JP2010139583A - 再生装置、再生システム、再生方法、ならびに、プログラム - Google Patents

再生装置、再生システム、再生方法、ならびに、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】音響効果を高めた音声を簡単に出力する。
【解決手段】再生システムは再生装置200を複数備え、各再生装置200は互いに隣り合うように配置される。再生装置200において、表示部201はデモ画像250又は応答画像260を表示する。音声出力部202はデモ音声270又は応答音声280を出力する。表示部201が応答画像260を表示する場合、音声出力部202は応答音声280を出力する。表示部201によりデモ画像250が表示され、隣りの再生装置200により応答画像260が表示される場合、音声出力部202は隣りの再生装置200により表示される応答画像260に対応する応答音声280を出力する。表示部201によりデモ画像250が表示され、隣りの再生装置200によりデモ画像250が表示される場合、音声出力部202は表示部201により表示されるデモ画像250に対応するデモ音声270を出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、音響効果を高めた音声を簡単に出力するために好適な再生装置、再生方法、ならびに、プログラムに関する。
映像、音声、文字など様々なマルチメディアコンテンツを再生してユーザに提供する再生装置が普及している。例えばゲーム装置は、ユーザがゲームをしていないときにはデモンストレーション(以下「デモ」という。)用の映像と音声を出力し、ユーザがゲームを始めるとデモを終了してゲーム本編の映像と音声を出力する。例えばDVD(Digital Versatile Disk)再生装置は、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)が投入されるとタイトル画面とタイトル音声を出力し、ユーザが本編再生開始を指示すると映画本編の映像と音声を出力する。
映像と音声を出力する再生装置が、例えばゲームセンターのように近くに複数設置されている場合、近くで様々な音が鳴って聞こえづらくなる可能性があるため、音響的な工夫がなされている再生装置もある。例えば特許文献1には、近接する他のゲーム装置から流れてくる音がじゃまにならないように、ゲーム装置間の距離に応じて音声のボリュームを変えるゲームシステムが開示されている。
特許第4079401号公報
ところで近年、複数のスピーカーを用いる多チャンネルサラウンドシステムが普及するなど、音響技術が発達してきており、ユーザの音へのこだわりも増してきている。しかしながら、高度なサラウンドシステムを導入して音響効果を高めるためには、新たにスピーカーやアンプなどの周辺機器を買い増しして取り付けなければならず、ユーザは多くの金銭的コストや時間的コストを強いられてしまう。また、現状で出回っている再生装置には、新たに周辺機器を取り付けるのがハードウェア的に困難であったり、上述のゲームセンターの筐体のようにスペースに余裕がなかったりするものがあり、手軽に高い音響効果を得るのが難しいことがあった。
本発明はこのような課題を解決するものであり、音響効果を高めた音声を簡単に出力するために好適な再生装置、再生システム、再生方法、ならびに、プログラムを提供することを目的とする。
以上の目的を達成するため、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示する。
本発明の第1の観点に係る再生装置は、他の再生装置と隣り合うように配置され、ユーザからの要求に応じてマルチメディア情報を再生する再生装置であって、表示部と音声出力部を備える。
表示部は、ユーザに要求を促すデモ画像、又は、ユーザからの要求に応じる応答画像を表示する。
音声出力部は、音声を出力する。
そして、音声出力部は、
(a)表示部に表示される画像が応答画像である場合、当該応答画像に対応する音声を出力し、
(b)表示部に表示される画像がデモ画像であり、隣りに配置された他の再生装置が応答画像を表示している場合、他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声を出力し、
(c)表示部に表示される画像がデモ画像であり、隣りに配置された他の再生装置がデモ画像を表示している場合、再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声を出力する。
本発明の再生装置は、例えば、映画、音楽、ゲーム、広告など、画像と音声を用いるマルチメディア情報をユーザに提供する。再生装置が表示する画像にはデモ画像と応答画像とがある。デモ画像は、ユーザに要求を促す画像である。ここで言う要求とは、マルチメディア情報の提供を開始する要求である。例えばユーザは、所定の再生ボタンを押圧したりコインを投入したりすることにより、再生装置に要求を入力することができる。ユーザが要求を入力すると、再生装置はデモ画像から応答画像に表示を切り替える。応答画像は、ユーザから要求が入力された後に表示される画像である。
例えば映画の場合、映画の本編の再生を待機するタイトル画像がデモ画像に相当し、再生指示を入力後の本編部分の画像が応答画像に相当する。例えば家庭用ゲームの場合、ゲームスタートボタンを押す前(典型的には電源投入直後)の画像がデモ画像に相当し、ゲームスタートボタンを押した後のゲーム部分の画像が応答画像に相当する。例えばアーケードゲームの場合、コインの投入を待機する画像がデモ画像に相当し、コイン投入後のゲーム部分の画像が応答画像に相当する。
再生装置は、互いに通信可能なように接続され、隣り合うように配置される。例えば、2つの再生装置が並んで配置されてもよいし、3つ以上の再生装置が直列に又は並列に繋がるように配置されてもよい。本発明において、隣り合う状態とは、再生装置が備える音声出力装置(スピーカー)から出力される音が互いに聞こえる程度に近い状態のことである。再生装置には、少なくとも1つのスピーカーが繋がれている。
再生装置のスピーカーから出力される音声には、デモ画像に対応付けられるデモ音声と、応答画像に対応付けられる応答音声とがある。再生装置は、基本的には、応答画像と応答音声をペアで再生し、デモ画像とデモ音声をペアで再生する。しかし、本発明の再生装置は、隣りの他の再生装置の再生状態に応じて、再生するペアを変更することができる。
すなわち、再生装置がデモ画像を表示し、隣りの再生装置が応答画像を表示する場合、再生装置は、デモ音声の代わりに、隣りの再生装置が表示する応答画像に対応付けられる応答音声を再生する。このとき、隣りの再生装置は応答画像と応答音声を一緒に再生する。従って、ユーザは、自らが操作する再生装置のスピーカーだけでなく、自分の隣りの再生装置のスピーカーからも音を聞くことができる。
例えば、家庭用ゲーム機を2つ並べ、各プレイヤーがゲームをしている状況において、一方のプレイヤーがゲームを続行中で他方のプレイヤーがゲームを中断あるいは中止した場合、ゲームを続行しているプレイヤーは、自分のゲーム機のスピーカーだけでなく隣の空いたゲーム機のスピーカーからもゲーム音声が出力される。従って、プレイヤーは、音響効果が向上した音声を聴くことができる。
例えば、隣り合う2台の筐体の両方がデモ画像及びデモ音声を再生中のときに、一方の筐体にコインが投入されてゲーム画像が表示されると、コインが投入された筐体のスピーカーからゲーム音声(応答音声)が出力されるだけでなく、未だデモ画像を再生中の他方の筐体のスピーカーからもゲーム音声(応答音声)が出力される。従って、ゲームのプレイヤーは、自分の筐体だけでなく隣の空席の筐体からも出力される音声を聴きながらゲームをプレイできる。仮に1つの筐体につき1つのスピーカーしか接続されていない場合にも、プレイヤーは2つ(又は2つ以上)のスピーカーから出力される、音響効果が向上した音声を聴くことができる。
本発明によれば、再生装置は、スピーカーを増設したり周辺機器をアップグレードしたりするなどハードウェア構成を変更することなく、音響効果を高めた音声を簡単に出力することができる。
本発明のその他の観点に係る再生装置は、他の2つの再生装置と左右に隣り合うように配置され、ユーザからの要求に応じてマルチメディア情報を再生する再生装置であって、表示部と音声出力部を備える。
表示部は、ユーザに要求を促すデモ画像、又は、ユーザからの要求に応じる応答画像を表示する。
音声出力部は、音声を出力する。
また、音声出力部は、表示部の左右に配置される。
そして、左に配置される音声出力部は、再生装置の左隣に配置される他の再生装置が応答画像を表示しているか否かにより、左隣に配置される他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声と、再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声と、のいずれかを出力する。
更に、右に配置される音声出力部は、再生装置の右隣に配置される他の再生装置が応答画像を表示しているか否かにより、右隣に配置される他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声と、再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声と、のいずれかを出力する。
本発明の再生装置も、上記と同様、デモ画像又は応答画像と、デモ音声又は応答音声と、を組み合わせて再生する。再生装置は、互いに通信可能なように接続され、左右に隣り合うように配置される。典型的には、2つ以上の再生装置が直列に隣り合うように配置される。再生装置には、少なくとも2つのスピーカーが繋がれている。例えば、一方のスピーカーはモニターに向かって左側に配置され、他方のスピーカーはモニターに向かって右側に配置される。リスニングポイントでは、左側音声(L音)と右側音声(R音)が聞こえることになる。
再生装置は、再生する組み合わせを変更することができる。
すなわち、デモ画像を表示中の再生装置は、左隣の再生装置がデモ画像と応答画像のどちらを表示するかに従って、自身が表示中のデモ画像に対応付けられるデモ音声か、又は、左隣の再生装置の応答音声を再生する。より詳細には、デモ画像を表示中の再生装置は、左隣の再生装置が応答画像を表示している場合、左隣の再生装置が表示する応答画像に対応付けられる応答音声を再生する。従って、ユーザは、自らの再生装置のスピーカーだけでなく、隣りの再生装置のスピーカーからも音を聞くことができる。このとき、デモ画像を表示中の再生装置の左隣の再生装置を使用するユーザにとっては、R音が強調されることになる。
同様に、デモ画像を表示中の再生装置は、右隣の再生装置がデモ画像と応答画像のどちらを表示するかに従って、自身が表示中のデモ画像に対応付けられるデモ音声か、又は、右隣の再生装置の応答音声を再生する。より詳細には、デモ画像を表示中の再生装置は、右隣の再生装置が応答画像を表示している場合、右隣の再生装置が表示する応答画像に対応付けられる応答音声を再生する。従って、ユーザは、自らの再生装置のスピーカーだけでなく、隣りの再生装置のスピーカーからも音を聞くことができる。このとき、デモ画像を表示中の再生装置の右隣の再生装置を使用するユーザにとっては、L音が強調されることになる。
例えば、家庭用ゲーム機を3つ並べ、各プレイヤーがゲームをプレイする状況において、中央のプレイヤーがゲームを続行中で残りのプレイヤーがゲームを中断あるいは中止した場合、ゲームを続行しているプレイヤーは、自分のゲーム機のスピーカーだけでなく両隣の空いたゲーム機のスピーカーからも出力されるゲーム音声を聴くことができる。従って、プレイヤーは、音響効果が向上した音声を聴くことができる。
例えば、隣り合う3台の筐体のすべてがデモ画像及びデモ音声を再生中のときに、中央の筐体にコインが投入されてゲーム画像が表示されると、コインが投入された筐体のスピーカーからゲーム音声が出力されるだけでなく、未だデモ画像を再生中の両隣の筐体のスピーカーからもゲーム音声が出力される。従って、ゲームのプレイヤーは、自分の筐体だけでなく隣の空席の筐体からも出力される音声を聴きながらゲームをプレイできる。仮に1つの筐体につき2つのスピーカーしか接続されていない場合にも、隣りのいずれかの再生装置がデモ再生中であれば、プレイヤーは3つ以上のスピーカーから出力される、音響効果が向上した音声を聴くことができる。
本発明によれば、再生装置は、スピーカーを増設したり周辺機器をアップグレードしたりするなどハードウェア構成を変更することなく、音響効果を高めた音声を簡単に出力することができる。
本発明のその他の観点に係る再生装置は、他の再生装置と対向して配置され、ユーザからの要求に応じてマルチメディア情報を再生する再生装置であって、表示部と音声出力部を備える。
表示部は、ユーザに要求を促すデモ画像、又は、ユーザからの要求に応じる応答画像を表示する。
音声出力部は、音声を出力する。
そして、音声出力部は、
(x)表示部に表示される画像が応答画像である場合、当該応答画像に対応する音声を出力し、
(y)表示部に表示される画像がデモ画像であり、対向して配置される他の再生装置が応答画像を表示している場合、他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声を出力し、
(z)表示部に表示される画像がデモ画像であり、対向して配置される他の再生装置がデモ画像を表示している場合、再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声を出力する。
本発明の再生装置も、上記と同様、デモ画像又は応答画像と、デモ音声又は応答音声と、を組み合わせて再生する。再生装置は、互いに通信可能なように接続され、前後に隣り合うように配置される。典型的には、2つの再生装置が向かい合って隣り合うように配置される。再生装置には、少なくとも1つのスピーカーが繋がれている。
再生装置は、再生する組み合わせを変更することができる。
すなわち、再生装置がデモ画像を表示し、隣りの再生装置が応答画像を表示する場合、再生装置は、デモ音声の代わりに、隣りの再生装置が表示する応答画像に対応付けられる応答音声を再生する。このとき、隣りの再生装置は応答画像と応答音声を一緒に再生する。従って、ユーザは、自分が操作している再生装置のスピーカーだけでなく、自分の背後にある再生装置のスピーカーからも音を聞くことができる。
例えば、家庭用ゲーム機を2つ並べ、各プレイヤーが背を向けてゲームをする状況において、一方のプレイヤーがゲームを続行中で他方のプレイヤーがゲームを中断あるいは中止した場合、ゲームを続行しているプレイヤーは、自分のゲーム機のスピーカーだけでなく背後の空いたゲーム機のスピーカーからもゲーム音声が出力される。従って、プレイヤーは、音響効果が向上した音声を聴くことができる。
例えば、対向して隣り合う2台の筐体の両方がデモ画像及びデモ音声を再生中のときに、一方の筐体にコインが投入されてゲーム画像が表示されると、コインが投入された筐体のスピーカーからゲーム音声が出力されるだけでなく、未だデモ画像を再生中の他方の筐体のスピーカーからもゲーム音声が出力される。従って、ゲームのプレイヤーは、自分の筐体のスピーカーだけでなく、自分の後ろにある空席の筐体のスピーカーからも出力される音声を聴きながらゲームをプレイできる。仮に1つの筐体につき1つのスピーカーしか接続されていない場合にも、隣りの再生装置がデモ再生中であれば、プレイヤーは2つ以上のスピーカーから出力される、音響効果が向上した音声を聴くことができる。
