JP2005514286A - ヒンジ式保証クロージャーの提供方法、ヒンジ式保証クロージャーおよびヒンジ式保証クロージャーを有する容器 - Google Patents

Abstract

ヒンジ式保証クロージャーが、閉鎖状態へと即ち保証シールを有して射出成形されることによって製造される。該クロージャーは、該クロージャーが使用される容器（１７）への接続のために関連するリング部材（１３）と共に射出成形される。リング部材（１３）は、軸方向ギャップ（２１）によってクロージャーの残り（１１、１２）から分離され、該ギャップはヒンジ部分（１５）と保証接続部（１６）とによって架けられる。該クロージャーは、容器（１７）の開口部（１９）と協働するための一体型の閉鎖部材（１２）を有するキャップ（１）を備える。

Description

本発明は、容器のためのヒンジ式(hinged）の保証クロージャー(guarantee closure）を提供するための方法に関するものであって、該クロージャーは、一体型の閉鎖部材を有するキャップを有し、該部材は、容器の開口部と協働して閉鎖状態にされ得る。

本発明はまた、容器の開口部上へヒンジ式保証クロージャーを提供するための方法に関するものであって、該クロージャーは、一体型の閉鎖部材を有するキャップを有し、該部材は、容器の開口部と協働して閉鎖状態にされ得る。

本発明はまた、容器の開口部のためのヒンジ式保証クロージャーに関するものであって、該クロージャーは、一体型の閉鎖部材を有するキャップを有し、該部材は、該開口部と協働状態とされる。

更に、本発明はまた、容器の開口部のためのヒンジ式保証クロージャーを有する該容器に関するものであって、該クロージャーは一体型の閉鎖部材を有するキャップを有し、該部材は開口部と協働して閉鎖状態にされ得る。

いわゆる保証クロージャーは、数多く知られている。即ち、クロージャーが手つかずのまま(intact)であるかどうか、そして、該クロージャーが用いられている容器の内容物に第３者がだれもアクセスしなかったかどうかを、使用者がわかるというタイプのクロージャーである。クロージャーの非常に一般的なタイプは、開口部を有するベース部材を備えているものであって、問題の容器に搭載されるように設計されたものである。上記のものは、分離した開口部、ベース部材に接続したキャップヒンジ、および、閉鎖ポジションにおいて対応するベース部材の開口部と協働するキャップ中の一体型の閉鎖部材を備える。このようなクロージャーは、概して、射出成形され、キャップは外にスイングされ(swung out)、即ち、ベース部材の側面に対し開かれている。鋳型から取り出した後、クロージャーのベース部材は容器上に置かれる。キャップが内にスイングされ(swung in)、即ち、閉鎖ポジションにて、キャップとベース部材との間に、ヒンジと直径方向の反対側に、例えば溶接によって接続が付与される。この接続によって、購買者または使用者が初めてクロージャーを開ける前に、該クロージャーが開かれたことがないということが保証される。

従来技術には多くの欠点がある。重要な欠点は、クロージャーが、外にスイングされた状態(swung-out state)で成形されることである。このことは、該クロージャーがマウントされて閉鎖されるときに、成形表面または圧力表面が、該クロージャー表面の約２倍のサイズになることを意味し、そして、成形ツールおよび該ツールが配置される加工機械が、それに対応して寸法増大(scaled up)されねばならないことを意味している。更に、容器へのマウントの前または後、該クロージャーは、閉鎖状態にされる必要があり、それは余分の仕事プロセスを必要とする。保証(assurance or guarantee)接続の提供も、別の仕事プロセスを必要とする。

逆にしたカップ形状とされたベース部材を有する公知の態様もまた、材料の余分の消費を必要とする。

ＥＰ ０３０９３９６は、閉鎖ポジションで製造される一体型クロージャーを記載しており、該クロージャーは、上方部と下方部とを備え、これらは、ジョイント表面に延びるギャップによって径方向に離れ、該ジョイント表面は、フィルムヒンジと、スナップ効果を生じる要素によって横切られる。該ギャップはまた、保証接続部によって横切られてもよい。

