JP2017053171A - 養生シート、養生シートの製造方法および養生シートが一体化されたコンクリート構造物の製造方法 - Google Patents

養生シート、養生シートの製造方法および養生シートが一体化されたコンクリート構造物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017053171A
JP2017053171A JP2015179241A JP2015179241A JP2017053171A JP 2017053171 A JP2017053171 A JP 2017053171A JP 2015179241 A JP2015179241 A JP 2015179241A JP 2015179241 A JP2015179241 A JP 2015179241A JP 2017053171 A JP2017053171 A JP 2017053171A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
curing sheet
concrete structure
carbon dioxide
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015179241A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6694253B2 (ja
Inventor
鈴木 捷也
Shoya Suzuki
捷也 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSP KS Corp
Original Assignee
NSP KS Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSP KS Corp filed Critical NSP KS Corp
Priority to JP2015179241A priority Critical patent/JP6694253B2/ja
Publication of JP2017053171A publication Critical patent/JP2017053171A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6694253B2 publication Critical patent/JP6694253B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】少なくとも二酸化炭素がコンクリート構造物内に侵入することを防止できる養生シートを提供する。
【解決手段】養生シート1は、基材層2、二酸化炭素遮断層3、補強層4および化粧層5がこの順で積層されている。化粧層5は、保護層6でさらに覆われている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート構造物の表面に一体化され、コンクリート構造物の中性化を防止する養生シートに関する。また、本発明は、当該養生シートの製造方法、および当該養生シートが一体化されたコンクリート構造物の製造方法にも関する。
従来、コンクリート基礎やコンクリート擁壁といったコンクリート構造物の表面仕上げを行うために使用される仕上げシートが知られている。
特許文献1には、コンクリート構造物の表面に模様を付すための仕上げシートが開示されている。当該仕上げシートは、コンクリート構造物に一体化される母材シートと、この母材シートのコンクリート構造物とは反対側に設けた仕上げ材とにより構成されている(特許文献1の請求項1および要約など)。
特開2014−200986号公報
ところで、コンクリート構造物には、セメントが使用されている。セメントはアルカリ性であるため、コンクリート構造物もアルカリ性となっており、これによりコンクリート構造物内の鉄筋は錆びにくくなっている。しかし、コンクリート構造物内に大気中の二酸化炭素などの酸性物質が侵入するとコンクリート構造物が中性化されるため、コンクリート構造物内の鉄筋が錆び始める。鉄筋は錆びると膨張するため、それによって鉄筋周囲のコンクリートが圧迫され、コンクリート構造物にひび割れが生じるという問題があった。そのため、コンクリート構造物の中性化を防止し、コンクリート構造物の耐久性を向上させる方法が望まれている。
また、一対の型枠間に打設された生コンクリートが固化する過程で、固化中のコンクリート構造物からセメント成分を含む水分(以下、「ノロ」と表記)が漏出することがある。このノロは、乾燥すると白色または灰色を呈する。そのため、特許文献1の仕上げシートを使用して、仕上げシートが一体化されたコンクリート構造物を製造しようとする場合に、固化中のコンクリート構造物から漏出したノロが母材シートを通って仕上げ材の表面に到達し、仕上げ材の表面を汚してしまうおそれがあった。
しかしながら、このような問題に対し、特許文献1は何ら解決策を示すものではない。
