JP2010140983A - Soiウェーハの検査方法及びsoiウェーハの製造方法 - Google Patents

Soiウェーハの検査方法及びsoiウェーハの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010140983A
JP2010140983A JP2008313930A JP2008313930A JP2010140983A JP 2010140983 A JP2010140983 A JP 2010140983A JP 2008313930 A JP2008313930 A JP 2008313930A JP 2008313930 A JP2008313930 A JP 2008313930A JP 2010140983 A JP2010140983 A JP 2010140983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soi wafer
insulating layer
wavelength
light
soi
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008313930A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5381065B2 (ja
Inventor
Noboru Kuwabara
登 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Handotai Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Handotai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Handotai Co Ltd filed Critical Shin Etsu Handotai Co Ltd
Priority to JP2008313930A priority Critical patent/JP5381065B2/ja
Publication of JP2010140983A publication Critical patent/JP2010140983A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5381065B2 publication Critical patent/JP5381065B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】SOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることなく、SOIウェーハの表面近傍を正確に検査することができるSOIウェーハの検査方法を提供することを目的とする。
【解決手段】可視光波長以上の波長帯の光を照射する光源を有する光学的検査装置を用いて、埋め込み絶縁層上にSOI層が形成されたSOIウェーハの表面に前記光源から光を照射し、前記SOIウェーハからの検出光を検出して前記SOIウェーハの表面近傍を検査するSOIウェーハの検査方法において、検査対象の前記SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さに応じて、前記SOIウェーハへの照射光の波長及び/又は前記SOIウェーハからの検出光の波長を設定することを特徴とするSOIウェーハの検査方法。
【選択図】 図2

Description

本発明は、SOIウェーハのような多層膜構造を有する半導体基板の検査技術に関し、特に光を用いて行う検査において散乱光、反射光を検出することで種々の表面欠陥及びパターン欠陥を検出する技術に関する。
多層膜構造を有する半導体基板の製造工程、及びその基板を用いるデバイス工程において、デバイスの歩留まりに影響する表面及び表面近傍の種々欠陥を検出することは、工程管理、歩留まり向上を行う上で重要である。また近年、多層膜構造を持つ半導体基板としてSOIウェーハがデバイス作製に用いられるようになり、工程が複雑になり、微細化が進むに従って、検出力あるいはスループットの点から光学的検査の重要性が増してきている。
このような表面及び表面近傍付近の検査対象となる欠陥等として、結晶欠陥、異物、スクラッチ、パターン欠陥などがあり、これらを検出するため散乱光を用いた暗視野検査方法、又は顕微鏡を利用した明視野検査方法が利用されている。
また、これら光学的検査法には広帯域の光源を利用したもの、及び単一波長の光源を用いたものが利用されている。
しかし、このような基板製造工程又はデバイス工程で行われるSOIウェーハの光学的検査において、SOI層(Si層)の屈折率が大きいためSOI膜厚(SOI層の厚さ)の変動が擬似欠陥として検出され、これがノイズとなってSOIウェーハの表面近傍の欠陥、異物、パターン欠陥の検出を妨害するという問題がある。
このようなSOI膜厚の変動による擬似欠陥を回避する手段として、例えば、SOI層を透過しない紫外光を用いて薄膜干渉の影響を受けないようにする方法が開示されている(特許文献1参照)。
しかし、紫外光を用いると光源、光学系のコストがかかること、表面にダメージを与えること、更にはレジスト材料を感光させること等の欠点がある。
特開2006−112871号公報
本発明は前述のような問題に鑑みてなされたもので、SOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることなく、SOIウェーハの表面近傍を正確に検査することができるSOIウェーハの検査方法を提供することを目的とする。
また本発明は、SOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることなく、SOIウェーハの正確な表面近傍の検査を可能とするSOIウェーハの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、可視光波長以上の波長帯の光を照射する光源を有する光学的検査装置を用いて、埋め込み絶縁層上にSOI層が形成されたSOIウェーハの表面に前記光源から光を照射し、前記SOIウェーハからの検出光を検出して前記SOIウェーハの表面近傍を検査するSOIウェーハの検査方法において、検査対象の前記SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さに応じて、前記SOIウェーハへの照射光の波長及び/又は前記SOIウェーハからの検出光の波長を設定することを特徴とするSOIウェーハの検査方法を提供する(請求項1)。