本発明によれば、再生装置は、スピーカーを増設したり周辺機器をアップグレードしたりするなどハードウェア構成を変更することなく、音響効果を高めた音声を簡単に出力することができる。
本発明のその他の観点に係る再生システムは、第1再生装置と第2再生装置を有する再生システムであって、第1再生装置と第2再生装置は互いに隣り合うように配置される。
まず、第1再生装置は第1表示部と第1音声出力部を備える。
第1表示部は、ユーザに要求を促す第1デモ画像、又は、ユーザからの要求に応じる第1応答画像を表示する。
第1音声出力部は、音声を出力する。
次に、第2再生装置は第2表示部と第2音声出力部を備える。
第2表示部は、ユーザに要求を促す第2デモ画像、又は、ユーザからの要求に応じる第2応答画像を表示する。
第2音声出力部は、音声を出力する。
そして、
(p)第1表示部が第1応答画像を表示する場合、第1音声出力部は、第1応答画像に予め対応付けられる音声を出力し、
(q)第1表示部が第1デモ画像を表示し、且つ、第2表示部が第2応答画像を表示する場合、第1音声出力部と第2音声出力部は、それぞれ、第2応答画像に予め対応付けられる音声を出力し、
(r)第1表示部が第1デモ画像を表示し、且つ、第2表示部が第2デモ画像を表示する場合、第1音声出力部は、第1デモ画像に予め対応付けられる音声を出力し、第2音声出力部は、第2デモ画像に予め対応付けられる音声を出力する。
本発明の再生システムを構成する再生装置のそれぞれも、上記と同様、デモ画像又は応答画像と、デモ音声又は応答音声と、を組み合わせて再生する。再生システムは、少なくとも2つの再生装置から構成される。再生装置は、互いに通信可能なように接続され、隣り合うように配置される。再生装置には、少なくとも1つのスピーカーが繋がれている。
各再生装置は、再生する組み合わせを変更することができる。
すなわち、一方の再生装置(第1再生装置)がデモ画像を表示し、他方の再生装置(第2再生装置)が応答画像を表示する場合、一方の再生装置は、デモ音声の代わりに、他方の再生装置が表示する応答画像に対応付けられる応答音声を再生する。このとき、隣りの再生装置は応答画像と応答音声を一緒に再生する。従って、ユーザは、自らの再生装置のスピーカーだけでなく、隣りの再生装置のスピーカーからも音を聞くことができる。隣り合う2つの再生装置があるとき、どちらを第1再生装置としてもよい。どちらか一方が第1再生装置に決まれば、もう片方が第2再生装置に決まる。
例えば、家庭用ゲーム機を2つ並べ、各プレイヤーがゲームをする状況において、一方のプレイヤーがゲームを続行中で他方のプレイヤーがゲームを中断あるいは中止した場合、ゲームを続行しているプレイヤーは、自分のゲーム機のスピーカーだけでなく隣の空いたゲーム機のスピーカーからもゲーム音声が出力される。従って、プレイヤーは、音響効果が向上した音声を聴くことができる。
例えば、隣り合う2台の筐体の両方がデモ画像及びデモ音声を再生中のときに、一方の筐体にコインが投入されてゲーム画像が表示されると、コインが投入された筐体のスピーカーからゲーム音声が出力されるだけでなく、未だデモ画像を再生中の他方の筐体のスピーカーからもゲーム音声が出力される。従って、ゲームのプレイヤーは、自分の筐体だけでなく隣の空席の筐体からも出力される音声を聴きながらゲームをプレイできる。仮に1つの筐体につき1つのスピーカーしか接続されていない場合にも、隣りの再生装置がデモ再生中であれば、プレイヤーは2つ以上のスピーカーから出力される、音響効果が向上した音声を聴くことができる。
本発明によれば、再生システムは、スピーカーを増設したり周辺機器をアップグレードしたりするなどハードウェア構成を変更することなく、音響効果を高めた音声を簡単に出力することができる。
第2再生装置は、更に、第2表示部が第2デモ画像と第2応答画像のどちらを表示するかを示す再生状態を第1再生装置に通知する通知部を備えていてもよい。
そして、第1音声出力部は、通知された再生状態に基づいて、第2表示部が第2デモ画像と第2応答画像のどちらを表示するかを判別してもよい。
つまり、再生システムを構成する再生装置は、互いに再生状態を通知し合い、状況に応じて音響効果を高めた音声を出力することができる。再生状態とは、デモ画像と応答画像のどちらを再生中かを示す情報である。
なお、再生装置は、自身の再生状態に変化が生じた場合に、隣りの再生装置に再生状態を通知するようにしてもよいし、一定時間毎に互いに通知し合うようにしてもよい。また、表示をデモ画像から応答画像に変更するときに隣りの再生装置に再生状態を問い合わせ、問い合わせに応答して隣りの再生装置が自身の再生状態を返すようにしてもよい。
第2応答画像に対応付けられる音声には、第1種の音声と第2種の音声とがあってもよい。
そして、(q1)第1表示部が第1デモ画像を表示し、且つ、第2表示部が第2応答画像を表示する場合、第1音声出力部は、第2応答画像に予め対応付けられる第1種の音声を出力し、第2音声出力部は、第2応答画像に予め対応付けられる第2種の音声を出力してもよい。
ここで、第1種と第2種の分類手法には、様々なバリエーションがある。
例えば、楽器毎に音声データを分けて作成しておき、第1種の楽器に対応する音声と第2種の楽器に対応する音声とに分類することができる。
例えば、主旋律の音声データと副旋律の音声データとを分けて作成しておき、副旋律に属する第1種の音声と主旋律に属する第2種の音声とに分類することができる。
例えば、L音の音声データとR音の音声データとを分けて作成しておき、L音に属する第1種の音声とR音に属する第2種の音声とに分類することができる。
上記のほか、任意の分類手法により音声を第1種と第2種に分類することができる。例えば、複数の音声データに分けて作成しておき、ランダムに分類してもよい。
そして、一方の再生装置(第1再生装置)がデモ画像を表示し、他方の再生装置(第2再生装置)が応答画像を表示する場合、一方の再生装置は、デモ音声の代わりに、他方の再生装置が表示する応答画像に対応付けられる応答音声のうち第1種の音声を再生する。また、他方の再生装置は、自身が再生する応答画像に対応付けられる応答音声のうち第2種の音声を再生する。従って、ユーザは、自身の再生装置のスピーカーだけでなく、隣りの再生装置のスピーカーからも音を聞くことができ、音響効果が増す。
第1再生装置は、第2再生装置の左隣に配置されていてもよい。
また、第2応答画像に対応付けられる音声は、第2再生装置のユーザの左側から出力されるべき左側音声と、第2再生装置のユーザの右側から出力されるべき右側音声と、から構成されていてもよい。
そして、(q2)第1表示部が第1デモ画像を表示し、且つ、第2表示部が第2応答画像を表示する場合、第1音声出力部は左側音声を出力し、第2音声出力部は右側音声及び/又は左側音声を出力してもよい。
すなわち、左から第1再生装置、第2再生装置の順に配置される。また、応答音声には、リスニングポイントの左側から出力されることを前提に作成されたL音と、リスニングポイントの右側から出力されることを前提に作成されたR音とがある。
そして、第1再生装置がデモ画像を表示し、第2再生装置が応答画像を表示する場合、第1再生装置は、デモ音声の代わりに、第2再生装置が表示する応答画像に対応付けられる応答音声のうちL音を再生する。一方、第2再生装置は、自身が再生する応答画像に対応付けられる応答音声のうちR音を再生する。もしくは、第2再生装置は、自身が再生する応答画像に対応付けられる応答音声のL音とR音の両方をミキシングして再生する。
従って、第2再生装置を使用するユーザにとっては、左側からの音が強調されるという効果がある。仮に再生装置にただ1つのスピーカーしか接続されていなかったとしても、左隣がデモ再生中であれば、疑似的なステレオ再生が可能になる。
第1再生装置は、第2再生装置の右隣に配置されていてもよい。
また、第2応答画像に対応付けられる音声は、第2再生装置のユーザの左側から出力されるべき左側音声と、第2再生装置のユーザの右側から出力されるべき右側音声と、から構成されていてもよい。
そして、(q3)第1表示部が第1デモ画像を表示し、且つ、第2表示部が第2応答画像を表示する場合、第1音声出力部は右側音声を出力し、第2音声出力部は左側音声及び/又は右側音声を出力してもよい。
すなわち、右から第1再生装置、第2再生装置の順に配置される。また、応答音声には、リスニングポイントの左側から出力されることを前提に作成されたL音と、リスニングポイントの右側から出力されることを前提に作成されたR音とがある。
そして、第1再生装置がデモ画像を表示し、第2再生装置が応答画像を表示する場合、第1再生装置は、デモ音声の代わりに、第2再生装置が表示する応答画像に対応付けられる応答音声のうちR音を再生する。一方、第2再生装置は、自身が再生する応答画像に対応付けられる応答音声のうちL音を再生する。もしくは、第2再生装置は、自身が再生する応答画像に対応付けられる応答音声のL音とR音の両方をミキシングして再生する。
従って、第2再生装置を使用するユーザにとっては、右側からの音が強調されるという効果がある。仮に再生装置にただ1つのスピーカーしか接続されていなかったとしても、右隣がデモ再生中であれば、疑似的なステレオ再生が可能になる。
なお、3つの再生装置が直列に隣り合うように配置され、中央の再生装置のみが応答画像を表示する場合、両隣の再生装置が共にデモ再生中であれば、左隣の再生装置からはL音が出力され、右隣の再生装置からはR音が出力されるように構成することができる。従って、仮に再生装置にただ1つのスピーカーしか接続されていなかったとしても、中央の再生装置にとっては、両隣がデモ再生中であれば、完全なステレオ再生が可能になる。
本発明のその他の観点に係る再生方法は、表示部と音声出力部を有し、ユーザからの要求に応じてマルチメディア情報を再生する再生装置にて実行される再生方法であって、表示ステップと音声出力ステップを備える。
再生装置は、他の再生装置と隣り合うように配置される。
表示ステップでは、表示部が、ユーザに要求を促すデモ画像、又は、ユーザからの要求に応じる応答画像を表示する。
音声出力ステップでは、音声出力部が、音声を出力する。
更に、音声出力ステップでは、音声出力部が、
(a)表示ステップで表示される画像が応答画像である場合、当該応答画像に対応する音声を出力し、
(b)表示ステップで表示される画像がデモ画像であり、隣りに配置された他の再生装置が応答画像を表示している場合、他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声を出力し、
(c)表示ステップで表示される画像がデモ画像であり、隣りに配置された他の再生装置がデモ画像を表示している場合、再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声を出力する。
本発明によれば、スピーカーを増設したり周辺機器をアップグレードしたりするなどハードウェア構成を変更することなく、音響効果を高めた音声を再生装置に簡単に出力させることができる。
本発明のその他の観点に係る再生方法は、表示部と音声出力部を有し、ユーザからの要求に応じてマルチメディア情報を再生する再生装置にて実行される再生方法であって、表示ステップと音声出力ステップを備える。
再生装置は、他の2つの再生装置と左右に隣り合うように配置される。
表示ステップでは、表示部が、ユーザに要求を促すデモ画像、又は、ユーザからの要求に応じる応答画像を表示する。
音声出力ステップでは、音声出力部が、音声を出力する。
また、音声出力部は、表示部の左右に配置される。
そして、音声出力ステップでは、
左に配置される音声出力部が、再生装置の左隣に配置される他の再生装置が応答画像を表示しているか否かにより、左隣に配置される他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声と、再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声と、のいずれかを出力する。
更に、右に配置される音声出力部が、再生装置の右隣に配置される他の再生装置が応答画像を表示しているか否かにより、右隣に配置される他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声と、再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声と、のいずれかを出力する。
本発明によれば、スピーカーを増設したり周辺機器をアップグレードしたりするなどハードウェア構成を変更することなく、音響効果を高めた音声を再生装置に簡単に出力させることができる。
本発明のその他の観点に係る再生方法は、表示部と音声出力部を有し、ユーザからの要求に応じてマルチメディア情報を再生する再生装置にて実行される再生方法であって、表示ステップと音声出力ステップを備える。
再生装置は、他の再生装置と対向して配置される。
表示ステップでは、表示部が、ユーザに要求を促すデモ画像、又は、ユーザからの要求に応じる応答画像を表示する。
音声出力ステップでは、音声出力部が、音声を出力する。
更に、音声出力ステップでは、音声出力部が、
(x)表示部に表示される画像が応答画像である場合、当該応答画像に対応する音声を出力し、
(y)表示ステップで表示される画像がデモ画像であり、対向して配置される他の再生装置が応答画像を表示している場合、他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声を出力し、
(z)表示ステップで表示される画像がデモ画像であり、対向して配置される他の再生装置がデモ画像を表示している場合、再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声を出力する。
本発明によれば、スピーカーを増設したり周辺機器をアップグレードしたりするなどハードウェア構成を変更することなく、音響効果を高めた音声を再生装置に簡単に出力させることができる。
本発明のその他の観点に係るプログラムは、ユーザからの要求に応じてマルチメディア情報を再生するコンピュータであって、他のコンピュータと隣り合うように配置されるコンピュータを、表示部と音声出力部として機能させる。
表示部は、ユーザに要求を促すデモ画像、又は、ユーザからの要求に応じる応答画像を表示する。
音声出力部は、音声を出力する。
そして、音声出力部は、
(a)表示部に表示される画像が応答画像である場合、当該応答画像に対応する音声を出力し、
(b)表示部に表示される画像がデモ画像であり、隣りに配置された他の再生装置が応答画像を表示している場合、他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声を出力し、
(c)表示部に表示される画像がデモ画像であり、隣りに配置された他の再生装置がデモ画像を表示している場合、再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声を出力する。
本発明によれば、コンピュータを上述のように動作する再生装置として機能させることができる。
本発明のその他の観点に係るプログラムは、ユーザからの要求に応じてマルチメディア情報を再生するコンピュータであって、他の2つのコンピュータと左右に隣り合うように配置されるコンピュータを、表示部と音声出力部として機能させる。
