JP2010150133A - 均一ドーピングされたSiCバルク単結晶の製造方法および均一ドーピングされたSiC基板 - Google Patents

均一ドーピングされたSiCバルク単結晶の製造方法および均一ドーピングされたSiC基板 Download PDF

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Abstract

【課題】均一なドーパント分布を有するSiCバルク単結晶並びにそれから作られる大面積SiC基板を提供する。
【解決手段】成長坩堝3の結晶成長領域5の内部でSiC成長気相7が発生され、SiCバルク単結晶2がSiC成長気相からの分離により成長する。SiC成長気相が、成長坩堝の内部のSiC貯蔵領域4内にあるSiC原料6から供給される。結晶成長領域に、SiCバンドエッジに対し少なくとも500meVの間隔の深いところにあるドーパント準位を持つドーパントが、成長坩堝の外部に配置されたドーパント貯蔵部からガス状にて供給され、ドーパントが、成長方向8に対して垂直に向けられた成長坩堝の横断面に関して多数の隣り合う個所32において成長坩堝の中に導入されることによって、成長坩堝の内部において分配される。
【選択図】図7

Description

本発明は、SiCバルク単結晶の製造のための方法および単結晶SiC基板に関する。
炭化珪素(SiC)なる半導体材料は、優れた物理学的、化学的および電気的特性に基づいて、とりわけ高周波構成要素のための基板材料としても使用される。この場合、損失を避けるべく、本来の構成要素と基板材料とのできるだけ少ない相互作用が重要である。これは、例えば単結晶SiC基板が高い結晶品質の他に、できるだけ高い電気抵抗も有することによって達成される。SiCバルク単結晶又はそれから作られる高抵抗特性を有するSiC基板の製造ため、結晶内部に不純物又は真性欠陥に基づいて存在する浅い欠陥の補償が必要である。このようにして作られたSiCバルク単結晶は、半絶縁性単結晶とも呼ばれる。
特に窒素不純物によってひき起こされる、特にドナー作用をする所謂浅い欠陥を補償すべく、付加的な真性欠陥を結晶成長中に狙いを定めて発生させる方法が公知である(例えば特許文献1および2参照)。それにより約105Ωcmから最大約1010Ωcm迄の比抵抗を達成できる。これに関して非常に敏感なプロセス制御の故に、しばしば約106Ωcmの値しか得られない。適切な真性欠陥の形成は結晶成長中のプロセスパラメータに強く依存するので、僅かなプロセス変動が既に不均一な欠陥分布およびそれにともなう不均一な抵抗分布をもたらす。更に、この種の狙いを定めてもたらした真性欠陥が熱的負荷の下で再び消え、このことが不均一な抵抗分布をもたらし、或いは高抵抗特性の完全な喪失さえも起きることがある。
浅い欠陥の補償のための他の方法として、外因性の深い欠陥をSiCバルク単結晶内に狙いを定めて注入する方法が公知である(例えば特許文献3参照)。窒素バックグランドドーピング(窒素不純物)の補償のために、狙いを定めて注入するドーパントとしてバナジウムが使用される。この方法で、1011Ωcmの比抵抗値が達成される。
他の公知のドーピング法においては、バナジウムが粉末状のSiC原料に添加され、SiC原料から、成長するSiCバルク単結晶に供給される(例えば特許文献4参照)。従って、バナジウムの狙いを定めた特に制御可能な供給は不可能である。更に、SiC原料中のバナジウム成分が時間に伴って乏しくなるので、成長するSiCバルク単結晶における均一の電気特性の調整が殆どできない。
他の公知のドーピング法では、バナジウムを充填したカプセルが成長坩堝内に置き、これはドーパントの欠乏を避けようとするものである(例えば特許文献5参照)。しかし、この方法によっても、特に少なくとも7.62cm(3インチ)の大きな直径を有するSiCバルク単結晶の場合には、均一な電気特性を調整することができない。