本発明は、上記課題に鑑み、少なくとも二酸化炭素がコンクリート構造物内に侵入することを防止できる養生シートを提供することを目的とする。また、当該養生シートの製造方法および当該養生シートが一体化されたコンクリート構造物の製造方法を提供することも目的とする。
本発明は、コンクリート構造物の表面に一体化され、前記コンクリート構造物の中性化を防止する養生シートに関する。当該養生シートは、少なくとも、基材層と、二酸化炭素遮断層と、補強層と、を備えている。
本発明の養生シートは、化粧層をさらに備え、それぞれの層は、基材層、二酸化炭素遮断層、補強層および化粧層の順で積層されているか、または、基材層、補強層、二酸化炭素遮断層および化粧層の順で積層されていることが好ましい。
本発明の養生シートにおいて、化粧層は、塗料からなることが好ましい。
本発明の養生シートにおいて、基材層は、不織布からなるシートであることが好ましい。
本発明の養生シートにおいて、二酸化炭素遮断層は、合成樹脂からなるシートであることが好ましい。
本発明の養生シートにおいて、補強層は、ガラス繊維からなるシート、またはガラス繊維を含有した複合材料からなるシートであることが好ましい。
本発明の養生シートは、コンクリート構造物を打設するための型枠に取り付けられて使用されることが好ましい。
本願の他の発明は、コンクリート構造物の表面に一体化され、コンクリート構造物の中性化を防止する養生シートの製造方法に関する。当該製造方法は、基材層、合成樹脂からなる二酸化炭素遮断層および補強層をこの順で積層し、加熱圧着により各層を接着する工程を含むことを特徴としている。
本願の他の発明は、コンクリート構造物の表面に一体化され、コンクリート構造物の中性化を防止する養生シートの製造方法に関する。当該製造方法は、基材層または補強層の一方に、合成樹脂から成る二酸化炭素遮断層を溶融押出する工程と、二酸化炭素遮断層上に、基材層または補強層の他方を積層させる工程とを含むことを特徴としている。
上記いずれかの製造方法において、補強層に対し、塗料を吹き付けまたは塗布することにより化粧層を形成する工程をさらに含むことが好ましい。
本願の他の発明は、上記のいずれかの養生シートが一体化されたコンクリート構造物を製造する方法に関する。当該コンクリート構造物の製造方法は、型枠を設置する工程と、型枠の内面に、基材層がコンクリートの打設空間側となるよう養生シートを設置する工程と、コンクリートを打設する工程と、型枠を取り外す工程と、を含むことを特徴としている。
本発明における養生シートでは、二酸化炭素遮断層を備えているため、大気中の二酸化炭素がコンクリート構造物内に侵入することを防止することができる。これにより、コンクリート構造物の中性化を防止して、コンクリート構造物の耐久性を向上させることができる。
本発明における養生シートの製造方法では、養生シートを低コストで製造することができる。
本発明における養生シートが一体化されたコンクリート構造物の製造方法では、簡単な方法により中性化を防止する養生シートが一体化されたコンクリート構造物を製造することができる。
本発明の養生シートの概略断面図である。 本発明の養生シートの概略斜視図である。 (a)から(e)は、養生シートが一体化されたコンクリート構造物の製造手順を表す図であり、(f)は(e)の部分拡大図である。
本発明について図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。本発明は、以下の実施形態に限定されず、その主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
<養生シートの構成>
図1は、本発明の養生シート1の概略断面図である。図2は、本発明の養生シート1の概略斜視図である。図1に示すように、養生シート1は、基材層2、二酸化炭素遮断層3、補強層4および化粧層5を有し、各層はこの順で積層されている。そして、化粧層5は、保護層6によって覆われている。養生シート1は、後述するように、主として、コンクリート構造物10を施工する際に使用される一対の型枠11の一方の内面にあらかじめ設置され、一対の型枠11間に打設された生コンクリートが固化することにより、コンクリート構造物10と一体化される。
基材層2は、コンクリート構造物10と一体化される層である。基材層2は、生コンクリートと高親和性である材料から構成されることが好ましく、不織布または網状物などの多孔質構造を有するシートから構成されることがより好ましい。基材層2が多孔質構造であることにより、生コンクリートが基材層2に染みこみやすくなり、基材層2とコンクリート構造物10との接着強度を向上させることができる。
また、基材層2はコストの観点から、合成樹脂製であることが好ましい。基材層2を構成する合成樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン若しくはポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート若しくはポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ナイロン6若しくはナイロン66などのポリアミド系樹脂、ポリアクリロニトリルなどのポリアクリル系樹脂またはポリビニルアルコールなどのポリビニル系樹脂などの合成樹脂が挙げられる。
