JP2010150226A - ジベンゾオキセピン化合物の製造方法 - Google Patents

ジベンゾオキセピン化合物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸をスケーリングがなく、効率的にかつ工業的に有利に製造する方法の提供。
【解決手段】式[I]:
Figure 2010150226

[式中、R、RおよびRはアルキル基等を示す]で示される6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸エステル誘導体を、塩化水素、硫酸、メタンスルホン酸およびp−トルエンスルホン酸から選ばれる酸等の存在下、溶媒中で加熱することを特徴とする、式[II]:
Figure 2010150226

で示される(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸またはその酸付加塩の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、医薬品として有用な(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸またはその酸付加塩を製造する方法に関する。
(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸は、式[II]:
Figure 2010150226
で示される化合物であり、花粉症、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹などのアレルギー性疾患に適用される有用な医薬化合物である(特許文献1)。
特許文献2には、11−ヒドロキシ−11−(3−ジメチルアミノプロピル)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸エステルを、酸存在下、溶媒中で加熱することにより、(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸を効率よく製造できることが開示されている。
しかし、上記の方法では、反応中に反応容器の器壁への結晶の付着(スケーリング)を起こす。スケーリングにより反応の進行が遅くなり、不純物の生成等の種々の問題もあった。
特公平5−86925号公報 WO2008/099900号パンフレット
本発明は、医薬品として有用な(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸またはその酸付加塩をスケーリングがなく、効率的にかつ工業的に有利に製造する方法を提供することを目的としている。
本発明者らは、上記課題を解決する為に検討したところ、原料の11−ヒドロキシ−11−(3−ジメチルアミノプロピル)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸エステルは、系内の酸により酸付加塩となるが、脱水(11位のプロピリデン化)の進行により生じた水の存在により、系内ではオイル状となる。これが反応容器の器壁に付着し、この付着した状態でその後の反応(エステル分解および異性化)が進行して、スケーリングが起きるということが判明した。この知見を基に、鋭意検討した結果、11−ヒドロキシ−11−(3−ジメチルアミノプロピル)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸エステルの加熱を、酸と共に、C〜C酸無水物、C〜C酸ハライド、または硫黄若しくはリンのハロゲン化物の存在下で行うことにより、(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸またはその酸付加塩を、スケーリングがなく、効率的にかつ工業的に容易に製造できることを見出し、発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下の通りである。
[1] 式[I]:
Figure 2010150226
[式中、R、RおよびRはそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基を示す。]
で示される11−ヒドロキシ−11−(3−ジメチルアミノプロピル)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸エステルまたはその塩(以下、化合物[I]ともいう)を、塩化水素、硫酸、メタンスルホン酸およびp−トルエンスルホン酸から選ばれる酸、並びにC〜C酸無水物の存在下、溶媒中で加熱することを特徴とする、式[II]:
Figure 2010150226
で示される(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸またはその酸付加塩(以下、化合物[II]ともいう)の製造方法。
[2] C〜C酸無水物が無水酢酸である、上記[1]に記載の製造方法。
[3] 化合物[I]を、塩化水素、硫酸、メタンスルホン酸およびp−トルエンスルホン酸から選ばれる酸、並びにC〜C酸ハライドの存在下、溶媒中で加熱することを特徴とする、化合物[II]の製造方法。
[4] C〜C酸ハライドがアセチルクロリドである、上記[3]に記載の製造方法。
[5] 化合物[I]を、塩化水素、硫酸、メタンスルホン酸およびp−トルエンスルホン酸から選ばれる酸、並びに硫黄若しくはリンのハロゲン化物の存在下、溶媒中で加熱することを特徴とする、化合物[II]の製造方法。
[6] 硫黄若しくはリンのハロゲン化物がチオニルクロリドまたはオキシ塩化リンである、上記[5]に記載の製造方法。
