JP2010149895A - ポンプ用の容器体 - Google Patents

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Abstract

【課題】口頸部に装着したポンプの吸上げパイプにより収容液を吸引し、ポンプの吐出口より吐出するポンプ用の容器体であって、ブロー成形等により形成することができて生産性が良く、廉価なコストでの製造が可能であり、しかも残液を極力なくすことができるポンプ用の容器体を提案する。
【解決手段】胴部10が円筒状又は楕円筒状をなし、胴部10内下部に下向き環状の圧接用壁面fを設け、胴部10の下端縁より下方へ反転壁13を延設し、反転壁13の下端縁より底壁形成壁15を延設し、反転壁13を上方へ反転させて底壁形成壁15と反転壁13とが形成するコーナー部分16或いは反転壁13を圧接用壁面fに圧接するとともに、底壁形成壁15が上昇して上げ底状の底壁14を形成した。また、底壁は周縁部が内方へ下るテーパ状に形成している。
【選択図】図1

Description

本発明はポンプ用の容器体に関する。
有底筒状の胴部より肩部を介して口頸部を起立した形態をなし、口頸部に装着したポンプの操作により収容液を汲み上げてポンプの吐出口より吐出する如く構成したポンプ容器が種々提案されている。(例えば、特許文献1参照)
これらのポンプ容器に使用されている容器体として、例えば、特許文献1に記載された容器体は、有底筒状の胴部の上端より肩部を介して口頸部を起立し、全体を一体に形成している。また、底部は中央部が隆起してその周縁部に環状の凹部が存在する形態をなしている。これらの容器体は一般にブロー成形により形成される場合が多く、その場合底部のピンチオフによりその中央が隆起する傾向となる。
特開平08−230961号公報
上記した特許文献1にある如き一般的なポンプ用容器体は、生産性の良さ或いはコストの低減を図る等の目的でブロー成形により形成されるものが好ましく、その場合上記した底部中央部が隆起する傾向があるため、その周囲の環状の凹部に残液が生じる虞があった。これらの容器体に使用するポンプは、容器体内に吸上げ用のパイプを垂下させ、その下端を底面近傍に開口してそこから液を吸い上げる如く構成している。吸上げ用のパイプの開口が隆起部分上であれば隆起部分周囲の液はそのまま残液となり、また、吸上げ用のパイプを弯曲させてその先端を容器体底部縁部に開口する如く構成した場合でも、パイプの先端角度或いはパイプの太さ、或いは隆起部分周縁部の溝の幅などの関連で、溝部分に液が残る結果を招く場合が多々あった。
また、容器体を射出成形等の複雑な形状を現出可能な成形方法で形成すれば、比較的自由な形態の底部を形成でき、残液の解消を図ることができるが、コストがかかり生産性も低下する等の他の問題が生じる。
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、ブロー成形等により形成することができ、従来の生産性の良さ或いは廉価なコストを維持できるとともに、残液を極力なくすことができるポンプ用容器体を提案する。
本発明のポンプの容器体は、合成樹脂により一体に形成されたもので、特にブロー成形等による形成が可能である。その形態は、有底筒状の胴部より肩部を介して口頸部を起立した形態であり、胴部を円筒状或いは楕円筒状に形成したものである。
また、本発明の容器体に適応できるポンプとしては、容器体内部に吸上げパイプを垂下させた状態で口頸部に装着し、吸上げパイプより吸引した収容液をポンプの吐出口より吐出する如く構成した公知機構のポンプを採用できる。従って、容器体内の液をそのまま液として吐出口より吐出する場合も、公知の機構により泡として吐出口より吐出する形態のものであっても適用可能である。