表示部は、ユーザに要求を促すデモ画像、又は、ユーザからの要求に応じる応答画像を表示する。
音声出力部は、音声を出力する。
また、音声出力部は、表示部の左右に配置される。
そして、左に配置される音声出力部は、再生装置の左隣に配置される他の再生装置が応答画像を表示しているか否かにより、左隣に配置される他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声と、再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声と、のいずれかを出力する。
更に、右に配置される音声出力部は、再生装置の右隣に配置される他の再生装置が応答画像を表示しているか否かにより、右隣に配置される他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声と、再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声と、のいずれかを出力する。
本発明によれば、コンピュータを上述のように動作する再生装置として機能させることができる。
本発明のその他の観点に係るプログラムは、ユーザからの要求に応じてマルチメディア情報を再生するコンピュータであって、他のコンピュータと対向して配置されるコンピュータを、表示部と音声出力部として機能させる。
表示部は、ユーザに要求を促すデモ画像、又は、ユーザからの要求に応じる応答画像を表示する。
音声出力部は、音声を出力する。
そして、音声出力部は、
(x)表示部に表示される画像が応答画像である場合、当該応答画像に対応する音声を出力し、
(y)表示部に表示される画像がデモ画像であり、対向して配置される他の再生装置が応答画像を表示している場合、他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声を出力し、
(z)表示部に表示される画像がデモ画像であり、対向して配置される他の再生装置がデモ画像を表示している場合、再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声を出力する。
本発明によれば、コンピュータを上述のように動作する再生装置として機能させることができる。
また、本発明のプログラムは、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な情報記憶媒体に記録することができる。
上記プログラムは、プログラムが実行されるコンピュータとは独立して、コンピュータ通信網を介して配布・販売することができる。また、上記情報記憶媒体は、コンピュータとは独立して配布・販売することができる。
本発明によれば、音響効果を高めた音声を簡単に出力するために好適な再生装置、再生システム、再生方法、ならびに、プログラムを提供することができる。
(実施形態1)
本発明の実施形態を説明する。以下では、理解を容易にするため、ゲーム用の情報処理装置を利用して本発明が実現される実施形態を説明するが、以下の実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
図1は、プログラムを実行することにより、本発明の再生装置の機能を果たす典型的な情報処理装置100の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、インターフェース104と、コントローラ105と、外部メモリ106と、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)ドライブ107と、画像処理部108と、音声処理部109と、NIC(Network Interface Card)110と、を備える。
ゲーム用のプログラムおよびデータを記憶したDVD−ROMをDVD−ROMドライブ107に装着して、情報処理装置100の電源を投入することにより、当該プログラムが実行され、本実施形態の再生装置が実現される。
CPU 101は、情報処理装置100全体の動作を制御し、各構成要素と接続され制御信号やデータをやりとりする。また、CPU 101は、レジスタ(図示せず)という高速アクセスが可能な記憶域に対してALU(Arithmetic Logic Unit)(図示せず)を用いて加減乗除等の算術演算や、論理和、論理積、論理否定等の論理演算、ビット和、ビット積、ビット反転、ビットシフト、ビット回転等のビット演算などを行うことができる。さらに、マルチメディア処理対応のための加減乗除等の飽和演算や、三角関数等、ベクトル演算などを高速に行えるように、CPU 101自身が構成されているものや、コプロセッサを備えて実現するものがある。
ROM 102には、電源投入直後に実行されるIPL(Initial Program Loader)が記録され、これが実行されることにより、DVD−ROMに記録されたプログラムをRAM 103に読み出してCPU 101による実行が開始される。また、ROM 102には、情報処理装置100全体の動作制御に必要なオペレーティングシステムのプログラムや各種のデータが記録される。
RAM 103は、データやプログラムを一時的に記憶するためのもので、DVD−ROMから読み出したプログラムやデータ、その他ゲームの進行やチャット通信に必要なデータが保持される。また、CPU 101は、RAM 103に変数領域を設け、当該変数に格納された値に対して直接ALUを作用させて演算を行ったり、RAM 103に格納された値を一旦レジスタに格納してからレジスタに対して演算を行い、演算結果をメモリに書き戻す、などの処理を行う。
インターフェース104を介して接続されたコントローラ105は、プレイヤーがダンスゲームやサッカーゲームなどのゲームの実行の際に行う操作入力を受け付ける。インターフェース104には、複数のコントローラ105が接続されていてもよい。
インターフェース104を介して着脱自在に接続された外部メモリ106には、ゲームのプレイ状況(過去の成績等)を示すデータ、ゲームの進行状態を示すデータ、ネットワークを用いたゲームのチャット通信のログ(記録)のデータなどが書き換え可能に記憶される。プレイヤーは、コントローラ105を介して操作入力を行うことにより、これらのデータを適宜外部メモリ106に記録することができる。
DVD−ROMドライブ107に装着されるDVD−ROMには、ゲームを実現するためのプログラムとゲームに付随する画像データや音声データが記録される。CPU 101の制御によって、DVD−ROMドライブ107は、これに装着されたDVD−ROMに対する読み出し処理を行って、必要なプログラムやデータを読み出し、これらはRAM 103等に一時的に記憶される。
画像処理部108は、DVD−ROMから読み出されたデータをCPU 101や画像処理部108が備える画像演算プロセッサ(図示せず)によって加工処理した後、これを画像処理部108が備えるフレームメモリ(図示せず)に記録する。フレームメモリに記録された画像情報は、所定の同期タイミングでビデオ信号に変換され画像処理部108に接続されるモニター(図示せず)へ出力される。これにより、各種の画像表示が可能となる。
画像演算プロセッサは、2次元の画像の重ね合わせ演算やαブレンディング等の透過演算、各種の飽和演算を高速に実行できる。
また、仮想3次元空間に配置され、各種のテクスチャ情報が付加されたポリゴン情報を、Zバッファ法によりレンダリングして、所定の視点位置から仮想3次元空間に配置されたポリゴンを所定の視線の方向へ俯瞰したレンダリング画像を得る演算の高速実行も可能である。
さらに、CPU 101と画像演算プロセッサが協調動作することにより、文字の形状を定義するフォント情報にしたがって、文字列を2次元画像としてフレームメモリへ描画したり、各ポリゴン表面へ描画することが可能である。
また、ゲームの画像などの情報をDVD−ROMに用意しておき、これをフレームメモリに展開することによって、ゲームの様子などを画面に表示することができるようになる。
音声処理部109は、DVD−ROMから読み出した音声データをアナログ音声信号に変換し、これに接続された1つ以上のスピーカー(図示せず)から出力させる。また、CPU 101の制御の下、ゲームの進行の中で発生させるべき効果音や楽曲データを生成し、これに対応した音声をスピーカーから出力させる。スピーカーの数は1つ又は複数である。
音声処理部109では、DVD−ROMに記録された音声データがMIDIデータである場合には、これが有する音源データを参照して、MIDIデータをPCMデータに変換する。また、ADPCM(Adaptive Differential Pulse Code Modulation)形式やOgg Vorbis形式等の圧縮済音声データである場合には、これを展開してPCMデータに変換する。PCMデータは、そのサンプリング周波数に応じたタイミングでD/A(Digital/Analog)変換を行って、スピーカーに出力することにより、音声出力が可能となる。
NIC 110は、情報処理装置100をインターネット等のコンピュータ通信網(図示せず)に接続するためのものであり、LAN(Local Area Network)を構成する際に用いられる10BASE−T/100BASE−T規格にしたがうものや、電話回線を用いてインターネットに接続するためのアナログモデム、ISDN(Integrated Services Digital Network)モデム、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデム、ケーブルテレビジョン回線を用いてインターネットに接続するためのケーブルモデム等と、これらとCPU 101との仲立ちを行うインターフェース(図示せず)により構成される。
このほか、情報処理装置100は、ハードディスク等の大容量外部記憶装置を用いて、ROM 102、RAM 103、外部メモリ106、DVD−ROMドライブ107に装着されるDVD−ROM等と同じ機能を果たすように構成してもよい。
次に、上記のように構成される情報処理装置100を用いて実現される本実施形態の再生装置200が行う処理について説明する。再生装置200は、マルチメディアデータを再生することにより、ユーザに情報を提供する。マルチメディアデータは、例えば、映像データ(動画像又は静止画像のデータ)、音声データ、テキストデータ等である。
本実施形態では、再生装置200は、ユーザから受け付けた操作指示に応じて進行する仮想空間内におけるゲームを実行することにより、再生装置200で実行中のゲームに関する情報をユーザに提供する。ただし、再生装置200は、ゲームに関する情報だけでなく、映画、音楽、ニュース、広告など、様々な情報をユーザに提供することができる。以下、家庭用ゲームを実行することによりゲーム情報を提供する実施形態を説明するが、遊戯施設等に設置されるアーケードゲーム機によりゲーム情報を提供することとしてもよい。
本実施形態では、再生装置200には、スピーカーが1つだけ接続されている。
図2は、再生装置200の機能的な構成を説明するための図である。再生装置200は、表示部201と音声出力部202を備える。
図3は、本発明の再生装置200(本図中では200A,200B,200Cと記載)を互いに接続することにより構成される再生システム300の構成を説明するための図である。本実施形態の再生システム300は、隣り合って配置されLAN(Local Area Network)で互いに接続される3つの再生装置200から構成される。ただし、再生システム300を構成する再生装置200の数は2つ以上であればよい。
図4は、再生システム300を構成する各再生装置200の機能的な構成を説明するための図である。再生装置200A,200B,200Cは、それぞれ、同等のハードウェア構成を有する。ただし、各再生装置200は、例えば再生装置200Aが格闘ゲームを実行し、再生装置200Bが野球ゲームを実行し、再生装置200Cが麻雀ゲームを実行するといったように、必ずしも同じゲームを実行しなくてもよい。
本実施形態の再生装置200で行われるゲームには、ユーザにゲーム開始を促すデモンストレーション部分と、ユーザがプレイするゲーム本編部分とがある。再生装置200は、ユーザからゲーム開始が要求されるまでの間、デモンストレーション部分の画像を表示する。また、再生装置200は、ゲーム開始が要求された後、ゲーム終了までの間、ゲーム本編部分の画像を表示する。
要求とは、例えば、ユーザにコントローラ105のいずれかのボタンを押圧することを促し、ゲームを開始することを促す要求である。
図5(a)は、再生装置200に接続されるモニターに表示されるデモンストレーション用の画像(以下「デモ画像」という。)250の例を示す。図5(b)は、再生装置200に接続されるモニターに表示されるゲーム本編部分の画像(以下「応答画像」という。)260の例を示す。デモ画像250と応答画像260は、共に、動画像(ムービー)でもよいし静止画像(ピクチャー)でもよい。
表示部201は、デモ画像250又は応答画像260をモニターに表示する。CPU 101と画像処理部108が協働して表示部201として機能する。
CPU 101は、ユーザからゲーム開始要求がなされるまでの間、画像処理部108にデモ画像250を再生させ、ゲーム開始要求が入力されるまで待機する。また、CPU 101は、ユーザからゲーム開始要求がなされた後、ゲームを開始させ、画像処理部108に応答画像260を再生させる。CPU 101は、ユーザから操作指示を受け付けると、受け付けた操作指示に基づいて変化させた画像を生成し、生成した画像を応答画像260として再生させる。ゲームが終了すると、CPU 101は、再び画像処理部108にデモ画像250を再生させ、ゲーム開始要求が入力されるまで待機する。
音声出力部202は、デモ画像250に対応するデモ音声270、又は、応答画像260に対応する応答音声280を出力する。デモ音声270と応答音声280は、所定のサンプリングレートで予め作成された波形データである。CPU 101と音声処理部109が協働して音声出力部202として機能する。
すなわち、CPU 101は、ユーザからゲーム開始要求がなされるまでの間、デモ画像250を再生するとともにデモ音声270を再生する。ユーザは、ゲームを開始する前、デモ画像250及びデモ音声270による操作説明などの画像と音声を視聴することができる。
また、CPU 101は、ユーザからゲーム開始要求がなされた後、応答画像260を再生するとともに応答音声280を再生する。ユーザは、ゲーム開始後、ユーザの指示(いわゆる“コマンド”)に応じて進行する、応答画像260及び応答音声280によるゲームの画像や音声を視聴することができる。
なお、デモ画像250、応答画像260、デモ音声270、応答音声280の各データは、DVD−ROM等に予め格納されている。CPU 101は、適宜これらのデータをDVD−ROM等から読み出し、所定のアルゴリズムでデコードすることにより、再生する。
CPU 101は、基本的には、デモ画像250とそのデモ画像250に対応するデモ音声270、もしくは、応答画像260とその応答画像260に対応する応答音声280、を組み合わせて再生する。しかし、例えば図3に示すように再生装置200同士が隣り合うように接続される場合、CPU 101は、デモ画像250と、他の再生装置200が再生している応答画像260に対応する応答音声280とを組み合わせて再生することがある。以下、図6(a)〜図6(h)を用い、ケースごとに説明する。
