している。よって、メイン電源がいずれかをいうことを示しただけでは、ユーザがバッテリは使用されておらず、バッテリを抜いてもよいと認識してしまう可能性がある。デジタルカメラ100にとってはサブ電源であるがレコーダ200はバッテリからしか電力供給がされていないので、バッテリを抜いてしまうと、記録ができなくなってしまう。かといって、サブ電源であるバッテリにメイン電源と同じくアイテム403を表示してしまうと、ユーザがバッテリは使用中でありバッテリを抜いてはいけないことは認識できるが、どちらがデジタルカメラ100のメイン電源か分からなくなってしまう。よって、メイン電源ではないが、レコーダに使用されている電源であることを示すためにCDYのアイテムを表示する。すなわち、デジタルカメラ100とレコーダ200とで異なる供給源から給電されている場合には、デジタルカメラ100側でレコーダ200が他の供給源からの給電されていることを示す。S314の時の表示について図4(f)を用いて説明する。図4(f)は、デジタルカメラ100の電源I/F75にACアダプタが接続されており、外部I/F77にはバッテリの接続されたレコーダが接続されている状態を示している。この場合、S303でYesと判定され、S305でメモリ32にDC IN電圧が記録され(例えば17.8V)、さらにS306でYesと判定されS309でメモリ32にBATT電圧が記録され(例えば16.8V)、S311においてYesと判定された。さらにS313においてYesと判定されたので、メイン電源であるACアダプタの他にバッテリがあり、そのバッテリがレコーダへ電力供給していることを示す。よって、後述するS320においては、図4(f)の表示部28の電圧表示412に示すようにDC INは17.8V、電圧表示413に示すようにBATTは16.8V、と電圧の表示が更新される。さらに、メイン電源であるDC INの方にアイテム403が表示され、サブ電源のバッテリ電圧の横にCDYアイテム423が表示される。CDYアイテムはバッテリ電圧を示すBATTのすぐ横に表示されるので、ユーザはバッテリ電圧を確認した時に、バッテリ電圧はメイン電源でないが、レコーダへと電力を供給していることが分かる。よって、ユーザはバッテリ電圧を確認した際に、バッテリはレコーダに給電中であり、バッテリを抜いてはいけないことを認識することができる。
S315では、システム制御部50は、メモリ32にCDYアイテム表示=FALSEと記録する。S315では、S313においてNoであったのでメイン電源がバッテリである。すなわち、デジタルカメラ100はACアダプタからの電力供給を受けておらず、レコーダと同じバッテリから電力供給を受けている。よって、バッテリがデジタルカメラ100のメイン電源となっており、バッテリがメイン電源であることが表示部28に表示されているので、バッテリがレコーダの電力供給をしていることを示すCDYアイテムは表示しない。S315の時の表示について図4(e)を用いて説明する。図4(e)は、デジタルカメラ100の電源I/F75にACアダプタが接続されておらず、外部I/F77にはバッテリの接続されたレコーダが接続されている状態を示している。この場合、S303においてNoと判定され、S308でメモリ32にDC IN電圧が無効であることが記録され、S309でメモリ32にBATT電圧が記録され(例えば16.8V)、さらにS311においてYesと判定された。さらにS313においてNoと判定されたので、ACアダプタは接続されておらず、バッテリが接続されており、そのバッテリがデジタルカメラ100とレコーダへ電力供給していることを示す。よって、後述するS320においては、図4(e)の表示部28の電圧表示410に示すようにDC INは−.−V、電圧表示411に示すようにBATTは16.8V、と電圧の表示が更新される。また、BATTの方にアイテム403が表示される。
S316〜S320の処理は、S311においてNoと判定された場合の処理であり、外部I/F77にレコーダが接続しておらず、バッテリが直接デジタルカメラ100に電力を供給している場合の処理である。
S316では、システム制御部50は、接続中のバッテリとデジタルカメラ100が通信可能であるか否かを判定する。つまり、外部I/F77を介してシステム制御部50がバッテリと通信可能であるか否かを判定する。通信可能な場合にはデジタルカメラ100側の通信部54が、バッテリ側の不図示の通信部からバッテリ情報を受け取ることができ、バッテリ残量の割合(%)を表示することができる。デジタルカメラ100では、電力供給されているのでバッテリの電圧の値を測定することはできるが、バッテリから情報を受け取らなければバッテリに充電可能な総電圧が分からないので、残量の割合も分からない。接続中のバッテリと通信部54が通信可能であると判定した場合は、S317へ進み、そうでない場合は、S318へ進む。