本発明の容器体は胴部内の下部に、胴部を一周する環状で、下向きの圧接用壁面を備えている。また、胴部の下端縁より下方へ延設した反転壁の下端縁より底壁形成壁を延設した形態で当初製造される。そして、反転壁を上方へ反転させて、底壁形成壁と反転壁が形成するコーナー部分、或いは反転壁を圧接用壁面に圧接させるとともに、底壁形成壁が上昇して上げ底状の底壁を形成する。従って、底壁となる底壁形成壁はそのままの状態で上方に移行し、また、底壁は少なくとも周縁部が内方へ下るテ−パ状に形成しているため、液が少なくなると中央部にたまる仕掛けとなっている。従って、吸い上げパイプの下端を底壁中央部に開口すれば残液なく収容液を吸い上げることができる。
圧接用壁面は、胴部の壁部の一部を利用して形成したもので、ここに、反転壁と底壁形成壁とのコーナー部分或いは反転壁が圧接して、反転壁を上方へ反転させることで形成される上げ底状の底壁の周縁部を密閉する役割を果たす。その形状は、上記機能が可能であれば種々採用可能であるが、例えば下向きの水平面であっても、或いは傾斜面であっても良い。
反転壁の反転機構としては、反転が可能な程度に反転壁の肉厚を調整すれば良く、例えば、胴部或いは底壁形成壁の厚みと比較して薄肉に形成することで容易な反転が可能となる。尚、胴部或いは底壁形成壁の厚みとしては一般的な合成樹脂ボトルの厚みを対象とする。また、それに加えて、反転壁と底壁形成壁とが形成するコーナー部分を弯曲面に形成することで反転を容易ならしめる如く構成しても良い。
反転壁の反転後に底壁となる底壁形成壁は、反転壁の反転時にかかる力により変形されない程度の厚みで形成すると良く、反転壁と底壁形成壁との厚さの大小は、それらが上記機能を発揮する中で適宜選択すれば、どちらが厚い場合も同じ場合も可能であり、要件を満たせば前段落で記載した如き反転壁の厚さを採用する必要もない。
また、反転壁の上端縁の胴部との境界に薄肉のヒンジを形成しても良い。
第1の手段として、以下の通り構成した。即ち、有底筒状の胴部10より肩部11を介して口頸部12を起立し、口頸部12に装着したポンプBの吸上げパイプ24により収容液を吸引し、ポンプBの吐出口25より吐出するポンプ用の容器体であって、胴部10が円筒状又は楕円筒状をなし、胴部10内の下部に下向き環状の圧接用壁面fを設け、胴部10の下端縁より下方へ筒状の反転壁13を延設し、少なくとも周縁部が内方へ下るテ−パ状をなす底壁形成壁15を反転壁13の下端縁より延設し、胴部10の下端縁を中心に反転壁13を上方へ反転可能に形成し、底壁形成壁15の押し上げにより反転壁13を上方へ反転させて、底壁形成壁15と反転壁13とが形成するコーナー部分16或いは反転壁13を、圧接用壁面fに圧接し、底壁形成壁15が上昇して上げ底状の底壁14を形成したことを特徴とするポンプ用の容器体。
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、圧接用壁面fが、胴部10下部において、外方へ傾斜下降してその下方の胴部10を大径部10b として拡径する環状傾斜壁10a の下面であり、反転壁13が、胴部10の下端縁より下方へ垂設した胴部10の下端部と同形筒状をなし、反転壁13を上方へ反転させて底壁形成壁15と反転壁13とが形成するコーナー部分16を圧接用壁面fに圧接してなる。
第3の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、圧接用壁面fが、胴部10の下部に設けた内方へ凹む凹陥壁部17の下面であり、反転壁13が、胴部10の下端縁より下方へ垂設した胴部10の下端部と同形筒状をなし、反転壁13を上方へ反転させて底壁形成壁15と反転壁13とが形成するコーナー部分16を圧接用壁面fに圧接してなる。
第4の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第2の手段又は第3の手段のいずれかの手段に於いて、反転壁13と底壁形成壁15とが形成するコーナー部分16を弯曲面に形成してなる。
