JP2003081974A - ピリドン誘導体の製造方法 - Google Patents

ピリドン誘導体の製造方法

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JP2003081974A
JP2003081974A JP2001273200A JP2001273200A JP2003081974A JP 2003081974 A JP2003081974 A JP 2003081974A JP 2001273200 A JP2001273200 A JP 2001273200A JP 2001273200 A JP2001273200 A JP 2001273200A JP 2003081974 A JP2003081974 A JP 2003081974A
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dihydro
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Application number
JP2001273200A
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English (en)
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Tomohiro Toyoda
知宏 豊田
Mikio Sasaki
幹雄 佐々木
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Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反応時のスラリー性がよく、また反応器壁
等へのスケーリングもなく、工業的に有利に、一般式
(2) (式中、R1は、置換されていてもよいアルキル基等を
表わし、R2およびR3はそれぞれ同一または相異なっ
て、水素原子等を表わし、Lは、水素原子、−COOR
4で示される基等を表わす。)で示されるピリドン誘導
体を製造する方法を提供すること。 【解決手段】溶媒の存在下に、一般式(1) (式中、R1、R2、R3およびLは、それぞれ上記と同
一の意味を表わす。)で示される化合物を三臭化ホウ素
に加えて反応させ、次いで反応液を水またはアルコール
で処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピリドン誘導体の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般式(2) (式中、R1は、水素原子、置換されていてもよいアル
キル基、置換されていてもよいアルケニル基または置換
されていてもよいアルキニル基を表わす。R2およびR3
はそれぞれ同一または相異なって、水素原子、ハロゲン
原子、水酸基、シアノ基、ニトロ基、置換されていても
よいアルキル基、置換されていてもよいアルコキシ基、
置換されていてもよいアルキルチオ基、置換されていて
もよいアルキルスルフィニル基、置換されていてもよい
アルキルスルホニル基、置換されていてもよいアミノ基
または置換されていてもよい芳香族基を表わす。また、
2とR3が一緒になって、それらが結合する炭素原子と
共に置換されていてもよいピリジン環を形成してもよ
い。Lは、水素原子、−COOR4で示される基または
−CONHR4で示される基を表わす。ここで、R4は、
置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよ
いアルケニル基または置換されていてもよい芳香族基を
表わす。)で示されるピリドン誘導体は、医薬中間体と
して有用であることが知られている(例えば特開平9−
48780号公報、WO99/43659号公報等)。
【0003】かかるピリドン誘導体の製造方法として
は、例えば一般式(1) (式中、R1、R2、R3およびLは、それぞれ上記と同
一の意味を表わす。)で示される化合物のジクロロメタ
ン溶液中に、三臭化ホウ素を加えて反応させ、重曹水で
処理する方法が知られている(特開平9−48780号
公報、特開平10−212288号公報)が、反応器壁
等へのスケーリングが激しい等反応時のスラリー状態が
悪く、必ずしも工業的に十分満足し得る製造方法とは言
えなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような状況のも
と、本発明者らは、上記一般式(2)で示されるピリド
ン誘導体の工業的に有利な製造方法について鋭意検討し
たところ、一般式(1)で示される化合物を三臭化ホウ
素に加えて反応させることにより、反応時のスラリー状
態もよく、反応器壁等へのスケーリングもなく、一般式
(2)で示されるピリドン誘導体を製造することができ
ることを見出し、本発明に至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、溶媒
の存在下、一般式(1) (式中、R1は、水素原子、置換されていてもよいアル
キル基、置換されていてもよいアルケニル基または置換
されていてもよいアルキニル基を表わす。R2およびR3
はそれぞれ同一または相異なって、水素原子、ハロゲン
原子、水酸基、シアノ基、ニトロ基、置換されていても
よいアルキル基、置換されていてもよいアルコキシ基、
置換されていてもよいアルキルチオ基、置換されていて
もよいアルキルスルフィニル基、置換されていてもよい
アルキルスルホニル基、置換されていてもよいアミノ基
または置換されていてもよい芳香族基を表わす。また、
2とR3が一緒になって、それらが結合する炭素原子と
共に置換されていてもよいピリジン環を形成してもよ
い。Lは、水素原子、−COOR4で示される基または
−CONHR4で示される基を表わす。ここで、R4は、
置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよ
いアルケニル基または置換されていてもよい芳香族基を
表わす。)で示される化合物と三臭化ホウ素を反応さ
せ、次いで反応液を水またはアルコールで処理して、一
般式(2) (式中、R1、R2、R3およびLは、それぞれ上記と同
一の意味を表わす。)で示されるピリドン誘導体を製造
する方法において、上記一般式(1)で示される化合物
を三臭化ホウ素に加えて反応させることを特徴とするピ
リドン誘導体の製造方法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】一般式(1) で示される化合物(以下、化合物(1)と略記する。)
の式中、R1は、水素原子、置換されていてもよいアル