<ケース1;図6(a)>
すべての再生装置200がデモ画像250を再生する場合:
ケース1では、すべての再生装置200が空席である。各再生装置200は、デモ画像250に対応するデモ音声270を再生する。すなわち、再生装置200AのCPU 101は、デモ画像250Aとデモ音声270Aを再生する。再生装置200BのCPU 101は、デモ画像250Bとデモ音声270Bを再生する。再生装置200CのCPU 101は、デモ画像250Cとデモ音声270Cを再生する。
上述のように各再生装置200は異なるゲームを実行してもよい。つまり、例えば再生装置200Aが格闘ゲームのデモ画像250Aとデモ音声270Aを再生し、再生装置200Bが野球ゲームのデモ画像250Bとデモ音声270Bを再生し、再生装置200Cが麻雀ゲームのデモ画像250Cとデモ音声270Cを再生する、というように、各再生装置200が再生するデモ画像250は互いに異なっていてもよく、デモ音声270も互いに異なっていてもよい。
<ケース2>
ケース2は、いずれか1つの再生装置200が応答画像260を再生し、他の再生装置200がデモ画像250を再生する場合である。言い換えれば、いずれか1つの再生装置200を使ってユーザがゲームをプレイ中であり、他の再生装置200が空席である。このケースは、更に次のケース2−1乃至ケース2−3の3つに細分化される。
<ケース2−1;図6(b)>
再生装置200Bが応答画像260Bを再生する場合:
つまり、真ん中の再生装置200Bを使ってユーザがゲームをプレイ中であり、他の再生装置200A,200Cが空席である。再生装置200BのCPU 101は、応答画像260Bと応答音声280Bを再生する。再生装置200AのCPU 101は、デモ画像250Aと、応答画像260Bに対応する応答音声280Bとを再生する。再生装置200CのCPU 101は、デモ画像250Cと、応答画像260Bに対応する応答音声280Bとを再生する。
従って、再生装置200Bにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Bに接続されるスピーカーだけでなく、両隣の再生装置200A,200Cのスピーカーからも出力される。再生装置200Bのユーザは、3方向から出力される音声を聴けることになる。
一般的には、このケース2−1は、「再生装置200に2つの他の再生装置200が並んでおり、再生装置200が応答画像260を再生し、2つの他の再生装置200の両方がデモ画像250を再生する場合」に相当する。
<ケース2−2;図6(c)>
再生装置200Aが応答画像260Aを再生する場合:
つまり、最も左の再生装置200Aを使ってユーザがゲームをプレイ中であり、他の再生装置200B,200Cが空席である。再生装置200AのCPU 101は、応答画像260Aと応答音声280Aを再生する。再生装置200BのCPU 101は、デモ画像250Bと、応答画像260Aに対応する応答音声280Aとを再生する。再生装置200CのCPU 101は、デモ画像250Cとデモ音声280Cとを再生する。
従って、再生装置200Aにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Aに接続されるスピーカーだけでなく、右隣の再生装置200Bのスピーカーからも出力される。再生装置200Aのユーザは、2方向から出力される音声を聴けることになる。
<ケース2−3;図6(d)>
再生装置200Cが応答画像260Cを再生する場合:
つまり、最も右の再生装置200Cを使ってユーザがゲームをプレイ中であり、他の再生装置200A,200Bが空席である。再生装置200AのCPU 101は、デモ画像250Aとデモ音声270Aとを再生する。再生装置200BのCPU 101は、デモ画像250Bと、応答画像260Cに対応する応答音声280Cとを再生する。再生装置200CのCPU 101は、応答画像260Cと応答音声280Cを再生する。
従って、再生装置200Cにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Cに接続されるスピーカーだけでなく、左隣の再生装置200Bのスピーカーからも出力される。再生装置200Cのユーザは、2方向から出力される音声を聴けることになる。
一般的には、ケース2−2及びケース2−3は、「2つの再生装置200が並んでおり、一方の再生装置200が応答画像260を再生し、他方の再生装置200がデモ画像250を再生する場合」に相当する。
<ケース3>
ケース3は、いずれか2つの再生装置200が応答画像260を再生し、残りの再生装置200のCPU 101がデモ画像250を再生する場合である。このケースは、更に次のケース3−1乃至3−3の3つに細分化される。
<ケース3−1;図6(e)>
再生装置200A,200Bが応答画像260を再生する場合:
つまり、最も左の再生装置200Aを使って第1ユーザがゲームをプレイ中であり、真ん中の再生装置200Bを使って第2ユーザがゲームをプレイ中であり、残りの再生装置200Cが空席である。再生装置200AのCPU 101は、応答画像260Aと応答音声280Aを再生する。再生装置200BのCPU 101は、応答画像260Bと応答音声280Bとを再生する。再生装置200CのCPU 101は、デモ画像250Cと、応答画像260Bに対応する応答音声280Bとを再生する。
従って、再生装置200Bにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Bに接続されるスピーカーだけでなく、右隣の再生装置200Cのスピーカーからも出力される。再生装置200Bのユーザは、2方向から出力される音声を聴けることになる。
<ケース3−2;図6(f)>
再生装置200B,200Cが応答画像260を再生する場合:
つまり、真ん中の再生装置200Bを使って第1ユーザがゲームをプレイ中であり、最も右の再生装置200Cを使って第2ユーザがゲームをプレイ中であり、残りの再生装置200Aが空席である。再生装置200AのCPU 101は、デモ画像250Aと、応答画像260Bに対応する応答音声280Bを再生する。再生装置200BのCPU 101は、応答画像260Bと応答音声280Bとを再生する。再生装置200CのCPU 101は、応答画像260Cと応答音声280Cとを再生する。
従って、再生装置200Bにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Bに接続されるスピーカーだけでなく、左隣の再生装置200Aのスピーカーからも出力される。再生装置200Bのユーザは、2方向から出力される音声を聴けることになる。
一般的には、ケース3−1及びケース3−2は、「3つ以上の再生装置200が並んでおり、隣り合う2つの再生装置200が自己の応答画像260を再生し、残りの再生装置200がデモ画像250を再生する場合」に相当する。
<ケース3−3;図6(g)>
再生装置200A,200Cが応答画像260を再生する場合:
つまり、最も左の再生装置200Aを使って第1ユーザがゲームをプレイ中であり、最も右の再生装置200Cを使って第2ユーザがゲームをプレイ中であり、残りの再生装置200Bが空席である。再生装置200AのCPU 101は、応答画像260Aと応答音声280Aを再生する。再生装置200BのCPU 101は、デモ画像250Bを再生し、応答画像260Aに対応する応答音声280A、又は、応答画像260Cに対応する応答音声280Cを再生する。再生装置200CのCPU 101は、応答画像260Cと応答音声280Cを再生する。
真ん中に配置される再生装置200BのCPU 101は、左隣の再生装置200Aの応答音声280Aと、右隣の再生装置200Cの応答音声280Cと、のいずれか一方を再生する。例えば、再生装置200BのCPU 101は、再生装置200Aと再生装置200Cのどちらかをランダムに選択し、選択した方の応答音声(応答音声280A又は応答音声280C)を再生する。
例えば、再生装置200BのCPU 101は、再生装置200Aと再生装置200Cのうちゲーム開始要求が早かった方の応答音声(応答音声280A又は応答音声280C)を再生する。
従って、再生装置200Aにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Aに接続されるスピーカーだけでなく、右隣の再生装置200Bのスピーカーからも出力されることがある。再生装置200Aのユーザは、2方向から出力される音声を聴けることがある。もしくは、再生装置200Cにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Cに接続されるスピーカーだけでなく、左隣の再生装置200Bのスピーカーからも出力されることがある。再生装置200Cのユーザは、2方向から出力される音声を聴けることがある。
あるいは、CPU 101は、左隣の再生装置200Aの応答音声280Aと、右隣の再生装置200Cの応答音声280Cと、を所定のミキシング比率で合成した音声を再生してもよい。
従って、再生装置200Aにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Aに接続されるスピーカーだけでなく、右隣の再生装置200Bのスピーカーからも出力される。再生装置200Aのユーザは、2方向から出力される音声を聴けることになる。同様に、再生装置200Cにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Cに接続されるスピーカーだけでなく、左隣の再生装置200Bのスピーカーからも出力される。再生装置200Cのユーザは、2方向から出力される音声を聴けることになる。
一般的には、ケース3−3は、「3つ以上の再生装置200が並んでおり、隣り合わない2つの再生装置200が自己の応答画像260を再生し、他の再生装置200がデモ画像250を再生する場合」に相当する。
<ケース4;図6(h)>
すべての再生装置200が応答画像260を再生する場合:
つまり、すべての再生装置200A,200B,200Cがいずれもユーザによってゲームをプレイ中の状態である。再生装置200AのCPU 101は、応答画像260Aと応答音声280Aを再生する。再生装置200BのCPU 101は、応答画像260Bと応答音声280Bを再生する。再生装置200CのCPU 101は、応答画像260Cと応答音声280Cを再生する。
従って、再生システム300の中に、デモ画像250を再生する再生装置200と応答画像260を再生する再生装置200が混在するとき、再生装置200に接続されるスピーカーが1つだけであっても、ユーザは、1方向又は2方向又は3方向から応答音声280を聴くことができ、より迫力のある音響効果が得られる。
次に、本実施形態の再生装置200の各部が実行する再生処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。ここでは、ゲームを実行する再生装置200が複数隣り合って設置されているものとする。再生装置200は、電源投入直後、デモ画面250をモニターに表示し、デモ音声270をスピーカーから出力する。
上述したように、再生装置200は、デモ画像250、応答画像260、デモ音声270、応答音声280の組み合わせを変更し、再生する。デモ画像250と応答画像260のどちらが再生されているか、及び、デモ音声270と応答音声280のどちらが再生されているか、を示す情報を「再生状態」と呼ぶことにする。再生状態には次の3パターンがある。
(パターン1)応答画像260と応答音声280とを組み合わせて再生する。
(パターン2)デモ画像250と応答音声280とを組み合わせて再生する。
(パターン3)デモ画像250とデモ音声270とを組み合わせて再生する。
まず、再生装置200のCPU 101は、ユーザからゲームを開始する要求があるか否かを判別する(ステップS701)。
ゲームを開始する要求があると判別した場合(ステップS701;YES)、CPU 101は、デモ画像250の再生を終了し、応答画像260を再生する(ステップS702)。また、CPU 101は、デモ音声270の再生を終了し、応答音声280の再生を開始する(ステップS703)。つまり、モニターに表示される画像は、デモ画像250から応答画像260に切り替わり、スピーカーから出力される音声は、デモ音声270から応答音声280に切り替わる。このとき、再生装置200の再生状態は、上記パターン1である。
ゲームを開始する要求がないと判別した場合(ステップS701;NO)、CPU 101は、デモ画像250を引き続き再生する(ステップS704)。
CPU 101は、隣りの他の再生装置200の再生状態を取得する(ステップS705)。つまり、CPU 101は、隣りの他の再生装置200が、パターン1〜パターン3のいずれの再生状態であるかを判別する。
例えば、CPU 101は、再生状態がいずれのパターンであるかを問い合わせる第1メッセージ(典型的にはパケットデータ)を、隣りの他の再生装置200に送信する。第1メッセージを受信した再生装置200のCPU 101は、第1メッセージに応答し、自己の再生状態を示す第2メッセージを送信する。第2メッセージを受信した再生装置200のCPU 101は、隣りの他の再生装置200の再生状態を取得できる。
隣りの他の再生装置200が複数である場合、CPU 101は、隣りのそれぞれの他の再生装置200との間で、第1メッセージ及び第2メッセージを送受信すればよい。
あるいは、CPU 101は、自己の再生状態が変化した場合、隣りの他の再生装置200に、自己の再生状態が変化したことを示すメッセージを送信するようにしてもよい。そして、このメッセージを受信した再生装置200は、隣りの他の再生装置200の再生状態をRAM 103等に一時記憶しておいてもよい。例えば、自己の再生状態がパターン3からパターン1に変化した場合、CPU 101は、隣りの他の再生装置200に、再生状態がパターン3からパターン1に変化したことを示すメッセージを送信する。このメッセージを受信した再生装置200は、隣りの他の再生装置200でユーザによりゲームが開始されたことを直ちに認識することができる。このように、それぞれの再生装置200は、隣りの他の再生装置200の最新の再生状態を取得できる。
図8に示すように、再生装置200は、自己の隣りに他の再生装置200があるか否か、もしくは、どの再生装置200が自己の隣りに配置されるのかを示すマッピング情報800を、外部メモリ106等に予め格納し、適宜書き換え可能にすることが望ましい。ユーザは、例えば再生装置200の配置を変えたとき、マッピング情報800を書き換えることができる。
図7に戻り、CPU 101は、ステップS705で取得した再生状態に基づき、隣りの他の再生装置200が応答画像260を再生中か否かを判別する(ステップS706)。
隣りの他の再生装置200が応答画像260を再生していないと判別した場合、すなわち、隣りの他の再生装置200がデモ画像250を再生していると判別した場合(ステップS706;NO)、CPU 101は、自己が再生中のデモ画像250に対応するデモ音声270を再生する(ステップS707)。このとき、再生装置200の再生状態は上記パターン3である。
