JP2010143413A - 船舶用操舵装置およびそれを備えた船舶 - Google Patents

船舶用操舵装置およびそれを備えた船舶 Download PDF

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Abstract

【課題】操舵角と転舵角との位相ずれを解消する。
【解決手段】船舶1は、ステアリングハンドル5a、コントローラ6、転舵機構4および船外機3を備えている。ステアリングハンドル5aの操舵角θは、操舵角センサ5bによって検出される。転舵機構4の転舵角δは、転舵角センサ30によって検出される。コントローラ6は、操舵角θに応じて転舵機構4を制御する転舵制御を実行する。起動時には、コントローラ6は、操舵角θと転舵角δとの位相がずれているかどうかを判定する。位相がずれている場合、コントローラ6は、ステアリングハンドル5aの操作によって当該位相ずれが解消されるまで、転舵制御の開始を遅延させる。転舵制御が遅延されていることは、インジケータ7の点滅駆動によって操船者に報知される。
【選択図】図3

Description

この発明は、船舶用操舵装置、およびそれを備えた船舶に関する。
船外機は、船舶のための推進機の一例であり、一般に、原動機と、原動機によって駆動されるプロペラとを備えている。船外機は、左右方向への転舵が可能な状態で船尾に取り付けられる。船外機の転舵角を制御するために、転舵機構が船舶に装備される。転舵機構は、操船者によるステアリングハンドルの操作に応じて、船外機を転舵させる。
下記特許文献1には、ステアリングハンドルの回転角を検出する回転角センサの出力に応じて、転舵アクチュエータの動作をECU(電子制御ユニット)によって制御する構成が開示されている。この構成の場合、ステアリングハンドルと転舵機構との間には機械的な結合がなく、船外機の転舵は、専ら電気的な制御に従う。そのため、ステアリングハンドルの操舵角と船外機の転舵角とが同位相であることを保証できない。すなわち、システムの電源が遮断されている状態でステアリングハンドルが回転されると、操舵角と転舵角との位相ずれが生じることになる。そこで、この先行技術では、船外機の内燃機関が始動されると、操舵角と転舵角との位相ずれが調べられる。そして、位相ずれがある場合には、ステアリングハンドルが操作されたときに、その位相ずれを解消するように、転舵アクチュエータによって船外機が自動転舵される。
特開2006−188212号公報
特許文献1の先行技術では、操舵角と転舵角との位相ずれが大きいときには、わずかなハンドル操作で、船外機が大きく自動転舵されるおそれがある。
そこで、この発明の目的は、操舵角と転舵角との位相ずれを解消することができる船舶用操舵装置およびそれを備えた船舶を提供することである。
また、この発明の他の目的は、2つの操作手段の間の位相ずれを解消でき、それらの操作手段の間の切換えを円滑に行える船舶用操舵装置およびそれを備えた船舶を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、船舶に取り付けられる転舵機構と、船舶の舵取りのために操作者によって操作される操作手段と、前記操作手段の操舵角を検出する操舵角検出手段と、前記転舵機構の転舵角を検出する転舵角検出手段と、前記操舵検出手段によって検出される操舵角に応じて前記転舵機構を制御する転舵制御手段と、前記操舵角検出手段によって検出される操舵角と前記転舵角検出手段によって検出される転舵角との位相がずれているかどうかを判定する位相ずれ判定手段と、前記転舵制御手段の起動時に、前記操舵角および転舵角の位相がずれていると前記位相ずれ判定手段によって判定されたとき、前記操作手段の操作によって前記位相ずれが解消されるのを待って、前記転舵制御手段による前記転舵機構の制御を開始する転舵制御遅延手段とを含む、操船舶用操舵装置である。
この構成によれば、転舵機構の制御の開始に先だって、操作手段の操舵角と転舵機構の転舵角との位相ずれが解消される。これにより、転舵機構の制御が開始されるときには、操舵角と転舵角とが同位相であることを保証できる。位相ずれの解消は、転舵機構を作動させるのではなく、操作者が操作手段を操作することによって達成される。
操舵角は、操作手段の操作角または操作位置を表す値であり、転舵角と対比し得る値であればよい。
請求項2記載の発明は、前記転舵制御遅延手段によって前記転舵機構の制御開始が遅延されていることを報知する報知手段をさらに含む、請求項1記載の船舶用操舵装置である。
この構成によれば、位相ずれ解消のために転舵機構の制御開始が遅延されているときは、このことが報知される。
前記報知手段は、操船者の視覚に訴える表示手段であってもよいし、操船者の聴覚に訴える報知音発生手段であってもよい。
また、前記船舶用操舵装置は、さらに、位相ずれの方向または位相ずれ解消のための操作方向を操船者に報知する操作支援情報報知手段をさらに備えていてもよい。
請求項3記載の発明は、船舶に取り付けられる転舵機構と、船舶の舵取りのために操作者によって操作される第1操作手段および第2操作手段と、前記第1操作手段の操舵角である第1操舵角を検出する第1操舵角検出手段と、前記第2操作手段の操舵角である第2操舵角を検出する第2操舵角検出手段と、前記第1操舵角検出手段によって検出される第1操舵角に応じて前記転舵機構を制御する第1制御状態、および前記第2操舵角検出手段によって検出される第2操舵角に応じて前記転舵機構を制御する第2制御状態を有する転舵制御手段と、前記第1操舵角検出手段によって検出される第1操舵角と前記第2操舵角検出手段によって検出される第2操舵角との位相がずれているかどうかを判定する操舵角位相ずれ判定手段と、前記転舵制御手段の制御状態を前記第1制御状態および前記第2制御状態の間で切り換える制御切換え手段と、前記制御切換え手段による制御状態の切換え時に、前記第1および第2操舵角の位相がずれていると前記操舵角位相ずれ判定手段によって判定されたとき、前記第1または第2操作手段の操作によって前記位相ずれが解消されるのを待って、前記制御状態の切換えを有効化する切換え遅延手段とを含む、船舶用操舵装置である。
この構成では、操船者は、第1および第2操作手段のいずれからでも舵取り操作を行うことができる。すなわち、転舵制御手段は、第1制御状態では第1操作手段の操作に応じて転舵機構を制御し、第2制御状態では第2操作手段の操作に応じて転舵機構を制御する。第1および第2制御状態間の切換えは、制御切換え手段によって行われる。ただし、第1および第2操作手段の操舵角間の位相ずれがあるときは、第1または第2操作手段の操作によって当該位相ずれが解消されるのを待って、制御状態の切換えが有効化される。これにより、操舵角の連続性を確保できるので、操作手段の変更を円滑に行うことができる。
操舵角の連続性を確保するための別の解決策として、操作手段を変位させるアクチュエータを設けることが考えられる。すなわち、制御状態の切換えに際して、アクチュエータを作動させることによって、第1および第2操作手段の位相ずれを強制的に解消する解決策である。しかし、このような解決策では、操船者の操作意図とは無関係に操作手段が動くことになる。これに対して、操船者による操作手段の操作によって位相ずれの解消を図る構成であれば、操船者の意図と無関係に操作手段が動くことがない。
なお、制御状態を切り換える際、切換え前の制御状態に対応した操作手段と転舵機構とは同位相であるのが通常である。したがって、いずれかの操作手段(一般的には切換え後の制御状態に対応した操作手段)の操作によって第1および第2操作手段の間の位相ずれが解消されれば、切換え後の制御状態に対応した操作手段と転舵機構とが同位相であることを保証できる。
制御状態の切換えが遅延されている期間には、切換え後の制御状態に対応した操作手段による舵取り操作ができないので、この期間には、船舶に備えられる推進機による推進力の発生は停止されることが好ましい。より具体的には、推進力の発生が停止しているときにのみ制御状態の切換え入力を受け付けるようにすればよい。