このように、検査対象の前記SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さに応じて、前記SOIウェーハへの照射光の波長及び/又は前記SOIウェーハからの検出光の波長を設定すれば、SOI膜厚の変動による光反射強度の変動の検出を抑制することができ、SOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることを抑制し、SOIウェーハの表面近傍を正確に検査することができる。また、可視光又は赤外光を用いることで安いコストで正確に検査を行うことができる。
このとき、前記SOIウェーハへの照射光の波長及び/又は前記SOIウェーハからの検出光の波長の設定を、前記設定する波長をλ、前記埋め込み絶縁層の厚さをd、前記埋め込み絶縁層の屈折率をn、及びAを任意の正の整数とした時、d=(1/2)×(λ/n)×Aを満たす波長λの光のみを通過させるフィルタを用い、前記照射光及び/又は前記検出光を前記フィルタに通すことによって設定することができる(請求項2)。
このように、前記SOIウェーハへの照射光の波長及び/又は前記SOIウェーハからの検出光の波長の設定を、前記設定する波長をλ、前記埋め込み絶縁層の厚さをd、前記埋め込み絶縁層の屈折率をn、及びAを任意の正の整数とした時、d=(1/2)×(λ/n)×Aを満たす波長λの光のみを通過させるフィルタを用い、前記照射光及び/又は前記検出光を前記フィルタに通すことによって設定すれば、前記SOIウェーハへの照射光の波長及び/又は前記SOIウェーハからの検出光の波長を、具体的に検査対象の前記SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さに応じた波長に設定することができ、SOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることをより効果的に防止し、SOIウェーハの表面近傍を正確に検査することができる。
またこのとき、前記埋め込み絶縁層をシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜のいずれか、又はこれらを複数層積層した積層絶縁層とすることができる(請求項3)。
このように、前記埋め込み絶縁層をシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜のいずれか、又はこれらを複数層積層した積層絶縁層と様々な絶縁層を適用しても、本発明によりSOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることを抑制し、SOIウェーハの表面近傍を正確に検査することができる。
また本発明は、単一波長の光を照射する光源を有する光学的検査装置を用いて、埋め込み絶縁層上にSOI層が形成されたSOIウェーハの表面に前記光源から光を照射し、前記SOIウェーハからの検出光を検出して前記SOIウェーハの表面近傍を検査するSOIウェーハの検査方法において、前記光源の波長に応じて、検査対象の前記SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さを選択することを特徴とするSOIウェーハの検査方法を提供する(請求項4)。
このように、前記光源の波長に応じて、検査対象の前記SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さを選択することで、単一波長の光を照射する光源を有する光学的検査装置を用いた場合であっても、SOI膜厚の変動による光反射強度の変動の検出を抑制することができ、SOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることを抑制し、SOIウェーハの表面近傍を正確に検査することができる。
このとき、前記SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さの選択を、前記照射光の波長をλ、前記埋め込み絶縁層の厚さをd、前記埋め込み絶縁層の屈折率をn、及びAを任意の正の整数とした時、d=(1/2)×(λ/n)×Aを満たすような厚さdを選択することができる(請求項5)。
このように、前記SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さの選択を、前記照射光の波長をλ、前記埋め込み絶縁層の厚さをd、前記埋め込み絶縁層の屈折率をn、及びAを任意の正の整数とした時、d=(1/2)×(λ/n)×Aを満たすような厚さdを選択することで、前記光源の波長に応じて、検査対象の前記SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さを具体的に選択することができ、SOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることをより効果的に防止し、SOIウェーハの表面近傍を正確に検査することができる。
またこのとき、前記埋め込み絶縁層をシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜のいずれか、又はこれらを複数層積層した積層絶縁層とすることができる(請求項6)。
このように、前記埋め込み絶縁層をシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜のいずれか、又はこれらを複数層積層した積層絶縁層と様々な絶縁層を適用しても、本発明によりSOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることを抑制して、SOIウェーハの表面近傍を正確に検査することができる。
また本発明は、少なくとも、埋め込み絶縁層上にSOI層が形成されたSOIウェーハを作製する工程と、単一波長の光を照射する光源を有する光学的検査装置を用いて、前記作製したSOIウェーハの表面に前記光源から光を照射し、前記SOIウェーハからの検出光を検出して前記SOIウェーハの表面近傍を検査する工程とを有するSOIウェーハの製造方法において、前記光源の波長に応じて、前記作製するSOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さを設計することを特徴とするSOIウェーハの製造方法を提供する(請求項7)。