二酸化炭素遮断層3は、大気中の二酸化炭素がコンクリート構造物10内に侵入することを防止する層である。二酸化炭素遮断層3は、二酸化炭素低透過性または二酸化炭素非透過性の材料から構成されるシートから成る。二酸化炭素遮断層3を構成する材料としては、二酸化炭素低透過性または二酸化炭素非透過性であれば特に限定されないが、例えば、ポリエチレン若しくはポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート若しくはポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、またはポリビニルアルコールなどのポリビニル系樹脂などの合成樹脂が挙げられる。
また、二酸化炭素遮断層3は、防水性を備えていることが好ましい。二酸化炭素遮断性および防水性を兼ね備えた材料としては、上記記載の合成樹脂が使用できる。二酸化炭素遮断層3が防水性を備えていることにより、コンクリート構造物10の固化過程において、コンクリート構造物10から漏出するノロが基材層2を透過したとしても、防水性を備えた二酸化炭素遮断層3によってそれ以上の透過が遮断されるため、ノロが化粧層5まで到達することを防止することができる。これにより、化粧層5の表面がノロによって汚されてしまうことを防止することができる。また、酸性雨などの酸性液体が化粧層5および補強層4を通って養生シート1内に侵入したとしても、防水性を備えた二酸化炭素遮断層3によりそれ以上の侵入が遮断される。これにより、酸性雨などの酸性液体がコンクリート構造物10内に侵入することを防止することができる。
補強層4は、養生シート1を補強する層である。補強層4は基材層2および/または二酸化炭素遮断層3よりも高い剛性を有しているシートから構成されることが好ましい。補強層4を設けることにより、養生シート1の歪み(例えば、幅約1m、長さ約40〜50mのシートのように、幅に対して長さが十分長いシートを製造した場合に生じる、シートの長さ方向に対する幅方向のズレを言い、フレアとも呼ばれる)を抑制することができる。
補強層4としては、養生シート1の剛性を高めることができれば特に限定されないが、例えば、ガラス繊維、炭素繊維若しくはアラミド繊維からなる繊維シート、これらの繊維が縦および横に配置されて成る繊維メッシュシート、またはこれらの繊維を含む複合材料シートが使用できる。これらの中でも、強度およびコストの観点からガラス繊維を含むシートが好ましく、ガラス繊維メッシュシートがより好ましい。
化粧層5は、所定の意匠(模様や色彩など)をコンクリート構造物10に付与するための層である。化粧層5は、補強層4の二酸化炭素遮断層3とは反対側の面に、例えば、塗料を吹き付けまたは塗布することにより形成されている。化粧層5の幅方向における寸法は、コンクリート構造物10の高さ寸法と同じかまたはそれよりも大きく構成されている。化粧層5が形成されていることにより、養生シート1を単に中性化を防止するためのシートとしてだけでなく、コンクリート構造物10の表面に所定の意匠を付与することができる化粧シートとしても利用することができる。
図2に示すように、化粧層5は、補強層4の幅方向全体にわたって形成されているわけではなく、補強層4の幅方向における端部から所定間隔あけて形成されている。すわなち、補強層4には化粧層5が形成されていない領域41が設けられている。
保護層6は、養生シート1の運搬時、養生シート1の型枠11への設置時または生コンクリート打設時などに、化粧層5が汚されてしまうことを防止するための層である。保護層6は透明または不透明のシートから構成されている。シート状の保護層6を構成する材料としては化粧層5を保護する機能を有していれば特に限定されないが、例えば、合成樹脂などが使用できる。保護層6は補強層4の領域41に取り付けられ、化粧層5を覆っている。そして、養生シート1がコンクリート構造物10と一体化された後は、保護層6は除去される。保護層6を補強層4の領域41に取り付ける方法としては、例えば、補強層4の領域41に両面テープまたは接着剤などの接着手段によって接着する方法、補強層4の領域41に切り込みを入れ、その切り込みに保護層6を食い込ませる方法、または補強層4の領域41に保護層6を縫着(縫い付け)する方法などが挙げられる。これらの方法であれば、保護層6の取り付けおよび除去を簡単に行うことができる。
図2に示すように、補強層4の領域41に対応する位置で、かつ、基材層2の二酸化炭素遮断層3とは反対側の面には、養生シート1を型枠11に取り付ける際に、型枠11への取付位置の目安となる目印7が設けられている。これにより、型枠11への養生シート1の取り付けを容易に行うことができる。
<養生シートの製造方法>