公知の同時ドーピング法では、成長するSiCバルク単結晶およびそれから作られるSiC基板の比抵抗に関し特別に高い値を達成できる(例えば特許文献6参照)。この同時ドーピング法の場合、窒素バックグランドドーピングが、浅いドーパント準位を有する第1のドーパントの狙いを定めた添加によって補償される。ここでドーパント準位とは、当該半導体材料のバンドギャップ内の、ドーパントのエネルギー準位の位置である。第1のドーパントは特にアルミニウムであり、これはアクセプタとして作用する。アクセプタドーパントに由来するpキャリヤにおける残存した超過分が、同時にもたらされる第2のドーパントによって補償される。第2のドーパントは、深いところにあり、ドナー作用をするドーパント準位を持つバナジウムである。第2の異なったドーパントの添加の故に、この方法の場合、均一な電気特性および特に均一な抵抗分布を実現することが特に難しい。
国際特許出願公開第02/097173号明細書 国際特許出願公開第2005/012601号明細書 国際特許出願公開第98/34281号明細書 国際特許出願公開第2006/017074号明細書 国際特許出願公開第2006/113657号明細書 独国特許出願公開第4325804号明細書
従って、本発明の課題は、SiCバルク単結晶の製造のための改善された方法並びに改善された単結晶SiC基板を提供することにある。
当該課題を解決すべく、請求項1の特徴に従った方法を提案する。本発明による方法は少なくとも1011Ωcmの比抵抗および少なくとも7.62cmの直径を有するSiCバルク単結晶の製造のための方法であって、成長坩堝の結晶成長領域の内部でSiC成長気相が発生させられ、SiCバルク単結晶がSiC成長気相からの分離により成長し、SiC成長気相が成長坩堝の内部のSiC貯蔵領域内にあるSiC原料から供給され、SiCバンドエッジに対し少なくとも500meVの間隔の深いところにあるドーパント準位を持つドーパントが、成長坩堝の外部に配置されたドーパント貯蔵部からガス状にて結晶成長領域に供給され、ドーパントが、成長方向に対し垂直に向けられた成長坩堝の横断面に関して多数の隣り合う個所において成長坩堝の中に導入されることによって、成長坩堝の内部において分配される。
本発明による成長坩堝の外部におけるドーパント貯蔵部の配置と、同様に本発明による成長坩堝の中へのドーパントの分配供給とに基づき、SiC成長気相においてその中に含まれるドーパントに関し、特に均一な割合を調整できる。必要な場合には、成長過程中におけるドーパント供給を、変化する実際の状況に適合させるとよい。成長坩堝内部におけるドーパントの分配は、特にガス分配器により行なわれる。更に、導入は少なくとも2つの異なる個所において行うとよい。
全体として、成長するSiCバルク単結晶が大々的に均一な電気特性を有することが達成される。何故ならば、これに対応するドーパントが成長過程中に制御され、特に成長するSiCバルク単結晶中に均一に分配されるからである。ドーパントの分配供給に伴い、上述の均一な電気特性、即ち殆どあらゆる所で等しい大きさの、特に高抵抗の比抵抗を持った7.62cm以上の非常に大きな直径を有するSiCバルク単結晶を作成できる。従って、公知の方法と違って、本発明による方法は、成長するバルク単結晶の内部で大々的に均一に与えられる高い、即ち少なくとも1011Ωcmの比抵抗と、非常に大きな、即ち少なくとも7.62cmの直径とを有するSiCバルク単結晶を成長形成させ得る。
特別な実施形態によれば、第1および第2のドーパントが結晶成長領域に次のように供給される。即ち、成長方向に対し垂直に向けられた成長坩堝の横断面の内部における各ドーパントの濃度が、濃度平均値を中心に高々5%変動するように供給される。この場合、局所的濃度は、成長坩堝の内部横断面全体の任意の4mm2の大きさの部分面に関してそれぞれ求められる。従って、ドーパントは、特にこの横断面内部において大々的に一様に分配されている。
他の特別な実施形態では、ドーパント貯蔵部の温度がSiC原料温度に依存せずに調整される。ドーパント貯蔵部温度のこの制御可能性に基づき、ドーパント添加を、特に正確にかつ時間的にも可変に調整し得る。例えばドーピング供給が、現在のプロセス条件に適合させられ、特に必要ならば変化させられる。ドーパント供給におけるこの柔軟性は、粉末状のSiC原料へのドーパントの直接添加又は成長坩堝内部におけるドーパントを充填したカプセルの配置による従来の公知の方法の場合には不可能である。
