JP2010144360A - コンクリート補修シート及びコンクリート補修方法 - Google Patents

コンクリート補修シート及びコンクリート補修方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡便で、低費用で、工期が短くなり、確実にコンクリートの劣化を防ぐシート及び方法を提案すること。
【解決手段】樹脂フィルムを有する中間層とその両面に接着樹脂を介して積層された布帛材料からなる表面層とを備えたコンクリート補修用シートを、補修すべきコンクリート面に施工用接着剤で貼付し、その後、貼付したコンクリート補修用シートのコンクリート面とは反対側の表面層に塗料を塗布する、コンクリートの補修方法、ならびに、上記樹脂フィルムが炭酸ガスバリアフィルムであるコンクリート補修用シート。
【選択図】図1

Description

本発明はコンクリート補修用シートとそれを用いたコンクリート補修方法に関する。コンクリート補修は、コンクリート片はく落防止工事、コンクリート補強工事、コンクリート表面保護工事等において行われる。
コンクリート補修では、接着剤、塗料等を数回にわたり塗り重ねることが通常は必要となる。このため、工期、労力を削減し、コンクリート劣化因子のコンクリートへの侵入を確実に防御する、高品質な施工が求められる。
<コンクリートはく落防止>
従来から、コンクリート片はく落防止工事では、コンクリートの素地調整を終了した後、まず、接着剤をコンクリートに塗布して、そこに補強連続繊維を貼付し、その後直ちに再度、接着剤を塗布し、その接着剤が硬化した後に、トップコートと呼ばれる塗料を塗布している。
特許文献1では、コンクリートはく落防止工事を、プレハブ化、簡略化、品質向上することを目的として、予め、保護層、補強層、付着層が一体化されたシートを接着剤でコンクリートに貼付することが提案されている。
<コンクリート劣化防止>
特許文献2〜4で提案されるように、コンクリート劣化防止の従来技術として、コンクリート表面に二酸化炭素や塩素イオンの遮蔽性に優れる塗料を塗布し、さらにその塗料を保護する塗料を塗布しコンクリート表面に遮蔽物を成型する技術が開示されている。
特許文献5では、コンクリート劣化防止工事をプレハブ化、簡略化、品質向上することを目的として、フッ素フィルムに粘着剤が予め塗布されたシートをコンクリートに貼付する工法が提案されている。
特開2002−256707号公報 特開2006−328131号公報 特開平7−41730号公報 特開平5−287234号公報 特開2005−200958号公報
従来の方法では、塗料の塗布は、コンクリートに塗布した接着剤が硬化した後でなければならない。この為、接着剤が硬化する速度によっては、半日から1日程度、塗料を塗布することができず、合理的では無い。また、接着剤と塗料の相性によっては、付着しない場合もある。
特許文献1の技術では、塗り重ねの必要が無く、トップコートに代わる保護層と呼ばれる耐候性フィルムがシート表面に積層されている。そして、工程での汚れを防ぐ目的で、保護層の上にさらにマスキングフィルムが積層されている。しかし、接着剤が硬化する前にマスキングフィルムを除去すると、マスキングフィルムの粘着力が勝り、シート全体が剥がれてしまう。そのような不都合を防ぐため、接着剤の硬化に要する半日から1日程度、マスキングフィルムを積層したまま待たなくてはならない。
塗料や接着剤の塗布はバラツキが多く発生する為、接着剤、塗料が薄くなってしまったりピンホールが発生する場合もある。このため、大気中の炭酸ガスや水蒸気、塩を容易にコンクリート中に供給してしまう恐れがある。そういった不都合を防ぐためには、塗料の厚塗りをしなくてはならず、経済性に欠ける。
特許文献5の技術では、フッ素フィルムと粘着剤を積層したシートがコンクリートに貼付される。フッ素フィルムは他の合成樹脂フィルムに比べて二酸化炭素や塩素イオンを遮蔽する能力に優れるわけではなく、遮蔽能力を高くする為には厚さを大きくしなくてはならない。しかし、フッ素フィルムは高価であるから厚くすることは経済的ではない。
