JP2010150499A - パッキン材用熱可塑性エラストマー組成物およびパッキン材 - Google Patents

パッキン材用熱可塑性エラストマー組成物およびパッキン材 Download PDF

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Abstract

【課題】 優れたシール性、耐熱性、成形性、摺動性を付与できるパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物およびパッキン材の提供。
【解決手段】 (a)エチレンを主体とする結晶性の重合体ブロック(ハードセグメント)と、炭素数3〜30のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種のα−オレフィン及びエチレンを主体とする非晶性の重合体ブロック(ソフトセグメント)とを含むオレフィンブロック共重合体100質量部に対し、(b)密度が0.930〜0.980g/cm3であるポリエチレンを5〜200質量部配合してなることを特徴とするパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物および該組成物を成形してなるパッキン材。
【選択図】 なし

Description

本発明は、パッキン材用熱可塑性エラストマー組成物およびパッキン材に関するものであり、詳しくは、シール性、耐熱性、成形性、摺動性を付与できるパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物およびパッキン材に関する。
近年、ゴム弾性を有する軟質材料であって、加硫工程を必要とせず、熱可塑性樹脂と同様の成形加工性およびリサイクルが可能な熱可塑性エラストマーが、自動車部品、家電部品、電線被覆材、医療用部品、履物、雑貨等の分野で多用されている。
熱可塑性エラストマーの中でも、芳香族ビニル化合物−共役ジエン化合物のブロック共重合体であるスチレン−ブタジエンブロック共重合体(SBS)やスチレン−イソプレンブロック共重合体(SIS)などのポリスチレン系熱可塑性エラストマーは、柔軟性に富み、常温で良好なゴム弾性を有し、かつ、これらより得られる熱可塑性エラストマー組成物は加工性に優れており、加硫ゴムの代替品として広く使用されている。
また、これらの熱可塑性エラストマー中のスチレンと共役ジエンのブロック共重合体の分子内二重結合を水素添加した熱可塑性エラストマー組成物は、耐熱老化性(熱安定性)および耐候性を向上させた熱可塑性エラストマーとして、さらに広く多用されている。
上記のような熱可塑性エラストマー組成物としては、水素添加スチレン/ブタジエンブロック共重合体、流動パラフィン、ポリプロピレン、ポリエチレンおよび滑剤を含む組成物が開示されている。なお、流動パラフィンは成形加工性を向上させるための軟化剤として使用され、ポリプロピレンは硬さ調整のために使用され、滑剤は摺動性の向上のために使用されている。
たとえば、これらの熱可塑性エラストマーはシール性、耐熱性、成形性、摺動性を付与する必要があるパッキンとして使用され、具体的には液体収納容器、飲料・食品用ボトルキャップライナーなどがある。
従来、瓶などの密閉性容器は、例えば特許文献1,2に記載されるように、パッキンとして熱可塑性エラストマー組成物を使用し、さらにキャップ形状を特定する事により密閉性を確保していた。
一方、飲料・食品用途としては、食品の多様化に伴い、油脂、脂肪性食品が多くなってきており、これらの多くは中性食品であるため、殺菌にレトルト処理(例えば120℃で30分間)を必要とするものが多い。したがって、食品容器のパッキン材もレトルト処理に耐えることが要求される。また、油脂、脂肪性食品(油脂、脂肪分が20%以上)の容器は厚生省告示201号によりn−ヘプタンの溶出試験で30ppm以下でなければならない。
しかしながら、従来のパッキン材は、高い耐熱性を有するものの、軟化剤や滑剤を多く使用しているためにn−ヘプタン抽出試験に適合しないという問題点がある。逆にこれら成分の使用量を減じると、柔軟性、成形性、摺動性が悪化してしまう。
また一方で、高い摺動性を発現させる為には硬度を上げる必要性があるが、硬度を上げることによりパッキン性の悪化が問題となり、両者の両立が問題となっていた。
なお、その他のパッキン材としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)を主成分としてなるものが知られている。しかし、これらのパッキン材は、熱処理後に性能が劣化するという問題点がある。具体的には、LLDPEからなるパッキン材を加熱していくと、温度の上昇とともに圧縮永久歪みが悪化していく。このことは、高温で弾性率が減少することを意味し、ひいてはパッキン材のシール性が劣化し、内容物の漏れを生じることとなる。また、メタロセン系触媒を用いて合成されたエチレンとα−オレフィンとのランダム共重合体に低密度ポリエチレンをブレンドした組成物も存在するが、同様に耐熱性が劣る。
