JP2010144868A - 弾性くさびダンパ - Google Patents

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Abstract

【課題】特別な加工装置又は加工方法を用いることなく、容易に製造可能であり、かつ従来と同等の広帯域において、同等の減衰が得られる弾性くさびダンパを提供する。
【解決手段】一端が固定端10aとして振動伝播部に固定され他端が自由端10bとして振動可能な弾性材料からなるダンパ板12と、減衰材料からなる減衰板14とからなる。ダンパ板12は、一端が固定端に固定され一定の厚さを有する厚肉部分12aと、厚肉部分の他端に一端が一体的かつ同一厚さで連結され自由端からの距離xにおける厚さh(x)がh(x)=εx(εは正の定数、nは1以上の実数)であるくさび状部分12bと、くさび状部分の他端に一端が一体的かつ同一厚さで連結され自由端まで延び、厚さが加工可能な薄肉である薄肉部分12cとからなる。また減衰板14は、薄肉部分12cの自由端近傍の片面に貼り付けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、振動する機械装置の振動を減衰する弾性くさびダンパに関する。
振動する機械装置の振動を減衰する手段として、ダンパ装置が広く知られている。また、ダンパ装置は、粘弾性ダンパ、粘性ダンパ、摩擦ダンパ、マスダンパ、慣性力ダンパ、等に大別することができる。
このうちマスダンパは、質量体の振動を逆利用して、機械装置の振動を消去するものであり、他のダンパ装置と比較して構造が簡単である利点がある。
マスダンパの一種として、音響ブラックホール効果(Acoustic Black Hole Effect)を利用した弾性くさびダンパ(Elastic Wedge damper)が例えば非特許文献1に開示されている。
弾性くさび(Elastic Wedge)とは、くさび形の弾性体を意味する。曲げ振動について、弾性くさびの厚さが次第に薄くなると振動波の速度を遅くなり、厚さがゼロ(0)になると振動波の速度がゼロになるので振動波は反射されない。すなわち、弾性くさびは、「音のブラックホール」として機能し、その結果、振動エネルギは厚さがゼロの端部に集まるのでそのエネルギを減衰しやすくなる。
しかし、実際には、厚さがゼロの端部を有する弾性くさびの製造は困難であり、反射はゼロ(0)にならない。そこで、非特許文献1ではその反射を低減するため、弾性くさびの端部に減衰材料を貼り付けている。
上述した弾性くさびダンパは、マスダンパと同様に構造が簡単であり、かつマスダンパよりも厚さが薄く、軽量化できる利点がある。
なお、くさび形の弾性体を用いた振動又は音響の低減手段は、例えば特許文献1,2にも開示されている。
V.V.Krylov & R.E.T.B.Winward,"Experimental investigation of the acoustic black hole effect for flexural waves in tapered plates",Journal of Sound and Vibration 300(2007) 43−49
特開2000−43252号公報、「インクジェットプリンタ用の印字ヘッド」 特表2008−532917号公報、「音響を低減させる楔形ポリマー中間層」
図9は、非特許文献1で使用した弾性くさびダンパの模式図である。この弾性くさびダンパは、非対称2次元くさび状ダンパ(non−symmetric quadratic wedge−like damper)である。この図において、51は弾性くさび、52は振動吸収膜(absorbing film)、53は弾性くさび51と一体の厚板部である。
非特許文献1で実験に使用した弾性くさび51の寸法は、長さ280mm、幅200mm、厚さは厚板部53で4.5mm、最小厚さ0.02mmである。厚さh(x)は、先端からの距離xに対し、h(x)=εx・・・(1)の関係である。ここで、εは正の定数である。
また、振動吸収膜52はポリマー膜であり、寸法は弾性くさび51の寸法と同じ(長さ280mm、幅200mm)であり、厚さは0.2mmであった。
この実験結果から、500Hz〜18000Hzの広帯域において、振動ピークの減衰効果が認められ、特に高周波数と中周波数において大きな減衰(振動エネルギの低減)が得られることが確認されている。