これらのことに鑑みて、本発明は、簡便で、低費用で、工期が短くなり、確実にコンクリートの劣化を防ぐシート及び方法を提案するものである。
本発明者らが鋭意検討した結果、以下のような本発明を完成した。
(1)樹脂フィルムを有する中間層とその両面に接着樹脂を介して積層された布帛材料からなる表面層とを備えたコンクリート補修用シートを、補修すべきコンクリート面に施工用接着剤で貼付し、その後、貼付したコンクリート補修用シートのコンクリート面とは反対側の表面層に塗料を塗布する、コンクリートの補修方法。
(2)樹脂フィルムを有する中間層とその両面に接着樹脂を介して積層された布帛材料からなる表面層とを備え、樹脂フィルムの一部又は全部が炭酸ガスバリアフィルムであって、補修すべきコンクリート面への貼付のために用いられる、コンクリート補修用シート。
(3)炭酸ガスバリアフィルムの厚さが50μm以下であり、炭酸ガス透過度が250fmol/(m2・s・Pa)以下である(2)のコンクリート補修用シート。
(4)炭酸ガスバリアフィルムが、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂フィルム、ポリ塩化ビニリデン樹脂フィルム、ポリビニルアルコール樹脂フィルム、金属又はその酸化物が蒸着されてなる樹脂フィルム、ポリ塩化ビニリデン樹脂コートフィルム、ポリビニルアルコール樹脂コートフィルム、ならびにメタキシレンジアミンをアミン成分とするナイロンフィルムからなる群から選ばれる1種又は2種以上である(2)または(3)のコンクリート補修用シート。
(5)貼付時に補修すべきコンクリート面に向けることを意図する側とは反対側の表面層が湿式法によるサーマルボンド不織布からなる(2)〜(4)のいずれかに記載のコンクリート補修用シート。
(6)中間層と表面層との積層ための接着樹脂が、中間層側から両側の表面層にしみ込んで硬化していて、かつ前記接着樹脂が両側の表面層の中間層側とは反対側の表面には達していない、(2)〜(5)のいずれかに記載のコンクリート補修用シート。
本発明によれば、コンクリート面と接する表面層は表面積が大きい布帛材料からなるから、コンクリート面が垂直であったり、天井面であったりしても、施工用接着剤が完全に硬化する前からコンクリート補修シートが落下したり剥がれたりしにくく、また、施工品質も高い。コンクリート補修シートにより施工用接着剤と塗料が完全に遮断されている為、施工用接着剤の硬化を待って塗料を塗布することなく、施工時間が短縮可能である。
樹脂フィルムの一部又は全部が炭酸ガスバリアフィルムである場合には、コンクリートの劣化因子である炭酸ガスのコンクリートへの浸入を顕著に抑制させることができ、コンクリートが長期に渡り健全である。
炭酸ガスバリアフィルムの厚さが50μm以下で、炭酸ガス透過度が250fmol/(m2・s・Pa)以下である場合には、コンクリート補修シートはフレキシブルになるから、複雑な形状をもつ任意の向きのコンクリート面に追随可能で、施工用接着剤が硬化するまでに浮きあがってしまうことが起きにくい。また、炭酸ガス透過度が小さいことから、今後、大気中の炭酸ガス濃度が上昇しても長期に渡り、コンクリートの健全性を保つことが可能である。
炭酸ガスバリアフィルムがエチレン―ビニルアルコール共重合(EVOH)樹脂フィルム、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)樹脂フィルム、ポリビニルアルコール(PVA)樹脂フィルム、アルミ蒸着フィルム、シリカ蒸着フィルム、酸化アルミ蒸着フィルム等の金属、酸化物蒸着フィルム、PVDCコートフィルム、PVAコートフィルム、MXDナイロン(メタキシレンジアミンをアミン成分とするナイロン)の群から選ばれる1種又は2種以上であれば、炭酸ガス透過度が極端に小さい為、厚さを薄くすることが可能で、柔らかく、コンクリートの曲面、角部等へ良く追随し、施工用接着剤がまだ未硬化時においてもウキ、剥がれ等の不具合が発生しにくい。
貼付時にコンクリート面とは反対側に向けられる表面層が湿式法によるサーマルボンド不織布からなるのであれば、該表面層の繊維の毛羽立ちが無く、塗料を塗布しても、仕上がりが綺麗で、塗料を適度に含浸する為、塗料との付着強度は高い。
