JP2010144275A - 塗工紙の製造方法及び塗工紙 - Google Patents
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Abstract
本発明は、ロッド塗工方式を用いた塗工紙の顔料塗工層を塗工形成する方法に関して、塗工操業性に優れ、塗工量の増量および塗工量制御範囲の拡大を可能にし、塗工紙表面の平滑性、白色濃淡ムラ(白紙面感ムラ)、および印刷適性に優れた塗工紙を得る方法を提供するものである。
【解決手段】
顔料とバインダを主成分とする塗工液を原紙の少なくとも片面に塗工して原紙層上に塗工層を1層以上設け、少なくとも1層以上の塗工層がロッド塗工方式により塗工される塗工紙の製造方法において、可撓性を有するロッドホルダー支持板7を用いることを特徴とし、ロッドホルダー支持板7は材料のヤング率が7.0×104N/mm2以上であり、且つ厚さが0.3mm以上、1.5mm以下であり、且つブレードエクステンションが2mm以上、25mm以下であることが好ましい。
【選択図】 図3
Description
図2は従来のロッド塗工方式における塗工計量部の側面図である。塗工計量部3におけるロッド10は、ロッドホルダー9により支持され、更にロッドホルダー9はロッドホルダー支持板7を介して、図1に示したコーターヘッド4に装着されている。また塗工計量部3を、ロッド10の背面からブレードバックストップ8によって支持する型式のものもある。一般的に図1および図2に例示したコーターヘッド4がロッドホルダー支持板7を介してロッドホルダー9およびロッド10を支持しているロッド塗工方式は、ロッドブレード塗工方式とも称される。
尚、図2はロッドホルダー支持板7が剛直であり、ブレードバックストップ支点7bがロッドホルダー最下点7aより上方にあり、可撓部分となるブレードエクステンション7cの概念がない例である。(図3参照)
しかしながら、多層抄き原紙を基にする塗工白板紙の製造において、塗工量不足により被覆性が劣りやすいロッド塗工方式で塗工、形成された下塗り層に対して、上塗り層にブレード塗工方式を用いた場合には、上塗り層の塗工量は増加するものの、多層原紙特有の表面凹凸等の影響により塗工層が不均一に形成されるため、下塗り層の被覆性不足の影響が現れやすく、白色濃淡ムラ(白紙面感ムラ)が悪化する問題があり、更なる向上が求められていた。
しかしながら、塗工紙の塗工工程においてバッキングロールを廃した場合には、原紙に強い塗工線圧を与えることができず、このためブレード塗工方式と同様に、白色濃淡ムラが大きく悪化する問題点があり、他方、ロッド表面に凹凸を設けた場合には、塗工紙表面にロッド表面の凹凸に起因して凹凸の塗工層が筋状に形成され、表面平滑性や印刷適性を悪化させる問題点があった。
しかしながら、これらの方法では塗工量を増やすことはできるものの、いずれも非ニップ塗工方式であり原紙に対して強い塗工線圧を与えることができないために、得られる塗工紙の平滑性が低下する他、塗工方式に適した塗工液粘度にするために塗工液濃度を低くする等の塗工液物性の調整が不可欠であり、このため乾燥付加が増加し生産効率が大きく低下する等の問題点があった。
またロッドホルダー支持板7の厚さが1.5mm以上の場合は、ロッドホルダー支持板7が撓みにくくなり、塗工液6のハイドロプレッシャーによる塗工量増量効果が得られなくなるためやはり好ましくない。
原紙自体の米坪は特に限定されるものではなく、本発明のロッド塗工方式により、30g/m2以上、700g/m2以下の塗工紙が製造できる。
サイズプレス等の表面処理に用いる表面処理剤としては、特に限定されるものではないが、紙力、塗工適性、印刷適性等を改善または向上させるために一般的に用いられる各種デンプン類、ポリビニルアルコール類、ポリアクリルアミド類、各種表面サイズ剤等を主体とする塗工液を用いることができる。また該塗工液に対しては、塗工用に一般的に使用される各種顔料として、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、タルク、クレー、カオリン、二酸化チタン、合成シリカ、水酸化アルミニウム等の無機顔料、およびポリスチレン樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂等の合成高分子微粒子等の1種以上を必要に応じて配合することができる。
顔料塗工液に対しては、必要に応じて、分散剤、苛性ソーダ、アンモニア水等のpH調整剤、消泡剤、防腐剤、蛍光染料、離型剤、染料、耐水化剤、流動変性剤、増粘保水剤、着色顔料、酸化防止剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、撥水剤等の各種助剤を適宜添加することもできる。