上述したように、非特許文献1で使用した弾性くさびダンパ(試験板)の厚さは、理論式(1)に基づき、4.5mmから0.02mmまでであった。しかし、理論式(1)に基づき厚さを0mm近く(この例で0.02mm)まで加工することは、極めて困難であり、これを達成するためには、特別な加工機械、或いは特別な方法が不可欠である。そのため、非特許文献1に開示された弾性くさびの製造は、実質的に不可能であるか、可能であっても非常に高価であった。
本発明は、上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、特別な加工装置又は加工方法を用いることなく、容易に製造可能であり、かつ従来と同等の広帯域において、同等の減衰が得られる弾性くさびダンパを提供することにある。
本発明によれば、少なくとも一端が自由端であり振動可能な弾性材料からなるダンパ板と、減衰材料からなる減衰板とからなり、
前記ダンパ板は、振動伝播部に連結され一定の厚さを有する厚肉部分と、該厚肉部分の端面に一端が一体的かつ同一厚さで連結され前記自由端からの距離xにおける厚さh(x)がh(x)=εx(εは正の定数、nは1以上の実数)であるくさび状部分と、該くさび状部分の他端に一端が一体的かつ同一厚さで連結され前記自由端まで延び、厚さが加工可能な薄肉である薄肉部分とからなり、
前記減衰板は、前記薄肉部分の自由端近傍の片面に貼り付けられている、ことを特徴とする弾性くさびダンパが提供される。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記薄肉部分の長さは、ダンパ板全長の20%以上、30%以下であり、
前記薄肉部分の厚さは、厚肉部分の1/30以上、1/20以下である。
また前記減衰板の容積は、前記薄肉部分の容積より大きい、ことが好ましい。
上述した本発明の構成によれば、ダンパ板が一体的に連結された厚肉部分、くさび状部分および薄肉部分からなり、薄肉部分は厚さが加工可能な薄肉であるので、非特許文献1で使用した弾性くさびダンパの最薄部(厚さ0.02mm)と比較して、薄肉部分の厚さを加工性のよい厚さ(例えば、10倍の0.2mm)に設定することができる。したがって、薄肉部分を特別な加工装置又は加工方法を用いることなく、容易に加工可能である。
また、くさび状部分は、自由端からの距離xにおける厚さh(x)がh(x)=εx(εは正の定数、nは1以上の実数)であるので、音響ブラックホール効果により、この部分における振動波の反射をゼロ(0)にできる。
さらに、振動エネルギは薄肉部分に集中するが、減衰板が、前記薄肉部分の自由端近傍の片面に貼り付けられているので、減衰板により薄肉部分を効果的に減衰することができる。
すなわち、ダンパ板の端部(薄肉部分)の厚さは、非特許文献1に対し、例えば10倍厚くなるので、その分、減衰効果は低下するが、一方、減衰は面積にも依存し、同じ厚さでも面積が増すと減衰が増加する。
その結果、非特許文献1の弾性くさびダンパ(薄い端、延長なし)における減衰効果がある周波数範囲が500Hz以上であるのに対し、本発明による弾性くさびダンパも、減衰効果がある最小周波数は300Hz〜500Hzであり、従来と同等の広帯域において、同等の減衰が得られることが実験により確認された。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明の弾性くさびダンパを備えた機械装置の全体模式図である。この図において、1は振動する機械装置、2は機械装置1から振動が伝播される振動伝播部、10は本発明の弾性くさびダンパである。また図中の波形3は伝播される振動を模式的に示している。
機械装置1は、例えば航空機、ジェットエンジン、宇宙船、ロケット等であり、その振動周波数は、250Hz〜18000Hzの範囲内にあるのが好ましい。
振動伝播部2は、この例では機械装置1に直接固定されているが、本発明はこれに限定されず、機械装置1から他の部材を介して振動が伝播される部材であってもよい。
本発明の弾性くさびダンパ10は、少なくとも一端が自由端10bであり振動可能な弾性材料(例えば、金属)からなる。この例では、ダンパ10の一端が固定端10aとして振動伝播部2に固定され、他端が自由端10bとして振動可能に構成されている。
図2は、従来の弾性くさびダンパの構成図であり、図3は、本発明の弾性くさびダンパの構成図である。
図2、図3において、(A)は全体斜視図、(B)は厚さ分布図、(C)は速度分布図、(D)は振幅分布図である。以下、両者を対比して説明する。
図2(A)において、従来の弾性くさびダンパ5は、弾性材料からなるダンパ板6と減衰材料からなる減衰板7からなる。また、図3(A)において、本発明の弾性くさびダンパ10は、弾性材料からなるダンパ板12と減衰材料からなる減衰板14からなる。