このように、従来技術においては、高い耐熱性、優れた成形性および摺動性を備え、かつn−ヘプタン抽出試験に適合するオレフィン系のブロック共重合体を使用したパッキン材は知られていない。
特開平10−120015号公報 特開2006−273384号公報
したがって本発明の目的は、優れたシール性、耐熱性、成形性、摺動性を付与できるパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物およびパッキン材の提供にある。
本発明者の検討によれば、ある特定のブロック共重合体と高密度ポリエチレンとを特定量で含有する熱可塑性エラストマー組成物からなるパッキン材は、優れたシール性および耐熱性を有し、軟化剤や滑剤を多量に配合せずとも、優れた成形性および摺動性をも有することを見出した。
すなわち本発明は、以下のとおりである。
1.(a)エチレンを主体とする結晶性の重合体ブロック(ハードセグメント)と、炭素数3〜30のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種のα−オレフィン及びエチレンを主体とする非晶性の重合体ブロック(ソフトセグメント)とを含むオレフィンブロック共重合体100質量部に対し、(b)密度が0.930〜0.980g/cm3であるポリエチレンを5〜200質量部配合してなることを特徴とするパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物。
2.前記(b)ポリエチレンの配合割合が、前記(a)ブロック共重合体100質量部に対し、30〜155質量部であることを特徴とする前記1に記載のパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物。
3.前記(a)ブロック共重合体100質量部に対し、さらに(c)ポリプロピレン系樹脂を5〜100質量部配合してなることを特徴とする前記1または2に記載のパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物。
4.前記(b)ポリエチレンおよび(c)ポリプロピレンの合計の配合割合が、前記(a)ブロック共重合体100質量部に対し、30〜155質量部であることを特徴とする前記3に記載のパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物。
5.前記α−オレフィンの炭素数が、4〜20であることを特徴とする前記1〜4のいずれかに記載のパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物。
6.前記(a)ブロック共重合体の密度が、0.860〜0.930g/cm3であることを特徴とする前記1〜5のいずれかに記載のパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物。
7.対ガラスまたは対金属用摺動パッキン材用であることを特徴とする前記1〜6のいずれかに記載のパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物。
8.レトルト用であることを特徴とする前記1〜7のいずれかに記載のパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物。
9.スクリューキャップ用であることを特徴とする前記7または8に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
10.前記1〜9のいずれかに記載のパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物を成形してなるパッキン材。
本発明のパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物は、特定のブロック共重合体および特定の密度のポリエチレンを特定量でもって含有してなるので、優れたシール性、耐熱性、成形性、摺動性を備えたパッキン材を提供することができる。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
(a)オレフィンブロック共重合体
本発明で使用される(a)オレフィンブロック共重合体は、エチレンを主体とする結晶性の重合体ブロック(ハードセグメント)と、炭素数3〜30のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種のα−オレフィン及びエチレンを含み、かつ好ましくは後者のエチレンの割合がハードセグメントより少ない非晶性の重合体ブロック(ソフトセグメント)とを含むオレフィンブロック共重合体であり、各ブロックが交互に2以上、好ましくは3以上繋がったマルチブロック構造であることが望ましい。また直鎖状構造、ラジアル構造があるが特に直鎖状構造が好ましい。(a)成分は、当業界で公知のポリマーであり、例えば特表2007−529617号公報に開示されている。また、ブタジエン系共重合体を80%以上水素添加して得られるブロック共重合体は除外される。