前記制御切換え手段は、操船者によって操作される切換え操作手段の操作入力に応答して、制御状態を切り換えるものであってもよい。この場合、制御状態切換え手段は、船舶に備えられる推進機からの推進力が発生されているときには、切換え操作手段からの操作入力を無効化するものであることが好ましい。
前記第1操作手段および前記第2操作手段は、たとえば、船体の異なる位置に配置される。より具体的には、第1および第2操作手段は、操船者が同時には操作できないほど離隔した2つの位置にそれぞれ設けられてもよい。これにより、操船者は、船舶内の複数の位置で舵取り操作を行える。
請求項4記載の発明は、前記切換え遅延手段によって、前記制御状態の切換えが遅延されていることを報知する報知手段をさらに含む、請求項3記載の船舶用操舵装置である。
この構成によれば、位相ずれ解消のために制御状態の切換えが遅延されているときは、このことが報知される。
前記報知手段は、操船者の視覚に訴える表示手段であってもよいし、操船者の聴覚に訴える報知音発生手段であってもよい。
また、前記船舶用操舵装置は、さらに、位相ずれの方向または位相ずれ解消のための操作方向を操船者に報知する操作支援情報報知手段をさらに備えていてもよい。
請求項5記載の発明は、船体と、前記船体に装備された、請求項1〜4のいずれか一項に記載の船舶用操舵装置とを含む、船舶である。
この構成によれば、操船者に与える違和感を抑制しつつ、操作手段と転舵機構との位相ずれ、または第1および第2操作手段の位相ずれを解消することができる。
前記船舶には、船体に推進力を与える推進機が備えられていてもよい。推進機は、船外機(アウトボードモータ)、船内外機(スターンドライブ。インボードモータ・アウトボードドライブ)、船内機(インボードモータ)、ウォータージェットドライブのいずれの形態であってもよい。船外機は、原動機および推進力発生部材(プロペラ)を含むものである。この場合、転舵機構は、船外機全体を船体に対して水平方向に回動させるものであってもよい。船内外機は、原動機が船内に配置され、推進力発生部材および転舵機構を含むドライブユニットが船外に配置されたものである。船内機は、原動機およびドライブユニットがいずれも船体に内蔵され、ドライブユニットからプロペラシャフトが船外に延び出た形態を有する。この場合、転舵機構は別途設けられることになる。ウォータージェットドライブは、船底から吸い込んだ水をポンプで加速し、船尾の噴射ノズルから噴射することで推進力を得るものである。この場合、転舵機構は、噴射ノズルと、この噴射ノズルを水平面に沿って回動させる機構とで構成される。
舵取り操作のための操作手段としては、ステアリングハンドル(たとえばホイール状のもの)、レバー、ペダルなどを例示できる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の第1の実施形態に係る船舶の構成を説明するための図解的な平面図である。船舶1は、船体2と、船外機3と、転舵機構4と、操作部5と、コントローラ6とを備えている。
船外機3は、船体2の船尾板2aに取り付けられており、左右方向の揺動(転舵)が可能な状態とされている。船外機3は、原動機としてのエンジン(内燃機関)10と、このエンジン10によって回転駆動されるプロペラ11とを有している。エンジン10が収容された上部はトップカウリング12によって保護されている。転舵機構4は、船外機3を左右に揺動(転舵)させる。
操作部5は、操船者によって操作される操作手段としてのステアリングハンドル5aと、このステアリングハンドル5aの操舵角(操作角)を検出する操舵角センサ5bとを備えている。この操舵角センサ5bの出力信号は、コントローラ6に入力されるようになっている。
コントローラ6は、いわゆる電子制御ユニット(ECU)であり、マイクロコンピュータを備えている。コントローラ6は、操舵角センサ5bによって検出される操舵角に応じて、転舵機構4の動作を制御する。また、制御系統の図示は省略するが、コントローラ6は、エンジン10の出力を制御する機能も備えている。
操作部5が配置された操船席には、さらに、インジケータ7および表示器8が配置されている。インジケータ7は、たとえば、インジケータランプ(LEDランプなど)で構成されており、ステアリングハンドル5aによる操舵が船外機3の転舵に反映されるかどうか(アクティブ状態/非アクティブ状態)を表示するためのものである。表示器8は、ステアリングハンドル5aと船外機3の転舵角とに位相ずれが生じている場合に、その位相ずれの方向または当該位相ずれを解消するための操作方向を表示するためのものである。
図2は、転舵機構4の構成を説明するための平面断面図である。船外機3は、クランプブラケット13およびスイベルブラケット14を介して船体2の船尾板2a(図1参照)に取り付けられている。より具体的には、船尾板2aにクランプブラケット13が固定されており、このクランプブラケット13にスイベルブラケット14が結合されている。さらに、スイベルブラケット14に対して、船外機3が左右方向の揺動(転舵)が可能な状態で取り付けられている。さらに詳細に説明すると、クランプブラケット13は、左右方向に延びたチルト軸15を介してスイベルブラケット14を上下方向に回動自在に支持している。スイベルブラケット14は、その後端に立設されたステアリング軸16を有している。このステアリング軸16に対して、船外機3の本体17が左右方向に回動自在に支持されている。
船外機本体17には、ステアリング軸16よりも前方側へと延びて突出したステアリングブラケット18が設けられている。このステアリングブラケット18をステアリング軸16まわりに揺動させることにより、船外機3をスイベルブラケット14に対して左右に転舵させることができる。
転舵機構4は、左右一対の支持部材21と、ボールねじ軸22と、ボールねじナット23と、転舵用モータ24とを備えている。一対の支持部材21は、クランプブラケット13にチルト軸15を介して回動自在に支持されている。これらの支持部材21の間にボールねじ軸22が架け渡されている。このボールねじ軸22にボールねじナット23が螺合している。転舵用モータ24はボールねじナット23をボールねじ軸22まわりに回転させるものであり、ボールねじナット23を収容するハウジング25を有している。
ボールねじ軸22は、その軸線が船体2の左右方向に沿うように支持部材21に支持されている。ボールねじナット23は、ハウジング25内で回転自在に支持されており、かつ、ハウジング25の軸方向(ボールねじ軸22の軸方向と平行)への移動が規制されている。
転舵用モータ24は、ハウジング25内に固定されたステータ26を備え、このステータ26のコイル(図示せず)に通電することによって、ロータとしてのボールねじナット23を回転駆動する。この転舵用モータ24の回転が、コントローラ6によって制御されるようになっている。ハウジング25内には、ボールねじナット23の回転を検出することにより、船外機3の転舵角を検出する転舵角センサ30が備えられている。転舵角センサ30は、たとえば、ボールねじナット23の外周面に形成された多数の溝(突条)を磁束の変化によって検出するギャップセンサで構成することができる。船外機3の転舵角とは、船外機3のプロペラ中心線11aが船体2の中心線2bに対してなす角であり、以下では、「転舵機構4の転舵角」という場合もある。中心線2bは、船首および船尾中央を通る直線である。
ハウジング25は、船外機3に向かって後方に延びる転舵用アーム27を備えている。この転舵用アーム27の後端には、連結用ピン28が立設されている。この連結用ピン28に、ステアリングブラケット18の先端に形成された長孔29が遊嵌されている。これにより、転舵用アーム27に対してステアリングブラケット18が回動自在に連結されている。
このような構成により、転舵用モータ24によってボールねじナット23を回転させると、ボールねじナット23がボールねじ軸22に沿って左右方向に移動する。これにより、ハウジング25の左右方向移動が引き起こされ、転舵用アーム27に結合されたステアリングブラケット18がステアリング軸16まわりに揺動する。その結果、ステアリングブラケット18に結合された船外機3の転舵が達成される。