本発明の養生シート1の製造方法について説明する。養生シート1の製造方法としては、基材層2、合成樹脂からなる二酸化炭素遮断層3および補強層4をこの順で積層し、熱および圧力を付与することにより、合成樹脂から成る二酸化炭素遮断層3の少なくとも一部を溶融させ、各層を圧着する方法が挙げられる。この際、各層間に、接着剤層を設け、各層が互いに強固に接着するようにしてもよい。
また、養生シート1の別の製造方法としては、いわゆる押出ラミネートが挙げられる。この製造方法では、基材層2または補強層4の一方に、二酸化炭素遮断層3を構成する合成樹脂を溶融押出する。そして、二酸化炭素遮断層3上に、基材層2または補強層4の他方を重ねて貼り合わせる。これにより、基材層2、二酸化炭素遮断層3および補強層4が積層したシートが形成される。
<養生シートが一体化されたコンクリート構造物の製造方法>
図3の(a)から(f)を参照しながら、養生シート1が一体化されたコンクリート構造物10の製造方法について説明する。
図3(a)に示すように、まず、一対の型枠11を準備し、この一対の型枠11を製造しようとするコンクリート構造物10の幅寸法に合わせて、間隔あけて配置する。
図3(b)に示すように、一対の型枠11のうち、コンクリート構造物10の外面となる側の型枠11の内面に、養生シート1の化粧層5側(保護層6側)が型枠11の内面と対向するよう養生シート1を設置する。養生シート1を型枠11に取り付ける方法としては、例えば、両面テープや接着剤などの接着手段によって取り付ける方法や、クリップなどの挟持部材によって、養生シート1と型枠11とを挟み込むことにより取り付ける方法が挙げられる。また、型枠11が磁性材料製である場合には、磁石によって養生シート1を型枠11に取り付けるようにしてもよい。
図3(c)に示すように、一対の型枠11間に生コンクリートを打設し、コンクリート構造物10を形成する。
図3(d)に示すように、生コンクリートが固化したら、一対の型枠11を取り外す。
図3(e)に示すように、養生シート1のコンクリート構造物10上端からはみ出た部分を除去する。そして、保護層6を除去し、化粧層5を露出させる。図3(f)は、図3(e)の部分拡大図を表しており、基材層2がコンクリート構造物10と一体化され、化粧層5がコンクリート構造物10の表面を構成している状態が示されている。
<変形例>
以下では、養生シート1、養生シート1の製造方法および養生シート1が一体化されたコンクリート構造物10の製造方法の変形例について説明する。なお、上記で既に説明した部材については同一の符号を付して、その説明を省略する。
養生シート1は、あらかじめ型枠11に取り付けて、コンクリート構造物10と一体化するのではなく、既に完成されたコンクリート構造物10に対して、例えば接着剤などを使用して貼り付けるようにしてもよい。
二酸化炭素遮断層3と補強層4との積層順序は逆であってもよく、すなわち、基材層2、補強層4および二酸化炭素遮断層3がこの順で積層されていてもよい。この場合、化粧層5は、二酸化炭素遮断層3の補強層4とは反対側の面に形成される。
化粧層5は必要に応じて設けるものとし、コンクリート構造物10に意匠を付与する必要がない場合には、設ける必要はない。また、化粧層5は塗料に限定されず、所定の意匠が形成されたシートを積層するようにしてもよい。また、化粧層5は、補強層4の全面に形成されていてもよい。また、化粧層5の表面に耐候性のコーティングを施すようにしてもよい。
養生シート1は、基材層2、二酸化炭素遮断層3、補強層4、化粧層5および保護層6以外の別の層を有していてもよい。また、基材層2、二酸化炭素遮断層3、補強層4および/または化粧層5は、防蟻剤および/または防虫剤を含有していてもよく、または、養生シート1に、これらの層とは別に防蟻剤および/または防虫剤を含む層を形成してもよい。
養生シート1の製造方法は、基材層2に接着剤を塗布して二酸化炭素遮断層3を貼り合わせ、さらに二酸化炭素遮断層に接着剤3を塗布して補強層4を貼り合わせる、いわゆるドライラミネートであってもよい。
1 養生シート
2 基材層
3 二酸化炭素遮断層
4 補強層
41 領域
5 化粧層
6 保護層
7 目印
10 コンクリート構造物
11 型枠

Claims (11)

  1. コンクリート構造物の表面に一体化され、前記コンクリート構造物の中性化を防止する養生シートであって、
    少なくとも、基材層と、二酸化炭素遮断層と、補強層と、を備える、
    養生シート。
  2. 化粧層をさらに備え、
    それぞれの層は、前記基材層、前記二酸化炭素遮断層、前記補強層および前記化粧層の順で積層されているか、または、前記基材層、前記補強層、前記二酸化炭素遮断層および前記化粧層の順で積層されている、
    請求項1に記載の養生シート。
  3. 前記化粧層は、塗料からなる、
    請求項2に記載の養生シート。
  4. 前記基材層は、不織布からなるシートである、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の養生シート。