キル基、置換されていてもよいアルケニル基または置換
されていてもよいアルキニル基を表わす。
【0007】置換されていてもよいアルキル基として
は、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、シクロプロピル基、n−ブチル基、イソブ
チル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、シク
ロブチル基、n−ペンチル基、シクロペンチル基、n−
ヘキシル基、シクロヘキシル基、n−オクチル基、n−
デシル基等の直鎖状、分枝鎖状または環状のアルキル基
およびこれらアルキル基に、例えばフッ素原子、塩素原
子等のハロゲン原子、例えばメトキシ基、エトキシ基等
のアルコキシ基、例えばフェノキシ基等のアリールオキ
シ基、例えばベンジルオキシ基等のアラルキルオキシ
基、例えばアミノ基、メチルアミノ基、アセチルアミノ
基等の無置換もしくは置換アミノ基、例えばメトキシカ
ルボニル基等のアルコキシカルボニル基、カルバモイル
基、シアノ基、水酸基等の置換基が置換した、例えばト
リフルオロメチル基、2−メトキシエチル基、カルボキ
シメチル基、3−シアノプロピル基、tert−ブトキ
シカルボニルメチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−
アミノプロピル基、3−ジメチルアミノプロピル基、3
−カルバモイルプロピル基等が挙げられる。
【0008】置換されていてもよいアルケニル基として
は、例えば1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−
ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、4−ペ
ンテニル基、3−ヘキセニル基等の直鎖状もしくは分枝
鎖状のアルケニル基およびこれらアルケニル基に、上記
した置換基が置換したものが挙げられる。置換されてい
てもよいアルキニル基としては、例えば2−プロピニル
基、3−ブチニル基、4−ペンチニル基、3−ヘキシニ
ル基等の直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキニル基および
これらアルキニル基に上記した置換基が置換したものが
挙げられる。
【0009】また、上記化合物(1)の式中、R2およ
びR3はそれぞれ同一または相異なって、水素原子、ハ
ロゲン原子、水酸基、シアノ基、ニトロ基、置換されて
いてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルコキ
シ基、置換されていてもよいアルキルチオ基、置換され
ていてもよいアルキルスルフィニル基、置換されていて
もよいアルキルスルホニル基、置換されていてもよいア
ミノ基または置換されていてもよい芳香族基を表わす。
【0010】ハロゲン原子としては、例えばフッ素原
子、塩素原子、臭素原子等が挙げられ、置換されていて
もよいアルキル基としては、上記したものと同様のもの
が挙げられる。置換されていてもよいアルコキシ基とし
ては、上記置換されていてもよいアルキル基と酸素原子
とから構成されるものが挙げられ、例えばメトキシ基、
エトキシ基等が挙げられる。置換されていてもよいアル
キルチオ基としては、上記置換されていてもよいアルコ
キシ基の酸素原子が硫黄原子に置き換わったものが挙げ
られ、例えばメチルチオ基、エチルチオ基等が挙げられ
る。
【0011】置換されていてもよいアルキルスルフィニ
ル基としては、上記置換されていてもよいアルキル基と
スルフィニル基とから構成されるものが挙げられ、例え
ばメチルスルホニル基、エチルスルホニル基等が挙げら
れる。置換されていてもよいアルキルスルホニル基とし
ては、上記置換されていてもよいアルキル基とスルホニ
ル基とから構成されるものが挙げられ、例えばメチルス
ルホニル基、エチルスルホニル基等が挙げられる。置換
されていてもよいアミノ基としては、例えば無置換のア
ミノ基、上記置換されていてもよいアルキル基が一つも
しくは二つ置換した、例えばメチルアミノ基、ジメチル
アミノ基等のモノアルキル置換アミノ基もしくはジアル
キル置換アミノ基等が挙げられる。
【0012】置換されていてもよい芳香族基としては、
例えばフェニル基、ナフチル基、2−ピリジル基、3−
ピリジル基、2−チエニル基、1−イミダゾリル基等の
無置換の芳香族基およびこれら無置換の芳香族基の芳香
環に上記した置換基が置換した、例えば2,6−ジイソ
プロピルフェニル基、2,4,6−トリメチルフェニル
基、2,4,6−トリメトキシフェニル基、2,4−ジ
フルオロフェニル基、2−トリフルオロメチルフェニル
基基等が挙げられる。
【0013】また、R2とR3が一緒になって、それらが
結合する炭素原子と共に置換されていてもよいピリジン
環を形成してもよく、該ピリジン環の窒素原子は、縮合
環の縮合位置を除く何れの位置にあってもよい。また、
該ピリジン環は置換基を有していてもよく、置換基とし
ては、上記したものと同様のものが挙げられる。
【0014】さらに、上記化合物(1)の式中、Lは、
水素原子、−COOR4で示される基または−CONH
4で示される基を表わす。ここで、R4は、置換されて
いてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルケニ
ル基または置換されていてもよい芳香族基を表わす。置
換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよい
アルケニル基および置換されていてもよい芳香族基とし
ては、上記したものと同様のものが挙げられ、−COO
4で示される基としては、例えばメトキシカルボニル
基、エトキシカルボニル基、フェノキシカルボニル基、
2,6−ジイソプロピルフェノキシカルボニル基、2,
4,6−トリメチルフェノキシカルボニル基、2,4,
6−トリメトキシフェノキシカルボニル基、2,4−ジ
フルオロフェノキシカルボニル基等が、−CONHR4
で示される基としては、例えばN−メチルカルバモイル
基、N−(n−ブチル)カルバモイル基、N−フェニル
カルバモイル基、N−(2,6−ジイソプロピルフェニ
ル)カルバモイル基、N−(2,4,6−トリメチルフ
ェニル)カルバモイル基、N−(2,4,6−トリメト
キシフェニル)カルバモイル基、N−(2,4−ジフル
オロフェニル)カルバモイル基、N−(2−トリフルオ
ロメチルフェニル)カルバモイル基、N−(4−アミノ
−2,6−ジイソプロピルフェニル)カルバモイル基等
が挙げられる。
【0015】かかる化合物(1)としては、例えば3−