従来、メタロセン系触媒で合成されたエチレンとα−オレフィン共重合体は、エチレンとα−オレフィンがランダムに共重合したランダム共重合体であった。それに対して本発明の(a)成分は、上記のようにブロック共重合体という点で異なる。
また、ブタジエンから成るブロック共重合体を80%以上水素添加して得られるブロック共重合体、例えばJSR社製ダイナロンCEBC、すなわちC部分は1,4−ポリブタジエンブロックの水素添加物であるポリエチレンブロック(ハードセグメント)であり、EB部分は1,4−ブタジエンと1,2−ブタジエンのランダム構造からなる化合物を水素添加したエチレンとブチレンのランダム構造のブロック(ソフトセグメント)が挙げられるがこれは、耐熱性に劣るため好ましくない。
また、(a)成分は市販されているものも利用することができ、例えばダウ・ケミカル社から商品名INFUSE D9000、D9007、D9100、D9107、D9500、D9507、D9530、D9817、D9807等として市販されている。
本発明における(a)成分は、特表2007−529617号公報に開示された方法にしたがって合成することもできる。例えば、(A)第1のオレフィン重合触媒と、(B)同等の重合条件下で触媒(A)によって調製されるポリマーとは化学的性質又は物理的性質が異なるポリマーを調製可能な第2のオレフィン重合触媒と、(C)鎖シャトリング剤と、を組み合わせて得られる混合物又は反応生成物を含む組成物を準備し、上記エチレンとα−オレフィンとを、付加重合条件下で、該組成物と接触させる工程を経て製造することができる。
重合は、好ましくは連続溶液重合法が適用される。連続溶液重合法は、触媒成分、鎖シャトリング剤、モノマー類、ならびに場合により溶媒、補助剤、捕捉剤および重合助剤が反応ゾーンに連続的に供給され、ポリマー生成物はそこから連続的に取り出される。
また、ブロックの長さは、前記触媒の比率および種類、鎖シャトリング剤の比率および種類、重合温度等を制御することによって変化させることができる。
なお、ブロック共重合体の合成方法において、その他の詳細な条件は、特表2007−529617号公報に開示されているので、適宜当該開示内容を採用することができる。
本発明における(a)成分のソフトセグメントを構成するα−オレフィンとしては、炭素数3〜30、好ましくは炭素数4〜20、さらに好ましくは炭素数4〜8の直鎖または又は分岐のα−オレフィンであり、例えば、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン等が挙げられる。中でも1−オクテンを主体とする場合が相容性の点で最も好ましい。
本発明における(a)成分の最適な構造としてはハードセグメントがエチレンを主体とし1−オクテンを含む結晶性ブロックであり、ソフトセグメントがハードセグメントより1−オクテン含有比率が高い、1−オクテンとエチレンを主体とした非晶性ブロックであって、各ブロックが交互に2以上、好ましくは3以上繋がったマルチブロック構造である。
本発明における(a)成分において、エチレン含有量は、好ましくは25〜97%、より好ましくは40〜96%、さらにより好ましくは55〜95%である。
本発明における(a)成分において、メルトインデックス(ASTM D1238、190℃、2.16kg)は、好ましくは0.1〜100g/10分であり、より好ましくは0.3〜30g/10分である。
また、本発明における(a)成分において、密度(JIS K 6760)は、好ましくは0.860〜0.930g/cm3であり、より好ましくは0.865〜0.890g/cm3である。
また、本発明における(a)成分において、硬度(ASTM D2240、ショアA)は、好ましくは50〜98であり、より好ましくは60〜90である。
また、本発明における(a)成分において、測定温度100℃での圧縮永久歪み(JIS K 6262)が65以下であることがシール性の点で好ましい。
また、本発明における(a)成分において、DSCによる融点は110〜125℃、より好ましくは115〜123℃であることがシール性、耐熱性の点で好ましい。
ここで、DSCによる融点は、示差走査熱量計(DSC)によって得られるピークトップ融点であり、具体的には、DSCを用い、サンプル量10mgを採り、190℃で5分間保持した後、−10℃まで10℃/分の降温速度で結晶化させ、−10℃で5分間保持した後、10℃/分の昇温速度で200℃まで測定して求める値である。
(b)密度が0.930〜0.980g/cm3であるポリエチレン
本発明で使用される(b)密度が0.930〜0.980g/cm3であるポリエチレンは、シール性、摺動性を飛躍的に向上させる。当該(b)成分はチーグラー触媒、フィリップス触媒、メタロセン触媒等の触媒を使用して、気相法、溶液法、高圧法、スラリー法等のプロセスで、エチレン単体で重合またはエチレンを主体として少量のプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン等の炭素数3〜30のα−オレフィンとを(好ましくはランダム)共重合させて製造されたものである。