他の特別な実施形態では、ドーパント貯蔵部が成長坩堝の加熱と別個に加熱される。この結果ドーパント貯蔵部の温度を、特に簡単に狙いを定めて調整、特に変化させ得る。
他の特別な実施形態では、ドーパント貯蔵部が、成長坩堝を取り囲む熱絶縁層の内部に設けられた空洞内に配置される。この結果成長装置のコンパクトな構造が得られる。
他の特別な実施形態では、ドーパント貯蔵部の位置が成長坩堝に対し相対的に変化される。それによってもドーパント貯蔵部の温度を調整できる。その際ドーパント貯蔵部は、成長坩堝の加熱のための加熱装置の影響範囲内で、より離され、又はより近づけられる。
他の特別な実施形態によれば、ドーパント貯蔵部に不活性ガスが通流させられる。それによって成長坩堝へのガス状のドーパントの改善された輸送がもたらされる。更に、不活性ガス流の変化によって、もたらされるドーパント量の調節/制御のための付加的な可能性が提供される。更に、不活性ガスは、特に長い成長時間の場合、成長坩堝への供給路がSiCにより塞がれるのを防止する。SiCは成長坩堝の熱い内部空間から供給路の冷たい管の中に達することがある。
他の特別な実施形態では、ドーパントがSiC貯蔵領域に又は直接的に結晶成長領域に導入される。SiC貯蔵領域への導入時にドーパントはそこから結晶成長領域に達する。
SiC基板に関係する課題の解決のため、請求項9の特徴に従ったSiC基板を提案する。本発明による単結晶SiC基板は、基板主表面を有し、基板主表面が少なくとも7.62cmの直径を持ち、ドーパントによるドーピングが設けられていて、ドーパントがSiCバンドエッジに対し少なくとも500meVの間隔の深いところにドーパント準位を持ち、任意の部分ボリュームについて求められるドーパントの局所的濃度がドーパントの全体的濃度から5%よりも少なくはずれ、部分ボリュームが基板主表面の任意の4mm2の大きさの部分表面と、それに対し垂直の基板厚みとによって定義されている。
この際全体的濃度は、特に全体として、即ちSiC基板全体に関し求めた濃度である。更にドーパントの上述の均一な分配は横方向(放射方向)にも軸方向にも当てはまる。
従って、本発明によるSiC基板は、一方では異常に大きい直径を持ち、他方ではドーパントの非常に均一な組み込みによって特徴づけられ、それに付随してSiC基板の非常に均一な電気特性が生ずる。比抵抗は、基板主表面全体を見渡して、もしあったとしても非常に僅かな変動の余地しかない。従って、本発明によるSiC基板は、高い歩留りで、高周波構成要素の製造のための高抵抗又は半絶縁性の基板として使用可能である。大きな基板直径と、基板表面のあらゆる所で非常に均一に存在する高い比抵抗とに基づき、この種の高周波構成要素の製造は能率的であり、コスト効率がよい。このように大々的に均一なドーパント分布を有する有利な大面積SiC基板はこれ迄存在しなかった。そのようなSiC基板は、上述の本発明による方法により成長させられたSiCバルク単結晶により初めて製造可能である。
特別な実施形態によれば、ドーパントがアクセプタであり、ドナーの作用をする不純物と少なくとも等しくされている。
他の特別な実施形態によれば、ドーパントがバナジウム又はスカンジウムである。
他の特別な実施形態によれば、ドーパントがバナジウムであって、1・1016cm-3から5・1017cm-3迄の間の濃度を持つ。
他の特別な実施形態によれば、基板主表面の任意の4mm2の大きさの特に正方形の部分面について求めた比抵抗が少なくとも1011Ωcmである。従って、基板主表面において、特にあらゆる所で少なくとも1011Ωcmの比抵抗が得られる。従って、この有利なSiC基板は、非常に高い比抵抗を持つ。高い比抵抗の均一性に基づき、このSiC基板は、高周波構成要素の製造のために特に適している。