実施例1
[下塗り塗工層用塗工液の調製]
顔料として、エンジニアードカオリン(商品名:エクシロン、エンゲルハード社製、平均粒子径0.61μm)30質量%、重質炭酸カルシウム(商品名:FMT65、ファイマテック社、平均粒子径1.21μm)70質量%、分散剤として、前記全顔料に対し、ポリアクリル酸ソーダ0.2質量%を添加し、コーレス分散機を用いて固形分濃度が75%の顔料スラリーを調製した。このスラリーに澱粉(商品名:エースY、王子コーンスターチ社製)5質量部(固形分換算)、および固形濃度50%のスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:X-400A、ガラス転移温度:-23℃、JSR社製)15質量部(固形分換算)、市販粘度調整剤(商品名:ソマレックス270K、ソマール社製)0.1質量部(固形分換算)をそれぞれ添加し、さらに水を加えて固形分濃度が64%の塗料を調製した。得られた塗工液の剪断速度が9.0×104/sにおけるハイシェア粘度は40mPa・sであった。
[最外塗工層用塗工液の調製]
顔料として、カオリン(商品名:UW-90、エンゲルハード社製、平均粒子径0.32μm)60質量%、軽質炭酸カルシウム(商品名:TP-221-GS、奥多摩工業社製、平均粒子径0.49μm)35質量%、二酸化チタン(商品名:クロノスKA-10、チタン工業社製、平均粒子径0.41μm)5質量%を使用し、分散剤として、前記全顔料に対し、ポリアクリル酸ソーダ0.2質量%を添加し、コーレス分散機を用いて固形分濃度が70%の顔料スラリーを調製した。このスラリーに澱粉(商品名:エースY、王子コーンスターチ社製)1質量部(固形分換算)、固形濃度50%のスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:L-1825、ガラス転移温度:8℃、旭化成社製)15質量部(固形分換算)をそれぞれ添加し、さらに水を加えて固形分濃度が65%の塗料を調製した。得られた塗工液の剪断速度が9.0×104/sにおけるハイシェア粘度は53mPa・sであった。
[塗工白板紙・原紙の作製]
外層に脱墨古紙パルプ(表・裏層:パルプ白色度76%、表下・裏下層56%)、中層に未脱墨の古紙パルプ(パルプ白色度50%)を使用して5層に抄き合わされた米坪290g/m2の原紙を得た。
[塗工白板紙・下塗り層の塗工]
上述の方法で得た原紙に、上述の方法で得た下塗り塗工層用塗工液を、支持板厚さが0.8mm、ブレードエクステンションが10mmとなるように設定したロッドコーターを用い、絶乾塗工量8g/m2を目標に塗工、乾燥して下塗り層塗工紙を得た。
[塗工白板紙・上塗り層の塗工]
さらに上記の下塗り塗工層上に、上記で得た最外塗工層用塗工液をブレードコーターを用い、絶乾塗工量が8g/m2となるよう塗工、乾燥して塗工白板紙を得た。次に、2スタックの、金属ロール表面温度が150℃、2ニップのソフトキャレンダーに通紙して、平滑化処理された塗工白板紙を得た。
下塗り塗工層用塗工液の塗工に、支持板厚さが0.5mm、ブレードエクステンションが10mmとなるように設定したロッドコーターを用いた以外は、すべて実施例1と同じ条件で塗工白板紙を得た。
下塗り塗工層用塗工液の塗工に、支持板厚さが1.0mm、ブレードエクステンションが10mmとなるように設定したロッドコーターを用いた以外は、すべて実施例1と同じ条件で塗工白板紙を得た。
下塗り塗工層用塗工液の塗工に、支持板厚さが0.8mm、ブレードエクステンションが5mmとなるように設定したロッドコーターを用いた以外は、すべて実施例1と同じ条件で塗工白板紙を得た。
下塗り塗工層用塗工液の塗工に、支持板厚さが0.8mm、ブレードエクステンションが15mmとなるように設定したロッドコーターを用いた以外は、すべて実施例1と同じ条件で塗工白板紙を得た。
下塗り層の絶乾塗工量目標を10 g/m2とした以外は、すべて実施例5と同じ条件で塗工白板紙を得た。
下塗り塗工層用塗工液の市販粘度調整剤を無添加として、剪断速度が9.0×104/sにおけるハイシェア粘度を30mPa・sとした以外は、すべて実施例6と同じ条件で塗工白板紙を得た。
下塗り層の絶乾塗工量目標を12g/m2とした以外は、すべて実施例5と同じ条件で塗工白板紙を得た。
上塗り塗工層用塗工液の塗工に、支持板厚さが0.8mm、ブレードエクステンションが10mmとなるように設定したロッドコーターを用いた以外は、すべて実施例1と同じ条件で塗工白板紙を得た。
下塗り塗工層用塗工液の塗工に、支持板厚さが0.2mm、ブレードエクステンションが10mmとなるように設定したロッドコーターを用いた以外は、すべて実施例1と同じ条件で塗工白板紙を得た。