図3は、前記船舶の転舵制御に関連する電気的構成を説明するためのブロック図である。コントローラ6には、操舵角センサ5bおよび転舵角センサ30の出力信号が入力されるようになっている。これらの信号に基づいて、コントローラ6は、転舵機構4に備えられた転舵用モータ24を制御する。また、コントローラ6は、インジケータ7および表示器8を制御する。
コントローラ6は、CPUおよびメモリを備え、所定のプログラムを実行することによって、複数の機能処理ユニットとしての機能を実現する。より具体的には、コントローラ6は、転舵制御ユニット31、位相ずれ判定ユニット32、転舵制御遅延ユニット33および報知制御ユニット34としての機能を実行する。
転舵制御ユニット31としての機能とは、操舵角センサ5bによって検出される操舵角θに応じて船外機3の目標転舵角δ*を設定し、この目標転舵角δ*が達成されるように転舵用モータ24を制御することである。すなわち、コントローラ6は、転舵角センサ30によって検出される転舵角δが目標転舵角δ*と一致するように、転舵用モータ24をフィードバック制御する。
位相ずれ判定ユニット32としての機能とは、コントローラ6の起動時において、転舵制御ユニット31による転舵制御が開始される前に、ステアリングハンドル5aの操舵角θと転舵機構4の転舵角δとの間に位相ずれが生じているか否かを判定することである。より具体的には、位相ずれ判定ユニット32は、操舵角センサ5bによって検出される操舵角θに対応する目標転舵角δ*と、転舵角センサ30によって検出される転舵角δとを比較し、これらの差|δ*−δ|が所定のしきい値ε(≧0)以下かどうかを判定する。
転舵制御遅延ユニット33としての機能とは、位相ずれ判定ユニット32によって位相ずれが生じていると判定されたときに、転舵制御ユニット31による転舵制御の開始を遅延させることである。具体的には、コントローラ6は、操船者によってステアリングハンドル5aが操作されることにより、位相ずれ判定ユニット32が位相ずれが生じていないと判定する状態に至るまで、転舵制御の開始を遅延させる。
報知制御ユニット34としての機能は、転舵制御遅延ユニット33によって転舵制御の開始が遅延されていることをインジケータ7に表示する機能を含む。さらにまた、報知制御ユニット34としての機能には、ステアリングハンドル5aの操舵角θと転舵機構4の転舵角δとの位相ずれの方向、または当該位相ずれを解消するためにステアリングハンドル5aを操作すべき方向を表示器8に表示させる機能が含まれる。
図4は、この実施形態における特徴的な動作を図解した説明図である。コントローラ6の電源が遮断されているときは、ステアリングハンドル5aが回転されても、転舵機構4は作動しない。そのため、ステアリングハンドル5aの操舵角θと転舵機構4の転舵角δとの対応関係にずれ(位相ずれ)が生じる。たとえば、転舵機構4が中立位置にあって、転舵角δ=0であっても、ステアリングハンドル5aが中立位置からずれていて、操舵角θ≠0となる場合がある。ステアリングハンドル5aの操舵角範囲は、たとえば機械的に制限されている。具体的な操舵角範囲は、たとえば、左右にそれぞれ1260度ずつである。したがって、位相ずれが生じたままでは、左右いずれかの操舵角範囲および転舵角範囲が通常よりも狭くなるおそれがある。
そこで、この実施形態では、コントローラ6が起動されると、位相ずれの有無が判定される。位相ずれが生じているときには、コントローラ6は、操舵角θに応じた転舵機構4の制御(転舵制御)の開始を遅延させる。具体的には、コントローラ6は、操船者によってステアリングハンドル5aが操作されることにより、操舵角θと転舵角δとの位相ずれが解消されるまで、転舵制御の開始を遅延させる。位相ずれが解消されると、コントローラ6は、転舵制御を開始する。すなわち、ステアリングハンドル5aの回動操作に応じて、船外機3が転舵されることになる。
また、コントローラ6は、起動時において、位相ずれが生じているときは、たとえば、インジケータ7を点滅させる。これにより、操船者に対して、位相ずれのために転舵制御が遅延されていることが報知される。また、図示は省略するが、コントローラ6は、表示器8に位相ずれの方向に関する情報を表示させる。この情報は、位相ずれの方向であってもよい。この場合、操船者は、表示された方向とは反対方向にステアリングハンドル5aを回転操作することによって、位相ずれを解消することができる。また、前記情報は、位相ずれを解消するためにステアリングハンドル5aを操作すべき方向であってもよい。この場合、操船者は、表示された方向にステアリングハンドル5aを回転操作することによって、位相ずれを解消することができる。
ステアリングハンドル5aの操舵角θと転舵機構4の転舵角δとの位相ずれが解消されると、コントローラ6は、インジケータ7の表示状態を、点滅表示から連続点灯表示に切り換える。これにより、操船者に対して、転舵制御が可能な状態、すなわち、ステアリングハンドル5aの操作によって船外機3を転舵できる状態となったことが報知される。
図5は、コントローラ6の起動時における動作例を説明するためのフローチャートである。コントローラ6の起動とは、電源が投入された場合のほか、何らかの理由(たとえば、制御異常からの復帰)によりコントローラ6が再起動される場合も含まれる。
起動時において、コントローラ6は、操舵角センサ5bによって検出される操舵角θと、転舵角センサ30によって検出される転舵角δとを取得する(ステップA1,A2)。コントローラ6は、取得された操舵角θおよび転舵角δの間に位相ずれが生じていないかどうかを判定する(ステップA3。位相ずれ判定ユニット32としての機能)。たとえば、コントローラ6は、操舵角θに対応する目標転舵角δ*を求め、この目標転舵角δ*と実際の転舵角δとの差|δ*−δ|が所定のしきい値ε(≧0)以下かどうかを判断する。すなわち、コントローラ6は、差|δ*−δ|がしきい値ε(たとえば、3度)以下であれば位相ずれが生じていないと判定し、さもなければ位相ずれが生じていると判定する。
位相ずれが生じていなければ(ステップA3:NO)、コントローラ6は、インジケータ7を点灯させ、転舵制御が有効であることを操船者に報知する(ステップA4)。そして、コントローラ6は、転舵制御を開始する(ステップA5。転舵制御ユニット31としての機能)。
一方、位相ずれが生じているときには(ステップA3:YES)、コントローラ6は、転舵制御を開始せずに遅延させ(転舵制御遅延ユニット33としての機能)、インジケータ7を点滅駆動して、操船者に転舵制御の開始が遅延されていることを報知する(ステップA6。報知制御ユニット34としての機能)。さらに、コントローラ6は、位相ずれの方向を表す情報を表示器8に表示する(ステップA7。報知制御ユニット34としての機能)。この後は、コントローラ6の処理は、ステップA1に戻る。
たとえば、コントローラ6は、実際の転舵角δに対する目標転舵角δ*の偏差Δ=δ*−δを求め、この偏差Δの符号に応じて、右方向または左方向の矢印を表示器8に表示してもよい。たとえば、右方向の操舵角θ、転舵角δおよび目標転舵角δ*に対して正符号を割り当て、左方向の操舵角θ、転舵角δおよび目標転舵角δ*に対して負符号を割り当てる場合を想定する。この場合、偏差Δが正の値であれば、ステアリングハンドル5aの回転位置が、転舵機構4の転舵角δに対して右側に偏倚していることになる。逆に、偏差Δが負の値であれば、ステアリングハンドル5aの回転位置が、転舵機構4の転舵角δに対して左側に偏倚していることになる。そこで、コントローラ6は、偏差Δが正のときには表示器8に右方向矢印を表示させ、偏差Δが負のときには表示器8に左方向矢印を表示させてもよい。これにより、表示器8には、位相ずれの方向が表示されることになるから、操船者は、位相ずれの解消のために、表示された矢印とは反対方向にステアリングハンドル5aを回転操作すべきであることを認識する。また、コントローラ6は、偏差Δが正のときに表示器8に左方向矢印を表示させ、偏差Δが負のときに表示器8に右方向矢印を表示させてもよい。これにより、表示器8には、位相ずれ解消のためにステアリングハンドル5aを操作すべき方向が表示されることになる。したがって、操船者は表示された方向にステアリングハンドル5aを回動操作すればよい。