図1は1つの外部のドーパント貯蔵部を有する高抵抗SiCバルク単結晶の製造のための成長装置の第1の実施例を示す断面図である。 図2は2つの外部の個別に加熱可能なドーパント貯蔵部を有する高抵抗SiCバルク単結晶の製造のための成長装置の第2の実施例を示す断面図である。 図3は2つの外部の位置可変のドーパント貯蔵部を有する高抵抗SiCバルク単結晶の製造のための成長装置の第3の実施例を示す断面図である。 図4は2つの外部のドーパント貯蔵部とSiC原料へのドーパントの供給部を有する高抵抗SiCバルク単結晶の製造のための成長装置の第4の実施例を示す断面図である。 図5は不活性ガスを通流される2つのドーパント貯蔵部を有する高抵抗SiCバルク単結晶の製造のための成長装置の第5の実施例を示す断面図である。 図6は不活性ガスを通流される2つのドーパント貯蔵部を有する高抵抗SiCバルク単結晶の製造のための成長装置の第6の実施例を示す断面図である。 図7はガス分配器による成長坩堝へのドーパントの導入部を有する高抵抗SiCバルク単結晶の製造のための成長装置の第7の実施例を示す断面図である。 図8はガス分配器による成長坩堝へのドーパントの導入部を有する高抵抗SiCバルク単結晶の製造のための成長装置の第8の実施例を示す断面図である。 図9は成長坩堝の熱絶縁部の外側に配置されたドーパント貯蔵部を有する高抵抗SiCバルク単結晶の製造のための成長装置の第9の実施例を示す断面図である。
以下における図面に基づく実施例の説明から、本発明の他の特徴、利点および詳細を明らかにする。
図1ないし図9において、互いに対応する部分には同じ参照符号が付されている。
図1は、高抵抗SiCバルク単結晶2製造用の成長装置1の第1の実施例を示す。成長装置1は黒鉛からなる成長坩堝3を含み、該坩堝3はSiC貯蔵領域4と結晶成長領域5を含む。SiC貯蔵領域4内に、例えば粉末状SiC原料6がある。SiC原料6は予め作られた初期材料として、成長過程前に成長坩堝3のSiC貯蔵領域4に詰め込まれる。
SiC貯蔵領域4に対向する成長坩堝3の内壁の結晶成長領域5に、図示しない種結晶が付着させられている。この種結晶上に成長すべきSiCバルク単結晶2が、結晶成長領域5において形成されるSiC成長気相7からの分離により成長する。
SiC成長気相7は、SiC原料6の昇華と、SiCバルク単結晶の成長面の方向へのSiC原料の昇華したガス状部分の輸送によって生じる。SiC成長気相7は、少なくともSi、Si2CおよびSiC2の形でのガス成分を含む。成長面へのSiC原料6の輸送は温度勾配に沿って行なわれる。成長坩堝3内の温度は、成長するSiCバルク単結晶2に向かって低下する。SiCバルク単結晶2は、図1に示す実施例では上から下に向かう成長方向8、従って成長坩堝3の上壁から下に配置されたSiC貯蔵領域4に向かう成長方向8に成長する。
成長坩堝3の周りに、例えば多孔性黒鉛からなる熱絶縁層9が配置されている。熱絶縁された成長坩堝3は管状容器10内に配置されている。管状容器10は、本実施例では石英ガラス管製の加圧釜である。成長坩堝3の加熱のために容器10の周りに加熱コイル11が配置されている。特に成長坩堝3内部の温度又は温度経過を調整し、かつ必要なら変化させるべく、加熱コイル11と成長坩堝3の間の相対的位置を成長方向8において変化させ得る。成長坩堝3は、加熱コイル11により2000℃以上の温度に加熱される。
成長坩堝3の外部、即ち成長坩堝3の下側、従って熱絶縁層9の内部にドーパント貯蔵部12が配置され、ドーパント貯蔵部12内に、例えば粉末状のドーパント材料13がある。ドーパント貯蔵部12は、導入管14により成長坩堝3の内部と接続されている。ドーパント貯蔵部12と反対側の導入管端部は、SiC貯蔵領域4の上側、即ち結晶成長領域5の内部で終端している。しかしこれは必須ではない。例えば図4から6に示す他の実施形態の場合、導入管14はSiC貯蔵領域4の内部で終端してもよい。ドーパント貯蔵部12は、熱絶縁層9内の空洞内部に配置された別個の坩堝として実施されている。
ドーパント材料13は、実施例において唯一のドーパント、即ちバナジウムを含むか又は第1および第2のドーパントからなる混合ドーパントを含む。この場合、第1のドーパントはアルミニウム、第2のドーパントはバナジウムである。これらドーパントは、ドーパント貯蔵部12の内部で気化又は昇華させられ、ガス状にて成長坩堝3の内部に達するので、ドーパントは成長するSiCバルク単結晶2中に取り込まれる。バナジウムを唯一のドーパントとして用いる場合には、SiCバンドエッジに対し700meVの間隔の深