隣りの他の再生装置200が応答画像260を再生していると判別した場合(ステップS706;YES)、CPU 101は、隣りの他の再生装置200が再生している応答画像260に対応する応答音声280を取得する(ステップS708)。
なお、CPU 101は、ステップS706でYESと判別した場合に、隣りの他の再生装置200に応答音声280を示す波形データの送信を要求し、この要求を受信した他の再生装置200のCPU 101がこの要求に応じて応答音声280を送信するようにしてもよい。また、CPU 101は、隣りの他の再生装置200の応答音声280を示す波形データを予め外部メモリ106やRAM 103等に記憶させておいてもよい。
そして、CPU 101は、ステップS708で取得した応答音声280を再生する(ステップS709)。このとき、再生装置200の再生状態は上記パターン2である。
すなわち、ステップS706でYESの場合、再生装置200は、再生装置200自身のデモ画像250をモニターに表示させると共に、隣りの他の再生装置200の応答音声280をスピーカーから出力させる。言い換えれば、隣りの他の再生装置200のユーザは、プレイ中のゲームの画面を自席のモニターで見ながら、プレイ中のゲームの音声を自席のスピーカーと隣りの再生装置200のスピーカーの両方から聞けることになる。
本実施形態によれば、再生装置200は、接続されるスピーカーの数が少ない場合であっても、多様な音響効果を得ることができる。例えば2つ以上の再生装置200が並んで配置される再生システム300において、ユーザは、自分の隣りが空席の場合、より迫力のある音声を聴くことができる。
(実施形態2)
次に、本発明のその他の実施形態について説明する。上記実施形態では、再生装置200は1つのスピーカーを備えているが、本実施形態では、再生装置200は2つ以上のスピーカーを備える。また、応答音声280は、スピーカーの数に合わせた複数種類の音声から構成される。
例えば、再生装置200がモニターの両側に配置される2つのスピーカーを備え、応答音声280は、左側応答音声280Lと右側応答音声280Rから構成される。左側応答音声280Lはユーザの左側から聞こえるべき音を強調した波形データであり、右側応答音声280Rはユーザの右側から聞こえるべき音を強調した波形データである。
例えば、再生装置200が6つのスピーカーによる、いわゆる“5.1チャンネルサラウンド”を備え、応答音声280は、ユーザの正面から聞こえるべき音を強調した波形データである正面応答音声280Fと、ユーザの左前方から聞こえるべき音を強調した波形データである左前方応答音声280FLと、ユーザの右前方から聞こえるべき音を強調した波形データである右前方応答音声280FRと、ユーザの左後方から聞こえるべき音を強調した波形データである左後方応答音声280BLと、ユーザの右後方から聞こえるべき音を強調した波形データである右後方応答音声280BRと、低音出力用サブウーファー応答音声280Wと、の6つから構成される。
本実施形態では、再生装置200が2つのスピーカーを備え、応答音声280が左側応答音声280Lと右側応答音声280Rの2つから構成される。すなわち、再生装置200からはステレオ音声が出力される。
以下の説明では、左右はユーザの立場から見て判断されることとする。リスニングポイントからモニターの正面へ向かって、モニターの左側に配置されるスピーカーを左側スピーカーと呼び、モニターの右側に配置されるスピーカーを右側スピーカーと呼ぶ。
また、ある再生装置200のリスニングポイントからその再生装置200に向かって、左側に配置される他の再生装置200を左隣の再生装置200と呼び、右側に配置される他の再生装置200を右隣の再生装置200と呼ぶ。
応答画像260Aには左側応答音声280ALと右側応答音声280ARが対応付けられ、応答画像260Bには左側応答音声280BLと右側応答音声280BRが対応付けられ、応答画像260Cには左側応答音声280CLと右側応答音声280CRが対応付けられる。
CPU 101は、デモ画像250と、他の再生装置200が再生している応答画像260に対応する応答音声280とを組み合わせて再生することがある。以下、図9(a)〜図9(h)を用い、ケースごとに説明する。
<ケース5;図9(a)>
すべての再生装置200がデモ画像250を再生する場合:
再生装置200AのCPU 101は、デモ画像250Aを再生してモニターに表示させ、デモ音声270Aを再生して左右のスピーカーから再生音を出力させる。再生装置200BのCPU 101は、デモ画像250Bを再生してモニターに表示させ、デモ音声270Bを再生して左右のスピーカーから再生音を出力させる。再生装置200CのCPU 101は、デモ画像250Cを再生してモニターに表示させ、デモ音声270Cを再生して左右のスピーカーから再生音を出力させる。
<ケース6>
ケース6は、上記ケース2と同様、いずれか1つの再生装置200が応答画像260を再生し、他の再生装置200がデモ画像250を再生する場合である。このケースは、更に次のケース6−1乃至ケース6−3の3つに細分化される。
<ケース6−1;図9(b)>
再生装置200Bが応答画像260Bを再生する場合:
再生装置200AのCPU 101は、デモ画像250Aを再生してモニターに表示させ、デモ音声270Aを再生して左側スピーカーから再生音を出力させ、応答音声280BLを再生して右側スピーカーから再生音を出力させる。再生装置200BのCPU 101は、応答画像260Bを再生してモニターに表示させ、応答音声280BLを再生して左側スピーカーから再生音を出力させ、応答音声280BRを再生して右側スピーカーから再生音を出力させる。再生装置200CのCPU 101は、デモ画像250Cを再生してモニターに表示させ、デモ音声270Cを再生して右側スピーカーから再生音を出力させ、応答音声280BRを再生して左側スピーカーから再生音を出力させる。
従って、再生装置200Bにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Bに接続される2つのスピーカーだけでなく、左隣の再生装置200Aの右側スピーカーと,右隣の再生装置200Cの左側スピーカーからも出力される。再生装置200Bのユーザは、4方向から出力される音声を聴けることになる。
一般的には、このケース6−1は、「再生装置200に2つの他の再生装置200が並んでおり、再生装置200が応答画像260を再生し、2つの他の再生装置200の両方がデモ画像250を再生する場合」に相当する。
<ケース6−2;図9(c)>
再生装置200Aが応答画像260Aを再生する場合:
再生装置200AのCPU 101は、応答画像260Aを再生してモニターに表示させ、応答音声280ALを再生して左側スピーカーから再生音を出力させ、応答音声280ARを再生して右側スピーカーから再生音を出力させる。再生装置200BのCPU 101は、デモ画像250Bを再生してモニターに表示させ、デモ音声270Bを再生して右側スピーカーから再生音を出力させ、応答音声280ARを再生して左側スピーカーから再生音を出力させる。再生装置200CのCPU 101は、デモ画像250Cを再生してモニターに表示させ、デモ音声270Cを再生して左右のスピーカーから再生音を出力させる。
従って、再生装置200Aにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Aに接続される2つのスピーカーだけでなく、右隣の再生装置200Bの左側スピーカーからも出力される。再生装置200Aのユーザは、3方向から出力される音声を聴けることになる。
<ケース6−3;図9(d)>
再生装置200Cが応答画像260Cを再生する場合:
再生装置200AのCPU 101は、デモ画像250Aを再生してモニターに表示させ、デモ音声270Aを再生して左右のスピーカーから再生音を出力させる。再生装置200BのCPU 101は、デモ画像250Bを再生してモニターに表示させ、デモ音声270Bを再生して左側スピーカーから再生音を出力させ、応答音声280CLを再生して右側スピーカーから再生音を出力させる。再生装置200CのCPU 101は、応答画像260Cを再生してモニターに表示させ、応答音声280CLを再生して左側スピーカーから再生音を出力させ、応答音声280CRを再生して右側スピーカーから再生音を出力させる。
従って、再生装置200Cにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Cに接続される2つのスピーカーだけでなく、左隣の再生装置200Bの右側スピーカーからも出力される。再生装置200Cのユーザは、3方向から出力される音声を聴けることになる。
一般的には、ケース6−2及びケース6−3は、「2つの再生装置200が並んでおり、一方の再生装置200が応答画像260を再生し、他方の再生装置200がデモ画像250を再生する場合」に相当する。
<ケース7>
ケース7は、上記ケース3と同様、いずれか2つの再生装置200が応答画像260を再生し、残りの再生装置200のCPU 101がデモ画像250を再生する場合である。このケースは、更に次のケース7−1乃至7−3の3つに細分化される。
<ケース7−1;図9(e)>
再生装置200A,200Bが応答画像260を再生する場合:
再生装置200AのCPU 101は、応答画像260Aを再生してモニターに表示させ、応答音声280ALを再生して左側スピーカーから再生音を出力させ、応答音声280ARを再生して右側スピーカーから再生音を出力させる。再生装置200BのCPU 101は、応答画像260Bを再生してモニターに表示させ、応答音声280BLを再生して左側スピーカーから再生音を出力させ、応答音声280BRを再生して右側スピーカーから再生音を出力させる。再生装置200CのCPU 101は、デモ画像250Cを再生してモニターに表示させ、デモ音声270Cを再生して右側スピーカーから再生音を出力させ、応答音声280BRを再生して左側スピーカーから再生音を出力させる。
従って、再生装置200Bにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Bに接続される2つのスピーカーだけでなく、右隣の再生装置200Cの左側スピーカーからも出力される。再生装置200Bのユーザは、3方向から出力される音声を聴けることになる。
<ケース7−2;図9(f)>
再生装置200B,200Cが応答画像260を再生する場合:
再生装置200AのCPU 101は、デモ画像250Aを再生してモニターに表示させ、デモ音声270Aを再生して左側スピーカーから再生音を出力させ、応答音声280BLを再生して右側スピーカーから再生音を出力させる。再生装置200BのCPU 101は、応答画像260Bを再生してモニターに表示させ、応答音声280BLを再生して左側スピーカーから再生音を出力させ、応答音声280BRを再生して右側スピーカーから再生音を出力させる。再生装置200CのCPU 101は、応答画像260Cを再生してモニターに表示させ、応答音声280CLを再生して左側スピーカーから再生音を出力させ、応答音声280CRを再生して右側スピーカーから再生音を出力させる。
従って、再生装置200Bにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Bに接続される2つのスピーカーだけでなく、左隣の再生装置200Aの右側スピーカーからも出力される。再生装置200Bのユーザは、3方向から出力される音声を聴けることになる。
一般的には、ケース7−1及びケース7−2は、「3つ以上の再生装置200が並んでおり、隣り合う2つの再生装置200が自己の応答画像260を再生し、他の再生装置200がデモ画像250を再生する場合」に相当する。
<ケース7−3;図9(g)>
再生装置200A,200Cが応答画像260を再生する場合:
再生装置200AのCPU 101は、応答画像260Aを再生してモニターに表示させ、応答音声280ALを再生して左側スピーカーから再生音を出力させ、応答音声280ARを再生して右側スピーカーから再生音を出力させる。再生装置200BのCPU 101は、デモ画像250Bを再生してモニターに表示させ、応答音声280ARを再生して左側スピーカーから再生音を出力させ、応答音声280CLを再生して右側スピーカーから再生音を出力させる。再生装置200CのCPU 101は、応答画像260Cを再生してモニターに表示させ、応答音声280CLを再生して左側スピーカーから再生音を出力させ、応答音声280CRを再生して右側スピーカーから再生音を出力させる。
従って、再生装置200Aにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Aに接続される2つのスピーカーだけでなく、右隣の再生装置200Bの左側スピーカーからも出力される。再生装置200Aのユーザは、3方向から出力される音声を聴けることになる。同様に、再生装置200Cにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Cに接続される2つのスピーカーだけでなく、左隣の再生装置200Bの右側スピーカーからも出力される。再生装置200Cのユーザも、3方向から出力される音声を聴けることになる。
一般的には、ケース7−3は、「3つ以上の再生装置200が並んでおり、隣り合わない2つの再生装置200が自己の応答画像260を再生し、他の再生装置200がデモ画像250を再生する場合」に相当する。
<ケース8;図9(h)>
すべての再生装置200が応答画像260を再生する場合:
再生装置200AのCPU 101は、応答画像260Aを再生してモニターに表示させ、応答音声280ALを再生して左側スピーカーから再生音を出力させ、応答音声280ARを再生して右側スピーカーから再生音を出力させる。再生装置200BのCPU 101は、応答画像260Bを再生してモニターに表示させ、応答音声280BLを再生して左側スピーカーから再生音を出力させ、応答音声280BRを再生して右側スピーカーから再生音を出力させる。再生装置200CのCPU 101は、応答画像260Cを再生してモニターに表示させ、応答音声280CLを再生して左側スピーカーから再生音を出力させ、応答音声280CRを再生して右側スピーカーから再生音を出力させる。
従って、再生システム300の中に、デモ画像250を再生する再生装置200と応答画像260を再生する再生装置200が混在するとき、再生装置200に接続されるスピーカーが2つだけであっても、ユーザは、2方向又は3方向又は4方向から応答音声280を聴くことができ、より迫力のある音響効果が得られる。
本実施形態の再生装置200の各部が実行する再生処理の流れは、基本的には上記実施形態と同じである。本実施形態の再生状態には、次の4パターンがある。
(パターン4)応答画像260と、左側スピーカーからの応答音声280Lと、右側スピーカーからの応答音声280Rと、を組み合わせて再生する。
(パターン5)デモ画像250と、左側スピーカーからのデモ音声270と、右側スピーカーからの応答音声280Lと、を組み合わせて再生する。
(パターン6)デモ画像250と、右側スピーカーからのデモ音声270と、左側スピーカーからの応答音声280Rと、を組み合わせて再生する。
(パターン7)デモ画像250と、左右のスピーカーからのデモ音声270と、を組み合わせて再生する。