アミノ−4−(3−メトキシフェニル)−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピリジン、3−アミノ−1−メチル−
4−(2−メトキシフェニル)−2−オキソ−1,2−
ジヒドロピリジン、3−アミノ−1−メチル−4−(3
−メトキシフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン、3−アミノ−1−メチル−4−(4−メトキ
シフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン、3−アミノ−1−エチル−4−(2−メトキシフェ
ニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン、3−
アミノ−1−エチル−4−(3−メトキシフェニル)−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン、3−アミノ−
1−エチル−4−(4−メトキシフェニル)−2−オキ
ソ−1,2−ジヒドロピリジン、3−アミノ−1−(n
−プロピル)−4−(2−メトキシフェニル)−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロピリジン、3−アミノ−1−
(n−プロピル)−4−(3−メトキシフェニル)−2
−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン、3−アミノ−1
−(n−プロピル)−4−(4−メトキシフェニル)−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン、3−アミノ−
1−イソプロピル−4−(2−メトキシフェニル)−2
−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン、3−アミノ−1
−イソプロピル−4−(3−メトキシフェニル)−2−
オキソ−1,2−ジヒドロピリジン、3−アミノ−1−
イソプロピル−4−(4−メトキシフェニル)−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロピリジン、
【0016】3−アミノ−1−(n−ブチル)−4−
(2−メトキシフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒ
ドロピリジン、3−アミノ−1−(n−ブチル)−4−
(3−メトキシフェニル)−5−メチル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピリジン、3−アミノ−1−(n−ブ
チル)−4−(4−メトキシフェニル)−5−メチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン、3−アミノ−
1−(2−メトキシエチル)−4−(3−メトキシフェ
ニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン、3−
アミノ−1−(3−アミノプロピル)−4−(3−メト
キシフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン、3−アミノ−1−カルボキシメチル−4−(3−メ
トキシフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリ
ジン、3−アミノ−1−(2−ヒドロキシエチル)−4
−(3−メトキシフェニル)−2−オキソ−1,2−ジ
ヒドロピリジン、3−アミノ−1−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)−4−(3−メトキシフェニル)−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロピリジン、3−ベンゾイルアミ
ノ−1−(n−ブチル)−4−(3−メトキシフェニ
ル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン、3−バ
レリルアミノ−1−(n−ブチル)−4−(3−メトキ
シフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン、
【0017】3−アミノ−1−メチル−4−(2−メト
キシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,
8−ナフチリジン、3−アミノ−1−メチル−4−(3
−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ
−1,8−ナフチリジン、3−アミノ−1−メチル−4
−(4−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−
オキソ−1,8−ナフチリジン、3−アミノ−1−エチ
ル−4−(2−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロ
−2−オキソ−1,8−ナフチリジン、3−アミノ−1
−エチル−4−(3−メトキシフェニル)−1,2−ジ
ヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン、3−アミ
ノ−1−エチル−4−(4−メトキシフェニル)−1,
2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン、3
−アミノ−1−(n−プロピル)−4−(2−メトキシ
フェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−
ナフチリジン、3−アミノ−1−(n−プロピル)−4
−(3−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−
オキソ−1,8−ナフチリジン、3−アミノ−1−(n
−プロピル)−4−(4−メトキシフェニル)−1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン、3−
アミノ−1−イソプロピル−4−(2−メトキシフェニ
ル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチ
リジン、3−アミノ−1−イソプロピル−4−(3−メ
トキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−
1,8−ナフチリジン、3−アミノ−1−イソプロピル
−4−(4−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−