このように、前記光源の波長に応じて、前記作製するSOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さを設計すれば、SOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることが抑制され、SOIウェーハの正確な表面近傍の検査を可能とするSOIウェーハを製造することができる。
このとき、前記SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さの設計を、前記照射光の波長をλ、前記埋め込み絶縁層の厚さをd、前記埋め込み絶縁層の屈折率をn、及びAを任意の正の整数とした時、d=(1/2)×(λ/n)×Aを満たすような厚さdに設計することができる(請求項8)。
このように、前記SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さの設計を、前記照射光の波長をλ、前記埋め込み絶縁層の厚さをd、前記埋め込み絶縁層の屈折率をn、及びAを任意の正の整数とした時、d=(1/2)×(λ/n)×Aを満たすような厚さdに設計すれば、前記光源の波長に応じて、前記作製するSOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さを具体的に設計することができ、SOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることがより効果的に抑制されており、SOIウェーハの正確な表面近傍の検査を可能とするSOIウェーハを製造することができる。
またこのとき、前記埋め込み絶縁層をシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜のいずれか、又はこれらを複数層積層した積層絶縁層とすることができる(請求項9)。
このように、前記埋め込み絶縁層をシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜のいずれか、又はこれらを複数層積層した積層絶縁層と様々な絶縁層を適用しても、本発明によりSOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることが抑制されており、SOIウェーハの正確な表面近傍の検査を可能とするSOIウェーハを製造することができる。
本発明では、可視光波長以上の波長帯の光を照射する光源を有する光学的検査装置を用いたSOIウェーハの検査方法において、検査対象の前記SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さに応じて、前記SOIウェーハへの照射光の波長及び/又は前記SOIウェーハからの検出光の波長を設定するので、SOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることを抑制でき、可視光学系を用いて安いコストでSOIウェーハの表面近傍を正確に検査することができる。
また本発明では、単一波長の光を照射する光源を有する光学的検査装置を用いたSOIウェーハの検査方法において、前記光源の波長に応じて、検査対象の前記SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さを選択するので、SOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることを抑制でき、SOIウェーハの表面近傍を正確に検査することができる。
また本発明では、単一波長の光を照射する光源を有する光学的検査装置を用いてSOIウェーハの表面近傍を検査する工程を有するSOIウェーハの製造方法において、前記光源の波長に応じて、前記作製するSOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さを設計するので、SOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることが抑制され、SOIウェーハの正確な表面近傍の検査を可能とするSOIウェーハを製造することができる。
以下、本発明について実施の形態を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
従来、基板製造工程又はデバイス工程で行なわれるSOIウェーハの光学的検査において、SOI層(Si層)の屈折率が大きいためSOI膜厚の変動が擬似欠陥として検出され、これがノイズとなってSOIウェーハの表面近傍の欠陥、異物、パターン欠陥の検出を妨害するという問題があった。
そこで、本発明者はこのような問題を解決すべく鋭意検討を重ねた。そして、照射する光の波長と埋め込み絶縁層の厚さに着目し、これらを変化させた際のSOI膜厚と照射した光の反射率との関係についてのシミュレーションを行った。
図1は、埋め込み酸化膜厚(以下BOX厚と略す)が145nmのSOIウェーハに対し、波長が488nmの光を照射した場合の反射率とSOI膜厚との関係についてのシミュレーション結果を示している。
図1に示すように、SOI膜厚の変動によって反射率が大きく変動している。これは、SOIウェーハにおいて、Si層の屈折率が非常に高いため(波長488nmで屈折率4.36)であり、この反射率の変動により光学的検査においてSOI膜厚の変動を擬似欠陥として検出してしまうことになる。
また、図2は、BOX厚が145nmのSOIウェーハの反射率と、照射光の波長(横軸)及びSOI膜厚(縦軸)との関係についてのシミュレーション結果を示すグラフであり、黒の濃い領域ほど反射率が低いことを示している。
図2のSOI膜厚、照射光の波長及び反射率との関係から分かるように、波長430nm付近(図2の420〜440nm付近の矢印)でSOI膜厚の変動に対して、反射率の変動がなくなっている(反射率を示す色の変化がなくなっている)ことが分かる。そして、発明者はこの結果から照射光の波長をBOX厚に応じた波長に設定して検査を行うことにより、SOI層膜厚の変動の影響を抑制することができると考えた。