[7] 酸が塩化水素である、上記[1]、[3]または[5]に記載の製造方法。
[8] 加熱が70〜120℃で行われる、上記[1]、[3]または[5]に記載の製造方法。
[9] 化合物[I]が加熱した溶媒と混合される、上記[1]、[3]または[5]に記載の製造方法。
[10] 加熱が化合物[II]の種結晶の存在下で行われる、上記[1]、[3]または[5]に記載の製造方法。
[11] 溶媒がトルエンおよびクロロベンゼンから選ばれる、上記[1]、[3]または[5]に記載の製造方法。
[12] R、RおよびRがメチルである、上記[1]、[3]または[5]に記載の製造方法。
原料の化合物[I]は、系内の酸により酸付加塩となるが、脱水(11位のプロピリデン化)の進行により生じた水の存在により、系内ではオイル状となってこれが反応容器の器壁に付着する。この付着した状態でその後の反応(エステル分解および異性化)が進行すればスケーリングが起きる。このような問題を解決するために、本発明では、酸に加えて、C〜C酸無水物、C〜C酸ハライド、または硫黄若しくはリンのハロゲン化物も反応系に存在させる。このC〜C酸無水物、C〜C酸ハライド、または硫黄若しくはリンのハロゲン化物は系内に生じた水を除くと共に、当該C〜C酸無水物、C〜C酸ハライド、または硫黄若しくはリンのハロゲン化物から生じた酸が反応容器の器壁に付着したオイル状の酸付加塩を良好に分散させる。その結果、続くエステル分解および異性化を良好な分散状態で行うことができるので、スケーリングがほとんど生じない。また、良好な分散状態で行うことから、反応が早く進行し、不純物の生成も抑制できるという利点も有する。このように、本発明の方法によれば、スケーリングがなく、効率的にかつ工業的に有利に化合物[II]を製造できるのである。
以下、本発明を詳細に説明する。
式[I]において、R、RおよびRで示される「炭素数1〜4のアルキル基」としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル等が挙げられる。
式[I]で示される11−ヒドロキシ−11−(3−ジメチルアミノプロピル)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸エステルの塩としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩等の酸付加塩が挙げられる。
式[II]で示される(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸の塩としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩等の酸付加塩が挙げられる。
化合物[II]は、化合物[I]を酸およびC〜C酸無水物の存在下、溶媒中で加熱することにより製造することができる。
本発明の「反応」は以下のスキームに従って進行する。
Figure 2010150226
[式中、Aは酸を示し、他の記号は前記と同義である。]
まず、化合物[I]が酸により対応する酸付加塩となる。脱水(11位のプロピリデン化)の進行により水が生じ、この水により上記酸付加塩は系内ではオイル状となってこれが反応容器の器壁に付着する。この付着した状態でその後の反応(エステル分解および異性化)が進行すればスケーリングが起きる。本発明では、酸に加えて、C〜C酸無水物、C〜C酸ハライド、または硫黄若しくはリンのハロゲン化物も反応系に存在させる。このC〜C酸無水物、C〜C酸ハライド、または硫黄若しくはリンのハロゲン化物は系内に生じた水を除くと共に、当該C〜C酸無水物、C〜C酸ハライド、または硫黄若しくはリンのハロゲン化物は対応する酸に変換され、これが反応容器の器壁に付着したオイル状の酸付加塩を良好に分散させる。このような良好な分散状態で、エステル分解、続いて異性化が進行する。
酸としては、塩化水素、硫酸、メタンスルホン酸およびp−トルエンスルホン酸から選択され、とりわけ塩化水素が好ましい。塩化水素は、有機溶媒の溶液の形態であってもよいが、そのまま(ガス状で)使用するのが好ましい。後者の場合、反応系に吹き込むのがよい。
酸の使用量は、反応速度の点、並びにE体および不純物の生成の抑制の点から、化合物[I]1モルに対して、通常2〜5モル、好ましくは2.5〜3.5モルの範囲である。
〜C酸無水物としては、例えば、無水酢酸、無水プロピオン酸、無水酪酸、ギ酸酢酸混合酸無水物、酢酸プロピオン酸混合酸無水物、無水コハク酸、無水マレイン酸等が挙げられ、好ましくは無水酢酸である。
〜C酸無水物の使用量は、スケーリング防止の点、並びに経済性の点から、化合物[I]1モルに対して、通常1モル〜2モル、好ましくは1〜1.5モルの範囲である。
〜C酸ハライドとしては、アセチルクロリド、プロピオン酸クロリド、蓚酸クロリド、ベンゾイルクロリド等のC〜C酸クロリド;アセチルブロミド、プロピオン酸ブロミド、蓚酸ブロミド、ベンゾイルブロミド等のC〜C酸ブロミド等が挙げられ、好ましくはC〜C酸クロリド、特にアセチルクロリドである。
〜C酸ハライドの使用量は、スケーリング防止の点、並びに経済性の点から、化合物[I]1モルに対して、通常1モル〜2モル、好ましくは1〜1.5モルの範囲である。
硫黄若しくはリンのハロゲン化物としては、チオニルクロリド、メシルクロリド、トシルクロリド、オキシ塩化リン等の硫黄若しくはリンのオキシクロリド;反応系で生じた水により前記オキシクロリドに変換される化合物(例えば、三塩化リン等)等が挙げられる。好ましくは硫黄若しくはリンのオキシクロリド、特にチオニルクロリド、オキシ塩化リンである。
