JPH0223300A - プロペラファン - Google Patents

プロペラファン

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JPH0223300A
JPH0223300A JP17221188A JP17221188A JPH0223300A JP H0223300 A JPH0223300 A JP H0223300A JP 17221188 A JP17221188 A JP 17221188A JP 17221188 A JP17221188 A JP 17221188A JP H0223300 A JPH0223300 A JP H0223300A
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JP17221188A
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Katsuhisa Otsuta
勝久 大蔦
Yoshimi Iwamura
岩村 義己
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は換気扇、空調機室外機等に用いられるプロペ
ラファンに関するものである。
[従来の技術] 食違い角が大きい翼や、層流翼形を使用した翼で羽根車
を構成したプロペラファン、又は翼面に発達する境界層
を層流に保つように羽根の形状を最適化したプロペラフ
ァンでは、開放点近くで運転すると、渦流失に伴い特定
の周波数帯域の騒音が発生する。この状態を第10図に
示す。
図中、(1)は翼、(IA)は翼(1)の負圧面、(I
B)は同じく圧力面、(2)は負圧面(IA)に発達す
る層流境界層で、(2a)はそこに生ずるT−8波、(
3)は翼(1)の圧力面(IB)に発達する境界層、(
4)は流失渦、θは食違い角である。
すなわち、流失渦(4)は翼(1)の後縁を離れるとき
、音波を発生し、その音波が上流に伝搬し、層流境界層
(2)中のT−8波(2a)を誘起する。翼(1)の後
縁をT−8波(2a)が通過するとき、後縁から渦が流
失し、また音波が発生する。このような現象の繰返しに
よって、特定の周波数帯域の騒音が発生する。
第11図及び第12図は、例えば特開昭54−3920
7号公報に示された従来のプロペラファンで、上記渦流
失騒音を低減させようとするものであり、第11図は要
部斜視図、第12図は翼の横断面図である。
図中(5)は翼(1)の後縁に設けられた網状の突起。
(6)は突起(5)により発生した乱流境界層、(7)
はポテンシャル流である。
従来のプロペラファンは上記のように構成され、ポテン
シャル流(7)は翼(1)に軸流速度Ca、相対速度W
い及び流入角β1で流入し、相対速度W2及び流失角β
、で流失する。また、W、n及びβ2nは翼(1)に突
起(2)がないときの相対速度及び出口角度である。
さて、ポテンシャル流(7)の中に翼(1)を設置する
と1食違い角θが大きい場合、翼(1)の負圧面(IA
)に発達する層流境界層(2)は乱流境界層(6)に遷
移せず、後縁まで層流境界層(2)として存在する。層
流境角層(2)が翼(1)の後縁を通過するとき、特定
の条件が成立すると、上述のように渦流失騒音が発生す
る。そこで、翼(1)の後縁部に突起(5)を設けると
、負圧面(IA)の層流境界層(2)は突起(5)によ
って乱され、乱流境界層(6)に遷移する。
後縁部を通過する流れが乱流境界層(6)の場合は、層
流不安定に起因する渦流失騒音は大幅に減少する。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来のプロペラファンでは、翼(1)の後
縁に網状の突起(5)を設けたため、渦流失騒音は減少
するが、新たに次のような二つの問題点が生じる。
その一つは、翼(1)の後縁部に突起(5)を設けるた
め、突起(5)により発生する乱流境界層(6)の強度
が大幅に増加する点である。翼(1)から発生する騒音
は、上記のような周期的な渦流失によるものの外に、不
規則な乱流渦によるものがある。乱流渦による騒音は広
帯域騒音と呼ばれ、翼(1)の後縁を通過する乱流の強
度と、後流幅にほぼ比例して増加する。したがって、突
起(5)で乱流境界層(6)を発生させると、渦流失騒
音は減少するが乱流渦騒音が増加し、騒音の総計値は突
起(5)がない場合に比べてほぼ同じか、最悪の場合逆
に増加するという問題点がある。
他の一つは、翼(1)の後縁部に突起(5)を設けると
、負圧面(IA)の層流境界層(2)は突起(5)の先
端ではく離し、下流で再付着して乱流境界層(6)に遷
移する。ポテンシャル流(7)は大規模なはく離、再付
着の外側を流れるため、突起(5)がない場合と比べて
、翼(1)の後縁から流失するとき滑りが大きくなる。
すなわち、ポテンシャル流(7)は後縁から相対速度W
、n及び流失角β2nで流失するところ、相対速度W2
及び流失角β、で流失することになる。ここで、翼(1
)が行う仕事は転向角β、−β2に比例するため、β2
〉β、nの場合、β、−β2〈β、−β2nとなるため
仕事量が減少し、その結果風量も減少するという問題点
がある。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので
、乱流渦に広帯域騒音を増加させることなく、更に風量
も減少させることなく、翼から発生する渦流失騒音を大
幅に低減できるようにしたプロペラファンを提供するこ
とを目的とする。
[iI題を解決するための手段] この発明に係るプロペラファンは、翼の負圧面の後縁部
に後端に向かって低くなる段を1段以上設けたものであ
る。
[作 用] この発明においては、翼の負圧面の後縁部に段を設けた
ため、負圧面上に発達する層流境界層は円滑に乱流境界
層に遷移する。
[実施例コ 第1図〜第3図はこの発明の一実施例を示す図で、第1
@は正面図、第2図は第1図の■−■線断面図、第3図