接着樹脂が、中間層側から両側の表面層の布帛材料にしみ込んで硬化していて、かつ前記接着樹脂は中間層側とは反対側の表面に迄は達していない態様であれば、施工前はフレキシブル性に富み、施工時にはその表面層の表面積の大きさにより塗料の液ダレやコンクリート補修シート自重による剥がれやウキが無く、施工後(硬化後)は塗料、施工用接着剤それぞれと表面層の布帛材料がFRP化するので、コンクリートの動きに対して、強固に又、緩衝作用を有しながら貼付される。
以下、図面を参照しながら本発明を詳述する。しかし、本発明は図示された態様に限定されない。
図1は、本発明の基本的な構成のコンクリート補修用シートの断面図である。この補修用シート1は、樹脂フィルムを有する中間層3と、その両側に積層された表面層2および4を備える。図1の態様では、中間層3は樹脂フィルムそのものからなる。表面層2および4は、布帛材料からなる。通常は、補修対象のコンクリート面へ、この補修用シート1を貼付すべき方向は予め定めておく。本明細書では、表面層4をコンクリート面に向けて補修用シート1を貼付するものとして説明する。
表面層4は、接着樹脂を用いて中間層3に積層されている。好ましくは、表面層4の内部を層厚方向にみたとき、中間層3側は、布帛材料にしみ込んだ接着樹脂が硬化して繊維強化プラスチック(FRP)を構成しており、樹脂フィルム層3の逆側(図面の下側)は、接着樹脂が到達しておらずFRPになっていない。このような布帛層1の態様を、図1では、FRP化していない布帛材料41およびFRP化した布帛材料42として模式的に描写している。この形態では、FRP化していない布帛材料41は、このコンクリート補修用シート1を補修すべきコンクリートへ貼付するときに接触させることを意図する層である。補修すべきコンクリートへの貼付のときに、未だFRP化していない布帛材料41にはコンクリートへの貼付時に用いる施工用接着剤がしみ込み易いため、設置作業者の技巧に大きく依存することなく強固な接着が実現し、貼付箇所が鉛直であったり、天井であったりしても貼付しやすくなり、さらに、FRP化していない布帛材料41内にしみ込んだ施工用接着剤が硬化することによって布帛層1全体がFRPとして作用することも可能になるため、設置した補修用シート1の強度向上にも資する。
本発明によれば、布帛は、繊維材料を原料とする平面状の部材であり、いわゆる布状物ということもできる。布帛としては、糸状の繊維材料を織って得られる織布、糸状の繊維材料を編んで得られる編布、繊維材料を接着材料を用いたり繊維材料同士の接着力を用いるなどしてシート状に加工してなる不織布、複数種類の布帛を積層してなる積層布などが挙げられる。布帛を構成する繊維材料(繊維基材)としては、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ビニロン繊維、ポリオレフィン繊維、ガラス繊維、カーボン繊維、セルロース繊維などが非限定的に挙げられる。これらの繊維は単一種類を用いてもよいし、2種以上を組合わせて用いてもよい。
表面層4の具体的な布帛材料の例として、ポリエステルやポリエチレンテレフタレート(PET)などに代表される各種合成樹脂からなる不織布や織布(クロス)などを好適に挙げることができる。補修すべきコンクリートの向きや設置環境などに応じて各種の布帛から適宜に選択することができる。例えば、コンクリートはく落防止用途の場合、繊維の坪量(1m2あたりの繊維重量)が40g/m2以上が好適である。40g/m2以上であれば、押し抜き強度が1500Nより大きくなる場合が多く、はく落防止用途での使用に好適である。