このように、この実施形態によれば、コントローラ6の起動時に位相ずれが生じているときには、ステアリングハンドル5aの操作によって位相ずれが解消されるまで転舵制御が遅延される。これにより、位相ずれが解消された状態で転舵制御を行うことができる。また、操船者の意図とは無関係な転舵動作が生じないので、操船者に違和感を与えることもない。さらに、この実施形態では、位相ずれのために転舵制御が遅延されていることをインジケータ7によって操船者に報知するようにしているから、転舵制御の遅延に起因する違和感を軽減できる。さらに、位相ずれの方向に関する情報を表示器8に表示するようにしているから、操船者は、位相ずれ解消のために必要なハンドル操作を確実に行うことができる。これにより、速やかに位相ずれを解消して、船外機3の転舵が可能な状態とすることができる。
図6は、この発明の第2の実施形態に係る船舶の構成を説明するための斜視図である。この図6において、前述の図1に示された各部の対応部分には同一参照符号を付すこととする。
この船舶100は、船体40と、船外機3と、転舵機構4とを有している。船外機3は船体40の後尾(船尾)に取り付けられており、その取り付け構造は、第1の実施形態の場合と同様である。転舵機構4の構造も第1の実施形態の場合と同様である。
船体40には、2つの操船ステーション41M,41Sが備えられている。具体的には、船体40の中央に、メインステーション41Mが配置され、その上方にサブステーション41Sが配置されている。操船者は、これらの操船ステーション41M,41Sのいずれかにおいて、操船のための操作を行うことができる。
メインステーション41Mには、メインステアリングハンドル5Mと、メインインジケータ7Mと、メイン表示器8M、メインキースイッチ装置45Mとが配置されている。同様に、サブステーション41Sには、サブステアリングハンドル5Sと、サブインジケータ7Sと、サブ表示器8Sと、サブキースイッチ装置45Sとが配置されている。
図7は、船舶100の電気的構成を説明するためのブロック図である。メインステーション41Mに対応してメインコントローラ6Mが備えられており、サブステーション41Sに対応してサブコントローラ6Sが備えられている。メインステアリングハンドル5Mには、当該メインステアリングハンドル5Mの操舵角(操作角)θMを検出するメイン操舵角センサ51Mが付設されている。このメイン操舵角センサ51Mの出力信号は、メインコントローラ6Mに入力されている。同様に、サブステアリングハンドル5Sには、当該サブステアリングハンドル5Sの操舵角(操作角)θSを検出するサブ操舵角センサ51Sが付設されている。このサブ操舵角センサ51Sの出力信号は、サブコントローラ6Sに入力されている。
船外機3には、シフト機構9、エンジン10およびこれらを制御するための船外機ECU(電子制御ユニット)50が備えられている。この船外機ECU50に転舵用モータ24および転舵角センサ30が接続されている。
シフト機構9は、船外機ECU50によって、前進位置、後進位置およびニュートラル位置のいずれかのシフト位置に制御される。前進位置とは、プロペラ11が前進方向の推進力を発生する回転方向に回転するようにエンジン10の駆動力を当該プロペラ11に伝達するシフト位置である。後進位置とは、プロペラ11が後進方向の推進力を発生する回転方向に回転するようにエンジン10の駆動力を当該プロペラ11に伝達するシフト位置である。ニュートラル位置とは、エンジン10の駆動力をプロペラ11に伝達しないシフト位置である。したがって、シフト機構9のシフト位置をニュートラル位置に制御することによって、推進力の発生を停止させることができる。また、船外機ECU50は、エンジン10のスロットル開度を制御することにより、エンジン10の回転速度を制御することができる。
船外機ECU50、メインコントローラ6Mおよびサブコントローラ6Sは、通信ライン48を介して互いに情報を授受することができる。通信ライン48は、船内LAN(ローカルエリアネットワーク)の形態を有していてもよい。メインコントローラ6Mおよびサブコントローラ6Sは、船外機ECU50から、通信ライン48を介して、転舵角センサ30が検出する転舵角δを取得する。また、コントローラ6M,6Sは、転舵機構4の転舵制御およびエンジン10の出力制御に関する制御指令を通信ライン48を介して船外機ECU50に供給する。その制御指令に従って船外機ECU50が転舵用モータ24およびエンジン10の制御を行う。これにより、コントローラ6M,6Sは、間接的に、転舵用モータ24を制御するための転舵制御を行うことになる。メインコントローラ6Mおよびサブコントローラ6Sは、通信ライン48を介して互いに情報を授受することができ、いずれか一方のみが転舵用モータ24およびエンジン10の出力の制御を実行する。
メインコントローラ6Mは、さらに、メインインジケータ7Mおよびメイン表示器8Mを制御する。同様に、サブコントローラ6Sは、サブインジケータ7Sおよびサブ表示器8Sを制御する。
また、メインコントローラ6Mにはメインキースイッチ装置45Mが接続されており、サブコントローラ6Sにはサブキースイッチ装置45Sが接続されている。メインキースイッチ装置45Mは、始動/停止スイッチ46Mおよびステーション切換えスイッチ47Mを備えている。同様に、サブキースイッチ装置45Sは、始動/停止スイッチ46Sおよびステーション切換えスイッチ47Sを備えている。
始動/停止スイッチ46M,46Sは、コントローラ6M、コントローラ6Sおよび船外機3を含むシステム全体の電源投入/遮断、ならびにエンジン10の始動/停止のために操作されるキースイッチである。
ステーション切換えスイッチ47Mは、コントローラ6M,6Sの制御モードを、メインステーションモードに設定するためのスイッチである。メインステーションモードとは、メインステーション41Mからの操作入力を有効化し、サブステーション41Sからの操作入力を無効化する制御モードである。同様に、ステーション切換えスイッチ47Sは、コントローラ6M,6Sの制御モードを、サブステーションモードに設定するためのスイッチである。サブステーションモードとは、サブステーション41Sからの操作入力を有効化し、メインステーション41Mからの操作入力を無効化する制御モードである。
コントローラ6M,6Sは、CPUおよびメモリをそれぞれ備えており、所定のプログラムを実行することによって、それぞれ複数の機能処理ユニットとしての機能を実現する。より具体的には、メインコントローラ6Mは、転舵制御ユニット31M、位相ずれ判定ユニット32M、転舵制御遅延ユニット33M、報知制御ユニット34M、モード切換え制御ユニット35M、ステーション間位相ずれ判定ユニット36M、および切換え遅延ユニット37Mとしての機能を実行する。同様に、サブコントローラ6Sは、転舵制御ユニット31S、位相ずれ判定ユニット32S、転舵制御遅延ユニット33S、報知制御ユニット34S、モード切換え制御ユニット35S、ステーション間位相ずれ判定ユニット36S、および切換え遅延ユニット37Sとしての機能を実行する。
転舵制御ユニット31M,31Sとしての機能とは、操舵角センサ51M,51Sによって検出される操舵角θM,θSに応じて船外機3の目標転舵角δ*を設定することである。この目標転舵角δ*が船外機ECU50に与えられる。船外機ECU50は、転舵角センサ30によって検出される転舵角δが目標転舵角δ*と一致するように、転舵用モータ24をフィードバック制御する。
位相ずれ判定ユニット32M,32Sとしての機能とは、コントローラ6M,6Sの起動時において、転舵制御ユニット31M,31Sによる転舵制御が開始される前に、ステアリングハンドル5M,5Sの操舵角θM,θSと転舵機構4の転舵角δとの間に位相ずれが生じているか否かを判定することである。より具体的には、位相ずれ判定ユニット32M,32Sは、操舵角センサ51M,51Sによって検出される操舵角θM,θSに対応する目標転舵角δ*と、転舵角センサ30によって検出される転舵角δとを比較し、これらの差|δ*−δ|が所定のしきい値ε(≧0)以下かどうかを判定する。