第5の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、圧接用壁面fが、胴部10下端部を外方へ傾斜下降したスカート壁10d の下面であり、反転壁13が、スカート壁10d の下端縁より下方へスカート壁10d と対称的に内方へ傾斜下降する逆スカート状をなし、反転壁13を上方へ反転させて反転壁13を圧接用壁面fに圧接してなる。
第6の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段乃至第5の手段のいずれかの手段に於いて、胴部10及び底壁形成壁15と比較して反転壁13を薄肉に形成した。
第7の手段として、以下の通り構成した。即ち、有底筒状の胴部10より肩部11を介して口頸部12を起立し、口頸部12に装着したポンプBの吸上げパイプ24により収容液を吸引し、ポンプBの吐出口25より吐出するポンプ用の容器体であって、胴部10が円筒状又は楕円筒状をなし、胴部10の下端縁より下方へ胴部10と同形筒状の反転壁13を延設し、少なくとも周縁部が内方へ下るテ−パ状をなす底壁形成壁15を反転壁13の下端縁より延設し、胴部10の下端縁を中心に反転壁13を上方へ反転可能に形成し、底壁形成壁15の押し上げにより反転壁13を上方へ反転させてその外周面を胴部10の内周面下端部に当接させるとともに、底壁形成壁15が上昇して上げ底状の底壁14を形成したことを特徴とするポンプ用の容器体。
第8の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第7の手段として、反転後の反転壁13と胴部10下端部とを溶着固定してなる。
本発明によれば、少なくとも周縁部が内方へ下るテ−パ状をなす底壁形成壁15を反転壁13の下端縁より延設し、反転壁13を上方へ反転させて、底壁形成壁15と反転壁13とが形成するコーナー部分16或いは反転壁13を、胴部10内の下部に形成した圧接用壁面fに圧接し、底壁形成壁15が上昇して上げ底状の底壁14を形成しているので、底壁14上に残液が発生することを極力防止でき、しかもブロー成形等により成形してもその構造上の理由で底部中央を隆起させなければならないという不都合を回避できるため、ブロー成形等による成形が可能で、生産性が良く、低コストでの製造が可能となる。また、底壁14周縁部の密閉性を充分図ることができる。
圧接用壁面fが、胴部10下部において、外方へ傾斜下降してその下方の胴部10を大径部10b として拡径する環状傾斜壁10a の下面であり、上記反転壁13が、胴部10の下端縁より下方へ垂設した胴部10の下端部と同形筒状をなし、反転壁13を上方へ反転させて底壁形成壁15と反転壁13とが形成するコーナー部分16を圧接用壁面fに圧接してなる場合には、圧接用壁面fが上下方向に幅を持つため、例え反転壁13等の寸法誤差,成形誤差等があっても、コーナー部分16と圧接用壁面fとの圧接がより確実に行える如く対応できる。また、下部が大径の胴部10を備えるため、容器体Aの載置安定性をより増加する。
圧接用壁面fが、胴部10の下部に設けた内方へ凹む凹陥壁部17の下面であり、上記反転壁13が、胴部10の下端縁より下方へ垂設した胴部10の下端部と同形筒状をなし、反転壁13を上方へ反転させて底壁形成壁15と反転壁13とが形成するコーナー部分16を圧接用壁面fに圧接してなる場合には、胴部10の上端から下端まで突出部分がなく形成できる利点がある。
反転壁13と底壁形成壁15とが形成するコーナー部分16を弯曲面に形成してなる場合には、圧接用壁面fとコーナー部分16との密閉性をより向上する。その結果、反転壁13と対向する胴部10との隙間に液が浸入する等の不都合をより確実に防止できる。
圧接用壁面fが、胴部10下端部を外方へ傾斜下降するスカート壁10d の下面であり、上記反転壁13が、スカート壁10d の下端縁より下方へスカート壁10d と対称的に内方へ傾斜下降する逆スカート状をなし、反転壁13を上方へ反転させて反転壁13を圧接用壁面fに圧接してなる場合には、下端部が大径の胴部10を備えるため、容器体Aの載置安定性をより増加する。また、逆スカート状の反転壁13の反転壁13の反転が行い易い。