いところにあるドーパント準位を持つアクセプタとしてのドーパント原子の組み込みが行なわれる。第1又は第2のドーパントとしてのアルミニウムとバナジウムを用いた同時ドーピングが予定されている場合には、SiCバンドエッジに対して約250meVの間隔
のドーパント準位を有する浅いアクセプタとしてのアルミニウム原子の組み込みと、SiCバンドエッジに対して約1400meVの間隔のドーパント準位を有する深いところに
あるドナーとしてのバナジウム原子の組み込みとが行なわれる。
両者において、結果として単一ドーピングの場合には、少なくとも1011Ωcmの比抵抗を有する高抵抗SiCバルク単結晶が生じ、同時ドーピングの場合には少なくとも1012Ωcmの比抵抗を有する高抵抗SiCバルク単結晶が生じる。ドーパント貯蔵部12の外部配置に基づいてドーパントの組み込みの狙いを定めた調整が可能であり、特に可変調整できるので、成長するSiCバルク単結晶2の内部において大々的に均一な高抵抗の電気特性が得られる。
図2は成長装置15の代替実施例を示す。成長装置15は、図1の成長装置1と異なり2つの外部の、即ち成長坩堝の外側に配置されたドーパント貯蔵部16と17を含み、ドーパント貯蔵部16内に第1のドーパント材料18としてのアルミニウムが収容され、ドーパント貯蔵部17内に第2のドーパント材料19としてバナジウムが収容されている。両ドーパント貯蔵部16と17には、各々1つの専用の個別制御可能な加熱装置20又は21が割り当てられている。従って、ドーパント貯蔵部16と17の温度を、個別に、しかも加熱コイル11による成長坩堝3の加熱とは独立に、調節又は制御できる。特に、成長過程の経過中におけるドーパント貯蔵部16と17の加熱を変化させ得る。
図3に示す成長装置22の他の実施例の場合、ドーピング貯蔵部16と17の内部温度の可変調整は、成長坩堝3および加熱コイル11に対するドーピング貯蔵部16又は17のその都度の相対的位置が可変であることによって達成される。このため、成長方向8におけるドーパント貯蔵部16と17の移動を可能にする図示しない位置決め手段が設けられている。それ故、熱絶縁層9の内部にドーパント貯蔵部16と17を収容するために設けられた空洞23と24は、軸方向、即ち成長方向8において、ドーピング貯蔵部16又は17の寸法よりも大きい。
ドーパント貯蔵部16と17の変化可能な加熱と、それに伴って可変調整されるドーパント材料18と19の温度とに基づき、アルミニウムとバナジウムであるドーパントの供給を、非常に正確に調整し、変更されたプロセス条件に適合させ得る。このようにして、成長するSiCバルク単結晶2が軸方向において大々的に均一な電気特性を得ることができる。従って、成長方向8において、どの個所でも殆ど同じ高抵抗の比抵抗値が存在し、この比抵抗値はアルミニウムとバナジウムによる同時ドーピングの場合、少なくとも1012Ωcmの値をとる。このSiCバルク単結晶2から得られる単結晶SiC基板の全ては成長方向8に対し垂直な円板として、軸方向に相次いでカッター又は鋸で切断されることで、各々殆ど同じ電気特性を持つ。
図4〜6による代替としての他の成長装置25、26、27の実施例においては、ガス状のドーパントをドーパント貯蔵部16と17から成長坩堝3の内部に導入する各導入管14が、結晶成長領域5の中迄達しておらず、SiC貯蔵領域4において既に終端している。それによって結果的に生じるSiC原料6を通したガス状のドーパントの通流は、成長坩堝3の成長方向8に対して垂直に向いた内部横断面の内部におけるガス状のドーパントの大々的に一様な有利な分布を生じさせる。