2−オキソ−1,8−ナフチリジン、
【0018】3−アミノ−1−(n−ブチル)−4−
(2−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オ
キソ−1,8−ナフチリジン、3−アミノ−1−(n−
ブチル)−4−(3−メトキシフェニル)−1,2−ジ
ヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン、3−アミ
ノ−1−(n−ブチル)−4−(4−メトキシフェニ
ル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチ
リジン、3−アミノ−1−(2−メトキシエチル)−4
−(3−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−
オキソ−1,8−ナフチリジン、3−アミノ−1−(3
−アミノプロピル)−4−(3−メトキシフェニル)−
1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジ
ン、3−アミノ−1−カルボキシメチル−4−(3−メ
トキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−
1,8−ナフチリジン、3−アミノ−1−(2−ヒドロ
キシエチル)−4−(3−メトキシフェニル)−1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン、3−
アミノ−1−(3−ジメチルアミノプロピル)−4−
(3−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オ
キソ−1,8−ナフチリジン、3−ベンゾイルアミノ−
1−(n−ブチル)−4−(3−メトキシフェニル)−
1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジ
ン、3−バレリルアミノ−1−(n−ブチル)−4−
(3−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オ
キソ−1,8−ナフチリジン、
【0019】N−[4−(3−メトキシフェニル)−
1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン
−3−イル]−N’−(2,6−ジイソプロピルフェニ
ル)ウレア、N−[1−メチル−4−(3−メトキシフ
ェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナ
フチリジン−3−イル]−N’−(2,6−ジイソプロ
ピルフェニル)ウレア、N−[1−エチル−4−(3−
メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−
1,8−ナフチリジン−3−イル]−N’−(2,6−
ジイソプロピルフェニル)ウレア、N−[1−(n−プ
ロピル)−4−(3−メトキシフェニル)−1,2−ジ
ヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−イ
ル]−N’−(2,6−ジイソプロピルフェニル)ウレ
ア、N−[1−イソプロピル−4−(3−メトキシフェ
ニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフ
チリジン−3−イル]−N’−(2,6−ジイソプロピ
ルフェニル)ウレア、N−[1−(n−ブチル)−4−
(3−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オ
キソ−1,8−ナフチリジン−3−イル]−N’−
(2,6−ジイソプロピルフェニル)ウレア、N−[1
−(n−ブチル)−4−(2−メトキシフェニル)−
1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン
−3−イル]−N’−(2,6−ジイソプロピルフェニ
ル)ウレア、N−[1−(n−ブチル)−4−(4−メ
トキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−
1,8−ナフチリジン−3−イル]−N’−(2,6−
ジイソプロピルフェニル)ウレア、
【0020】N−[1−(2−メトキシエチル)−4−
(3−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オ
キソ−1,8−ナフチリジン−3−イル]−N’−
(2,6−ジイソプロピルフェニル)ウレア、N−[1
−(3−アミノプロピル)−4−(3−メトキシフェニ
ル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチ
リジン−3−イル]−N’−(2,6−ジイソプロピル
フェニル)ウレア、N−[1−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)−4−(3−メトキシフェニル)−1,2−ジ
ヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−イ
ル]−N’−(2,6−ジイソプロピルフェニル)ウレ
ア、N−[1−カルボキシメチル−4−(3−メトキシ
フェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−
ナフチリジン−3−イル]−N’−(2,6−ジイソプ
ロピルフェニル)ウレア、N−[1−(2−ヒドロキシ
エチル)−4−(3−メトキシフェニル)−1,2−ジ
ヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−イ
ル]−N’−(2,6−ジイソプロピルフェニル)ウレ
ア、N−[1−(3−カルバモイルプロピル)−4−
(3−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オ
キソ−1,8−ナフチリジン−3−イル]−N’−
(2,6−ジイソプロピルフェニル)ウレア、
【0021】N−[1−(n−ブチル)−4−(3−メ
トキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−
1,8−ナフチリジン−3−イル]−N’−(2,4,
6−トリメチルフェニル)ウレア、N−[1−(n−ブ
チル)−4−(3−メトキシフェニル)−1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−イル]
−N’−(2,4−ジフルオロフェニル)ウレア、N−
[1−(n−ブチル)−4−(3−メトキシフェニル)