本発明における(b)成分の密度(JIS K 6760)は、0.930〜0.980g/cm3であり、好ましくは0.940〜0.970g/cm3である。成分(b)の密度が前記下限値未満であるとシール性、耐熱性、摺動性のバランスが劣り、前記上限値を超えると成形性が劣る(溶融しにくくなる)。
また、本発明における(b)成分において、メルトインデックス(ASTM D1238、190℃、2.16kg)は、好ましくは0.1〜100g/10分である。成分(b)のメルトインデックスが前記下限値未満であると製造性、成形性が共に劣る。
また、(b)成分は市販されているものも利用することができ、例えば日本ポリエチレン社製、商品名ノバテックHD HY540、HF133、プライムポリマー社製、商品名ハイゼックス 3300F、旭化成ケミカルズ社製、商品名サンテックHD F371、等が挙げられる。
(c)ポリプロピレン系樹脂
本発明で必要に応じて使用される(c)ポリプロピレン系樹脂は、結晶性ポリプロピレンであり、熱可塑性エラストマー組成物の耐油性向上、硬度調節、成形性向上の目的で用いられる。本発明における(c)成分は、結晶性のプロピレンの単独重合体または、プロピレンを主体とする結晶性の共重合体が挙げられる。共重合体としてはブロック共重合体、ランダム共重合体およびブロック・ランダム共重合体が例示される。当該成分としては、例えば、アイソタクチックポリプロピレン、プロピレン・エチレン共重合体、プロピレン・ブテン−1共重合体、プロピレン・エチレン・ブテン−1三元共重合体等の結晶性プロピレン系重合体が挙げられる。重合触媒は公知のチーグラー・ナッタ系であってもメタロセン系であっても良い。
本発明における(c)成分において、DSCによる融点は、135℃〜165℃が好ましく、より好ましくは155℃〜165℃であり、さらに好ましくは160℃〜165℃である。この範囲であることにより耐油性が良好となる。
また、本発明における(c)成分において、メルトインデックス(ASTM D1238、230℃、2.16kg)は0.1〜1000g/10分が好ましく、物性と成形性のバランスの点より0.3〜100g/10分がより好ましい。
また、(c)成分は市販されているものも利用することができ、例えばサンアロマー社製、商品名PB270A、日本ポリプロ社製、商品名EC9、プライムポリマー社製、商品名E−150GK、等が挙げられる。
(配合割合)
本発明のパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物は、(a)ブロック共重合体100質量部に対し、(b)密度が0.930〜0.980g/cm3であるポリエチレンを5〜200質量部配合してなることを特徴とする。(b)成分が5質量部未満では、シール性、摺動性および耐熱性が劣り、逆に200質量部を超えると、シール性が劣り好ましくない。
さらに好ましい配合割合は、(a)成分100質量部に対し、(b)成分が30〜155質量部であり、とくに好ましい配合割合は、(a)成分100質量部に対し、(b)成分が30〜110質量部である。
とくに(b)成分の配合割合が(a)成分100質量部に対し30〜155質量部である場合、シール性、摺動性のバランスが格段に向上する。
また本発明のパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物において、必要に応じて使用される(c)ポリプロピレン系樹脂の配合割合は、(a)成分100質量部に対し、5〜100質量部が好ましく、10〜50質量部がさらに好ましい。(c)成分の配合割合が5質量部以上であることにより、加工性が向上するという効果が奏され、100質量部以下であることにより、シール性、耐熱性、加工性のバランスが良くなり好ましい。
なお、(b)成分および(c)成分の合計の配合割合は、(a)ブロック共重合体100質量部に対し、30〜155質量部であることが好ましい。この配合範囲によれば、耐熱性、シール性、摺動性のバランスに極めて優れ、かつレトルト処理温度をさらに高めても性質の低下が少ない(上限を超えるとシール性試験時に閉め込む際、より力が必要となる。)
本発明におけるパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物には、必要に応じて添加剤を添加してもよい。添加剤としては、例えば、シール性改良剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、架橋剤等が挙げられる。
なお、本発明のパッキン材は、前述のように軟化剤や滑剤を多量に配合せずとも、優れた成形性および摺動性を兼ね備えるものであり、軟化剤および滑剤を無配合にしてもよいが、用途により使用する場合もある。軟化剤としては、非芳香族系のゴム用軟化剤、例えば非芳香族系の鉱物油又は液状若しくは低分子量の合成軟化剤が挙げられる。これら軟化剤の使用により、加工性が向上する。滑剤としては、オレイン酸アミド等が挙げられる。