胴部10及び底壁形成壁15と比較して反転壁13を薄肉に形成した場合には、反転壁13の反転が容易であり、底壁形成壁15が反転の際に変形する等の不都合を防止できる。
有底筒状の胴部10より肩部11を介して口頸部12を起立し、口頸部12に装着したポンプBの吸上げパイプ24により収容液を吸引し、ポンプBの吐出口25より吐出するポンプ用の容器体であって、胴部10が円筒状又は楕円筒状をなし、胴部10の下端縁より下方へ胴部10と同形筒状の反転壁13を延設し、少なくとも周縁部が内方へ下るテ−パ状をなす底壁形成壁15を反転壁13の下端縁より延設し、胴部10の下端縁を中心に反転壁13を上方へ反転可能に形成し、底壁形成壁15の押し上げにより反転壁13を上方へ反転させてその外周面を胴部10の内周面下端部に当接させるとともに、底壁形成壁15が上昇して上げ底状の底壁14を形成した場合には、底壁14上に残液が発生することを極力防止でき、しかもブロー成形等により成形してもその構造上の理由で底部中央を隆起させなければならないという不都合を回避できるため、ブロー成形等による成形が可能で、生産性が良く、低コストでの製造が可能となる。
前記の容器体に於いて反転後の反転壁13と胴部10下端部とを溶着固定してなる場合には、底壁14周縁部の密閉性をより確実に現出できる利点を兼ね備える。
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
図1は容器体AにポンプBを装着したポンプ容器1の一例を示し、容器体Aは合成樹脂を使用してブロー成形により一体に形成されたもので、円筒状の胴部10上端より肩部11を介して口頸部12を起立している。胴部10は、下部に設けた外方へ傾斜下降する環状傾斜壁10a を介して、その下方を大径部10b とし、その上方を小径部10c として構成し、環状傾斜壁10a の下面を圧接用壁面fとして構成している。また、胴部10の下端部には反転壁13を介して底壁14を延設している。
容器体Aは当初図2に示す状態で形成される。図2に於いて、容器体Aは、胴部10の下端縁より、即ち大径部10b の下端縁より下方へ反転壁13を一体に垂設し、反転壁13の下端縁より反転壁13の下端開口を閉塞する底壁形成壁15を一体に延設している。
反転壁13は、図2に示す如く、胴部10と同形筒状の、即ち円筒状をなし、外周面が胴部10下端部内周面、即ち、大径部10b の内周面と略同径程度に形成されている。また、反転壁13と底壁形成壁15とを結ぶコーナー部分16は弯曲面に形成し、即ちRを設けている。更に、反転壁13及びコーナー部分16は、底壁形成壁15及び胴部10と比較して薄肉に形成しており、反転壁13の上方への容易な反転が可能に構成するとともに、反転壁13を反転させた際に、図1に示す如く、コーナー部分16も上方へ反転して上方へ斜め外方へ突出する弯曲面を形成する如く構成している。
底壁形成壁15は、反転壁13の下端縁より反転壁13の下端開口部を閉塞して一体に延設している。中央に周縁部と相似形態の円形状をなす陥没した平坦壁部15a を備え、平坦壁部15a の周囲を内方へ下るテーパー壁部15b に形成している。この底壁形成壁15は反転壁13が反転した際に上昇して同様の平坦壁部14a 及びテーパー壁部14b を備えた底壁14となる。
そして、図2の状態から、底壁形成壁15を胴部10に対して上方に押し上げると、反転壁13が上方に反転し、図1に示す如く、反転壁13と底壁14とを結ぶコーナー部分16が圧接用壁面fに圧接する。その際、底壁形成壁15はそのままの状態で上昇して上げ底状の底壁14を形成する。