S317では、システム制御部50は、S316でYes、すなわち接続中のバッテリとデジタルカメラ100が対応しており、バッテリ情報を通信可能であると判定されたので、バッテリの残量の割合をバッテリ側の通信部から受け取り、メモリ32に記録する。受信したバッテリ残量の割合がα%であるとすると、BATT INFO=α%とメモリ32に記録する。S317の時の表示について図4(g)を用いて説明する。図4(g)は、デジタルカメラ100の電源I/F75にACアダプタが接続されており、外部I/F77にはデジタルカメラ100と対応するバッテリが接続されている状態を示している。この場合、S303においてYesと判定され、S305でメモリ32にDC IN電圧が記録され(例えば17.8V)、S306においてYesと判定され、S309においてメモリ32にBATTが記録され(例えば16.8V)た。さらにS311においてNo、S316においてYesと判定されたので、S317においてメモリ32にBATT INFOにバッテリの残量の割合(例えば100%)が記録される。つまり、図4(g)は、図4(c)のようにバッテリとACアダプタが接続されている状態であり、さらにそのバッテリがデジタルカメラ100に対応していると判定されたことを示す。よって、後述するS320においては、図4(g)の表示部28の電圧表示414に示すようにDC INは17.8V、電圧表示415に示すようにBATTは16.8V、割合表示416に示すようにBATT INFOは100%と電圧の表示が更新される。ただし、S303においてNoと判定された後、S317へ進んだ場合には、ACアダプタの電圧は表示されない。
S318では、システム制御部50は、S316でNo、すなわち、接続中のバッテリとデジタルカメラ100が対応していないと判定されたので、バッテリ残量の割合が無効(計測不可能)であることをメモリ32に記録する。つまり、BATT INFO=無効値(0xFFFF)としてメモリ32に記録する。S318の時の表示について図4(b)と(c)を用いて説明する。図4(b)は、デジタルカメラ100の電源I/F75にACアダプタが接続されておらず、外部I/F77にはバッテリが接続されている状態を示している。この場合、S303においてNoと判定され、S308でメモリ32にDC IN電圧が無効であることが記録され、S309においてメモリ32にBATTが記録され(例えば16.8V)た。さらにS311においてNo、S316においてNoと判定されたので、S318においてメモリ32にBATT INFOが無効、つまりバッテリの残量の割合が無効であることが記録される。よって、後述するS320においては、図4(b)の表示部28の電圧表示404に示すようにDC INは−.−V、電圧表示405に示すようにBATTは16.8Vと電圧の表示が更新される。図4(c)は、デジタルカメラ100の電源I/F75にACアダプタが接続されており、外部I/F77にはバッテリが接続されている状態を示している。図4(b)はS303においてNoと判定された場合を示しているが、図4(c)においてはS303における判定がYesとなった場合を示している。よって、図4(b)の場合とは、ACアダプタの電圧表示がされる点で異なり、後述するS320においては、図4(b)の表示部28の電圧表示406に示すようにDC INは17.8Vと電圧の表示が更新される。また電圧表示407に示すようにBATTは16.8と表示される。
S319では、システム制御部50は、CDYアイテム表示=FALSEとしてメモリ32に記録する。上述したように、S311においてNoと判定されたので、バッテリがデジタルカメラ100のメイン電源となっているので、バッテリがレコーダに電力供給していることは示さない。
S320では、システム制御部50は、メモリ32に記録された表示用のデータをもとに表示部28の電圧に関する表示を更新する。
以上、説明した実施形態によれば、ユーザは、メイン電源とサブ電源の電力をデジタルカメラ100とレコーダに供給する際に、各装置に使用されている電源を認識することができる。デジタルカメラ100側でメイン電源を示すとユーザはデジタルカメラ100のメイン電源がどれかを認識することができるが、レコーダ側の供給源は分からない。しかし、CDYアイテム423の表示によりユーザはレコーダ側の電力供給源も認識することができる。つまり、デジタルカメラ100側とレコーダ側とで電力供給源が同じ(同一の電源)であれば、アイテム403により同じ供給源で2つの装置が起動していることがわかる。異なる場合には、アイテム403によりデジタルカメラ100のメイン電源が分かり、さらにCDYアイテム423によりバッテリはレコーダに使用されていることが分かる。