これらの検討の結果、発明者は、広帯域波長の光源を用いる場合においては、埋め込み絶縁層の厚さに対して適切な検査波長を設定することで、又単一波長の光源を用いる場合においては、使用する光源の波長に対して適切な埋め込み絶縁層の厚さを選択することで、薄膜干渉の影響を避けて、SOI膜厚の変動の影響に伴う疑似欠陥の検出に妨害されることなく、可視光学系を用いて安いコストで光学的検査を精度良く行うことができることを見出し、本発明を完成させた。
本発明に係るSOIウェーハの検査方法では、可視光波長以上の光を照射する光源を有する光学的検査装置を用いることができる。光学的検査装置としては、明視野光学系と呼ばれる通常の顕微鏡の光学系、又は正反射光が直接入らないようにした暗視野光学系のどちらも用いることができる。
このような検査装置での可視光又は赤外光を用いた検査は、ウェーハ基板製造工程、デバイス製造工程において簡便さ、低コストのために重要な役割を果たしている。
本発明に係るSOIウェーハの検査方法の第1の態様について説明する。
第1の態様では、光学的検査装置として、可視光波長以上の波長帯の光を照射する光源を有するものを用いる。また、明視野光学系の装置であっても、暗視野光学系の装置であっても良い。
このような光学的検査装置を用い、埋め込み絶縁層上にSOI層が形成されたSOIウェーハの表面に対して光源から光を照射する。そして、その照射光がSOIウェーハで反射した反射光又は散乱光などの検出光を光学的検査装置で検出する。
この際、検査対象のSOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さに応じて、SOIウェーハへの照射光の波長及び/又はSOIウェーハからの検出光の波長を設定する。
このように、検査対象の前記SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さに応じて、前記SOIウェーハへの照射光の波長及び/又は前記SOIウェーハからの検出光の波長を設定すれば、SOI膜厚の変動による光反射強度の変動の検出を抑制することができ、SOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることを抑制でき、SOIウェーハの表面近傍を正確に検査することができる。また、可視光又は赤外光を用いることで安いコストで正確に検査を行うことができる。
この波長を設定する具体的な方法として、図3のように光学的検査装置の検出カメラの前にバンドパスフィルターを取り付ける方法を用いることができる。
また、簡易的にはカラーカメラのRGB信号の中の青色信号を検査に用いるといったような、RGB信号の最も反射率変動の小さい輝度信号を選ぶという方法を用いても良い。
図3に示すように、波長を設定するためにバンドパスフィルターを取り付ける場合、設定する波長をλ、埋め込み絶縁層の厚さをd、埋め込み絶縁層の屈折率をn、及びAを任意の正の整数とした時、d=(1/2)×(λ/n)×Aを満たす波長λの光のみを通過させるバンドパスフィルタ6を用い、光学的検査装置4の光源5からの照射光、SOIウェーハ10からの検出光の少なくとも一方がバンドパスフィルター6を通るようにすることができる。バンドパスフィルター以外にも、波長可変液晶フィルターや音響チューナブルフィルターなどを用いて所望の波長を選択しても良い。
このようにすれば、SOIウェーハへの照射光の波長及び/又は前記SOIウェーハからの検出光の波長を具体的に検査対象のSOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さに応じた波長に設定することができ、SOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることを効果的に防止し、SOIウェーハの表面近傍を正確に検査することができる。
またこのとき、埋め込み絶縁層をシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜のいずれか、又はこれらを複数層積層した積層絶縁層とすることができる。
このように、埋め込み絶縁層をシリコン酸化膜に限らず、シリコン窒化膜やシリコン酸化窒化膜としても、その膜厚と屈折率を用いて波長を設定すれば良い。あるいはこれらを複数層積層した積層絶縁層であっても、そのトータル膜厚とその膜厚内における屈折率の平均値を用いて波長を設定すれば良い。すなわち、このような様々な絶縁層を適用しても本発明によりSOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることを抑制でき、SOIウェーハの表面近傍を正確に検査することができる。
次に、本発明に係るSOIウェーハの検査方法の第2の態様について説明する。
第2の態様では、光学的検査装置として、単一波長の光を照射する光源を有するものを用いる。また、明視野光学系の装置であっても、暗視野光学系の装置であっても良い。
このような光学的検査装置を用い、埋め込み絶縁層上にSOI層が形成されたSOIウェーハの表面に対して光源から光を照射する。そして、その照射光がSOIウェーハで反射した反射光又は散乱光などの検出光を光学的検査装置で検出する。
この際、用いる光源の波長に応じて、検査対象のSOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さを選択する。
このように、用いる光源の波長に応じて、検査対象のSOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さを選択するれば、単一波長の光を照射する光源を用いた場合であっても、SOI膜厚の変動による光反射強度の変動の検出を抑制することができ、SOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることを抑制でき、SOIウェーハの表面近傍を正確に検査することができる。また、可視光又は赤外光を用いることで安いコストで正確に検査を行うことができる。
このとき、SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さの選択を、照射光の波長をλ、埋め込み絶縁層の厚さをd、埋め込み絶縁層の屈折率をn、及びAを任意の正の整数とした時、d=(1/2)×(λ/n)×Aを満たすような厚さdを選択することができる。