また、図2(A)において、ダンパ板6は、厚肉部分6aとくさび状部分6bからなる。これに対し、図3(A)において、ダンパ板12は、厚肉部分12a、くさび状部分12b、および薄肉部分12cからなる。
図2(B),図3(B)に示すように、厚肉部分6a,12aは、一端が前記固定端10aに固定され、一定の厚さhを有する。
また、くさび状部分6b,12bは、厚肉部分6a,12aの他端に一端が一体的かつ同一厚さで連結され、自由端10bからの距離xにおける厚さh(x)がh(x)=εx(εは正の定数)になっている。
なお、本発明はこの関係に限定されず、h(x)=εx(εは正の定数、nは1以上の実数)の関係であればよい。
また、本発明における薄肉部分12cは、くさび状部分12bの他端に一端が一体的かつ同一厚さで連結され、自由端10bまで延び、厚さが加工可能な薄肉になっている。
この薄肉部分12cの長さは、好ましくは、ダンパ板全長の20%以上、30%以下であり、後述する実施例では、ダンパ板全長280mmに対し、薄肉部分12cは約63mm(ダンパ板全長の22.5%)である。
また、薄肉部分12cの厚さは、好ましくは、厚肉部分12aの1/30以上、1/20以下であり、後述する実施例では、厚肉部分12aの厚さ4.5mmに対し、薄肉部分12cの厚さは、0.23mm(厚肉部分12aの1/19.5)である。
くさび状部分6b,12bにおける振幅A(x),伝播速度Cp(x)は数1の式(1)〜式(4)で示される。ここで、nは1以上の実数、Aは入力振幅(振動伝播部から伝播される振動の振幅)、ωは周波数、kは波数(wave number)、ρは密度、Eはヤング率である。
Figure 2010144868
式(1)〜式(4)から、くさび状部分6b,12bおよび薄肉部分12cにおける伝播速度Cp(x)と振幅A(x)は、図2、図3における(C)(D)のようになる。
図2(A)において、従来の減衰板7は、ポリマー膜であり、寸法は弾性くさび1の寸法と同じ(長さ280mm、幅200mm)であり、厚さは0.2mmであった。
これに対し、図3(A)において、本発明の減衰板14は、薄肉部分12cの自由端近傍の片面に貼り付けられ、後述する実施例では、長さ20mm、幅200mm、厚さ2mmであった。
この減衰板14の容積は、幅200mm×長さ20mm×厚さ2mmであり、薄肉部分12cの容積(幅200mm×長さ63mm×厚さ0.23mm)の2.76倍であった。
上述した本発明の弾性くさびダンパ10を実際に製作し、その振動減衰特性を試験した。なお製作した弾性くさびダンパ10におけるnは2である。
製作したダンパ板12は、長さ280mm、幅200mmであり、厚さは、厚肉部分12aは4.5mm、くさび状部分12bは4.5mm〜0.23mm、薄肉部分12cは0.23mmであった。
また、減衰板14は、長さ20mm、幅200mm、厚さ2mmであり、自由端10bに沿って接着した。減衰板14は、ハマダンパーC−1として市販されているものを用いた。この減衰板14は、125Hz〜4000Hzにおいてもほぼ一定の減衰性能がある。
この試験では、弾性くさびダンパ10の固定端10aの幅方向両端部を細いワイヤで吊り下げ、厚肉部分12aの片面に加振動器(shaker)を取り付け、厚肉部分12aの反対面に分散させて6つのピックアップを取り付けた。
また、加振動器からの振動数は、250Hz〜18000Hzの範囲で変化させ、ピックアップで振動レベルを受信し、その平均を求めた。
また、比較対象として、厚さ1.6mmと4.5mmのマスダンパ板を同様に試験した。以下、厚さ1.6mmのマスダンパ板を単に「1.6mmまたは1.6mmダンパ板」、厚さ4.5mmのマスダンパ板を単に「4.5mmまたは4.5mmダンパ板」と呼ぶ。ダンパ板12、1.6mmダンパ板、4.5mmダンパ板の材質は、鋼板(SS400)であった。
以下、試験結果を説明する。
図4は、本発明の弾性くさびダンパの高周波数における特性図であり、(A)は1.6mmダンパ板と本発明、(B)は4.5mmダンパ板と本発明の例である。また各図において、横軸は振動周波数(Hz)、縦軸は振動レベル(dB)である。
この図から、2500Hz〜18000Hzの高周波数の全領域において、本発明の弾性くさびダンパは、1.6mmダンパ板および4.5mmダンパ板よりも振動レベルが低下しており、従来と同等の減衰が得られることが確認された。
図5は、本発明の弾性くさびダンパの中周波数における特性図である。この図において、横軸は振動周波数(Hz)、縦軸は振動レベル(dB)である。
この図から、250Hz〜2000Hzの中周波数のほぼ全領域において、本発明の弾性くさびダンパは、1.6mmダンパ板よりも振動レベルが低下しており、従来と同等の減衰が得られることが確認された。