硫黄若しくはリンのハロゲン化物の使用量は、スケーリング防止の点、並びに経済性の点から、化合物[I]1モルに対して、通常0.5モル〜2モル、好ましくは1〜1.5モルの範囲である。
溶媒としては有機溶媒が好ましい。有機溶媒としては、例えば、ケトン溶媒(例えば、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、シクロペンタノンなど)、芳香族溶媒(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ニトロベンゼンなど)等が挙げられるが、好ましくはトルエン、クロロベンゼンであり、特に好ましくはトルエンである。
溶媒の使用量は、スケーリング防止の点、並びに経済性の点から、化合物[I]1kgに対し、通常10L〜20L、好ましくは13L〜16Lである。
原料の化合物[I]は、特許文献2に記載のように、式[III]で示される11−オキソ−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸エステルと式[IV]で示されるグリニア試薬との反応により製造することができる。
Figure 2010150226
[式中、Xは塩素原子または臭素原子を示し、他の記号は前記と同義である。]
化合物[I]は溶媒と混合されるが、工業的に実施する場合、反応性の点から、加熱した溶媒と混合、特に加熱した溶媒へ添加されることが好ましい。上記混合では、化合物[I]をそのまま(固体で)で用いる態様と、化合物[I]を溶液として用いる態様がある。
当該供給方法は、スケーリング防止の点から、後者がより好ましい。この場合、化合物[I]の溶液に使用する溶媒は、反応に使用する溶媒と同じであることが好ましい。溶媒の使用量としては、化合物[I]1kgに対して3〜4Lである。なお、反応で使用する溶媒量には、溶液に使用する溶媒量も含まれる。滴下時間は、化合物[I]の使用量、溶媒量にもよるが、通常30分〜8時間、好ましくは4時間〜8時間である。
酸、並びにC〜C酸無水物、C〜C酸ハライド、または硫黄若しくはリンのハロゲン化物は、上記の加熱した溶媒中に予め溶解させておくか、化合物[I]の溶液を用いる場合は、化合物[I]の溶液に予め溶解させておいてもよい。
反応は、化合物[II]の種結晶の存在下で行ってもよい。これにより、反応が進行しやすく、反応容器へのスケーリングを抑制し、滴下時間を短縮することができる。当該種結晶の使用量は、化合物[I]に対して、0.1〜2重量%が好ましく、0.5〜1.5重量%が特に好ましい。なお、操作性の点から、当該種結晶は、原料供給時に系内に添加しておくことが好ましい。
反応温度は、反応速度の点、並びに不純物の生成の抑制の点から、通常50℃〜150℃、好ましくは70〜120℃、より好ましくは90℃〜110℃で行う。
反応時間は、反応温度、原材料の使用量などにもよるが、通常1時間〜12時間、好ましくは、1時間〜6時間である。反応は、攪拌下に実施するのが好ましい。
かくして化合物[I]から脱水、エステル分解およびZ体への異性化が進行する。反応がほぼ進行した反応系内にはわずかなE体と結晶として析出したZ体である化合物[II]が存在しているが、室温まで冷却(好ましくは徐冷)後、該反応混合物を濾過し、結晶を濾別した後、適当な溶媒(例えばアセトンなど)で洗浄することにより、化合物[II]を用いた酸に対応する酸付加塩として取得することができる。
また、上記の反応では、化合物[II]が酸付加塩として得られるが、当該酸付加塩を常法によりアルカリ処理することにより遊離の化合物[II]に導くことができる。
このようにして得られた化合物[II]は、Z体/E体比(HPLC測定による面積比)で、98/2以上、特に99/1以上の結晶である。
このように、本発明の方法によれば、反応を良好な分散状態で行えることから、煩雑な操作方法、特殊設備を使用することなく、スケーリングを防止できるので、付着した結晶をかき落とす作業等の製造時の労力を削減することができる。また、反応が早く進行し、不純物の生成が抑制できる。従って、本発明の方法は、化合物[II]の製造に効率的かつ工業的に有利な方法であるといえる。
次に本発明の実施例を示すが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
実施例1 (Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩の製造
1Lの硝子製オートクレーブに、トルエン330mL、塩化水素7.88g(0.22モル)および無水酢酸7.36g(72ミリモル)を仕込み、90〜91℃で撹拌した。この溶液に11−ヒドロキシ−11−(3−ジメチルアミノプロピル)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸tert−ブチルエステル29.65g(72ミリモル)をトルエン110mLに溶かした溶液を8.1時間かけて滴下した。1時間同温度で攪拌し、次いで28.7℃まで3時間10分かけて冷却した。反応系内のE体:Z体(HPLC測定による面積比)は4.97:95.03であった。結晶を濾過し、アセトン148mLで洗浄した。20℃で減圧乾燥し、(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩23.90gを得た。見かけ収率は88.73%で、HPLCで測定したZ/E体の面積比は、Z体は99.24%、E体が0.76%であった。