しかし、閉鎖ポジションでマウントされ、一体型ヒンジと保証(assurance/guarantee)接続とを有するフルサイズのキャップは、従来技術にはない。フルサイズのキャップは非常に利点がある。それは、チューブが、キャップの上で比較的安定なように立つことができるからであり、そのことは、チューブが殆ど空間を占めないことを意味する。フルサイズのキャップを有しないチューブは、水平ポジションで保存され、従って、より多くの空間が必要である。従って、保証型の改良されたクロージャーの必要性がある。

本発明の目的は、材料節約式でより小さな成形ツール（成形機械）を用いて、ヒンジ式保証クロージャーを製造でき、単一作業プロセスで容器に取り付けられ得るクロージャーを製造できることである。

本発明によれば、容器のためのヒンジ式保証クロージャーを提供する方法が提案されており、該クロージャーは、一体型の閉鎖部材を有するキャップを有し、該閉鎖部材は容器の開口部と協働して閉鎖できるものであって、その特徴が、該クロージャーが、閉鎖状態へと即ち保証シールを有して射出成形され、該クロージャーが、一体型の閉鎖部材を持つキャップを有するような形態にて、かつ、容器への接続のために該キャップに対しヒンジ接続されかつ保証接続されしかしそれ以外では該キャップに対し軸方向に間隔を置いているリング部材を有するような形態にて、該クロージャーが射出成形されることである。

リング部材が、容器上のカップリング部と協働するために設計されたカップリング部と共に射出成形されるならば、それは特に利点がある。

特に好適な実施態様では、リング部材は、カップリング部として、内部周囲のスナップエッジを持って射出成形されることができる。

本発明によれば、容器の開口部にヒンジ式保証クロージャーを提供する方法が提案されており、該クロージャーは、一体型の閉鎖部材を有するキャップを有し、該閉鎖部材は容器の開口部と協働して閉鎖状態となることができ、その特徴が、該クロージャーが、閉鎖状態へと即ち保証シールを有して射出成形され、該クロージャーが、一体型の閉鎖部材を持つキャップを有するような形態にて、かつ、容器への接続のために該キャップに対しヒンジ接続されかつ保証接続されしかしそれ以外では該キャップに対し軸方向に間隔を置いておりかつカップリング部を有するリング部材を有するような形態にて、該クロージャーが射出成形されることであり、そして、容器が、リング部材のカップリング部と協働するカップリング部をその開口部の周りに有することである。

間隔をおいたリング部材が、内部周囲のスナップエッジ（１４、２５）を有するように作られ、容器が、開口部の周りに、該スナップエッジに適合した外周溝を備え、成形されたクロージャーが、容器上にそのリング部材によって押し付けられ、それによって、スナップエッジが押し付けられて外周溝内にスナップ留めされる(snap、パチンとはまる）ならば、それは特に利点がある。

本発明の１つの態様では、ヒンジはキャップの径方向に切り込まれた部分に配置されるように、クロージャーは射出成形されてもよい。該切り込まれた部分は、外向きの凹状に作られるのが有利である。

特に好ましい態様では、ヒンジがキャップの外周縁にあるように、クロージャーが射出成形されてもよく、それによって、該ヒンジの突出し部分はキャップの外径を越えないことが保証される。キャップが容器上に配置される場合、キャップの外径を越えて突出た製品要素が無いことは非常に利点がある。更に、これにより、キャップには、清潔な外観が与えられる。

ヒンジのこれらの態様における特別の利点は、キャップが開けられてヒンジの周りにスイングするとき、突出したヒンジ部分が避けられ、同時に好ましいスナップオーバー効果が得られることである。

本発明によれば、容器の開口部のためのヒンジ式保証クロージャーが提案されており、該クロージャーは、一体型の閉鎖部材を有するキャップを有し、該閉鎖部材は容器の開口部と協働して閉鎖状態となることができ、その特徴が、該クロージャーが、一体型の閉鎖部材を持つキャップと、リング部材とを有し、該リング部材が、開口部の周りでの容器への接続のために該キャップに対しヒンジ接続されかつ保証接続されしかしそれ以外では該キャップに対し軸方向に間隔を置いていることである。