特に少なくとも7.62cmの直径を持つ非常に大きなSiCバルク単結晶2の成長の場合にも、ドーパントの組み込みが、横方向(放射方向)、即ち成長方向8に対して垂直な任意の方向において、大々的に一様に行われる。従って、SiCバルク単結晶2の電気特性は横方向において殆ど変動しない。特に比抵抗は、横方向において至る所で、2つのドーパントによる同時ドーピング法の場合に少なくとも1012Ωcm、又は1つのみのドーパントによる単一ドーピング法の場合に少なくとも1011Ωcmの殆ど同じ高い抵抗値を持つ。特にSiCバルク単結晶2から作られた円板状のSiC基板の任意の4mm2の大きさの正方形の部分面毎の比抵抗が、使用されるドーピング法に応じ、少なくとも1012Ωcm又は少なくとも1011Ωcmになる。このようなSiC基板の基板主表面は成長方向8に対し垂直に向けられている。成長方向8において、このSiC基板は、例えば約200μm〜500μm、特に350μmの基板厚みを持つ。
成長装置26と27において、更に加熱装置20と21により狙いを定めて加熱し得るドーパント貯蔵部16と17を付加的に不活性ガスが通流する。不活性ガスは絶縁層9の外側からドーパント貯蔵部16と17の中へ導入される。そこから不活性ガスはガス状のドーパントと共に成長坩堝3の内部に達し、この結果成長坩堝3へのガス状ドーパントの改善された輸送と、ドーパント供給量調節の付加的な可能性とが生ずる。更に不活性ガス流は、導入管14がSiCにより塞がれるのを大々的に防止する。不活性ガス供給のためドーパント貯蔵部16と17は、外側に向けて通じた供給管28を備えている。
ドーパント貯蔵部16と17は、図2〜5に示すように、互いに独立に、かつ特に並置されるとよい。しかし、図6に示す成長装置27に従って、ドーパント貯蔵部16と17が相前後して、即ち互いに直列に配置されていてもよい。
図7と図8は、異なった成長装置29と30の他の実施例を示す。これらの図には、簡略化のためにドーパント貯蔵部12又は16と17を一緒に示していない。ドーパント貯蔵部は、図1〜6による実施例におけると同様に存在する。これらの明示していないドーパント貯蔵部12又は16と17に接続されている導入管14は成長坩堝内部において多数の出口管32を有するガス分配器31に流入している。出口管32は、更になおもSiC貯蔵領域4の内部で終端するか(図7参照)、結晶成長領域5の内部で終端する(図8参照)。何れの場合にも、出口管32が成長方向8に対し垂直に向けられている内部横断面の内部において配分されて配置されているので、供給されるドーパントがこの横断面内部において一様に分布する。
この結果、横方向においてドーパントの特別に均一な分布が、SiC成長気相7内においても、それから成長するSiCバルク単結晶2内においても生ずる。成長するSiCバルク単結晶2からなるSiC基板において、成長方向8において完全な基板厚みを含みかつこれ対して垂直に4mm2の大きさである任意の部分ボリュームに関して組み込まれたドーパントの局所的濃度は、SiC基板全体について求められたこのドーパントの全体的濃度の5%以下の偏差しか示さない。従って、横方向においてドーパントの濃度が当該濃度平均値を中心に高々5%だけ変動し、これは少なくとも7.62のSiC基板又はSiCバルク単結晶2の直径の場合においてそうである。
従って、前述の措置に基づき、たとえ成長するSiCバルク単結晶2の直径が異常に大きい場合にも、その都度組み込まれるドーパントの横方向にも軸方向にも良好な均一性を有するSiCバルク単結晶2を製造できる。
図9に成長装置33の他の実施例を示す。この場合、ドーパント貯蔵部34が成長坩堝3の外部に相当するだけでなく付属の熱絶縁層9の外部にも相当する場所に配置されている。この実施形態の場合も、ドーパント貯蔵部34内に配置されたドーパント材料13の温度が別個に調整可能である。ガス状ドーパントの供給は、ここでも、成長坩堝3の内部への、図示の実施例では直接的に結晶成長領域5への導入管35により行なわれる。
上述の成長装置1、15、22、25〜27、29、30、33並びに高抵抗SiCバルク単結晶2の製造のための付属の成長方法は、少なくとも2つのドーパントによる同時ドーピング法にも、唯一のドーパントによる単一ドーピング法にも使用可能である。ドーパントの特別に均一な組み込みとそれから結果的に生じる同様に特別に均一な高抵抗の比抵抗の利点が、両ドーピング法において同様にもたらされる。