本発明におけるパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物は、押出成形、射出成形等、公知の成形法および成形条件でもって所望の形状に成形することが可能である。例えば、二軸押出機にて混練する場合、スクリュー回転数は80〜250rpm、好ましくは80〜100rpm、加工温度は160〜220℃の条件で行うと各成分の分散が良好で、物性の良好なものを得ることができる。
本発明のパッキン材は、耐熱性および摺動性が求められる対ガラス(質の悪い再生ガラスが使用される場合があるのでキャップライナーにとって条件は金属より厳しい)または対金属用のパッキン材用途にとくに有効である。
上記金属の材質としては、アルミ、ステンレス、スチール(スズメッキされたスチールなど)等が挙げられる。
例えば、液体収納容器、飲料・食品用ボトルキャップライナー等が挙げられ、とくにレトルト処理される液体収納容器、飲料・食品用ボトルキャップライナー(特にスクリューキャップ)等にとくに有用である。
本発明のパッキン材は、レトルト処理を行った後でもシール性、耐熱性、摺動性が損なわれない。すなわち、本発明のパッキン材は、レトルト用の収納容器として極めて有用である。ここで本発明でいうレトルト処理とは、収納容器に被収納物を充填した後、115℃以上、(滅菌性と作業時間との関係で)好ましくは120℃以上で(例えば5分〜60分、好ましくは10〜30分)加熱殺菌する処理である。
また本発明のパッキン材は、上述のように、従来のパッキン材に比べて軟化剤や滑剤の使用量を著しく減じることができる、あるいは、これら添加剤を使用する必要がないので、厚生省告示201号に記載されたn−ヘプタンの溶出試験で30ppm以下を満たすことができる。
以下、本発明を実施例および比較例によりさらに説明するが、本発明は下記例に制限されるものではない。
使用した材料を以下に示す。
(1)オレフィンブロック共重合体:ダウ・ケミカル社製、商品名INFUSE D9100。エチレンからなるブロック(結晶性のハードセグメント)と、1−オクテンとエチレンとからなるブロック(非晶性のソフトセグメント)で(交互に)構成されたブロック共重合体。メルトインデックス(ASTM D1238、190℃、2.16kg)1.0g/10分、密度(JIS K 6760)0.877g/cm3、硬度(ASTM D2240、ショアA)75、融点120℃。
(2)オレフィンブロック共重合体:ダウ・ケミカル社製、商品名INFUSE D9000。エチレンからなるブロック(結晶性のハードセグメント)と、1−オクテンとエチレンとからなるブロック(非晶性のソフトセグメント)で(交互に)構成されたブロック共重合体。メルトインデックス(ASTM D1238、190℃、2.16kg)0.5g/10分、密度(JIS K 6760)0.877g/cm3、硬度(ASTM D2240、ショアA)75、融点120℃。
(3)エチレン−α−オレフィンランダム共重合体:ダウ・ケミカル社製、商品名ENGAGE 8100。エチレンと1−オクテンとのランダム共重合体。メルトインデックス(ASTM D1238、190℃、2.16kg)1.0g/10分、密度(JIS K 6760)0.870g/cm3、硬度(ASTM D2240、ショアA)75、融点60℃。
(4)水素添加オレフィンブロック共重合体:JSR社製、商品名DYNARON E6100P。結晶性エチレンブロックと非晶性エチレン・ブテンブロックを有するブロック共重合体(CEBC)。水素添加率90%以上。メルトインデックス(ASTM D1238、230℃、2.16kg)0.6g/10分、密度(JIS K 6760)0.88g/cm3、硬度(ASTM D2240、ショアA)85、融点99℃。
(5)高密度ポリエチレン:日本ポリエチレン社製、商品名ノバテックHD HY540。エチレンを主体とする重合体。メルトインデックス(ASTM D1238、190℃、2.16kg)1.0g/10分、密度(JIS K 6760)0.960g/cm3
(6)高密度ポリエチレン:日本ポリエチレン社製、商品名ノバテックHD HF133。エチレンを主体とする重合体。メルトインデックス(ASTM D1238、190℃、2.16kg)0.35g/10分、密度(JIS K 6760)0.943g/cm3
(7)線状低密度ポリエチレン:日本ポリエチレン社製、商品名ノバテックLD UF240。エチレンとα−オレフィンとのランダム共重合体。メルトインデックス(ASTM D1238、190℃、2.16kg)2.1g/10分、密度(JIS K 6760)0.921g/cm3
(8)ポリプロピレン系樹脂:サンアロマー社製、商品名PB270A。ポリプロピレン系ブロック共重合体。融点161℃、メルトインデックス(ASTM D1238、230℃、2.16kg)0.7g/10分、密度(JIS K 6760)0.90g/cm3
(9)SEBS:クラレ社製、商品名セプトン 8007。スチレン含有量30質量%、質量平均分子量(Mw)28万、数平均分子量(Mn)23万。