ヒンジ式保証クロージャーが、容器上のカップリング部との協働のために設計されたカップリング部を、リング部材中に組み込むことができるならば、それは特に有利である。

カップリング部が、リング部材の内部周囲のスナップエッジの形態であるならば、それは特に有利である。

本発明の新規なヒンジ式保証クロージャーは、有利には、キャップの径方向に切り込まれた部分に配置されたヒンジを備えてよい。該切り込まれた部分は、外向きに凹状の形態であってよい。

特に利点のある態様では、クロージャーは、ヒンジがキャップの外周縁にあるように射出成形されてもよく、それによって、ヒンジ突出部分はキャップの外径を越えないことが保証される。キャップが容器上に配置されるとき、キャップの外径を越えて突出す製品要素が無いことは非常に利点がある。

特に有利な態様では、キャップはフルサイズキャップとして製造される。

本発明の１つの有利な態様では、保証接続部は、該保証接続部が既に分断されたか否か、即ち、キャップが開けられたか否かを見ることが容易であるような形態とされる。

本発明によれば、容器の開口部のためのヒンジ式保証クロージャーを有する容器が提案されており、該クロージャーは、一体型の閉鎖部材を有するキャップを有し、該閉鎖部材は容器の開口部と協働して閉鎖状態となることができ、その特徴が、該クロージャーが、閉鎖状態へと即ち保証シールを有して射出成形され、かつ、該クロージャーが、一体型の閉鎖部材を持つキャップと、リング部材とを有し、該リング部材は、該キャップに対しヒンジ接続されかつ保証接続されしかしそれ以外では該キャップに対し軸方向に間隔を置いておりかつ、容器上のカップリング部と協働するように設計されたカップリング部を有することである。

リング部材上のカップリング部が、内部周囲のスナップエッジの形態であり、容器が、開口部の周りに延びる溝を有し、該溝内にスナップエッジがスナップ留めされるならば、それは特に利点がある。

クロージャーは、閉鎖状態で、即ち、閉鎖ポジションでキャップをもって射出成形されるので、他の通常の場合よりも小さい機械でクロージャーを成形することが可能である。それは、該成形が、より小さな突出表面にて、実際には他に存在する成形表面または圧力表面の約半分にてなされるからである。ベース部材が今やリング部材にまで減少し、一体型の閉鎖部材が容器の開口部と直接的に協働するから、かなりの材料節約がなされる。保証接続部は成形の間に形成され、それ故に、別の仕事プロセスが必要ない。

リング部材上にカップリング部を形作ることは、該クロージャーが、好ましい容器（即ち、容器が対応するカップリング部を有すること）の適所に単純に置かれロックされることを意味する。内部周囲のスナップエッジが、リング部材上でカップリング部として使用されるならば、該クロージャーは、好ましい容器（即ち、容器が対応するスナップイン溝を有する）に、単純に適所に押し付けられることができる。

径方向の内向きにヒンジのヒンジ軸を移動させることによって、キャップを開くとき、該キャップが、容器の開口部の側部へ、安定した開ポジションへスイングすることが可能となる。

特に好ましい態様では、ヒンジは、キャップの外周縁に配置される。

より小さな成形機械の使用の可能性と、得られる材料節約の可能性に加えた、クロージャーの新規デザインの特別な利点は、射出成形された保証クロージャーが「準備完了(ready)」であって、更なる仕事プロセス無しに、直接的に好ましい容器上に配置できるということである。

キャップがフルサイズキャップの形態で作製できれば、それも非常に利点がある。キャップの要素が、実際のキャップの外径を越えて突出しないことも有利である。

本発明の有利な態様では、保証接続部が分断されたか否か、即ち、キャップは開かれたか否かを見ることが容易であるように、保証接続部が作られる。

図面を参照して、本発明をより詳細に説明する。

図１は、容器１のための従来技術のクロージャーを示している。クロージャー２は、逆にしたカップ形状のベース部材３を有し、その底に、容器１の首５と協働するための円筒状のカラー４がある。逆にしたカップ形状のベース部材３の底には開口部６があり、それは、フィット（嵌合）した状態にて示されており、容器１の開口部７とフラッシュ（同じ高さの面）になっている。ベース部材３は、キャップ９とヒンジ接続されている。本発明の格別なる目的は、ベース部材をリング体へと変えることによって、また、ベース部材の「底」とカラー即ち支持体４を取り払うことによって、ベース部材３における材料の使用を減じることである。