下塗り塗工層用塗工液の塗工に、支持板厚さが1.8mm、ブレードエクステンションが10mmとなるように設定したロッドコーターを用いた以外は、すべて実施例1と同じ条件で塗工白板紙を得た。
下塗り塗工層用塗工液の塗工に、支持板厚さが0.8mm、ブレードエクステンションが0mmとなるように設定したロッドコーターを用いた以外は、すべて実施例1と同じ条件で塗工白板紙を得た。
比較例3に対し、コーターヘッドを操作してロッドの原紙への押し付け量を調整し、下塗り塗工層の塗工量増量を試みた以外は、すべて比較例3と同じ条件で塗工白板紙を得た。
下塗り塗工層用塗工液の塗工に、支持板厚さが0.8mm、ブレードエクステンションが30mmとなるように設定したロッドコーターを用いた以外は、すべて実施例1と同じ条件で塗工白板紙を得た。
下塗り塗工層用塗工液の塗工に、ブレードコーターを用いた以外は、すべて実施例1と同じ条件で塗工白板紙を得た。
実施例10
[塗工液の調整]
実施例1の最外塗工層用塗工液と同じ条件で、塗工液を得た。
[一般印刷用紙原紙の作成]
LBKP(フリーネスCSF=400ml)が95部、NBKP(フリーネスCSF=410ml)が5部のパルプスラリーに、軽質炭酸カルシウム(PC:白石カルシウム製)を灰分が7部となるように添加し、対パルプ100部当り澱粉1.5部、アルケニル無水コハク酸0.1部、および硫酸バンド0.6部を添加した紙料を用いて長網抄紙機で抄紙し、その抄紙工程中で澱粉の塗工量が片面あたり乾燥重量で1g/m2となるようにサイズプレス装置で塗工、乾燥させ、マシンキャレンダーで王研式平滑度が35秒になるように平滑化処理して、坪量が67g/m2の一般的な印刷用塗工紙用原紙を得た。
[一般印刷用紙の塗工]
上記原紙の両面に、上記で得た塗工液を、支持板厚さが0.8mm、ブレードエクステンションが10mmとなるように設定したロッドコーターを用い、絶乾塗工量8g/m2を目標に塗工、乾燥して一般的な印刷用塗工紙を得た。次に、温度70℃、線圧200kN/mの条件下でスーパーカレンダーに通紙して、一般的な印刷用塗工紙を得た。
塗工液の塗工に、支持板厚さが1.0mm、ブレードエクステンションが15mmとなるように設定したロッドコーターを用いた以外は、すべて実施例10と同じ条件で一般的な印刷用塗工紙を得た。
塗工液の塗工に、支持板厚さが1.8mm、ブレードエクステンションが0mmとなるように設定したロッドコーターを用いた以外は、すべて実施例10と同じ条件で一般的な印刷用塗工紙を得た。
塗工液の塗工手段に、ブレードコーターを用いた以外は、すべて実施例10と同じ条件で一般的な印刷用塗工紙を得た。
塗工欠陥発生状況、塗工紙の品質について下記の評価をおこない、得られた結果を塗工白板紙は表1に、一般的な印刷用塗工紙は表2にまとめて示した。なお、本発明における塗工紙の品質測定については、特に記載のない限り、23℃、50%RHの環境下でおこなった。
(ハイシェア粘度)
ハイシェア粘度は(mPa・s)は、ハーキュレスハイシェア粘度計(熊谷理機工業製)を用い、ボブF、剪断速度が9.0×104/s(回転数4400rpm)の条件で測定した。
(塗工欠陥)
塗工白板紙の下塗り塗工時における塗工欠陥発生状況に対して、下記のような評価を行った。
○:塗工欠陥がなく、全く問題のないレベルである。
△:塗工欠陥が発生し、場合によっては問題となるレベルである。
×:塗工欠陥が頻繁に発生し、生産効率に劣り、問題となるレベルである。
(PPS平滑度)
PPS平滑度(μm)は、パーカープリントサーフ(PPS)表面平滑度試験機(機種名:Model M-569型、Messmer Buchel社製、英国)を用い、バッキングディスク:ソフトラバー、クランプ圧力:2Mpaで、表面を5回平滑度測定を行い、その平均を求めた。
(白色ムラ)
白色ムラは、表面の白色ムラの程度を目視にて評価した。
◎:均一で白色ムラがない。
○:一部白色ムラが認められるが、実用上問題ない。
△:白色ムラが目立ち、実用上問題ある。
×:白色ムラが、非常に目立つ。
(印刷平滑性、およびインキ着肉性)
印刷平滑性、およびインキ着肉ムラは、RI印刷機にて、印刷インキ(商品名:Values-G 墨 Sタイプ、大日本インキ化学工業社製)を0.1cc使用してRI印刷機にて、各塗工紙の表面に印刷を行い、塗工紙のインキ転写面を肉眼で観察し、転写したインキ濃度の均一性(印刷平滑性)と、転写したインキ濃度(インキ着肉性)を4段階評価した。
◎:印刷平滑性、インキ着肉性が特に優れる。
○:印刷平滑性、インキ着肉性が優れる。
△:印刷平滑性、インキ着肉性がやや劣る。
×:印刷平滑性、インキ着肉性が劣る。
[塗工白板紙の評価結果]