  5. 前記二酸化炭素遮断層は、合成樹脂からなるシートである、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の養生シート。
  6. 前記補強層は、ガラス繊維からなるシート、またはガラス繊維を含有した複合材料からなるシートである、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の養生シート。
  7. 前記養生シートは、前記コンクリート構造物を打設するための型枠に取り付けられて使用される、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の養生シート。
  8. コンクリート構造物の表面に一体化され、前記コンクリート構造物の中性化を防止する養生シートの製造方法であって、
    基材層、合成樹脂からなる二酸化炭素遮断層および補強層をこの順で積層し、加熱圧着により各層を接着する工程を含む、
    養生シートの製造方法。
  9. コンクリート構造物の表面に一体化され、前記コンクリート構造物の中性化を防止する養生シートの製造方法であって、
    基材層または補強層の一方に、合成樹脂から成る二酸化炭素遮断層を溶融押出する工程と、
    前記二酸化炭素遮断層上に、前記基材層または前記補強層の他方を積層させる工程と、
    を含む、
    養生シートの製造方法。
  10. 前記補強層に対し、塗料を吹き付けまたは塗布することにより化粧層を形成する工程をさらに含む、
    請求項8または9に記載の養生シートの製造方法。
  11. 請求項1から7のいずれか1項に記載の養生シートが一体化されたコンクリート構造物を製造する方法であって、
    型枠を設置する工程と、
    前記型枠の内面に、前記基材層がコンクリートの打設空間側となるよう前記養生シートを設置する工程と、
    コンクリートを打設する工程と、
    前記型枠を取り外す工程と、
    を含む、
    コンクリート構造物の製造方法。
JP2015179241A 2015-09-11 2015-09-11 養生シート、養生シートの製造方法および養生シートが一体化されたコンクリート構造物の製造方法 Active JP6694253B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015179241A JP6694253B2 (ja) 2015-09-11 2015-09-11 養生シート、養生シートの製造方法および養生シートが一体化されたコンクリート構造物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015179241A JP6694253B2 (ja) 2015-09-11 2015-09-11 養生シート、養生シートの製造方法および養生シートが一体化されたコンクリート構造物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017053171A true JP2017053171A (ja) 2017-03-16
JP6694253B2 JP6694253B2 (ja) 2020-05-13

Family

ID=58320466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015179241A Active JP6694253B2 (ja) 2015-09-11 2015-09-11 養生シート、養生シートの製造方法および養生シートが一体化されたコンクリート構造物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6694253B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05278012A (ja) * 1992-04-01 1993-10-26 Daitoo:Kk コンクリート構造物の保護膜とその形成方法
JPH08142246A (ja) * 1994-11-22 1996-06-04 Unitika Glass Fiber Kk 表面材の構造
US5843554A (en) * 1994-02-18 1998-12-01 Katman, Inc. Multi-layer covering articles
JP2008207516A (ja) * 2007-02-28 2008-09-11 Nitto Boseki Co Ltd 多層シート材、コンクリート用防食板及びその製造方法
JP2010144360A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Kfc Ltd コンクリート補修シート及びコンクリート補修方法