図２〜５に示す本発明のクロージャーは、キャップ１１、キャップ内の一体型の閉鎖部材１２と、内部スナップエッジ１４を有するリング部材１３とを有している。キャップ１１は、一体型ヒンジ１５によってリング部材に接続され、如何なる部分も、クロージャーの外周縁を越えて突出してはおらず、一体型(integral)の保証接続部(guarantee connection)１６が、ヒンジ１５の直径の反対側に配置されている。保証接続部は、図４では、分断されたものを示している。

図２は、非常に有利な態様を示しており、キャップが閉鎖されたときに、ヒンジの如何なる部分もキャップの外径を越えて突出しないように、一体型ヒンジ１５がキャップの外周縁に配置されている。これは、キャップが容器にフィットされる後続のプロセスの間に非常に有利である。加えて、それは、このキャップに、魅力的かつ清潔なデザインを与えている。

図５は、容器１７上に配置されたクロージャーを示している。容器１７は、開口部１９を有する上面壁部１８を備える。当該保証クロージャーは容器上の適所に押し付けられ、スナップエッジ１４が、容器１７で対応する溝２０と協働するようになっている。キャップ１１と一体型である閉鎖部材１２は、容器１７の開口部１９内に入り、この開口部１９を閉鎖する。図４のように、キャップが開ポジションへとスイングされたときには、閉鎖部材１２は開口部１９の外へ移動し、口が開くことが理解されるだろう。図５の断面図は、ヒンジ１５と接続１６のそれぞれの外部であり、キャップ１１とリング部材１３との間の軸方向のギャップを示している。

図２〜５で示される本発明のクロージャーは、ハウジングとコア部材（該コア部材はハウジングにインサート可能である）とを有するツールを用いて射出成形される。該コアは、該ハウジングと共に成形チャンバーを定める。この成形チャンバーは、コラプシブルコアによって２個のチャンバーに分割される。２個のチャンバーとは、即ち、キャップが形成されるチャンバーと、リング部材が形成されるチャンバーである。コラプシブルコアは成形チャンバーに導入され、これが、該コアの周りのチャンバー同士を互いに部分的に閉ざし、その結果、ヒンジまたは保証接続部が形成される成形セクションが作りだされる。これは、自体公知である射出成形技術の適用を含んでいる。

スナップエッジ１４は、コアが外周に凹部を備えることで形成される。成形材料の弾性によって、何らの困難さも無く、コアは引き抜かれることができる。場合によっては、射出成形の当業者に知られているように、いくぶんかのコラプシブルコアも使用できる。

射出成形後に、接続１６を分断することによって最初の使用者によって分断され得る保証クロージャーがある。これは、キャップ１１がヒンジ１５の周りにスイングされるという通常の態様でなされる。

閉鎖部材１２は、このケースではピンとして示されており、該ピンは、容器の開口部１９中に入る。もちろん、閉鎖部材は、別の好ましいデザインであってもよく、例えば、閉鎖において開口部の周りの高くなっている部分の周りによりかかる環状突起の形態であってもよい。

図６〜８は、本発明のクロージャーの第２の態様を示している。図６〜９に示されるクロージャーは、キャップ２２と、該キャップ２２内の一体型の閉鎖部材と、内部スナップエッジ２５を持ったリング部材２４とを有する。キャップ２２は、一体型ヒンジ２６と、ヒンジ２６の直径反対側に配置された一体型保証接続部２７によってリング部材２４に接続されている。保証接続部２７は、図９では、分断されて示されている。