−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジ
ン−3−イル]−N’−(2,4,6−トリメトキシフ
ェニル)ウレア、N−[1−(n−ブチル)−4−(3
−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ
−1,8−ナフチリジン−3−イル]−N’−(2−ト
リフルオロメチルフェニル)ウレア、N−[1−(3−
ブテニル)−4−(3−メトキシフェニル)−1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−イ
ル]−N’−(2,6−ジイソプロピルフェニル)ウレ
ア、N−[1−(4−ペンテニル)−4−(3−メトキ
シフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8
−ナフチリジン−3−イル]−N’−(2,6−ジイソ
プロピルフェニル)ウレア、N−[1−メチル−4−
(3−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オ
キソ−1,7−ナフチリジン−3−イル]−N’−
(2,6−ジイソプロピルフェニル)ウレア、N−[1
−メチル−4−(3−メトキシフェニル)−1,2−ジ
ヒドロ−2−オキソ−1,6−ナフチリジン−3−イ
ル]−N’−(2,6−ジイソプロピルフェニル)ウレ
ア、N−[1−(n−ブチル)−4−(3−メトキシフ
ェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナ
フチリジン−3−イル]−N’−(4−アミノ−2,6
−ジイソプロピルフェニル)ウレア等が挙げられる。
【0022】本発明は、溶媒の存在下、化合物(1)
を、三臭化ホウ素に加えて、反応させることを特徴とす
るものであり、これにより、反応時のスラリー性が改善
され、反応器壁等へのスケーリングもなく、目的とする
一般式(2) (式中、R1、R2、R3およびLは、それぞれ上記と同
一の意味を表わす。)で示されるピリドン誘導体(以
下、ピリドン誘導体(2)と略記する。)を製造するこ
とができる。
【0023】三臭化ホウ素の使用量は、化合物(1)に
対して、通常1モル倍以上、好ましくは1.5モル倍以
上である。その上限は特にないが、あまり多すぎると経
済的に不利になりやすいため、実用的には、化合物
(1)に対して、5モル倍以下である。
【0024】反応温度は、通常−100℃〜反応液の還
流温度の範囲であり、好ましくは−20℃〜反応液の還
流温度である。
【0025】溶媒としては、反応を阻害しないものであ
ればよく、例えばトルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素系溶媒、例えばジクロロメタン、ジクロロエタン、ク
ロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系
溶媒、例えばジエチルエーテル、メチルtert−ブチ
ルエーテル等のエーテル系溶媒等が挙げられ、その使用
量は特に制限されない。かかる溶媒は、化合物(1)と
混合してもよいし、三臭化ホウ素と混合してもよいし、
その両者のそれぞれに混合してもよい。
【0026】化合物(1)は、一括で三臭化ホウ素に加
えてもよいし、連続的または間欠的に加えてもよい。反
応時の除熱等の容易さから、化合物(1)は、連続的ま
たは間欠的に加えることが好ましく、連続的に加えるこ
とがより好ましい。
【0027】反応終了後、反応液を水またはアルコール
で処理することにより、目的とするピリドン誘導体
(2)が得られる。アルコールとしては、通常メタノー
ル、エタノール等の低級アルコールが用いられる。水ま
たはアルコールの使用量は、化合物(1)に対して、通
常1モル倍以上であればよく、その上限は特に制限され
ない。かかる処理は、通常反応液と水またはアルコール
を混合することにより行われ、その混合順序は制限され
ないが、操作性の面から、水またはアルコール中に反応
液を加えることが好ましい。なお、水として、酸水溶液
やアルカリ水溶液を用いてもよい。
【0028】かかる処理後、例えば濃縮処理することに
より、ピリドン誘導体(2)を取り出すことができる。
また、上記処理液から、必要に応じて溶媒を留去後、副
生臭化水素等の酸性成分をアルカリで中和することによ
り、ピリドン誘導体(2)を取り出すこともできる。ま
た、酸性成分を中和後、必要に応じて水に不溶の有機溶
媒を加え、抽出処理し、得られる有機層を濃縮処理する
ことにより、ピリドン誘導体(2)を取り出すこともで
きる。取り出したピリドン誘導体(2)は、例えば再結
晶、カラムクロマトグラフィ等の通常の精製手段によ
り、さらに精製してもよい。アルカリとしては、例えば
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、アンモニア等が挙げられる。
【0029】かくして得られるピリドン誘導体(2)と
しては、例えば3−アミノ−4−(3−ヒドロキシフェ
ニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン、3−
アミノ−1−メチル−4−(2−ヒドロキシフェニル)
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン、3−アミノ
−1−メチル−4−(3−ヒドロキシフェニル)−2−
オキソ−1,2−ジヒドロピリジン、3−アミノ−1−
メチル−4−(4−ヒドロキシフェニル)−2−オキソ
−1,2−ジヒドロピリジン、3−アミノ−1−エチル
−4−(2−ヒドロキシフェニル)−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピリジン、3−アミノ−1−エチル−4−
(3−ヒドロキシフェニル)−2−オキソ−1,2−ジ
ヒドロピリジン、3−アミノ−1−エチル−4−(4−
ヒドロキシフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン、3−アミノ−1−(n−プロピル)−4−
(2−ヒドロキシフェニル)−2−オキソ−1,2−ジ
ヒドロピリジン、3−アミノ−1−(n−プロピル)−
4−(3−ヒドロキシフェニル)−2−オキソ−1,2
−ジヒドロピリジン、3−アミノ−1−(n−プロピ
ル)−4−(4−ヒドロキシフェニル)−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピリジン、3−アミノ−1−イソプロ
ピル−4−(2−ヒドロキシフェニル)−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピリジン、3−アミノ−1−イソプロ