は第2図の要部拡大図であり、従来装置と同様の部分は
同一符号で示す。
図中、(la)は翼(1)の前縁部、 (lb)は同じ
く後縁部、(1c)は後縁部(1b)に高さHだけ低く
、長さLに形成された段、 (ld)は翼(1)の後端
、(1e)は段(lc)と翼(1)の境界で1段(1c
)は圧力面(IB)と平行に、境界(1e)は負圧面(
IA)と垂直に形成されている。(9)は翼(1)の回
転方向、(10)は翼<1)の翼弦線の中心線を連ねた
線、(11)は層流再循環領域、 (12)は境界層の
再付着点、 (13)は層流境界層(2)が乱流境界層
(6)に遷移する混合領域である。
上記のように構成されたプロペラファンにおいては、翼
(1)の負圧面(IA)上を後縁部(1b)に達した層
流境界層(2)は、境界(1e)ではく離して境界(1
e)と段(1c)の間で渦を生じ、層流再循環領域(1
1)を発生させる。境界(1e)ではく離した層流境界
層(2)は、層流再循環領域(11)の外側を流れ、再
付着点(12)で段(1c)に付着する。付着した流れ
は混合領域(13)を経て乱流境界層(6)に遷移する
後端(1d)における境界層が乱流境界層(6)の場合
は、層流不安定に起因する渦流失騒音は発生しない。
境界(1e)から再付着点(12)までの距離Sは、5
=6H〜7Hとなることが実験により判明している。ま
た、乱流境界層(6)の厚さは、境界(1e)から30
H程度離れると、段(1c)の高さH程度となり、これ
よりも長くなると乱流境界層(6)が厚くなり過ぎて、
乱流騒音が増加する傾向になる。したがって、段(1c
)の長さLは6H〜30Hあれば、渦流失騒音を減衰さ
せ、しかも乱流騒音を増加させることはない、また、段
(IC)の高さHは、翼(1)の厚さをdとすれば、0
.1d<H<dの条件を満足させれば十分であることが
実験により確かめられた。
プロペラファンの送風作用は、翼(1)によりポテンシ
ャル流(7)である翼間流れが変化することによって達
成される。ポテンシャル流(7)は層流境界層(2)及
び乱流境界層(6)の外側の流れで、境界層の厚みによ
ってその方向が変化する。特に翼(1)の後縁部(1b
)におけるポテンシャル流(7)が、翼(1)の負圧面
(IA)から離れると、ファンの送風性能は急激に低下
する。すなわち、ファンの行う仕事は転向角β1−β8
に比例するので、境界層が大きくはく離し、そのまま後
端(1d)から流失したり、その厚みが大幅に大きくな
ったりすると、流失角β8が大きくなり、ファンの仕事
量は大幅に減少する。しかし、実施例のように段(1c
)があれば1層流境界層(2)は小規模のはく離を起こ
すものの1段(lc)で再付着するので、ポテンシャル
流(7)が後縁部(1b)で翼(1)から離れることは
ない。
その結果、ポテンシャル流(7)は翼(1)の後縁部(
1b)に沿って流れるので、従来のものと異なり流量が
減少することはない。
また、第1図に示すような翼弦線中心点を連ねた線(1
0)が回転方向に前進し、かつファンの吸込み方向に前
傾しているような低騒音プロペラファンでは、その形状
によって翼(1)面の境界層の発達が抑制され、負圧面
(la)の境界層は層流のまま後縁部(1b)から流失
している。この形式のプロペラファンに対して、段(1
c)を翼(1)の後縁部(1b)に設ければ、渦流失騒
音は消失し、かつ乱流騒音も低減できるので、極めて低
騒音のプロペラファンを構成することができる。
また、上記実施例では、段(1c)を圧力面(1B)と
平行にし、境界(1e)を負圧面(1^)と直交するよ
うにしたが、第4図〜第9図の他の実施例に示すように
構成することも可能である。
すなわち、第4図は境界(1e)面を後端(Id)に向
かって傾斜させ、段(1c)を圧力面(Ib)と平行に
したものである。第5図は段(lc)を後端(1d)に
向がって低くなるテーパ状にし、境界(le)面を負圧
面(IA)と直交させたものである。第6図は段(1c
)を後端(1d)に向かって低くなるテーパ状にし、境
界(1e)面も後端(1d)に向がって傾斜させたもの
である。第7図は境界(la)面と負圧面(IA)の交
差部に丸味を設け、段(1c)を圧力面(IB)と平行
にしたものである。第8図は境界(1e)面と負圧面(
IA)の交差部に丸味を設け、段(1c)を後端(1d
)に向がって傾斜させたものである。第9図は複数の段
(lcl)(lc、 )を設けたもので、後端(1d)
の厚みを薄くすることができるので、渦流失騒音は消失
し、乱流騒音も更に低減する。
[発明の効果] 以上説明したとおりこの発明では、翼の負圧面の後縁部
に後端に向かって低くなる段を1段以上設けたので、乱
流騒音を大幅に増加させることなく、かつ風量を減少さ
せることなく、層流不安定による渦流契騒音を大幅に低
減することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるプロペラファンの一実施例を示
す正面図、第2図は第1図の■−■線断面図、第3図は
第2図の要部拡大図、第4図〜第9図はこの発明の他の
実施例を示す図で、第2図の要部拡大相当図、第10図
〜第12図は従来のプロペラファンを示す図で、第10
図は渦流失説明図、第11図は要部斜視図、第12図は
第11図の翼め横断面図である。 図中、(1)は翼、(IA)は負圧面、(1b)は後縁
部、(lc)(1c、)(lc、)は段、(1d)は後
端である。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数枚の翼を有し、この翼の負圧面の後縁部に後端に向
    かって低くなる段を1段以上設けてなるプロペラファン
JP63172211A 1988-07-11 1988-07-11 プロペラファン Expired - Lifetime JPH0786359B2 (ja)

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