図７〜９では、クロージャーが容器２８にフィットしているのが示されている。容器は上面壁部２９を有しており、該壁部はいくぶんか噴出口（スパウト）の形状とされた開口部３０を有しており、該開口部は、閉鎖ポジションでは、キャップ２２の閉鎖部材２３と協働する。該クロージャーは、容器２８上の適所に押し付けられ、スナップエッジ２５が容器２８で対応する溝３１と協働するようになる。

キャップ２２とリング部材２４との間には軸方向のギャップ３２があり、該ギャップは、リング部材の側では、リング部材上のスムーズな端部エッジ(smooth end edge)３４によって限定され、キャップの側では、キャップ上の切れ込みを入れられたエッジ(notched edge)３５によって限定される。

ギャップ３２の特別な態様の目的は、クロージャーが容器上に押し付けられるとき、ヒンジと保証クロージャーとにかかる負荷に関連したギャップの圧縮を制限することであり、一方、ギャップに沿った別の部分では、より大きな距離があり、それが突起により多くの材料を与えており、その突起は、図６と７で示されるタイプのクロージャーの射出成形の間に使用されるコラプシブルコア上に配置される。

図示されるように、ヒンジ２６は、キャップ壁部の径方向に切り込まれた部分３６に配置される。ヒンジ２６が、外向きに凹状の曲線をなすことが有利である。この種のデザインは、キャップ２２がヒンジ２６の周りにスイングされるとき、即ち、図９に示すように開放されるとき、スナップまたはデッドポイント効果を与えるために好ましい。キャップの外周縁を越えて突出する部分を有する公知材料のヒンジと同一の有利な効果が得られる。デザインにさらに関連する理由のために、ギャップ３２は、やや引き上げられるか、またはヒンジ２６においてキャップ２２内に引き入れられる。更に、スムーズなリング部材エッジ３４は、容器本体とフラッシュになっており、内容物の残留物がそこへの付着物となることが防止される。

キャップの開放を容易にするために、公知のようにキャップには僅かに刻み目の付いた指部分３７が備えられる。実際の保証接続部２７は、図７と８に特に示されている。

図６〜９に示されるクロージャーは、コラプシブルコアを用いて、種々のアンダーカット等の形態が可能であるように射出成形できる。コラプシブルコアを用いる射出成形の使用は、当業者周知であるが、それでもやはり例としては米国特許３,２４７,５４８が参照される。

もちろん、スナップエッジ１４（図４と５参照）やスナップエッジ２５（図８と９参照）の代わりに、他の適切な手段も使用できる。例えば、協働するスクリューネジ（これは、コラプシブルコアを用いることによって、何らの困難さも無く射出成形できる）や、例えば、差込み締め具(bayonet fastening)の使用は可能であろう。しかし、説明されたスナップエッジ接続は、場合によっては逆であってよい。それは、クロージャーが、単純に容器上に軸方向に押し付けられ、適所にスナップ留めされる(snapped、パチンとはまる)ことができるので、有利である。

図１０と１１は、別の態様のヒンジ式保証クロージャーを示しており、該クロージャーは、キャップ３８と、該キャップに対し軸方向に分離したリング部材３９とを有しており、保証接続部４０は分断されたか否かを見ることができる保証接続部４０の別のデザインがある。図１０では、クロージャーは、分断していない保証接続部４０（即ち、キャップが以前に開かれていない）をもって示されている。図１１は、図１０と同じクロージャーを示しているが、分断された保証接続部４０をもっている。保証接続部４０のこのデザインは、使用者に、キャップが既に開かれたか否かを明瞭にする。

本発明で得られた主要な利点は、例えば、図１で示される公知の態様と比較して、単純化され、かつ材料を節約するクロージャーであって、リング部材を使用することによって、公知の逆カップ部材の底が避けられ、このことから、材料節約が生じることがわかる。射出成形ツール中の突出表面または圧力表面はまた、従来技術と比較して約半分まで大きく減少し、ツールと成形機のサイズに関しては関連した利点を有する。

本発明によって得られる別の主要な利点は、一体型キャップがフルサイズキャップとして製造できることであり、キャップの要素のどれもがキャップの外側の周囲を越えることがない。