中間層3は、本発明のコンクリート補修用シート1の両表面層2および4に挟まれた層状領域であり、樹脂フィルムを必須に有する。中間層3は、補修用シート1自体の中心的な構成になるとともに、補修用シート1をコンクリート面に貼付する際の施工用接着剤が表面層4から反対側の表面層2へと通過するのを防ぎ、場合によってはガスバリアの役割を担うものとなる。中間層3が有する樹脂フィルムとしては、炭酸ガスバリアフィルムが好ましい。炭酸ガスバリアフィルムは、炭酸ガスの透過を妨げるフィルムであり、多くの場合、炭酸ガスバリアフィルムは、酸素ガス、水蒸気なども基本的に透過させない。炭酸ガスバリアフィルムを用いれば、上記各種気体や、塩素イオンも容易には透過させにくく、結果として、補修対象のコンクリートを劣化させにくい。炭酸ガスバリアフィルムの指標としては、炭酸ガス透過度を挙げることができ、好ましくは、炭酸ガス透過度は250fmol/(m2・s・Pa)以下である。
炭酸ガス透過度は以下のように測定する。
測定装置としてMOCON社製炭酸ガス透過度測定装置PERMATRANを使用し、測定方法としてASTM−F−2476−05「Test Method for the Determination of Carbon Dioxide Gas Transmission Rate (Co2TR) Through Barrier Materials Using An Infrared Detecto」により測定する。
補修すべきコンクリートの形状に対して、コンクリート補修用フィルム1の追随性を高める点から、中間層3の厚さは好ましくは50μm以下であり、より好ましくは(10μm〜30μm)である。
中間層3が有する樹脂フィルムの材質はとしては、各種の合成樹脂・天然樹脂などを用いることができる。上述した厚さとガスバリア性とを両立する観点からは、樹脂フィルムは、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH樹脂)フィルム、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)樹脂フィルム、ポリビニルアルコール(PVA)樹脂フィルム、金属又はその酸化物が蒸着されてなる樹脂フィルム、PVDCコートフィルム、PVAコートフィルム、ならびにメタキシレンジアミンをアミン成分とするナイロンフィルムなどが好ましい。これらのフィルムは異なる樹脂フィルムを積層したものであってもよく、その一例として、EVOH樹脂層の両面にナイロン6を積層してなるフィルムが挙げられる。上記の金属又はその酸化物とは、例えば、アルミニウム、珪素などまたはそれらの酸化物などが好ましく挙げられる。
表面層2は布帛材料からなり、中間層3の補修すべきコンクリート面とは反対側に接着樹脂で積層される。好ましくは、中間層2の内部を層厚方向にみたとき、中間層3側は、しみ込んだ接着樹脂が硬化して繊維強化プラスチック(FRP)を構成しており、中間層3の逆側(図面の上側)は、接着樹脂が到達しておらずFRPになっていない。このような中間層2の態様を、図1では、FRP化していない布帛材料21およびFRP化した布帛材料22として模式的に描写している。この形態では、FRP化していない布帛材料21には、塗料が塗布されることが意図される。塗料は、未だFRP化していない布帛材料21にしみ込み易く、塗布が容易である。
表面層2の布帛材料の材質は、上述した表面層4の材質として例示されたものを、適宜選択して用いることができる。表面層2および4の材質は同じであっても異なっていてもよい。表面層2の布帛材料として、湿式法によるサーマルボンド不織布が好ましく挙げられる。湿式法によるサーマルボンド不職布とは、湿式法で得られたウエブに対してスルーエアボンド法やカレンダー法などにより繊維同士を熱溶着させるサーマルボンドによって得られる不織布を意味する。湿式法によるサーマルボンディング不職布は、繊維の毛羽立ちが少なく、塗布ムラや塗料の色ムラが生じにくく、塗料が毛羽立ったまま硬化するといった美麗上の不利益が少ない。
表面層2の布帛材料の好ましい形態として、坪量8〜60g/m2の不織布が挙げられる。前記範囲内の坪量であれば、塗布した塗料が表面層2に含浸しやすくなるとともに、未硬化の塗料がはじいたり付着能力の低下による液垂れが起きにくい。