転舵制御遅延ユニット33M,33Sとしての機能とは、位相ずれ判定ユニット32M,32Sによって位相ずれが生じていると判定されたときに、転舵制御ユニット31M,31Sによる転舵制御の開始を遅延させることである。具体的には、操船者がステアリングハンドル5M,5Sを操作することによって、位相ずれ判定ユニット32M,31Sが位相ずれが生じていないと判定する状態に至るまで、転舵制御の開始を遅延させる。
モード切換え制御ユニット35M,35Sとしての機能とは、コントローラ6M,6Sの制御モードをメインステーションモードまたはサブステーションモードに設定する機能である。メインコントローラ6Mの制御モードがメインステーションモードに設定されると、メインコントローラ6Mの転舵制御ユニット31Mは、メイン操舵角センサ51Mによって検出される操舵角θMに応じて、転舵機構4の駆動制御を実行する。また、メインコントローラ6Mの制御モードがサブステーションモードに設定されると、転舵制御ユニット31Mは、メイン操舵角センサ51Mの検出結果に応答しなくなり、したがって、転舵制御を実行しない。一方、サブコントローラ6Sの制御モードがサブステーションモードに設定されると、サブコントローラ6Sの転舵制御ユニット31Sは、サブ操舵角センサ51Sによって検出される操舵角θSに応じて、転舵機構4の駆動制御を実行する。また、サブコントローラ6Sの制御モードがメインステーションモードに設定されると、サブコントローラ6Sの転舵制御ユニット31Sは、サブ操舵角センサ51Sの検出結果に応答しなくなり、したがって、転舵制御を実行しない。
メインコントローラ6Mのモード切換え制御ユニット35Mは、船外機3が推進力を発生していないことを条件に、サブステーションモードからメインステーションモードへの切り換えを許容するものであることが好ましい。すなわち、モード切換え制御ユニット35Mは、シフト機構9のシフト位置が中立位置であるときにのみ、制御モードの切換えを実行する。制御モードの切換えは、ステーション切換えスイッチ47Mの操作に応答して行われる。したがって、シフト機構9のシフト位置がニュートラル位置のときにのみステーション切換えスイッチ47Mからの操作入力が有効となる。モード切換え制御ユニット35Mは、シフト位置が前進位置または後進位置のときには、ステーション切換えスイッチ47Mの操作入力を無効化する。
同様に、サブコントローラ6Sのモード切換え制御ユニット35Sは、船外機3が推進力を発生していないことを条件に、メインステーションモードからサブステーションモードへの切換えを許容するものであることが好ましい。すなわち、モード切換え制御ユニット35Sは、シフト機構9のシフト位置が中立位置であるときにのみ、制御モードの切換えを実行する。制御モードの切換えは、ステーション切換えスイッチ47Sの操作に応答して行われる。したがって、シフト機構9のシフト位置がニュートラル位置のときにのみステーション切換えスイッチ47Sからの操作入力が有効となる。モード切換え制御ユニット35Sは、シフト位置が前進位置または後進位置のときには、ステーション切換えスイッチ47Sの操作入力を無効化する。
ステーション間位相ずれ判定ユニット36M,36Sとしての機能とは、メインステアリングハンドル5Mの操舵角θMと、サブステアリングハンドル5Sの操舵角θSとの位相ずれΔθ=|ΔθM−ΔθS|が所定のしきい値ε1(≧0)以下かどうかを判定することである。すなわち、メインステーション41Mとサブステーション41Sとの間で、操舵角θM,θSの位相に実質的なずれが生じているかどうかを判定することである。ステーション間位相ずれ判定ユニット36M,36Sは、ステーション切換えスイッチ47M,47Sが操作されたときに、操舵角θM,θSの位相ずれが生じているかどうかを判定する。
切換え遅延ユニット37M,37Sとしての機能とは、メインステーション41Mとサブステーション41Sとで操舵角θM,θSの位相に大きな差があると判定されたときに、モード切換え制御ユニット35M,35Sによるモード切換えを遅延させることである。切換え遅延ユニット37M,37Sは、メインステアリングハンドル5Mおよびサブステアリングハンドル5S間の操舵角位相ずれが解消されるまで(前記しきい値ε1以下となるまで)、制御モードの切換えを遅延させる。
報知制御ユニット34M,34Sとしての機能は、転舵制御遅延ユニット33M,33Sによって転舵制御の開始が遅延されていることをインジケータ7M,7Sに表示する機能を含む。さらにまた、報知制御ユニット34M,34Sとしての機能には、ステアリングハンドル5M,5Sの操舵角θM,θSと転舵機構4の転舵角δとの位相ずれの方向、または当該位相ずれを解消するためにステアリングハンドル5M,5Sを操作すべき方向を表示器8M,8Sに表示させる機能が含まれる。また、報知制御ユニット34M,34Sとしての機能は、切換え遅延ユニット37M,37Sによって制御モードの切換えが遅延されていることをインジケータ7M,7Sに表示する機能を含む。さらに、報知制御ユニット34M,34Sとしての機能には、メインステアリングハンドル5Mおよびサブステアリングハンドル5S間の操舵角位相ずれの方向、または当該位相ずれを解消するためにステアリングハンドル5M,3Sを操作すべき方向を表示器8M,8Sに表示させる機能が含まれる。
始動/停止スイッチ46M,46Sによってシステムが起動されたとき(電源投入されたとき)の動作は、前述の第1の実施形態の場合と同様である。
具体的には、メインキースイッチ装置45Mの始動/停止スイッチ46Mによって電源投入されると、メインコントローラ6Mおよびサブコントローラ6Sの両方が起動し、船外機3にも電源が投入される。メインキースイッチ装置45Mからの操作で起動されたときの制御モードは、メインステーションモードである。したがって、メインコントローラ6Mによる転舵制御が有効になる。ただし、メインコントローラ6Mの転舵制御を有効化する前に、メインコントローラ6Mは、メインステアリングハンドル5Mの操舵角θMと転舵機構4の転舵角δとの位相ずれの有無を判定する。位相ずれがなければ、メインコントローラ6Mは、ただちに転舵制御を開始するが、有意な位相ずれがあるときには、メインコントローラ6Mは、メインステアリングハンドル5Mの操作によって位相ずれが解消されるまで転舵制御の開始を遅延させる。この間、メインインジケータ7Mが点滅駆動され、メイン表示器8Mには、位相ずれの方向に関する情報が表示される。
一方、サブキースイッチ装置45Sの始動/停止スイッチ46Sによって電源投入されたときも、やはり、メインコントローラ6Mおよびサブコントローラ6Sの両方が起動し、船外機3にも電源が投入される。サブキースイッチ装置45Sの操作で起動されたときの制御モードは、サブステーションモードである。したがって、サブコントローラ6Sによる転舵制御が有効になる。ただし、サブコントローラ6Sの転舵制御を有効化する前に、サブコントローラ6Sは、サブステアリングハンドル5Sの操舵角θSと転舵機構4の転舵角との位相ずれの有無を判定する。位相ずれがなければ、サブコントローラ6Sは、ただちに転舵制御を開始するが、有意な位相ずれがあるときには、サブコントローラ6Sは、サブステアリングハンドル5Sの操作によって位相ずれが解消されるまで転舵制御の開始を遅延させる。この間、サブインジケータ7Sが点滅駆動され、サブ表示器8Sには、位相ずれの方向に関する情報が表示される。