このように、SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さの選択を、前記照射光の波長をλ、埋め込み絶縁層の厚さをd、埋め込み絶縁層の屈折率をn、及びAを任意の正の整数とした時、d=(1/2)×(λ/n)×Aを満たすような厚さdを選択することで、光源の波長に応じて、検査対象のSOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さを具体的に選択することができ、SOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることを効果的に抑制でき、SOIウェーハの表面近傍を正確に検査することができる。
またこのとき、埋め込み絶縁層をシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜のいずれか、又はこれらを複数層積層した積層絶縁層とすることができる。
このように、埋め込み絶縁層をシリコン酸化膜に限らず、シリコン窒化膜やシリコン酸化窒化膜としても、使用する光源の波長に応じ、その屈折率を用いて埋め込み絶縁層の厚さを選択すれば良い。あるいはこれらを複数層積層した積層絶縁層であっても、使用する光源の波長に応じ、その膜厚内における屈折率の平均値を用いて埋め込み絶縁層のトータル膜厚を選択すれば良い。すなわち、このような様々な絶縁層を適用しても本発明によりSOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることを抑制して、SOIウェーハの表面近傍を正確に検査することができる。
前述のシミュレーションの結果を確認するために、実際のSOIウェーハ(SOI層70nm、BOX層145nm)の表面の約200μm幅の領域を、430nm、550nm、650nmの単一波長を照射して検査した際の反射強度を測定した。SOIウェーハには表面近傍に欠陥のないものを用いた。結果を図4に示す。図4に示すように、SOI膜厚の変動のある部分での波長550nm、650nmでの反射率は大きく変動してしまい、この部分が擬似欠陥として検出されているが、波長430nmの場合、反射率の変動はほとんど無くなっている。すなわち、このSOI膜厚の変動に伴う擬似欠陥は波長430nmの光を用いれば検出されなくなる。
一方、表面に実際に異物(パーティクル)があるSOIウェーハを用いて同様に検査した場合の結果を図5に示す。図5に示すように、430nmの波長においても異物があるところで光強度が変動し、欠陥として正確に検出されている。
上記したように、単一波長λの照射光を使用する場合の光学的検査に適した、SOI膜厚に対する反射率の変動が無くなるBOX層(屈折率n)の厚さは、酸化膜中の波長λs(λs=λ/n)の半波長の正の整数倍、すなわち式d=(1/2)×(λ/n)×Aを満たすBOX厚dであれば良く、例えば波長が488nm、532nmの光を用いた場合の適切なBOX層(屈折率n=1.46)の厚さの値の例(A=6倍まで)を示すと、波長が488nmの場合、167nm、334nm、501nm、667nm、836nm、1002nmであり、波長が532nmの場合、182nm、364nm、547nm、729nm、911nm、1093nmである。もちろん、正の整数Aを6より大きくしても酸化膜中の波長λsの半波長の正の整数倍であれば良い結果が得られる。
次に、本発明に係るSOIウェーハの製造方法について説明する。
上記したように、単一波長を用いた光学的検査装置を用いてSOIウェーハを検査する場合、その検査に適切な埋め込み絶縁層の厚さを選択すれば正確な検査が可能となる。しかし、SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さは、SOIウェーハを製造する際には予め決まっているので、表面検査のために適切な埋め込み絶縁層の厚さを選択できる余地は限定されている。
そこで、本発明のSOIウェーハの製造方法は、製造する全てのSOIウェーハに対し単一波長からなる光源を有する光学的検査装置を用いて正確な検査を可能するSOIウェーハを製造するための製造方法となっている。
まず、図6に示すように、少なくともSOI層1、埋め込み絶縁層2、ベースウェーハ3からなるSOIウェーハ10を作製する。
ここで、SOIウェーハ10は2枚のシリコン単結晶ウェーハの少なくとも一方に絶縁層を形成し、該絶縁層を介して貼り合わせる貼り合わせ法で作製してもよいし、シリコン単結晶ウェーハに表面から酸素イオンを注入しイオン注入層を形成した後高温熱処理することにより埋め込みシリコン酸化膜を形成するSIMOX(Separation by IMplanted OXide)法等の他の方法により作製してもよい。
そして、作製するSOIウェーハ10の埋め込み絶縁層2の厚さを、後述する検査工程で用いる光学的検査装置の光源の波長に応じて設計する。
また、SOIウェーハのSOI層1を形成するための薄膜化は、研削及び研磨により行うことができるし、あるいはイオン注入剥離法により行っても良い。イオン注入剥離法は、例えば二枚のシリコンウェーハのうち少なくとも一方にシリコン酸化膜を形成すると共に、ボンドウェーハの表面から水素イオンまたは希ガスイオンの少なくとも一方を注入し、ボンドウェーハ内部、例えば表面近傍に微小気泡層(封入層)を形成させた後、ボンドウェーハをイオン注入面側でシリコン酸化膜を介してベースウェーハと密着させ、その後熱処理(剥離熱処理)を加えて微小気泡層を劈開面(剥離面)としてボンドウェーハを薄膜状に剥離し、さらに熱処理(結合熱処理)を加えて二枚のシリコンウェーハを強固に結合してSOIウェーハとする技術であり、SOI層の膜厚均一性が極めて高い薄膜SOIウェーハが比較的容易に得られる。
そして、その後作製するSOIウェーハに応じて様々な熱処理を行っても良い。
次に、上記のようにして作製したSOIウェーハ10の表面近傍の光学的検査を行う。検査は単一波長の光を照射する光源を有する光学的検査装置を用いて行う。また、明視野光学系の装置であっても、暗視野光学系の装置であっても良い。
このような光学的検査装置を用い、埋め込み絶縁層2上にSOI層1が形成されたSOIウェーハ10の表面に対して光源から光を照射する。そして、その照射光がSOIウェーハ10で反射した反射光又は散乱光などの検出光を光学的検査装置で検出する。