ピル−4−(3−ヒドロキシフェニル)−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピリジン、3−アミノ−1−イソプロ
ピル−4−(4−ヒドロキシフェニル)−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピリジン、
【0030】3−アミノ−1−(n−ブチル)−4−
(2−ヒドロキシフェニル)−2−オキソ−1,2−ジ
ヒドロピリジン、3−アミノ−1−(n−ブチル)−4
−(3−ヒドロキシフェニル)−5−メチル−2−オキ
ソ−1,2−ジヒドロピリジン、3−アミノ−1−(n
−ブチル)−4−(4−ヒドロキシフェニル)−5−メ
チル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン、3−ア
ミノ−1−(2−メトキシエチル)−4−(3−ヒドロ
キシフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン、3−アミノ−1−(3−アミノプロピル)−4−
(3−ヒドロキシフェニル)−2−オキソ−1,2−ジ
ヒドロピリジン、3−アミノ−1−カルボキシメチル−
4−(3−ヒドロキシフェニル)−2−オキソ−1,2
−ジヒドロピリジン、3−アミノ−1−(2−ヒドロキ
シエチル)−4−(3−ヒドロキシフェニル)−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロピリジン、3−アミノ−1−
(3−ジメチルアミノプロピル)−4−(3−ヒドロキ
シフェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン、3−ベンゾイルアミノ−1−(n−ブチル)−4−
(3−ヒドロキシフェニル)−2−オキソ−1,2−ジ
ヒドロピリジン、3−バレリルアミノ−1−(n−ブチ
ル)−4−(3−ヒドロキシフェニル)−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピリジン、
【0031】3−アミノ−1−メチル−4−(2−ヒド
ロキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−
1,8−ナフチリジン、3−アミノ−1−メチル−4−
(3−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−
オキソ−1,8−ナフチリジン、3−アミノ−1−メチ
ル−4−(4−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン、3−アミノ−
1−エチル−4−(2−ヒドロキシフェニル)−1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン、3−
アミノ−1−エチル−4−(3−ヒドロキシフェニル)
−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジ
ン、3−アミノ−1−エチル−4−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナ
フチリジン、3−アミノ−1−(n−プロピル)−4−
(2−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−
オキソ−1,8−ナフチリジン、3−アミノ−1−(n
−プロピル)−4−(3−ヒドロキシフェニル)−1,
2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン、3
−アミノ−1−(n−プロピル)−4−(4−ヒドロキ
シフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8
−ナフチリジン、3−アミノ−1−イソプロピル−4−
(2−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−
オキソ−1,8−ナフチリジン、3−アミノ−1−イソ
プロピル−4−(3−ヒドロキシフェニル)−1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン、3−ア
ミノ−1−イソプロピル−4−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチ
リジン、
【0032】3−アミノ−1−(n−ブチル)−4−
(2−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−
オキソ−1,8−ナフチリジン、3−アミノ−1−(n
−ブチル)−4−(3−ヒドロキシフェニル)−1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン、3−
アミノ−1−(n−ブチル)−4−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナ
フチリジン、3−アミノ−1−(2−メトキシエチル)
−4−(3−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジヒドロ
−2−オキソ−1,8−ナフチリジン、3−アミノ−1
−(3−アミノプロピル)−4−(3−ヒドロキシフェ
ニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフ
チリジン、3−アミノ−1−カルボキシメチル−4−
(3−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−
オキソ−1,8−ナフチリジン、3−アミノ−1−(2
−ヒドロキシエチル)−4−(3−ヒドロキシフェニ
ル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチ
リジン、3−アミノ−1−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)−4−(3−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン、3−ベンゾ
イルアミノ−1−(n−ブチル)−4−(3−ヒドロキ
シフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8
−ナフチリジン、3−バレリルアミノ−1−(n−ブチ
ル)−4−(3−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン、