下記表1に示す原材料を、L/D=47の二軸押出機を使用し、スクリュー回転数80rpm、加工温度200℃で混練しストランドカットでペレットを作製した。
作製したペレットを型締め力120tの射出成形機を使用し、成形温度210℃で縦13cm×横13cm、厚み2mmのシートを作製した。
評価方法は次の通りである。
(1)シール性:口径28mmの180ml入り壜とキャップ底に上記2mmシートを接着したキャップを用意し、ガラス壜に85℃の熱水150mlを充填し、キャップを被せシーリングマシンで1Nmのトルクで密閉した。その後、滅菌器で120℃で30分間の熱処理(レトルト処理)を加え、放冷後、倒立落下衝撃試験(キャップを下向きとし、硬度80A、厚さ6mmのシート上へ垂直に落下させる試験)を行い液の漏れの有無を確認した。
◎ 落下高さ10cm以上で漏れ無し
○ 落下高さ10cmで漏れ、5cmで漏れ無し
△ 落下高さ5cmで漏れ、1cmで漏れ無し
× 1cmで漏れが認められる
(2)硬度:ASTM D2240の規格に準拠し、上記2mmシートを用いて測定した。
(3)圧縮永久歪み:JIS K 6262の規格に準拠し測定した。測定温度は70℃および100℃で実施し、試験片は、小型試験片厚み 6.3±0.3mmのプレスシートを使用した。
(4)耐熱性:エスアイアイ・ナノテクノロジー社製粘弾性スペクトロメーター DMS6100を使用し、動的粘弾性測定による貯蔵弾性率の温度依存性チャートによって、弾性を有している状態の最高温度(弾性率の変曲点を示す温度)を耐熱性の指標とした。測定条件は周波数:1Hz、測定モード:引張り、試験片は上記2mmシートを用い幅1cm、クランプ間2cmで実施した。
(5)耐油性:厚生省告示第201号 N−ヘプタン溶出試験の規格に準拠して溶出量を測定した。試験片は厚さ1mm(プレスシート)、5cm×10cmで実施した。
○ 溶出量が規格値30ppm以下
× 溶出量が規格値30ppmを上回る
(6)摺動性:新東科学社製ポータブル触感計 TYPE33を使用して、動摩擦係数を測定した。上記2mmシートを試料テーブルに両面テープで貼り付けて、シートを指で擦り、XYZ方向の抵抗力を測定し、動摩擦係数を算出し摺動性の指標とした。
○ 動摩擦係数 0.7未満
△ 動摩擦係数 0.7以上、1.0未満
× 動摩擦係数 1.0以上
得られた結果を下記表1に示す。
Figure 2010150499
表1より明らかなように、本発明の熱可塑性エラストマー組成物(実施例1〜10)は良好な特性を有していた。
一方、(b)成分の配合量が本発明の範囲を外れた((b)成分の配合割合が少ない)比較例1はシール性、耐熱性及び摺動性が劣り、(b)成分の配合量が本発明の範囲を外れた((b)成分の配合割合が多い)比較例2は硬くなり過ぎ、シール性が劣り、また硬いため圧縮ができず、圧縮永久歪みの測定ができなかった。比較例3〜6は(a)成分として本発明のオレフィンブロック共重合体を使用していないため、シール性、圧縮永久歪み、耐熱性等が劣っている。比較例7は主成分としてスチレン系熱可塑性エラストマーを使用しているため、シール性、圧縮永久歪みが劣っている。比較例8は(b)成分として本発明の範囲を外れた((b)成分の密度が低い)成分を使用したためシール性、耐熱性、摺動性が劣っている。

Claims (6)

  1. (a)エチレンを主体とする結晶性の重合体ブロック(ハードセグメント)と、炭素数3〜30のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種のα−オレフィン及びエチレンを主体とする非晶性の重合体ブロック(ソフトセグメント)とを含むオレフィンブロック共重合体100質量部に対し、(b)密度が0.930〜0.980g/cm3であるポリエチレンを5〜200質量部配合してなることを特徴とするパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物。
  2. 前記α−オレフィンの炭素数が、4〜20であることを特徴とする請求項1に記載のパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物。
  3. 前記(a)ブロック共重合体100質量部に対し、さらに(c)ポリプロピレン系樹脂を5〜100質量部配合してなることを特徴とする請求項1または2に記載のパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物。
  4. 前記(a)ブロック共重合体の密度が、0.860〜0.930g/cm3であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物。
  5. 対ガラスまたは対金属用摺動パッキン材用であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のパッキン材用熱可塑性エラストマー組成物を成形してなるパッキン材。
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