ステップS705において、CPU 101は、隣りの他の再生装置200が、パターン4〜パターン7のいずれの再生状態であるかを判別する。
ステップS708において、CPU 101は、ステップS705で取得した再生状態に応じて、再生対象となる応答音声280を選択して、取得する。
例えば、再生装置200の再生状態がパターン7であり、且つ、左隣の他の再生装置200の再生状態がパターン4である場合、CPU 101は、右側スピーカーから出力されるべき自己のデモ音声270と、左側スピーカーから出力されるべき左隣の再生装置200の右側応答音声280Rと、を取得する。
例えば、再生装置200の再生状態がパターン7であり、且つ、右隣の他の再生装置200の再生状態がパターン4である場合、CPU 101は、左側スピーカーから出力されるべき自己のデモ音声270と、右側スピーカーから出力されるべき右隣の再生装置200の左側応答音声280Lと、を取得する。
本実施形態によれば、再生装置200は、接続されるスピーカーの数が少ない場合であっても、多様な音響効果を得ることができる。例えば2つ以上の再生装置200が並んでいる再生システム300において、ユーザは、自分の隣が空席の場合、より迫力のある音声を聴くことができる。
(実施形態3)
次に、本発明のその他の実施形態について説明する。本実施形態は、再生装置200に接続されるスピーカーが実施形態1と同じく1つだけであるが、実施形態2と同様にステレオ音声を再生することが可能である。
応答音声280は、左側応答音声280Lと右側応答音声280Rから構成される。左側応答音声280Lはユーザの左側から聞こえるべき音を強調した波形データであり、右側応答音声280Rはユーザの右側から聞こえるべき音を強調した波形データである。
CPU 101は、デモ画像250と、他の再生装置200が再生している応答画像260に対応する応答音声280とを組み合わせて再生することがある。以下、図10(a)〜図10(h)を用い、ケースごとに説明する。
<ケース9;図10(a)>
すべての再生装置200がデモ画像250を再生する場合:
再生装置200AのCPU 101は、デモ画像250Aを再生してモニターに表示させ、デモ音声270Aを再生してスピーカーから再生音を出力させる。再生装置200BのCPU 101は、デモ画像250Bを再生してモニターに表示させ、デモ音声270Bを再生してスピーカーから再生音を出力させる。再生装置200CのCPU 101は、デモ画像250Cを再生してモニターに表示させ、デモ音声270Cを再生してスピーカーから再生音を出力させる。
<ケース10>
ケース10は、上記ケース2と同様、いずれか1つの再生装置200が応答画像260を再生し、他の再生装置200がデモ画像250を再生する場合である。このケースは、更に次のケース10−1乃至ケース10−3の3つに細分化される。
<ケース10−1;図10(b)>
再生装置200Bが応答画像260Bを再生する場合:
再生装置200AのCPU 101は、デモ画像250Aを再生してモニターに表示させ、応答音声280BLを再生してスピーカーから再生音を出力させる。再生装置200BのCPU 101は、応答画像260Bを再生してモニターに表示させ、応答音声280BLと応答音声280BRを再生し、ミキシングした再生音をスピーカーから出力させる。再生装置200CのCPU 101は、デモ画像250Cを再生してモニターに表示させ、応答音声280BRを再生してスピーカーから再生音を出力させる。
従って、再生装置200Bにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Bに接続されるスピーカーだけでなく、左隣の再生装置200Aのスピーカーと,右隣の再生装置200Cのスピーカーからも出力される。再生装置200Bのユーザは、ステレオ音声を聴けることになる。
一般的には、このケース10−1は、「再生装置200に2つの他の再生装置200が並んでおり、再生装置200が応答画像260を再生し、2つの他の再生装置200の両方がデモ画像250を再生する場合」に相当する。
<ケース10−2;図10(c)>
再生装置200Aが応答画像260Aを再生する場合:
再生装置200AのCPU 101は、応答画像260Aを再生してモニターに表示させ、応答音声280ALと応答音声280ARを再生し、ミキシングした再生音をスピーカーから出力させる。再生装置200BのCPU 101は、デモ画像250Bを再生してモニターに表示させ、応答音声280ARを再生してスピーカーから再生音を出力させる。再生装置200CのCPU 101は、デモ画像250Cを再生してモニターに表示させ、デモ音声270Cを再生してスピーカーから再生音を出力させる。
従って、再生装置200Aにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Aに接続されるスピーカーだけでなく、右隣の再生装置200Bのスピーカーからも出力される。再生装置200Aのユーザは、右方向が強調される音声を聴けることになる。
<ケース10−3;図10(d)>
再生装置200Cが応答画像260Cを再生する場合:
再生装置200AのCPU 101は、デモ画像250Aを再生してモニターに表示させ、デモ音声270Aを再生してスピーカーから再生音を出力させる。再生装置200BのCPU 101は、デモ画像250Bを再生してモニターに表示させ、応答音声280CLを再生してスピーカーから再生音を出力させる。再生装置200CのCPU 101は、応答画像260Cを再生してモニターに表示させ、応答音声280CLと応答音声280CRを再生し、ミキシングした再生音をスピーカーから出力させる。
従って、再生装置200Cにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Cに接続されるスピーカーだけでなく、左隣の再生装置200Bのスピーカーからも出力される。再生装置200Cのユーザは、左方向が強調される音声を聴けることになる。
一般的には、ケース10−2及びケース10−3は、「2つの再生装置200が並んでおり、一方の再生装置200が応答画像260を再生し、他方の再生装置200がデモ画像250を再生する場合」に相当する。
<ケース11>
ケース11は、上記ケース3と同様、いずれか2つの再生装置200が応答画像260を再生し、残りの再生装置200のCPU 101がデモ画像250を再生する場合である。このケースは、更に次のケース11−1乃至11−3の3つに細分化される。
<ケース11−1;図10(e)>
再生装置200A,200Bが応答画像260を再生する場合:
再生装置200AのCPU 101は、応答画像260Aを再生してモニターに表示させ、応答音声280ALと応答音声280ARを再生し、ミキシングした再生音をスピーカーから出力させる。再生装置200BのCPU 101は、応答画像260Bを再生してモニターに表示させ、応答音声280BLと応答音声280BRを再生し、ミキシングした再生音をスピーカーから出力させる。再生装置200CのCPU 101は、デモ画像250Cを再生してモニターに表示させ、応答音声280BRを再生してスピーカーから再生音を出力させる。
従って、再生装置200Bにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Bに接続されるスピーカーだけでなく、右隣の再生装置200Cのスピーカーからも出力される。再生装置200Bのユーザは、右方向が強調される音声を聴けることになる。
<ケース11−2;図10(f)>
再生装置200B,200Cが応答画像260を再生する場合:
再生装置200AのCPU 101は、デモ画像250Aを再生してモニターに表示させ、応答音声280BLを再生してスピーカーから再生音を出力させる。再生装置200BのCPU 101は、応答画像260Bを再生してモニターに表示させ、応答音声280BLと応答音声280BRを再生し、ミキシングした再生音をスピーカーから出力させる。再生装置200CのCPU 101は、応答画像260Cを再生してモニターに表示させ、応答音声280CLと応答音声280CRを再生し、ミキシングした再生音をスピーカーから出力させる。
従って、再生装置200Bにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Bに接続されるスピーカーだけでなく、左隣の再生装置200Aのスピーカーからも出力される。再生装置200Bのユーザは、左方向が強調される音声を聴けることになる。
一般的には、ケース11−1及びケース11−2は、「3つ以上の再生装置200が並んで並んでおり、隣り合う2つの再生装置200が自己の応答画像260を再生し、他の再生装置200がデモ画像250を再生する場合」に相当する。
<ケース11−3;図10(g)>
再生装置200A,200Cが応答画像260を再生する場合:
再生装置200AのCPU 101は、応答画像260Aを再生してモニターに表示させ、応答音声280ALと応答音声280ARを再生し、ミキシングした再生音をスピーカーから出力させる。再生装置200BのCPU 101は、デモ画像250Bを再生してモニターに表示させ、応答音声280ARと応答音声280CLを再生し、ミキシングした再生音をスピーカーから出力させる。再生装置200CのCPU 101は、応答画像260Cを再生してモニターに表示させ、応答音声280CLと応答音声280CRを再生し、ミキシングした再生音をスピーカーから出力させる。
従って、再生装置200Aにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Aに接続されるスピーカーだけでなく、右隣の再生装置200Bのスピーカーからも出力される。再生装置200Aのユーザは、右方向が強調される音声を聴けることになる。同様に、再生装置200Cにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Cに接続されるスピーカーだけでなく、左隣の再生装置200Bのスピーカーからも出力される。再生装置200Cのユーザは、左方向が強調される音声を聴けることになる。
一般的には、ケース11−3は、「3つ以上の再生装置200が並んでおり、隣り合わない2つの再生装置200が自己の応答画像260を再生し、他の再生装置200がデモ画像250を再生する場合」に相当する。
<ケース12;図10(h)>
すべての再生装置200が応答画像260を再生する場合:
再生装置200AのCPU 101は、応答画像260Aを再生してモニターに表示させ、応答音声280ALと応答音声280ARを再生し、ミキシングした再生音をスピーカーから再生音を出力させる。再生装置200BのCPU 101は、応答画像260Bを再生してモニターに表示させ、応答音声280BLと応答音声280BRを再生し、ミキシングした再生音をスピーカーから出力させる。再生装置200CのCPU 101は、応答画像260Cを再生してモニターに表示させ、応答音声280CLと応答音声280CRを再生し、ミキシングした再生音をスピーカーから出力させる。
従って、再生システム300の中に、デモ画像250を再生する再生装置200と応答画像260を再生する再生装置200が混在するとき、再生装置200に接続されるスピーカーが1つだけであっても、ユーザは、ステレオ音声もしくは片方向が強調される応答音声280を聴くことができ、より迫力のある音響効果が得られる。
本実施形態の再生装置200の各部が実行する再生処理の流れは、基本的には上記実施形態と同じである。本実施形態の再生状態には、次の5パターンがある。
(パターン8)応答画像260と、自身の応答音声280L及び自身の応答音声280Rの合成音と、を組み合わせて再生する。
(パターン9)デモ画像250と、左隣の他の再生装置200の応答音声280Rと、を組み合わせて再生する。
(パターン10)デモ画像250と、右隣の他の再生装置200の応答音声280Lと、を組み合わせて再生する。
(パターン11)デモ画像250と、左隣の他の再生装置200の応答音声280R及び右隣の他の再生装置200の応答音声280Lの合成音と、を組み合わせて再生する。
(パターン12)デモ画像250と、デモ音声270と、を組み合わせて再生する。
本実施形態によれば、再生装置200は、接続されるスピーカーの数が1つしかない場合であっても、多様な音響効果を得ることができる。例えば2つ以上の再生装置200が隣り合っている再生システム300において、ユーザは、自分の隣が空席の場合、より迫力のある音声を聴くことができる。
(実施形態4)
次に、本発明のその他の実施形態について説明する。上記各実施形態の再生システム300では、複数の再生装置200が左右に並んで配置されているが、本実施形態の再生システム300では、複数の再生装置200が前後に対向して配置されている。
図11は、本実施形態の再生システム300の構成例を示す図である。再生装置200Aと再生装置200Bは、互いに向き合うように配置される。再生装置200Aのユーザ(第1ユーザ)1101は矢印Y1方向に向かって着席し、再生装置200Bのユーザ(第2ユーザ)1102は矢印Y2方向に向かって着席する。第1ユーザ1101と第2ユーザ1102は互いに背を向けてモニターを見る。スピーカーは、リスニングポイントに向かって、モニターの左右に1つずつ配置される。
応答音声280は、ユーザの左前方から聞こえるべき音を強調した波形データである左前方応答音声280FLと、ユーザの右前方から聞こえるべき音を強調した波形データである右前方応答音声280FRと、ユーザの左後方から聞こえるべき音を強調した波形データである左後方応答音声280BLと、ユーザの右後方から聞こえるべき音を強調した波形データである右前方応答音声280BRと、から構成される。
CPU 101は、デモ画像250と、他の再生装置200が再生している応答画像260に対応する応答音声280とを組み合わせて再生することがある。以下、図12(a)〜図12(c)を用い、ケースごとに説明する。
<ケース13;図12(a)>
両方の再生装置200がデモ画像250を再生する場合:
再生装置200AのCPU 101は、デモ画像250Aを再生してモニターに表示させ、デモ音声270Aを再生して左右のスピーカーから再生音を出力させる。再生装置200BのCPU 101は、デモ画像250Bを再生してモニターに表示させ、デモ音声270Bを再生して左右のスピーカーから再生音を出力させる。
<ケース14;図12(b)>
片方の再生装置200がデモ画像250を再生する場合:
再生装置200AのCPU 101は、応答画像260Aを再生してモニターに表示させる。また、再生装置200AのCPU 101は、応答音声280AFLを再生して左側スピーカーから再生音を出力させ、応答音声280AFRを再生して右側スピーカーから再生音を出力させる。再生装置200BのCPU 101は、応答音声280ABLを再生して右側スピーカーから出力させ、応答音声280ABRを再生して左側スピーカーから出力させる。
従って、再生装置200Aにて実行されるゲームの音声は、再生装置200Aに接続される2つのスピーカーだけでなく、後ろの再生装置200Bの2つのスピーカーからも出力される。再生装置200Aのユーザは、自分の背後を含む4方向からの音声を聴けることになる。つまり、4チャンネルサラウンドが実現される。
<ケース15;図12(c)>