図8は、メインステーションモードとサブステーションモードとの切換え時の動作を図解した説明図である。メインステーションモードのとき、メインステアリングハンドル5Mの操舵角θMに転舵機構4の転舵角δが対応するように転舵制御が実行される。このとき、サブコントローラ6Sは転舵制御を行わないので、サブステアリングハンドル5Sの操舵角θSと転舵機構4の転舵角δとは対応しなくなる。したがって、メインステアリングハンドル5Mの操舵角θMと、サブステアリングハンドル5Sの操舵角θSとは不一致(θM≠θS)となり、両者間には位相ずれが生じる。たとえば、メインステアリングハンドル5Mが中立位置にあって、操舵角θM=0であっても、サブステアリングハンドル5Sは中立位置からずれていて、操舵角θS≠0となるのが一般的である。ステアリングハンドル5M,5Sの操舵角範囲は、たとえば機械的に制限されている。具体的な操舵角範囲は、たとえば、左右にそれぞれ1260度ずつである。したがって、位相ずれが生じたままでは、左右いずれかの操舵角範囲および転舵角範囲が通常よりも狭くなるおそれがある。
サブキースイッチ装置45Sにおいてステーション切換えスイッチ47Sが操作されると、サブコントローラ6Sは、制御モード切換えのための処理を実行する。このとき、サブコントローラ6Sは、メインコントローラ6Mからメインステアリングハンドル5Mの操舵角θMの情報を取得する。そして、サブコントローラ6Sは、メインステアリングハンドル5Mおよびサブステアリングハンドル5S間の操舵角位相ずれを求める。この位相ずれが所定のしきい値ε1を超えていれば、サブコントローラ6Sは、制御モードの切換えを遅延させる。具体的には、サブコントローラ6Sは、操船者によってサブステアリングハンドル5S(またはメインステアリングハンドル5M)が操作されることにより、操舵角θM,θS間の位相ずれが解消されるまで、制御モードの切換えを遅延させる。位相ずれが解消されると、サブコントローラ6Sは、自身の制御モードをサブステーションモードに切り換える。その一方で、サブコントローラ6Sは、メインコントローラ6Mに対して制御モード切換え信号を送信する。これを受けたメインコントローラ6Mは、自身の制御モードをサブステーションモードに変更する。したがって、メインコントローラ6Mは、自身の転舵制御を無効化し、転舵用モータ24を制御しない状態となる。その一方で、サブコントローラ6Sの転舵制御が有効化される。すなわち、サブコントローラ6Sは、サブ操舵角センサ51Sによって検出される操舵角θSに応じた目標転舵角δ*を設定して船外機ECU50に供給する。
また、サブコントローラ6Sは、制御モードの切換え時において、メインステアリングハンドル5Mおよびサブステアリングハンドル5S間で操舵角位相ずれが生じているときは、たとえば、サブインジケータ7Sを点滅させる。これにより、操船者に対して、位相ずれのためにステーション切換えが遅延されていることが報知される。
また、サブコントローラ6Sは、サブ表示器8Sに位相ずれの方向に関する情報を表示させる。この情報は、位相ずれの方向であってもよい。この場合、操船者は、表示された方向とは反対方向にサブステアリングハンドル5Sを回転操作することによって、位相ずれを解消することができる。また、前記情報は、位相ずれを解消するためにサブステアリングハンドル5Sを操作すべき方向であってもよい。この場合、操船者は、表示された方向にサブステアリングハンドル5Sを回転操作することによって、位相ずれを解消することができる。
メインステアリングハンドル5Mおよびサブステアリングハンドル5S間の操舵角位相ずれが解消されると、サブコントローラ6Sは、サブインジケータ7Sを点滅表示から点灯に切り換える。これにより、操船者に対して、サブステーション41Sでの操舵が可能な状態、すなわち、サブステアリングハンドル5Sの操作によって船外機3を転舵できる状態となったことが報知される。
サブステーションモードからメインステーションモードへの切換えのときの動作も、同様である。すなわち、前述の説明において、メインステーション41M側の動作とサブステーション41S側の動作とを置き換えればよい。
図9Aおよび図9Bは、制御モード切換え(ステーション切換え)に関連する動作を説明するためのフローチャートである。図9Aはメインステーション41Mにおける動作を示し、図9Bはサブステーション41Sにおける動作を示す。
まず、図9Aを参照して、メインステーション41Mにおいて所定の制御周期毎に繰り返し実行される動作を説明する。メインコントローラ6Mは、メイン操舵角センサ51Mによって検出される操舵角θMを取得する(ステップM1)。そして、メインコントローラ6Mは、現在の制御モードがメインステーションモードかどうかを判断する(ステップM2)。メインステーションモードのときは(ステップM2:YES)、メインコントローラ6Mは、さらに、サブコントローラ6Sから、サブステーションモードへの切換えを指令するモード切換え信号を受信したかどうかを判断する(ステップM3)。モード切換え信号を受信していなければ(ステップM3:NO)、メインコントローラ6Mは、メインインジケータ7Mを点灯(連続点灯)状態とし(ステップM4)、メインステアリングハンドル5Mによる操舵が可能な状態であることを操船者に報知する。さらに、メインコントローラ6Mは、転舵制御を実行する(ステップM5。転舵制御ユニット31Mとしての機能)。すなわち、メインコントローラ6Mは、メイン操舵角センサ51Mによって検出される操舵角θMに基づいて目標転舵角δ*を設定する。さらに、メインコントローラ6Mは、設定された目標転舵角δ*を船外機ECU50に与える。船外機ECU50は、転舵角センサ30によって検出される転舵角δが目標転舵角δ*に一致するように、転舵用モータ24をフィードバック制御する。
なお、前述の通り、メインステーション41Mの起動直後である場合には、メインステアリングハンドル5Mの操舵角θMと転舵機構4の転舵角δとの位相ずれが生じている場合がある。このときには、メインステーションモードであっても、メインインジケータ7Mは点滅状態に制御される。
一方、サブステーションモードのときには(ステップM2:NO)、メインコントローラ6Mは、メインキースイッチ装置45Mのステーション切換えスイッチ47Mが操作されたかどうかを判断する(ステップM6)。ステーション切換えスイッチ47Mが操作されなければ(ステップM6:NO)、メインコントローラ6Mは、さらに、サブステーションモードからメインステーションモードへの切換えの遅延中かどうかを判断する(ステップM7)。切換え遅延中でなければ(ステップM7:NO)、当該制御周期では、以後の処理を行わない。
ステーション切換えスイッチ47Mが操作されたとき(ステップM6:YES)、および切換え遅延中であると判断されたとき(ステップM7:YES)は、メインコントローラ6Mは、通信ライン48を介して、サブコントローラ6Sから、サブ操舵角センサ51Sが検出する操舵角θSを取得する(ステップM8)。このサブステーション41S側の操舵角θSを用いて、メインコントローラ6Mは、メインステアリングハンドル5Mの操舵角θMと、サブステアリングハンドル5Sの操舵角θSとの位相ずれが生じているかどうかを判定する(ステップM9。ステーション間位相ずれ判定ユニット36Mとしての機能)。より具体的には、メインコントローラ6Mは、位相ずれΔθ=|θM−θS|(操舵角の差)を求め、この位相ずれΔθがしきい値ε1を超えているときに、位相ずれが生じていると判定し、さもなければ位相ずれが生じていないと判定する。
位相ずれが生じていないと判定されると(ステップM9:NO)、メインコントローラ6Mは、制御モードをメインステーションモードに切り換える(ステップM13。モード切換え制御ユニット35Mとしての機能)。さらに、メインコントローラ6Mは、サブコントローラ6Sに対して、通信ライン48を介して、制御モードをメインステーションモードに切り換えるべきことを指令するモード切換え信号を送出する(ステップM14)。この後、メインコントローラ6Mの処理はステップM4に移り、メインインジケータ7Mが点灯され(ステップM4)、かつ、転舵制御が実行される(ステップM5)。
一方、操舵角の位相ずれが生じていると判断されると(ステップM9:YES)、メインコントローラ6Mは、メインインジケータ7Mを点滅駆動するとともに(ステップM10。報知制御ユニット34Mとしての機能)、メイン表示器8Mに対して位相ずれの方向情報を表示する(ステップM11。報知制御ユニット34Mとしての機能)。そして、メインコントローラ6Mは、メインステーションモードへの切換えを遅延し(ステップM12。切換え遅延ユニット37Mとしての機能)、切換え遅延中であることを表す情報をメモリ(図示せず)に書き込む。この情報は、ステップM7での判断の際に用いられる。