H−NMR(400MHz,DMSO−d)δ 2.73(s,6H),2.77(td,J=7.6,7.2Hz,2H),3.25(t,J=7.6Hz,2H),3.55(s,2H),5.21(brs,1H),5.65(t,J=7.2Hz,1H),6.79(d,J=8.4Hz,1H),7.07(d,J=2.0Hz,1H),7.10(dd,J=8.0,2.0Hz,1H),7.28−7.40(m,4H),10.28(brs,1H),12.31(brs,1H)
(HPLC条件)
カラム:CAPCELL PACK C18 MGIII(4.6mm i.d.×15cm,5μm)
移動相A:0.1%トリフルオロ酢酸水
移動相B:メタノール/アセトニトリル=1/1
A/B=8/2→1/9(30分)
流速:1.0mL/分
カラム温度:30℃
検出波長:UV254nm
実施例2 (Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩の製造
1Lの硝子製オートクレーブに、トルエン381mL、塩化水素9.22g(0.25モル)、無水酢酸7.36g(92.8ミリモル)および(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩の種結晶0.35gを仕込み、90〜91℃で撹拌した。この溶液に11−ヒドロキシ−11−(3−ジメチルアミノプロピル)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸tert−ブチルエステル34.69g(84.3ミリモル)をトルエン130mLに溶かした溶液を8時間かけて滴下した。1時間同温度で攪拌し、次いで室温まで冷却した。反応容器へのスケーリングは微量であった。反応系内のE体:Z体(HPLC測定による面積比)は5.5:94.5であった。結晶を濾過し、アセトン173mLで洗浄した。20℃で減圧乾燥し、(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩28.39gを得た。見かけ収率は90.08%で、HPLCで測定したZ/E体の面積比は、Z体は99.19%、E体が0.81%であった。
実施例3 (Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩の製造
1Lの硝子製オートクレーブに、トルエン330mL、塩化水素7.98g(0.22モル)、および無水酢酸8.19g(80ミリモル)を仕込み、90〜91℃で撹拌した。この溶液に11−ヒドロキシ−11−(3−ジメチルアミノプロピル)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸tert−ブチルエステル30.02g(72.95ミリモル)をトルエン113mLに溶かした溶液を4時間かけて滴下した。6時間同温度で攪拌し、次いで室温まで冷却した。反応容器へのスケーリングは観察されたが、反応終了時には消失した。反応系内のE体:Z体(HPLC測定による面積比)は1.6:98.4であった。結晶を濾過し、アセトン150mLで洗浄した。20℃で減圧乾燥し、(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩25.23gを得た。見かけ収率は92.51%で、HPLCで測定したZ/E体の面積比は、Z体は99.38%、E体が0.62%であった。
実施例4 (Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩の製造
1Lの硝子製オートクレーブに、トルエン330mL、塩化水素7.79g(0.21モル)、無水酢酸8.19g(73ミリモル)および(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩の種結晶0.29gを仕込み、90〜91℃で撹拌した。この溶液に11−ヒドロキシ−11−(3−ジメチルアミノプロピル)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸tert−ブチルエステル29.31g(71.22ミリモル)をトルエン102mLに溶かした溶液を4時間かけて滴下した。3時間同温度で攪拌し、次いで室温まで冷却した。反応容器へのスケーリングは微量であった。反応系内のE体:Z体(HPLC測定による面積比)は4.99:95.01であった。結晶を濾過し、アセトン147mLで洗浄した。20℃で減圧乾燥し、(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩23.67gを得た。見かけ収率は88.89%で、HPLCで測定したZ/E体の面積比は、Z体は99.16%、E体が0.84%であった。
実施例5 (Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩の製造
1Lの硝子製オートクレーブに、トルエン330mL、塩化水素7.79g(0.21モル)、無水酢酸8.0g(78.4ミリモル)および(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩の種結晶0.29gを仕込み、100℃で撹拌した。この溶液に11−ヒドロキシ−11−(3−ジメチルアミノプロピル)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸tert−ブチルエステル29.31g(71.22ミリモル)をトルエン110mLに溶かした溶液を4時間かけて滴下した。2時間同温度で攪拌し、次いで室温まで冷却した。反応容器へのスケーリングは微量であった。反応系内のE体:Z体(HPLC測定による面積比)は2.57:97.43であった。結晶を濾過し、アセトン146mLで洗浄した。20℃で減圧乾燥し、(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩24.21gを得た。見かけ収率は90.92%で、HPLCで測定したZ/E体の面積比は、Z体は99.4%、E体が0.6%であった。