両方の再生装置200が応答画像260を再生する場合:
再生装置200AのCPU 101は、応答画像260Aを再生してモニターに表示させる。また、再生装置200AのCPU 101は、応答音声280AFLと応答音声280ABLを再生し、ミキシングした再生音を左側スピーカーから出力させる。更に、再生装置200AのCPU 101は、応答音声280AFRと応答音声280ABRを再生し、ミキシングした再生音を右側スピーカーから出力させる。
同様に、再生装置200BのCPU 101は、応答画像260Bを再生してモニターに表示させる。また、再生装置200BのCPU 101は、応答音声280BFLと応答音声280BBLを再生し、ミキシングした再生音を左側スピーカーから出力させる。更に、再生装置200BのCPU 101は、応答音声280BFRと応答音声280BBRを再生し、ミキシングした再生音を右側スピーカーから出力させる。
従って、再生システム300の中に、デモ画像250を再生する再生装置200と応答画像260を再生する再生装置200が混在するとき、再生装置200に接続されるスピーカーが2つだけであっても、ユーザは、2方向又は4方向から応答音声280を聴くことができ、より迫力のある音響効果が得られる。
本実施形態の再生装置200の各部が実行する再生処理の流れは、基本的には上記実施形態と同じである。本実施形態の再生状態には、次の3パターンがある。
(パターン13)応答画像260と、自身の応答音声280FLと応答音声280BLの合成音と、自身の応答音声280FRと応答音声280BRの合成音と、を組み合わせて再生する。
(パターン14)デモ画像250と、対向して他の再生装置200の応答音声280BLと応答音声280BRの合成音と、を組み合わせて再生する。
(パターン15)デモ画像250と、デモ音声270と、を組み合わせて再生する。
本実施形態は、上記実施形態1乃至3と容易に組み合わせることができる。例えば図13に示すように、再生システム300を構成する再生装置200A乃至200Hは、互いに左右に隣り合い且つ前後に隣り合うように配置されていてもよい。前後に隣り合って配置されるとは、典型的にはゲームセンターにおいてゲーム筐体が配置されるように、通路1300を挟んで互いに正面が向き合うように配置されることを指す。
例えば、図13に示すように再生装置200(筐体)が複数設置されているゲームセンターにおいて、いずれかの再生装置200(例えば200B)にユーザがコインを投入すると、その再生装置200に表示される画像はデモ画像250から応答画像260に切り替わる。もし、隣り合う他の再生装置200(例えば200A,200C,200F)のいずれかが空席である場合、応答音声280は、コインを投入した再生装置200(例えば200B)だけでなく、隣り合う空席の再生装置200(例えば200A及び/又は200C及び/又は200F)からも出力される。ユーザは、迫力のある音声を聴きながらゲームができる。周囲に空席が多いほど、より迫力のある音声を聴くことができる。なお、隣り合うすべての他の再生装置200が既に他のユーザによって使用中である場合には、コインを投入した再生装置200のみから自身の応答音声280が出力される。
(実施形態5)
次に、本発明のその他の実施形態について説明する。本実施形態では、応答音声280は複数のパートの音声から構成される。そして、デモ画像250を再生中であって、隣りの他の再生装置200が応答画像260を再生する場合、再生装置200と、隣りの他の再生装置200は、応答音声280のパートを分担して再生する。以下詳述する。
図14に示すように、本実施形態の応答音声280は、1つ又は複数のパートから構成される。パートは、例えばギターの音、ピアノの音、ドラムの音などのように楽器ごとに分けられる。DVD−ROMには、楽器ごとに分けられる波形データが予め格納される。
また、パートは、主旋律と副旋律というように分けられ、各旋律の波形データがDVD−ROMに格納されていてもよい。DVD−ROMには、旋律ごとに分けられる波形データが予め格納されてもよい。
すなわち、応答音声280には、再生装置200自身が再生すべき第1種の応答音声と、隣りの他の再生装置が再生すべき第2種の応答音声とがある。第1種と第2種の区別の仕方は任意である。例えば、ユーザの近くで再生されるべき音を第1種に、その他の音を第2種に、それぞれ振り分けることができる。
上記実施形態における左側応答音声280Lと右側応答音声280Rのどちらか一方を第1種に分類し、他方を第2種に分類してもよい。また、上記実施形態における前方応答音声と後方応答音声のどちらか一方を第1種に分類し、他方を第2種に分類してもよい。
図15と図16は、本実施形態における再生処理を説明するためのフローチャートである。ここでは、再生装置200は、複数の楽器を用いる音楽を再生するジュークボックスであるとする。応答音声280は、楽器ごとに分けられる複数の波形データから構成される。
まず、再生装置200のCPU 101は、ユーザから音楽の再生を開始する要求があるか否かを判別する(ステップS1501)。
ユーザからの要求がない場合(ステップS1501;NO)、CPU 101は、ステップS1501の処理を繰り返す。例えば、CPU 101は、デモ画面250を再生する。
ユーザからの要求がある場合(ステップS1501;YES)、CPU 101は、隣りの再生装置に、再生状態を問い合わせるメッセージを送信する(ステップS1502)。再生状態を問い合わせるメッセージを受信した再生装置200のCPU 101は、このメッセージに応答して、再生状態を通知する(ステップS1503)。
CPU 101は、隣りの再生装置の再生状態を取得し、取得した再生状態に基づいて、応答音声280を再生する分担を決める(ステップS1504)。
例えば、隣りの再生装置がデモ画面250を再生していない場合、すなわち、自身の応答画面260を再生している場合、CPU 101は、応答音声280を構成するすべてのパートの波形データを再生すると決める。
例えば、隣りの再生装置がデモ画面250を再生している場合、CPU 101は、応答音声280のうち主旋律に対応する波形データの再生を自身が担当し、副旋律に対応する波形データの再生を隣りの再生装置が担当する、というように、応答音声280の分担を決める。
例えば、隣りの再生装置がデモ画面250を再生している場合、CPU 101は、応答音声280のうちランダムに1つ以上のパートを選択し、選択したパートに対応する波形データの再生を隣りの再生装置が担当し、残りのパートに対応する波形データの再生を自身が担当する、というように分担を決める。
例えば、隣りの再生装置がデモ画面250を再生している場合、CPU 101は、応答音声280のうち副旋律の部分を選択し、選択した副旋律の部分に対応する波形データの再生を隣りの再生装置が担当し、主旋律の部分に対応する波形データの再生を自身が担当する、というように分担を決める。
隣りの再生装置がデモ画面250を再生中でない場合(ステップS1505;NO)、CPU 101は、後述するステップS1601に進む。
隣りの再生装置がデモ画面250を再生中である場合(ステップS1505;YES)、CPU 101は、ステップS1504で決定した分担結果を隣りの再生装置に送信する(ステップS1506)。
隣りの再生装置のCPU 101は、分担結果を受信し(ステップS1507)、自身が担当する応答音声280の波形データを取得する(ステップS1508)。
次に、再生装置200のCPU 101は、応答音声280の再生開始を隣りの再生装置に通知する(ステップS1509)。
そして、CPU 101は、応答画像260の再生を開始し(ステップS1510)、応答画像260に対応する応答音声280のうち自身が分担するパートの波形データの再生を開始する(ステップS1511)。
また、隣りの再生装置のCPU 101は、ステップS1508で取得した波形データの再生を開始する(ステップS1512)。
なお、ステップS1511の再生開始タイミングと、ステップS1512の再生開始タイミングは、同じであるとする。また、ステップS1510の応答画像260の再生開始タイミングと、ステップS1511,S1512の応答音声280の再生開始タイミングは、同じであることが望ましい。
CPU 101は、応答音声280の再生を終了するか否かを判別する(ステップS1513)。例えばCPU 101は、自身が担当するパートの波形データのうち現在再生中のアドレスを示すポインタが波形データの最後を示していれば、再生を終了すると判別し、そうでなければ、再生を終了しないと判別する。あるいは、例えば、CPU 101は、ユーザから再生を停止する要求を受け付けた場合、再生を終了すると判別し、そうでない場合、再生を終了しないと判別する。
再生を終了しないと判別した場合(ステップS1513;NO)、CPU 101は、応答音声280の再生を続行する。
再生を終了すると判別した場合(ステップS1513;YES)、CPU 101は、隣りの再生装置に応答音声280の再生終了を通知し(ステップS1514)、応答音声280の再生を終了する(ステップS1515)。
また、隣りの再生装置のCPU 101は、再生終了の通知を受け取ると、応答音声280の再生を終了する(ステップS1516)。
なお、ステップS1511の再生終了タイミングと、ステップS1512の再生終了タイミングは、同じであるとする。また、ステップS1514の応答画像260の再生終了タイミングと、ステップS1515,S1516の応答音声280の再生終了タイミングは、同じであることが望ましい。
次に、ステップS1505において、隣りの再生装置がデモ画像250を再生中でないと判別した場合(ステップS1505;NO)、CPU 101は、応答画像260の再生を開始し(ステップS1601)、応答音声280の再生を開始する(ステップS1602)。ステップS1601の応答画像260の再生開始タイミングと、ステップS1602の応答音声280の再生開始タイミングは、同じであることが望ましい。
CPU 101は、応答音声280の再生を終了するか否かを判別する(ステップS1603)。例えばCPU 101は、自身が担当するパートの波形データのうち現在再生中のアドレスを示すポインタが波形データの最後を示していれば、再生を終了すると判別し、そうでなければ、再生を終了しないと判別する。あるいは、例えば、CPU 101は、ユーザから再生を停止する要求を受け付けた場合、再生を終了すると判別し、そうでない場合、再生を終了しないと判別する。
再生を終了しないと判別した場合(ステップS1603;NO)、CPU 101は、応答音声280の再生を続行する。
再生を終了すると判別した場合(ステップS1603;YES)、CPU 101は、応答音声280の再生を終了し(ステップS1604)、ステップS1501に戻る。
本実施形態によれば、隣りの再生装置がデモ画像250を再生中の場合、すなわち隣りの再生装置がユーザによって使用されていない場合、再生装置200のユーザは、例えば自分の再生装置200からはギターとピアノと音が聞こえ、隣りの再生装置200からは同じ楽曲のドラムの音が聞こえるといったように、再生装置200が有するスピーカーだけでなく、隣りの空席の再生装置200のスピーカーからも音声を聞くことができる。再生装置200のユーザは、接続されるスピーカーの数が1つしかない場合であっても、多様な音響効果を得ることができる。
例えば、ランダムに選択した楽器に対応する波形データの再生を隣りの再生装置が担当し、残りの楽器に対応する波形データの再生を自身が担当する、というように分担を決めると、再生装置200と隣りの再生装置の稼働状況が変わらないときであっても、楽器の音が鳴る場所が変わるので、音の聞こえ方に様々なバリエーションが加わり、興趣性が増す。
なお、本実施形態では、隣りの再生装置が1つであることを前提として説明したが、隣りの再生装置が複数の場合には、隣りのそれぞれの再生装置に応答音声280を構成する波形データの再生を分担させることができる。例えば、3つの再生装置200が並んで配置されており、そのうち1つの再生装置200のみが応答画像260を再生する場合、1つめの再生装置200がギターを担当し、2つめの再生装置200がピアノを担当し、3つめの再生装置200がドラムを担当する、というように、応答音声280を構成する波形データの再生を自由に分担させることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。また、上述した実施形態の各構成要素を自由に組み合わせることも可能である。
再生装置200の全部又は一部としてコンピュータを動作させるためのプログラムを、メモリカード、CD−ROM、DVD、MO(Magneto Optical disk)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、これを別のコンピュータにインストールし、上述の手段として動作させ、あるいは、上述の工程を実行させてもよい。
さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、音響効果を高めた音声を簡単に出力するために好適な再生装置、再生システム、再生方法、ならびに、プログラムを提供することができる。
本発明の再生装置が実現される典型的な情報処理装置の概要構成を示す図である。 再生装置の機能的な構成を説明するための図である。 再生システムの構成例を示す図である。 再生システムの各再生装置の機能的な構成を説明するための図である。 (a)デモ画像の例を示す図である。(b)応答画像の例を示す図である。 (a)〜(h)は、デモ画像、応答画像、デモ音声、応答音声が再生される組み合わせを説明するための図である。 再生処理を説明するためのフローチャートである。 マッピング情報の構成例を示す図である。 (a)〜(h)は、実施形態2において、デモ画像、応答画像、デモ音声、応答音声が再生される組み合わせを説明するための図である。 (a)〜(h)は、実施形態3において、デモ画像、応答画像、デモ音声、応答音声が再生される組み合わせを説明するための図である。 実施形態4における再生システムの構成例を示す図である。 (a)〜(c)は、実施形態4において、デモ画像、応答画像、デモ音声、応答音声が再生される組み合わせを説明するための図である。 再生システムのその他の構成例を示す図である。 実施形態5における応答音声の構成例を示す図である。 実施形態5における再生処理を説明するためのフローチャートである。 実施形態5における再生処理を説明するためのフローチャート(続き)である。
符号の説明
100 情報処理装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 インターフェース
105 コントローラ
106 外部メモリ
107 DVD−ROMドライブ
108 画像処理部
109 音声処理部
110 NIC
200,200A,200B,200C 再生装置
201,201A,201B,201C 表示部
202,202A,202B,202C 音声出力部
250,250A,250B,250C デモ(デモンストレーション)画像
260,260A,260B,260C 応答画像
270,270A,270B,270C デモ(デモンストレーション)音声
280,280A,280B,280C 応答音声
280L,280AL,280BL,280CL 左側から出力されるべき応答音声