なお、S313においてNoと判定された場合にも、S315でTRUEとメモリ32に記録してCDYアイテムを表示し、S313でYesと判定された場合にはCDYアイコンの色を変えたり、点滅させてもよい。つまり、バッテリがレコーダに電力供給している場合には、いつもCDYアイコンを表示し、バッテリを抜くと記録に影響がある(レコーダがバッテリからしか給電されていない)場合には表示形態を変えてもよい。また、S313においてYesと判定されたことに応じて、バッテリを抜かないようにユーザに警告を表示するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、デジタルカメラ100にACアダプタが接続されていても、レコーダ200側には給電しないと説明をしたが、ACアダプタからデジタルカメラ100を介し、レコーダ200に給電するようにしてもよい。しかし、上述したようにレコーダ200の消費電力は大きいので、ACアダプタより給電を受けている場合であってもバッテリから給電を受けている場合には、バッテリからの給電を優先的に受けるようにする。
次に、レコーダ200にバッテリとACアダプタとが接続可能な場合の電圧表示処理について説明する。図5(a)、(b)には、バッテリとACアダプタとからの給電を受け付け可能な場合のレコーダ200の図を示している。図5(a)には、バッテリとACアダプタからの給電を受け付け可能な場合のレコーダ200の外観図を示しており、図5(b)には、バッテリとACアダプタからの給電を受け付け可能な場合のレコーダ200のブロック図を示している。図5(a)のレコーダ200と、図1(b)のレコーダ200とは、電源I/F208がある点で異なる。図3の処理ではレコーダ200は、図1(b)に示すように電源I/Fがない場合について説明をしたが、後述の図6においてはレコーダ200に電源I/F208が接続可能な場合について説明する。図5(b)にも示すように、電源I/F208はACアダプタと接続可能であり、電源I/F207はバッテリと接続可能である。図5(a)、(b)は、それぞれ図1(b)、図2(b)に対応しており、電源I/F208以外の構成については図1(b)、図2(b)と同じである。
図3と図6の処理とは、レコーダ200にACアダプタが接続可能であるか否かに応じていずれの処理を行うのかが決まる。ただし、レコーダ200側でACアダプタが接続可能であるか否かに関わらず、図6の電圧表示処理を行ってもよい。その場合、ACアダプタが接続可能でない場合にはACアダプタが接続されていないと判定をする。
図6を用いてレコーダ200にACアダプタが接続可能な場合の電圧表示処理について説明する。
S601では、システム制御部50は、メモリ32に電圧に関する表示用の初期値を記録する。図3のS301においても初期値を記録したが、図6においては、バッテリ電圧ではなく、DC IN電圧、/BATT電圧=無効値(0xFFFF)として初期値を記録する。つまり、電圧に関する表示として、ACアダプタの電圧、ACアダプタ/バッテリ電圧、メイン電源を示す情報、後述するCDYアイテム表示の有無、バッテリ電圧の残量の割合を示す情報とを記録する。これらの情報は本実施形態で以下のように示し、初期値は順番に、DC IN電圧=無効値(0xFFFF)、DC IN電圧、/BATT電圧=無効値(0xFFFF)、メイン電源、CDYアイテム表示=FALSE、BATT INFO=無効値(0xFFFF)となる。
S602では、システム制御部50は、デジタルカメラ100の電源がOFFにされたか否かを判定する。デジタルカメラ100の電源は、接続されているACアダプタもしくはバッテリの電圧が切れてしまったこと、電源スイッチ72がOFFになったことに応じてOFFになる。デジタルカメラ100の電源がOFFになったと判定した場合は、電圧表示の処理を終了し、そうでない場合には、S603へ進む。
S603では、システム制御部50は、カメラ側(デジタルカメラ100)の電源I/F75にACアダプタが接続しているか否かを判定する。電源I/F75にACアダプタが接続していると判定した場合は、S604へ進み、そうでない場合は、S607へ進む。
S604〜S608の処理は、図3のS304〜S308の処理と同様の処理である。
S609の処理は、図3のS310の処理と同様の処理であり、外部I/F77を介して電力供給がなく、電源I/F75を介したACアダプタによる電力供給でデジタルカメラ100が起動しているので、バッテリが無効であることをメモリ32に記録する。