上記のSOIウェーハの作製工程で述べたように、作製したSOIウェーハ10の埋め込み絶縁層2の厚さは、検査で用いる光源の波長に応じて設計されているので、単一波長の光を照射する光源を有する光学的検査装置を用いた場合であっても、SOI膜厚の変動による光反射強度の変動の検出を抑制することができ、SOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることを防止して、SOIウェーハ10の表面近傍を正確に検査することができる。また、可視光又は赤外光を用いることで安いコストで正確に検査を行うことができる。
このとき、SOIウェーハ10の埋め込み絶縁層2の厚さの設計を、照射光の波長をλ、埋め込み絶縁層2の厚さをd、埋め込み絶縁層2の屈折率をn、及びAを任意の正の整数とした時、d=(1/2)×(λ/n)×Aを満たすような厚さdに設計することができる。
例えば、波長が488nmの光源を用いる光学的検査が予定されている埋め込み絶縁層2が酸化膜であるSOIウェーハを製造する場合には、埋め込み絶縁層2の厚さを上記したように167nmの正の整数倍に設計すれば良い。
このように、SOIウェーハ10の埋め込み絶縁層2の厚さの設計を、照射光の波長をλ、埋め込み絶縁層2の厚さをd、埋め込み絶縁層2の屈折率をn、及びAを任意の正の整数とした時、d=(1/2)×(λ/n)×Aを満たすような厚さdに設計すれば、光源の波長に応じて、作製するSOIウェーハ10の埋め込み絶縁層2の厚さを具体的に設計することができ、SOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることを効果的に抑制することができ、SOIウェーハ10の正確な表面近傍の検査を可能とするSOIウェーハを製造することができる。
またこのとき、埋め込み絶縁層2をシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜のいずれか、又はこれらを複数層積層した積層絶縁層とすることができる。
このように、埋め込み絶縁層2をシリコン酸化膜に限らず、シリコン窒化膜やシリコン酸化窒化膜としても、使用する光源の波長に応じ、その屈折率を用いて埋め込み絶縁層2の厚さを設計すれば良い。あるいはこれらを複数層積層した積層絶縁層であっても、使用する光源の波長に応じ、その膜厚内における屈折率の平均値を用いて埋め込み絶縁層2のトータル膜厚を設計すれば良い。すなわち、このような様々な絶縁層を適用しても本発明によりSOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることが防止された、SOIウェーハ10の正確な表面近傍の検査を可能とするSOIウェーハを製造することができる。
尚、上記の実施形態では埋め込み絶縁層2としてシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜を例示して説明したが、本発明においては、HfO、ZrO、La、TiOなどの高誘電率材料からなる絶縁膜(High−k膜)を適用することも可能である。
以下、本発明の実施例及び比較例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
ウェーハ貼り合せ法であるイオン注入剥離法(スマートカット(登録商標)法とも呼ばれる。)により、直径300mmのSOIウェーハ(SOI層70nm、BOX層150nm、BOX層の屈折率1.46)を作製した。このSOIウェーハの表面近傍を明視野光学系を有する光学的検査装置を用いて検査を行った。光学的検査装置の光源は可視光(波長帯:400〜800nm)のものを用いた。そして、式d=(1/2)×(λ/n)×Aを用いて設定する波長を求めて420nmとし、図3に示すように、420nmの波長のみを透過するバンドパスフィルターを使用して照射光と検出光(反射光)の双方が通過する位置に配置した。
検出光を2μm/ピクセルのCCDカメラにて検出したところ、面内に17個の欠陥が検出された。これら17個の欠陥をSEM(走査型電子顕微鏡)により同点観察した結果、いずれも実際の欠陥であるパーティクル又は結晶欠陥に対応していることがわかった。
このように、本発明に係るSOIウェーハの検査方法は、SOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることなく、SOIウェーハの表面近傍を正確に検査することができることが確認できた。
(実施例2)
SOIウェーハ製造後の検査工程として、波長488nmのレーザー光を用いた光学的検査装置を用いて検査を行うため、製造するSOIウェーハのBOX厚を式d=(1/2)×(λ/n)×Aを用いて設計し、167nmとした。
そして、直径300mmのシリコン単結晶ウェーハ2枚を用意し、一方のウェーハ(ボンドウェーハ)の表面に熱酸化により167nmの酸化膜を形成後、酸化膜を介して水素イオン注入(ドーズ量:8×1016/cm)を行い、シリコン表面から200nmの位置に水素イオン注入層を形成した。その後、他方のウェーハ(ベースウェーハ)と室温で貼り合せた後、500℃、30分の熱処理を行って水素イオン注入層で剥離した。さらに、剥離面のダメージ除去及び平坦化処理として、犠牲酸化処理と高温アニール処理(1200℃、アルゴン雰囲気)を行った。
以上の処理によって得られたSOIウェーハを前記光学的検査装置にて検査したところ、面内に22個の欠陥が検出された。これら22個の欠陥をSEMにより同点観察した結果、いずれも実際の欠陥であるパーティクル又は結晶欠陥に対応していることがわかった。
このように、本発明に係るSOIウェーハの製造方法は、SOI膜厚の変動が疑似欠陥として検出されることなく、SOIウェーハの正確な表面近傍の検査を可能とするSOIウェーハを製造することができることが確認できた。
(比較例)
実施例1と同一のSOIウェーハについて、実施例1で使用した光学的検査装置からバンドパスフィルターを外して、すなわちBOX層の厚さに応じて波長を設定せずに検査を行った。その結果、面内に130個の欠陥が検出された。これら130個の欠陥をSEMにより同点観察した結果、実施例1と同一位置に検出された17個の欠陥を除く113個の欠陥の位置には、実際の欠陥は観察されておらず、擬似欠陥として検出したことが判明した。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