また、減衰効果がある最小周波数は300Hz〜500Hzであり、従来と同等の広帯域において、同等の減衰が得られることが実験により確認された。
h(x)=εx(εは正の定数、nは1以上の実数)・・・式(1)におけるnを、2,1,3に変化させた3種の本発明の弾性くさびダンパ10を実際に製作し、減衰板の有無における振動減衰特性を試験した。
その他の構成は、実施例1と同様である。
図6は、n=2の場合の本発明の弾性くさびダンパの特性図であり、図7は、n=1の場合、図8は、n=3の場合の本発明の弾性くさびダンパの特性図である。また各図において、(A)は2000Hz〜10000Hzの高周波数領域、(B)は0Hz〜2000Hzの中周波数領域の結果であり、横軸は振動周波数(Hz)、縦軸は振動レベル(dB)である。
また各図において、実線は「減衰板あり」、破線は「減衰板なし」の場合である。
図6〜図8から、式(1)におけるnは、2に限定されず、1又は3でも同様の結果が得られることがわかる。
さらに、nは、整数に限定されず1以上の実数であればよい。
上述したように、本発明の構成によれば、ダンパ板12が一体的に連結された厚肉部分12a、くさび状部分12bおよび薄肉部分12cからなり、薄肉部分12cは厚さが加工可能な薄肉であるので、非特許文献1で使用した弾性くさびダンパの最薄部(厚さ0.02mm)と比較して、薄肉部分12cの厚さを加工性のよい厚さ(例えば、10倍の0.2mm)に設定することができる。したがって、薄肉部分を特別な加工装置又は加工方法を用いることなく、容易に加工可能である。
特に、nが1の場合、くさび状部分6b,12bは、直線状のテーパ面であり、くさび状部分12bも容易に加工できるメリットがある。
また、くさび状部分12bは、自由端10bからの距離xにおける厚さh(x)がh(x)=εx(εは正の定数、nは1以上の実数)であるので、音響ブラックホール効果により、この部分における振動波の反射をゼロ(0)にできる。
さらに、振動エネルギは薄肉部分12cに集中するが、減衰板14が、薄肉部分12cの自由端10bの近傍の片面に貼り付けられており、かつ上述の例では、減衰板14の容積は、薄肉部分12cの容積より大きい(2.76倍)ので、減衰板14により薄肉部分に集中した振動エネルギを効果的に減衰することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の弾性くさびダンパを備えた機械装置の全体模式図である。 従来の弾性くさびダンパの構成図である。 本発明の弾性くさびダンパの構成図である。 実施例1における本発明の弾性くさびダンパの高周波数における特性図である。 実施例1における本発明の弾性くさびダンパの中周波数における特性図である。 実施例2におけるn=2の場合の本発明の弾性くさびダンパの特性図である。 実施例2におけるn=1の場合の本発明の弾性くさびダンパの特性図である。 実施例2におけるn=3の場合の本発明の弾性くさびダンパの特性図である。 非特許文献1で使用した弾性くさびダンパの模式図である。
符号の説明
1 振動する機械装置、2 振動伝播部、3 振動波形、
5 弾性くさびダンパ、6 ダンパ板、
6a 厚肉部分、6b くさび状部分、7 減衰板、
10 弾性くさびダンパ、10a 固定端、10b 自由端、
12 ダンパ板、12a 厚肉部分、12b くさび状部分、
12c 薄肉部分、14 減衰板、

Claims (3)

  1. 少なくとも一端が自由端であり振動可能な弾性材料からなるダンパ板と、減衰材料からなる減衰板とからなり、
    前記ダンパ板は、振動伝播部に連結され一定の厚さを有する厚肉部分と、該厚肉部分の端面に一端が一体的かつ同一厚さで連結され前記自由端からの距離xにおける厚さh(x)がh(x)=εx(εは正の定数、nは1以上の実数)であるくさび状部分と、該くさび状部分の他端に一端が一体的かつ同一厚さで連結され前記自由端まで延び、厚さが加工可能な薄肉である薄肉部分とからなり、
    前記減衰板は、前記薄肉部分の自由端近傍の片面に貼り付けられている、ことを特徴とする弾性くさびダンパ。
  2. 前記薄肉部分の長さは、ダンパ板全長の20%以上、30%以下であり、
    前記薄肉部分の厚さは、厚肉部分の1/30以上、1/20以下である、ことを特徴とする請求項1に記載の弾性くさびダンパ。
  3. 前記減衰板の容積は、前記薄肉部分の容積より大きい、ことを特徴とする請求項1に記載の弾性くさびダンパ。
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