【0033】N−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−
1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン
−3−イル]−N’−(2,6−ジイソプロピルフェニ
ル)ウレア、N−[1−メチル−4−(3−ヒドロキシ
フェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−
ナフチリジン−3−イル]−N’−(2,6−ジイソプ
ロピルフェニル)ウレア、N−[1−エチル−4−(3
−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキ
ソ−1,8−ナフチリジン−3−イル]−N’−(2,
6−ジイソプロピルフェニル)ウレア、N−[1−(n
−プロピル)−4−(3−ヒドロキシフェニル)−1,
2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン−3
−イル]−N’−(2,6−ジイソプロピルフェニル)
ウレア、N−[1−イソプロピル−4−(3−ヒドロキ
シフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8
−ナフチリジン−3−イル]−N’−(2,6−ジイソ
プロピルフェニル)ウレア、N−[1−(n−ブチル)
−4−(3−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジヒドロ
−2−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−イル]−
N’−(2,6−ジイソプロピルフェニル)ウレア、N
−[1−(n−ブチル)−4−(2−ヒドロキシフェニ
ル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチ
リジン−3−イル]−N’−(2,6−ジイソプロピル
フェニル)ウレア、N−[1−(n−ブチル)−4−
(4−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−
オキソ−1,8−ナフチリジン−3−イル]−N’−
(2,6−ジイソプロピルフェニル)ウレア、
【0034】N−[1−(2−メトキシエチル)−4−
(3−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−
オキソ−1,8−ナフチリジン−3−イル]−N’−
(2,6−ジイソプロピルフェニル)ウレア、N−[1
−(3−アミノプロピル)−4−(3−ヒドロキシフェ
ニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフ
チリジン−3−イル]−N’−(2,6−ジイソプロピ
ルフェニル)ウレア、N−[1−(3−ジメチルアミノ
プロピル)−4−(3−ヒドロキシフェニル)−1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−
イル]−N’−(2,6−ジイソプロピルフェニル)ウ
レア、N−[1−カルボキシメチル−4−(3−ヒドロ
キシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,
8−ナフチリジン−3−イル]−N’−(2,6−ジイ
ソプロピルフェニル)ウレア、N−[1−(2−ヒドロ
キシエチル)−4−(3−ヒドロキシフェニル)−1,
2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン−3
−イル]−N’−(2,6−ジイソプロピルフェニル)
ウレア、N−[1−(3−カルバモイルプロピル)−4
−(3−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2
−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−イル]−N’−
(2,6−ジイソプロピルフェニル)ウレア、
【0035】N−[1−(n−ブチル)−4−(3−ヒ
ドロキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−
1,8−ナフチリジン−3−イル]−N’−(2,4,
6−トリメチルフェニル)ウレア、N−[1−(n−ブ
チル)−4−(3−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジ
ヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−イ
ル]−N’−(2,4−ジフルオロフェニル)ウレア、
N−[1−(n−ブチル)−4−(3−ヒドロキシフェ
ニル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフ
チリジン−3−イル]−N’−(2,4,6−トリメト
キシフェニル)ウレア、N−[1−(n−ブチル)−4
−(3−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2
−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−イル]−N’−
(2−トリフルオロメチルフェニル)ウレア、N−[1
−(3−ブテニル)−4−(3−ヒドロキシフェニル)
−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジ
ン−3−イル]−N’−(2,6−ジイソプロピルフェ
ニル)ウレア、N−[1−(4−ペンテニル)−4−
(3−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−
オキソ−1,8−ナフチリジン−3−イル]−N’−
(2,6−ジイソプロピルフェニル)ウレア、N−[1
−メチル−4−(3−ヒドロキシフェニル)−1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−1,7−ナフチリジン−3−イ
ル]−N’−(2,6−ジイソプロピルフェニル)ウレ
ア、N−[1−メチル−4−(3−ヒドロキシフェニ
ル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1,6−ナフチ
リジン−3−イル]−N’−(2,6−ジイソプロピル
フェニル)ウレア、N−[1−(n−ブチル)−4−
(3−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−
オキソ−1,6−ナフチリジン−3−イル]−N’−