1 成長装置、2 SiCバルク単結晶、3 成長坩堝、4 SiC貯蔵領域、5 結晶成長領域、6 SiC原料、7 SiC成長気相、9 熱絶縁層、10 管状容器、11 加熱コイル、12、16、17 ドーパント貯蔵部、13、18、19 ドーパント材料、14 導入管、15、22、25〜27、29、30、33 成長装置、20、21 加熱装置、23、24 空洞、28 供給管、31 分配器、32 出口管、34 ドーパント貯蔵部、35 導入管

Claims (13)

  1. 少なくとも1011Ωcmの比抵抗および少なくとも7.62cmの直径を有するSiCバルク単結晶の製造のための方法であって、
    a)成長坩堝(3)の結晶成長領域(5)の内部においてSiC成長気相(7)が発生させられ、SiCバルク単結晶(2)がSiC成長気相(7)からの分離により成長し、
    b)SiC成長気相(7)が、成長坩堝(3)の内部のSiC貯蔵領域(4)内にあるSiC原料(6)から供給され、
    c)SiCバンドエッジに対して少なくとも500meVの間隔の深いところにあるドーパント準位を持つドーパント(13、19)が、成長坩堝(3)の外部に配置されたドーパント貯蔵部(12、17)からガス状にて結晶成長領域(5)に供給され、ドーパント(13、19)が、成長方向(8)に対して垂直に向けられた成長坩堝(3)の横断面に関して多数の隣り合う個所(32)において成長坩堝(3)の中に導入されることによって、成長坩堝(3)の内部において分配される方法。
  2. ドーパント(13、19)が結晶成長領域(5)に次のように供給されること、即ち、成長方向(8)に対して垂直に向けられた成長坩堝(3)の横断面の内部におけるドーパント濃度が濃度平均値を中心に高々5%変動するように供給されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. ドーパント貯蔵部(12、17)の温度がSiC原料(6)の温度に依存せずに調整されることを特徴とする請求項1および2の1つに記載の方法。
  4. ドーパント貯蔵部(17)が成長坩堝(3)の加熱とは別個に加熱されることを特徴とする請求項1乃至3の1つに記載の方法。
  5. ドーパント貯蔵部(17)が、成長坩堝(3)を取り囲む熱絶縁層(9)の内部に設けられている空洞内に配置されることを特徴とする請求項1乃至4の1つに記載の方法。
  6. ドーパント貯蔵部(17)の位置が成長坩堝(3)に対して相対的に変化されることを特徴とする請求項1乃至5の1つに記載の方法。
  7. ドーパント貯蔵部(17)に不活性ガスが通流させられることを特徴とする請求項1乃至6の1つに記載の方法。
  8. ドーパント(13、19)がSiC貯蔵領域(4)に又は直接的に結晶成長領域(5)に導入されることを特徴とする請求項1乃至7の1つに記載の方法。
  9. 基板主表面を有する単結晶SiC基板であって、
    a)基板主表面が少なくとも7.62cmの直径を持ち、
    b)ドーパント(13、19)によるドーピングが設けられていて、ドーパント(13、19)がSiCバンドエッジに対して少なくとも500meVの間隔の深いところにドーパント準位を持ち、
    c)任意の部分ボリュームについて求められるドーパント(13、19)の局所的濃度がドーパント(13、19)の全体的濃度から5%よりも少なくはずれ、部分ボリュームが基板主表面の任意の4mm2の大きさの部分表面と、それに対し垂直の基板厚みとによって定義されているSiC基板。
  10. ドーパント(13、19)がアクセプタであり、ドナーの作用をする不純物と少なくとも等しくされていることを特徴とする請求項9記載のSiC基板。
  11. ドーパント(13、19)がバナジウム又はスカンジウムであることを特徴とする請求項9乃至10の1つに記載のSiC基板。
  12. ドーパント(13、19)がバナジウムであって、1・1016cm-3から5・1017cm-3迄の間の濃度を持つことを特徴とする請求項9乃至11の1つに記載のSiC基板。
  13. 基板主表面の任意の4mm2の大きさの部分面について求められる比抵抗が少なくとも1011Ωcmにあることを特徴とする請求項9乃至12の1つに記載のSiC基板。
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