実施例1〜9において、使用するロッドコーターのロッドホルダー支持板厚さとブレードエクステンションを、本発明で規定する範囲に設定することにより、原紙を被覆するのに十分な範囲で塗工量をコントロールすることができ、更に塗工欠陥発生を抑制し、且つ各品質項目に満足なものが得られた。特に実施例9において、全層に本発明のロッドを用いることにより、白色ムラ、印刷平滑性に関し、更に向上させることができた。
比較例1は、ロッド支持板厚さが薄く、また比較例5は、ブレードエクステンションが長いため、ともに塗工液のハイドロプレッシャーの影響を必要以上に受け、目標塗工量にコントロールすることができず、更に塗工欠陥(塗工ムラ)も散発した。それにより各品質項目に満足なものが得られなかった。
比較例2は、ロッド支持板厚さが厚く、また比較例3は、ブレードエクステンションが短いため、ともに塗工液のハイドロプレッシャーの影響が及ばず、目標塗工量を得ることができなかった。それにより各品質項目に満足なものが得られなかった。また下塗り層塗工時に、塗工欠陥(スピット)もやや発生した。
比較例4は、コーターヘッドを操作し、下塗り層の塗工量増量を試みたが、比較例2および比較例3と同様、目標塗工量を得ることができなかった。また無理に塗工量を増加させようとしたため、ロッドの原紙に対する押し付け量不足による塗工欠陥(塗工ムラ)も散発し、各品質項目にも満足なものが得られなかった。
比較例6は、原紙の凹凸に沿った塗工層を形成することができず、白色ムラ、印刷平滑性に関し満足なものが得られなかった。また、下塗り層塗工時に、塗工欠陥(ストリーク)がやや発生した。
[一般的な印刷用塗工紙の評価結果]
実施例10および11において、使用するロッドコーターのロッド支持板厚さとブレードエクステンションを、本発明で規定する範囲に設定することにより、原紙を被覆するのに十分な範囲で塗工量をコントロールすることができ、各品質項目に満足なものが得られた。
比較例7は、ロッド支持板厚さが厚く、ブレードエクステンションも短いため、塗工液のハイドロプレッシャーの影響が及ばず、目標塗工量を得ることができなかった。それにより各品質項目に満足なものが得られなかった。
比較例8は、原紙の凹凸に沿った塗工層を形成することができず、印刷平滑性がやや劣った。
2 塗工液供給装置
3 塗工計量部
4 コーターヘッド
5 原紙
5a 原紙走行方向
6 塗工液
7 ロッドホルダー支持板
7a ロッドホルダー最下点
7b ブレードバックストップ支点
7c ブレードエクステンション
8 ブレードバックストップ
9 ロッドホルダー
10 ロッド
10a ロッド回転方向
11 エアーチューブ
12 冷却水用溝
13 ロッドホルダー固定ネジ
Claims (7)
- 顔料とバインダを主成分とする塗工液を原紙の少なくとも片面に塗工して原紙層上に塗工層を1層以上設け、少なくとも1層以上の塗工層がロッド塗工方式により塗工される塗工紙の製造方法において、可撓性を有するロッドホルダー支持板を用いることを特徴とする塗工紙の製造方法。
- ロッドホルダー支持板は、材料のヤング率が7.0×104N/mm2以上であり、且つ厚さが0.3mm以上、1.5mm以下であり、且つロッドホルダー支持板上でのブレードバックストップ支点とロッドホルダー最下点の距離(以下、ブレードエクステンションと呼ぶ)が2mm以上、25mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の塗工紙の製造方法。
- ロッドホルダー支持板は、厚さが0.5mm以上、1.0mm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の塗工紙の製造方法。
- ブレードエクステンションが5mm以上、20mm以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の塗工紙の製造方法。
- 剪断速度が9.0×104/sにおける塗工液のハイシェア粘度が35mPa・s以上であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の塗工紙の製造方法。
- 原紙が1層抄きまたは多層抄き原紙であり、且つ塗工紙の米坪が30g/m2以上、700g/m2以下であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の方法で製造された塗工紙。
- 原紙が2層以上の多層抄き原紙であり、且つ塗工紙の米坪が150g/m2以上、700g/m2以下の塗工白板紙であることを特徴とする請求項6に記載の方法で製造された塗工紙。
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