JP2015161150A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 株式会社Nsp Ks コンクリート構造物用の仕上げシート、及びこれを使用したコンクリート構造物の仕上げ工法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05278012A (ja) * 1992-04-01 1993-10-26 Daitoo:Kk コンクリート構造物の保護膜とその形成方法
US5843554A (en) * 1994-02-18 1998-12-01 Katman, Inc. Multi-layer covering articles
JPH08142246A (ja) * 1994-11-22 1996-06-04 Unitika Glass Fiber Kk 表面材の構造
JP2008207516A (ja) * 2007-02-28 2008-09-11 Nitto Boseki Co Ltd 多層シート材、コンクリート用防食板及びその製造方法
JP2010144360A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Kfc Ltd コンクリート補修シート及びコンクリート補修方法
JP2015161150A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 株式会社Nsp Ks コンクリート構造物用の仕上げシート、及びこれを使用したコンクリート構造物の仕上げ工法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6694253B2 (ja) 2020-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5376503B2 (ja) コンクリートの補修方法
ES2289693T3 (es) Componente de material compuesto.
US20060281379A1 (en) Breathable, water resistant fabric
JP2010156196A5 (ja)
KR20080077281A (ko) 통기 부재 및 통기 구조
KR101432707B1 (ko) 삽입 고정형 조인트를 가진 복합방수용 방수시트 및 이를 이용한 복합방수공법
JP2016501745A5 (ja)
JP2016530822A5 (ja)
KR101426602B1 (ko) 단열, 흡음, 차음, 방수 기능을 갖는 자동차 내장재용 부직포 및 그 제조방법
JP2017053171A (ja) 養生シート、養生シートの製造方法および養生シートが一体化されたコンクリート構造物の製造方法
ES1068720U (es) Articulo destinado a la realizacion de piezas sandwich compuestas mediante unos procedimientos de infusion de resina.
JP2015189065A (ja) 補強パネル、補強パネルの製造方法、コンクリート構造物及びコンクリート構造物の施工方法
JP7008311B2 (ja) コンクリート基礎およびその製造方法
KR101199308B1 (ko) 경량성 및 내구성이 향상된 분진 및 소음 차단패널 및 그 제조방법
KR102038686B1 (ko) 노출 옥상에 적용되는 복합방수구조
CA2821195A1 (en) Membrane supporting structure and tubular membrane
JP7008312B2 (ja) コンクリート基礎およびその製造方法
KR102450701B1 (ko) 복합 방수시트 및 이를 이용한 복합 방수공법
JP2014023477A (ja) 農業用トンネル被覆資材
JP6041378B2 (ja) 車両用天井内装材の製造方法
KR102207655B1 (ko) 샌드위치 패널 및 샌드위치 패널의 제조방법
EP2604413B1 (en) Multi-layered sheet for vacuum infusion moulding and process using said multi-layered shhet
JP6484378B1 (ja) 樹脂成形品及び樹脂成形品の製造方法
JP2005169819A (ja) コンクリート型枠用内張りボード及びその製造方法並びにコンクリート型枠及びそのコンクリート型枠の洗浄方法
JP3860783B2 (ja) 既設構造物被覆用部材及び既設構造物被覆方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200325

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6694253

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250