S610では、システム制御部50は、デジタルカメラ100側の外部I/F77にレコーダが接続しているか否かを判定する。外部I/F77にレコーダが接続していると判定した場合は、S617へ進み、そうでない場合は、S611へ進む。
S611では、システム制御部50は、デジタルカメラ100の外部I/F77に接続されるバッテリの電圧をDC IN/BATTにBATT電圧としてメモリ32に記録する。
S612〜S615の処理は、図3のS316〜S319と同様の処理である。
S616では、システム制御部50は、メモリ32に記録された表示用のデータをもとに表示部28の電圧に関する表示を更新する。
S617では、システム制御部50は、メイン電源となるのがACアダプタ側であるか否かを判定する。すなわち、デジタルカメラ100の電源I/F75と、外部I/F77に接続する電源のうち、電源I/F75にACアダプタが接続され、給電されているか否かを判定する。電源I/F75にACアダプタが接続され、給電されていると判定した場合は、S618へ進み、そうでない場合は、S622へ進む。
S618では、システム制御部50は、レコーダ200の電源I/F208にACアダプタが接続し、給電されているか否かを判定する。レコーダ200にACアダプタが接続していると判定した場合は、S619へ進み、そうでない場合は、S620へ進む。
S619では、システム制御部50は、電源I/F208よりACアダプタの電圧を取得し、DC IN/BATT電圧にDC IN電圧としてメモリ32に記録する。
図7(c)はデジタルカメラ100、レコーダ200共にACアダプタが接続されている場合の電圧を示す表示例である。アイテム705は、S605において記録されたデジタルカメラ100の電源I/F75を介して接続されるACアダプタの電圧を示しており、メイン電源であることを示すアイテム710が表示される。また、アイテム706の示すACアダプタはレコーダ200に給電されていることを示すアイテム709も表示される。アイテム706は、S619において記録されたレコーダ200の電源I/F207を介して接続されたACアダプタの電圧を示している。
図7(d)はデジタルカメラ100、レコーダ200共にACアダプタが接続され、さらにレコーダ200側にはバッテリも接続された場合の表示例を示している。アイテム707は、S605において記録されたデジタルカメラ100の電源I/F75を介して接続されるACアダプタの電圧を示しており、メイン電源であることを示すアイテム710が表示される。また、アイテム706の示すACアダプタはレコーダ200に給電されていることを示すアイテム709も表示される。アイテム708は、S619において記録されたレコーダ200の電源I/F207を介して接続されたACアダプタの電圧を示している。
このように、デジタルカメラ100にACアダプタが接続されている場合には、レコーダ200側のACアダプタの電圧が表示され、バッテリ電圧は表示されない。図7(d)に示すようにレコーダ200にACアダプタもバッテリも接続されている場合には、基本的にはACアダプタがメインとなるので、現在使用していないバッテリの電圧を非表示にする。
デジタルカメラ100にもレコーダ200にもACアダプタが接続可能な場合には、最大3つから給電が同時に可能となる。なお、デジタルカメラ100にバッテリが接続された場合には外部I/F77にレコーダ200が接続不可になるため最大2つとなる。電圧の表示領域を広くして3つの電圧を表示できるようにしてしまうと、他の表示をするための表示領域が狭くなってしまう。また、DC INの電圧と、BATTの電圧との2つの電圧を表示するようにすると、S619のようにデジタルカメラ100、レコーダ200共にACアダプタが接続された場合に、2つの電圧を表示する領域があるのにいずれか一方しか表示されない。そこで、1つ目の電圧はDC INとして、2つ目の電圧はDC IN/BATTとのいずれか一方の電圧として記録することでACアダプタが2つ接続された場合にも、ACアダプタ1つ、バッテリ1つの場合にも適用可能となる。
S620では、システム制御部50は、電源I/F207よりバッテリの電圧を取得し、DC IN/BATT電圧にBATT電圧としてメモリ32に記録する。
S621では、システム制御部50は、CDYアイテムを表示するように、メモリ32にCDYアイテム表示=TRUEと記録する。
S622では、システム制御部50は、レコーダ200の電源I/F208にACアダプタが接続し、給電がされているか否かを判定する。レコーダ200にACアダプタが接続していると判定した場合は、S623へ進み、そうでない場合は、S628へ進む。
S623では、システム制御部50は、メイン電源=DC INとしてメモリ32に記録する。
S624では、システム制御部50は、電源I/F208からACアダプタ電圧を取得し、DC IN電圧としてメモリ32に記録する。