ポンプBは、容器体口頸部12外周に嵌合させた装着筒20により容器体Aに固定されたもので、パッキンpを介して口頸部12上に装着したシリンダ21のフランジを、装着筒20のフランジ状頂板により固定し、シリンダ21の下部を容器体A内上部に垂下させ、また、シリンダ21より上方付勢状態で押し込み可能に突設したステム(図示せず)の上端に吐出ヘッド23を嵌着している。また、シリンダ21の下端部に上端を嵌着した吸上げパイプ24の下端を平坦壁部14a 上面近傍に垂設開口している。尚、図1は吐出ヘッド23を押し下げた状態でシリンダ21の上端部に螺着した状態を示す。
上記の如く構成したポンプ容器1は、図1の状態から吐出ヘッド23をシリンダ21から螺脱して上昇させ、その状態から吐出ヘッド23を上下動させることで、内臓ポンプ機構の作用で吸上げパイプ24の下端開口より容器体A内液を吸上げ吐出ヘッド23の吐出口25より吐出する。
図3は他の例を示すもので、環状傾斜壁10a を、胴部10の下部に設けた内方へ凹む凹陥壁部17の下半部で構成した例を示す。凹陥壁部17は胴部10の下部所定位置を半円状に内方に陥没させたもので、この凹陥壁部17の下面を圧接用壁面fとして構成している。従って、胴部10は凹陥壁部17の部分以外は同径をなす。その他の構成は図1の例と同様であるため、同符号を付して説明を省略する。
この場合も容器体Aの底部は、当初図3の二点鎖線で示す如く、反転壁13及び底壁形成壁15が下方へ突出した状態で形成され、その状態から底壁形成壁15を胴部10に対して上方に押し上げると、反転壁13が上方に反転し、反転壁13と底壁14とを結ぶコーナー部分16が圧接用壁面fに圧接する。その際、底壁形成壁15はそのままの状態で上昇して上げ底状の底壁14を形成する。
図4は更に他の例を示すもので、本例では胴部10下端部を外方へ傾斜下降するスカート壁10d に形成し、このスカート壁10d の下面を圧接用壁面fとして構成している。また、図4の二点鎖線で示す如く、スカート壁10d の下端縁より下方へスカート壁10d と対称的に内方へ傾斜下降する逆スカート状をなす反転壁13を延設し、反転壁13の下端縁からは図1と同様の底壁形成壁15を延設している。従って、胴部10はスカート壁10d の部分以外は同径をなす。その他の構成は図1の例と同様であるため、同符号を付して説明を省略する。
この場合も容器体Aの底部は、当初図4の二点鎖線で示す如く、反転壁13及び底壁形成壁15が下方へ突出した状態で形成され、その状態から底壁形成壁15を胴部10に対して上方に押し上げると、反転壁13が上方に反転し、反転壁13外面が圧接用壁面fに圧接する。その際、底壁形成壁15はそのままの状態で上昇して上げ底状の底壁14を形成する。
図5は更に他の例を示すもので、円筒状の胴部10の下端縁より下方へ胴部10と同形筒状の反転壁13を延設し、反転壁13の下端縁より図1と同様の底壁形成壁15を延設している。反転壁13は、胴部10及び底壁形成壁15の厚さより薄肉に形成されており、胴部10の下端縁を中心に反転壁13を上方へ反転可能に形成している。また、反転壁13を上方へ反転させてその外周面を胴部10の内周面下端部に当接させるとともに、底壁形成壁15が上昇して上げ底状の底壁14を形成している。また、本例では反転後の反転壁13と胴部10下端部とを溶着固定している。その溶着固定手段としては、例えば、高周波接着等の公知手段を採用できる。その他の構成は図1の例と同様であるため、同符号を付して説明を省略する。
この場合も容器体Aの底部は、当初図5の二点鎖線で示す如く、反転壁13及び底壁形成壁15が下方へ突出した状態で形成され、その状態から底壁形成壁15を胴部10に対して上方に押し上げると、反転壁13外面と胴部10内周面とが当接する状態に反転壁13が反転する。その際、底壁形成壁15はそのままの状態で上昇して上げ底状の底壁14を形成する。その後、後加工で反転壁13と胴部10の下端部とを溶着固定する。尚、この後加工での溶着固定をしない状態も、本発明の一つの形態を示す。
ポンプを装着した容器体の半断面図である。(実施例1) 底部反転前の容器体の半断面図である。(実施例1) ポンプを装着した容器体の半断面図である。(実施例2) ポンプを装着した容器体の半断面図である。(実施例3) ポンプを装着した容器体の半断面図である。(実施例4)