280R,280AR,280BR,280CR 右側から出力されるべき応答音声
280FL,280AFL,280BFL 左前方から出力されるべき応答音声
280FR,280AFR,280BFR 右前方から出力されるべき応答音声
280BL,280ABL,280BBL 左後方から出力されるべき応答音声
280BR,280ABR,280BBR 右後方から出力されるべき応答音声
300 再生システム
800 マッピング情報
1101 第1ユーザ
1102 第2ユーザ
1300 通路

Claims (14)

  1. ユーザからの要求に応じてマルチメディア情報を再生する再生装置であって、
    前記再生装置は、他の再生装置と隣り合うように配置され、
    前記再生装置は、
    前記ユーザに要求を促すデモ画像、又は、前記ユーザからの要求に応じる応答画像を表示する表示部と、
    音声を出力する音声出力部と、
    を備え、
    前記音声出力部は、
    (a)前記表示部に表示される画像が応答画像である場合、当該応答画像に対応する音声を出力し、
    (b)前記表示部に表示される画像がデモ画像であり、前記隣りに設置された他の再生装置が応答画像を表示している場合、前記他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声を出力し、
    (c)前記表示部に表示される画像がデモ画像であり、前記隣りに設置された他の再生装置がデモ画像を表示している場合、前記再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声を出力する、
    ことを特徴とする再生装置。
  2. ユーザからの要求に応じてマルチメディア情報を再生する再生装置であって、
    前記再生装置は、他の2つの再生装置と左右に隣り合うように配置され、
    前記再生装置は、
    前記ユーザに要求を促すデモ画像、又は、前記ユーザからの要求に応じる応答画像を表示する表示部と、
    音声を出力する音声出力部と、
    を備え、
    前記音声出力部は、前記表示部の左右に配置され、
    前記左に配置される音声出力部は、前記再生装置の左隣に配置される他の再生装置が応答画像を表示しているか否かにより、前記左隣に配置される他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声と、前記再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声と、のいずれかを出力し、
    前記右に配置される音声出力部は、前記再生装置の右隣に配置される他の再生装置が応答画像を表示しているか否かにより、前記右隣に配置される他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声と、前記再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声と、のいずれかを出力する、
    ことを特徴とする再生装置。
  3. ユーザからの要求に応じてマルチメディア情報を再生する再生装置であって、
    前記再生装置は、他の再生装置と対向して配置され、
    前記再生装置は、
    前記ユーザに要求を促すデモ画像、又は、前記ユーザからの要求に応じる応答画像を表示する表示部と、
    音声を出力する音声出力部と、
    を備え、
    前記音声出力部は、
    (x)前記表示部に表示される画像が応答画像である場合、当該応答画像に対応する音声を出力し、
    (y)前記表示部に表示される画像がデモ画像であり、前記対向して配置される他の再生装置が応答画像を表示している場合、前記他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声を出力し、
    (z)前記表示部に表示される画像がデモ画像であり、前記対向して配置される他の再生装置がデモ画像を表示している場合、前記再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声を出力する、
    ことを特徴とする再生装置。
  4. 第1再生装置と第2再生装置を有する再生システムであって、
    前記第1再生装置と前記第2再生装置は互いに隣り合うように配置され、
    前記第1再生装置は、
    ユーザに要求を促す第1デモ画像、又は、前記ユーザからの要求に応じる第1応答画像を表示する第1表示部と、
    音声を出力する第1音声出力部と、
    を備え、
    前記第2再生装置は、
    ユーザに要求を促す第2デモ画像、又は、前記ユーザからの要求に応じる第2応答画像を表示する第2表示部と、
    音声を出力する第2音声出力部と、
    を備え、
    (p)前記第1表示部が前記第1応答画像を表示する場合、前記第1音声出力部は、前記第1応答画像に予め対応付けられる音声を出力し、
    (q)前記第1表示部が前記第1デモ画像を表示し、且つ、前記第2表示部が前記第2応答画像を表示する場合、前記第1音声出力部と前記第2音声出力部は、それぞれ、前記第2応答画像に予め対応付けられる音声を出力し、
    (r)前記第1表示部が前記第1デモ画像を表示し、且つ、前記第2表示部が前記第2デモ画像を表示する場合、前記第1音声出力部は、前記第1デモ画像に予め対応付けられる音声を出力し、前記第2音声出力部は、前記第2デモ画像に予め対応付けられる音声を出力する、
    ことを特徴とする再生システム。
  5. 請求項4に記載の再生システムであって、
    前記第2再生装置は、更に、
    前記第2表示部が前記第2デモ画像と前記第2応答画像のどちらを表示するかを示す再生状態を前記第1再生装置に通知する通知部を備え、
    前記第1音声出力部は、前記通知された再生状態に基づいて、前記第2表示部が前記第2デモ画像と前記第2応答画像のどちらを表示するかを判別する、
    ことを特徴とする再生システム。
  6. 請求項4又は5に記載の再生システムであって、
    前記第2応答画像に対応付けられる音声には、第1種の音声と第2種の音声とがあり、
    (q1)前記第1表示部が前記第1デモ画像を表示し、且つ、前記第2表示部が前記第2応答画像を表示する場合、前記第1音声出力部は、前記第2応答画像に予め対応付けられる前記第1種の音声を出力し、前記第2音声出力部は、前記第2応答画像に予め対応付けられる前記第2種の音声を出力する、
    ことを特徴とする再生システム。
  7. 請求項4又は5に記載の再生システムであって、
    前記第1再生装置は、前記第2再生装置の左隣に配置され、
    前記第2応答画像に対応付けられる音声は、前記第2再生装置のユーザの左側から出力されるべき左側音声と、前記第2再生装置のユーザの右側から出力されるべき右側音声と、から構成され、
    (q2)前記第1表示部が前記第1デモ画像を表示し、且つ、前記第2表示部が前記第2応答画像を表示する場合、前記第1音声出力部は前記左側音声を出力し、前記第2音声出力部は前記右側音声及び/又は前記左側音声を出力する、
    ことを特徴とする再生システム。
  8. 請求項4又は5に記載の再生システムであって、
    前記第1再生装置は、前記第2再生装置の右隣に配置され、
    前記第2応答画像に対応付けられる音声は、前記第2再生装置のユーザの左側から出力されるべき左側音声と、前記第2再生装置のユーザの右側から出力されるべき右側音声と、から構成され、
    (q3)前記第1表示部が前記第1デモ画像を表示し、且つ、前記第2表示部が前記第2応答画像を表示する場合、前記第1音声出力部は前記右側音声を出力し、前記第2音声出力部は前記左側音声及び/又は前記右側音声を出力する、
    ことを特徴とする再生システム。
  9. 表示部と音声出力部を有し、ユーザからの要求に応じてマルチメディア情報を再生する再生装置にて実行される再生方法であって、
    前記再生装置は、他の再生装置と隣り合うように配置され、
    前記表示部が、前記ユーザに要求を促すデモ画像、又は、前記ユーザからの要求に応じる応答画像を表示する表示ステップと、
    前記音声出力部が、音声を出力する音声出力ステップと、
    を備え、
    前記音声出力ステップでは、前記音声出力部が、
    (a)前記表示ステップで表示される画像が応答画像である場合、当該応答画像に対応する音声を出力し、
    (b)前記表示ステップで表示される画像がデモ画像であり、前記隣りに設置された他の再生装置が応答画像を表示している場合、前記他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声を出力し、
    (c)前記表示ステップで表示される画像がデモ画像であり、前記隣りに設置された他の再生装置がデモ画像を表示している場合、前記再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声を出力する、
    ことを特徴とする再生方法。
  10. 表示部と音声出力部を有し、ユーザからの要求に応じてマルチメディア情報を再生する再生装置にて実行される再生方法であって、
    前記再生装置は、他の2つの再生装置と左右に隣り合うように配置され、
    前記表示部が、前記ユーザに要求を促すデモ画像、又は、前記ユーザからの要求に応じる応答画像を表示する表示ステップと、
    前記音声出力部が、音声を出力する音声出力ステップと、
    を備え、
    前記音声出力部は、前記表示部の左右に配置され、
    前記音声出力ステップでは、
    前記左に配置される音声出力部が、前記再生装置の左隣に配置される他の再生装置が応答画像を表示しているか否かにより、前記左隣に配置される他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声と、前記再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声と、のいずれかを出力し、
    前記右に配置される音声出力部が、前記再生装置の右隣に配置される他の再生装置が応答画像を表示しているか否かにより、前記右隣に配置される他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声と、前記再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声と、のいずれかを出力する、
    ことを特徴とする再生方法。
  11. 表示部と音声出力部を有し、ユーザからの要求に応じてマルチメディア情報を再生する再生装置にて実行される再生方法であって、
    前記再生装置は、他の再生装置と対向して配置され、
    前記表示部が、前記ユーザに要求を促すデモ画像、又は、前記ユーザからの要求に応じる応答画像を表示する表示ステップと、
    前記音声出力部が、音声を出力する音声出力ステップと、
    を備え、
    前記音声出力ステップでは、前記音声出力部が、
    (x)前記表示部に表示される画像が応答画像である場合、当該応答画像に対応する音声を出力し、
    (y)前記表示ステップで表示される画像がデモ画像であり、前記対向して配置される他の再生装置が応答画像を表示している場合、前記他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声を出力し、
    (z)前記表示ステップで表示される画像がデモ画像であり、前記対向して配置される他の再生装置がデモ画像を表示している場合、前記再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声を出力する、
    ことを特徴とする再生方法。
  12. ユーザからの要求に応じてマルチメディア情報を再生するコンピュータであって、他のコンピュータと隣り合うように配置されるコンピュータを、
    前記ユーザに要求を促すデモ画像、又は、前記ユーザからの要求に応じる応答画像を表示する表示部、
    音声を出力する音声出力部、
    として機能させ、
    前記音声出力部は、
    (a)前記表示部に表示される画像が応答画像である場合、当該応答画像に対応する音声を出力し、
    (b)前記表示部に表示される画像がデモ画像であり、前記隣りに配置された他の再生装置が応答画像を表示している場合、前記他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声を出力し、
    (c)前記表示部に表示される画像がデモ画像であり、前記隣りに配置された他の再生装置がデモ画像を表示している場合、前記再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声を出力する、
    ことを特徴とするプログラム。
  13. ユーザからの要求に応じてマルチメディア情報を再生するコンピュータであって、他の2つのコンピュータと左右に隣り合うように配置されるコンピュータを、
    前記ユーザに要求を促すデモ画像、又は、前記ユーザからの要求に応じる応答画像を表示する表示部、
    音声を出力する音声出力部、
    として機能させ、
    前記音声出力部は、前記表示部の左右に配置され、
    前記左に配置される音声出力部は、前記再生装置の左隣に配置される他の再生装置が応答画像を表示しているか否かにより、前記左隣に配置される他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声と、前記再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声と、のいずれかを出力し、
    前記右に配置される音声出力部は、前記再生装置の右隣に配置される他の再生装置が応答画像を表示しているか否かにより、前記右隣に配置される他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声と、前記再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声と、のいずれかを出力する、
    ことを特徴とするプログラム。
  14. ユーザからの要求に応じてマルチメディア情報を再生するコンピュータであって、他のコンピュータと対向して配置されるコンピュータを、
    前記ユーザに要求を促すデモ画像、又は、前記ユーザからの要求に応じる応答画像を表示する表示部、
    音声を出力する音声出力部、
    として機能させ、
    前記音声出力部は、
    (x)前記表示部に表示される画像が応答画像である場合、当該応答画像に対応する音声を出力し、
    (y)前記表示部に表示される画像がデモ画像であり、前記対向して配置される他の再生装置が応答画像を表示している場合、前記他の再生装置により表示される応答画像に対応する音声を出力し、
    (z)前記表示部に表示される画像がデモ画像であり、前記対向して配置される他の再生装置がデモ画像を表示している場合、前記再生装置により表示されるデモ画像に対応する音声を出力する、
    ことを特徴とするプログラム。
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