塗料としては、美麗を目的とするものや、さらに積層するための下地となるものなど、目的に応じて適宜選択することができる。塗料の好適例としては、ポリウレタン樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、アクリル樹脂塗料、塩化ビニル樹脂塗料、フェノール樹脂塗料、シリケート樹脂塗料、シリコン樹脂塗料、フッ素樹脂塗料などが挙げられる。
表面層2および4を中間層3へ積層する際に用いる接着樹脂としては、表面層2および4や中間層3の樹脂フィルムの材質や、コンクリート補修シート1の用いられる環境などを考慮して適宜選択することができ、典型的には、各種接着剤を特に限定無く用いることができ、ウレタン系接着剤、エステル系接着剤、シリコーン系接着剤、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤、ゴム系接着剤等の接着剤が使用可能である。これらの接着剤は、単一種類を用いてもよいし、2種以上を組合わせて用いてもよい。上記接着樹脂としては、所謂接着剤の代わりに、押出ラミネートにおいて糊の役割を担う樹脂であってもよく、典型的には、低分子量ポリエチレン、エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン-アクリル酸共重合樹脂、エチレン-メタクリル酸共重合樹脂、エチレン-メチルアクリレート共重合樹脂、エチレン-メチルメタクリレート共重合樹脂、エチレン-エチルアクリレート共重合樹脂、アイモノマー樹脂などが挙げられる。表面層2と表面層4の積層のための接着樹脂は同一のものであってもよいし、互いに異なっていてもよい。
図2は、本発明による別の態様のコンクリート補修用シートでの断面図である。この補修用シート10は、中間層3と、その両面に接着樹脂を介して積層された表面層2および4を備える。上述の図1に示した態様では、中間層3は一枚の樹脂フィルムから構成されていたのに対して、図2の態様では、中間層3は、樹脂フィルム31および補強用の樹脂メッシュ32から構成されている。簡潔な描写のために、図2では、表面層2および4の内部で接着樹脂が硬化することにより構成されるFRPの描写を省略しているが、図1に示した態様と同様に、硬化した接着樹脂と(最表面以外の)布帛材料とが相俟ってFRP化されることが好ましい。
補強用の樹脂メッシュ32は、種々の合成樹脂や天然樹脂からなる、15〜200g/m2程度の坪量のメッシュを適宜用いることができる。前記樹脂としては、ポリエチレン(低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン)、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、アクリル、ウレタン、ビニロン、塩化ビニル、などが挙げられる。補強用の樹脂メッシュ32の具体的な積層方法は特に限定は無く、樹脂フィルム31に樹脂メッシュ32および表面層4の布帛材料を順番に積層してもよいし、樹脂フィルム31に公知のアンカー剤などを介して補強用の樹脂メッシュ32を押出し工法などで形成して、しかる後に表面層4の布帛材料を積層してもよい。補強用の樹脂メッシュ32を押出しラミネート工法で形成するときに用いる接着樹脂としては、低分子量ポリエチレンが好ましく挙げられる。
中間層3は、図1の態様のように樹脂フィルムのみから構成されていてもよいし、補修すべきコンクリートの状態や用途やコンクリート補修用シート1に求められる強度によっては、図2の態様のように、樹脂フィルム31に加えて補強用の樹脂メッシュ32をさらに有していてもよい。一般的に土木用途のコンクリートの場合、劣化によりはく落するコンクリート片が大きい為、コンクリート補修用シートの強度を高くする必要があるが、建築用途のコンクリートの場合はコンクリート片が小さく、落下による第3者被害が無いことから、コンクリート補修用シートの強度をさほど必要としない場合が多い。中間層には、樹脂フィルムは必須であるが、その他に、上述した樹脂メッシュや、織布、編布、組布、不織布、積層布などを有していてもよい。