ステーション切換えスイッチ47Mが操作された直後の期間においては、メインステアリングハンドル5Mの操舵角θMとサブステアリングハンドル5Sの操舵角θSとの偏差が大きい。そのため、メインインジケータ7Mが点滅され、メイン表示器8Mには、位相ずれの方向に関する情報が表示される。そこで、操船者は、メイン表示器8Mの表示に基づいて、メインステアリングハンドル5Mを回動操作する。これにより、操舵角θM,θS間の位相ずれが解消されると、メインインジケータ7Mが連続点灯状態となり、メインコントローラ6Mによる転舵制御が開始される。こうして、操船者のメインステアリングハンドル5Mの操作による位相ずれが解消されるまで、転舵制御が遅延されることになる。
次に、図9Bを参照して、サブステーション41Sにおいて所定の制御周期毎に繰り返し実行される動作を説明する。サブコントローラ6Sは、サブ操舵角センサ51Sによって検出される操舵角θSを取得する(ステップS1)。そして、サブコントローラ6Sは、現在の制御モードがサブステーションモードかどうかを判断する(ステップS2)。サブステーションモードのときは(ステップS2:YES)、サブコントローラ6Sは、さらに、メインコントローラ6Mから、メインステーションモードへの切換えを指令するモード切換え信号を受信したかどうかを判断する(ステップS3)。モード切換え信号を受信していなければ(ステップS3:NO)、サブコントローラ6Sは、サブインジケータ7Sを点灯(連続点灯)状態とし(ステップS4)、サブステアリングハンドル5Sによる操舵が可能な状態であることを操船者に報知する。さらに、サブコントローラ6Sは、転舵制御を実行する(ステップS5。転舵制御ユニット31Sとしての機能)。すなわち、サブコントローラ6Sは、サブ操舵角センサ51Sによって検出される操舵角θSに基づいて目標転舵角δ*を設定する。さらに、サブコントローラ6Sは、設定された目標転舵角δ*を船外機ECU50与える。船外機ECU50は、転舵角センサ30によって検出される転舵角δが目標転舵角δ*に一致するように、転舵用モータ24をフィードバック制御する。
前述の通り、サブステーション41Sの起動直後である場合には、サブステアリングハンドル5Sの操舵角θSと転舵機構4の転舵角δとの位相ずれが生じている場合がある。このときには、サブステーションモードであっても、サブインジケータ7Sは点滅状態に制御される。
一方、メインステーションモードのときには(ステップS2:NO)、サブコントローラ6Sは、サブキースイッチ装置45Sのステーション切換えスイッチ47Sが操作されたかどうかを判断する(ステップS6)。ステーション切換えスイッチ47Sが操作されなければ(ステップS6:NO)、サブコントローラ6Sは、さらに、メインステーションモードからサブステーションモードへの切換えの遅延中かどうかを判断する(ステップS7)。切換え遅延中でなければ(ステップS7:NO)、当該制御周期では、以後の処理を行わない。
ステーション切換えスイッチ47Sが操作されたとき(ステップS6:YES)、および切換え遅延中であると判断されたとき(ステップS7:YES)は、サブコントローラ6Sは、通信ライン48を介して、メインコントローラ6Mから、メイン操舵角センサ51Mが検出する操舵角θMを取得する(ステップS8)。このメインステーション41M側の操舵角θMを用いて、サブコントローラ6Sは、サブステアリングハンドル5Sの操舵角θSと、メインステアリングハンドル5Mの操舵角θMとの位相ずれが生じているかどうかを判定する(ステップS9。ステーション間位相ずれ判定ユニット36Sとしての機能)。より具体的には、サブコントローラ6Sは、位相ずれΔθ=|θM−θS|(操舵角の差)を求め、この位相ずれΔθがしきい値ε1を超えているときに、位相ずれが生じていると判定し、さもなければ位相ずれが生じていないと判定する。
位相ずれが生じていないと判定されると(ステップS9:NO)、サブコントローラ6Sは、制御モードをサブステーションモードに切り換える(ステップS13。モード切換え制御ユニット35Sとしての機能)。さらに、サブコントローラ6Sは、メインコントローラ6Mに対して、通信ライン48を介して、制御モードをサブステーションモードに切り換えるべきことを指令するモード切換え信号を送出する(ステップS14)。この後、サブコントローラ6Sの処理はステップS4に移り、サブインジケータ7Sが点灯され(ステップS4)、かつ、転舵制御が実行される(ステップS5)。
一方、操舵角の位相ずれが生じていると判断されると(ステップS9:YES)、サブコントローラ6Sは、サブインジケータ7Sを点滅駆動するとともに(ステップS10。報知制御ユニット34Sとしての機能)、サブ表示器8Sに対して位相ずれの方向情報を表示する(ステップS11。報知制御ユニット34Sとしての機能)。そして、サブコントローラ6Sは、サブステーションモードへの切換えを遅延し(ステップS12。切換え遅延ユニット37Sとしての機能)、切換え遅延中であることを表す情報をメモリ(図示せず)に書き込む。この情報は、ステップS7での判断の際に用いられる。
ステーション切換えスイッチ47Sが操作された直後の期間においては、サブステアリングハンドル5Sの操舵角θSとメインステアリングハンドル5Mの操舵角θMとの偏差が大きい。そのため、サブインジケータ7Sが点滅され、サブ表示器8Sには、位相ずれの方向に関する情報が表示される。そこで、操船者は、サブ表示器8Sの表示に基づいて、サブステアリングハンドル5Sを回動操作する。これにより、操舵角θM,θS間の位相ずれが解消されると、サブインジケータ7Sが連続点灯状態となり、サブコントローラ6Sによる転舵制御が開始される。こうして、操船者のサブステアリングハンドル5Sの操作による位相ずれが解消されるまで、転舵制御が遅延されることになる。
なお、図9Aおよび図9Bでは図示を省略したが、メインコントローラ6Mは、モード切換えスイッチ47Mが操作されたとき、シフト機構9のシフト位置がニュートラル位置かどうかを判断する。そして、ニュートラル位置のときにはモード切換えスイッチ47Mの操作入力を有効にするが、ニュートラル位置以外であればモード切換えスイッチ47Mの操作入力を無効化する。同様に、サブコントローラ6Sは、モード切換えスイッチ47Sが操作されたとき、シフト機構9のシフト位置がニュートラル位置かどうかを判断する。そして、ニュートラル位置のときにはモード切換えスイッチ47Sの操作入力を有効にするが、ニュートラル位置以外であればモード切換えスイッチ47Sの操作入力を無効化する。
このように、この実施形態によれば、ステーション切換えスイッチ47M,47Sの操作に応じて操船ステーションを切り換えるときには、操船者のステアリングハンドルの操作によって両ステーション41M,41Sの操舵角の位相ずれが解消されるまで、操船ステーションの切換えが遅延される。これにより、操船ステーション間の位相ずれが解消された状態でステーション切換えを有効化することができる。切換え後の操船ステーションにおける操舵を支障なく行える。
また、位相ずれ解消のためにステアリングハンドルをアクチュエータで強制回動させるような動作が行われるわけではないから、操船者に違和感を与えることもない。さらに、この実施形態では、位相ずれのためにステーション切換えが遅延されていることをインジケータ7M,7Sによって操船者に報知するようにしているから、ステーション切換えの遅延に起因する違和感を軽減できる。さらに、位相ずれの方向に関する情報を表示器8M,8Sに表示するようにしているから、操船者は、位相ずれ解消のために必要なステアリング操作を確実に行うことができる。これにより、速やかに位相ずれを解消して、切換え後の操船ステーションでの操舵が可能な状態とすることができる。