図１は、逆にしたカップ形状とされたベース部材を備えるクロージャーの従来技術の態様の断面図を示している。 図２は、シャット即ち閉鎖されたときの本発明のクロージャーを示している。 図３は、反対側からの同じクロージャーを示している。 図４は、キャップが外へスイングし、開かれたときのクロージャーを示している。 図５は、容器にフィットした図２〜４のクロージャーの拡大断面図である。 図６は、本発明の第２のクロージャーを示している。 図７は、反対側から見た図６のクロージャーの図である。 図８は、図６と７のクロージャーの断面図である。 図９は、図８と類似の断面図であるが、キャップは分断されて開けられ、上方へスイングされ、その結果、容器の開口部が露出している断面図である。 図１０は、本発明の第３のクロージャーを示す。 図１１は、保証接続部が分断された図１０のクロージャーを示す。

Claims (23)

1. 容器用のヒンジ式保証クロージャーを提供する方法であって、該クロージャーは、一体型の閉鎖部材（１２、２３）を有するキャップ（１１、２２、３８）を有し、該閉鎖部材は容器の開口部と協働して閉鎖できるものであって、
   その特徴が、
   該クロージャーが、閉鎖状態へと即ち保証シールを有して射出成形され、
   該成形されたクロージャーが、一体型の閉鎖部材（１２、２３）を持つキャップ（１１、２２）を有するような形態にて、かつ、容器への接続のために該キャップ（１１、２２）に対しヒンジ接続され（１５、２６）かつ保証接続され（１６、２７、４０）しかしそれ以外では該キャップ（１１、２２）に対し軸方向に間隔を置いている（２１、３２）リング部材（１３、２４、３９）を有するような形態にて、該クロージャーが射出成形されることである、前記方法。
2. リング部材（１３、２４、３９）が、容器上のカップリング部と協働することを意図されたカップリング部（１４、２５）と共に射出成形されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. リング部材（１３、２４、３９）が、内部周囲のスナップエッジ（１４、２５）を有して射出成形されることを特徴とする請求項２に記載の方法。
4. 保証接続部（４０）が分断されたか否かを明白に見ることができるように、該保証接続部（４０）が作られることを特徴とする請求項１に記載の方法。
5. 容器の開口部にヒンジ式保証クロージャーを提供する方法であって、該クロージャーは一体型の閉鎖部材（１２、２３）を有するキャップ（１１、２２、３８）を有し、該閉鎖部材は容器の開口部（１９、３０）と協働して閉鎖状態となることができ、
   その特徴が、
   該クロージャーが、閉鎖状態へと即ち保証シールを有して射出成形され、
   該成形されたクロージャーが、一体型の閉鎖部材（１２、２３）を持つキャップ（１１、２２、３８）を有するような形態にて、かつ、該キャップ（１１、２２）に対しヒンジ接続され（１５、２６）かつ保証接続され（１６、２７、４０）しかしそれ以外では該キャップ（１１、２２）に対し軸方向に間隔を置いており（２１、３２）かつカップリング部（１４、２５）を有して作られたリング部材（１３、２４、３９）を有するような形態にて、該クロージャーが射出成形されることであり、かつ、
   容器（１７、２８）が、それと協働するカップリング部（２０、３１）を備えていることである、
   前記方法。
6. リング部材（１３、２４、３９）が、内部周囲のスナップエッジ（１４、２５）を有するように作られ、
   容器（１７、２８）が、開口部の周りに、該スナップエッジに適合した外周溝（２０、３１）を備え、
   該成形されたクロージャーが、容器（１７、２８）上にそのリング部材（１３、２４）と共に押し付けられ、それによって、スナップエッジ（１４、２５）が押し付けられて外周溝（２０、３１）内にスナップ留めされること
   を特徴とする請求項５に記載の方法。
7. 保証接続部（４０）が分断されたか否かを明白に見ることができるように、該保証接続部（４０）が作られることを特徴とする請求項５に記載の方法。