実施例6 (Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩の製造
1Lの硝子製オートクレーブに、トルエン331mL、塩化水素8.75g(0.24モル)、無水酢酸8.98g(88ミリモル)および(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩の種結晶0.33gを仕込み、110℃で撹拌した。この溶液に11−ヒドロキシ−11−(3−ジメチルアミノプロピル)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸tert−ブチルエステル32.92g(79.99ミリモル)をトルエン123mLに溶かした溶液を4時間かけて滴下した。2時間同温度で攪拌し、次いで室温まで冷却した。反応容器へのスケーリングはほとんど観察されなかった。反応系内のE体:Z体(HPLC測定による面積比)は1.33:98.67であった。結晶を濾過し、アセトン165mLで洗浄した。20℃で減圧乾燥し、(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩27.44gを得た。見かけ収率は91.75%で、HPLCで測定したZ/E体の面積比は、Z体は99.53%、E体が0.47%であった。
実施例7(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩の製造
100mLのテフロン製内筒を備えたオートクレーブに、2.42%塩化水素−トルエン溶液32.9g(21.9ミリモル)および無水酢酸0.83g(8ミリモル)を仕込み、11−ヒドロキシ−11−(3−ジメチルアミノプロピル)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸tert−ブチルエステル3g(7.3ミリモル)を添加し、100℃で7時間攪拌した。反応系内のE体/Z体の面積比(HPLC測定による面積比)は1.39:96.07であった。
実施例8(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩の製造
100mLのテフロン製内筒を備えたオートクレーブに、2.42%塩化水素−トルエン溶液21.93g(14.6ミリモル)およびアセチルクロリド0.63g(8ミリモル)を仕込み、11−ヒドロキシ−11−(3−ジメチルアミノプロピル)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸tert−ブチルエステル3g(7.3ミリモル)を添加し、100℃で7時間攪拌した。7時間後の反応系内のE体/Z体の面積比(HPLC測定による面積比)は1.44:98.56であった。
実施例9(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩の製造
100mLのテフロン製内筒を備えたオートクレーブに、2.42%塩化水素−トルエン溶液21.93g(14.6ミリモル)およびチオニルクロリド0.48g(4ミリモル)を仕込み、11−ヒドロキシ−11−(3−ジメチルアミノプロピル)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸tert−ブチルエステル3g(7.3ミリモル)を添加し、100℃で7時間攪拌した。7時間後の反応系内のE体/Z体の面積比(HPLC測定による面積比)は3.18:96.82であった。
実施例10(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩の製造
1Lの硝子製オートクレーブに、トルエン330mL、塩化水素7.90g(0.22モル)、および(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩の種結晶0.30gを仕込み、100℃で撹拌した。この溶液に11−ヒドロキシ−11−(3−ジメチルアミノプロピル)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸tert−ブチルエステル29.72g(72.22ミリモル)、無水酢酸7.37g(72ミリモル)をトルエン111mLに溶かした溶液を4時間かけて滴下した。3時間同温度で攪拌し、次いで室温まで冷却した。反応容器へのスケーリングはほとんど観察されなかった。反応系内のE体:Z体(HPLC測定による面積比)は1.80:98.20であった。結晶を濾過し、アセトン150mLで洗浄した。50℃で減圧乾燥し、(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸・塩酸塩24.59gを得た。見かけ収率は91.07%で、HPLCで測定したZ/E体の面積比は、Z体が99.31%、E体が0.69%であった。
本発明の方法によれば、反応を良好な分散状態で行えることから、煩雑な操作方法、特殊設備を使用することなく、反応時に反応容器の器壁への結晶の付着(スケーリング)を防止できるので、付着した結晶をかき落とす作業等の製造時の労力を削減することができる。また、反応が早く進行し、不純物の生成が抑制できる。従って、本発明の方法は、化合物[II]の製造に効率的かつ工業的に有利な方法であるといえる。