図3は、補修すべきコンクリートに貼付したコンクリート補修用シートの模式図である。図3に示されるコンクリート補修用シート1は、中間層3と、その両面に設けられた2層の表面層2および4とを有している。片側の表面層4を補修すべきコンクリート7の表面に向けて、施工用接着剤6を介して補修用シート1が貼付される。
コンクリート補修用シート1をコンクリート7に貼付するときの施工用接着剤6は、補修用シート1やコンクリート7の材質や設置環境などに応じて適宜選択することができ、例えば、2液混合型エポキシ接着剤、ウレタン系接着剤、シリコーン系接着剤、ゴム系接着剤、ビニルエステル系接着剤、ポリエステル系接着剤、アクリル系接着剤、ポリオレフィン系接着剤、セメントモルタル、ポリマーセメントモルタルなどから適宜選択することができる。図3では、コンクリート7と表面層4との間に施工接着剤6があたかも独立した層を形成するように描写されている。しかし、施工用接着剤6が表面層4の布帛材料に含浸して実際には独立した接着剤層が視認できないような形態もあり得て、そういった形態も本発明の範疇に入る。
コンクリート7とは反対側の表面層2には塗料5が塗布される。本発明では、補修用シート1をコンクリート7へ貼付するための施工用接着剤6が完全に硬化するのを待つことなく、塗料5の塗布を開始することができる。塗料5の塗布は、美麗目的であったり、さらなる積層のための下地層形成目的であってもよい。塗料5としては、ポリウレタン樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、アクリル樹脂塗料、塩化ビニル樹脂塗料、フェノール樹脂塗料、シリケート樹脂塗料、シリコン樹脂塗料、フッ素樹脂塗料などが挙げられる。
[実施例1]
以下のようにして、図1に模式的に示されるコンクリート補修用シートを製造した。
EVOH樹脂層とその両面に共押し出しされてなるナイロン6の層とからなる樹脂フィルムからなる中間層3(三菱樹脂製、スーパーニールE15、厚さ15μm)の片面側に、湿式法によるサーマルボンド不織布(大王製紙製ポリエステルペーパー、坪量23g/m2)からなる表面層2を、反対側にPETクロス(平織り250d、打ち込み本数43本×43本/inch、坪量105g/m2)からなる表面層4を、それぞれドライラミネート工法により積層した。ドライラミネート工法では、中間層3と表面層2との間には、ウレタン系2液硬化型接着剤(三井化学ウレタン製タケラックA−310を主剤、タケネートA−3を硬化剤)を固形分塗布量5g/m2で塗布し、中間層3と表面層4との間には、ウレタン系2液硬化型接着剤(三井化学ウレタン製タケラックA−310を主剤、タケネートA−3を硬化剤)を固形分塗布量12g/m2で塗布し、積層一体化させた。接着剤は両表面層2および4の布帛材料に浸透してから硬化して周囲の繊維と相俟ってFRPを形成した。しかし、接着剤は、各表面層2および4の中間層3とは反対側の表面にまでは達していなかった。
[実施例2]
以下のようにして、図2に模式的に示されるコンクリート補修用シートを製造した。
この実施例で得られたコンクリート補修用シート10は、コンクリートはく落防止機能をあまり有さない。
EVOH樹脂(三菱樹脂製、スーパーニールE、厚さ15μm)からなる樹脂フィルム31の片面側に、湿式法によるサーマルボンド不織布(大王製紙製ポリエステルペーパー、坪量23g/m2)からなる表面層2をドライラミネート工法により積層した。このとき、ウレタン系2液硬化型接着剤(主剤:三井化学ウレタン製タケラックA−310、硬化剤:タケネートA−3)を固形分塗布量5g/m2で塗布した。次に、樹脂フィルム31にアンカー剤を塗布し、押出しラミネート工法により高密度ポリエチレン製メッシュ32(萩原工業製メルタックU5000808)を積層した。押出しラミネートにおいては、30μmの厚さで押出した低密度ポリエチレンを用いた。上記高密度ポリエチレン製メッシュ32に加えて、ポリエステル不織布(日本バイリーンOL150)からなる表面層4を押出しラミネート工法で積層した。表面層の積層においても、30μmの厚さで押出した低密度ポリエチレンを用いた。表面層2の布帛材料には接着剤が浸透してから硬化して周囲の繊維と相俟ってFRPを形成していた。表面層4の布帛材料には押出ラミネート工法で用いた低密度ポリエチレンが浸透してから硬化して周囲の繊維と相俟ってFRPを形成していた。しかし、接着剤及び低密度ポリエチレンは、各表面層2および4の中間層3とは反対側の表面にまでは達していなかった。