(4−アミノ−2,6−ジイソプロピルフェニル)ウレ
ア等が挙げられる。
【0036】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明は、これら実施例に限定されるもので
はない。
【0037】実施例1 反応容器に、三臭化ホウ素13.7gおよびジクロロメ
タン70mLを加え、内温20℃で、3−アミノ−1−
(n−ブチル)−4−(3−メトキシフェニル)−1,
2−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン7g
をジクロロメタン70mLに溶解させた溶液を、2時間
かけて滴下し、同温度で4時間攪拌、保持した。反応時
のスラリー性は良好であり、反応器壁や攪拌羽根等への
スケーリングも見られなかった。反応終了時点で、反応
液(スラリー)を高速液体クロマトグラフィにより分析
したところ、原料である3−アミノ−1−(n−ブチ
ル)−4−(3−メトキシフェニル)−1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジンの面積百分率値
は、0.78%であった。
【0038】得られた反応液(スラリー)を、内温10
℃以下に調整したメタノール105mLに、内温0〜1
0℃を保つよう30分かけて加えた。この間のスラリー
性状も良好であり、反応液(スラリー)全量を加え終わ
った時点で、均一溶液になった。該均一溶液を濃縮し、
メタノールを加え、内温0〜10℃で、飽和アンモニア
水35mLを加えたところ、結晶が析出した。内温0〜
5℃に冷却した後、析出した結晶を濾取し、水およびメ
タノールで洗浄後、減圧乾燥し、3−アミノ−1−(n
−ブチル)−4−(3−ヒドロキシフェニル)−1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−1,8−ナフチリジンを収率
96%で得た。
【0039】比較例1 反応容器に、3−アミノ−1−(n−ブチル)−4−
(3−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オ
キソ−1,8−ナフチリジン1gおよびジクロロメタン
30mLを加え、内温20℃で、三臭化ホウ素1.95
gを30分かけて滴下した。滴下初期から、粘性のある
黄色固形物が析出し、スラリー性も悪く、また反応器壁
へのスケーリングも激しかった。特に、三臭化ホウ素の
液滴が滴下される位置付近に大きな塊が形成されてい
た。滴下終了後、同温度でさらに22時間攪拌、保持し
たが、スラリー状態に変化はなかった。反応液(スラリ
ー)を高速液体クロマトグラフィにより分析したとこ
ろ、原料である3−アミノ−1−(n−ブチル)−4−
(3−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−オ
キソ−1,8−ナフチリジンの面積百分率値は、3.8
%であった。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、反応時のスラリー性が
よく、また反応器壁等へのスケーリングもなく、医薬中
間体として有用なピリドン誘導体を製造することがで
き、工業的に有利である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 幹雄 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番98 号 住友化学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C055 AA01 AA03 AA08 BA42 CA50 CB08 CB10 DA15 DB02 4C065 AA04 BB09 CC01 DD02 EE02 HH04 HH09 JJ04 JJ06 KK01 LL01 PP03 QQ05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶媒の存在下、一般式(1) (式中、R1は、水素原子、置換されていてもよいアル
    キル基、置換されていてもよいアルケニル基または置換
    されていてもよいアルキニル基を表わす。R2およびR3
    はそれぞれ同一または相異なって、水素原子、ハロゲン
    原子、水酸基、シアノ基、ニトロ基、置換されていても
    よいアルキル基、置換されていてもよいアルコキシ基、
    置換されていてもよいアルキルチオ基、置換されていて
    もよいアルキルスルフィニル基、置換されていてもよい
    アルキルスルホニル基、置換されていてもよいアミノ基
    または置換されていてもよい芳香族基を表わす。また、
    2とR3が一緒になって、それらが結合する炭素原子と
    共に置換されていてもよいピリジン環を形成してもよ
    い。Lは、水素原子、−COOR4で示される基または
    −CONHR4で示される基を表わす。ここで、R4は、
    置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよ
    いアルケニル基または置換されていてもよい芳香族基を
    表わす。)で示される化合物と三臭化ホウ素を反応さ
    せ、次いで反応液を水またはアルコールで処理して、一
    般式(2) (式中、R1、R2、R3およびLは、それぞれ上記と同
    一の意味を表わす。)で示されるピリドン誘導体を製造
    する方法において、上記一般式(1)で示される化合物
    を三臭化ホウ素に加えて反応させることを特徴とするピ
    リドン誘導体の製造方法。
  2. 【請求項2】反応液を水またはアルコールに加えて処理
    する請求項1に記載のピリドン誘導体の製造方法。
  3. 【請求項3】一般式(1)の式中、R2とR3が一緒にな
    って、それらが結合する炭素原子と共に置換されていて
    もよいピリジン環を形成している請求項1に記載のピリ
    ドン誘導体の製造方法。
  4. 【請求項4】一般式(1)の式中、R2とR3が一緒にな
    って、それらが結合する炭素原子と共に置換されていて
    もよいピリジン環を形成し、Lが水素原子を表わす請求
    項1に記載のピリドン誘導体の製造方法。
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WO2010061944A1 (ja) * 2008-11-28 2010-06-03 住友化学株式会社 ジベンゾオキセピン化合物の製造方法
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