Claims (12)

  1. 式[I]:
    Figure 2010150226

    [式中、R、RおよびRはそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基を示す。]
    で示される11−ヒドロキシ−11−(3−ジメチルアミノプロピル)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸エステルまたはその塩を、塩化水素、硫酸、メタンスルホン酸およびp−トルエンスルホン酸から選ばれる酸、並びにC〜C酸無水物の存在下、溶媒中で加熱することを特徴とする、式[II]:
    Figure 2010150226

    で示される(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸またはその酸付加塩の製造方法。
  2. 〜C酸無水物が無水酢酸である、請求項1に記載の製造方法。
  3. 式[I]:
    Figure 2010150226

    [式中、R、RおよびRはそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基を示す。]
    で示される11−ヒドロキシ−11−(3−ジメチルアミノプロピル)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸エステルまたはその塩を、塩化水素、硫酸、メタンスルホン酸およびp−トルエンスルホン酸から選ばれる酸、並びにC〜C酸ハライドの存在下、溶媒中で加熱することを特徴とする、式[II]:
    Figure 2010150226

    で示される(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸またはその酸付加塩の製造方法。
  4. 〜C酸ハライドがアセチルクロリドである、請求項3に記載の製造方法。
  5. 式[I]:
    Figure 2010150226

    [式中、R、RおよびRはそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基を示す。]
    で示される11−ヒドロキシ−11−(3−ジメチルアミノプロピル)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸エステルまたはその塩を、塩化水素、硫酸、メタンスルホン酸およびp−トルエンスルホン酸から選ばれる酸、並びに硫黄若しくはリンのハロゲン化物の存在下、溶媒中で加熱することを特徴とする、式[II]:
    Figure 2010150226

    で示される(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸またはその酸付加塩の製造方法。
  6. 硫黄若しくはリンのハロゲン化物がチオニルクロリドまたはオキシ塩化リンである、請求項5に記載の製造方法。
  7. 酸が塩化水素である、請求項1、3または5に記載の製造方法。
  8. 加熱が70〜120℃で行われる、請求項1、3または5に記載の製造方法。
  9. 11−ヒドロキシ−11−(3−ジメチルアミノプロピル)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸エステルまたはその塩が、加熱した溶媒と混合される、請求項1、3または5に記載の製造方法。
  10. 加熱が、(Z)−11−(3−ジメチルアミノプロピリデン)−6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−2−酢酸またはその酸付加塩の種結晶の存在下で行われる、請求項1、3または5に記載の製造方法。
  11. 溶媒が、トルエンおよびクロロベンゼンから選ばれる、請求項1、3または5に記載の製造方法。
  12. 、RおよびRがメチルである、請求項1、3または5に記載の製造方法。
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