8. ヒンジ（１５）が、キャップの外周縁に作られることを特徴とする上記請求項のいずれか１項に記載の方法。
9. ヒンジ（２６）が、キャップ（２２）の径方向に切り込まれた部分（３６）に作られることを特徴とする上記請求項のいずれか１項に記載の方法。
10. 切り込まれた部分（３６）が、外向きに凹状の形態であることを特徴とする請求項９に記載の方法。
11. 容器の開口部のためのヒンジ式保証クロージャーであって、該クロージャーは、一体型の閉鎖部材（１２、２３）を有するキャップ（１１、２２、３８）を有し、該閉鎖部材は容器の開口部と協働して閉鎖状態となることができ、
    その特徴が、
    該クロージャーが、一体型の閉鎖部材（１２、２３）を持つキャップ（１１、２２）と、リング部材（１３、２４、３９）とを有し、該リング部材が、開口部の周りでの容器への接続のために該キャップ（１１、２２、３８）に対しヒンジ接続され（１５、２６）かつ保証接続され（１６、２７、４０）しかしそれ以外では該キャップ（１１、２２、３８）に対し軸方向に間隔を置いている（２１、３２）ことである、
    前記ヒンジ式保証クロージャー。
12. リング部材（１３、２４、３９）上にカップリング部（１４、２５）があることを特徴とする請求項１１に記載のヒンジ式保証クロージャー。
13. リング部材上にあるカップリング部が、内部周囲のスナップエッジ（１４、２５）であることを特徴とする請求項１１に記載のヒンジ式保証クロージャー。
14. ヒンジ（１５）が、カップの外周縁に形成されることを特徴とする請求項１１、１２または１３に記載のヒンジ式保証クロージャー。
15. ヒンジ（２６）が、キャップ（２２）の外周縁に対し、径方向の内向きに引っ張られることを特徴とする請求項１１、１２または１３に記載のヒンジ式保証クロージャー。
16. ヒンジ（２６）が、凹状に湾曲していることを特徴とする請求項１５に記載のヒンジ式保証クロージャー。
17. 保証接続部（４０）が分断されたか否かを明白に見ることができるように、該保証接続部（４０）が作られることを特徴とする請求項１１に記載のヒンジ式保証クロージャー。
18. 容器の開口部のためのヒンジ式保証クロージャーを有する該容器であって、該クロージャーは、一体型の閉鎖部材（１２、２３）を有するキャップ（１１、２２、３８）を有し、該閉鎖部材は容器の開口部と協働して閉鎖状態となることができ、
    その特徴が、
    該クロージャーが、閉鎖状態へと即ち保証シールを有して射出成形され、かつ、
    該クロージャーが、一体型の閉鎖部材（１２、２３）を持つキャップ（１１、２２）と、リング部材（１３、２４、３９）とを有し、該リング部材は、該キャップ（１１、２２、３８）に対しヒンジ接続され（１５、２６）かつ保証接続され（１６、２７、４０）しかしそれ以外では該キャップ（１１、２２）に対し軸方向に間隔を置いており（２１、３２）かつカップリング部（１４、２５）を有することであり、かつ、
    該容器が前記カップリング部（１４、２５）と協働するカップリング部（２０、３１）を備えていることである、
    前記容器。
19. リング部材上にあるカップリング部が、内部周囲のスナップエッジ（１４、２５）であること、および、容器が、開口部（１９、３０）の周りに走る溝（２０、３１）を有し、該溝内にスナップエッジ（１４、２５）がスナップ留めされるものであることを特徴とする請求項１８に記載の容器。
20. ヒンジ（１５）がキャップの外周縁に作られることを特徴とする請求項１８または１９に記載の容器。
21. 保証接続部（４０）が分断されたか否かを明白に見ることができるように、該保証接続部（４０）が作られることを特徴とする請求項１８に記載の容器。
22. ヒンジ（２６）がキャップ（２２）の外周縁に対し径方向の内向きに引っ張られることを特徴とする請求項１８または１９に記載の容器。
23. ヒンジ（２６）が外向きに凹状をもって湾曲していることを特徴とする請求項２１に記載の容器。

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