以上、この発明の2つの実施形態について説明したが、この発明は、さらに他の形態で実施することも可能である。たとえば、前述の実施形態では、転舵制御やステーション切換えが遅延されていることを表示するインジケータ7,7M,7Sの他に、位相ずれの方向に関する情報を表示する表示器8,8M,8Sが備えられているけれども、表示器8,8M,8Sを省いても良い。また、インジケータ7,7M,7Sの代わりに、報知音を発生するブザー等の報知音発生手段を備えてもよい。さらに、前述の第2の実施形態では、転舵制御の遅延およびステーション切換えの遅延の報知のためにインジケータ7,7M,7Sを共用しているけれども、転舵制御遅延とステーション切換え遅延とで別の報知手段を用いる構成としてもよい。
また、図1および図3においては、コントローラ6と転舵機構4との間で信号を授受する構成が表されているけれども、これらは必ずしも直接的に信号を授受する必要はない。すなわち、図7に示した構成のように、船外機ECUを介して、転舵角センサ30の検出値がコントローラ6に与えられ、船外機ECUを介して転舵用モータ24が制御されるようになっていてもよい。
さらに、前述の第2の実施形態では、メインステーション41Mおよびサブステーション41Sにそれぞれコントローラ6M,6Sが備えられているけれども、この構成も一例に過ぎない。すなわち、メインステーション41Mとサブステーション41Sとで一つのコントローラを共用し、この一つのコントローラによって、いずれか一つの操船ステーションにおける操舵を有効化し、他の操船ステーションにおける操舵を無効化する構成とすることもできる。
また、前述の実施形態では、船外機を1つ備えた1機掛けの構成について説明したけれども、この発明は、2つ以上の船外機を船舶に備える多機掛けの構成にも適用することができる。むろん、船外機は、推進機の例示に過ぎず、多の形態の推進機を備えた船舶にもこの発明の適用が可能である。推進力を得るための駆動源としての原動機は、内燃機関に限らず、電動モータであってもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
以下に、「課題を解決するための手段」の項に記載した用語と前述の実施形態における用語との対応関係を示す。
船舶:船舶1
船体:船体2
転舵機構:転舵機構4
推進機:船外機3
操作手段:ステアリングハンドル5a,5M,5S
第1操作手段:メインステアリングハンドル5M
第2操作手段:サブステアリングハンドル5S
操舵角検出手段:操舵角センサ5b,51M,51S
第1操舵角検出手段:メイン操舵角センサ51M
第2操舵角検出手段:サブ操舵角センサ51S
転舵角検出手段:転舵角センサ30
転舵制御手段:転舵制御ユニット31,31M,31S
位相ずれ判定手段:位相ずれ判定ユニット32,32M,32S
転舵制御遅延手段:転舵制御遅延ユニット33,33M,33S
制御切換え手段:モード切換え制御ユニット35M,35S
切換え操作手段:ステーション切換えスイッチ47M,47S
操舵角位相ずれ判定手段:ステーション間位相ずれ判定ユニット36M,36S
切換え遅延手段:切り換え遅延ユニット37M,37S
報知手段:インジケータ7,7M,7S(表示手段)
操作支援情報報知手段:表示器8,8M,8S
この発明の第1の実施形態に係る船舶の構成を説明するための図解的な平面図である。 転舵機構の構成を説明するための平面断面図である。 前記第1の実施形態に係る船舶の転舵制御に関連する電気的構成を説明するためのブロック図である。 第1の実施形態における特徴的な動作を図解した説明図である。 起動時における動作例を説明するためのフローチャートである。 この発明の第2の実施形態に係る船舶の構成を説明するための斜視図である。 前記第2の実施形態に係る船舶の電気的構成を説明するためのブロック図である。 メインステーションモードとサブステーションモードとの切換え時の動作を図解した説明図である。 ステーション切換えに関連する動作を説明するためのフローチャートであり、メインステーションにおける動作を示す。 ステーション切換えに関連する動作を説明するためのフローチャートであり、サブステーションにおける動作を示す。
符号の説明
1 船舶
2 船体
3 船外機
4 転舵機構
5 操作部
5a ステアリングハンドル
5b 操舵角センサ
5M メインステアリングハンドル
5S サブステアリングハンドル
6 コントローラ
6M メインコントローラ
6S サブコントローラ
7 インジケータ
7M メインインジケータ
7S サブインジケータ
8 表示器
8M メイン表示器
8S サブ表示器
9 シフト機構
10 エンジン
11 プロペラ
30 転舵角センサ
31,31M,31S 転舵制御ユニット
32,32M,32S 位相ずれ判定ユニット
33,33M,33S 転舵制御遅延ユニット
34,34M,34S 報知制御ユニット
35M,35S モード切換え制御ユニット
36M,36S ステーション間位相ずれ判定ユニット
37M,37S 切換え遅延ユニット
40 船体
41M メインステーション
41S サブステーション
45M メインキースイッチ装置
45S サブキースイッチ装置
46M,46S 始動/停止スイッチ
47M,47S ステーション切換えスイッチ
48 通信ライン
50 船外機ECU
51M メイン操舵角センサ
51S サブ操舵角センサ
100 船舶

Claims (5)

  1. 船舶に取り付けられる転舵機構と、
    船舶の舵取りのために操作者によって操作される操作手段と、
    前記操作手段の操舵角を検出する操舵角検出手段と、
    前記転舵機構の転舵角を検出する転舵角検出手段と、
    前記操舵角検出手段によって検出される操舵角に応じて前記転舵機構を制御する転舵制御手段と、
    前記操舵角検出手段によって検出される操舵角と前記転舵角検出手段によって検出される転舵角との位相がずれているかどうかを判定する位相ずれ判定手段と、
    前記転舵制御手段の起動時に、前記操舵角および転舵角の位相がずれていると前記位相ずれ判定手段によって判定されたとき、前記操作手段の操作によって前記位相ずれが解消されるのを待って、前記転舵制御手段による前記転舵機構の制御を開始する転舵制御遅延手段とを含む、操船舶用操舵装置。
  2. 前記転舵制御遅延手段によって前記転舵機構の制御開始が遅延されていることを報知する報知手段をさらに含む、請求項1記載の船舶用操舵装置。
  3. 船舶に取り付けられる転舵機構と、
    船舶の舵取りのために操作者によって操作される第1操作手段および第2操作手段と、
    前記第1操作手段の操舵角である第1操舵角を検出する第1操舵角検出手段と、
    前記第2操作手段の操舵角である第2操舵角を検出する第2操舵角検出手段と、
    前記第1操舵角検出手段によって検出される第1操舵角に応じて前記転舵機構を制御する第1制御状態、および前記第2操舵角検出手段によって検出される第2操舵角に応じて前記転舵機構を制御する第2制御状態を有する転舵制御手段と、
    前記第1操舵角検出手段によって検出される第1操舵角と前記第2操舵角検出手段によって検出される第2操舵角との位相がずれているかどうかを判定する操舵角位相ずれ判定手段と、
    前記転舵制御手段の制御状態を前記第1制御状態および前記第2制御状態の間で切り換える制御切換え手段と、
    前記制御切換え手段による制御状態の切換え時に、前記第1および第2操舵角の位相がずれていると前記操舵角位相ずれ判定手段によって判定されたとき、前記第1または第2操作手段の操作によって前記位相ずれが解消されるのを待って、前記制御状態の切換えを有効化する切換え遅延手段とを含む、船舶用操舵装置。
  4. 前記切換え遅延手段によって、前記制御状態の切換えが遅延されていることを報知する報知手段をさらに含む、請求項3記載の船舶用操舵装置。
  5. 船体と、
    前記船体に装備された、請求項1〜4のいずれか一項に記載の船舶用操舵装置とを含む、船舶。
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