S625では、システム制御部50は、レコーダ200の電源I/F207にバッテリが接続しているか否かを判定する。レコーダ200にバッテリが接続していると判定した場合には、S626へ進み、そうでない場合は、S627へ進む。
S626では、システム制御部50は、電源I/F207よりバッテリ電圧を取得し、DC IN/BATT電圧にBATT電圧としてメモリ32に記録する。S624でDC INの電圧が記録された後、S627においてBATT電圧が記録された場合には、図7(b)の表示部28に示すアイテム703とアイテム704とが表示される。アイテム703は、S624においてDC IN電圧として記録されたレコーダ200に接続されているACアダプタの電圧を示しており、S623でメイン電源として記録されたのでメイン電源であるアイテム710が表示される。アイテム704は、レコーダ200に接続しているバッテリの電圧を示している。
S627では、システム制御部50は、DC IN/BATT電圧を無効値(0xFFFF)としてメモリ32に記録する。S624でDC INの電圧が記録された後、S627においてBATT電圧が記録された場合には、図7(a)の表示部28に示すアイテム701とアイテム702とが表示される。アイテム701は、S624においてDC IN電圧として記録されたレコーダ200に接続されているACアダプタの電圧を示しており、S623でメイン電源として記録されたのでメイン電源であるアイテム710が表示される。アイテム702はBATT電圧が無効であることを示している。
S628では、システム制御部50は、メイン電源=BATTとしてメモリ32に記録する。
S629では、システム制御部50は、電源I/F207よりBATT電圧を取得し、DC IN/BATT電圧にBATT電圧としてメモリ32に記録する。
S630では、システム制御部50は、DC IN電圧を無効値(0xFFFF)としてメモリ32に記録する。
以上、説明した実施形態によれば、表示部の表示スペースを節約することが可能となり、かつ、ユーザが把握すべき電源状態も提示することが可能なものとなっている。デジタルカメラ100にACアダプタが接続されている場合は、メイン電源としてデジタルカメラ100に接続されたACアダプタの電圧を表示し、サブ電源としてレコーダに接続されているメイン電源(ACアダプタ、もしくは、バッテリ)の情報を表示する。デジタルカメラ100にACアダプタが接続されていない場合には、メイン電源にレコーダに接続されているACアダプタの電圧を表示し、サブ電源にレコーダに接続されているバッテリの電圧を表示する。
図7(b)も(d)もレコーダ200には、ACアダプタとバッテリとが接続されているが、電圧表示は異なる。図7(b)はデジタルカメラ100にACアダプタが接続されていないため、メイン電源としてレコーダ200側のACアダプタの電圧を表示する。図7(d)はデジタルカメラ100にACアダプタが接続されているため、メイン電源をデジタルカメラ100側のACアダプタとする。このように、レコーダ200にACアダプタとバッテリとが接続されている場合には、デジタルカメラ100側にACアダプタが接続されているか否かに応じて表示が異なる。
なお、レコーダ200側のメイン電源はユーザが選択できるようにしてもよいし、ACアダプタとバッテリが共に接続されている場合には、ACアダプタをメイン電源としてもよい。
なお、システム制御部50が行うものとして説明した上述の各種の制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルカメラ100に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず、メインとサブの電力源の電圧を表示可能な表示制御装置であれば適用可能である。すなわち、本発明は業務用のカメラ、業務用の画像編集装置、音楽編集装置、携帯電話端末やゲーム機、タブレットPC、デスクトップPC、スマートフォン、投影装置、表示部を有する家電装置等に適用可能である。また、メインとなる装置は上述した装置に適用可能であるが、レコーダに対応する装置としては、記録媒体(レコーダ)だけでなく、画像や音楽の再生装置、表示パネル等がある。例えば、空調設備等においてメインの装置では送風や室内の温度の制御を行っており、メイン以外の装置で外部環境に対する熱量の調整や循環を行っているような場合にも適用可能である。このように、2つの装置が関連する処理を行っており、異なる供給源から電力を供給されるような場合に本実施形態は有効である。
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。