[実施例3]
実施例1で作製したコンクリート補修シート1を、図3に示すように、補修すべきコンクリートに貼付した。具体的には、劣化したコンクリート7に、施工用接着剤6として、2液混合型エポキシ接着剤(大日本塗料製レジガードボンドJH)を700g/m2塗布した後に、直ちにコンクリート補修シート1を貼り付けて、その後、直ちに塗料5(大日本塗料製レジガード#200上塗り)を120g/m2塗布して補修を完了した。
上記方法により別に作成した供試体をはく落防止性能照査試験(JHS424)により評価したところ、1500N以上の押し抜き強度を発現し、耐久性能の性能照査試験(JHS425)により評価したところ、付着強度、ひび割れ抵抗性、塩化物イオン透過性全て適合した。又、コンクリート劣化因子である炭酸ガスの遮断性の指標となる中性化促進試験を実施したところ、中性化は全く進行しないことを確認した。
本発明によれば、コンクリート片はく落防止工事、コンクリート補強工事、コンクリート表面保護工事等において行われるコンクリート補修作業への貢献が大である。
本発明によるコンクリート補修用シートの断面図である。 本発明によるコンクリート補修用シートの断面図である。 補修すべきコンクリート面に設置したコンクリート補修用シートの断面図である。
符号の説明
1 コンクリート補修用シート
2 表面層
3 中間層
4 表面層
5 塗料
6 施工用接着剤
7 コンクリート
10 コンクリート補修用シート
21 FRP化していない布帛材料
22 FRP化した布帛材料
31 樹脂フィルム
32 補強用の樹脂メッシュ
41 FRP化していない布帛材料
42 FRP化した布帛材料

Claims (6)

  1. 樹脂フィルムを有する中間層とその両面に接着樹脂を介して積層された布帛材料からなる表面層とを備えたコンクリート補修用シートを、補修すべきコンクリート面に施工用接着剤で貼付し、その後、貼付したコンクリート補修用シートのコンクリート面とは反対側の表面層に塗料を塗布する、コンクリートの補修方法。
  2. 樹脂フィルムを有する中間層とその両面に接着樹脂を介して積層された布帛材料からなる表面層とを備え、樹脂フィルムの一部又は全部が炭酸ガスバリアフィルムであって、補修すべきコンクリート面への貼付のために用いられる、コンクリート補修用シート。
  3. 炭酸ガスバリアフィルムの厚さが50μm以下であり、炭酸ガス透過度が250fmol/(m2・s・Pa)以下である請求項2記載のコンクリート補修用シート。
  4. 炭酸ガスバリアフィルムが、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂フィルム、ポリ塩化ビニリデン樹脂フィルム、ポリビニルアルコール樹脂フィルム、金属又はその酸化物が蒸着されてなる樹脂フィルム、ポリ塩化ビニリデン樹脂コートフィルム、ポリビニルアルコール樹脂コートフィルム、ならびにメタキシレンジアミンをアミン成分とするナイロンフィルムからなる群から選ばれる1種又は2種以上である請求項2または3記載のコンクリート補修用シート。
  5. 貼付時に補修すべきコンクリート面に向けることを意図する側とは反対側の表面層が湿式法によるサーマルボンド不織布からなる請求項2〜4のいずれかに記載のコンクリート補修用シート。
  6. 中間層と表面層との積層ための接着樹脂が、中間層側から両側の表面層にしみ込んで硬化していて、かつ前記接着樹脂が両側の表面層の中間層側とは反対側の表面には達していない、請求項2〜5のいずれかに記載のコンクリート補修用シート。
JP2008320549A 2008-12-17 2008-12-17 コンクリートの補修方法 Active JP5376503B2 (ja)

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