符号の説明
1…ポンプ容器
A…容器体
10…胴部,10a …環状傾斜壁,10b …大径部,10c …小径部,10d …スカート壁, 11…肩部,12…口頸部,13…反転壁,14…底壁,14a …平坦壁部,
14b テ−パー壁部,15…底壁形成壁,15a …平坦壁部,15b …テ−パー壁部,
16…コーナー部分,17…凹陥壁部,f…圧接用壁面
B…ポンプ
20…装着筒,21…シリンダ,23…吐出ヘッド,24…吸上げパイプ,25…吐出口

Claims (8)

  1. 有底筒状の胴部10より肩部11を介して口頸部12を起立し、口頸部12に装着したポンプBの吸上げパイプ24により収容液を吸引し、ポンプBの吐出口25より吐出するポンプ用の容器体であって、胴部10が円筒状又は楕円筒状をなし、胴部10内の下部に下向き環状の圧接用壁面fを設け、胴部10の下端縁より下方へ筒状の反転壁13を延設し、少なくとも周縁部が内方へ下るテ−パ状をなす底壁形成壁15を反転壁13の下端縁より延設し、胴部10の下端縁を中心に反転壁13を上方へ反転可能に形成し、底壁形成壁15の押し上げにより反転壁13を上方へ反転させて、底壁形成壁15と反転壁13とが形成するコーナー部分16或いは反転壁13を、圧接用壁面fに圧接し、底壁形成壁15が上昇して上げ底状の底壁14を形成したことを特徴とするポンプ用の容器体。
  2. 圧接用壁面fが、胴部10下部において、外方へ傾斜下降してその下方の胴部10を大径部10b として拡径する環状傾斜壁10a の下面であり、反転壁13が、胴部10の下端縁より下方へ垂設した胴部10の下端部と同形筒状をなし、反転壁13を上方へ反転させて底壁形成壁15と反転壁13とが形成するコーナー部分16を圧接用壁面fに圧接してなる請求項1記載のポンプ用の容器体。
  3. 圧接用壁面fが、胴部10の下部に設けた内方へ凹む凹陥壁部17の下面であり、反転壁13が、胴部10の下端縁より下方へ垂設した胴部10の下端部と同形筒状をなし、反転壁13を上方へ反転させて底壁形成壁15と反転壁13とが形成するコーナー部分16を圧接用壁面fに圧接してなる請求項1記載のポンプ用の容器体。
  4. 反転壁13と底壁形成壁15とが形成するコーナー部分16を弯曲面に形成してなる請求項2又は請求項3のいずれかに記載のポンプ用の容器体。
  5. 圧接用壁面fが、胴部10下端部を外方へ傾斜下降したスカート壁10d の下面であり、反転壁13が、スカート壁10d の下端縁より下方へスカート壁10d と対称的に内方へ傾斜下降する逆スカート状をなし、反転壁13を上方へ反転させて反転壁13を圧接用壁面fに圧接してなる請求項1記載のポンプ用の容器体。
  6. 胴部10及び底壁形成壁15と比較して反転壁13を薄肉に形成した請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のポンプ用の容器体。
  7. 有底筒状の胴部10より肩部11を介して口頸部12を起立し、口頸部12に装着したポンプBの吸上げパイプ24により収容液を吸引し、ポンプBの吐出口25より吐出するポンプ用の容器体であって、胴部10が円筒状又は楕円筒状をなし、胴部10の下端縁より下方へ胴部10と同形筒状の反転壁13を延設し、少なくとも周縁部が内方へ下るテ−パ状をなす底壁形成壁15を反転壁13の下端縁より延設し、胴部10の下端縁を中心に反転壁13を上方へ反転可能に形成し、底壁形成壁15の押し上げにより反転壁13を上方へ反転させてその外周面を胴部10の内周面下端部に当接させるとともに、底壁形成壁15が上昇して上げ底状の底壁14を形成したことを特徴とするポンプ用の容器体。
  8. 反転後の反転壁13と胴部10下端部とを溶着固定してなる請求項7記載のポンプ用の容器体。
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