SOI膜厚と反射率との関係のシミュレーション結果を示す図である。 照射光の波長とSOI膜厚と反射率の関係のシミュレーション結果を示す図である。 本発明に係るSOIウェーハの検査方法において、波長を設定するためにバンドパスフィルターを用いて検査を行う様子を示した概略図である。 欠陥のないSOIウェーハの表面近傍を検査した実験結果を示すグラフである。 欠陥のあるSOIウェーハの表面近傍を検査した実験結果を示すグラフである。 本発明に係るSOIウェーハの製造方法で製造するSOIウェーハの一例を示す概略図である。
符号の説明
1…SOI層、2…埋め込み絶縁層、3…ベースウェーハ、
4…光学的検査装置、5…光源、6…バンドパスフィルター、
10…SOIウェーハ。

Claims (9)

  1. 可視光波長以上の波長帯の光を照射する光源を有する光学的検査装置を用いて、埋め込み絶縁層上にSOI層が形成されたSOIウェーハの表面に前記光源から光を照射し、前記SOIウェーハからの検出光を検出して前記SOIウェーハの表面近傍を検査するSOIウェーハの検査方法において、検査対象の前記SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さに応じて、前記SOIウェーハへの照射光の波長及び/又は前記SOIウェーハからの検出光の波長を設定することを特徴とするSOIウェーハの検査方法。
  2. 前記SOIウェーハへの照射光の波長及び/又は前記SOIウェーハからの検出光の波長の設定を、前記設定する波長をλ、前記埋め込み絶縁層の厚さをd、前記埋め込み絶縁層の屈折率をn、及びAを任意の正の整数とした時、d=(1/2)×(λ/n)×Aを満たす波長λの光のみを通過させるフィルタを用い、前記照射光及び/又は前記検出光を前記フィルタに通すことによって設定することを特徴とする請求項1に記載のSOIウェーハの検査方法。
  3. 前記埋め込み絶縁層をシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜のいずれか、又はこれらを複数層積層した積層絶縁層とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のSOIウェーハの検査方法。
  4. 単一波長の光を照射する光源を有する光学的検査装置を用いて、埋め込み絶縁層上にSOI層が形成されたSOIウェーハの表面に前記光源から光を照射し、前記SOIウェーハからの検出光を検出して前記SOIウェーハの表面近傍を検査するSOIウェーハの検査方法において、前記光源の波長に応じて、検査対象の前記SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さを選択することを特徴とするSOIウェーハの検査方法。
  5. 前記SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さの選択を、前記照射光の波長をλ、前記埋め込み絶縁層の厚さをd、前記埋め込み絶縁層の屈折率をn、及びAを任意の正の整数とした時、d=(1/2)×(λ/n)×Aを満たすような厚さdを選択することを特徴とする請求項4に記載のSOIウェーハの検査方法。
  6. 前記埋め込み絶縁層をシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜のいずれか、又はこれらを複数層積層した積層絶縁層とすることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のSOIウェーハの検査方法。
  7. 少なくとも、埋め込み絶縁層上にSOI層が形成されたSOIウェーハを作製する工程と、単一波長の光を照射する光源を有する光学的検査装置を用いて、前記作製したSOIウェーハの表面に前記光源から光を照射し、前記SOIウェーハからの検出光を検出して前記SOIウェーハの表面近傍を検査する工程とを有するSOIウェーハの製造方法において、前記光源の波長に応じて、前記作製するSOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さを設計することを特徴とするSOIウェーハの製造方法。
  8. 前記SOIウェーハの埋め込み絶縁層の厚さの設計を、前記照射光の波長をλ、前記埋め込み絶縁層の厚さをd、前記埋め込み絶縁層の屈折率をn、及びAを任意の正の整数とした時、d=(1/2)×(λ/n)×Aを満たすような厚さdに設計することを特徴とする請求項7に記載のSOIウェーハの製造方法。
  9. 前記埋め込み絶縁層をシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜のいずれか、又はこれらを複数層積層した積層絶縁層とすることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のSOIウェーハの製造方法。
JP2008313930A 2008-12-10 2008-12-10 Soiウェーハの検査方法及びsoiウェーハの製造方法 Active JP5381065B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008313930A JP5381065B2 (ja) 2008-12-10 2008-12-10 Soiウェーハの検査方法及びsoiウェーハの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008313930A JP5381065B2 (ja) 2008-12-10 2008-12-10 Soiウェーハの検査方法及びsoiウェーハの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010140983A true JP2010140983A (ja) 2010-06-24
JP5381065B2 JP5381065B2 (ja) 2014-01-08

Family

ID=42350886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008313930A Active JP5381065B2 (ja) 2008-12-10 2008-12-10 Soiウェーハの検査方法及びsoiウェーハの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5381065B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0955509A (ja) * 1995-08-11 1997-02-25 Sharp Corp 半導体装置の製造方法
JPH10293101A (ja) * 1998-05-11 1998-11-04 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 半導体等における欠陥の検出方法
JP2002536708A (ja) * 1999-02-10 2002-10-29 コミツサリア タ レネルジー アトミーク 光学用シリコン層を基板上に形成する方法および該方法による光学素材の製造方法
JP2002343842A (ja) * 2001-03-12 2002-11-29 Denso Corp 半導体層の膜厚測定方法及び半導体基板の製造方法
JP2003197701A (ja) * 2001-12-27 2003-07-11 Shin Etsu Handotai Co Ltd Soiウエーハの評価方法及びデバイスの製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0955509A (ja) * 1995-08-11 1997-02-25 Sharp Corp 半導体装置の製造方法
JPH10293101A (ja) * 1998-05-11 1998-11-04 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 半導体等における欠陥の検出方法
JP2002536708A (ja) * 1999-02-10 2002-10-29 コミツサリア タ レネルジー アトミーク 光学用シリコン層を基板上に形成する方法および該方法による光学素材の製造方法
JP2002343842A (ja) * 2001-03-12 2002-11-29 Denso Corp 半導体層の膜厚測定方法及び半導体基板の製造方法
JP2003197701A (ja) * 2001-12-27 2003-07-11 Shin Etsu Handotai Co Ltd Soiウエーハの評価方法及びデバイスの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5381065B2 (ja) 2014-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7714403B2 (en) Image sensor using back-illuminated photodiode and method of manufacturing the same
KR101552898B1 (ko) Soi 웨이퍼의 검사 방법
TW201240002A (en) Substrate inspection method, substrate inspection device, exposure system, and manufacturing method for semiconductor device
KR102021160B1 (ko) 투명 soi 웨이퍼의 제조 방법
KR20090084749A (ko) 반도체 장치 및 반도체 장치의 제작 방법
WO2015186625A1 (ja) ゲッタリング層を持つ半導体の製造方法、半導体装置の製造方法および半導体装置
TW201241426A (en) Observation device, inspection device, method for manufacturing semiconductor device, and substrate support member
JP2010021242A (ja) 貼り合わせ用ウェーハの欠陥検出方法
WO2013088226A1 (en) Process for stabilizing a bonding interface, located within a structure which comprises an oxide layer and structure obtained
JP2011071193A (ja) 貼合せsoiウェーハ及びその製造方法
JP5320954B2 (ja) Soiウェーハの製造方法
JP5381065B2 (ja) Soiウェーハの検査方法及びsoiウェーハの製造方法
KR20220109447A (ko) 저반사 후면-조명 이미지 센서
US6121064A (en) STI fill for SOI which makes SOI inspectable
JP2009253184A (ja) 貼り合わせ基板の製造方法
JP5387451B2 (ja) Soiウェーハの設計方法及び製造方法
EP4000090A1 (fr) Procédé de collage hydrophile de substrats
JP5040682B2 (ja) 直接接合ウェーハの検査方法
JP2006080339A (ja) 貼り合わせウェーハの評価方法及び貼り合わせウェーハの評価装置
JP2005503671A (ja) X線を用いて半導体材料のウェハを検査する方法
EP1369682A2 (en) A method for wafer level detection of integrity of a layer
JP2016100440A (ja) 炭化珪素基板の製造方法
JP2005166846A (ja) Soi基板のhf欠陥の測定方法
JP5555995B2 (ja) 貼り合わせシリコンウェーハの製造方法
JP2006261346A (ja) Soiウェーハの設計方法及びsoiウェーハ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130321

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130813

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130916

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5381065

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250